JPS6034366B2 - 隙間家具 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、隙間家具に関するもので、その特定発明の要
旨は、隙間１を隔てて２本の家具２を立設し、一方の家
具２の側面３に水平レール溝４を凹設し、隙間１内に収
納箱５を出し入れ自在に配設し、収納箱５の側面に設け
た走行論６を転動自在に水平レール溝４内に酉己設し、
収納箱５の前面板１４にて隙間１を目隠して成ることを
特徴とする隙間家具にあり、併合発明の要旨は、隙間１
を設けて２本の家具２を立設し、一方の家具２の側面３
の前緑と後緑とに配設せる縦枠７間にレール部村９を配
設してレール部材９に水平レール溝４を形成し、水平レ
ール溝４の前部に水平レール溝４の溝底４ａから縦枠７
の隙間１の側面７ａに至る傾斜摺薮面部８を設け、隙間
内に収納箱５を出し入れ自在に配設し、収納箱５の側面
に枢支軸１０を摺動自在に配談し、枢支軸１０を家具２
側に付勢するばね材１１を枢支軸１０もこ配談し、枢支
軸１０の先端に設けた走行輪６を転動自在に水平レール
溝４内に配設し、収納箱５の前面板１４１こて隙間１を
目隠して成ることを特徴とする隙間家具にあり、その目
的とするところは、家具間に生じた隙間を有効に利用で
き、しかもその隙間を完全に目隠しできる隙間家具を提
供することにある。

以下、本発明を図示例に従って詳述する。

家具２は例えば洋服だんすとか和だんすとか整理たんす
のようなもので、室内裾付け型のものである。この家具
２の側面３は第２図のように側板１２の外側面の前緑と
後緑とに縦枠７を立設してあり、この縦枠７間に上中下
と３本の横枠１３を架設してあり、中央の横枠１３上に
レール部村９を固着してあり、このレール部材９に断面
コ字状の水平レール溝４を凹設してある。この場合前部
の縦枠７の中央部を水平レール溝４に合せて切除してあ
る。収納箱５は第３図のように板材を矩形に枠組みし、
その前面に前面板１４を配設してあり、前面板１４には
取手穴１５を穿孔してある。また収納箱５の下面には車
輪１６を設けてあり、また収納箱５の一方の側面には枢
支軸１０を設けてあってその先端に走行論６を配設して
ある。しかしてこの家具２を室内に並べて据着けると部
屋のスペースと家具２との寸法がアンバランスなため家
具２間に隙間１が生ずることになる。かかる場合その隙
間１に合せて収納箱５の前面板１４を裁断し、収納箱５
を隙間１間に収納して隙間１をこの前面板１４にて目隠
しする。この場合走行論６は水平レール溝４内に転勤自
在に配設されている。収納箱５内に衣類や本などを収納
しようとする時は取手穴１５に指をかけて収納箱５を引
き出し、収納箱５内に衣類や本などを収納したのち、再
度隙間１内に収納箱５を収納する。この時走行論６は水
平レール溝４に拘束されて転動するため、収納箱５が揺
れたりしないものである。第５図〜第９図は本発明の他
の実施例図で、この場合は前方の縦枠７を切除しておら
ず、そのため、水平レ−ル溝４の前部に溝底４ａから縦
枠７の隙間１の側面７ａに至る額斜摺懐面部８を形成し
てある。この傾斜酒俵面部８の半径はきわめて大きい弧
状のものである。また、走行論６と枢支軸１０とはこの
頃斜摺嬢面部８に沿って移動できるように第７図に示す
構造となっている。即ち、枢支軸１０は収納箱５の側面
に穿設した軸受孔１７に摺動自在に配設しあり、走行輪
６と収納箱５の側面との間にばね材１１を配設してあっ
て走行論６を外側方に付勢している。ここで１８は台座
である。また走行輪６の側面である摺俵面１９は傾斜摺
援面部８に合せて傾斜して形成してある。このようにす
ると収納箱５を引き出した時走行論６は煩斜摺接面部８
に情接し、ばね村１１に抗して枢支軸１０が軸受孔１７
内に入り込み、前方の縦枠７を越えて引き出されること
になる。逆に収納箱５を隙間１内に収納する場合は走行
論６を台座１８内に押し込んだのち、収納箱５を隙間１
内に押し込むことになる。この時ばね材１１にて外方に
押出された走行論６は優斜摺顔面部８を摺援し、次いで
水平レール溝４内に舷り込むことになる。第８図及び第
９図は上記の場合において走行輪６を台座１８内に押し
込む手間を省くための場合で、前方の縦枠７の前部角部
を傾斜するように切除してあり、収納箱５を隙間１内に
押し込むと走行輪がこの傾斜面２０１こ沿って摺動する
ことになる。上記のように本発明の特定発明及び併合発
明は、間隔を隔てて立設された２本の家具の隙間内に収
納箱を出し入れ自在に配設し、収納箱の前面板にて隙間
を目隠しするようにしたので、部屋のスペースと家具と
の寸法が合わないときに家具間に生じる隙間内に出し入
れ自在に配設する収納箱で、隙間内を収納のためのスペ
ースとして利用することができると共に、この収納のた
めの収納箱を利用してその前面板で家具間の隙間が外部
から見えないようにして家具の収まりを良くすることが
でき、室内が整然とするという利点があり、しかも一方
の家具の側面に水平レール溝を凹設し、収納箱の側面に
設けた走行輪を転勤自在に水平レール溝内に配設するよ
うにしたので、収納箱の出し入れ時に走行輪が水平レー
ル溝に拘束されて転勤し、収納箱を家具間の隙間を利用
して配設できるようにしたにもかかわらず、揺れたりす
ることなく収納箱の出し入れをおこなうことができると
いう利点がある。また本発明の併合発明は、隙間を隔て
て２本の家具を立設し、一方の家具の側面の前緑と後緑
とに配設せる縦枠間にレール部材を配設してレール部村
に水平レール溝を形成し、水平レール溝の前部に水平レ
ール簿の溝底から縦枠の隙間側の側面に至る傾斜沼嬢面
部を設け、隙間内に収納箱を出し入れ自在に配設し、収
納箱の側面に枢支軸を酒動自在に配設し、枢支軸を家具
側に付勢するばね材を枢支軸に配設し、枢支軸の先端に
設けた走行輪を転動自在に水平レール溝内に配設してあ
るので、縦枠を切削する必要がなく、その結果水平レー
ル溝を設けたにも拘らず、家具の縦枠の強度を低下させ
ることがないという利点がある。なおこの隙間家具は家
具２を壁との間の隙間１に配設してもよい。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の施工状態を示す正面図、第２図は本発
明の家具とし−ル部村の一部分の一実施例の斜視図、第
３図は本発明の隙間家具の一実施例の背方から見た斜視
図、第４図は同上の施工状態における縦断面図、第５図
は本発明の家具としール部材の他の実施例の斜視図、第
６図は本発明の隙間家具の前方から見た斜視図、第７図
は本発明の走行輪部分の横断面図、第８図及び第９図は
本発明の走行レール溝のその他の平面図で、１は隙間、
２は家具、３は家具の側面、４は水平レール溝、４ａは
溝底、５は収納箱、６は走行論、７は縦枠、７ａは縦枠
の側面、８は傾斜酒酸面部、９はしール部材、１０は枢
支軸、１１はばね材である。 第１図 第２図 第３図 第４図 第５図 第６図 第７図 第８図 第９図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 隙間を隔てて２本の家具を立設し、一方の家具の側
   面に水平レール溝を凹設し、隙間内に収納箱を出し入れ
   自在に配設し、収納箱の側面に設けた走行輪を転動自在
   に水平レール溝内に配設し、収納箱の前面板にて隙間を
   目隠して成ることを特徴とする隙間家具。 ２ 隙間を設けて２本の家具を立設し、一方の家具の側
   面の前縁と後縁とに配設せる縦枠間にレール部材を配設
   してレール部材に水平レール溝を形成し、水平レール溝
   の前部に水平レール溝の溝底から縦枠の隙間側の側面に
   至る傾斜摺接面部を設け、隙間内に収納箱を出し入れ自
   在に配設し、収納箱の側面に枢支軸を摺動自在に配設し
   、枢支軸を家具側に付勢するばね材を枢支軸に配設し、
   枢支軸の先端に設けた走行輪を転動自在に水平レール溝
   内に配設し、収納箱の前面板にて隙間を目隠して成るこ
   とを特徴とする隙間家具。