JPS6032592B2 - プリンタの紙送り制御装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はプリンタの紙送り制御装置に関し、例えば銀行
用金銭登録機用プリンタのように、紙送りキーを押する
ことによって紙送りできる小型プリン外こ適するもので
ある。

従来の小型プリンタの紙送り方法は、通常、紙送りの必
要量に応じて紙送りキーを押しつづけるものであったが
、紙を長く送りたい場合には長時間にわたって紙送りキ
ーを押しつづけなければならない欠点があった。

これに対し、紙送り速度が異る複数の紙送りキーを設け
ることも考えられるが、装置が複雑化する欠点が生ずる
。本発明の目的は、単一の紙送りキーのみを設け、その
キーを繰返し押すことにより次第に速度が増加してゆく
フ。

ＩＪンタ紙送りの制御装置を提供することにある。以下
、本発明を実施例により詳細説明する。

第１図に本発明実施例のブロック図を示す。プリンタ１
はドットプリンタであって、印字ヘッドを行方向に送る
モータ及び用紙を行送りする紙送りマグネットを備え、
１行のうちの１桁印字ごとにタイミング信号Ｑを発し、
１行印字が終了したときに確認信号としてプリンタリセ
ットパルス信号８を発する。印字ヘッドを送るモータは
モータ制御回路２によりモータドラィバ３を介して駆動
制御される。紙送りマグネットは紙送り信号発生回路４
が発する紙送り制御信号により紙送りマグネットドライ
バ５を介して駆動させる。プリントパルス発生回路６は
プリンタ１が発するタイミング信号Ｑ，Ｂのうち信号８
のみを選別し、信号８と同期したプリントパルス信号８
′を発し、カウンタ７がプリントパルス信号８′を計数
記憶する。紙送り動作回教制御部８は紙送りキー９が押
されている間動作し、はじめてカウンタ７をリセットし
、次にカウンタ７の計数値が「１」のときは紙送り信号
発生回路４に１プリントサイクル内に１回分の紙送り信
号を発生させ、計数値が「２」のときは次の１プリント
サイクル内に２回分の紙送り信号を発生させ、同様にし
て順次計数値が増大するのに比例して１プリントサイク
ル内での紙送り信号発生数も増大するよう構成されてい
る。このような機能は、後述するようにマイクロコンピ
ュータのプログラムにより実施することができ、或いは
累計カウンタを設けてカウンタ７の計数値をプリントサ
イクル毎に累計されることによっても実施することがで
きる。第２図に本発明実施例の作用説明のタイムチャー
トを示す。

例えば紙送りキー９の押圧時間が４プリントサイクルに
及んでいる場合、最初のプリントサイクルで１発の紙送
り制御信号が出力され、次のプリントサイクルでは２発
、３番目のプリントサイクルでは３発、４番目のプリン
トサイクルでは４発の紙送り制御信号が出力され、合計
１進隆の紙送り制御信号が出力される。第３図に本発明
実施例の作用をフローチャートで示す。

紙送りキー９が押されるここのフローチャートを開始し
、まずカウンタ７がリセットされ、プリントパルス信号
８′が入力されるごとにカゥンタ７が（十１）され、カ
ウンタ７の内容に応じた紙送り制御信号が出力されて紙
送り動作が実行される。なお、タイミング信号の判別、
カウンタ７の計数、カウソ夕７の内容判断と紙送り制御
信号の発生を含めてマイクロコンピュータで制御するこ
とができる。本発明によれば単一の紙送りキーを用いな
がら、その押圧時間を加減するだけで単位時間当りの紙
送り制御信号発生率を次第に増大させることができるの
で、効率のよい紙送り制御を行うことができ大層便利で
ある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明実施例のブロック図、第２図は本発明実
施例の作用を説明するタイムチャート、第３図は本発明
実施例の作用を説明するフローチャートである。 １・・・プリンタ、４・・・紙送り信号発生回路、５・
・・紙送りマグネットドライバ、６・・・プリントパル
ス発生回路、７・・・カウンタ、８・・・紙送り動作回
数制御部、９・・・紙送りキー。 第１図 第２図 第３図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 紙送り制御信号が発せられるごとに紙送り機構が付
   勢され一行活字終了ごとに確認信号を発するプリンタの
   紙送り制御装置において、単一の紙送りキーと、その紙
   送りキーの押圧時間中上記確認信号を計数するカウンタ
   と、単位時間当りの紙送り制御信号の出力数が上記カウ
   ンタの計数値に比例して増大してゆく紙送り動作回数制
   御部とを設けたプリンタの紙送り制御装置。