JPS6033117Y2 - 船内外機のプロペラ軸オイルシ−ル保護装置 - Google Patents

船内外機のプロペラ軸オイルシ−ル保護装置

Info

Publication number
JPS6033117Y2
JPS6033117Y2 JP1738681U JP1738681U JPS6033117Y2 JP S6033117 Y2 JPS6033117 Y2 JP S6033117Y2 JP 1738681 U JP1738681 U JP 1738681U JP 1738681 U JP1738681 U JP 1738681U JP S6033117 Y2 JPS6033117 Y2 JP S6033117Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
propeller shaft
oil seal
propeller
spacer
flange
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1738681U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS57130800U (ja
Inventor
恒雄 佐藤
和良 品田
Original Assignee
ヤンマーディーゼル株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ヤンマーディーゼル株式会社 filed Critical ヤンマーディーゼル株式会社
Priority to JP1738681U priority Critical patent/JPS6033117Y2/ja
Publication of JPS57130800U publication Critical patent/JPS57130800U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6033117Y2 publication Critical patent/JPS6033117Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sealing Of Bearings (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は船内外機のプロペラ軸オイルシール保護装置に
関するもので、経時的な効果の劣下を防ぎ、オイルシー
ルより離れた部分で巻き付いた糸(てぐす等)を捕獲で
きるようにすることを目的としている。
従来構造の一例を示す第1図において、下部ケース1と
その上端に複数個のボルトで結合される上部ケースによ
りアウトドライブユニット本体が形成され、このユニッ
トは支持機構(図示せず)を介して船体のトランサムに
起伏自在かつ左右への首振自在に支持されるか、又はヤ
ールボートの底板中央部の孔から船体下方へ突出配置さ
れる部材であり、矢印Fは前方である。
ケース1の後壁に明けた孔2に後蓋3がいんろう形式に
嵌合して複数個のボルト4、ナツト5により固定されて
おり、後蓋3の中央の孔6内には、プロペラ軸7の中間
部が軸受8を介して回転自在に支持されている。
プロペラ軸7は後端にスプラインスリーブ9を介してプ
ロペラ10を備え、前端は軸受11を介してケース1に
支持されている。
軸受8直前のプロペラ軸7上に固定した傘歯車12は伝
動軸13の下端に固定した傘歯車14と噛み合い、伝動
軸13は上方の前後進切換クラッチを介して船体内のエ
ンジンに接続している。
伝動軸13の下端部は軸受15によりケース1に支持さ
れる。
軸受8よりプロペラ10側の軸受孔6内にオイルシール
16が固定され、オイルシール16の内周リツプはプロ
ペラ軸7の外周面に当傍しており、オイルシール16の
プロペラ10側の端面ば後蓋3に一体に設けた内向きフ
ランジ17(シール押え部)により支持されている。
フランジ17の内径は対応する部分のプロペラ軸7の外
径よりわずかに大きい。
フランジ17の外周部分から後方(図の右方)へ筒状フ
ランジ18が突出し、この7ランジ18はプロペラ10
のボス部19後端面に設けた環状の凹部20内に半径方
向のわずかな隙間をへだてて一定量嵌入し、外周に環状
の複数個のラビリンス溝21を有する。
22は防食亜鉛で、複数個のボルトにより後蓋3に固着
されている。
ところが第1図の構造によると、運転中には後蓋3と一
体のフランジ18が固定しているのに対しプロペラ10
、ボス部19等が一体的に回転するため、プロペラ1(
H:糸(てぐす等)が巻き付いた場合、糸によりすぐに
溝21等の凹部が埋まり、糸がオイルシール16の内周
リップ部分等に達し易く、オイルシールを充分保護する
ことができない。
従来又第2図のように、プロペラ軸7にオイルシール1
6の保護装置30を固定し、保護装置30の外周に半径
方向の隙間をへだてて防食亜鉛31の筒状部32を配置
したものも知られている。
ところがその場合は防食亜鉛31の消耗により筒。
状部32と保護装置30の隙間が変化するため、オイル
シール16に対する充分な保護を期待することはできな
い。
本考案は上記従来の問題を解決するため、後蓋自体にオ
イルシール保護用の筒状部を設け、その内側にプロペラ
軸上のスペーサを半径方向のわずかな隙間をへだでて配
置し、後蓋筒状部とスペーサの間のわずかな隙間により
糸等のオイルシール部への到達を防止すると共に、スペ
ーサにより後蓋とスプラインスリーブの間に充分な空間
を設け、巻き付いた糸を捕獲できるようにしたものでミ
第3図に実施例を示す。
第3図において第1図中の符号と同一符号は対応部分で
ある。
第3図のスプラインスリアブ9はプロペラ軸7の後端部
にスプライン嵌合し、第1図のように固定されており、
防振ゴム34を介してプロペラボス部19を支持してい
る。
ボス部19の前端筒状部35はスプラインスリーブ9の
外向きフランジ36よりも前方(第3図左方)へ突出し
ており、後蓋3の筒状部37と後蓋3にいんろう形式で
嵌合固定されている防食亜鉛38の後端の筒状部39に
より形式されている環状の空間40内に、半径方向、軸
方向共に充分な隙間をへだでて侵入している。
スプラインスリーブ9とプロペラ軸7の段部41の間の
プロペラ軸7上にスペーサ42の筒状本体が嵌合固定さ
れており、スペーサ42の前端に設けた外向きフランジ
43は外周前半部に円筒面44を、又後学部に後方へ行
くにつれて縮径する面取り部45を備え、円筒面44は
わずかな隙間ちをへだてて後蓋筒状部37の内面に対向
し、フランジ43は筒状部37の内面にオーバーラツプ
L2だけ侵入している。
オーバーラツプhは7ランジ43の厚さと概ね等しく、
従って隙f罪−,の後部には概ね7ランジ43とスプラ
インスリーブフランジ36の間隔L3に等しい厚さの環
状の空間46が形式されている。
後蓋3、スペーサ42は共に耐摩耗性と耐食性に富む金
属材料(例えばAC4C)で形式されており、隙間L□
はできるだけ小さい値(例えばα2〜1m)に定められ
、オーバーラツプL2はできるだけ大きくされている。
又面取り部45も単なるパリ取りより充分大きく定めら
れている。
運転中にはプロペラ軸7と共にスプラインスリーブ9、
スペーサ42、プロペラボス部19等が一体的に回転し
、これに対し後蓋3、防食亜鉛38等は固定状態を保つ
そしてボス部19にてぐず等の糸が巻き付き、糸が空間
40を経て空間46へ侵入した場合には、これらの糸は
面取り部45上を滑り、スペーサ42の中央の筒状本体
外周面に巻き付くことになる。
以上説明したように本考案は後端にスプラインスリーブ
9を介してプロペラ10を有するプロペラ軸7をケース
後蓋3の軸受孔6に軸受8を介して支承し、軸受8より
プロペラ10側の軸受孔6内にオイルシール16を固定
し、オイルシール16よりプロペラ側の軸受孔6内に内
径がプロペラ軸7よりやや大きい内向きフランジ17を
設けたものにおいて、後蓋3の後端に内向きフランジ1
7の外周部に連続する筒状部37を設け、この筒状部3
7とスプラインスリーブ9の前端の外向きフランジ36
間に軸方向の空間46を形式するように内向きフランジ
17直後のプロペラ軸7上の段部41とスプラインスリ
ーブ9の間のプロペラ軸7上にスペーサ42を嵌合挟圧
固定し、スペーサ42前端の外向きフランジ43を筒状
部p7内に半径方向のわずかな隙間L1を入だでて配置
したことを特徴としているので、次のような特殊な効果
が得られるのである。
即ち前端に外向きフランジ43を有するスペーサ42を
オイルシール16の保護機構として採用したので、ス゛
ペーサ外筒面44と後蓋筒状部37の間の隙間L1がス
ペーサ42で形成された充分大きい空間46の内周部か
ら半径方向外方へ離れた位置を占め、従って仮に空間4
0を経て空間46内へ糸が巻き込まれても、これらの糸
が隙間L□に達する可能性が大幅に減少する。
スペーサ42により充分大きい空間46を形成している
ため、巻き付いた糸(てぐす等)を空間46内に捕獲し
て、オイルシール16より遠ざけることが容易になる。
又隙間L1は防食亜鉛38と無関係に形成されるため、
経時的な保護効果の劣下が回避される。
要するに本考案によると、プロペラ軸7上に嵌合固定し
たスペーサ42がプロペラの位置決めとスラスト受けの
役割を果すものであるが、そのスペーサ42を利用して
、スペーサ42の前端に外向きフランジ43を設け、ス
ペーサ42の本体から半径方向外方に離れた外向きフラ
ンジ43の円筒面44と筒状部37の間に隙間L1を設
けたのでミて(す等がオイルシール16部分に入らなく
なる。
又フランジ43はスペーサ42と一体であり、単一部品
で2つの機能(てぐす等のオイルシールへの侵入防止と
スペーサの役割)を有し、又スペーサ42は単に嵌合す
るだけで段部41とスプラインスリーブ9に挟持固定さ
れるので、ねじ等による固定手段を必要としない利点が
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の構造を示すための縦断面図、第2□図は
別の従来例を示す縦断面部分図、第3図は本考案による
保護装置の縦断面部分図である。 1・・・=・・ケース、3・・・・・・後蓋、6・・・
・・・軸受孔、7・・・・・□・プロペラ軸、訃・・・
・・軸受、9・・・・・・スプラインスリーブ、16・
=・・・・オイルシール、17・・・・・・内向きフラ
ンジ、37・・・・・・筒状部、42・・・・・・スペ
ーサ、43・・・・・・外向きフランジ、46・・・・
・・空間、h・・・・・・隙間。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 後端にスプラインスリーブ9を介してプロペラ10を有
    するプロペラ軸7をケース後蓋3の軸受孔6に軸受8を
    介して支承し、軸受8よりプロペラ10側の軸受孔6内
    にオイルシール16を固定し、オイルシール16よりプ
    ロペラ側の軸受孔6内に内径がプロペラ軸7よりやや大
    きい内向きフランジ17を設けたものにおいて、後蓋3
    の後端iこ内向きフランジ17の外周部に連続する筒状
    部37を設け、この筒状部37とスプラインスリーブ9
    の前端の外向きフランジ36間に軸方向の空間46を形
    成するように内向きフランジ17直後のプロペラ軸7上
    の段部41とスプラインスリーブ9の間のプロペラ軸7
    上にスペーサ42を嵌合挟圧固定し、スペーサ42前端
    の外向きフランジ43を筒状部37内に半径方向のわず
    かな隙間L1をへだでて配置したことを特徴とする船内
    外機のプロペラ軸オイルシール保護装置。
JP1738681U 1981-02-10 1981-02-10 船内外機のプロペラ軸オイルシ−ル保護装置 Expired JPS6033117Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1738681U JPS6033117Y2 (ja) 1981-02-10 1981-02-10 船内外機のプロペラ軸オイルシ−ル保護装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1738681U JPS6033117Y2 (ja) 1981-02-10 1981-02-10 船内外機のプロペラ軸オイルシ−ル保護装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS57130800U JPS57130800U (ja) 1982-08-14
JPS6033117Y2 true JPS6033117Y2 (ja) 1985-10-02

Family

ID=29815349

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1738681U Expired JPS6033117Y2 (ja) 1981-02-10 1981-02-10 船内外機のプロペラ軸オイルシ−ル保護装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6033117Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS57130800U (ja) 1982-08-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4491037A (en) Seal arrangement for disengageable reduction drive unit
US4236872A (en) Marine propeller fish line and weed cutter
JPS6033117Y2 (ja) 船内外機のプロペラ軸オイルシ−ル保護装置
US4911663A (en) Weed migration reduction system
US4946410A (en) Marine propulsion device with improved oil seal protection device
US4578040A (en) Fish line entering prevention device for marine propeller
JPS59149895A (ja) 船舶推進機用プロペラの糸切り装置
US3337221A (en) Seal having a drawn thin walled wear sleeve
JPS6029397A (ja) 船舶推進機における電食防止装置
US3876332A (en) Propeller and propeller mounting arrangement
US5558498A (en) Propeller shaft assembly for marine propulsion system
US4955833A (en) Dynamic damper on marine propeller or propeller shaft
JP2642102B2 (ja) 船内外機の水入り防止構造
FI60995B (fi) Foer baotmotorer avsett drivaggregat
GB2159252A (en) Hydrodynamic coupling
JPH0327038Y2 (ja)
EP0898097B1 (en) Transmission output bearings with intermediate speedometer sensor
JP2569156Y2 (ja) 舶用プロペラ軸における漁網侵入防止装置
JP2560707B2 (ja) スタ−タ
JPH058237Y2 (ja)
WO2021005882A1 (ja) 密封装置および密封構造
JPH0312639Y2 (ja)
JPH0411918Y2 (ja)
JPH0421706Y2 (ja)
JPH0336478Y2 (ja)