JPS6032646A - 積層フイルム - Google Patents

積層フイルム

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JPS6032646A
JPS6032646A JP58141236A JP14123683A JPS6032646A JP S6032646 A JPS6032646 A JP S6032646A JP 58141236 A JP58141236 A JP 58141236A JP 14123683 A JP14123683 A JP 14123683A JP S6032646 A JPS6032646 A JP S6032646A
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JP
Japan
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film
filter
laminated film
laminated
light
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Application number
JP58141236A
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English (en)
Inventor
智幸 南
実生 治郎
境 孝義
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Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明の積層フィルムは、光学素子、特に画像表示装置
用のフィルターの改良に関するものである。
〔従来技術〕
放送受信用テレビに代表される画像表示装置はコンピュ
ータ応用情報システムの展開で近年急激に多様化が進行
している。ここで画像とは1文字。
数字2図形などの静止および運動画像であって人間が視
覚的に感知し得るものを指す。かかる画像表示装置は、
外光制御(外光の光路中において目に入る光量を制御す
る)または発光制御(発光体の入力エネルギーを制御す
る)方式により情報を視覚化し、直視または投写によっ
て画像とするものである。これらの例としては陰極線管
(CRTと略称する)、レーザディスプレイ、ホトクロ
ミックディスプレイ、エレクトロクロミックディスプレ
イ、液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイ、発光ダ
イオードディスプレイ、エレクトロルミネッセンスディ
スプレイ、ライトパルプなどがある。
特にディスプレイ素子としてCRTはテレビ受像機用と
して廉価で大量に普及し、さらにコンピュータ用の画像
処理、および画偉、データ通信用等に拡大している。そ
の基本構造は、電子銃、電子ビーム偏向系と螢光面から
成り立っているが。
ディスプレイの文字9画像は2表面反射(グレア)。
ちらつき(フリッカ−)、低コントラストのため。
長時間の凝視時に目が疲労する問題があった。
目の疲労や肩こり2首、腕の痛みを防止するために、C
RTディスプレ装置の前面にフィルターを取りつけるこ
とが提案されているが、まだ十分好ましいものが見当ら
ない。特に表面反射性に優れ、コントラストを大幅に改
善されたものは見当らない。コントラストとは、ブラウ
ン管の映像(輝点)の輝度Sと、黒面であるべき部分が
外光の反射によって明るく々つだ輝度Nとの比率S/N
で現わされるが、螢光面上に外光が照射された時。
その反射光により映像面の黒い部分を明るくさせ。
B/Nを悪くさせ、見えにくくする。
〔発明の目的〕
本発明は、上記欠点を解消し、コントラストが良好で色
模様が出す、しかも耐スクラッチ(傷がつきにくい)性
に優れた積層フィルムを提供せんとするものである。
〔発明の構成〕
本発明は、下記の式からめられるNの値が−0,03以
上0.05以下の範囲にある可撓性のプラスチックフィ
ルムの少なくとも片面に、ポリオルガノシロキサン系硬
化被膜が形成されてなる積層フィルムを特徴とするもの
である。
ン ただし、nl:フィルムの主配向方向の屈折率。
n2 : nlとn3に直交する方向の屈折率。
n3:フィルムの厚み方向の屈折率。
本発明における可撓性プラスチックフィルムとは2分子
が配列されたフィルム状の樹脂組成物であればよく、そ
の組成物の好ましいものとして2は。
例えばポリエチレンテレフタレート、ポリエチレン2,
6ナフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエ
チレンα、βビス(2−クロルフェノキシ)エタン4,
4′ジカルボキシレート、などのポリエステル重合体、
ポリエチレン、ポリプロピレンなどのポリオレフィン、
ナイロン6、ナイロン12などのポリアミド、芳香族ポ
リアミド、高分子主鎖に五員環イミド結合を有するポリ
イミド、ポリカーボネート、ポリスルホン、ポリフェニ
レンスルファイド、ポリ塩化ビニル、ポリメチルメタク
リレート、ポリエーテル、ポリエーテルスルホン。
ポリエステルエーテル、ポリエーテルケトン、フッ素含
有ポリマーなどであり、これらの共重合体あるいはブレ
ンド物をも含むが、必ずしもこれらに限定されない。よ
り好ましくは、ポリエステルである。
壕だ1本発明の可撓性プラスチックフィルムは。
下記(1)式でめられるNの値が(2)式の通りで々け
ればならない。
0.03≦N≦o、 05 −−−−−−1.−1−(
2)ただし、nl:フィルムの主配向方向の屈折率。
n2:Jとn3に直交する方向の屈折率。
n、:フィルムの厚み方向の屈折率。
5− Nが−0,06より小さい場合、見る方向が面に対して
斜めになると表示面に光の干渉による色模様がつく欠点
があり、コントラストが劣り、鮮明な表示パターン、文
字が得られない。また、ブラウン管面に合致させて曲面
化した時に、真正面から見ても表示面端部は斜めに見る
ことになるので端部に色模様がつく欠点が生じる。また
+0.05より大きい場合は、フィルムがフィブリル化
して裂は易くなり好ましくない。より好ましいNの範囲
は。
0.01〜+0.04であり、さらに好ましい範囲は0
.00〜+0.06である。
また2本発明の積層フィルムは2次式で定義されるコン
トラスト比Rが5〜200.好ましくは20〜150の
ものが望ましい。
但し、S;画像表示装置(ブラウン管)の映像(輝点)
の輝度 N;黒面であるべき部分が外光の反 射によって明るく々つだ輝度 本発明に適用されるプラスチックフィルムの製造方法に
ついて説明する。まず前述の有機高分子を溶融押出ある
いけ湿式製膜し、未延伸フィルムを作る。これを2,5
倍以上、好ましくは2.5〜60倍に一軸延伸あるいは
圧延することによって得られるし、これを更に直交する
方向に1.05〜1.5倍程度延伸することによっても
得られる。まだ予め一軸方向に1.05〜15倍程度延
伸あるいは圧延し、それと直交する方向に2.5倍以上
、好ましくは2.5〜60倍延伸することによっても得
られる。無着色の場合のフィルムの全光線透過率が60
%以」二、好ましくは80係以上であるのが。
表示パターンが見易く々るため望ましい。また。
フィルムの厚みは10〜500μm、好ましくは20〜
200μm、さらに好ましくは30〜120μmである
ことが、腰があって取扱い易り、シかも表示パターンに
影が生じないため望ましい。なお、フィルムには不活性
無機粒子、紫外線吸収剤、染料。
顔料、帯電防止剤、放射線反射剤などを含ませてよい。
特に反射防止剤を含ませるのが望ましい。
本発明におけるポリオルガノシロキサン系硬化被膜とは
、下記の一般式 %式%() (ここにR”、R2は各々アルキル基、アルケニル基、
アリル基、または)蔦ログン基、エポキシ基。
アミン基、メルカプト基、メタクリルオキシ基ないしシ
アノ基を有する炭化水素基、2は炭素数が1〜8のアル
コキシル基、アルコキシアルコキシ基、アシルオキシ基
であり、aおよびbは0. 1まだは2であり、かつa
−1−bは1または2である。)であられされる化合物
もしくはその加水分解物を硬化して得られる被膜であっ
て、かかる化合物の例としてはメチルシリケート、エチ
ルシリケート。
n−プロピルシリケート、1−プロピルシリケート、n
−ブチルシリケート、t−ブチルシリケート、θ−ブチ
ルシリケートなどのテトラアルコキシシラン類、メチル
トリメトキシシラン、メチルトリメトキシシラン、メチ
ルトリリエトキシシラン、メチルトリットキシエトキシ
シラン、メチルトリアセトキシシラン、メチルトリブト
キシシラン、エチルトリメトキシシラン、エチルトリエ
トキシシラン、ビニルトリメトキシシラン、ビニルトリ
エトキシシラン、ビニルトリアセトキシシラン、ヒニル
トリメトキシエトキシシラン、フェニルトリメトキシシ
ラン、フェニルトリエトキシシラン、フェニルトリアセ
トキシシラン、γ−クロロプロピルトリメトキシシラン
、γ−クロロプロピルトリエトキシシラン、γ−クロロ
プロピルトリアセトキシシラン、3,3.3−)リクロ
ロプロビルトリメトキシシラン、γ−メタクリルオキシ
プロピルトリメトキシシラン、γ−アミノプロピルトリ
メトキシシラン、γ−アミノプロピルトリエトキシシラ
ン、γ−メルカプトプロピルトリメトキシシラン、γ−
メルカプトプロピルトリエトキシシラン、N−β(アミ
ノエチル)−γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、
β−シアノエチルトリエトキシシラン、メチルトリフエ
ノキシシラン、クロロメチルトリメトキシシラン、クロ
ロメ9− チルトリエトキシシラン、グリシドキシメチルトリメト
キシシラン、グリシドキシメチルトリエトキシシラン、
α−グリシドキシエチルトリメトキシシラン、α−グリ
シドキシエチルトリエトキシシラン、β−グリシドキシ
エチルトリメトキシシラン、β−グリシドキシエチルト
リエトキシシラン、α−グリシドキシグロビルトリメト
キシシラン、α−グリシドキシプロビルトリエトキシシ
ラン、β−グリシドキシプロビルトリメトキシシラン、
β−グリシドキシプロビルトリエトキシシラン、γ−グ
リシドキシプロビルトリメトキシシラン、γ−グリシド
キシプロビルトリエトキシシラン、γ−グリシドキシプ
ロビルトリプロポキシシラン、γ−グリシドキシプロビ
ルトリプトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリ
メトキシエトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルト
リフエノキシシラン、α−グリシドキシブチルトリメト
キシシラン、α−グリシドキシブチルトリエトキシシラ
ン、β−グリシドキシブチルトリメトキシシラン、β−
グリシドキシブチルトリエトキシ10− シラン、γ−グリシドキシブチルトリメトキシシラン、
γ−グリシドキシブチルトリエトキシシラン、δ−グリ
シドキシブチルトリメトキシシラン。
δ−グリシドキシブチルトリエトキシシラン。
(3,4−エポキシシクロヘキシル)メチルトリメトキ
シシラン、(ろ、4−エポキシシクロヘキシル)メチル
トリエトキシシラン、β−(3,4−エポキシシクロヘ
キシル)エチルトリメトキシシラン。
β−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリエ
トキシシラン、β−(3,4−エポキシシクロヘキシル
)エチルトリプロポキシシラン、β−(614−エポキ
シシクロヘキシル)エチルドリフトキシシラン、β−(
3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシ
エトキシシラン、β−(6,4−エポキシシクロヘキシ
ル)エチルトリフエノキシシラン、γ−(3,4−エポ
キシシクロヘキシル)プロピルトリメトキシシラン、γ
−(3,4−エポキシシクロヘキシル)プロピルトリエ
トキシシラン、β−(3,4−エポキシシクロヘキシル
)ブチルトリメトキシシラン、β−(3,4−エポキシ
シクロヘキシル)ブチルトリエトキシシランなどのトリ
アルコキシ、トリアジルオキシまたトリフエノキシシラ
ン類および、ジメチルジメトキシシラン、フェニルメチ
ルジメトキシシラン、ジメチルジェトキシシラン、フェ
ニルメチルジェトキシシラン、γ−クロロプロピルメチ
ルジメトキシシラン、γ−クロロプロピルメチルジェト
キシシラン。
ジメチルジアセトキシシラン、γ−メタクリルオキシプ
ロピルメチルジメトキシシラン、γ−メタクリルオキシ
プロピルメチルジェトキシシラン。
γ−メルカプトプロピルメチルジメトキシシラン。
γ−メルカプトプロピルメチルジェトキシシラン。
γ−アミノプロピルメチルジメトキシシラン、γ−アミ
ノプロピルメチルジェトキシシラン、メチルビニルジメ
トキシシラン、メチルビニルジェトキシシラン、グリシ
ドキシメチルメチルジメトキシシラン、グリシドキシメ
チルメチルジェトキシシラン、α−グリシドキシエチル
メチルジメトキシシラン、α−グリシドキシエチルメチ
ルジェトキシシラン、β−グリシドキシエチルメチルジ
ェトキシシラン、β−グリシドキシエチルメチルジェト
キシシラン、α−グリシドキシプロビルメチルジメトキ
シシラン、α−グリシドキシプロビルメチルジェトキシ
シラン、β−グリシドキシグロビルメチルジエトキシシ
ラン、β−グリシドキシグロビルメチルジェトキシシラ
ン、γ−グリシドキシプロビルメチルジメトキシシラン
、γ−グリシドキシプロビルメチルジェトキシシラン、
γ−グリシドキシプロビルメチルジプロポキシシラン。
γ−グリシドキシプロビルメチルジプトキシシラン、γ
−グリシドキシプロビルメチルジメトキシエトキシシラ
ン、γ−グリシドキシプロビルメチルジフェノキシシラ
ン、γ−グリシドキシプロビルエチルジメトキシシラン
、γ−グリシドキシプロビルエチルジェトキシシラン、
γ−グリシドキシプロビルビニルジメトキシシラン、γ
−グリシドキシプロビルビニルジェトキシシラン、γ−
グリシドキシプロビルフェニルジメトキシシラン。
γ−クリシトキシプロビルフェニルジエトキシシラン、
などジアルコキシシランまたはジアシルオ13− キシシラン類がその例である。
これらの化合物およびその加水分解物の1種またはそれ
以上が使用され、とくに可撓性フィルムへの追随という
点でエポキシ基を有する化合物が好ましく用いられる。
ケイ素化合物の加水分解物は、純水または塩酸あるいは
硫酸などの酸性水溶液を添加攪拌することによって得ら
れる。加水分解に際しては、アルコール、アルコキシア
ルコール、 酢酸々トノ有機カルボン酸などが生成して
くるので無溶媒で加水分解することが可能である。又加
水分解によって生成する溶媒を加熱、減圧等によって適
当量除去し、その後に適尚な溶媒を添加することによっ
て溶媒置換することも可能である。溶媒としては。
アルコール、エステル、エーテル、ケトン、ハロゲン化
炭化水素あるいは芳香族炭化水素などを目的に応じて使
用することができる。
又2本発明のポリオルガノシロキサン系化合物には改質
のために各種樹脂を配合することができるが、とくにエ
ポキシ化合物が好ましく添加する14− ことができる。これらのエポキシ化合物としては。
種々のものが可能であるが、たとえば過酸化法で合成さ
れるポリオレフィン系エポキシ樹脂、シクロペンタジェ
ンオキシドやシクロヘキセンオキシドあるいはへキサヒ
ドロフタル酸、フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸
などとエピクロルヒドリンから得られるポリグリシジル
エステルなどの脂環式もしくは芳香族エポキシ樹脂、ビ
スフェノールAやカテコール、レゾルシノールなどの多
価フェノール、あるいは(ポリ)エチレングリコール、
(ポリ)フロピレンゲリコール、ネオペンチルクリコー
ル、グリセリン、トリメチロールプロパン、ペンタエリ
スリトール、ジグリセロール。
ソルビトールなどの多価アルコールとエピクロルヒドリ
ンから得られるポリグリシジルエーテル。
エポキシ化植物油、ノボラック型フェノール樹脂とエピ
クロルヒドリンから得られるエポキシノボラック、フェ
ノールフタレインとエピクロルヒドリンから得られるエ
ポキシ樹脂、さらにグリシジルアクリレートないしはメ
タクリレートとメチルメタクリレートなどのアクリル系
モノマー、あるいはその他の共重合可能なビニル系モノ
マーとの共重合体などが挙げられる。
あるのが望ましい。
さらに、ポリオルガノシロキサン系化合物には透明性を
失なわ々い範囲で各種の微粒子状無機物。
とくに好ましくはシリカ、酸化チタン、酸化ジルコニウ
ムなどのコロイド状分散体を配合することができる。こ
れらは被膜の表面硬度を向上せしめフィルタの耐久性を
維持するものである。なお。
上記のポリオルガノシロキサン系化合物に必要に応じて
硬化触媒、添加剤(例えば9反射防止剤。
防眩剤、帯電防止剤、ぬれ改良前’l+ 可塑剤、安定
剤、酸化防止剤、滑剤、消泡剤、増粘剤、接着促進剤、
顔料、染料、紫外線吸収剤、X線反射剤々ど)などと共
に溶剤に溶かし、乾燥塗布することができる。
ポリオルガノシロキサン系被膜形成性組成物の塗布手段
としては、刷毛塗り、浸漬塗り、ロール塗り、スプレー
塗り、流し塗シ、スピンコーティングなど通常の塗料の
コーティングに行なわれている方法が応用できる。
場合によっては、プラスチックフィルムとポリオルガノ
シロキサン系被膜との接着性を向上させるため、あらか
じめプラスチックフィルムに各種エツチング、薬品処理
、放電処理、カップリング剤処理などの化学的、物理的
2機械的予備処理を施すことも有効である。
樹脂塗膜の硬化は、主として加熱処理することによって
行なわれるが、加熱硬化温度は、従来の熱硬化性樹脂塗
料の場合にくらべてかなり広範囲の適応性があり、40
〜250℃の温度条件で良好な結果が得られる。その他
紫外線、β線、γ線などの放射線によって硬化させても
よい。
また2種以上の場合はそれぞれ加水分解して混合しても
よいし、2種以上を混合したあと加水分17− 解してもよい。また異種の組合せで重層としてもよい。
本発明の目的である表面かたさと可とう性のバランスを
有効に向上発揮させるため、ポリオルガあることが望ま
しい。0.05μmを下まわるような場合には、可とり
性とのバランスにおいて従来技術品との比較上表面かた
さを十分に向上させることが困難である。
本発明の積層フィルムは着色または無着色で使用できる
。着色はプラスチックフィルムまたはポリオルガノシロ
キサン系硬化被膜の一方もしくは両方を着色することが
できる。本発明の積層フィルムは通常透明な状態で用い
られるが、フィルター表面からの反射を防止するために
フィラーの添加によりマット化することもできる。
また9本発明の積層フィルムは、無機セラミック物の層
を設けることにより、防眩性を高めることができる。無
機セラミック物としては、Sl。
18− Sb、Ti、AEI、Zrまたはこれらの酸化物、窒化
物、ホウ化物などの化合物を主体としだものが好ましい
。なお、無機セラミック物の層は2表面電気抵抗が10
11〜1018Ω/口の範囲にあるのが望ましく、また
、無機セラミック物の層の厚さは。
0.001〜0.57+m好ましくは0.005〜0.
1 pmであるのが望ましい。
なお2本発明の積層フィルムは、それ単独でも画像表示
装置のフィルターとして用いることができるが、こねに
偏光子あるいはこれを組合わせた直線偏光板2円偏向板
を積層し画像表示装置のフィルターとするのがより好ま
しい。
偏光子は、最終製品の偏光能を付与するものであす、ポ
リビニルアルコール系フィルム、部分ホルマール化ビニ
ルアルコール系フィルム、エチレン−酢酸ビニル共重合
系フィルム、セルローズ繊維素などの親水性高分子フィ
ルムを一定方向に分子配列し、ミセル間隔に、沃素およ
び/あるいけ二色性をもつ染料分子を吸着させたものr
 Agr Au+Hg、Feなどの金属塩を吸着させて
還元させたもの、ポリビニルアルコール、ポリ塩化ビニ
ルを分子内脱水、あるいは分子内脱塩素し、高分子をポ
リエン構造にしだものも使用できる。これらの偏光子は
約5〜50μmの厚みで形成されており、自己支持性に
欠け2表面硬度が小さく、吸湿し易いので2本発明の積
層フィルムと接着などの手段で積層される。特に直線偏
光と1/4人板を45度の角度で組合せだ円偏光板は、
入射光線が物体に反射して帰ってくる光を吸収するため
、鏡面反射が抑えられブラウン管、計器板等の表示が非
常に見やすくなる。
次に9本発明の積層フィルムに偏光子を積層したフィル
ターの一実施態様を図面に基づいて説明する。ただし、
この構成に限定されるものでは々い。
第1図は、フィルターの断面図である。
図において、1はフィルター、2および2′はNが特定
値のプラスチックフィルム、6および6′はポリオルガ
ノシロキサン系硬化被膜、4は偏光子。
4′は45度回転偏光子、5はブラウン管である。
図示したように、フィルター1は、Nが特定値のプラス
チックフィルム2にポリオルガノシロキサン系硬化被膜
ぢが積層された本発明の積層フィルムの片面に、偏光子
4,4′が積層され、さらにその上にNが特定値のプラ
スチックフィルム2′が積層されている。なお、Nが特
定値のプラスチックフィルム2,2′は、それぞれの主
配向方向が平行となるように積層されている。
そして、そのフィルター1をブラウン管5の前面に取り
つけることにより、ブラウン管5の画像が鮮明に見え、
また、斜め方向から見てもフィルターに色模様が出ない
ので良好に見える。
なお、フィルター1には、当然のことながら。
点線で示したごとく、ポリオルガノシロキサン系硬化被
膜6′を設けてもよい。
〔発明の効果〕
本発明は、上記のごとき特定の積層フィルムとしたので
、これを画像表示装置の前面に取りつけた場合、その装
置に表示される画像は、コントラストが良好で、しかも
、斜めから見ても色模様が21− 見られないという優れた効果を奏するものである。
また2本発明の積層フィルムは、偏光子とを組み合わせ
て用いると、コントラストがよシ改善されるという優れ
た効果を奏するものである。
さらに9本発明の積層フィルムの硬化皮膜自体が、衝撃
に耐える表面硬度、耐スクラッチ性、耐摩耗性、耐溶媒
性を有していることがら、完成品としての性質が改善さ
れ、光学特性以外に外観。
表面性、耐擦傷性9表面硬度、耐薬品性、耐光性。
機械的強度等をバランス良く改善できる。
なお2本発明の積層フィルムは、各種の画像表示装置、
好ましくはCRT、 よシ好ましくはブラウン管用のフ
ィルターとして用いるのが望ましいが、この他、写真用
フィルター、手術室2画廊などの照明のまぶしさ抑制、
自動車のヘッドライト。
フロントガラスの防眩用、歪検査用、光量可変フィルタ
ー、光ロックシステム、液晶素子などに用いることがで
きる。
〔実施例〕
実施例に基づいて本発明を説明するが、これに限定され
るものではない。
本発明における各特性の測定法2判定基準は次の通りで
ある。
■ フィルムの屈折率は、ASTM−D542−50に
従って測定した。接触液はヨウ化メチレン(屈折率は1
.7425)を用いた。
■ フィルムの密度は、軽液にn−へブタン(密度06
386)、重液に四塩化炭素(密度1.5924)を用
いてASTM D1505−68によって測定した。
■ コントラスト、ちらつきは、ブラウン管の前面に積
層フィルムまたはフィルターを取りつけ。
画像を肉眼によって正面から観察して判定した。
判定方法; ◎・・・ちらつきが少なく、コントラストが優れている
○・・・ちらつき、コントラストとも改善されている。
△・・・若干改善の効果が認められる。
×・・・効果がない。
■ 色模様は、肉眼によって表示面を正面と斜め10°
から観察し判定した。
判定方法; ◎・・・正面から見ても斜めから見ても全く色がつかな
い。
○・・・正面から見て色がつかず、斜めから見ると極く
わずかに色がつくが実用上問題ない。
△・・・正面から見て色がつかず、斜めから見るとわず
かに色がつくが実用上問題ない。
×・・・正面からおよび斜めから見ると強い色模様がつ
く。
■ 折り曲げ性は、積層フィルムまたはフィルターを手
で折り曲げて割れを判定した。
判定方法; ○・・・割れない。
×・・・割れやすい。
■ 耐スクラッチ性は、zoooo番のスチールウール
で表面を摩擦し、きすのつき具合で判定した。
判定方法; ○・・・はとんどきずつかない。
×・・・著しくきすがつく。
■ 表面電気抵抗は、フィルムを幅30皿に切取り、そ
の切断線に直交し、かつ間隔が30mmの2本の平行線
を想定し、その2本の線ではさまれる区間を除く右と左
にそれぞれ導電性ペーストを塗布し、それを電極とする
。この電極間の電気抵抗をケースレー製エレクトロメー
タ(タイプ10G)を用いて測定する。単位は、オーム
/口で示す。
実施例1〜3 290℃に溶融されたポリエチレンテレフタレートを押
出ダイより60°0以下に冷却された回転ドラム上に押
出し冷却固化せしめ、実質的に配向していないフィルム
を第1表に示す延伸条件で縦。
横に延伸した後、200°0で15秒間ヒートセットを
行なった。上記の方法で得られた各フィルムの特性は第
1表に示す通りである。
この延伸フィルムの片面にメチルトリエトキシ25− シランの部分加水分解縮合物(米国オーエンス・イリノ
イズ社製)およびα−グリシドキシエチルトリエトキシ
シランの混合物(重量比1:1)を加熱硬化後の厚みが
1.8μmになるように全面に均一コーティングし、加
熱して硬化被膜を作成し。
積層フィルムを得た。
この積層フィルムをブラウン管の前に取りつけフィルタ
ーとしての各特性を測定した結果、第1表の通シ良好で
あった。
26− 実施例4〜6 第1図に示したフィルター1を下記のようにして作成し
た。
まず、実施例1のフィルムを第1図のフィルム2.2′
とし、実施例1の硬化被膜を第1図の硬化被膜6′とし
だ。
一方、実施例1の硬化被膜組成にさらに20重量係のコ
ロイド状シリカを添加した加熱硬化被膜を第1図の硬化
被膜6とした。
また、75μmのポリビニールアルコール系フィルムを
沃素濃度2重量係、添素カリウム2重量係に調整した水
浴中に浸漬し、50°0で6.0倍延伸し、水洗いして
風乾し、25μmの偏光子4を作成した。そして、その
偏光子フィルムを延伸方向に対して45度になるように
2枚貼り合せ、第1図の円偏光子4,4′とした。
上記のごとく組合わされたフィルター1を実施例4とし
た。
次に、実施例2のフィルムを第1図のフィルム2.2′
とし、その他は上記実施例4と同様とし。
組合わされたフィルターを実施例5とした。
また、実施例乙のフィルムを第1図のフィルム2.2′
とし、その他は上記実施例4と同様とし。
組合わされたフィルターを実施例6としだ。
かかるフィルターをブラウン管の前に取りつけ各特性を
測定した結果、第2表の通り良好であった。
比較例1〜6 硬化被膜6.6′を形成せず、他は実施例4と同様にし
てフィルターを得、これを比較例1とした。
また、実施例4のフィルムを、第2表の比較例2.3に
示した条件で得られたフィルムに置換え。
その他は実施例4と同様にしてフィルターを得。
これを比較例2,6とした。
かかるフィルターの特性は、第2表に示した通りであっ
た。すなわち、比較例1は、ポリオルガノシロキサン系
硬化被膜6,3′を被服しないため。
スチールウールで表面を摩擦すると著しくきすがついた
。その結果、光線透過率が低下し2画像は不鮮明になっ
た。
29− 比較例2は未延伸フィルムのためフィルターを折り曲げ
た時に割れ易かった。
比較例ろは表示面に強い色模様がついた。いずれも実用
に耐え得るフィルターではなかった。
30− 実施例7 実施例4のフィルムの代りに、ポリエーテルエーテルケ
トン(IC1社製PEEKポリマ)を使用し、押出温度
を340℃、延伸温度を160℃として形成したフィル
ムを用い、その他は実施例4と同様の条件でフィルター
を作成した。スチールウールで摩擦した時、はとんどき
ずがつかず、ブラウン管についてコントラストの鮮明な
表示パターンが得られ2表示面をどの方向からみても色
模様がつかなかった。
【図面の簡単な説明】
第1図は2本発明の積層フィルムを利用したフィルター
の断面図である。 1:フィルター 2.2’:Nが特定値のプラスチックフィルムろ、3′
:ポリオルガノシロキサン系硬化被膜4.4’:偏光子 5ニブラウン管 特許出願人 東 し 株 式 会 社 62−

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)下記の式からめられるNの値が−0,03以上0
    ,05以下の範囲にある可撓性のプラスチックフィルム
    の少々くとも片面に、ポリオルガノシロキサン系硬化被
    膜が形成されてなる積層フィルム。 ま ただし、nl:フィルムの主配向方向の屈折率。 n2:n、とn3に直交する方向の屈折率。 n3:フィルムの厚み方向の屈折率。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63194941A (ja) * 1987-02-09 1988-08-12 東芝ケミカル株式会社 銅張積層板

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JPS63194941A (ja) * 1987-02-09 1988-08-12 東芝ケミカル株式会社 銅張積層板

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