JPS6031894A - し尿の処理方法 - Google Patents

し尿の処理方法

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Publication number
JPS6031894A
JPS6031894A JP14227383A JP14227383A JPS6031894A JP S6031894 A JPS6031894 A JP S6031894A JP 14227383 A JP14227383 A JP 14227383A JP 14227383 A JP14227383 A JP 14227383A JP S6031894 A JPS6031894 A JP S6031894A
Authority
JP
Japan
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excretion
bacteria
human waste
aeration
basophile
Prior art date
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Pending
Application number
JP14227383A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuro Fukase
哲朗 深瀬
Isao Joko
勲 上甲
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Kurita Water Industries Ltd
Original Assignee
Kurita Water Industries Ltd
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Publication date
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Publication of JPS6031894A publication Critical patent/JPS6031894A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明はし尿を好気的に生物処理する方法に関するも
のである。
し尿を好気的に生物処理する従来の方法として、し尿を
好気性または嫌気性消化したのち、活性汚泥処理する方
法があるが、いずれの場合もほぼ中性域で生物処理され
ている。またし尿の化学処理法では、まず凝集剤として
Fe50.等の可溶性金属塩を添加し、次に消石灰を加
えてpH,10程度の高アルカリとすることによシ、凝
集を行うとともに殺菌消毒し、次いで固液分離して、分
離液を炭酸ガス等で中和し、さらに希釈して散布炉床法
または活性汚泥処理法等により、好気的に生物処理され
ている。
このような従来の生物処理法では、いずれも中性域で好
気的に処理されるためこ中性域で増殖する一般の活性汚
泥細菌による処理が中心となシ、窒素およびリンの除去
が困難であるとともに、希釈水を必要とし、壕だ活性汚
泥の増殖速度が遅く、装置が大型化するという問題点が
あった。
この発明は以上のような問題点を改善するだめのもので
、し尿をアルカリ性下で曝気することにより、窒素(場
合によってはリンも)を除去するとともに、高アルカリ
性細菌によシ高速度に処理可能なし尿の処理方法を提供
することを目的としている。
この発明は、し尿をpn 9.5以上の条件下に曝気し
、好アルカリ性細菌によシ生物処理することを特徴とす
るし尿の処理方法である。
し尿を田95以」二の条件下に曝気すると、アルカリ性
の条件下に生育する好アルカリ性細菌が高速で増殖し、
溶解性BOD を摂取して分散菌体となるので、固液分
離することによシ、低BOD の処理水が得られる。好
アルカリ性細菌にはバチルスに属する胞子形成細菌が多
く、し尿をアルカリ性下に曝気することによシ増殖させ
ることができる。またアルカリ性下で曝気することによ
り、し尿中に含まれるアンモニアはストリッピング現象
によって放出される。
し尿のpHを95以上に調整するためにはアルカリ剤を
添加するが、アルカリ剤としては石灰、水酸化ナトリウ
ムなどが使用できる。石灰などのカルシウム分を含むア
ルカリ剤を添加すると、し尿中のリンが不溶性の析出物
となり、脱リンできるとともに、分散汚泥が凝集して固
液分離が容易になるが、pH調整が困難である。一方、
水酸化ナトリウム等のカルシウム分を含まないアルカリ
剤を添加すると、pal調整は容易であるが、脱リンは
行えないとともに、・フロックが形成されず、汚泥が分
散状態のままであるので、固液分離するためには凝集剤
の添加が必要となる。このため水酸化ナトリウムとカル
シウム化合物(例えば塩化カルシウム)を含むアルカリ
剤を使用すると、pH調整、脱リンおよび固液分離が容
易となる。
本発明において処理対象となるし尿は生し尿で、パース
クリーンやロータリードラムスクリーンなどKより除渣
したものが一般的であるが、凝集処理等によりSS性の
BOD等を除去するのが望ましい。また好気性オたは嫌
気性消化によシ高分子のものを低分子化したものでもよ
い。
以下、本発明を図面により説明する。第1図ないし第6
図はそれぞれ本発明の別の実施態様を示す系統図である
。図面において、1は曝気槽、2は固液分離槽である。
第1図の処理法は、し尿3を曝気槽1に導入し、アルカ
リ剤4として石灰等のカルシウム分を含むアルカリ剤を
注入してpH9,5以上、好ましくは10〜11に調整
し、散気管5がら空気を供給して曝気すると、好アルカ
リ性細菌が増殖して溶解性BOD を摂取し、溶液中の
BODは低くなる。好アルカリ性細菌の増殖速度は大き
く、分散菌体を形成するが、添加された石灰により凝集
性が良くなる。曝気槽1の滞留時間は6時間以上、好ま
しくは12〜48時間である。
一方、曝気槽では石灰等の添加により、し尿中のリン(
正リン酸)が不溶性のリン酸カルシウムとして析出する
。まだ高アルカリ性下に曝気するので、アンモニアがス
トリッピングされる。放出されたアンモニアガスは、硫
酸溶液等により吸収させたり、あるいは触媒酸化等によ
多窒素ガスとするなどの処理が可能−である。
アルカリ剤4として、水酸化ナトリウムおよびカルシウ
ム剤(塩化カルシウム等)を併用する場合も、カルシウ
ム分を含むため、石灰の場合と同様の処理が行われる。
このように処理した曝気槽1の混合液は凝集性が良くな
っているので、そのまま固液分離槽2に導入し、沈降分
離によシ分離する。固液分離した分離液は処理水6とし
て、炭酸ガスや酸により pH調整して放流し、また分
離汚泥は余剰汚泥7として排出するが、一部を返送汚泥
8として曝気槽1へ返送してもよい。余剰汚泥7は一般
の余剰汚泥と同様に、消化、乾燥、焼却、堆肥化等の処
理が可能である。焼却を行うとアルカリ剤を含む灰が得
られるので、焼却灰をアルカリ剤として利用できる。
第2図の処理法は、アルカリ剤4として水酸化ナトリウ
ム等のカルシウム分を含まないアルカリ剤を使用する場
合を示している。この場合、曝気槽1において増殖する
高アルカリ性細菌は分散菌体を形成して、固液分離性が
悪いので、反応槽9において塩化鉄(n)、(至)、硫
酸鉄(II)、(2)等の凝集剤10を添加して凝集処
理を行い、固液分離槽2において固液分離を行う。他の
操作は第1図と同様である。
第6図の処理法は、アルカリ剤4の添加を曝気槽1の前
に配置された反応槽11で行うもので、リンを濃度が高
い状態で反応させて効率よく不溶化する処理法を示して
いる。従ってアルカリ剤4は石灰単独または水酸化ナト
リウムとカルシウム剤の併用などカルシウム分を含むア
ルカリ剤が適している。この場合、生成した析出物を除
去するだめに、反応槽11と曝気槽1の間に固液分離槽
を設けてもよい。壕だアルカリ剤4として水酸化ナトリ
ウムを使用してもよいが、この場合は、第2図と同様に
曝気槽1と固液分離槽2の間に反応槽9を設けて凝集剤
10を添加できるようにする。
他の操作は第1図および第2図の場合と同様である。
以上の説明において、曝気槽1として散気式のものを示
したが、他の構造のもの、例えば散液式、加圧溶解式等
のものでもよい。いずれの場合も、曝気槽1における酸
素消費速度が極めて大きいため、高速で酸素を溶解でき
る装置が望ましく、放出されるアンモニアを集気できる
ようにカバーで覆うのが望ましい。また曝気槽1では好
アルカリ性細菌が所定量保持されるように、滞留時間を
調整するのが望ましいが、滞留時間が短かったシ、ある
いはし尿の供給量が変動して所定量に維持できない場合
には、返送汚泥8の返送により所定量に維持するのが望
ましい。さらに固液分離手段としては、沖過、遠心分離
等の他の手段を採用してもよい。
以上説明してきたように、との発明によれば、し尿をア
ルカリ性下で曝気するように構成したので、好アルカリ
性細菌を高速度で増殖させて、高速度でBOD 除去を
行うことができ、装置を小型化できるとともに、アンモ
ニアもストリッピングされるため、窒素除去を行うこと
ができる。また、pH調整用としてカルシウムを含むア
ルカリ剤を添加すると、リンが不溶化して除去できると
ともに、分散汚泥が凝集し、固液分離が容易になる。
次に本発明の実施例について説明する。
実施例 酢酸10g/l、酵母エキス1.09/l、はプトン1
、Og/l、リン酸−水素カリウム1.79/l、硫酸
マグネシウム7水塩1.5g/11塩化カルシウム2水
塩o5g711塩化アンモニウム13.0g/l、BO
D約6,500TLg/l、T−N3,500771g
/l、T−Pろ20771、!9 / l、の合成し尿
を、液量1.51のガラス製ジャーファーメンタに、滞
留時間24時間となるように供給し、pH調整器を使用
してpH10,0となるように水酸化ナトリウムを自動
注入するとともに、塩化カルシウム2水塩をCaとして
5.000 mfJ/l;となるように連続注入し、空
気を0.51/minで供給して曝気を行い、汚泥返送
を行うことなく一過的に処理した。抜出した曝気液を戸
紙扁5Aで沖過し、涙液を分析した結果、平均値として
BOD25 mjj/l、T−Nl 5mg/l、 ’
r−Pl、5mg/lであった。
同条件fpH7,0で処理した結果はBOD15077
1gA。
T−N3400mg/7.T−P310771g/l 
であった。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図はそれぞれ本発明の別の実施態様を
示す系統図である。 各図中、同一符号は同一または相当部分を示し、1は曝
気槽、2は固液分離槽、9.11は反応槽である。 代理人 弁理士 柳 原 成

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)シ尿をr)H95以上の条件下に曝気し、好アル
    カリ性細菌により生物処理することを特徴とするし尿の
    処理方法。
  2. (2) pH調整はカルシウム分を含むアルカリ剤によ
    って行い、曝気液はそのまま固液分離する特許請求の範
    囲第1項記載のし尿の処理方法。
  3. (3) p)l調整はカルシウム分を含まカいアルカリ
    剤によって行い、曝気液は凝集剤を添加して固液分離す
    る特許請求の範囲第1項記載のし尿の処理方法。
  4. (4)曝気により放出されるアンモニアガスは吸収また
    は触媒酸化により処理する特許請求の範囲第1項ないし
    第6項のいずれかに記載のし尿の処理方法。
  5. (5)生物処理によって生成する汚泥は焼却し、焼却灰
    をアルカリ剤として利用する特許請求の範囲第1項ない
    し第4項のいずれかに記載のし尿の処理方法。
JP14227383A 1983-08-03 1983-08-03 し尿の処理方法 Pending JPS6031894A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011050910A (ja) * 2009-09-03 2011-03-17 Sumitomo Heavy Industries Environment Co Ltd 生物学的排水処理方法及び生物学的排水処理装置
JP2012011376A (ja) * 2010-06-02 2012-01-19 Daiki Ataka Engineering Co Ltd 汚水処理方法および装置

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