JPS6034341A - 積重ね可能な容器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明の背景 本発明は、一般に積重ね可能な容器に関し、より具体的
には液体や粒状固体の貯蔵や運搬に用いられる大型の容
器に関する。この種の容器では多種の形状、設計が用い
られているが、限られた空間において積重ね貯蔵を行う
見地からは、容器は一般に四角形のものとする、すなわ
ち、水平の四角形の底壁と４つの垂直な四角形の側壁を
もつものとするのが望ましいことが判明して来た。この
ような容器が積重ねられる場合、１つの容器の底部壁が
下方にある容器の側壁の頂部の面の上に乗ることになる
。底部壁にペデスタルすなわちベースを、容器が積重ね
られたときにそれが下方にある容器の中にその側壁の近
傍において突出するような具合に設けることはできる。

これによって積重ねされた容器が相対的に横方向にずれ
ることを防止することができる。

上記のような一般的な容器は、製造の容易さと貯蔵のた
めの空間の経済性の見地から概して満足すべきものであ
る。しかし、容器が移動され、積重ねられたときに、容
器の内容物によって側壁に及ぼされる外側に向う内圧が
その容器よりも上方にある容器によって生ずる下向きの
力と共に働いて容器壁を彎曲させることとなる傾向があ
る０すなわち、相対する側壁が、特にその上端部で外側
に曲ることになる。その結集積重ねの関係が崩れ最終的
には側壁が破壊することがあり得る。容器の側壁を波形
にするとか側壁にリブを付加することにより容器を補強
できることは知られている。

それにより容器で起る彎曲の量は制限されよ・うが、そ
れをなくすることはできない。

したがって本発明の目的は、限られた空間内で輸送や貯
蔵を行い得て、しかも彎曲に対する抵抗を増した積重ね
可能な容器を提供するこ吉にある。

本発明の他の目的は、前記の問題は克服されており、構
造が簡単で安価にでき、その積重ね、卸しの作業を容易
に行い得る積重ね可能な容器を提供することにある。

発明の概要 本発明は、底部壁および複数の実質的に垂直な側壁をも
った積重ね可能な容器を提供する。各々の側壁は垂直方
向に伸びた複数のリブあるいは波形の部分を含んでいる
。各々の側壁の上端部分は上方が内側へと傾いており、
末端は外側に伸びた水平なリップ部分となっている。そ
のリップ部分は外側に向って実質上側壁の最も外側の表
面が作る平面まで伸びており、したがって、容器の全体
としての外形寸法の枠からはみ出さない０１つの容器が
他の容器の上に積重ねられたとき、上側の容器の底部壁
は下方にある容器のリップ部分の上で支えられる。上方
が内側に向って傾いた部分は側壁が外側に彎曲すること
を防ぐが、容器はなお側壁におけるリブによって補強さ
れている。

本発明による容器の底部壁は、その周囲の縁において高
くなった部分をもち、側壁間の中間においてはこの高く
なった部分から下方に伸びたベース部分をもっている。

底部壁の高くなった部分の巾は側壁のリップ部分の各々
の巾より僅かに大きくなっている。かくして、１つの容
器が他の容器の上に積重ねられたときは、上側の容器の
底部壁の高（なった部分が下側の容器の側壁のリップ部
分の上で支えられる一方、上側の容器のベース部分は下
側の容器の中に向って下方に、その側壁の上方が内側に
向って傾いた部分の近傍で突出する。

積重ねられた容器の相対的な横方向の移動は、ベース部
分が側壁の上方が内側に向って傾いた部分に突当ること
によって防止される。

か（して本発明は彎曲の問題を解消した改良さ　５− れた積重ね可能な容器を提供する。この容器は通常の箱
形容器の場合の空間の経済性を損わない。

本発明に従って作られた容器は狭い場所で容易に輸送さ
れ、積重ねられ、貯蔵され、また卸される。

この容器はまた構造が簡単で安価に製造される。

発明の説明 本発明ｌこよる積重ね可能な容器は、図において全体と
して１０で示されている。第１図は、以下、上側の容器
と称する１つの容器１０が、以下、下側の容器と称する
もう１つの容器１０の上に積重ねられたものを示す。実
際上は容器の積重ねは数個の容器１０を含んでよいが、
そのいずれの１つの容器１０であっても、それはその積
重ねの中の他の容器に対しては上側の容器となり、その
積重ねの中の他の容器に対しては下側の容器となる。

第１図の２つの容器ＩＯは、以下に記載する場合を除き
、全ての点で同一である。

容器１０は、ポリエチレンのような適当なプラスチック
材料で、一体として成形された本体１１で成り、本体１
１は底部壁１２および複数の側壁１４を有する。側壁１
４の数はいくつでもよいが、望ましい実施例においては
、容器１０は４つの略四角形の側壁１４をもっており、
したがって容器は箱形になっている。この形は積重ねに
おける空間の経済性の見地から好ましく、また容器を隅
の場所で、あるいは壁に沿って積重ねることを容易にす
る。それ故、本発明についての説明は略四角形の側壁１
４を基にして進める。

側壁１４の各々は上端部１６と下端部１８を有する。上
端部１６は上方が内側に入るような傾きをもっており、
その末端は外側に向う水平なリップ部分２０となってい
る。リップ部分２０の各々は、積重ねの際」二側容器の
底部壁１２を支えるに適するような頂部面２２を有する
（第２図）０側壁】４は、」二下端部１６．１８の間で
垂直方向に伸びた複数の長手のリブ２４を包含するよう
に作られる。リブ２４は、容器１０の成形の際に側壁１
４と一体に成形されてもよいし、別に作って付加しても
よい。第３図で見られるように、リブ２４の各々は、ウ
ェブ部分２６と内側方向に伸びた１７７７部分２８とを
有する。リブ２４は、容器１０の垂直方向での剛性を増
し、またリップ部分２０および側壁１４の上方が内側に
傾いた部分１６と共に働いて、容器］０が、柱状に積重
ねられた場合、上側にある容器の重量によって漬された
り彎曲させられたりすることを防止する。

底部壁１２はその周囲の縁においてリップ部分２０と垂
直方向において揃うような高くなった部分３０を有し、
また両側壁の中間においてベース部分３２を有する。高
くなった部分３０の巾はリップ部分２０の巾より僅かに
大きくなっている。

第２図で見られるように、ｌ−、側容器１０が下側容器
１０の上に積重ねられたときは、高くなった部分３０が
リップ部分２０の頂部面２２の上で支えられる一方、−
上側容器１０のベース部分３２は下側容器１０の中へと
下方に、その」一方が内側に傾く部分】６の近傍におい
て突出する。２つの容器１’Ｏの相対的な横方向の移動
は、ベース部分３２が上方が内側に傾く部分】６に突当
ることによって防止される。

なお、１対の凹部３４が容器１０の底部に設けることか
でき、これに、容器１０を持上げるためにフォークリフ
トのフォーク部を挿入することができる。第１図におい
て下側容器ＩＯのこれら凹所３４は１つの方向（紙面に
垂直）にあるが、上側容器１０における凹所３４はこれ
と直角の方向（紙面−ヒ左右方向）にある。

容器ＩＯは従来の積重ね可能な容器で遭遇される彎曲の
問題に対して抵抗を増すものである。上方が内側に傾い
た部分１６は、側壁１４の上−こかかる下向きの力が側
壁を外側に曲げるような外向きの分力を生ずることを防
１トする。リップ部分２０は、その上に積重ねられる容
器ｌＯのための適当な支持面となり、しかも容器の外形
寸法の枠をはみ出さない。容器ＩＯの剛性はなおリブ２
４によって増大している。かくして本発明によって、側
壁１４におけるリブ２４、上方が内側に傾いた部分１６
およびリップ部分２０が共に働いて容器１０を補強し、
彎曲の問題を解消するという改良された積重ねａ’Ｊ能
容器１０が提供される。容器１０はしかも容器を柱状に
積重ねるときの所要空間を最小とするような大きさおよ
び形状から逸脱しない。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明により作られた１対の積重ねられた容
器の側面図、第２図は、第１図の＠２−２からみた、積
重ねられた容器の一部の拡大断面図、第３図は、第１図
の線３−３からみた本発明による容器の側壁の１つの部
分断面図である。 ｌＯ：容器 １１：本体 １２：底部壁 １４：側壁 １６：側壁上端部 １８：側壁下端部 ２０：リップ部分 ２２：リップ部頂部面 ２４：側壁のリブ ２６：側壁リブのウェブ部分 ２８：側壁リブのレグ部分 ３０：底部壁の高くなった部分 ３２：底部壁のベース部分 ３４：底部の四部 特許出願人 ツーバー　ユニバーザル　インコーホレイテッド−１１
＝ 手　続　補　正　書（自発） 母面の浄書（内容に変更なし） Ｆｉｇ、　３ ３・　補正をする者 事件との関係　出願人 ツーバー　ユニバーサル　インコーポ°レイテッド４、
代理人 ５、補正の対象

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）底部壁および複数の側壁を含むように一体構造で
   形成されたプラスチックの本体を含み、前記側壁の各々
   は、上端部および下端部を有し、更に該上下端部の間に
   わたって伸びた複数の補強リブを含むように形成され、
   前記側壁の上端部は上方が内側に入るような傾きをもっ
   て伸び、その末端は実質的に水平で外側に向って伸びた
   リップ部分で終わり、前記底部壁は、前記リップ部分と
   垂直方向に位置合わせされる部分を含むようにした積重
   ね可能な容器。
2. （２）前記リップ部分が外側に向って実質上前記側壁の
   最も外側の表面が作る平面に達”するまで伸びているよ
   うな特許請求の範囲第１壇に記載の積重ね可能な容器。
3. （３）前記の底部壁が底部壁の周囲の縁において実質的
   に高くなった水平面と、前記高くなった表面から下方へ
   突出たベース部分とを有し、第１の容器が第２の容器の
   北に積重ねられた場合に、第１の容器の底部の高くなっ
   た表面部分は第２の容器の上端のリップ部分によって支
   えられ、ペース部分は第２の容器の中に突出するように
   した特許請求の範囲第１項に記載の積重ね可能な容器。
4. （４）前記長手の形のリブの各々の横方向の断面が１つ
   のウェブ部分と１対の内側に向って伸びたレッグ部分か
   ら成っている特許請求の範囲第１項に記載の積重ね可能
   な容器。