JPS6032338B2 - 導電性塗料焼付電極を有する磁器コンデンサ - Google Patents

導電性塗料焼付電極を有する磁器コンデンサ

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JPS6032338B2
JPS6032338B2 JP2882977A JP2882977A JPS6032338B2 JP S6032338 B2 JPS6032338 B2 JP S6032338B2 JP 2882977 A JP2882977 A JP 2882977A JP 2882977 A JP2882977 A JP 2882977A JP S6032338 B2 JPS6032338 B2 JP S6032338B2
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powder
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充 田島
俊也 丸山
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Taiyo Yuden Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は磁器コンデンサの焼付電極用導電性塗料に関す
る。
従来の磁器コンデンサの銀焼付電極は、5仏以下の銀微
粉末、ガラスフリット、樹脂及び溶剤等から成る導電性
塗料を磁器素体上に塗布し、これを500〜80000
で競付けることによって形成されている。
コンデンサ電極を上述の銀焼付法で形成すれば、銀粒子
がフリットによって磁器素体に密着され、電極の素体に
対する結合強度が大になる。然し、磁器コンデンサの電
極にリード部材等を半田接着すれば、電極中の銀が半田
中に熔解する所謂銀〈われの現象が生じ、有効電極面積
及び電極厚みの減少により、所定の静電容量が得られな
いという欠点があった。そこで、本発明の目的は、磁器
コンデンサを半田付けしても静電容量の変化が少ない電
極を備えた磁器コンデンサを得ることが出来る蟻付電極
用導電性塗料を提供することにある。
上記目的を達成するための本発明は、導電性を得るため
の材料と無機結合剤と有機結合剤とから成る磁器コンデ
ンサの嫌付電極用導電性塗料において、前記導電性を得
るための材料が、銀(又は銀酸化物、但し銀酸化物の場
合は銀に換算して)粉末20の重量部、チタン微粉末0
.5〜4の重量部から成ることを特徴とする磁器コンデ
ンサの焼付電極用導電性塗料に係かるものである。
上読本発明によって銀電極中にチタン粉末を混入すれば
、半田接着工程等で銀電極に半田が接触しても静電容量
の変化が少ないコンデンサを提供することが出来る。
チタン粉末を混入することによって静電容量の変化率△
Cが小さくなるのは、銀〈われが少なくなるためである
と思われる。しかし、銀くわれがチタン粉末混入でなぜ
少なくなるかは今のところ不明である。尚チタン粉末は
露極焼付後に一部又は全部が酸素不足の酸化チタンにな
る。以下、実施例に付いて述べる。
実施例 1 第1図に示すような直径9肋、厚さ0.5側の円板状の
チタン酸バリウム(母Ti03)系磁器素体1を用意す
ると共に、銀微粉末(約1一) 20
0重量部ガラスフリツト 6重量
部セルロース樹脂 4重量部アル
キッド樹脂 8重量部カルビトー
ルアセテート 34重量部ブチルカルビト
ール 34重量部チタン微粉末(44
ム以下) 0〜2の重量部の組成のペースト状導
電性塗料を用意し、これをスクリーン印刷法でコンデン
サ磁器素体1に塗布し、乾燥後に約80000で約60
分焼付処理をなして一対の銀焼付電極2,3を形成した
なお、上記のチタン酸バリウム系磁器は、欧Ti03
8打重量%CaSn03
12重量%クレイ
0.7重量%MnC03 0
.$重量%から成る磁器材料に基づいて得られた公知の
磁器であり、また上記のガラスフリットは、Pb0
74重量%S‘02
14重量%&03
1の重量%N203 1
重量%CaC03 1重量%の組成
を有する公知のフリットである。
次に、リード線を半田付けする前のコンデンサ素子の静
電容量C(pF)を測定し、これを初期値C2。
とした。次に、初期値測定後のコンデンサ素子の一対の
電極2,3に錫メッキ鋼線を夫々半田付けするために、
26000の半田槽に約5秒間浸潰した。
しかる後静電容量C2のを測定し、初期値Cがこ対する
半田浸債後の値C側の変化率を△C=三宅夢三×・oo
〔%〕 の式で求めた。
第2図の曲線aはこの実施例に於ける導電性塗料でチタ
ン微粉末のみを0部から2碇部まで変化させた場合の静
電容量の変化率△Cを示すものである。
尚チタン微粉末の重量部変化に対する容量変化率(△C
)の変化の代表的な例を数値で示せば次表の通りである
第1表 上述の実施例によれば、銀微粉末200重量部に対する
チタン微粉末の量を0.5〜20重量部の範囲にするこ
とが好ましいことが分る。
上記範囲であれば、半田による銀くわれが少なく、静電
容量の変化率△Cも小さい。チタン徴粉末が0.5重量
部未満となると変化率△Cが大きくなり、またチタン微
粉末が2の重量部を越えると変化率△Cは大きくならな
いが、半田付性が悪くなり、実用的でなくなる。従って
チタン微粉末を2の重量部以上混入するために、後述す
る如く銀付着チタン微粉末を使用する。実施例 2 チタン微粉末を2の重量部以上混入すると半田付性が悪
くなり、実用不可能となるため、チタン微粉末を次の方
法で混入させて変化率△Cを求めた。
即ち、44仏以下のチタン微粉末に化学メッキによって
銀を約20%付着させて銀付着チタン微粉末を形成し、
これを使用して、銀微粉末(約1仏)と銀付着チタン微
粉末の銀成分との和 20
の重量部ガラスフリツト 6重量
部セルロース樹脂 4重量部アルキ
ッド樹脂 8重量部力ルビトール
アセテート 34重量部ブチルカルビトー
ル 34重量部銀付着チタン微粉末の
チタン成分 20〜6の重量部の組成の導電性塗料を用
意し、これを実施例1と同様のチタン酸バリウム系磁器
素体に塗布して、糠付電極を形成し、実施例1と同様に
容量変化率△Cを求めた。第2図の曲線bはこの結果を
示す。次の第2表はこの実施例2に於ける測定結果の代
表例を数値的に示すものである。
第2表 この実施例のように銀付着チタン微粉末を使用すれば、
チタン微粉末の量が多くなっても、半田付性がそれほど
悪くならない。
しかし、チタン微粉末が4の重量部を越えると半田付性
が悪くなり実用不可能である。以上述べた実施例1と2
とから理解出来るように、結局、チタン微粉末を20碇
部の銀に対して0.5〜4の重量部となるように混合す
れば、実用可能で且つ容量変化率△Cの小さいコンデン
サを得ることが出来る。
実施例 3 チタン微粉末の粒径の影響を調べるために、銀微粉末(
約1仏) 20の重量部ガラスフリッ
ト 6重量部セルロース樹脂
4重量部ァルキッド樹脂
8重量部カルビトールアセテート
34重量部ブチルカルビトール
34重量部チタン微粉末(8仏以下)
5重量部の組成の塗料にて実施例1と同様にチタン酸バ
リウム系磁器コンデンサを製作して静電容量の変化率△
Cを同様に求めた。
即ち実施例1に於ける44〆のチタン微粉末を8仏のチ
タン微粉末にした場合の△Cを求めたところ、容量変化
率△Cは−0.08%であった。従って、チタン微粉末
の粒径が小さい程、銀〈われが減少することが分る。実
施例 4磁器素体1を別の材料で形成した場合のチタン
微粉末の効果を調べるために、実施例1に於けるチタン
酸バリウム(母Ti03)系磁器素体1の代りに直径9
肌、厚さ0.9肌の円板状の酸化チタン(Ti02)系
磁器素体を用意すると共に、銀微粉末(約1仏)
20の重量部ガラスフリット
6重量部セルロース樹脂
4重量部アルキッド樹脂 8
重量部カルビト−ルアセテート 34重量
部ブチルカルビト−ル 34重量部
チタン微粉末(44仏以下)0〜2の重量部の組成の導
電性塗料を用意し、これをスクリーン印刷法でコンデン
サ磁器素体の上下両主面に塗布し、乾燥後に約8000
0で約6粉ご焼付処理をなして一対の銀焼付電極を形成
した。
なお、上記のチタン酸バリウム系磁器は、Ti03
72重量%母C03
2錠重量%CaC03
1.頚重量%肌0 0,
種量%の組成の磁器材料に基づいて得られた公知の磁器
であり、また上記のガラスフリツトは、実施例1と同一
のものである。
次に、リード線を半田付けする前のコンデンサ素子の静
電容量C(pF)を測定し、これを初期値C2。
とした。次に、初期値測定後のコンデンサ素子の一対の
電極に錫メッキ銅線を夫々半田付けするために、260
℃の半田槽に約5秒間浸潰した。
しかる後静電容量C側を測定し、初期値C2oに対する
半田浸澄後の値C2■の変化率を△C=2卒±ZX,。
〇〔%〕C20 の式で求めた。
第2図の曲線cはこの実施例に於ける導電性塗料でチタ
ン微粉末のみを0部から2の部まで変化させた場合の静
電容量の変化率△Cを示すものである。
尚チタン微粉末の重量部変化に対する容量変化率△Cの
変化の代表的な例を数値で示せば次表の通りである。
第3表 この実施例においても、銀微粉末200重量部に対する
チタン微粉末の量を0.5〜20重量部の範囲にするこ
とが好ましいことが分る。
上記範囲であれば、半田による銀くわれが少なく、静電
容量の変化率△Cも小さい。チタン微粉末が0.5重量
部未満となると変化率△Cが大きくなり、またチタン微
粉末が2の重量部を越えると半田付性が悪くなり、実用
的でなくなる。そこで、2の重量部以上は次の実施例5
の方法でチタン微粉末を混入する。実施例 5チタン微
粉末を2の重量部以上混入すると半田付性が悪くなり、
実用不可能となるため、チタン微粉末を次の方法で混入
させて変化率△Cを求めた。
即ち、44仏以下のチタン微粉末に化学メッキによって
銀を約20%付着させて銀付着チタン微粉末を形成し、
これを使用して、銀微粉末(約1〃)を銀付着チタン微
粉末の銀成分との和 2血
重量部ガラスフリット 6重量部
セルロース樹脂 4重量部アルキ
ツド樹脂 8重量部力ルビトール
アセテート 34重量部プチルカルビトー
ル 34重量部銀付着チタン微粉末
のチタン成分 20〜6の重量部の組成の導電性塗料を
用意し、これを実施例4と同様のTj02系磁器素体に
塗布して焼付電極を形成し、実施例4と同様に容量変化
率△Cを求めた。第2図の曲線dはこの結果を示す。次
の第4表はこの実施例5に於ける測定結果の代表例を数
値的に示すものである。
第4表 この実施例のように銀付着チタン微粉末を使用すれば、
チタン微粉末の量が多くなっても、半田付性がそれほど
悪くならない。
しかし、40重量部を越えると半田付性が悪くなり、実
用不可能になる。以上の実施例3と4とから理解出来る
ようにTi02系磁器においてもチタン微粉末を0.5
〜40重量部混入すると銀くわれが少なくなる。
実施例 6 チタン微粉末の粒径の変化による特性変化を求めるため
に実施例4に於ける44山以下のチタン微粉末を8り以
下のチタン微粉末として、銀微粉末(約1仏)
20の重量部ガラスフリツト
6重量部セルロース樹脂
4重量部アルキッド樹脂 8重量
部力ルビトールアセテート 34重量部ブ
チルカルビトール 34重量部チタン
微粉末(8山以下) 5重量部の組成の導電
性塗料を用意し、これをTi02系磁器秦体に塗布し、
実施例4と同様にTj02系磁器コンデンサを製作し、
同様に静電容量の変化率△Cを求めたところ、容量変化
率△Cは−0.11であつた。
従って、Ti02系磁器コンデンサに於いても、チタン
微粉末の粒径が小さい程、銀くわれが少なくなる。
以上本発明の実施例に付いて述べたが、本発明は上述の
実施例に限定されるものではなく、更に変形可能なもの
である。
例えば、導電塗料に於ける銀微粉末の代り‘こ酸化銀(
A&○)の粉末を利用してもよい。また導電塗料で無機
結合剤としてガラスフリットが使用され、有機結合剤と
してセルロース樹脂、アルキッド樹脂、力ルビトールア
セテート、及びブチルカルビトールが使用されているが
、これ等を別の物質としてもよい。またチタン酸バリウ
ム系磁器及び酸化チタン系磁器以外の磁器コンデンサに
も適用可能である。また実施例2及び5に於いてはチタ
ン微粉末に化学メッキによって銀を付着させたが、蒸着
、電気メッキ等の別の方法で銀を付着させてもよい。ま
た円板状に限ることなくどのような形状の磁器素体にも
本発明の電極を形成することが出来る。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の実施例に係わる磁器コンヂンサの正面
図、第2図はチタン微粉末の量と静電容量の変化率との
関係を示すグラフである。 尚図面に用いられている符号において、1は磁器素体、
2,3は電極である。 第1図 第2図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 銀(又は銀酸化物、但し銀酸化物の場合は銀に換算
    して)粉末200重量部と、チタン粉末0.5〜40重
    量部と、 無機結合剤と、 有機結合剤と から成る磁器コンデンサの焼付電極用導電性塗料。
JP2882977A 1977-03-16 1977-03-16 導電性塗料焼付電極を有する磁器コンデンサ Expired JPS6032338B2 (ja)

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JPS53114058A JPS53114058A (en) 1978-10-05
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0611654B2 (ja) * 1990-02-21 1994-02-16 石塚硝子株式会社 凹部を有するガラス製タンブラーの成形型
US10593538B2 (en) 2017-03-24 2020-03-17 Fujifilm Electronic Materials U.S.A., Inc. Surface treatment methods and compositions therefor
US11447642B2 (en) 2018-01-05 2022-09-20 Fujifilm Electronic Materials U.S.A., Inc. Methods of using surface treatment compositions

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0611654B2 (ja) * 1990-02-21 1994-02-16 石塚硝子株式会社 凹部を有するガラス製タンブラーの成形型
US10593538B2 (en) 2017-03-24 2020-03-17 Fujifilm Electronic Materials U.S.A., Inc. Surface treatment methods and compositions therefor
US11447642B2 (en) 2018-01-05 2022-09-20 Fujifilm Electronic Materials U.S.A., Inc. Methods of using surface treatment compositions

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JPS53114058A (en) 1978-10-05

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