JPS6032763Y2 - 液体充填装置 - Google Patents

液体充填装置

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Publication number
JPS6032763Y2
JPS6032763Y2 JP1980127122U JP12712280U JPS6032763Y2 JP S6032763 Y2 JPS6032763 Y2 JP S6032763Y2 JP 1980127122 U JP1980127122 U JP 1980127122U JP 12712280 U JP12712280 U JP 12712280U JP S6032763 Y2 JPS6032763 Y2 JP S6032763Y2
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Japan
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filling
nozzle
filled
liquid
pitch
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JP1980127122U
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JPS5750848U (ja
Inventor
典義 瀬川
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日興エンジニアリング株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、例えば発光ダイオード等の被充填物の充填箇
所にエポキシ樹脂などの充填液を自動的に供給できる液
体充填装置に関する。
近年、種々の電気機器の表示装置として発光ダイオード
が多用されているが、この発光ダイオードは樹脂製容器
の中に発光素子を入れ、この発光素子の周囲にエポキシ
樹脂等を充填して固めて製作されている。
しかし、従来はこのような発光ダイオードの樹脂充填作
等を自動的に行なえる装置はなく、発光ダイオードの製
作には長時間を要している。
このため、自動的に発光ダイオードの製作を行なえる装
置の開発が望まれていた。
また、発光ダイオードへの充填作業に限らず、他の一般
の製品への所定量の液体の充填を自動的に行なえる装置
の開発も望まれている。
本考案の目的は、被充填物の充填箇所に充填液を自動的
に充填できる液体充填装置を提供するにある。
本考案は、被充填物が充填位置近傍にあることを検出す
る被充填物検出機構を設けるとともに、被充填物を充填
箇所のピッチごとに送る所定ピッチ送り機構を設け、前
記検出機構により被充填物が存在することが検出されて
いる状態において所定ピッチ送り機構による被充填物の
1ピツチの送りごとに被充填物に向って進退するノズル
を設け、このノズルに充填液を一定量づつ供給する定量
ポンプを設け、これにより被充填物への充填液の自動的
充填を可能にして前記目的を遠戚しようとするものであ
る。
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。
第1,2図の全体構造の概略図において、発光ダイオー
ド用ケース等の被充填物1の搬送時のガイドとなる一対
のレール2の両端部下方には、それぞれ一対の駆動側ス
プロケット3と従動側スプロケット4とが設けられ、こ
れらのスプロケット3.4間にはチェ75が巻回されて
いる。
このチェ75には所定間隔ごとにドッグ6が設けられ、
このドッグ6により被充填物1を搬送できるようになっ
ている。
前記駆動側スプロケット3の軸7の一端には第1のクラ
ッチ(CL;l) 8を介して早送り機構用の第1のモ
ータ(MQ) 9が接続され、これらのモータ9、クラ
ッチ8、スプロケット3,4、チェ75及びドッグ6に
より早送り機構10が構成されている。
また、駆動側スプロケット3の軸7の他端には第2のク
ラッチ(CL)11を介してラチェット12が接続され
、このラチェット12には該ラチェット12を所定歯数
すなわち所定ピッチづつ回転させる送り爪13の一端が
噛合されている。
この送り爪13はラチェットカム14によりラチェット
12を進める方向に駆動されるとともに、引戻しばね1
5により後退方向に付勢され、この引戻しばね15によ
る送り爪13の戻り量は送りピッチ調整ねじ16により
規制され、この調整ねじ16を進退させることによりラ
チェットカム14の1回転により送り爪13で送られる
ラチェット12の歯数が調整できるようになっている。
また、ラチェットカム14は所定ピッチ送り機構用の第
2のモータ(F4)17の出力軸18に固定され、この
第2のモータニアにより駆動されるようにされている。
第2のモータ17の出力軸18には1回転検出用カム1
9が固定され、このカム19にはラチェット用マイクロ
スイッチ(MSR)20の作動片が当接され、ラチェッ
トカム14の1回転すなわち1サイクルが検出できるよ
うにされている。
これらの第2のクラッチ11、ラチェット12、送り爪
13、ラチェットカム14、引戻しばね15、送りピッ
チ調整ねじ16、第2のモータ17並びに前記スプロケ
ット3,4、チェ75及びドッグ6により所定ピッチ送
り機構21が構成されている。
前記一対のレール2上の所定位置には、被充填物1が充
填位置近傍に存在することを検出する被充填物検出機構
としての第1.第2の光電センサ(PH1−PH2)2
2−23が所定間隔で設けられている。
これらのセンサ22,23の中間位置において、レール
2の上方に複数のノズル24が被充填物1の充填箇所に
対応して一列に設けられている。
これらのノズル24はノズルプレート25に取付けられ
、このノズルプレート25はノズル位置調整機構26を
介してノズルアーム27の一端に支持されている。
このノズルアーム27の他端は支軸28に回動自在に支
持され、ノズルアーム27がノズル上下動カム29によ
り起伏されるようになっている。
また、ノズルアーム27の下方にはノズル上下動調整ね
じ30が設けられ、ノズルアーム27の下降量が調整で
きるようになっている。
前記ノズル上下動カム29は軸31を介して歯車32に
連結され、この歯車32は、ノズル上下動用の第3のモ
ータ33の出力軸に固定された歯車34に噛合され、こ
の第3のモータ33の駆動に伴ない駆動されてノズル上
下動カム29を回転させるようになっている。
また、第3のモータ33の出力軸に固定された歯車34
には歯車35が噛合され、この歯車35の中心軸36に
は第1、第2、第3のカム37.38.39が固着され
、歯車35と一体に回転するようになっている。
これらの第1、第2、第3のカム37.38.39には
それぞれ第1、第2、第3のマイクロスイッチ(MS□
9M529M53)40,41,42の作動片が接触さ
れ、各カム37〜39の回転及び外形に応じて0N−O
FFされるようになっている。
この第1のマイクロスイッチ40は、ノズル上下動1サ
イクル停止用のマイクロスイッチで、ノズル上下動カム
29によりノズルアーム27が最上点に至ったとき第3
のモータ33を停止させるようになっており、第2のマ
イクロスイッチ41は、ラチェットカム駆動用の第2の
モータ17を作動させるマイクロスイッチで、第1、第
2の光電スイッチ22.23が共に光を遮断されたとき
すなわちワーク有りの状態のときのみ有効に作用されて
第2のモータ17を作動させる。
さらに、第3のマイクロスイッチ42は、後述する定量
ポンプを作動させるためのマイクロスイッチである。
前記一対のレール2の上方には定量ポンプ43が設けら
れ、この定量ポンプ43はポンプ駆動用モータ44、充
填液収納容器45及びポンプ1サイクル停止用のマイク
ロスイッチ(MS、) 46を備え、チューブ47を介
して前記ノズル24に充填液例えば3液性エポキシ樹脂
を一定量づつ供給できるようになっている。
前記ノズル24の前方位置にはヒータ48が設けられ、
ノズル24内の充填液を固化しない範囲の温度で暖めて
粘度を低下させるようになっている。
前記被充填物lは、第3図に詳細に示されるように、着
脱自在にされた四角形枠状のフレーム51を備え、この
フレーム51に細長い短冊状の発光ダイオード(LED
)ケース52が多数個並列に取付けられて構成され、
このLEDケース52には充填箇所としての凹部53が
複数箇所設けられ、隣合うLEDケース52の凹部53
間のピッチはPとされている。
この際、前記第1、第2の光電センサ22,23及びノ
ズル24と被充填物1との位置関係は、被充填物1が矢
印Fの方向に送られてきて、第1、第2の光電センサ2
2,23共に被充填物1により光が遮断されたとき、最
先列のLEDケース52の凹部53の中心から丁度1ピ
ッチP分だけ前方にノズル24が位置するようにされて
いる。
また、このノズル24とこのノズル24より進行方向の
前方に位置する第1の光電センサ22との寸法11並び
にノズル24とこのノズル24より進行方向の後方に位
置する第2の光電センサ23とのす法12 とは、フレ
ーム51の寸法により決定され、寸法11は被充填物1
が矢印F方向に進行してきて第1の光電センサ22への
光が遮断された時に前述のようにノズル24が最前列の
LEDケース52の凹部53より1ピツチPだけ前に位
置する寸法とされ、寸法12はノズル24が最後列のL
EDケース52の凹部53の中心位置にあるとき、フレ
ーム52により第2の光電センサ23への光が遮断され
、これよりさらにフレーム52が1ピツチPだけ送られ
る途中で第2の光電センサ23がフレーム52からはず
れる寸法とされている。
前記ノズル位置調整機構26は、第4図及び第5図に詳
細に示されるように、ノズルアーム27の先端に設けら
れノズルプレート25を垂直面内において上下方向に首
振移動すなわち矢印A−A方向に位置調整しうる第1の
調整機構60と、この第1の調整機構60に連設されノ
ズルプレート25を上下方向に平行移動すなわち矢印B
−B方向に位置調整しうる第2の調整機構70と、この
第2の調整機構70に連設されノズルプレート25を水
平面内において左右方向に首振移動すなわち矢印C−C
方向に位置調整しうる第3の調整機構80と、この第3
の調整機構80に連設されノズルプレート25を一対の
レール2の間隔方向、すなわち矢印り方向に位置調整し
うる第4の調整機構90とから構成されている。
前記第1の調整機構60は、ノズルアーム27の先端に
固定された第1の円板61と、この円板61に回転自在
に支持された第2の円板62と、前記第1の円板61に
設けられた弧状の長溝63を貫通して挿入され第1の円
板61に第2の円板62を所定回転角度で固定する調整
ねじ64とから構成されている。
第2の調整機構70は、前記第2の円板62に固定され
蟻溝を有する雌部材71と、この雌部材71の蟻溝に一
端を係合されるとともに上下方向に移動可能にされかつ
横孔72を有する雄部材73と、前記雌部材71に固定
されたブラケット74に回転自在かつ上下動不可能に支
持され先端を雄部材73にねじ込まれて雄部材73の上
下方向位置を調整する調整ねじ75とから構成されてい
る。
第3の調整機構80は、前記雄部材73の横孔72に揺
動可能に挿入された可動部材81と、この可動部材81
を常時雄部材73の外端側に押圧する複数のばね82(
第5図参照)と、前記雄部材73の外端側にねじ込まれ
てその先端が可動部材81に当接され可動部材81をば
ね82の付勢力に抗して傾かせる一対の調整ねじ83と
から構成されている。
さらに、第4の調整機構90は、前記可動部材81に軸
91Aを介して矢印E方向に角度調整可能な状態で連結
固定された側面略下向きコ字形の立上り部材91と、こ
の立上り部材91に固定されるとともにノズルプレート
25を摺動可能に支持するガイド板92と、ノズルプレ
ート25に設けられた長孔93を貫通してガイド板92
にねじ込まれノズルプレート25を矢印り方向に位置調
整後固定する止めねじ94とから構成されている。
これらの各調整機構6G、70,80,90によりノズ
ルプレ−ト25に固定されたノズル24は、被充填部材
1のLEDケース52の各凹部53の中心と合致し、か
つ、適正高さ位置となるように調整される。
次に、本実施例の作動につき、第6図及び第7図A、B
、Cのタイムチャートをも参照して説明する。
第1,2図において、レール2上に被充填物1を載置し
、図示しないスタートスイッチを投入すると、第1のク
ラッチ(CLQ) 8がONされるとともに早送り用の
第1のモータ(MQ) 9が作動され(第6図参照)、
軸7を介して駆動側スプロケット3が回転されてチェノ
5が矢印方向に駆動され、ドッグ6により被充填物1は
矢印F方向に送られる。
この送りにより被充填物1が被充填物検出機構としての
第1、第2の光電センサ22゜2 s (pHtt 2
)の位置にきて両センサ22,23の光を共に遮断す
ると、ワーク有りすなわち被充填物1が充填位置近傍に
きたことが検出され、第1のクラッチ8及び第1のモー
タ9がOFFされて早送りが停止されるとともに、所定
ピッチ送り機構21の第2のクラッチ(CLR) 1
1及び第2のモータ(MR)17がONされる。
これにより、ラチェットカム14が回転され、引戻しば
ね15によりこのカム14に当接されている送り爪13
は送りピッチ調整ねじ16により規制される範囲内で第
2図中矢印方向に1回揺動され、ラチェット12を所定
歯数の1ピッチ分だけ回転させ、その分チェン5が駆動
されて被充填物1も1ピツチPだけ送られる。
この際、すなわち早送りから所定ピッチ送りに切換わる
とき、ノズル24と被充填物1の充填箇所としての凹部
53の位置関係は、第3図に示されるように、ノズル2
4が最前列の凹部53より1ピツチP分前方に位置され
ており、所定ピッチ送り機構21により最初の1ピツチ
Pの送りによりノズル24と最前列の凹部53とが一致
される。
このようにして所定ピッチ送り機構21により1ピッチ
送りが完了し、最前列の凹部53にノズル24が一致さ
れると、送りの完了が第2のモータ17の出力軸18に
固定された1回転検出用カム19とラチェット用マイク
ロスイッチ(MSR)20とにより検出され、第2のモ
ータ17がOFFされてピッチ送りが停止されるととも
に、ノズル上下動用の第3のモータ(MN)33がON
される(第6図参照)。
この第3のモータ33のONにより、ギヤ34,32及
び軸31を介してノズル上下動カム29が回転され、こ
のカム29により最上位置に停止されていたノズルアー
ム27の下降が開始され、ノズル24も下降され、つい
で上昇するノズル下降上昇の1サイクルが行なわれるこ
ととなる。
一方、第3のモータ33の回転に伴ない、ギヤ34.3
5及び軸36も回転され、この軸36に固定された第1
〜第3のカム37〜39も回転され、これらのカム37
〜39の回転に対応して第1〜第3のマイクロスイッチ
(MS1〜3)40〜42が作動されることとなる。
すなわち、第6図に示されるように、第3のモータ33
の始動後まず第1のマイクロスイッチ40がONされ、
この第1のマイクロスイッチ40は該マイクロスイッチ
40は該マイクロスイッチ40がOFFされたとき第3
のモータ33がOFFされるようになっている。
この第1のマイクロスイッチ40のON後、第3のマイ
クロスイッチ42がONされ、これにより定量ポンプ駆
動用モータ(M、)44が作動されて定量ポンプ43に
より充填液収納容器45内の充填液が所定量吐出され、
ノズル24から被充填物1の凹部53内に供給される。
この第3のマイクロスイッチ42の作動のタイミングは
、ノズル上下動カム29によりノズルアーム27すなわ
ちノズル24がノズル上下動調整ねじ30により規制さ
れる最下位置に降下した時点とされ、またカム29によ
るノズル24の上下動は下降時が早く、上昇時がゆっく
りとなるようにされている。
この際、ノズル24の最下位置は、ノズル24の先端(
下端)が凹部53の底部に近接した位置となるように調
整ねじ30で設定されている。
また、第3のマイクロスイッチ42により作動された定
量ポンプ駆動用モータ44は、定量ポンプ43に内蔵さ
れた定量ポンプ1サイクル検出用マイクロスイツチ46
により1サイクルすなわち1吐出動作後停止されること
となる。
さらに、このモータ44の停止後、ノズル24の上昇サ
イクルの途中において、ノズル24が凹部53から脱出
した時点で第2のマイクロスイッチ(MS2)41がO
Nされ、このマイクロスイッチ41により所定ピッチ送
り用の第2のモータ17が再びONされ、既にONされ
その状態が保持されている第2のクラッチ11との作用
により再度1ピッチ分被充填物1が送られ、ノズル24
が2列目の凹部53に一致される。
この1ピッチ送りが売子すると、前述と同様にして再び
ノズル上下動用の第3のモータ33が作動され、前述と
同様にしてノズル24の下降、上昇と定量ポンプ43に
よる充填液の充填が行なわれ、以下、同様にして1列づ
つ凹部53への充填液の充填が繰返されることとなる。
この際、次回の1ピッチ送りが完了する前にこの回のノ
ズル下降上昇サイクルが完了されるように設定されてい
る。
このようにして最終列の凹部53とノズル24とが一致
し、この凹部53への充填が開始される状態では、被充
填物1、ノズル24及び第1.第2の光電センサ22,
23の位置関係は第3図の右下に示される状態となり、
この状態では第1の光電センサ22は勿論、第2の光電
センサ23もまだ被充填物1により光を遮断された状態
にある。
充填が完了し、定量ポンプ1サイクル検出用のマイクロ
スイッチ46により定量ポンプ駆動用モータ44がOF
Fされ(第6図右側参照)、さらに第2のマイクロスイ
ッチ41により所定ピッチ送り用の第2のモータ17が
ONされ、被充填物1がある程度送られると、まず、第
2の光電センサ23が被充填物1から外れ、ワーク無し
が検出される。
しかし、このワーク無し信号のみでは装置の各部の動き
は何ら影響を受けず、こののち、1ピッチ送りの完了が
ラチェット用マイクロスイッチ20により検出されると
、これらの両信号によって所定量送り用の第2のクラッ
チ11がOFFされるとともに、早送り用の第1のクラ
ッチ8及び第1のモータ9がONされて早送り動作が開
始される。
ついで、次の被充填物1が送られてきて第1、第2の光
電センサ22,23の光を遮断してワーク有りが検出さ
れると再び前述の動作が繰り返され、この新たな被充填
物1への充填動作がなされ、以下同様にして次々に被充
填物1への充填が自動的に行なわれていくこととなる。
また、この充填動作中、ノズル24の部分はヒータ48
により暖められ、充填液の流出が円滑となるようにされ
ている。
ところで、被充填物1の凹部53の形状は、全ての製品
とも同じという訳ではなく、種々の形状があるため、そ
の形状に対応した充填動作が必要となる。
この形状の相違による充填動作の相違をタイムチャート
として表わしたのが第7図A〜Cである。
すなわち、第7図Aには中間的な口径の段なしの単純な
形状をした凹部53Aの、Bには段差が少ない1段の段
を中間に有する形状をした凹部53Bの、Cには開口部
が大口径とされるとともに段差の大きい1段の段を中間
に有する形状をした凹部53Cのそれぞれの充填動作が
示されている。
第7図A−Cにおいて、横軸には時間Tが、縦軸にはノ
ズル24の高さ位置Hが示され、玩はノズル上下動カム
29により設定される最大のストロークを表わし、Hl
は調整ねじ30により下降量が寸法りだけ規制された状
態の実際にノズル24が上下動するストロークを表わし
、従ってノズル24の下降上昇特性のうち破線で示され
る区間ちはカム29の回転に関係なくノズル24は定位
置に停止されている状態を表わし、さらに、丸印で示さ
れる時点S1.S2は定量ポンプ43による充填液の吐
出時点を表している。
第7図Aにおいて、ノズル24が下降を開始し、時間T
経過した後すなわちカム29により設定されるノズル2
4の最下位置に達した時点S工で充填液の吐出がなされ
る。
この時、1サイクルに要する時間りは、第3のモータ3
3のスピードをコントロールすることにより所定の値に
設定され、また、スタートから時間T。
経過した時点S1で積度吐出が開始されるようにポンプ
モータ作動用の第3のカム39の形状が設定されている
この吐出開始後しばらくしてノズル24は上昇方向に移
動され、ノズル24の先端からは充填液が所定時間吐出
されて凹部53Aへの充填がなされ、この完了後さらに
ノズル24は上昇されて最上位置で停止される。
この際、充填液はその粘度が高いために定量ポンプ43
の動作より遅れて吐出されるから、ノズル24が凹部5
3Aから脱出する前に吐出が完了するようなゆっくりと
したノズル24の上昇速度となるようにカム29の形状
等が設定されている。
第7図Bにおいても基本的な動作は第7図Aの場合と同
じであるが、第7図Bの凹部53Bには途中に段部があ
るため、ノズル24を連続して上昇させたのでは、ノズ
ル24の上昇に充填液の吐出が追いつかないためと凹部
53Bの小径部内に発生した泡が十分に放散しないため
、ノズル24の上昇過程の途中にノズル24の上昇を停
止させる過程を挿入したものである。
すなわち、吐出が開始される時点S1からT1時間後ノ
ズル上下動用の第3のモータ33を一時停止させ、T2
時間後に再駆動させるようにしたもので、これらの時間
T1.T2はノズル停止機構としての図示しないタイマ
により適宜に設定できるようにされている。
また、これらの時間T工、T2のうち時間T□は吐出後
ノズル24が段部より上方で開口より少し下方の位置ま
で上昇するまでの時間とされ、時間T2はノズル24が
段部より上方に位置したことにより口径の大きい部分で
充填液の吐出の遅れが大きくなることをカバーでき、か
つ吐出された充填液中の泡が十分に放散されるに必要十
分な時間とされ、この停止時W2の増加により、1サイ
クルに要する時間は桜となる。
第7図Cにおいては、段部より上方の口径が比較的大き
いため、1回の吐出では凹部53Cに十分充填できない
ため、時点S1での1回目の吐出から時間も経過後の時
点S2で2回目の吐出を行なわせるようにしたものであ
る。
一方、ノズル24の動きは、1回目の吐出から2回目の
吐出がなされるまでの時間T5より短かい時間T□後に
上昇が停止され、この停止状態で2回目の吐出がなされ
、時間T2だけ停止が継続されたのち時間T3だけ再び
上昇され、ここで再度時間T、だけ停止された後に再度
上昇されて最上位置で停止される。
これらの時間T1〜T、は図示しないタイマーにより適
宜に設定されるが、時間T□は吐出後ノズル24の下端
が凹部53Cの段部よりやや上方の位置に達するまでの
時間とされ、時間T2は大口径部に吐出することにより
生ずる充填液の充填遅れをカバーし、かつ吐出充填液中
の泡を十分放散させるに必要十分な時間とされ、時間T
3は大口径部の開口より少し下方にノズル24の先端が
位置するまでの時間とされ、時間T、は停止時間中に充
填液の充填遅れがカバーされるとともに泡の放散が十分
にでき、かつノズル24が凹部53Cから脱出した後に
充填液がノズル24から吐出されないようにするために
必要十分な時間とされ、さらに時間T、はノズル24の
上昇速度と前記時間T1・T2との関連からTl<T5
< (T□十T2)となるような時間とされる。
また、このような2箇所の停止を行なうことにより1サ
イクルを要する時間t3(〉ち>ti)とされる。
このように凹部53の形状に応じて泡の放散状態及び充
填量等を考慮し、これによりノズル24の上昇時の動作
及び吐出を決定し、これを前述の基本動作中に適用する
ことで種々の形状の凹部53に対応した充填パターンで
自動的に充填が行なわれる。
従って、凹部53の形状が比較的細いような場合には、
泡の放散が困難のため、定量ポンプ43による1回の吐
出量を絞って少なくシ、数回に分けて吐出することもあ
り、一方、形状が比較的単純で太い場合には泡の放散の
心配が少ないため、多量の充填液を1回で吐出しかつ途
中に停止時間をとらない場合もある。
上述のような本実施例によれば、LEDケース52など
からなる被充填物1に自動的にエポキシ樹脂などの充填
液を充填できる。
また、この充填にあたり凹部53の形状に応じてノズル
24の上昇動作及び定量ポンプ43の吐出動作を変化さ
せうるので泡等が充填液中に残ることなく、常に適正な
充填を行なうことができる。
さらに、ノズル24の近傍にはヒータ48が設けられて
いるから、このヒータ48で充填液の粘度を下げること
ができ、充填作業を円滑にできる。
また、早送り機構10による送りから所定ピッチ送り機
構21による送りへの切換時に所定ピッチ送り機構21
により1ピッチ分の空送りをするようにしたから、駆動
側スプロケット3の軸7の両端で接続されたクラッチ8
,11の部分において発生するバツクラツシによる送り
ピッチ誤差をこの空送り時に吸収することができ、以後
の送り時においてノズル24の位置と被充填物1の凹部
53の位置との位置ずれを生ずることがない。
すなわち、早送り用モータ9で軸7を駆動しているとき
は、第2のクラッチ11のラチェット12側に位置する
クラッチ板は軸7側に位置するクラッチ板に対して従動
側にあたり、一方、所定ピッチ送り用モータ17で軸7
を駆動しようとするとき、ラチェット12側に位置する
クラッチ板が駆動側となって軸7側に位置するクラッチ
板が従動側となるため、両クラッチ板間において生じて
いるバツクラツシ分、早送りと所定ピッチ送りのとき軸
7を回転させないこととなり、この回転させない分がノ
ズル24と凹部53との位置すれとなって作用する。
このため、1回空送りをし、この1回空送りした点でノ
ズル24と凹部53とが一致するように位置しておけば
、それ以後ではピッチずれは発生しないこととなる。
さらにノズル24を支持するノズルプレート25は、ノ
ズル位置調整機構26及びノズル上下動調整ねじ30に
より、その上下、左右、前後、水平度等を任意に調整で
きるから、各ノズル24を確実に凹部53に一致させる
ことができる。
なお、実施にあたり被充填物1としてはLEDケース5
2に限らず他のケースでもよく、その場合の充填物もエ
ポキシ樹脂に限らず、油等他の部材でもよい。
また、各部の構造は前記実施例の構造に限らず、他の構
造でもよい。
さらに、早送り機構10は必ずしも設けなくともよいが
、設ければ作業能率を向上できる。
上述のように本考案によれば、被充填物の充填箇所に充
填液を自動的に充填できる液体充填装置を提供できると
いう効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る液体充填装置の一実施例の概略構
成を示す平面図、第2図はその正面図、第3図は本考案
に用いられる被充填物の一例を示す平面図、第4図は第
1図のノズル位置調整機構の斜視図、第5図は第4図の
ノズル位置調整機構を反対方向から見た斜視図、第6図
は第1図の実施例ツタイムチャート、第7図A−Cは異
なる形状の被充填物に対するノズルの動作の例を示すタ
イムチャートである。 1・・・・・・被充填物、10・・・・・・早送り機構
、21・・・・・・所定ピッチ送り機構、22.23・
・・・・・被充填物検出機構としての第1、第2の光電
センサ、24・・・・・・ノズル、33・曲・ノズル上
下動用の第3のモータ、43・・・・・・定量ポンプ、
52・・開発光ダイオードケース、53・・・・・・充
填箇所としての凹部。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1)複数の一定ピッチの充填箇所を有する被充填物が
    充填位置近傍に存在することを検出する被充填物検出機
    構と、前記被充填物を充填箇所のピッチごとに送る所定
    ピッチ送り機構と、前記被充填物の充填箇所に対応して
    設けられるとともに被充填物に向って進退可能にされか
    つ前記検出機構により被充填物や存在することが検出さ
    れている状態において前記所定ピッチ送り機構による被
    充填物のlピッチの送りごとに被充填物に向って進退す
    るノズルと、このノズルに充填液を一定量づつ供給する
    定量ポンプとを具備したことを特徴とする液体充填装置
  2. (2)前記実用新案登録請求の範囲第1項において、被
    充填物の早送り機構を設け、この早送り機構は前記被充
    填物検出機構による被充填物が検出されないとき所定ピ
    ッチ送り機構に代って作動されることを特徴とする液体
    充填装置。
  3. (3)前記実用新案登録請求の範囲第1項または第2項
    において、前記充填液はエポキシ樹脂等の高精度の液体
    とされるとともに、前記ノズルから充填箇所への充填液
    の吐出後、充填液の流出の遅れに対応して被充填物から
    の後退動作の途中でノズルを一時停止させる機構が設け
    られたことを特徴とする液体充填装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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