JPS6033188Y2 - さく溝用ビット - Google Patents

さく溝用ビット

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JPS6033188Y2
JPS6033188Y2 JP11538980U JP11538980U JPS6033188Y2 JP S6033188 Y2 JPS6033188 Y2 JP S6033188Y2 JP 11538980 U JP11538980 U JP 11538980U JP 11538980 U JP11538980 U JP 11538980U JP S6033188 Y2 JPS6033188 Y2 JP S6033188Y2
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JP
Japan
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bit
pair
boundary line
tip
drilling
Prior art date
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JP11538980U
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JPS5738891U (ja
Inventor
隆夫 渋川
Original Assignee
マツダ株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、さく岩盤のロッド先端に取付けるさく溝用ビ
ット、とくに、破砕境界線上に位置する火薬孔に破砕境
界線に沿う一対の溝を掘さくするさく溝用ビットの改良
に関するものである。
従来より、破砕境界線上に位置する火薬孔については、
互いに180°向きの異なる一対の噴射口を備えた高圧
水噴射ノズルを火薬孔内に挿入して、火薬孔内において
高圧水を噴射し、火薬孔に破砕境界線に沿った一対の溝
を削設し、爆破に際して、爆発力を破砕境界線に向かっ
て集中的に作用させることにより、破砕境界線に沿って
良好な破砕面を得るようにした方法が提案され、実際に
実施されている。
□しかしながら、上記のような高圧ジェット
で溝を掘る方式は、高圧発生装置を別に必要とするうえ
、高圧水のホース等の取扱い等に特別の注意を要し、ま
た、高圧作業であるため作業者にとっても危険であると
いった問題があった。
本出願人は、かかる問題を解消すべく、特願昭55−4
417涛なる特許出願(発明の名称°“さく乳用ビット
”)等において、ビット本体外周から1800向きの異
なる少なくとも一対の溝掘さく用チップを突出させ、ビ
ットの打撃前進で破砕境界線上に位置する火薬孔に、破
砕境界線に沿った一対の溝を掘さくしうるようにしたさ
く溝用ビットを既に提案している。
本考案は、かかるさく溝用ビットに関連してなされたも
のであって、破砕境界線に沿った一対の溝を掘さくする
に際して、一対の溝が最高の発破効果を示すように、そ
の溝断面を破砕境界線方向に向かって尖鋭な形状とする
ことができる荷造を有するさく溝用ビットを提供するこ
とを目的としている。
このため、本考案においては、ビットの軸方向後方に向
かうにしたがって段階的に高くなった複数対のチップの
軸方向に所定の間隔をといて直列した多段チップ構造の
うち、最後段の最も高いチップの高さ方向の先端を外径
方向に尖鋭に形威し、前段のチップ対によって段階的に
掘さくした一対の溝を、最終段のチップ対によって破砕
境界線に向って尖鋭な断面形状に掘さくするようにした
ことを特徴としている。
即ち、本考案はかかるさく溝用ビットでは、強度が要求
される前段側のチップは外径方向に尖鋭化することなく
必要な強度を確保する一方、溝断面を尖鋭化するのに寄
与する一番突出したチップ対のみを尖鋭化し、このチッ
プ対には、溝断面を尖鋭化する機能のみを実質的に負担
させるようにすることによって、多段チップに異なる機
能を持たせたものである。
以下、図示の実施例に基づいて本考案をより具体的に説
明する。
第1図に示すさく溝用ビット1は、ビット本体2の軸方
向前部に火薬孔をさく孔するための前側ビット3を取付
、けるとともに、軸方向後半部には火薬孔に破砕境界線
に沿った一対の溝を掘さくするための後側ビット4を支
持した基本構造を有し、ビット本体2の後端から軸方向
後方に伸びた取付用筒部5の内周に形成した内ねじ6に
、さく岩槻のロッド7の先端ねじ部8を螺合することに
より、さく岩槻のロッド7に固定しうるようにした基本
構造を有する。
上記前側ビット3は、その前端内厚部に、第2図にも示
すように、計4個のさく乳用チップ9を固定するととも
に、さく乳用チップ9,9間に繰粉溝10を形成し、か
つこれら繰粉溝10、・・・、10の後端部と交差する
環状繰粉溝11を形成する一方、上記肉厚部から軸方向
後方に伸びる筒部12の内周に形成した内ねじ13にビ
ット本体2の前半部に形成したねじ部14を螺合するこ
とにより、ビット本体2に回転方向にも軸方向にも固定
するようにした構造を有する。
一方、後側ビット4は、ビット本体2のねじ部14と取
付用筒部5の間に中間軸部15の回転自在に嵌合する筒
状本体16を備え、その筒状本体16には、図示の如く
、計4段のチップ対17゜17.1B、18,19,1
9,20,2Gを軸方向に直列に支持した基本構造を有
する。
上記各チップ対17,1・7.1B、18,19.19
,20,20は、筒状本体16の外面から、軸中心に関
して相互に180°の角度をなして外径方向に突出した
各一対の支持座21,21゜22.22,23,23,
24,24に、夫々ロー付により固定して支持する。
これら4段のチップ対のうち、前部側3段のチップ対1
7.17.18.1B、19,19、は、筒状本体16
の外面に対するチップ高さが、軸方向後方に向かって段
階的に高くなるように設定し、最後部のチップ対をなす
4段目のチップ対20.20のチップ高さは、3段目の
チップ対19.19のチップ高さに等しく設定している
そして、前側2段のチップ対17,17,18.18の
各チップ形状は、軸方向前方に向けて尖鋭な形状として
、第3図に示すように、前側2段のチップ対17.17
.18.18により、火薬孔23に対して、断面長方形
状の一対の溝24.24を掘さくすることができるよう
にしている。
一方、後側2段の高さの等しいチップ対19゜19.2
0,20は、第2図に明瞭に示されるよ;うに、各チッ
プの形状を外径方向に尖鋭な形状とし、これら2段のチ
ップ対19,19,20,20により、第4図に示すよ
うに、前2段のチップ対17.17.18.18により
断面長方形状に形成された一対の溝24.24の底面を
さらに掘rさくして、破砕境界線Aに向かって尖った断
面形状を有する一対の溝24’、24’を形成すること
ができるようにしている。
上記筒状本体16の後端面は、チップ本体2の軸部とこ
れに続く一段大径の取付筒部5の間に形)威する打撃受
面としての肩部25によって軸方向後方から当止め支持
し、さく岩槻のロッド7の前進による打撃を受は合う。
次に、上記構造を有するさく溝用ビット1による火薬孔
のさく孔および破砕境界線に沿った一対;の溝の掘さく
について説明する。
いま、予じめ設定したトンネルの破砕境界線上に位置す
る火薬孔のさく孔に際しては、上記さく孔溝ビット、1
をさく岩槻のロッド7の先端に取付けたうえで、さく岩
槻のロッド7を回転させつつ打撃前進させることにより
、火薬孔のさく孔を開始する。
この場合、前側ビット3は、ロッド7に取付は固定した
ビット本体2に固定されているため、ロッド7にしたが
って回転しつつ打撃前進で次第に火薬孔をさく孔してい
く。
この前側ビット3による火薬孔のさく孔がある程度進行
して、後側ビット4の1段目のチップ対17.17の近
くまで岩盤面が近づいた段階で、ロッド7の駆動は一旦
停止し、後側ビット4の各チップ対17,17,18.
18,19,19,20,20の向きが破砕境界線に沿
うように角度を調整したうえで、再びロッド7を駆動す
る。
ロッド7の回転および打撃前進により、前側ビット3は
、回転と打撃前進とにより火薬孔をさく孔する一方、ビ
ット本体2に対して回転自在となった後側ビット4は、
回転せずに、ロッド7の打撃前進にのみ連動して打撃前
進し、前側ビット3によってさく孔された火薬孔に、破
砕境界線に沿った一対の溝を形成する。
この一対の溝は、前述した如く、前2段のチップ対17
,17.18.18により、第3図に示す如き長方形断
面の溝24.24として掘さくされたうえで、第2段の
チップ対19. 19. 20.20により、第4図に
示す如く、破砕境界線Aに沿った方向に尖った断面形状
の124’、24′として最終的に掘さくされる。
上記のようにして、トンネルの破砕境界線上に位置する
火薬孔に一対の溝24’、24’を掘さくしておけば、
発破に際して、爆発力が溝24′の3角形断面部24′
aに集中し、岩盤に破砕境界線に沿った亀裂を発生させ
ることができ、所期の破砕境界線を形成することができ
るのである。
なお、上記実施例では、回転と打撃前進によって火薬孔
のさく孔を行なう前側ビットと、打撃前進によって火薬
孔に破砕境界線に沿った一対の溝を掘さくする後側ビッ
トの両方を備えたさく乳用ビットについて、本考案を適
用したが、一対の溝の掘さくのみを目的としたさく溝用
ビットについても、本考案を適用しうろことはいうまで
もない。
また、チップ対の段数、各チップの種類、支持構造につ
いても、上記実施例に限定されるものでないことはいう
までもない。
以上の説明から明らかなように、本考案は、火薬孔に破
砕境界線に沿った一対の溝を掘さくする段階的に高くな
った多段チップのうち、最も高いチップの高さ方向の先
端面を外径方向に尖鋭に形威し、溝掘さくの後段で、溝
底面を断面3角形状に掘さくし、発破に際して爆発力が
破砕境界線方向に集中的に作用するようにしたさく溝用
ビットを提供するものである。
本考案によれば、前段側のチップの強度を犠牲にするこ
となく、後段側のチップによって溝断面を尖鋭化するこ
とができ、しかも前段側のチップによって所要の深さに
掘さくした溝を後段側のチップによって掘さくするよう
にしたので、後段側のチップの負担を軽減することがで
き、全体としてチップの強度を低下させることなしに溝
断面を効率よく尖鋭化することができ、爆発力を破砕境
界線に向けて集中させることができ、予定した破砕境界
線を確実かつ容易に実現することができる効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の一実施例に係るさく溝用ビットの一
部断面側面図、第2図は、第1図に示すさく乳用ビット
の正面図、第3図および第4図は、夫々、第1図に示す
さく溝用ビットを用いて溝掘さくを行なった場合の、中
間段階、最終段階における溝形状を示す断面図である。 17.17,18.1B、19,19,20゜20・・
・・・・多段のチップ対、19. 19.20.20・
・・・・・外径方向に尖鋭なチップ対。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. さく岩盤のロッド先端に取付けられ、岩盤に予じめさく
    孔した孔に破砕境界線に沿った一対の溝を形威するさく
    溝用ビットであって、ビットの外周から□外方に突出し
    、かつ軸方向後方に向かうにしたがって段階的に高くな
    った溝掘さく用の複数対のチップを、所定間隔をあけ七
    一方向に直列に配置するとともに、複数対のチップのう
    ち最も高いチップの高さ方向の先端を外径方向に向けて
    尖鋭に形威したことを特徴とするさく溝用ビット。
JP11538980U 1980-08-14 1980-08-14 さく溝用ビット Expired JPS6033188Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11538980U JPS6033188Y2 (ja) 1980-08-14 1980-08-14 さく溝用ビット

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JP11538980U JPS6033188Y2 (ja) 1980-08-14 1980-08-14 さく溝用ビット

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5738891U JPS5738891U (ja) 1982-03-02
JPS6033188Y2 true JPS6033188Y2 (ja) 1985-10-03

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ID=29476317

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JP11538980U Expired JPS6033188Y2 (ja) 1980-08-14 1980-08-14 さく溝用ビット

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