JPS6033804B2 - 海水性付着生物防除剤 - Google Patents
海水性付着生物防除剤Info
- Publication number
- JPS6033804B2 JPS6033804B2 JP58088162A JP8816283A JPS6033804B2 JP S6033804 B2 JPS6033804 B2 JP S6033804B2 JP 58088162 A JP58088162 A JP 58088162A JP 8816283 A JP8816283 A JP 8816283A JP S6033804 B2 JPS6033804 B2 JP S6033804B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- seawater
- control agent
- organism control
- sessile
- sessile organism
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、ムラサキィガィなどの海水性付着生物を防
除する薬剤に関する。
除する薬剤に関する。
火力発電所、製鉄所、石油化学工場などでは、海水が工
業用冷却水として大量に使用されている。
業用冷却水として大量に使用されている。
この冷却水系の海水水路や熱交換器には、ムラサキィガ
ィ、フジツボ、ヒドロ虫類などの海水性生物が付着し、
配管などの閉塞、海水採取量の低下、冷却効率の低下、
ひいては装置の破損などの障害を招くことがある。従来
、これらの付着生物による障害を防止するために塩素、
ホルマリン、重金属化合物が用いられてきた。
ィ、フジツボ、ヒドロ虫類などの海水性生物が付着し、
配管などの閉塞、海水採取量の低下、冷却効率の低下、
ひいては装置の破損などの障害を招くことがある。従来
、これらの付着生物による障害を防止するために塩素、
ホルマリン、重金属化合物が用いられてきた。
しかし、これらの薬剤は、取り扱いが危険であり、食用
の魚類や海苔に対して毒性があり、残留毒性による環境
破壊などの問題があった。本発明は、このような問題を
生じない無公害の海水性付着生物防除剤を提供すること
を目的とする。
の魚類や海苔に対して毒性があり、残留毒性による環境
破壊などの問題があった。本発明は、このような問題を
生じない無公害の海水性付着生物防除剤を提供すること
を目的とする。
すなわち、本発明は、ベルオキシー硫酸またはその塩を
有効成分として含有することを特徴する海水性付着生物
防除剤である。ベルオキシー硫酸（日夕０５）は、カロ
−酸とも呼ばれ、濃硫酸の陽極酸化により、ベルオキシ
ニ硫酸（比Ｓ２０８）を合成する際加水分解により生成
する。
有効成分として含有することを特徴する海水性付着生物
防除剤である。ベルオキシー硫酸（日夕０５）は、カロ
−酸とも呼ばれ、濃硫酸の陽極酸化により、ベルオキシ
ニ硫酸（比Ｓ２０８）を合成する際加水分解により生成
する。
また、ベルオキシニ硫酸塩を冷却しながら濃硫酸と混合
することにより生成する。また、濃硫酸を冷却しながら
過酸化水素を作用させて生成することもできる。ベルオ
キシー硫酸塩としては、ベルオキシー硫酸水素カリウム
が知られている。
することにより生成する。また、濃硫酸を冷却しながら
過酸化水素を作用させて生成することもできる。ベルオ
キシー硫酸塩としては、ベルオキシー硫酸水素カリウム
が知られている。
本発明の薬剤は、冷却水中にＳＯき‐して、０．１〜１
００のｏ／そ程度添加すればよい。
００のｏ／そ程度添加すればよい。
付着生物としてムラサキィガィを例にすると、受精卵は
、トロコフオア、Ｄ状期、アンボ期などの浮遊生活を経
て、付着生活に入り成貝となる。付着生活期の成貝とな
ったムラサキィガィは強固な殻（二枚貝）を有するため
、薬剤に対する耐性が強く、防除の目的を持って死に至
らしめるには、強い毒物と、高濃度で長時間接触させな
ければならない。しかし、本発明の薬剤は、初期幼生に
作用するため、低濃度で短時間（１時間程度）の接触で
よい。本発明の薬剤の冷却水に添加すると、水中で発生
機の酸素を放出する。この発生機の酸素が初期幼生の活
動を阻害し、冷却水系り付着するのを防ぐのに有効に作
用する。本発明の薬剤は強力な酸化剤で水中で速かに分
解し、しかも分解生成物は無毒性の無機物であるため、
塩素剤のように残留塩素による排水路外での二次公害を
もたらすことはない。本発明によれば、海水冷却系の付
着生物を低濃度の薬剤で効果的に防除できる。
、トロコフオア、Ｄ状期、アンボ期などの浮遊生活を経
て、付着生活に入り成貝となる。付着生活期の成貝とな
ったムラサキィガィは強固な殻（二枚貝）を有するため
、薬剤に対する耐性が強く、防除の目的を持って死に至
らしめるには、強い毒物と、高濃度で長時間接触させな
ければならない。しかし、本発明の薬剤は、初期幼生に
作用するため、低濃度で短時間（１時間程度）の接触で
よい。本発明の薬剤の冷却水に添加すると、水中で発生
機の酸素を放出する。この発生機の酸素が初期幼生の活
動を阻害し、冷却水系り付着するのを防ぐのに有効に作
用する。本発明の薬剤は強力な酸化剤で水中で速かに分
解し、しかも分解生成物は無毒性の無機物であるため、
塩素剤のように残留塩素による排水路外での二次公害を
もたらすことはない。本発明によれば、海水冷却系の付
着生物を低濃度の薬剤で効果的に防除できる。
実施例 １
プランクトンネットにより海水から採取したムラサキイ
ガィおよびフジツボの幼生を所定濃度の薬剤を含む海水
中に１時間入れ、実体顕微鏡で活動状況を観察した。
ガィおよびフジツボの幼生を所定濃度の薬剤を含む海水
中に１時間入れ、実体顕微鏡で活動状況を観察した。
結果を第１表に示す。第１表
８３ ※は比較例、一は活動阻害効果なし、十は活動阻
害効果あり、日は活動停止、川は死亡を示す。
害効果あり、日は活動停止、川は死亡を示す。
実施例 ２
発電設備用海水冷却水系に、ＫＨＳ０５を２の９／そで
１時間薬注した。
１時間薬注した。
取水口（薬剤添加前）と熱交換器入口の配管中とに、Ｓ
ＵＳ、スレート、プラスチックの板（１０×１０ｃの）
を浸潰し、１ケ月後に、付着数（三種の板の平均値）を
測定した。結果は第２表のとおりであった。第２表 なお、海水放流口における魚類の死滅および海苔の変色
等はみられなかった。
ＵＳ、スレート、プラスチックの板（１０×１０ｃの）
を浸潰し、１ケ月後に、付着数（三種の板の平均値）を
測定した。結果は第２表のとおりであった。第２表 なお、海水放流口における魚類の死滅および海苔の変色
等はみられなかった。
Claims (1)
- １ ペルオキシー硫酸またはその塩を有効成分として含
有することを特徴とする海水性付着生物防除剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58088162A JPS6033804B2 (ja) | 1983-05-19 | 1983-05-19 | 海水性付着生物防除剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58088162A JPS6033804B2 (ja) | 1983-05-19 | 1983-05-19 | 海水性付着生物防除剤 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS59212414A JPS59212414A (ja) | 1984-12-01 |
| JPS6033804B2 true JPS6033804B2 (ja) | 1985-08-05 |
Family
ID=13935226
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP58088162A Expired JPS6033804B2 (ja) | 1983-05-19 | 1983-05-19 | 海水性付着生物防除剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6033804B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0520081Y2 (ja) * | 1983-11-29 | 1993-05-26 |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5393781A (en) * | 1993-07-08 | 1995-02-28 | Fmc Corporation | Method for controlling zebra mussels |
| DE4326542A1 (de) * | 1993-08-07 | 1995-02-09 | Basf Ag | Verfahren zum Abbau von oxidierbaren und reduzierbaren Verbindungen in Prozeß- und Abwässern |
| US7560033B2 (en) | 2004-10-13 | 2009-07-14 | E.I. Dupont De Nemours And Company | Multi-functional oxidizing composition |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS54161592A (en) * | 1978-06-13 | 1979-12-21 | Mitsubishi Gas Chem Co Inc | Marine creature adhesion controlling method |
-
1983
- 1983-05-19 JP JP58088162A patent/JPS6033804B2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS54161592A (en) * | 1978-06-13 | 1979-12-21 | Mitsubishi Gas Chem Co Inc | Marine creature adhesion controlling method |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0520081Y2 (ja) * | 1983-11-29 | 1993-05-26 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS59212414A (ja) | 1984-12-01 |
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