JPS603350Y2 - アキシヤルピストン型ポンプ又はモ−タ - Google Patents

アキシヤルピストン型ポンプ又はモ−タ

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Publication number
JPS603350Y2
JPS603350Y2 JP1976019342U JP1934276U JPS603350Y2 JP S603350 Y2 JPS603350 Y2 JP S603350Y2 JP 1976019342 U JP1976019342 U JP 1976019342U JP 1934276 U JP1934276 U JP 1934276U JP S603350 Y2 JPS603350 Y2 JP S603350Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
slipper pad
piston
slipper
cylinder
pad
Prior art date
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Expired
Application number
JP1976019342U
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English (en)
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JPS52111903U (ja
Inventor
邦泰 長友
Original Assignee
三菱重工業株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 三菱重工業株式会社 filed Critical 三菱重工業株式会社
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  • Details Of Reciprocating Pumps (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はアキシャルピストン型ポンプ又はモータに関し
、特にアキシャルピストン型ポンプ又はモータのピスト
ン及びスリッパ−パッドの構造に関する。
従来のアキシャルピストン型ポンプには、第1図に示す
ようにピストン11の頂部に設けた球部11aを斜盤面
上を摺動するスリッパ−パッド13によって把持するよ
うにした構造が多用されている。
このピストン11は相互に平行であって同−円筒上に相
互に間隔をおいて配設されたシリンダ内に挿入されてい
て駆動軸の周囲シリンダが回転するに伴いシリンダ内で
往復運動を行なうが、作動油が摩耗性の異物を含んでい
る場合下記の不具合がある。
シリンダの回転による遠心分離作用のためシリンダ内に
おいて作動油中の異物又は汚染物が濃縮される傾向があ
る。
これらの異物はピストン球部11aの給油穴11bを通
り油圧バランス溝10に給油されるとき、ピストン球部
11aとスリッパ−パッド13との摺動面12に混入す
る。
即ち、スリッパ−パッド13は多くの場合加工性のよい
銅合金が使用されこの先端13aをかしめることによっ
てピストン球部11aを抱持しているが、ピストン11
の吸入行程の際等に生ずる力によってこのかしめ力が弛
緩して摺動面12に隙間が生じた場合、作動油中の異物
が摺動面12に浸入し、これがスリッパ−パッド13の
内面に埋り込み、その後多くの場合焼入鋼であるピスト
ン球部11aの外面を研削して摩耗を進行させる。
このように摩耗によるガタが生じると、運動中の慣性に
よりスリッパ−パッド13とピストン球部11aとによ
る衝突運動が起こり、最終的には衝撃の繰返しによって
破壊に至ることとなる。
これらを改善するためには次のふたつが有効であると考
えられる。
−(1)スリッパ−パッド13とピスト
ン球部11 aとの間のかしめを密にして両者の摺動面
12の間に隙間を生じさせないようにし、これらの間に
異物の浸入を防止する。
しかし、この場合スリッパ−パッドを塑性変形してかし
めるのが普通であるので、スプリングバックのためにあ
る程度の隙間の形成は不可避である。
(2)摺動面12に油圧バランス溝10への給油穴11
bを開口させないようにして摺動面12への異物の侵入
を防止する。
しかし、この構造は通常用いられているピストン及びス
リッパ−パッドに採用することは極めて困難である。
したがって、本考案は上記摩耗に対する有効なる対策を
実現すること、及び作動油中の異物に影響され難いピス
トンスリッパ−パッド構造を実現することを目的とする
以下第2図に例示した本考案の好適な実施例について詳
述する。
第2図において、1はピストン、2は連接棒、3はスリ
ッパ−パッドである。
連接棒2の軸線に沿ってその中心に給油穴4が穿設され
、この連接棒2の両端はスリッパ−パッド3の頂壁及び
ピストン1の先端壁を貫通させである。
連接棒の基端には一方がピストン1の先端内壁面9で係
止される反発ばね5の他方を係止する受座6がねじ込ま
れている。
ピストン1の頂部外壁の凹面1aとスリッパ−パッド3
の頂部凸面3aとは相対摺動可能に係合され、スリッパ
−パッド3の内壁面3bと連接棒2の先端凸面2aとは
相対摺動可能に係合させである。
また連接棒2の先端凸面2aと、スリッパ−パッド3の
外側凸面3as内壁面3bとピストン1の頂部凹面1a
の曲率中心は一致させである。
また、ばね5による押圧力は受座6によって調節できる
このばね5は皿ばねが好適であるが、コイルばね、ベロ
ーズ、ゴム等を使用することができる。
以上実施例について詳述したが、本考案においては、ピ
ストン先端壁外面に凹面を形成し、この凹面にスリッパ
−パッドの頂壁外面に形成した凸面を係合させ、連接棒
の先端に設けた突部に形成された凸面をスリッパ−パッ
ドの内側の凹面と係合させるとともに、これら4つの凹
面ならびに凸面の曲率中心を一致させているので、スリ
ッパ−パッドの摺動面と曲率中心との距離を著しく低減
でき、かくして、スリッパ−パッドの転倒を防いで、ス
リッパ−パッドの摺動の安定性を確保できる。
また、ピストンの先端壁外面に形成される凹面の曲率半
径を小さくして、ピストンとスリッパ−パッドとの嵌合
深さを所望の深さに大きくできるからスリッパ−パッド
の摺動に伴う横方向にかかる抵抗に対し安定とすること
ができる。
また、スリッパ−パッド3の頂部凸面3a及びピストン
1の頂部凹面1a間はばね5により常に一定圧力で予圧
されているので両者間に隙間を生ずることはなく、した
がってこれら両者間へ異物が侵入する機会を減少させる
ことができる。
また仮にこれら両者に若干の摩耗が生じてもばね5の弾
性により、両者間の隙間を補償するため両者の衝突現象
が起こることはなく、衝撃による破壊を防ぐことができ
る。
また、油圧バランス溝10へ給油する給油穴4は凹面1
aと凸面3a間を全く経由していないので、シリンダ内
で濃縮された異物が凹面1aと凸面3a間に侵入する機
会を少なくすることができ、したがって異物噛込による
摩耗を防ぐことができるのである。
以上本考案をその具体例について詳述したが、本考案は
この特定の実施例に限定されるものではなく、本考案の
精神を逸脱しないで幾多の変化変形がなし得ることはも
ちろんである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のピストン及びスリッパ−パッド構造の例
を示す図、第2図は本考案によるピストン及びスリッパ
−パッド構造を示す図である。 1.11・・・・・ゼストン、2・・・・・・連接棒、
3,13・・・・・・スリッパ−パッド、4・・・・・
・給油穴、5・・・・・・ばね、6・・・・・・受座。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 斜盤面上を摺動するスリッパ−パッドと、シリンダ内に
    摺動自在に嵌挿され相互に平行であって同−円筒上にそ
    の周方向に沿って相互に間隔をおいて該円筒の軸に平行
    に延びている複数のピストンと該ピストンと前記スリッ
    パ−パッドとを連動連結する連接棒とを包含し前記ピス
    トンと前記斜盤とが上記円筒の軸まわりに相対回転する
    ことによりシリンダ内で前記ピストンが往復運動するよ
    うにしたアキシャルピストン型ポンプ又はモータにおい
    て、前記ピストンの先端壁外面に形成した凹面と前記ス
    リッパ−パッド頂壁外面の凸面とを係合させ、ピストン
    先端壁及び前記スリッパ−パッドの頂壁に連接棒を貫通
    させ、さらに該連接棒の先端に設けた突部に形成された
    凸面を前記スリッパ−パッドの内面の凹面と係合させ、
    前記連接棒の先端に設けた突部に形成された凸面の曲率
    中心と前記スリッパ−パッド内側に形成された凹面の曲
    率中心と前記スリッパ−パッド頂壁外面の凸面の曲率中
    心及びピストン先端壁外面に形成した凹面の曲率中心と
    を一致させ、前記連接棒の基端に設けた受座6と前記ピ
    ストン先端内壁面9との間に弾性体5を反発させるよう
    に介在したことを特徴とするアキシャルピストン型ポン
    プ又はモータ。
JP1976019342U 1976-02-23 1976-02-23 アキシヤルピストン型ポンプ又はモ−タ Expired JPS603350Y2 (ja)

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JPS52111903U JPS52111903U (ja) 1977-08-25
JPS603350Y2 true JPS603350Y2 (ja) 1985-01-30

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS50110104A (ja) * 1974-02-09 1975-08-29

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