JPS6033681B2 - 有軌道式輪送機関の導体レ−ル設備 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、集電子が摺動する少くとも１つの導体レール
を備え、所定の間隔をおいて固定接合部及び伸長接合部
が設けられ、導体レールの脚部が導体レール基部から延
びる溝を備え、この溝に固定接合部及び伸長接合部の機
械的連結部材が収容される有軌道式輸送機関、特に電気
鉄道用導体レール設備に関する。

この種の設備は公知である。

この種の装置におし、は導体レールはジョー形の滑敷台
内に保持される。本発明の目的は、導体レールを従来よ
りも４・さな空間に納めることができる導体レール設備
を得ることにある。

この目的は本発明によれば、冒頭に記述した導体レール
設備において、導体レールは複Ｔ形に形成され、かつ溝
でもつて支持がし、しの沼勤台内の突出部に支持され、
溝はさらに電気的接続部材を収納するためにも用いられ
ることによって達成される。

本発明によれば、あらゆる結合部及び保持部を、摺動面
の断面形状によって与えられる空間内に納めることがで
きるとともに、導体レールに対する給電用の電気的接続
部材も同じ空間内に納めるこができ、導体レール設備全
体に要する空間を従釆に比し極めて小さくすることがで
きる。

それ故、複数の導体レールを並列的に配置する場合、最
小必要空間ですませることができる。レール脚部に溝を
設けることによって、好ましい熱放散が得られ、従って
導体レールの負荷を高くすることができる。更に同じ断
面積の場合、より高い慣性モーメントが得られる。次に
本発明の実施例を図面について説明する。

第１図は導体レールの断面図を示す。導体レールーは複
Ｔ形断面を有し、摺動面２を備えている。導体レールー
はその基部から始まる溝３を備え、その結果脚部４ａ，
４ｂを有する複脚を形成する。導体レールの結電機横を
示す第２図から明らかなように、溝３は電気的接続部材
、例えば接続レール５を取付けるために用いられ、この
接続レール５を介して、ケーブル鉄道の軌道げたの壁面
６を通して電気エネルギーが供給される。

導体レールーを接続レール５と結合するためにねじボル
ト７が用いられ、このねじボルト７は導体レール１の両
脚部４ａ，４ｂを貫通して導かれ、対向片８内にねじ込
まれる。導体レールーを保持するために、間隔をおいて
配置された支持がし、し９が用いられる（第３図）。

各支持がし、し９は導体レール１を案内するための突出
部１０を有し、導体レールーはその溝３により突出部１
０上に載層される。導体レール１はＵ字状枠１１により
保持され、この枠１１はその弾性脚部１２ａ，１２ｂも
こよって支持がし、し９の空所１３を通して導かれ、レ
ール脚部１４ａ，１４ｂを囲んでいる。ピン１７は枠１
１の脚部１２ａ，１２ｂが外れるのを防止している。滑
り特性を良好にするため、枠１１の脚部１２ａ，１２ｂ
としール脚部１４ａ，１４ｂとの間に滑り片１５が挿入
されている。レール脚部１４ａ，１４ｂと支持がし、し
９との間にも弾性滑り片１６が配置されている。

上述のレール保持機構においては、ねじを使用する場合
に得ることが困難な隙間のない滑りばめが得られる。

所定の間隔をおいて、個々の導体レール片は固定接合部
及び伸長接合部によって結合される。

第４ａ図〜第４ｃ図は固定接合部を示し、この固定接合
部において結合すべき両導体レール端は溝３内に挿入さ
れた目板１８により案内されている。結合のためにはそ
れぞれぎざぎざのある２個のくさび１９が用いられ、こ
れらのくさびは貫通孔２０を通して導体レール１の脚部
４ａ，４ｂ及び目板１８内に挿入され固着される（第４
ｂ図、第４ｃ図）。このようにすることによって、導体
レール端はくさび止めにより順次押圧されるため、特別
の電気的連結を省略することができる。第５ａ図による
伸長接合部において、電気コネクタ２１はその端部に目
板状ケーブルシュー２２が設けられ、このケーブルシュ
ー２２は２つの導体レールの溝３内に挿入され、ねじ２
３及び目板２４により導体レール１の脚部４ａ，４ｂと
連結される。両目板状ケーブルシュー２２間において、
導体レール１の溝３内に、長孔２６を有する自板２５が
配置され、導体レール１の脚部４ａ，４ｂとねじ止めさ
れる。可操性のケーブルとして形成された電気コネクタ
２１を保護するため、絶縁材料から成る保護ケース２７
が設けられる。

【図面の簡単な説明】

図は本発明の実施例を示すもので、第１図は導体レール
の機断面図、第２図は導体レールの給電機構の正面図、
第３図は支持がいいこ保持された導体レールの横断面図
、第４ａ図、第４ｂ図、第４ｃ図は導体レールの固定接
合部のそれだれ平面図、横断面図、縦断面図、第５ａ図
、第５ｂ図は導体レールの伸長接合部のそれぞれ一部縦
断側面図、一部縦断平面図である。 １・・・・・・導体レール、２・・・…沼動面、３…・
・・溝、４ａ，４ｂ・・…・導体レール脚部、５・・・
・・・接続レール、９・・・・・・支持がし、し、１０
・・・・・・突出部、１１・・・・・・Ｕ字状部、１２
ａ，１２ｂ・・…・Ｕ字状枠の脚部、１３…・・・支持
がいしの空所、１８・…・・目板、１９……くさび、２
２……ケーブルシユー、２５……目板。 Ｆｉｇ，ｌ Ｆｉｇ．２ Ｆｉｇ．３ Ｆｉ９ムａ Ｆｉｇ・ムｂ Ｆね‐ムＣ Ｆ；９．５ａ Ｆｉｇ．５ｂ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 集電子が摺動する少くとも１つの導体レールを備え
   、所定の間隔をおいて固定接合部及び伸長接合部が設け
   られ、導体レールの脚部が導体レール基部から延びる溝
   を備え、この溝に固定接合部及び伸長接合部の機械的連
   結部材が収容される導体レール設備において、導体レー
   ル１は複Ｔ形に形成され、かつ溝３でもつて支持がいし
   ９の滑動台内の突出部１０に支持され、溝３はさらに電
   気的接続部材５を収納するためにも用いられることを特
   徴とする有軌道式輸送機関の導体レール設備。 ２ 導体レール１が支持がいし９にＵ字状枠１１により
   保持され、このＵ字状枠１１はその脚部１２ａ，１２ｂ
   によつて支持がいし９の空所１３を通して導かれ、しか
   も導体レール脚部１４ａ，１４ｂを囲むことを特徴とす
   る特許請求の範囲第１項記載の設備。 ３ 固定接合部が設けられ、この固定接合部において、
   結合すべき２つの導体レール端は導体レール１の溝３に
   挿入された目板１８により案内され、ぎざぎざを有する
   くさび１９により固着されることを特徴とする特許請求
   の範囲第１項又は第２項記載の設備。 ４ 伸長接合部が設けられ、この伸長接合部において、
   電気コネクタ２１はその端部に目板状ケーブルシユー２
   ２が設けられ、このケーブルシユー２２は２つの導体レ
   ール端の溝３内に挿入されることを特徴とする特許請求
   の範囲第１項ないし第３項のいずれかに記載の設備。 ５ ２つの目板状ケーブルシユー２２間において、導体
   レールの溝３内の目板２５が配置されることを特徴とす
   る特許請求の範囲第４項記載の設備。