JPH0676Y2 - ドライクリーニング機 - Google Patents

ドライクリーニング機

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JPH0676Y2
JPH0676Y2 JP15238287U JP15238287U JPH0676Y2 JP H0676 Y2 JPH0676 Y2 JP H0676Y2 JP 15238287 U JP15238287 U JP 15238287U JP 15238287 U JP15238287 U JP 15238287U JP H0676 Y2 JPH0676 Y2 JP H0676Y2
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JP
Japan
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basket
air
washing tub
cleaning machine
dry cleaning
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP15238287U
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English (en)
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JPS6455893U (ja
Inventor
正樹 中井
Original Assignee
富士車輌株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、乾燥作業におけるコスト低減をはかったド
ライクリーニング機に関するものである。
〔従来の技術〕
従来のドライクリーニング機においては、洗浄工程後、
脱液された被洗物は、内部に含有する溶剤を回収されつ
つ乾燥される。
この乾燥は、被洗物が投入されるバスケット内の空気
を、溶剤ガス回収器に循環させて行なうもので、通常、
第2図に示すように、ファン3によりバスケット1内部
の空気をエアクーラ4、エアヒータ10に循環させて行
なうようになっている。
すなわち、エアヒータ10により加熱された空気は、バ
スケット内の被洗物と接触してその被洗物を乾燥させる
と共に、被洗物に含まれる溶剤をガス化させ、この溶剤
ガスを含む空気は、リントフィルタ等で糸屑等を捕集さ
れた後、ファン3の吸引によりエアクーラ4に送られ、
エアクーラ4において、クーラ室内温度とバスケット1
内温度における飽和蒸気圧の差による冷却凝縮作用によ
り、溶剤ガスが液化して空気より分離される。この液化
した溶剤は、水分離器8で水と分離された後、溶剤タン
クに回収され、一方、溶剤ガスを除去された空気は、エ
アヒータ10で再加熱されてバスケット1内に送られ
る。
この循環は、バスケット1内が所定の乾燥温度に達する
まで続き(乾燥工程前期)、乾燥温度に達した後は、エ
アヒータ10が蒸気遮断となり、エアクーラ4による溶
剤回収のみとなる(乾燥工程後期)。
上記の乾燥工程において、溶剤の蒸発は、バスケット内
部の圧力により大きく影響される。すなわち、バスケッ
ト内部の圧力が低くなるほど、溶剤の沸点が降下して溶
剤の気化が促進され乾燥が早まる。
このため、従来より、バスケットに空気吸引器を接続し
て、その空気吸引器の吸引作用によりバスケット内を減
圧させて乾燥する、いわゆる減圧乾燥が種々実施されて
いる。この減圧乾燥方式では、エアヒータによる循環空
気の加熱を省くことができ、したがってエアヒータを能
力の小さい小型のものを使用できてコストダウンがはか
れるという効果がある。
〔考案によって解決しようとする問題点〕
ところが、減圧乾燥によりバスケット内の溶剤を蒸発さ
せた場合、蒸発時の気化熱によりバスケット内の熱が奪
われて温度が低下する。このようなバスケット内温度の
低下は、エアクーラ室内温度との温度差を縮小して飽和
蒸気圧の差を小さくさせ、エアクーラ内での溶剤の回収
速度を低下させる事態を招くことになり、結果的に、乾
燥作業をながびかせる不都合がある。
この気化熱による温度低下に対して、従来は洗濯槽の外
周面を加熱して防止する対策がとられており、これは、
例えば洗濯槽の外側に通水路を設け、その通水路に温水
を循環させて洗濯槽を加温したり、電熱線を巻いて電熱
加熱するようにしていたが、このような加熱装置は、設
備機構の複雑化を招くと共に、設備コストを上昇させる
という問題があった。
この考案は、上記の問題に鑑みてなされたもので、簡単
な構造で、洗濯槽の温度低下を防止し、減圧乾燥の効果
を十分に発揮しうるドライクリーニング機を提供するこ
とを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
上記の問題を解決するため、この考案は、洗濯槽内に回
転可能に支持されるバスケット内の空気を、溶剤ガス回
収器に循環させると共に、前記バスケットの内部を減圧
させてバスケット内の被洗物を乾燥させるドライクリー
ニング機において、上記洗濯槽の外周面に熱吸収用フィ
ンを設けた構成とするものである。
すなわち、熱吸引用フィンにより洗濯槽の周囲の熱を吸
収することにより洗濯槽内温度の低下を防止する。
〔実施例〕
第1図は、この考案を実施するドライクリーニング機を
示す。
図に示すように、内部にバスケット1を備える洗濯槽2
には、ファン3、エアクーラ4、しぼり弁5を通って洗
濯槽2に戻る循環回路Aと、開閉弁6を介して空気吸引
器7に至る減圧回路Bが接続しており、循環回路Aのエ
アクーラ4には、凝縮して液化した溶剤ガスを水と分離
する水分離器8が接続している。上記空気吸引器7は、
例えば真空ボンプやブロア、エジェクタポンプ等が使用
され、洗濯槽2内の空気を吸引して減圧させる。
上記洗濯槽2の外周面には、熱吸引用フィン9が設けら
れている。このフィン9は、洗濯槽2の外周面に一体に
形成するか、別体のフィン部材を外周面に固着したり、
或いは、取付け自在に組立てるようにしてもよい。ま
た、その形状は、外周面の表面積を増加させて吸熱効果
を高めるものであればよく、又、設ける範囲も図示のよ
うに外周面全体にわたる以外に、外周面の任意の範囲だ
けに設けるようにしてもよい。
上記のように構成されるドライクリーニング機において
乾燥を行なうには、乾燥工程前期において、開閉弁6を
開放し空気吸引器7を作動させてバスケット1内を減圧
しつつ、ファン3によりバスケット1内の空気をエアク
ーラ4に循環させる。この場合、減圧効果によりバスケ
ット1内の溶剤ガスがエアクーラ4で冷却凝縮され、液
化した溶剤は水分離器8に送られる。このとき、溶剤蒸
発の気化熱による温度低下は、洗濯槽2の周囲の雰囲気
からフィン9を通って吸収される熱により補なわれ、洗
濯槽2内の温度はほぼ一定に保たれて、エアクーラ4に
おける溶剤ガスの凝縮回収速度の低下を防止する。
一方、乾燥工程後期においては、開閉弁6を閉じ、バス
ケット1内の空気を循環回路Aに循環されて溶剤ガスの
回収だけを行なう。
なお、上記実施例では循環回路Aよりエアヒータを省い
ているが、ヒータを設けるようにしてもよい。ただ減圧
効果による溶剤の蒸発効果は、エアヒータによる加熱を
省略させることができる。
また、バスケット1内部の減圧の度合は、常圧(1kg/
cm2・ab)から0.8kg/cm2・abまでの範囲であれ
ば、十分に大きな乾燥効率の増大が得られ、したがって
上記範囲になるように、空気吸引器7の運転状態を制御
するのが望ましい。
〔考案の効果〕
以上説明したように、この考案は、熱吸収用フィンによ
り洗濯槽の同辺の熱を吸収して洗濯槽内の温度低下を防
止するようにしたので、極めて簡単な構造の追加だけで
十分な減圧乾燥効果をあげることガでき、これに減圧乾
燥によるヒータの省略も加わって、そのコスト低減の効
果は大きいものがある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係るドライクリーニング機の回路
図、第2図は従来のドライクリーニング機の回路図であ
る。 1……バスケット、2……洗濯槽、4……エアクーラ、
7……空気吸引器、8……水分離器、9……熱吸収用フ
ィン。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】洗濯槽内に回転可能に支持されるバスケッ
    ト内の空気を、溶剤ガス回収器に循環させると共に、前
    記バスケットの内部を減圧させるドライクリーニング機
    において、上記洗濯槽の外周面に熱吸収用フィンを設け
    たことを特徴とするドライクリーニング機。
JP15238287U 1987-10-05 1987-10-05 ドライクリーニング機 Expired - Lifetime JPH0676Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15238287U JPH0676Y2 (ja) 1987-10-05 1987-10-05 ドライクリーニング機

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15238287U JPH0676Y2 (ja) 1987-10-05 1987-10-05 ドライクリーニング機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6455893U JPS6455893U (ja) 1989-04-06
JPH0676Y2 true JPH0676Y2 (ja) 1994-01-05

Family

ID=31427256

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JP15238287U Expired - Lifetime JPH0676Y2 (ja) 1987-10-05 1987-10-05 ドライクリーニング機

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JPS6455893U (ja) 1989-04-06

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