JPS6031689Y2 - 内視鏡用高周波処置装置 - Google Patents

内視鏡用高周波処置装置

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JPS6031689Y2
JPS6031689Y2 JP1980079870U JP7987080U JPS6031689Y2 JP S6031689 Y2 JPS6031689 Y2 JP S6031689Y2 JP 1980079870 U JP1980079870 U JP 1980079870U JP 7987080 U JP7987080 U JP 7987080U JP S6031689 Y2 JPS6031689 Y2 JP S6031689Y2
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    • A61B2018/1407—Loop

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は内視鏡内を通じて患者の体腔内に導入し、患部
を高周波電流で処置する内視鏡用高周波処置装置の改良
に関する。
内視鏡用高周波処置装置としてたとえば電気メス装置が
あるが、この電気メス装置を挿入する内視鏡を構成する
金属部分がその内視鏡の外表面にわずかでも露出すると
、電気メス装置から内視鏡に漏れた高周波電流がその露
出部分からこれに触れた体腔内組織に流れ、やけどをさ
せてしまうことがあった。
従来、この種のやけどを防止するため、内視鏡を構成す
る金属部分を帰還線を用いて高周波電源装置の患者側出
力端子に接続し、漏洩する高周波電流をその患者側出力
端子に戻すように構成したものがある。
ところで、上記従来の方式は内視鏡のライトガイドケー
ブルのコネクタ本体に接続端子を設け、これと高周波電
源側の端子間に帰還線を直接着脱自在に介挿するように
なっている。
このため、内視鏡のコネクタを光源装置に着脱する際、
これと同時に帰還線も着脱させる必要があった。
つまり、内視鏡の交換使用ごとにそのコネクタを光源装
置に着脱するのみならず、帰還線の着脱操作を同時に行
なわなければならなかった。
したがって、内視鏡の交換使用ごとにライトガイドと帰
還線の着脱を行なわなければならないため、煩雑で作業
性が悪かった。
また、実際の使用時にはライトガイドケーブルを光源装
置に接続するが帰還線の接続を忘れやすく、その結果、
体腔内の組織をやけどさせてしまう危険があった。
本考案は上記事情に着目してなされたもので、その目的
とするところは内視鏡の交換使用ごとに帰還線を着脱す
る必要がなく、その作業性を向上できるとともに、帰還
線の接続高れによるやけどの危険を防止することができ
る内視鏡用高周波処置装置を提供することにある。
以下本考案の一実施例を図面にもとづいて説明する。
図中１は内視鏡であり、この内視鏡本体２は操作部３に
挿入部４を連結してなり、さらに、操作部３にはライト
ガイドケーブル５が連結されている。
また、操作部３と挿入部４には処置具挿通用チャンネル
６が形成されていて、高周波処置具、たとえば高周波切
除具７を挿通できるようになっている。
上記ライトガイドケーブル５の先端には照明用光源装置
８のソケット９に着脱自在に装着できるコネクタ１０が
設けられている。
ソケット９にはコネクタ１０に突設したライトガイド管
１１を受ける孔１２が設けられている。
そして、ソケット９にコネクタ１０を装着すると、ガイ
ド管１１の先端がその照明用光源装置８のランプ（図示
しない。
）に対向することにより上記ランプの照明光をライトガ
イド（図示しない。
）に導入し、そのライトガイドを通じて体腔１３内に導
びくようになっている。
また、体腔１３内の視野は内視鏡本体２内に設けたイメ
ージガイド（図示しない。
）を通じてその光像を操作部３の接眼部１４に導ひき、
外部から観察できるようになっている。
一方、上記高周波切除具７は手元部１５にシース１６を
連結してなり、さらに、シース１６内には導電性の操作
ワイヤ（図示しない。
）を挿通するとともに、その操作ワイヤの先端にループ
状に形成した導電性ワイヤ１７を連結したものである。
そして、手元部１５において操作ワイヤを押し引きする
ことにより上記導電性ワイヤ１７を縮少および拡開操作
できるようになっている。
また、高周波切除具７はその手元部１５に一端を接続す
る出力リード線１８を介して高周波電源装置１９に接続
されるようになっている。
上記高周波電源装置１９は高周波発生回路２０と、この
高周波発生回路２０の出力電圧を昇圧腰かつその出力を
分離する変圧器２１とよりなり、さらに上記変圧器２１
の２次コイル２２側の一端は能動側出力端子２３が接続
され、他端は患者側出力端子２４に接続されている。
そして、能動側出力端子２３には上記出力リード線１８
のプラグ２５を着脱自在に接続するようになっている。
また、患者側出力端子２４には患者２６の体外表面に広
く接触させる対極板２７に接続された患者リード線２８
のプラグ２９を着脱自在に接続するようになっている。
さらに、上記各出力端子２３．２４を設けたソケット３
０には帰還線３１のプラグ３２を着脱自在に接続する帰
還線端子３３が設けられている。
そして、上記帰還線３１の他端側には別のプラグ３４が
設けられており、このプラグ３４は照明用光源装置８側
に設けた帰還線端子３５に着脱自在に接続できるように
なっている。
なお、上記高周波電源装置１９側において帰還線端子３
３はリード線３６を介して患者側出力端子２４に接続さ
れている。
また、前記ライトガイドケーブル５のコネクタ１０には
内視鏡本体２側の金属構成部材（図示しない。
）と電気的に接続された第１の接点、たとえば接点ピン
３７が設けられている。
そして、この接点ピン３７はコネクタ１０をソケット９
に装着したとき、そのソケット９に設けた第２の接点、
たとえば接点受け３８に接続するようになっている。
この接点受け３８は上記帰還線端子３５にリード線３９
を介して接続されている。
しかして、上記高周波処置装置を使用する場合はまず、
内視鏡１のライトガイドケーブル５のコネクタ１０を照
明用光源装置８のソケット９に装着する。
このとき接点ピン３７は必然的にソケット９側の接点受
け３８に接続される。
次に、帰還線３１の各プラグ２９．３４を照明用光源装
置８と高周波電源装置１９の各帰還線端子３３．３５に
それぞれ接続する。
これによって内視鏡本体２側の金属構成部材を高周波電
源装置１９の患者側出力端子２４に導通させることがで
きる。
さらに、出力リード線１８と患者リード線２８を高周波
電源装置１９に接続することによりすべての結線が完了
する。
そこで、高周波電源装置１９を作動させれば、その能動
側出力端子２３に生じた高周波電流はプラグ２５と出力
リード線１８を通じて高周波切除具７に流れ、その内部
の操作ワイヤを通じて先端の導電性ワイヤ１７に流れる
。
そして、この導電性ワイヤ１７が触れる患部４０に高密
度の高周波電流が流れてその組織を焼灼することにより
切開し、患部４０を切除することができる。
この場合、高周波電流は通常百ＫＨ２から数ＭＨｚの周
波数であるため、挿入部４などの内視鏡本体２内の金属
構成部材に漏洩するが、この漏洩電流は接点ピン３７、
接点受け３８、リード線３９、帰還線端子３５、プラグ
３４および帰還線３１、プラグ３２を通じて帰還線端子
３３に流れる。
したがって、仮に内視鏡本体２、特に挿入部４に露出す
る金属部分があってもこれを通じて接触する体腔１３内
の組織に流れることがない。
つまり、やけどを防止することができる。
一方、使用した内視鏡１をたとえば洗浄するときはライ
トガイドケーブル５のコネクタ１０を照明用光源装置８
のソケット９から外せばよく、その度、帰還線３１を取
り外す必要はない。
つまり、照明用光源装置８のソケット９からライトガイ
ドケーブル５のコネクタ１０を取り外せば足り、帰還線
３１を着脱する必要がない。
また、照明用光源装置８のソケット９にライトガイドケ
ーブル５のコネクタ１０を接続すれば、また再び最初の
接続状態になる。
つまり、照明用光源装置８のソケット１０にライトガイ
ドケーブル５のコネクタ１０を接続するだけで、帰還線
３１の接続状態を得ることができる。
なお、本考案は照明用光源装置８と高周波電源装置１９
がそれぞれ別個になっている場合に限らず、一体化され
た装置でも同様に適用することができる。
以上説明したように本考案は内視鏡を照明用光源装置に
着脱させる際、帰還線も同時に着脱する必要がないよう
にしたものである。
したがって、内視鏡の着脱交換を繰り返す場合、帰還線
の接続高れによるやけどの危険を回避できる。
また、その内視鏡の着脱交換の際、いちいち帰還線の着
脱作業を行なう必要がなくなったため、その作業性を大
巾に向上することができるとともに、迅速に作業を遂行
できる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示す全体の概略的な構成説明
図である。 １・・・・・・内視鏡、２・・・・・・内視鏡本体、５
・・・・・・ライトガイドケーブル、７・・・・・・高
周波切除具、８・・・・・・照明用光源装置、１３・・
・・・・体腔、１９・・・・・・高周波電源装置、２３
・・・・・・能動側出力端子、２４・・・・・・患者側
出力端子、３１・・・・・・帰還線、３７・・・・・・
接点ピン、３８・・・・・・接点受け。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 内視鏡内を通じて患者の体腔内に導入して使用する内視
    鏡用高周波処置装置において、内視鏡のライトガイドケ
    ーブルのコネクタに設けられ内視鏡本体側の金属構成部
    材と電気的に接続された第１の接点と、上記コネクタを
    装着する光源装置のソケット側に設けられ上記コネクタ
    をソケットに接続したとき上記第１の接点に接続される
    第２の接点と、この第２の接点と高周波電源装置の患者
    側出力端子を電気的に接続する帰還線とを具備したこと
    を特徴とする内視鏡用高周波処置装置。
JP1980079870U 1980-06-10 1980-06-10 内視鏡用高周波処置装置 Expired JPS6031689Y2 (ja)

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