JPS6033116Y2 - 船舶の補助推進装置 - Google Patents
船舶の補助推進装置Info
- Publication number
- JPS6033116Y2 JPS6033116Y2 JP16015080U JP16015080U JPS6033116Y2 JP S6033116 Y2 JPS6033116 Y2 JP S6033116Y2 JP 16015080 U JP16015080 U JP 16015080U JP 16015080 U JP16015080 U JP 16015080U JP S6033116 Y2 JPS6033116 Y2 JP S6033116Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wind
- wind shield
- ship
- auxiliary propulsion
- propulsion system
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Buildings Adapted To Withstand Abnormal External Influences (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は、船舶の補助推進装置に関する。
近年、省エネルギの見地から、追い風を利用して船舶推
進のための燃費節減を図ることが考えられており、この
ための船舶として、上甲板上のポストに追い風を受ける
遮風板が取付けられたものが知られている。
進のための燃費節減を図ることが考えられており、この
ための船舶として、上甲板上のポストに追い風を受ける
遮風板が取付けられたものが知られている。
ところが、この場合には、遮風板専用のかなり堅牢なポ
ストが必要であるばかりでなく、上甲板上にこのような
ポストを強固に固定するためのスペースが必要になる。
ストが必要であるばかりでなく、上甲板上にこのような
ポストを強固に固定するためのスペースが必要になる。
そして、向い風を受ける場合は、ポストや遮風板によっ
て風圧抵抗が増加する。
て風圧抵抗が増加する。
この考案は、上記の実情に鑑みてなされたものであり、
上甲板に新たな構造物を付加したり向い風による風圧抵
抗を増加させたりすることなく、追い風を有効に利用し
て船舶推進のための燃費節減を図りうる経済的な船舶の
補助推進装置を提供することを目的とする。
上甲板に新たな構造物を付加したり向い風による風圧抵
抗を増加させたりすることなく、追い風を有効に利用し
て船舶推進のための燃費節減を図りうる経済的な船舶の
補助推進装置を提供することを目的とする。
以下この考案を実施例を示す図面を参照して説明する。
船舶の上甲板1に設けられた居住区(上部構造)2の後
部に煙突3が配置され、平坦状かつ垂直状に形成された
居住区後端面2aの左右両側部に補助推進装置を構成す
る遮風板4が設けられている。
部に煙突3が配置され、平坦状かつ垂直状に形成された
居住区後端面2aの左右両側部に補助推進装置を構成す
る遮風板4が設けられている。
遮風板4は、略垂直軸を中心にして回動しうるようにそ
の一端部が居住区2に取付けられ、居住区2の左右両側
面2bに設けられた遮風板回動装置5に連結されている
。
の一端部が居住区2に取付けられ、居住区2の左右両側
面2bに設けられた遮風板回動装置5に連結されている
。
回動装置5は、居住区側面2bに一端部が枢着されたシ
リンダ6と、シリンダ6の他端部および遮風板4に両端
部が回動自在に取付けられた円弧状のリンク7とからな
り、遮風板4を、鎖線Aで示すように居住区後端面2a
に接する閉位置から鎖線Bで示すように居住区側面2b
の外側方に突出する全開位置まで回動させるものである
。
リンダ6と、シリンダ6の他端部および遮風板4に両端
部が回動自在に取付けられた円弧状のリンク7とからな
り、遮風板4を、鎖線Aで示すように居住区後端面2a
に接する閉位置から鎖線Bで示すように居住区側面2b
の外側方に突出する全開位置まで回動させるものである
。
遮風板4の回動端には、支持棒8の一端部が回動自在に
取付けられている。
取付けられている。
この支持棒8の他端部は、居住区上面2cの両側端部に
前後移動自在に取付けられるとともに、複数の支持棒固
定部9のいずれかに取付位置可変に固定されるようにな
されており、支持棒8と支持棒固定部9により、遮風板
4を予め決められた複数の位置のいずれかに固定状に支
持する遮風板固定装置が構成されている。
前後移動自在に取付けられるとともに、複数の支持棒固
定部9のいずれかに取付位置可変に固定されるようにな
されており、支持棒8と支持棒固定部9により、遮風板
4を予め決められた複数の位置のいずれかに固定状に支
持する遮風板固定装置が構成されている。
なお、遮風板4は、鋼、プラスチック等を使用して、必
要強度を有しかつ極力軽量となるように構成される。
要強度を有しかつ極力軽量となるように構成される。
上記において、向い風を受ける通常航行時には、遮風板
4は閉位置、または鎖線Cで示すように真後に突出した
半開きの位置に固定され、向い風による風圧抵抗を極力
小さくする。
4は閉位置、または鎖線Cで示すように真後に突出した
半開きの位置に固定され、向い風による風圧抵抗を極力
小さくする。
また、船舶が追い風を受けて航行する場合には、遮風板
4は、追い風による風圧抵抗が最大となる位置まで開か
れ、支持棒8により固定される。
4は、追い風による風圧抵抗が最大となる位置まで開か
れ、支持棒8により固定される。
このため、遮風板4に作用する風圧力を船舶の推進に利
用して、推進のための燃費を節減することができる。
用して、推進のための燃費を節減することができる。
遮風板4の固定位置の決定および開閉操作は、風向、風
力を検出することにより、ミニコンピユータ−等を利用
して自動的に行なわれる。
力を検出することにより、ミニコンピユータ−等を利用
して自動的に行なわれる。
遮風板4の固定位置の数は任意であり、遮風板4を所定
の位置に固定する構造も実施例のものに限らない。
の位置に固定する構造も実施例のものに限らない。
さらに、遮風板4を回動範囲内の任意の位置に固定しう
るようにすることもできる。
るようにすることもできる。
なお、遮風板4は、居住区2の側面2b後部に取付けら
れていてもよい。
れていてもよい。
また、この考案は居住区以外の上部構台にも適用できる
。
。
以上のように、この考案による補助推進装置は、船舶上
部構造2の後部左右両側部に略垂直軸を中心にして回動
しうるように一端部が取付けられた遮風板4と、遮風板
4を回動させて開閉する遮風板回動装置5と、遮風板4
を開位置と閉位置の間の複数の位置のいずれかまたは開
位置と閉位置の間の任意の位置に固定する遮風板固定装
置とを備えているから、向い風を受ける通常航行時には
、遮風板4を居住区2の後方に格納して向い風による風
圧抵抗を小さくすることができ、船舶が追い風を受けて
航行する場合には、遮風板4を居住区2の外方に開いて
追い風による風圧抵抗を増大させ、これにより追い風を
有効に利用して、船舶推進のための燃費節減を図りうる
。
部構造2の後部左右両側部に略垂直軸を中心にして回動
しうるように一端部が取付けられた遮風板4と、遮風板
4を回動させて開閉する遮風板回動装置5と、遮風板4
を開位置と閉位置の間の複数の位置のいずれかまたは開
位置と閉位置の間の任意の位置に固定する遮風板固定装
置とを備えているから、向い風を受ける通常航行時には
、遮風板4を居住区2の後方に格納して向い風による風
圧抵抗を小さくすることができ、船舶が追い風を受けて
航行する場合には、遮風板4を居住区2の外方に開いて
追い風による風圧抵抗を増大させ、これにより追い風を
有効に利用して、船舶推進のための燃費節減を図りうる
。
また、とくに、遮風板4を開位置と閉位置の間の複数の
位置のいずれかまたは開位置と閉位置の間の任意の位置
に固定する遮風板固定装置を備えているから、風向きに
応じて遮風板4の位置を適当に調節することにより、向
い風による風圧抵抗を極力小さくするとともに追い風に
よる風圧抵抗を極力大きくして、さらに推進効率を向上
させることができる。
位置のいずれかまたは開位置と閉位置の間の任意の位置
に固定する遮風板固定装置を備えているから、風向きに
応じて遮風板4の位置を適当に調節することにより、向
い風による風圧抵抗を極力小さくするとともに追い風に
よる風圧抵抗を極力大きくして、さらに推進効率を向上
させることができる。
さらに、遮風板4は上部構造2に取付けられているので
、上甲板にポスト等の新たな構造物を付加する必要がな
く、上甲板上のスペースを有効に利用することができる
。
、上甲板にポスト等の新たな構造物を付加する必要がな
く、上甲板上のスペースを有効に利用することができる
。
図面はこの考案の実施例を示し、第1図は概略平面図、
第2図は概略斜視図である。 2・・・・・・居住区(上部構造)、4・・・・・・遮
風板、5・・・・・・遮風板回動装置。
第2図は概略斜視図である。 2・・・・・・居住区(上部構造)、4・・・・・・遮
風板、5・・・・・・遮風板回動装置。
Claims (1)
- 船舶上部構造2の後部左右両側部に略垂直軸を中心にし
て回動しうるように一端部が取付けられた遮風板4と、
遮風板4を回動させて開閉する遮風板回動装置5と、遮
風板4を任意の開度で固定する遮風板固定装置とを備え
ている船舶の補助推進装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16015080U JPS6033116Y2 (ja) | 1980-11-07 | 1980-11-07 | 船舶の補助推進装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16015080U JPS6033116Y2 (ja) | 1980-11-07 | 1980-11-07 | 船舶の補助推進装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5781992U JPS5781992U (ja) | 1982-05-20 |
JPS6033116Y2 true JPS6033116Y2 (ja) | 1985-10-02 |
Family
ID=29519146
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16015080U Expired JPS6033116Y2 (ja) | 1980-11-07 | 1980-11-07 | 船舶の補助推進装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6033116Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5268999B2 (ja) * | 2010-06-07 | 2013-08-21 | ジャパンマリンユナイテッド株式会社 | 船舶 |
-
1980
- 1980-11-07 JP JP16015080U patent/JPS6033116Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5781992U (ja) | 1982-05-20 |
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