JPS6033123B2 - レゾ−ル型固形フエノ−ル樹脂の製造法及び製造用装置 - Google Patents
レゾ−ル型固形フエノ−ル樹脂の製造法及び製造用装置Info
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- JPS6033123B2 JPS6033123B2 JP16228282A JP16228282A JPS6033123B2 JP S6033123 B2 JPS6033123 B2 JP S6033123B2 JP 16228282 A JP16228282 A JP 16228282A JP 16228282 A JP16228282 A JP 16228282A JP S6033123 B2 JPS6033123 B2 JP S6033123B2
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明はしゾール型固形フェノール樹脂の製造法および
その製造用装置に関する。
その製造用装置に関する。
従来から固形レゾール型フェノール樹脂は性状が不安定
であることから、種々の装置を用いて製造されている。
であることから、種々の装置を用いて製造されている。
例えば、反応釜で反応後、樹脂をスプレードライヤーで
処理する製造法が行なわれているが、装置のコストが高
く、しかも品種を変える毎に装置を洗浄しなければなら
ないため一般的でない。又、合成後薄膜蒸発機により脱
水、脱フェノールを行ない、その後容器で減圧状態で保
持し、次いで常圧に戻して固形レゾール樹脂を得る方法
(特開昭55−127135)が提案されている。
処理する製造法が行なわれているが、装置のコストが高
く、しかも品種を変える毎に装置を洗浄しなければなら
ないため一般的でない。又、合成後薄膜蒸発機により脱
水、脱フェノールを行ない、その後容器で減圧状態で保
持し、次いで常圧に戻して固形レゾール樹脂を得る方法
(特開昭55−127135)が提案されている。
しかし、この方法は熱的に安定なものには良いや、固形
レゾール樹脂の場合には滞留時間が一定しないため均一
な物性のものが得られず、又、長時間製造を続けると、
装置に付着物が堆積したり、樹脂のゲル化傾向が増大す
る問題がある。更に、合成後溶剤で希釈した樹脂を蒸発
缶により真空下で濃縮する方法(持開昭55−1418
95)も提案されている。
レゾール樹脂の場合には滞留時間が一定しないため均一
な物性のものが得られず、又、長時間製造を続けると、
装置に付着物が堆積したり、樹脂のゲル化傾向が増大す
る問題がある。更に、合成後溶剤で希釈した樹脂を蒸発
缶により真空下で濃縮する方法(持開昭55−1418
95)も提案されている。
しかし、この方法は低沸点溶剤を用いて樹脂の融点以下
で蒸発せしめ、処理後得られる樹脂が高粘度で半固形状
のものとなるため装置的に連続的な取出しが難しく、加
えて缶壁等への樹脂の付着が認められる等の問題がある
。本発明者等は、上記の欠点がない固形レゾール樹脂の
製造法を鋭意研究した結果、レゾ−ル型初期縮合物を、
液へッド配管とスクリュゥを有するローター型ポンプを
樹脂取り出し部に装備した薄膜蒸発機に導入して減圧下
で処理することにより安定で均一な分子量分布を有する
固形レゾール樹脂を連続的に製造することができること
を見し、出し本発明に至った。即ち、本発明は、フェノ
ール類とホルムアルデヒド類とを触媒存在下で反応せし
めてレゾール型初期縮合物を得、次いで液へッド配管と
スクリュウを有するローター型ポンプが樹脂取り出し部
に装備された薄膜蒸発機に該縮合物を導入して減圧下で
処理することを特徴とするレゾール型固形フェノール樹
脂の製造法および縦型薄膜蒸発機の樹脂取り出し部に液
へッド配管とスクリュウを上部に有するローター型ポン
プが装備され、該蒸発機上部よりのレゾール型フェノー
ル樹脂をかかるポンプの回転により排出口から連続的に
取り出すことができるレゾール型固形フェノール樹脂製
造用装置を提供するものである。
で蒸発せしめ、処理後得られる樹脂が高粘度で半固形状
のものとなるため装置的に連続的な取出しが難しく、加
えて缶壁等への樹脂の付着が認められる等の問題がある
。本発明者等は、上記の欠点がない固形レゾール樹脂の
製造法を鋭意研究した結果、レゾ−ル型初期縮合物を、
液へッド配管とスクリュゥを有するローター型ポンプを
樹脂取り出し部に装備した薄膜蒸発機に導入して減圧下
で処理することにより安定で均一な分子量分布を有する
固形レゾール樹脂を連続的に製造することができること
を見し、出し本発明に至った。即ち、本発明は、フェノ
ール類とホルムアルデヒド類とを触媒存在下で反応せし
めてレゾール型初期縮合物を得、次いで液へッド配管と
スクリュウを有するローター型ポンプが樹脂取り出し部
に装備された薄膜蒸発機に該縮合物を導入して減圧下で
処理することを特徴とするレゾール型固形フェノール樹
脂の製造法および縦型薄膜蒸発機の樹脂取り出し部に液
へッド配管とスクリュウを上部に有するローター型ポン
プが装備され、該蒸発機上部よりのレゾール型フェノー
ル樹脂をかかるポンプの回転により排出口から連続的に
取り出すことができるレゾール型固形フェノール樹脂製
造用装置を提供するものである。
本発明では先づフェノール類とホルムアルデヒド類とを
触媒中で反応してレゾール型初期縮合物(以下、単に初
期縮合物と略す)を製造する。
触媒中で反応してレゾール型初期縮合物(以下、単に初
期縮合物と略す)を製造する。
この際のフェノール類とは、フェノール、クレゾール、
ビスフエノール、/ぐラオクチルフヱノール、/ぐラに
rh−ブチルフエノール、′fラSeCーフチルフェノ
ール、キシレノール等が挙げられ、一般的にはフェノー
ルおよびビスフェノールAの単独若しくはこれらと他の
フェノールの1種以上との混合物が用いられる。又、ア
ルデヒド類としては、ホルムアルデヒド、パラホルムア
ルデヒド、アセトアルデヒド等が挙げられ、ホルムアル
デヒド(例えば37〜50%ホルマリン)、パラホルム
アルデヒドが主に用いられる。更に、触媒としては、レ
ゾール型フェノール樹脂を生成せしめ得るものであれば
良く、例えばアミン類、アルカリ金属の酸化物および水
酸化物、アルカリ士類金属の酸化物および水酸化物、並
びにこれらと酸との反応物等が挙げられ、これらの1種
又は2種以上が用いられる。本発明での初期縮合物を製
造するのに好ましい触媒は、アミンと、アルカリ金属若
しくはアルカリ士類金属の水酸化物および酸化物の少く
とも1種との併用であり、融点の高い初期縮合物を得る
ために通常、前者/後者の重量割合が70/30〜99
/1、好ましくは80/20〜98/2のものがが用い
られる。
ビスフエノール、/ぐラオクチルフヱノール、/ぐラに
rh−ブチルフエノール、′fラSeCーフチルフェノ
ール、キシレノール等が挙げられ、一般的にはフェノー
ルおよびビスフェノールAの単独若しくはこれらと他の
フェノールの1種以上との混合物が用いられる。又、ア
ルデヒド類としては、ホルムアルデヒド、パラホルムア
ルデヒド、アセトアルデヒド等が挙げられ、ホルムアル
デヒド(例えば37〜50%ホルマリン)、パラホルム
アルデヒドが主に用いられる。更に、触媒としては、レ
ゾール型フェノール樹脂を生成せしめ得るものであれば
良く、例えばアミン類、アルカリ金属の酸化物および水
酸化物、アルカリ士類金属の酸化物および水酸化物、並
びにこれらと酸との反応物等が挙げられ、これらの1種
又は2種以上が用いられる。本発明での初期縮合物を製
造するのに好ましい触媒は、アミンと、アルカリ金属若
しくはアルカリ士類金属の水酸化物および酸化物の少く
とも1種との併用であり、融点の高い初期縮合物を得る
ために通常、前者/後者の重量割合が70/30〜99
/1、好ましくは80/20〜98/2のものがが用い
られる。
この触媒を用いることによって、メチローール基含有率
が高く、硬化時間が短かし、低粘度の初期縮合物を得る
ことができる。尚、アミンと、アルカリ金属若しくはア
ルカリ士類金属の水酸化物および酸化物の少くとも1種
との添加は両者を同時又はばちらかを一次触媒とし、他
を二次触媒として行なうことができる。好ましくは、ア
ミンを一次触媒とし、他を二次触媒として添加される。
又、アミンの添加量が多くなると生成初期縮合物は平均
分子量が高くなる。本発明に於いて、フェノール類とア
ルデヒド類との反応は、触媒の存在下で一般的に50〜
100℃、好ましくは60〜7000で30分〜2時間
行ない、特に制限されないが、遊離のホルムアルデヒド
量が1〜1の重量%、好ましくは3〜5重量%に達した
時点で終了するのが適当である。得られた初期縮合物は
静層による分離水が除去されるか又は減圧処理により大
半の水、未反応物および低融点反応物が除去されて、液
へッド配管とスクリュウを有するローター型ポンプが樹
脂取り出し部に装備された薄膜蒸発機(以下、ローター
型ポンプ付蒸発機と略す)に導入される。
が高く、硬化時間が短かし、低粘度の初期縮合物を得る
ことができる。尚、アミンと、アルカリ金属若しくはア
ルカリ士類金属の水酸化物および酸化物の少くとも1種
との添加は両者を同時又はばちらかを一次触媒とし、他
を二次触媒として行なうことができる。好ましくは、ア
ミンを一次触媒とし、他を二次触媒として添加される。
又、アミンの添加量が多くなると生成初期縮合物は平均
分子量が高くなる。本発明に於いて、フェノール類とア
ルデヒド類との反応は、触媒の存在下で一般的に50〜
100℃、好ましくは60〜7000で30分〜2時間
行ない、特に制限されないが、遊離のホルムアルデヒド
量が1〜1の重量%、好ましくは3〜5重量%に達した
時点で終了するのが適当である。得られた初期縮合物は
静層による分離水が除去されるか又は減圧処理により大
半の水、未反応物および低融点反応物が除去されて、液
へッド配管とスクリュウを有するローター型ポンプが樹
脂取り出し部に装備された薄膜蒸発機(以下、ローター
型ポンプ付蒸発機と略す)に導入される。
かかるローター型ポンプ付蒸発機に導入される初期縮合
物は蒸発機の効率を高めるために予め減圧処理されたも
のが好ましい。この減圧処理による初期縮合物は杉分を
1〜5重量%含むものが好ましく、更に、沸点60〜1
20℃の溶剤で希釈されたものがより好ましい。
物は蒸発機の効率を高めるために予め減圧処理されたも
のが好ましい。この減圧処理による初期縮合物は杉分を
1〜5重量%含むものが好ましく、更に、沸点60〜1
20℃の溶剤で希釈されたものがより好ましい。
かかる希釈溶剤としては、シクロヘキサン、トルェン、
キシレン、ベンゼン、n−へキサン等の炭化水素、メタ
ノール、インプロピルアルコール、フチルアルコール等
のアルコール、アセトン、メチルエチルケトン、ジェチ
ルケトン等のケトン等の単独又は混合物が使用される。
この溶剤添加は、粘度を調節して作業性を向上し、中間
体としての安定性が良くなり、しかもローター型ポンプ
付蒸発機での処理に於いて残存する遊離フェノール、水
と共沸して除去効率を高める等の利点がある。尚、初期
縮合物と上記溶剤との混合割合は、重量比率で80/2
0〜60/40なる範囲が好適であり、この範囲を外れ
ると発泡、反応の制御等で不都合な点が出てくる。本発
明に於けるローター型ポンプ付蒸発機での初期縮合物の
処理は、一般的に温度60〜150oo、好ましくは8
0〜13000。
キシレン、ベンゼン、n−へキサン等の炭化水素、メタ
ノール、インプロピルアルコール、フチルアルコール等
のアルコール、アセトン、メチルエチルケトン、ジェチ
ルケトン等のケトン等の単独又は混合物が使用される。
この溶剤添加は、粘度を調節して作業性を向上し、中間
体としての安定性が良くなり、しかもローター型ポンプ
付蒸発機での処理に於いて残存する遊離フェノール、水
と共沸して除去効率を高める等の利点がある。尚、初期
縮合物と上記溶剤との混合割合は、重量比率で80/2
0〜60/40なる範囲が好適であり、この範囲を外れ
ると発泡、反応の制御等で不都合な点が出てくる。本発
明に於けるローター型ポンプ付蒸発機での初期縮合物の
処理は、一般的に温度60〜150oo、好ましくは8
0〜13000。
減圧1〜20比om、好ましくは30〜10瓜onの条
件下で行なわれる。かかる温度が60qo未満であると
、処理後の樹脂粘度が高くなるため取り出しが困難にな
り、加えて蒸発機内での滞留時間が長くなるためゲル化
を招くことになる。又、150q0を越える処理温度で
は、樹脂の装置内滞留時間のコントロールが難しく均一
な樹脂が得られない。初期縮合物がローター型ポンプ付
蒸発機で処理されることにより、未反応の遊離フェノー
ルおよび水の量が減少し、フェノール核が2核体程度の
液状物から3核体以上を主成分とする固形レゾ−ル樹脂
を得ることができる。
件下で行なわれる。かかる温度が60qo未満であると
、処理後の樹脂粘度が高くなるため取り出しが困難にな
り、加えて蒸発機内での滞留時間が長くなるためゲル化
を招くことになる。又、150q0を越える処理温度で
は、樹脂の装置内滞留時間のコントロールが難しく均一
な樹脂が得られない。初期縮合物がローター型ポンプ付
蒸発機で処理されることにより、未反応の遊離フェノー
ルおよび水の量が減少し、フェノール核が2核体程度の
液状物から3核体以上を主成分とする固形レゾ−ル樹脂
を得ることができる。
この樹脂は常温で固形であって、加熱によって硬化する
ものである。次に、本発明の製造法の例を図によって説
明する。図一1は本発明の製造法の概略を示すフローシ
ートである。
ものである。次に、本発明の製造法の例を図によって説
明する。図一1は本発明の製造法の概略を示すフローシ
ートである。
先づ、反応釜1で初期縮合物が製造され、その初期縮合
物をストックタンク2に一担入れ、その後ポンプ3によ
り初期縮合物がローター型ポンプ付蒸発機4の上部に供
給される。該蒸発機4で処理されて生成した固形レゾー
ル樹脂は蒸発機4の下部に取り付けられた液へッド配管
5とスクリュウ6およびローター型ポンプのローター部
分7を経て減圧下で取り出される。取り出された固形レ
ゾール樹脂はそのままスチールベルト9等の冷却装置に
導びかれるか、さらに縮合を進めたい場合には熱交換機
8、押出機、静止混合機等により縮合度が高められてか
ら冷却装置に導び・かれる。このような製造法によれば
、比較的低縮合度から高縮合度の幅広い固形レゾール樹
脂の製造が可能であり、しかもローター型ポンプ付蒸発
機内に於いて導入される初期縮合物が液状であるため処
理の初期には流動性があり、固形レゾール樹脂に変換し
て蒸発機の下部に移動した際に液へッドとスクリュウの
効果によりローター型ポンプに効率良く連続的に食い込
ませることができ短時間のうちに強制的に排出口から取
り出されるため蒸発機内壁への樹脂の付着や蒸発機内で
の不必要な樹脂の滞留が生じない。尚、ロータ−型ポン
プ付蒸発機4に於いて除去されたフェノール、水等は凝
縮機10‘こて収集される。又、本発明で用いられるロ
ータ−型ポンプ付蒸発機としては例えば図一2に示す縦
型のものが好ましい。
物をストックタンク2に一担入れ、その後ポンプ3によ
り初期縮合物がローター型ポンプ付蒸発機4の上部に供
給される。該蒸発機4で処理されて生成した固形レゾー
ル樹脂は蒸発機4の下部に取り付けられた液へッド配管
5とスクリュウ6およびローター型ポンプのローター部
分7を経て減圧下で取り出される。取り出された固形レ
ゾール樹脂はそのままスチールベルト9等の冷却装置に
導びかれるか、さらに縮合を進めたい場合には熱交換機
8、押出機、静止混合機等により縮合度が高められてか
ら冷却装置に導び・かれる。このような製造法によれば
、比較的低縮合度から高縮合度の幅広い固形レゾール樹
脂の製造が可能であり、しかもローター型ポンプ付蒸発
機内に於いて導入される初期縮合物が液状であるため処
理の初期には流動性があり、固形レゾール樹脂に変換し
て蒸発機の下部に移動した際に液へッドとスクリュウの
効果によりローター型ポンプに効率良く連続的に食い込
ませることができ短時間のうちに強制的に排出口から取
り出されるため蒸発機内壁への樹脂の付着や蒸発機内で
の不必要な樹脂の滞留が生じない。尚、ロータ−型ポン
プ付蒸発機4に於いて除去されたフェノール、水等は凝
縮機10‘こて収集される。又、本発明で用いられるロ
ータ−型ポンプ付蒸発機としては例えば図一2に示す縦
型のものが好ましい。
この蒸発機は頭部にモーター11が設置され、ペーパー
出口14から禾反応のフェノールや水等を除去し、原液
入口13から初期縮合物が導入されれ、モーター11に
より回転する可動翼14によって初期縮合物を処理し、
次いで生成した固形レゾール樹脂をスクリュウ6および
ローター部分7によて排出口15から吐出するように設
計されている。本発明で用いられるローター型ポンプ付
蒸発機は不安定で、且つ発泡性を有するレゾール樹脂の
処理に適し、仮にスクリュウ部分がないo−ター型ポン
プを有する薄膜蒸発機を用いて本発明の製造法を実施し
ても安定で、均一な固形レゾール樹脂を得ることができ
ない。
出口14から禾反応のフェノールや水等を除去し、原液
入口13から初期縮合物が導入されれ、モーター11に
より回転する可動翼14によって初期縮合物を処理し、
次いで生成した固形レゾール樹脂をスクリュウ6および
ローター部分7によて排出口15から吐出するように設
計されている。本発明で用いられるローター型ポンプ付
蒸発機は不安定で、且つ発泡性を有するレゾール樹脂の
処理に適し、仮にスクリュウ部分がないo−ター型ポン
プを有する薄膜蒸発機を用いて本発明の製造法を実施し
ても安定で、均一な固形レゾール樹脂を得ることができ
ない。
而して、本発明の製造法は、未反応のフェノール含量が
低く、分子量分布がシャープであり、非発泡性の固形レ
ゾール樹脂を連続的にもたらすことができる。
低く、分子量分布がシャープであり、非発泡性の固形レ
ゾール樹脂を連続的にもたらすことができる。
以下、本発明を実施例および比較例により更に説明する
。
。
尚、例中の部および%は重量基準である。実施例 1
鷹梓機、コンデンサーを装備した反応釜にフェノール1
000部、41.5%ホルマリン1076部を仕込み、
25%アンモニア水120部を加えて70℃で遊離ホル
ムアルデヒド量が3.0%になるまで反応を行なった。
000部、41.5%ホルマリン1076部を仕込み、
25%アンモニア水120部を加えて70℃で遊離ホル
ムアルデヒド量が3.0%になるまで反応を行なった。
次いで、減圧下、80ooで脱水し、インプロピルアル
コール50の都およびトルオール20碇部で希釈して下
記性状の初期縮合物を得た。粘度(ガードナー)
L−M固形分(135qo、1時間後)
60%150oC、ゲルタイム
18硯砂水分
1.8%遊離フェノール(固形分に対して)
12.4%得られた初期縮合物をストックタンクに入れ
、次いで図一2に示す如きローター型ポンプ付蒸発機に
導入して次の条件で処理した。
コール50の都およびトルオール20碇部で希釈して下
記性状の初期縮合物を得た。粘度(ガードナー)
L−M固形分(135qo、1時間後)
60%150oC、ゲルタイム
18硯砂水分
1.8%遊離フェノール(固形分に対して)
12.4%得られた初期縮合物をストックタンクに入れ
、次いで図一2に示す如きローター型ポンプ付蒸発機に
導入して次の条件で処理した。
加熱温度 130qo、減圧度 30Torrボトム温
度 98qo ローター部温度 10400かかる蒸発
機での処理により連続的に溶融した固形レゾール樹脂が
連続的に取り出され、スチ−ルベルト上に乗せられて固
形レゾール樹脂も得た。
度 98qo ローター部温度 10400かかる蒸発
機での処理により連続的に溶融した固形レゾール樹脂が
連続的に取り出され、スチ−ルベルト上に乗せられて固
形レゾール樹脂も得た。
この樹脂は次の特性を有していた。数平均分子量
243芳香族プロトン*
3.48メチロール基*
0.53メチレン結合*
0.30トリアジン結合* 0.
40150午○のゲルタイム 15明
度遊離フェノール 7.35%崖D
*のものはベンゼン核1個当りの個数。
243芳香族プロトン*
3.48メチロール基*
0.53メチレン結合*
0.30トリアジン結合* 0.
40150午○のゲルタイム 15明
度遊離フェノール 7.35%崖D
*のものはベンゼン核1個当りの個数。
以下同様。実施例 2
実施例1に於いて、ローター型ポンプ付蒸発機の処理条
件を次に変える以外は実施例1と同様にして固形レゾー
ル樹脂を得た。
件を次に変える以外は実施例1と同様にして固形レゾー
ル樹脂を得た。
又、得られた樹脂の特性は下記の通りであった。蒸発機
の処理条件 加熱温度134o○、 減圧度 25Tomボトム温度
91℃、 ローター部温度 115q0生成固形レゾー
ル樹脂数平均分子量 270
芳香族プロトン 3.46メチ
ロール基 0.43メチレ
ン結合 0.31トリアジ
ン結合 0.49150qoのゲ
ルタイム 124秒遊離フェノー
ル 6.5%比較例 1実施例
1に於いて、ローター型ポンプ付蒸発機の代りに該蒸発
機から液へッド配管を除いたスクリュウおよびローター
部を有するもので処理したところ、真空ブレークが生じ
、固形レゾール樹脂が蒸発機内に滞留して、該樹脂を連
続的に取り出すことができなかった。
の処理条件 加熱温度134o○、 減圧度 25Tomボトム温度
91℃、 ローター部温度 115q0生成固形レゾー
ル樹脂数平均分子量 270
芳香族プロトン 3.46メチ
ロール基 0.43メチレ
ン結合 0.31トリアジ
ン結合 0.49150qoのゲ
ルタイム 124秒遊離フェノー
ル 6.5%比較例 1実施例
1に於いて、ローター型ポンプ付蒸発機の代りに該蒸発
機から液へッド配管を除いたスクリュウおよびローター
部を有するもので処理したところ、真空ブレークが生じ
、固形レゾール樹脂が蒸発機内に滞留して、該樹脂を連
続的に取り出すことができなかった。
比較例 2
実施例1に於いて、ローター型ポンプ付蒸発機の代り1
こ該蒸発機からスクリュウを除いた液へッド配管および
ローター部を有するもので処理したところ、ローター型
ポンプに固形レゾール樹脂が食い込まず排出不可能とな
った。
こ該蒸発機からスクリュウを除いた液へッド配管および
ローター部を有するもので処理したところ、ローター型
ポンプに固形レゾール樹脂が食い込まず排出不可能とな
った。
比較例 3
実施例1に於いて、ローター型ポンプ付蒸発機の液へッ
ド配管とスクリュウを有するロータ−型ポンプをギャー
ポンプに代えた蒸発機を用いて実施したところ比較例1
と同様に固形レゾール樹脂を連続的に製造することがで
きなかった。
ド配管とスクリュウを有するロータ−型ポンプをギャー
ポンプに代えた蒸発機を用いて実施したところ比較例1
と同様に固形レゾール樹脂を連続的に製造することがで
きなかった。
比較例 4
瀦拝機、コンデンサーを装備した反応釜にフェノール1
000部、41.5%ホルマリン1076部を仕込み、
25%アンモニア水120部を加えて60〜80℃で遊
離ホルムアルデヒド量が3〜5%になるまで反応を行な
った。
000部、41.5%ホルマリン1076部を仕込み、
25%アンモニア水120部を加えて60〜80℃で遊
離ホルムアルデヒド量が3〜5%になるまで反応を行な
った。
次いで、減圧下、90〜990で脱水して150℃のゲ
ルタィムが120±1の鞍まで反応を進め、クーリング
パン上に厚さ3仇舷で取り出した。
ルタィムが120±1の鞍まで反応を進め、クーリング
パン上に厚さ3仇舷で取り出した。
得られた樹脂の特性は次の如くであった。数平均分子量
359芳香族プロトン
3.55メチロール基
0.26メチレン結合
0.35トリアジン結合
0.49150qoのゲルタイム
119砂遊離フェノール
9.5%実施例 3〜5表一1に示すロータ
ー型ポンプ付蒸発機の処理条件により、他は実施例1と
同様にし、固形レゾール樹脂を得た。
359芳香族プロトン
3.55メチロール基
0.26メチレン結合
0.35トリアジン結合
0.49150qoのゲルタイム
119砂遊離フェノール
9.5%実施例 3〜5表一1に示すロータ
ー型ポンプ付蒸発機の処理条件により、他は実施例1と
同様にし、固形レゾール樹脂を得た。
得られた樹脂の特性を表一1に示す。表‐1
図−1は本発明の製造法の概略を示すフローシートであ
る。 又、図一2は本発明でのローター型ポンプ付蒸発機の概
略図である。1・・・・・・反応釜、2・・…・ストッ
クタンク、3・・・・.・ポンプ、4・…・・ローター
型ポンプ付蒸発機、5…・・・液へッド配管、6・・・
・・・スクリュウ、7・・・・・・ローター部分、8・
・・・・・熱交換機、9・・・・・・スチールベルト、
10凝縮機、11・…・・モーター、12・・・・・・
ペーパー出口、13……原液入口、14・・・…可動翼
、15…・・・排出口、16・・・・・・主軸、17・
・・・・・ナイストリビユータ、18・・・・・・熱媒
入口、19・・・・・・熱媒出口、20・・・・・・保
熱熱媒入口、21・・・・・・保温熱媒出口、22・・
・・・・スクリュウ部熱煤入口、23・・・・・・スク
リュウ部熱媒出口、24・・・・・・ローター部熱媒入
口、25・・・・・・ローター部熱煤出口、26・・・
…ローター部モーター。 図一ヱ 図‐2
る。 又、図一2は本発明でのローター型ポンプ付蒸発機の概
略図である。1・・・・・・反応釜、2・・…・ストッ
クタンク、3・・・・.・ポンプ、4・…・・ローター
型ポンプ付蒸発機、5…・・・液へッド配管、6・・・
・・・スクリュウ、7・・・・・・ローター部分、8・
・・・・・熱交換機、9・・・・・・スチールベルト、
10凝縮機、11・…・・モーター、12・・・・・・
ペーパー出口、13……原液入口、14・・・…可動翼
、15…・・・排出口、16・・・・・・主軸、17・
・・・・・ナイストリビユータ、18・・・・・・熱媒
入口、19・・・・・・熱媒出口、20・・・・・・保
熱熱媒入口、21・・・・・・保温熱媒出口、22・・
・・・・スクリュウ部熱煤入口、23・・・・・・スク
リュウ部熱媒出口、24・・・・・・ローター部熱媒入
口、25・・・・・・ローター部熱煤出口、26・・・
…ローター部モーター。 図一ヱ 図‐2
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 フエノール類とホルムアルデヒド類とを触媒存在下
で反応せしめてゾール型初期縮合物を得、次いで液ヘル
ド配管とスクリユウを有するローター型ポンプが樹脂取
り出し部に装備された薄膜蒸発機に該縮合物を導入して
減圧下で処理することを特徴とするレゾール型固形フエ
ノール樹脂の製造法。 2 縦型薄膜蒸発機の樹脂取り出し部に液ヘツド配管と
スクリユウを上部に有するローター型ポンプが装備され
、該蒸発機上部よりのレゾール型フエノール樹脂をかか
るポンプの回転により排出口から連続的に取り出すこと
ができるレゾール型固形フエノール樹脂製造用装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16228282A JPS6033123B2 (ja) | 1982-09-20 | 1982-09-20 | レゾ−ル型固形フエノ−ル樹脂の製造法及び製造用装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16228282A JPS6033123B2 (ja) | 1982-09-20 | 1982-09-20 | レゾ−ル型固形フエノ−ル樹脂の製造法及び製造用装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5953519A JPS5953519A (ja) | 1984-03-28 |
JPS6033123B2 true JPS6033123B2 (ja) | 1985-08-01 |
Family
ID=15751511
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16228282A Expired JPS6033123B2 (ja) | 1982-09-20 | 1982-09-20 | レゾ−ル型固形フエノ−ル樹脂の製造法及び製造用装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6033123B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63249798A (ja) * | 1987-04-01 | 1988-10-17 | 日本化成株式会社 | 紙用填料及びその製造法 |
-
1982
- 1982-09-20 JP JP16228282A patent/JPS6033123B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5953519A (ja) | 1984-03-28 |
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