JPS6032862Y2 - 冷凍・冷蔵ショ−ケ−ス - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は冷凍・冷蔵ショーケースに関し、特に、外気の
侵入を防止し、冷却効率を向上させたものである。

従来、この種の冷凍・冷蔵ショーケースでは蓋を商品取
出開口に配し、外気の侵入を防止しているが、例えば蓋
とショーケース本体とのわずかな隙間から外気が侵入す
るため、冷却効率が悪く、また該外気中の水分が商品取
出開口周縁に霜として付着し、蓋の開閉動作を悪くする
ことがある。

さらには、蓋の上面に金属製のカバーを被せた冷凍・冷
蔵ショーケースも提案されているが、該カバーは大型化
するとともに、取外した時の収納場所にも問題があった
。

本考案は上記従来例の欠点に鑑みてなされたものであり
、その目的とするところは、外気の侵入を防止し、冷却
効率を向上させるとともに、商品取出開口周縁に付着す
る霜を排除することにある。

さらに他の目的とするところは、上記目的を安価に達成
することにある。

以下、実施例を示す第１図および第２図等により本考案
を説明する。

先ず、１は冷凍・冷蔵ショーケース本体であり、前壁２
、両側壁３，３、上壁４、背壁５および図示しない底壁
からなり、その内側は内箱６、外箱７で形成される。

また、内箱６の壁側には蒸発器８が巻装され、これによ
り外箱６は冷却される。

９は商品取出開口であり、前記前壁２、両側壁３，３お
よび上壁４により形成される。

また、前壁２上端には前壁カバーとしての窓ガラス受け
１０、上壁４前端には土壁カバー１１を覆設する。

これら窓ガラス受け１０および上壁カバー１１は樹脂材
料にて形成する。

１２は窓ガラスであり、下端を上記窓ガラス受け１０に
嵌合し、上端に上蓋受け１３を被せる。

上蓋１４は透明材料からなり、そのローラ１５を側壁３
上に載置腰前後可動となし、窓ガラス１２、土壁４間に
延在する。

１６．１６は段状のレールであり、上記土壁カバー１１
および窓ガラス受け１０の商品取出開口９側に一体に形
成し、側壁３，３間に延在する。

１７．１７は着脱自在の左右開閉蓋であり、透明材料例
えばアクリル材料などから形成され、上記段状しせ−ル
１６，１６間に載置する。

なお、１８は左右開閉蓋１７の把手である。以上のよう
な構成からなる実施例は、窓ガラス受けや土壁カバー１
１は内箱６からの熱伝導を押さえるために熱絶縁性の樹
脂材料から形威されるため、それらと一体化される段状
のレール１６゜１６も樹脂による押出成型等で安価に得
られる。

商品を取出す時は、上蓋１４をローラ１５により後方に
移動し、さらに一方の左右開閉蓋１７を他方の開閉蓋１
７に寄せておいたり、重ねておき、商品取出開口９の一
部を開放させてから行なつＯ また、商品を取り終えた時やショーケースの不使用時、
例えば夜間や閉店時には、左右開閉蓋１７を左右に摺動
することで商品取出開口９を閉塞し、このことにより、
外気の内箱６への侵入は阻止されるため、冷却効率を向
上させることができ、同時に商品取出開口９周縁に外気
中の水分による霜が生皮されることも少なくなる。

また上記の着霜が少なくなることで、開口９をそのまま
の大きさで利用できるため、商品が取りやすく、しかも
良好な陳列効果を期待でき、除霜回数も減少する。

また左右開閉蓋１７が着脱式であるため掃除もやりやす
く、さらにショーケース本体１と上蓋１４との気密を一
層密としておけば、上蓋１４と左右開閉蓋１７との間が
断熱空間となるため、さらに冷却効率は向上する。

なお上記実施例のうちの左右開閉蓋１７．１７に第３図
に示すように車輪１９を備えたり、第４図に示すように
スライドピース２０を備えたリシて摺動性を向上しても
よく、さらに第５図に示すようにレール１６．１６を段
状とせずに溝状としてもよく、この場合左右開閉蓋１７
．１７にスライドピース２１．２１が形威される。

さらに前壁カバー１０は手すりとしても実施できる。

またショーケース本体１の幅が長くなるとききは、左右
開閉Ｍ１７は２枚以上備えたりすることもできる。

さらに上蓋１４も２枚以上としたり、前後可動でなくて
、左右可動あるいは回動し得るように配されてもよい。

以上のように本考案は前壁２、両側壁および上壁４によ
り商品取出開口９を形威した冷凍・冷蔵ショーケースに
おいて、該上壁４前端に上壁カバー１１を覆設するとと
もに、前壁２上端に前壁カバー１０を覆設し、該土壁カ
バー１１および前壁カバー１０の商品取出開口９側にレ
ール１６，１６を形威し、該レール１６．１６上に左右
開閉蓋１７・・・・・・を配するとともに、上蓋１４を
側壁３上に配置し、上記開口９を上記左右開閉蓋１７・
・・・・・および上蓋１４で二重に閉塞したことを特徴
とするものであるから、内箱６への外気の侵入を防止で
きるとともに、冷却効率を向上させることができ、しか
も上記のことを安価に達成することができる等の効果が
ある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の実施例を示す一部横断面図、第２図は
本考案実施例による左右開閉蓋の斜視図、第３図、第４
図は本考案の他の実施例における左右開閉蓋の側面図、
第５図は本考案のさらに他の実施例を示す要部断面図で
ある。 ２・・・・・・前壁、４・・・・・・上壁、９・・・・
・・商品取出開口、１０・・・・・・窓ガラス受け（前
壁カバー）、１１・・・・・・上壁カバー １２・・開
窓ガラス、１４・・・・・・上蓋、１６・・・・・・レ
ール、１７・・・・・・左右開閉蓋。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 前壁、両側壁および土壁により商品取出開口を形成し、
   該商品取出開口に開閉自在の上蓋を配設した冷凍・冷蔵
   オープンショーケースにおいて、土壁前端に土壁カバー
   を覆設するとともに前壁上端に前壁カバーを覆設し、前
   記上壁カバーおよび前壁カバーの商品取出開口にレール
   を形成するとともに前記レール上に左右開閉蓋を配設し
   、前記商品取出開口に前記上蓋および左右開閉蓋で二重
   に閉塞し、前記商品取出開口に断熱空間を形成したこと
   を特徴とする冷凍・冷蔵オープンショーケース。