JPS6032636A - ポリフツ化オレフイン成形物の表面処理方法 - Google Patents
ポリフツ化オレフイン成形物の表面処理方法Info
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- JPS6032636A JPS6032636A JP14171283A JP14171283A JPS6032636A JP S6032636 A JPS6032636 A JP S6032636A JP 14171283 A JP14171283 A JP 14171283A JP 14171283 A JP14171283 A JP 14171283A JP S6032636 A JPS6032636 A JP S6032636A
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- JP
- Japan
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- corona discharge
- molded item
- pair
- polyfluorinated
- insulators
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C59/00—Surface shaping of articles, e.g. embossing; Apparatus therefor
- B29C59/10—Surface shaping of articles, e.g. embossing; Apparatus therefor by electric discharge treatment
Landscapes
- Treatments Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はポリフッ化オレフィン成形物の表面処理方法に
関し、詳しくはポリフッ化オレフィン成形物の表面をコ
ロナ放電処理して、その濡れ性や接着性を高める方法に
関する。
関し、詳しくはポリフッ化オレフィン成形物の表面をコ
ロナ放電処理して、その濡れ性や接着性を高める方法に
関する。
ポリフッ化オレフィンよりなるフィルム、シート、テー
プのような成形物は、電気的特性、熱的特性、耐薬品性
等にすぐれる反面、その表面エネルギーが極めて小さく
、濡れ性に乏しいため、例えば、水性塗料、インキ、接
着剤等の塗布が困難であり、また、化学メッキの通用も
困難である。
プのような成形物は、電気的特性、熱的特性、耐薬品性
等にすぐれる反面、その表面エネルギーが極めて小さく
、濡れ性に乏しいため、例えば、水性塗料、インキ、接
着剤等の塗布が困難であり、また、化学メッキの通用も
困難である。
従って、かかるポリフッ化オレフィン成形物の表面を親
水性にし、また、接着性を与えるために、従来より成形
物表面をグロー放電やスパッタエツチング処理する方法
、テトラヒドロフラン中でナトリウムーナフクレン錯体
を形成させ、これにより処理する方法等が知られている
が、前者の方法は真空装置系を必要とし、設備が大型化
すると共に操作も煩雑である。また、後者の方法は、ナ
トリウムを用いるため、処理中に火災を誘発する危険性
があるほか、処理後の錯体溶液の取り扱いに多大の注意
を払う必要がある。
水性にし、また、接着性を与えるために、従来より成形
物表面をグロー放電やスパッタエツチング処理する方法
、テトラヒドロフラン中でナトリウムーナフクレン錯体
を形成させ、これにより処理する方法等が知られている
が、前者の方法は真空装置系を必要とし、設備が大型化
すると共に操作も煩雑である。また、後者の方法は、ナ
トリウムを用いるため、処理中に火災を誘発する危険性
があるほか、処理後の錯体溶液の取り扱いに多大の注意
を払う必要がある。
一方、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィ
ン系樹脂成形物の表面処理方法として、既にコロナ放電
が有効であることが知られている。
ン系樹脂成形物の表面処理方法として、既にコロナ放電
が有効であることが知られている。
しかし、ポリフッ化オレフィンは一般に耐コロナ性が良
好でなく、処理によってピンホールや絶縁破壊が生じた
りするため、従来、ポリフッ化オレフィン成形物の表面
処理にはコロナ放電はむしろ効果がないとされている。
好でなく、処理によってピンホールや絶縁破壊が生じた
りするため、従来、ポリフッ化オレフィン成形物の表面
処理にはコロナ放電はむしろ効果がないとされている。
しかし、本発明者らは、電極構造に着目してポリフッ化
オレフィン成形物のコロナ放電処理について鋭意研究し
た結果、平行な平板電極間でポリフッ化オレフィン成形
物をコロナ放電処理することにより、上記したような問
題の発生なく、良好な濡れ性及び接着性を付与し得るこ
とを見出して本発明に至ったものである。
オレフィン成形物のコロナ放電処理について鋭意研究し
た結果、平行な平板電極間でポリフッ化オレフィン成形
物をコロナ放電処理することにより、上記したような問
題の発生なく、良好な濡れ性及び接着性を付与し得るこ
とを見出して本発明に至ったものである。
本発明によるポリフッ化オレフィン成形物の表面処理方
法は、一対の平行な平板電極間に一対の絶縁体をその間
に間隙を有するように平行に配設し、下方の絶縁体上に
ポリフッ化オレフィン成形物を載置し、上記平板電極間
に高電圧を印加して、ポリフッ化オレフィン成形物表面
をコロナ放電処理することを特徴とする。
法は、一対の平行な平板電極間に一対の絶縁体をその間
に間隙を有するように平行に配設し、下方の絶縁体上に
ポリフッ化オレフィン成形物を載置し、上記平板電極間
に高電圧を印加して、ポリフッ化オレフィン成形物表面
をコロナ放電処理することを特徴とする。
本発明において、ポリフッ化オレフィンは、ポリフッ化
ビニル、ポリフッ化ビニリデン、フッ化ビニル−フッ化
ビニリデン共重合体、ポリクロロトリフルオロエチレン
、ポリテトラフルオロエチレン、テトラフルオロエチレ
ン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体、フッ化ビニル
ーテl−ラフルオロエチレン共重合体、フッ化ビニリデ
ン−テトラフルオロエチレン共重合体、フッ化ビニリデ
ン−へキサフルオロプロピレン共重合体等を含むものと
し、また、その成形物は、多孔性若しくは無孔性のフィ
ルムやシート、不織布等を含むものとする。
ビニル、ポリフッ化ビニリデン、フッ化ビニル−フッ化
ビニリデン共重合体、ポリクロロトリフルオロエチレン
、ポリテトラフルオロエチレン、テトラフルオロエチレ
ン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体、フッ化ビニル
ーテl−ラフルオロエチレン共重合体、フッ化ビニリデ
ン−テトラフルオロエチレン共重合体、フッ化ビニリデ
ン−へキサフルオロプロピレン共重合体等を含むものと
し、また、その成形物は、多孔性若しくは無孔性のフィ
ルムやシート、不織布等を含むものとする。
以下に図面に基づいて本発明の詳細な説明する。
図面は本発明の方法を実施するのに適する装置の一例を
示し、本発明の方法においては、一対の平行な平板電極
1及び2を配設し、その間に間隙を有するように一対の
絶縁体3及び4を適宜のスペーサ5を介して平行に配設
し、上側電極1には交流高電圧電源6を接続し、下側電
極2は接地する。表面処理すべきポリフッ化オレフィン
成形物7は下側絶縁体4上に載置する。上記電極として
は、例えばアルミニウム箔が用いられ、上記絶縁体とし
ては、例えばガラスが用いられ、絶縁体間の間隙は、通
常、0.5〜2mm程度が好適である。
示し、本発明の方法においては、一対の平行な平板電極
1及び2を配設し、その間に間隙を有するように一対の
絶縁体3及び4を適宜のスペーサ5を介して平行に配設
し、上側電極1には交流高電圧電源6を接続し、下側電
極2は接地する。表面処理すべきポリフッ化オレフィン
成形物7は下側絶縁体4上に載置する。上記電極として
は、例えばアルミニウム箔が用いられ、上記絶縁体とし
ては、例えばガラスが用いられ、絶縁体間の間隙は、通
常、0.5〜2mm程度が好適である。
成形物がフィルムの場合、この間隙は、通常、111程
度でよい。
度でよい。
高電圧電源の周波数は50Hz〜100KHzの範囲に
わたってよいが、高周波数であるほど効率がよいので、
好ましくは20〜100KHzの電源が使用される。ま
た、一般にコロナ放電が開始される電圧は2〜3KVで
あるから、この電圧以上から沿面放電電圧までの範囲で
電圧を印加することができる。通常、5〜50KVの範
囲の高電圧が好適である。コロナ放電の雰囲気は特に制
限されないが、通常、空気中や水蒸気中でよい。また、
処理時間は、通常、数十分乃至数時間が好適であるが、
特にこの範囲に限定されるものではない。
わたってよいが、高周波数であるほど効率がよいので、
好ましくは20〜100KHzの電源が使用される。ま
た、一般にコロナ放電が開始される電圧は2〜3KVで
あるから、この電圧以上から沿面放電電圧までの範囲で
電圧を印加することができる。通常、5〜50KVの範
囲の高電圧が好適である。コロナ放電の雰囲気は特に制
限されないが、通常、空気中や水蒸気中でよい。また、
処理時間は、通常、数十分乃至数時間が好適であるが、
特にこの範囲に限定されるものではない。
以上のように、従来は、ポリフッ化オレフィン成形物の
コロナ放電による表面処理は、成形物の絶縁破壊を招く
ために好ましくないとされていたが、本発明の方法に従
って、一対の平行な平板電極間を用い、均一な電界下に
ポリフッ化オレフィン成形物をコロナ放電することによ
り、成形物における絶縁破壊等の発生を防止しつつ、そ
の表面の水や有機溶剤に対する濡れ性や接着性を顕著に
改善することができる。
コロナ放電による表面処理は、成形物の絶縁破壊を招く
ために好ましくないとされていたが、本発明の方法に従
って、一対の平行な平板電極間を用い、均一な電界下に
ポリフッ化オレフィン成形物をコロナ放電することによ
り、成形物における絶縁破壊等の発生を防止しつつ、そ
の表面の水や有機溶剤に対する濡れ性や接着性を顕著に
改善することができる。
以下に実施例を挙げて本発明を説明するが、本発明はこ
れら実施例により何ら限定されるものではない。
れら実施例により何ら限定されるものではない。
実施例1
厚み100μのポリテトラフルオロエチレンシートを図
示したように絶縁体として厚みIHの「パイレックス」
(商標名)ガラスをスペーサーにより1nの間隔をお
いて配設したコロナ放電処理装置の下側ガラス上に載置
し、上側電極に6011zの所定の高電圧を印加し、下
方電極をアースし、空気中でコロナ放電処理した。処理
後のフィルム表面は、ESCAによる観察の結果、原子
状の酸素のほか、C−0結合やC−H結合の生成が確認
された。また、このフィルムをアセトンに浸漬し、引き
上げたところ、全面が濡れた。
示したように絶縁体として厚みIHの「パイレックス」
(商標名)ガラスをスペーサーにより1nの間隔をお
いて配設したコロナ放電処理装置の下側ガラス上に載置
し、上側電極に6011zの所定の高電圧を印加し、下
方電極をアースし、空気中でコロナ放電処理した。処理
後のフィルム表面は、ESCAによる観察の結果、原子
状の酸素のほか、C−0結合やC−H結合の生成が確認
された。また、このフィルムをアセトンに浸漬し、引き
上げたところ、全面が濡れた。
コロナ放電による親水性の改善効果を定量的にみるため
に、フィルム表面に蒸留水10μlfc滴下して前進接
触角を測定し、その後、フィルム表面から上記蒸留水を
抜取り、後進接触角を測定した。結果を第1表に示すが
、後進接触角が低下したことが認められる。
に、フィルム表面に蒸留水10μlfc滴下して前進接
触角を測定し、その後、フィルム表面から上記蒸留水を
抜取り、後進接触角を測定した。結果を第1表に示すが
、後進接触角が低下したことが認められる。
次に、表面の接着性をみるために、処理表面に幅19酊
のポリエチレンテレフタレート粘着フィルムを貼着し、
300m/分の剥離速度にて180°ピーリング試験を
行なった。結果を第2表に示すように、接着性が顕著に
改善された。
のポリエチレンテレフタレート粘着フィルムを貼着し、
300m/分の剥離速度にて180°ピーリング試験を
行なった。結果を第2表に示すように、接着性が顕著に
改善された。
また、コロナ放電雰囲気を常温の湿度100%の空気中
で行なった結果も併せて第1表及び第2表に示した。雰
囲気によらず、はぼ同様の結果が得られた。
で行なった結果も併せて第1表及び第2表に示した。雰
囲気によらず、はぼ同様の結果が得られた。
図面は本発明の方法を実施するための装置の一例を示す
断面図である。 1.2・・・電極、3.4・・・絶縁体、6・・・交流
高電圧電源、7・・・ポリフッ化オレフィン成形物。
断面図である。 1.2・・・電極、3.4・・・絶縁体、6・・・交流
高電圧電源、7・・・ポリフッ化オレフィン成形物。
Claims (1)
- (1)一対の平行な平板電極間に一対の絶縁体をその間
に間隙を有するように平行に配設し、下方の絶縁体上に
ポリフッ化オレフィン成形物を載置し、上記平板電極間
に高電圧を印加して、ポリフッ化オレフィン成形物表面
をコロナ放電処理することを特徴とするポリフッ化オレ
フィン成形物の表面処理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14171283A JPS6032636A (ja) | 1983-08-01 | 1983-08-01 | ポリフツ化オレフイン成形物の表面処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14171283A JPS6032636A (ja) | 1983-08-01 | 1983-08-01 | ポリフツ化オレフイン成形物の表面処理方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6032636A true JPS6032636A (ja) | 1985-02-19 |
JPH0367103B2 JPH0367103B2 (ja) | 1991-10-21 |
Family
ID=15298441
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14171283A Granted JPS6032636A (ja) | 1983-08-01 | 1983-08-01 | ポリフツ化オレフイン成形物の表面処理方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6032636A (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5285580A (en) * | 1975-12-30 | 1977-07-15 | Windmoeller & Hoelscher | Apparatus for pretreatment of plastic tape and film having punched hole structure |
-
1983
- 1983-08-01 JP JP14171283A patent/JPS6032636A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5285580A (en) * | 1975-12-30 | 1977-07-15 | Windmoeller & Hoelscher | Apparatus for pretreatment of plastic tape and film having punched hole structure |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0367103B2 (ja) | 1991-10-21 |
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