JPS60315A - 位相測定装置 - Google Patents
位相測定装置Info
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- JPS60315A JPS60315A JP5928384A JP5928384A JPS60315A JP S60315 A JPS60315 A JP S60315A JP 5928384 A JP5928384 A JP 5928384A JP 5928384 A JP5928384 A JP 5928384A JP S60315 A JPS60315 A JP S60315A
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- rotor
- phase
- pole
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- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01D—MEASURING NOT SPECIALLY ADAPTED FOR A SPECIFIC VARIABLE; ARRANGEMENTS FOR MEASURING TWO OR MORE VARIABLES NOT COVERED IN A SINGLE OTHER SUBCLASS; TARIFF METERING APPARATUS; MEASURING OR TESTING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- G01D5/00—Mechanical means for transferring the output of a sensing member; Means for converting the output of a sensing member to another variable where the form or nature of the sensing member does not constrain the means for converting; Transducers not specially adapted for a specific variable
- G01D5/12—Mechanical means for transferring the output of a sensing member; Means for converting the output of a sensing member to another variable where the form or nature of the sensing member does not constrain the means for converting; Transducers not specially adapted for a specific variable using electric or magnetic means
- G01D5/244—Mechanical means for transferring the output of a sensing member; Means for converting the output of a sensing member to another variable where the form or nature of the sensing member does not constrain the means for converting; Transducers not specially adapted for a specific variable using electric or magnetic means influencing characteristics of pulses or pulse trains; generating pulses or pulse trains
- G01D5/247—Mechanical means for transferring the output of a sensing member; Means for converting the output of a sensing member to another variable where the form or nature of the sensing member does not constrain the means for converting; Transducers not specially adapted for a specific variable using electric or magnetic means influencing characteristics of pulses or pulse trains; generating pulses or pulse trains using time shifts of pulses
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01D—MEASURING NOT SPECIALLY ADAPTED FOR A SPECIFIC VARIABLE; ARRANGEMENTS FOR MEASURING TWO OR MORE VARIABLES NOT COVERED IN A SINGLE OTHER SUBCLASS; TARIFF METERING APPARATUS; MEASURING OR TESTING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- G01D5/00—Mechanical means for transferring the output of a sensing member; Means for converting the output of a sensing member to another variable where the form or nature of the sensing member does not constrain the means for converting; Transducers not specially adapted for a specific variable
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- G01D5/243—Mechanical means for transferring the output of a sensing member; Means for converting the output of a sensing member to another variable where the form or nature of the sensing member does not constrain the means for converting; Transducers not specially adapted for a specific variable using electric or magnetic means influencing the phase or frequency of ac
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- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)
- Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)
- Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)
- Measuring Phase Differences (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は特別に高精度の部品を使用しなくとも高精度の
位相測定を行なうことができる位相測定装置に関する。
位相測定を行なうことができる位相測定装置に関する。
なお、本明細書で言う位相とは当然、角度の概念も含む
。
。
先行技術による位相測定装置、およびこの応用である角
度変換装置の多くばAC信号を発生しその位相差は入力
の位相や角度に対応している。たとえば、アメリカ合衆
国特許2.930.033号および3、278.928
号を参照のこと。これらの装置の精度は一部には信号発
生要素がその信号を作るために相互作用を行う機械的精
度に関係するとともに、得られた位相を測定するために
使用する手段の精度にも関係する。この種の幾つかの周
知の構成では対応する固定および可動のセンサに光学的
、容量的、あるいは誘導的のいずれがで結合された一つ
または複数の回転極を備えている。他の構成でも極とセ
ンサとの機械的役割が入れ換わっている他は同じである
。このような装置の精度を高めるためには、先ず発生さ
れる2つの信号(つまり、固定側と可動側からの)全サ
イクルについて、入力角が二つの信号の対応するサイク
ルでの位相差に忠実に翻訳されたものになっている様に
しなければならないと、一般に考えられている。測定し
た位相の信頼性を高めるために平均化が行なわれること
が屡々ある。平均化は単に非常に多くのサイクルに亘っ
て位相を測定したり、センサの数を増やしてその出力を
電気的に加算したりする。しかし平均化しても極配置の
誤差を必ずしも正確に解消しないばかりでなく、位相測
定アルゴリズムに特別な準備をしないかぎり、極の角度
的配置誤差から生ずる信号周期の変動が測定結果に誤差
を生ずる可能性がある。特に、複数のセンザ出カを加算
する方法は、センサの信号の振幅が変動する場合には、
それ自体、誤差を生ずることがある。
度変換装置の多くばAC信号を発生しその位相差は入力
の位相や角度に対応している。たとえば、アメリカ合衆
国特許2.930.033号および3、278.928
号を参照のこと。これらの装置の精度は一部には信号発
生要素がその信号を作るために相互作用を行う機械的精
度に関係するとともに、得られた位相を測定するために
使用する手段の精度にも関係する。この種の幾つかの周
知の構成では対応する固定および可動のセンサに光学的
、容量的、あるいは誘導的のいずれがで結合された一つ
または複数の回転極を備えている。他の構成でも極とセ
ンサとの機械的役割が入れ換わっている他は同じである
。このような装置の精度を高めるためには、先ず発生さ
れる2つの信号(つまり、固定側と可動側からの)全サ
イクルについて、入力角が二つの信号の対応するサイク
ルでの位相差に忠実に翻訳されたものになっている様に
しなければならないと、一般に考えられている。測定し
た位相の信頼性を高めるために平均化が行なわれること
が屡々ある。平均化は単に非常に多くのサイクルに亘っ
て位相を測定したり、センサの数を増やしてその出力を
電気的に加算したりする。しかし平均化しても極配置の
誤差を必ずしも正確に解消しないばかりでなく、位相測
定アルゴリズムに特別な準備をしないかぎり、極の角度
的配置誤差から生ずる信号周期の変動が測定結果に誤差
を生ずる可能性がある。特に、複数のセンザ出カを加算
する方法は、センサの信号の振幅が変動する場合には、
それ自体、誤差を生ずることがある。
たとえば、センサが偏心して取付けられた場合、センサ
と極との距離が変化することがあり、これがセンサ信号
に対応する振幅の変化を起す。
と極との距離が変化することがあり、これがセンサ信号
に対応する振幅の変化を起す。
成る種の偏心誤差を減らすために共通に使用されている
技法では、実際には、これら先行技術の角度変換器がそ
の性能を発揮するためには極の機械的配置の正確さに一
層大きく依拠することがある。たとえば、直径の反対側
に置かれた一対または複数対のセンサから生ずる信号を
アナログ的に加算するという技法がある。はとんどOに
なるまで加算しつづけることによって反対の位相誤差は
互いに実質的に打消される。本質的に、この技法は二つ
以上の信号を一つに組合わせてこれを位相測定における
二成分の一つとして使用する。極の配置の誤差が大きか
ったり、センサが真に正反対になかったりした場合、対
向するセンサの正反対配置から生ずることになる希望す
る効果は相殺されあるいは無効になる。すなわち、セン
サ信号をそのまま加算することにより平均化されること
になっている誤差成分が実質に一致し且つ周期が等しく
ないかぎり、希望する誤差の相殺は起らない。
技法では、実際には、これら先行技術の角度変換器がそ
の性能を発揮するためには極の機械的配置の正確さに一
層大きく依拠することがある。たとえば、直径の反対側
に置かれた一対または複数対のセンサから生ずる信号を
アナログ的に加算するという技法がある。はとんどOに
なるまで加算しつづけることによって反対の位相誤差は
互いに実質的に打消される。本質的に、この技法は二つ
以上の信号を一つに組合わせてこれを位相測定における
二成分の一つとして使用する。極の配置の誤差が大きか
ったり、センサが真に正反対になかったりした場合、対
向するセンサの正反対配置から生ずることになる希望す
る効果は相殺されあるいは無効になる。すなわち、セン
サ信号をそのまま加算することにより平均化されること
になっている誤差成分が実質に一致し且つ周期が等しく
ないかぎり、希望する誤差の相殺は起らない。
このことから、極を規則正しく配置する必要性が強まる
と共に、極の形状が同じでなければならないという条件
が加わってくる。
と共に、極の形状が同じでなければならないという条件
が加わってくる。
偏移信号位相角度変換装置の精度が極配置の精度に基本
的には少しも依存せず、位相測定手段の精度にのみ依存
することが望ましい。偏心誤差を減らす技法が極配置の
精度あるいはその形状の対称性に依存しないことも望ま
しいことである。
的には少しも依存せず、位相測定手段の精度にのみ依存
することが望ましい。偏心誤差を減らす技法が極配置の
精度あるいはその形状の対称性に依存しないことも望ま
しいことである。
偏心誤差補正について簡単に説明を加えると、打消され
ている誤差成分は位相誤差である。原理的には、前述の
ような即時相殺は、直径の正反対−に配置された両セン
サからの信号の振幅が等しければ、はとんど正確に行な
われる。残念ながら、偏心誤差の性質上、二つの信号の
振幅差も生ずる。
ている誤差成分は位相誤差である。原理的には、前述の
ような即時相殺は、直径の正反対−に配置された両セン
サからの信号の振幅が等しければ、はとんど正確に行な
われる。残念ながら、偏心誤差の性質上、二つの信号の
振幅差も生ずる。
従って、位相誤差を振幅差に関係なしに打消すことがで
きることが望ましい。これらの注意は成る種の他の誤差
にも同様にあてはまる。
きることが望ましい。これらの注意は成る種の他の誤差
にも同様にあてはまる。
回転要素の角速度が変化すれは位相測定手段の精度に重
大な影響をおよぼすことがある。このような変動があれ
ば位相差をめようとしている信号の周期が変化する。位
相測定手段が角速度の定常状態の変化(つまり、平均値
等の変化)と回転部材の各回転中に起きる周期的変化と
に本質的に鈍感であることが非常に望ましい。周期的変
化に鈍感であれば、これらの変動をならずために角運動
量を生ずる(「フライホイール効果」)質量の必要性が
減り、したがって本装置の重量を軽くすることができる
。
大な影響をおよぼすことがある。このような変動があれ
ば位相差をめようとしている信号の周期が変化する。位
相測定手段が角速度の定常状態の変化(つまり、平均値
等の変化)と回転部材の各回転中に起きる周期的変化と
に本質的に鈍感であることが非常に望ましい。周期的変
化に鈍感であれば、これらの変動をならずために角運動
量を生ずる(「フライホイール効果」)質量の必要性が
減り、したがって本装置の重量を軽くすることができる
。
固定および可動のセンサの信号間のクロストークは位相
歪を生ずることがあり、これがあれば本位相の精度が非
當に低下する。このようなりロストークは遮蔽を施すこ
とによって減少させあるいは除くことができることが多
いが、これにより原価と機械的複雑さとが増え、重量が
増し、またおそらくは大きさも増大することになる。A
C信号を発生するために使用する技法が、クロストーク
があってもその情報を正確に伝えることができるような
性質を有するAC信号を発生するようなものであること
、および位相測定技法がクロストークに本質的に鈍感で
、真の位相情報を正確に得ることができるようにな、っ
ていることが非常に望ましい。
歪を生ずることがあり、これがあれば本位相の精度が非
當に低下する。このようなりロストークは遮蔽を施すこ
とによって減少させあるいは除くことができることが多
いが、これにより原価と機械的複雑さとが増え、重量が
増し、またおそらくは大きさも増大することになる。A
C信号を発生するために使用する技法が、クロストーク
があってもその情報を正確に伝えることができるような
性質を有するAC信号を発生するようなものであること
、および位相測定技法がクロストークに本質的に鈍感で
、真の位相情報を正確に得ることができるようにな、っ
ていることが非常に望ましい。
可変位相差の信号を発生するあらゆる種類の変換器を用
いる先行技術の位相測定技法によれば「精」の測定とし
て最もよく特徴づけられる結果を往することがよくある
。この精密な結果は剰余(modulo)値であり、「
粗」の測定の結果と組合わせなければならない。これが
どのように行なわれるかによって一般に装置が増分式(
incremen ta 1)か絶対式(absolu
te)かが決る。これらの注意が適用される装置の例に
はある種の角度変換装置や距離測定装置がある。「粗−
箱」測定に関しては固有の悪いところはないが、高精度
かつ高分解能の統一的な結果を直接に得ることにより、
粗と精の成分を別々平均し次いでそれらを組合わせる際
に起る周知の落し穴を避ける必要のない位相測定の技法
を使用すれば好都合であるのは確かである。この問題の
幾つかは測定のモジュロ的性格から生じ、非常に小さい
あるいは非常に大きい値(すなわち、剰余をとった測定
結果が剰余をとるための法の値に近いところからゼロに
転換する転換点に極めて近い値)を取り扱う方法に関係
している。これらの問題はすべて今までは王台よく取り
扱われてきたが、その解決法は費用に無関係ではなかっ
た。したがってこのような「粗→青」方式の精度と分解
能とをすべて維持したままこれらの心配を無くすことが
できることが望ましい。このような位相測定技法は信号
周期の変動(極の配置の誤差、モーターの速度変動)や
クロストークに対する鈍感性をも保っていなければなら
ない。
いる先行技術の位相測定技法によれば「精」の測定とし
て最もよく特徴づけられる結果を往することがよくある
。この精密な結果は剰余(modulo)値であり、「
粗」の測定の結果と組合わせなければならない。これが
どのように行なわれるかによって一般に装置が増分式(
incremen ta 1)か絶対式(absolu
te)かが決る。これらの注意が適用される装置の例に
はある種の角度変換装置や距離測定装置がある。「粗−
箱」測定に関しては固有の悪いところはないが、高精度
かつ高分解能の統一的な結果を直接に得ることにより、
粗と精の成分を別々平均し次いでそれらを組合わせる際
に起る周知の落し穴を避ける必要のない位相測定の技法
を使用すれば好都合であるのは確かである。この問題の
幾つかは測定のモジュロ的性格から生じ、非常に小さい
あるいは非常に大きい値(すなわち、剰余をとった測定
結果が剰余をとるための法の値に近いところからゼロに
転換する転換点に極めて近い値)を取り扱う方法に関係
している。これらの問題はすべて今までは王台よく取り
扱われてきたが、その解決法は費用に無関係ではなかっ
た。したがってこのような「粗→青」方式の精度と分解
能とをすべて維持したままこれらの心配を無くすことが
できることが望ましい。このような位相測定技法は信号
周期の変動(極の配置の誤差、モーターの速度変動)や
クロストークに対する鈍感性をも保っていなければなら
ない。
位相測定技法の重要な考慮事項はいわゆる「位相一致問
題」からの開放である。これは位相測定の「始動−停止
」方法と呼んでもよい方法において一般に経験されるも
のである。この方法は同じ周波数で既知周期の二つの信
号間の位相を測定するものである。ここにおいては、一
方の信号のゼロ交叉点またはエツジでタイマーを始動さ
せ、他方の信号の対応するゼロ交叉点またはエツジでこ
のタイマーを停止させることにより位相が測定される。
題」からの開放である。これは位相測定の「始動−停止
」方法と呼んでもよい方法において一般に経験されるも
のである。この方法は同じ周波数で既知周期の二つの信
号間の位相を測定するものである。ここにおいては、一
方の信号のゼロ交叉点またはエツジでタイマーを始動さ
せ、他方の信号の対応するゼロ交叉点またはエツジでこ
のタイマーを停止させることにより位相が測定される。
つまりタイマーで測定された時間は1周期のうちの一部
分であり、したがって位相を表わす。
分であり、したがって位相を表わす。
この方法についてゴ般的な平均化の技法は単にn個の測
定間隔を記憶しておき、その結果をn個の周期で割るこ
とである。
定間隔を記憶しておき、その結果をn個の周期で割るこ
とである。
しかしこの方法は、特にこのような平均化と共に使用す
るとき、始動と停止の条件が互いに非常に接近してくる
と重大な困難を伴う。ノイズによってそれらが取違られ
て観測されることがあり、このため非常に大きな角度お
よび非常に小さな角度を見分は平均することが非常に困
難になる。この問題に対する普通の対策は、測定値が0
の両側の選定した領域内に通常入ったときは180度の
オフセントを導入し後で取り除くことである。平均をと
ることの長所を保ちながらこのような余分な手間を省く
ことが望ましい。
るとき、始動と停止の条件が互いに非常に接近してくる
と重大な困難を伴う。ノイズによってそれらが取違られ
て観測されることがあり、このため非常に大きな角度お
よび非常に小さな角度を見分は平均することが非常に困
難になる。この問題に対する普通の対策は、測定値が0
の両側の選定した領域内に通常入ったときは180度の
オフセントを導入し後で取り除くことである。平均をと
ることの長所を保ちながらこのような余分な手間を省く
ことが望ましい。
回転部材を備えた装置では絶対式測定の粗情報あるいは
他の情報は各回転の完了をしめず信号から得られる場合
が非常に多い。これらの1回転に1回の信号を発生する
ために余分な極またはセンサを設ける必要がないことが
望ましい。
他の情報は各回転の完了をしめず信号から得られる場合
が非常に多い。これらの1回転に1回の信号を発生する
ために余分な極またはセンサを設ける必要がないことが
望ましい。
そして最後に、いままでの利点がすべてディジタル方式
で達成でき、精密な、ドリフトの少ないアナログ回路の
必要性をできるかぎり少なくできれば好都合である。特
に、マイクロプロセッサの計算能力及び判断能力を利用
して、測定のハードウェアに好適な構造的特徴を利用す
ることと相俟って、全体としての変換器の大量の論理的
複雑さを処理アルゴリズムに移すことが望ましい。
で達成でき、精密な、ドリフトの少ないアナログ回路の
必要性をできるかぎり少なくできれば好都合である。特
に、マイクロプロセッサの計算能力及び判断能力を利用
して、測定のハードウェアに好適な構造的特徴を利用す
ることと相俟って、全体としての変換器の大量の論理的
複雑さを処理アルゴリズムに移すことが望ましい。
これらのおよび他の利点は以下に要約する教示を利用す
ることにより実現できる。その結果、必要な機械部品は
少ないが秒(1/60度)のレンジの測定に優れた能力
を発揮する比較的低コストの精密な角度変換器が得られ
る。
ることにより実現できる。その結果、必要な機械部品は
少ないが秒(1/60度)のレンジの測定に優れた能力
を発揮する比較的低コストの精密な角度変換器が得られ
る。
ここに説明する角度変換器は、原理的に極の配置誤差に
は鈍感な位相測定技法を用いることによって回転極の配
置に高い精度を必要としなくなっている。この技法はま
たセンサと極との間隙の不均一さまたは変動に本質的に
鈍感である。以下で説明する角度変換器では、回転極は
標準の市販の歯車を2枚共通の軸に軸受けしモータで駆
動するようになっている。直径の反対側に独立に(すな
わち、別々に、且つ出力がアナログ的に加算されない)
配置された固定および可動の磁気センサ対から、歯車が
回転するにつれて四つのAC信号が発生される。
は鈍感な位相測定技法を用いることによって回転極の配
置に高い精度を必要としなくなっている。この技法はま
たセンサと極との間隙の不均一さまたは変動に本質的に
鈍感である。以下で説明する角度変換器では、回転極は
標準の市販の歯車を2枚共通の軸に軸受けしモータで駆
動するようになっている。直径の反対側に独立に(すな
わち、別々に、且つ出力がアナログ的に加算されない)
配置された固定および可動の磁気センサ対から、歯車が
回転するにつれて四つのAC信号が発生される。
偏心誤差のほか、同様な誤差も、直径の反対側に独立に
配置したセンサで極めて正確に補正される。しかもこの
様な補正をするからと言って、歯車の歯の間隔を規則的
あるいは正確にする必要はないし、またセンサの対の配
置を正確に直径の反対側にする必要もない。いろいろな
独立のセンサは各々それ自身の個別の信号を発生し、そ
こに含まれている回転で起きる遷移情報の少なくとも1
回転分が周期的サンプリングで捕えられ記憶装置に記憶
される。測定を行うときは、各センサに関する遷移情報
が総計され他のセンサの同様な総計と組合わされる。こ
のようにしてすべての自己相殺位相情報が提示され、総
計が組合わされるとき打消しが行われる。しかしながら
、偏心による位相誤差は、アナログセンナ信号が実時間
で集計されるときのように、元々同時対比で感知される
必要はないものである。誤差の打消しを最大にするため
に極の配置を理想的にしなければならないのは直径両端
のセンサの対称性による反対誤差のこの同時性のためで
ある。正確に1回転または整数回の回転の信号を記憶し
た位相情報を処理することによって直径両端のセンサに
おける誤差の対称性という本質的な性質が保されるが、
同時性の必要は無くなる。このように、極の幅は回転軸
に対して等角にする必要がなくなる、すなわち軸の周り
に規則正しい角度で配置する必要はなくなる。
配置したセンサで極めて正確に補正される。しかもこの
様な補正をするからと言って、歯車の歯の間隔を規則的
あるいは正確にする必要はないし、またセンサの対の配
置を正確に直径の反対側にする必要もない。いろいろな
独立のセンサは各々それ自身の個別の信号を発生し、そ
こに含まれている回転で起きる遷移情報の少なくとも1
回転分が周期的サンプリングで捕えられ記憶装置に記憶
される。測定を行うときは、各センサに関する遷移情報
が総計され他のセンサの同様な総計と組合わされる。こ
のようにしてすべての自己相殺位相情報が提示され、総
計が組合わされるとき打消しが行われる。しかしながら
、偏心による位相誤差は、アナログセンナ信号が実時間
で集計されるときのように、元々同時対比で感知される
必要はないものである。誤差の打消しを最大にするため
に極の配置を理想的にしなければならないのは直径両端
のセンサの対称性による反対誤差のこの同時性のためで
ある。正確に1回転または整数回の回転の信号を記憶し
た位相情報を処理することによって直径両端のセンサに
おける誤差の対称性という本質的な性質が保されるが、
同時性の必要は無くなる。このように、極の幅は回転軸
に対して等角にする必要がなくなる、すなわち軸の周り
に規則正しい角度で配置する必要はなくなる。
また、いろいろなセンサーに関する測定は同じ回転中に
行われるので、自己相殺が可能ではあるが回転ごとに同
じではないいろいろな他の誤差が最大限まで任意に減る
ことになる。この例はいくつかのボールベアリングのう
ち1つだけ寸法が大きなものが混じっている玉軸受であ
る。
行われるので、自己相殺が可能ではあるが回転ごとに同
じではないいろいろな他の誤差が最大限まで任意に減る
ことになる。この例はいくつかのボールベアリングのう
ち1つだけ寸法が大きなものが混じっている玉軸受であ
る。
前述の総計量は二つの独立なセンサの信号の間の位相を
測定する過程で形成される。多数の異なる位相測定が、
センサの1つの組合せごとに1つ行われる。つまり、位
相は固定センサと可動センサの組合わせごとに測定され
る。この位相測定は関係する信号の振幅に影響されない
。一旦いろいろな位相のすべてが手に入るとこれらを平
均して偏心によりもたらされる位相誤差を打消すことが
できる。要するに、分離できない実体として位相と振幅
とを平均して(したがって振幅差が位相差に影響する)
から位相を測定するかわりに、最初に位相を測定してか
ら位相だけを平均するのである。したがって偏心による
位相誤差はほとんど正確に打消され、同様に偏心または
極−センサー間距離の不均一性によって入り込む付随的
振幅変動も関係しない。
測定する過程で形成される。多数の異なる位相測定が、
センサの1つの組合せごとに1つ行われる。つまり、位
相は固定センサと可動センサの組合わせごとに測定され
る。この位相測定は関係する信号の振幅に影響されない
。一旦いろいろな位相のすべてが手に入るとこれらを平
均して偏心によりもたらされる位相誤差を打消すことが
できる。要するに、分離できない実体として位相と振幅
とを平均して(したがって振幅差が位相差に影響する)
から位相を測定するかわりに、最初に位相を測定してか
ら位相だけを平均するのである。したがって偏心による
位相誤差はほとんど正確に打消され、同様に偏心または
極−センサー間距離の不均一性によって入り込む付随的
振幅変動も関係しない。
位相が測定される両信号は夫々周波数がことなるため、
クロストークは以下で説明する角度変換器には影響を与
えない。ずなわち、可動センサからの信号で運ばれる位
相情報は固定センサからの信号で運ばれる位相情報とは
直交(orthogonal)している。周波数を適正
に選択すると各周波数の他に及ぼずクロストークを積分
した結果は、原理的に0になる。実際には、ディジタル
方式では離散サンプルが行なわれるという性質から、誤
差の打消しは近似的に達成されるだけであるが、この近
似は、原理的には、正確な値にいくらでも近づけること
ができる。どの周波数も他の整数倍になることのないよ
うにして上述の異なる周波数が選定される。本発明によ
る位相測定装置では歯数が互いにことなる歯車を使うと
いう簡単な手段によって、このような周波数の信号を作
り出している。
クロストークは以下で説明する角度変換器には影響を与
えない。ずなわち、可動センサからの信号で運ばれる位
相情報は固定センサからの信号で運ばれる位相情報とは
直交(orthogonal)している。周波数を適正
に選択すると各周波数の他に及ぼずクロストークを積分
した結果は、原理的に0になる。実際には、ディジタル
方式では離散サンプルが行なわれるという性質から、誤
差の打消しは近似的に達成されるだけであるが、この近
似は、原理的には、正確な値にいくらでも近づけること
ができる。どの周波数も他の整数倍になることのないよ
うにして上述の異なる周波数が選定される。本発明によ
る位相測定装置では歯数が互いにことなる歯車を使うと
いう簡単な手段によって、このような周波数の信号を作
り出している。
本発明による位相測定技法では、相異なるしかもおそら
くは一定でない周波数の信号でも、ただ以下の条件を満
足するだけで、使用可能である。
くは一定でない周波数の信号でも、ただ以下の条件を満
足するだけで、使用可能である。
まず、一方の周波数の1個のサイクルに対して必ず他方
の信号では正確にQ個のサイクルが存在しなけれならな
い。第2に、一方または両方の信号についての絶対的な
基準位置を繰返し識別しあるいは追跡するための何らか
の手段が用いられねばならない。両信号に絶対位置マー
クがあれば絶対の(すなわち、増分的でない)統合され
た(すなわち、粗と精が別々にまるのではない)結果が
得られる。結果を粗と精とに分けることも可能である。
の信号では正確にQ個のサイクルが存在しなけれならな
い。第2に、一方または両方の信号についての絶対的な
基準位置を繰返し識別しあるいは追跡するための何らか
の手段が用いられねばならない。両信号に絶対位置マー
クがあれば絶対の(すなわち、増分的でない)統合され
た(すなわち、粗と精が別々にまるのではない)結果が
得られる。結果を粗と精とに分けることも可能である。
絶対基準マ、−りが1つだけある場合には情の方の測定
結果が得られ、粗の方の情報は別個の絶対測定により、
あるいは増分の積上げにより得られる。後に検討する詳
細な事項によれば、絶対基準マークはハード的に(つま
り、実際の信号として)得られるか、あるいはソフト的
に(つまり、マイクロプロセッサがマークとなるべきあ
るサイクルを抽出する。この抽出のため、マイクロプロ
セッサはマークとして抽出されるべき各サイクルの間隔
を用いてマークを見失なわない様にする)に得られる。
結果が得られ、粗の方の情報は別個の絶対測定により、
あるいは増分の積上げにより得られる。後に検討する詳
細な事項によれば、絶対基準マークはハード的に(つま
り、実際の信号として)得られるか、あるいはソフト的
に(つまり、マイクロプロセッサがマークとなるべきあ
るサイクルを抽出する。この抽出のため、マイクロプロ
セッサはマークとして抽出されるべき各サイクルの間隔
を用いてマークを見失なわない様にする)に得られる。
前者の場合には位相測定技法に有用なある定数を見い出
してマイクロプロセッサが使用するためにコード化され
恒久的に貯えておくか、あるいは装置に電源を投入する
毎にマイクロプロセッサがその値を自動的に見つけて貯
えるかのどちらかにより使用できる様になる。後者の場
合には、基準マークとしてどのサイクルが選ばれたかに
より上述の定数値が変化し得るので定数を恒久的に記憶
しておくことは不可能である。後者の場合に自動的に定
数を見つけるには、オペレータが一つまたは二つの既知
の静的条件を装置に入力して定数の値を発見できるよう
にしなければならない。いずれの場合でも、定数の値を
見つけなくてもよいようにする方法も存在する。
してマイクロプロセッサが使用するためにコード化され
恒久的に貯えておくか、あるいは装置に電源を投入する
毎にマイクロプロセッサがその値を自動的に見つけて貯
えるかのどちらかにより使用できる様になる。後者の場
合には、基準マークとしてどのサイクルが選ばれたかに
より上述の定数値が変化し得るので定数を恒久的に記憶
しておくことは不可能である。後者の場合に自動的に定
数を見つけるには、オペレータが一つまたは二つの既知
の静的条件を装置に入力して定数の値を発見できるよう
にしなければならない。いずれの場合でも、定数の値を
見つけなくてもよいようにする方法も存在する。
本発明の応用である角度変換装置では、各歯車から任意
に選択された歯を取り除くという簡単な手段により、絶
対基準マークを容易に発生することができる。ずなわぢ
、この場合、マイクロプロセンサは各センサー信号の中
から取り除かれた歯に対応する周期的な乱れを検知する
。この検知により絶対基準マークの相対的位置がまる。
に選択された歯を取り除くという簡単な手段により、絶
対基準マークを容易に発生することができる。ずなわぢ
、この場合、マイクロプロセンサは各センサー信号の中
から取り除かれた歯に対応する周期的な乱れを検知する
。この検知により絶対基準マークの相対的位置がまる。
一旦この位置が決まるとイクロプロセソサはそれらの除
去された歯がそこにあった場合に各センサにより発生さ
れた信号(あるいはこれから得られる位置・時間情報)
を正確に近似できる。これにより、この処置をとらなか
った場合に欠けた”歯が位相測定自身におよぼした影響
(このような影響は現在知られていない)および関連す
る誤差減少機構におよばず影響(これらの成るものが知
られており、二次の効果を起しやすい)が最小になる。
去された歯がそこにあった場合に各センサにより発生さ
れた信号(あるいはこれから得られる位置・時間情報)
を正確に近似できる。これにより、この処置をとらなか
った場合に欠けた”歯が位相測定自身におよぼした影響
(このような影響は現在知られていない)および関連す
る誤差減少機構におよばず影響(これらの成るものが知
られており、二次の効果を起しやすい)が最小になる。
位相測定自身は1.二つの信号のP (flitあるい
はQ個のサイクルの間の任意の時刻から始めることがで
きる。マイクロ処理装置は各信号毎に、全体サイクルの
単位で、開始時刻とそのそれぞれの絶対基準マークが最
近に起った時刻との差を指示する。
はQ個のサイクルの間の任意の時刻から始めることがで
きる。マイクロ処理装置は各信号毎に、全体サイクルの
単位で、開始時刻とそのそれぞれの絶対基準マークが最
近に起った時刻との差を指示する。
信号の一つが次にゼロを交叉した時点を局所的基準時刻
として測定を始め、局所的基準時刻とそれぞれの信号の
2個および0個の連続したサイクルのゼロ交叉時刻とを
測定して、表に記憶する。以下で説明される本発明の実
施例では、正方向の(positive going)
ゼロ交叉のみを考慮したが、代りに負の方向の(neg
ative going)ゼロ交叉を使用することもで
きる。システムは各ゼロ交叉をどちらでも容易に使用す
ることができる。表の中のデータを使用して一方の信号
のP回の遷移時刻と他方の信号のQ個の遷移時刻のそれ
ぞれについて和がとられる。これらの和は、Pあるいは
0サイクルに必要な時間、開始時刻と絶対基準との差の
測定値、およびPと0の値と算術的に組合わされること
により、位相が算出される。
として測定を始め、局所的基準時刻とそれぞれの信号の
2個および0個の連続したサイクルのゼロ交叉時刻とを
測定して、表に記憶する。以下で説明される本発明の実
施例では、正方向の(positive going)
ゼロ交叉のみを考慮したが、代りに負の方向の(neg
ative going)ゼロ交叉を使用することもで
きる。システムは各ゼロ交叉をどちらでも容易に使用す
ることができる。表の中のデータを使用して一方の信号
のP回の遷移時刻と他方の信号のQ個の遷移時刻のそれ
ぞれについて和がとられる。これらの和は、Pあるいは
0サイクルに必要な時間、開始時刻と絶対基準との差の
測定値、およびPと0の値と算術的に組合わされること
により、位相が算出される。
この技法は先に述べた「位相一致問題」を免かれている
。というのは、ここで必要なのは夫々単一の基準時刻か
らの連続した2個およびQ個の時刻を独立に測定するこ
とだけだからである。ノイズによってもたらされるのは
、その値を正確には知り得ないことによる避けることが
できない不確実性のみである。しかしながら、この不確
実性は本技法に固有の平均化によって軽減される。しか
しこのようなノイズは、2個の時刻とQ個の時刻との間
には特別な対応はないから、法(modulus)の信
号の誤りを有する測定値を導入する機会はない。このこ
とば極の配置が任意にできるという利点と矛盾しない。
。というのは、ここで必要なのは夫々単一の基準時刻か
らの連続した2個およびQ個の時刻を独立に測定するこ
とだけだからである。ノイズによってもたらされるのは
、その値を正確には知り得ないことによる避けることが
できない不確実性のみである。しかしながら、この不確
実性は本技法に固有の平均化によって軽減される。しか
しこのようなノイズは、2個の時刻とQ個の時刻との間
には特別な対応はないから、法(modulus)の信
号の誤りを有する測定値を導入する機会はない。このこ
とば極の配置が任意にできるという利点と矛盾しない。
問題となるのは「等価単極」と以下で呼ぶものの生起の
両平均時刻の差の変化である。しかしこの平均時刻は夫
々互いに別個にめられるので、位相一致の問題は全く起
らない。
両平均時刻の差の変化である。しかしこの平均時刻は夫
々互いに別個にめられるので、位相一致の問題は全く起
らない。
前述の測定・計算はゼロ交叉検出器を独立のセンサの出
力に結合して行われる。遅延機構は各ゼロ交叉検出器出
力を遅延させた信号を生ずる。遷移検出回路は各信号毎
に遅延と非遅延の両者を比較していずれかの信号が遷移
したことを検出する。
力に結合して行われる。遅延機構は各ゼロ交叉検出器出
力を遅延させた信号を生ずる。遷移検出回路は各信号毎
に遅延と非遅延の両者を比較していずれかの信号が遷移
したことを検出する。
遷移を検出すると、どのような遷移がなされたかがディ
ジタルクロック回路中の時刻とともに直ちに捕捉される
。順々に起きる遷移と時刻のデータが、読出し/W込み
が互いに独立になされる様にした循環バッファに一時記
憶される。これによって非同期的なデータが短期間にバ
ースト的に生起しても、これらデータの捕捉は、マイク
ロプロセッサ側で割込制御を用いて自己のペースで記憶
装置に取り込んでいくのとは独立にその間に行なうこと
ができるようになる。アンプダウンカウンク回路は循環
バッファに新しい情報が入っていると、マイクロプロセ
ッサに割込みをかける。割込処理ルーチンの制御のもと
てマイクロプロセッサは読取/書込記憶装置内の表に記
憶されている遷移一時間対情報を更新する。この表には
回転で起るデータが少なくとも1回転分入っている。角
度測定を行なうようにとの要求がなされると、マイクロ
プロセッサは表を使用してセンザ間の各種の位相測定を
行ない、その結果を適当な答にまとめる。
ジタルクロック回路中の時刻とともに直ちに捕捉される
。順々に起きる遷移と時刻のデータが、読出し/W込み
が互いに独立になされる様にした循環バッファに一時記
憶される。これによって非同期的なデータが短期間にバ
ースト的に生起しても、これらデータの捕捉は、マイク
ロプロセッサ側で割込制御を用いて自己のペースで記憶
装置に取り込んでいくのとは独立にその間に行なうこと
ができるようになる。アンプダウンカウンク回路は循環
バッファに新しい情報が入っていると、マイクロプロセ
ッサに割込みをかける。割込処理ルーチンの制御のもと
てマイクロプロセッサは読取/書込記憶装置内の表に記
憶されている遷移一時間対情報を更新する。この表には
回転で起るデータが少なくとも1回転分入っている。角
度測定を行なうようにとの要求がなされると、マイクロ
プロセッサは表を使用してセンザ間の各種の位相測定を
行ない、その結果を適当な答にまとめる。
第1図は本発明にしたがって構成された角度変換装置の
機構部分を組上げたものの斜視図である。
機構部分を組上げたものの斜視図である。
静止側の基盤である基準ステータ2は回転可能なハウジ
ングである入力ステータ3を支持し、また電子回路とモ
ータとを包蔵している。機械部分1内の回路から発生す
る電気信号はへその緒状(umbinical )ケー
ブルによりマイクロプロセッサを含む付加回路(図示せ
ず)に与えられる。マイクロプロセッサは4つの信号の
遷移のタイミングに含まれている位相情報に関して演算
を行ない、使用システムに角度で秒の精度まで出せる絶
対角度のデータを提供する。
ングである入力ステータ3を支持し、また電子回路とモ
ータとを包蔵している。機械部分1内の回路から発生す
る電気信号はへその緒状(umbinical )ケー
ブルによりマイクロプロセッサを含む付加回路(図示せ
ず)に与えられる。マイクロプロセッサは4つの信号の
遷移のタイミングに含まれている位相情報に関して演算
を行ない、使用システムに角度で秒の精度まで出せる絶
対角度のデータを提供する。
ステータ2ば、角度測定が行なわれる器具または装置に
しっかりと取付けられる。たとえば、軸受台(pede
s ta l)に取付けることもできるし、三脚載置装
置たとえばセオドライト(theodolite)の基
準部材に取付けることができる。角度を測定すべき可動
部材は回転可能な入力ステータ3に機械的に結合される
。この様にして、入力角度は可動部材により結合されて
いる入力ステータ3と基準ステータ2との間の角変位と
して示される。
しっかりと取付けられる。たとえば、軸受台(pede
s ta l)に取付けることもできるし、三脚載置装
置たとえばセオドライト(theodolite)の基
準部材に取付けることができる。角度を測定すべき可動
部材は回転可能な入力ステータ3に機械的に結合される
。この様にして、入力角度は可動部材により結合されて
いる入力ステータ3と基準ステータ2との間の角変位と
して示される。
機械部分1の中の電子回路は4つの方形波信号を発生す
る。角度情報は4つの方形波信号のうちの選ばれた組の
各信号の間のある法(modulus )のいろいろな
位相差の中に他の組の残りの各信号との関連で含まれて
いる。これら4つの信号を、たとえばA、B、X、およ
びYと名付けると、信号へと信号Bとは同じ周波数にな
り、たとえば入力ステータに対応する。また信号Xと信
号Yば同じ周波数だが、この周波数は信号A、Bとは同
じでない方が望ましい。信号A、 Bば基準ステータに
対応する。この節の2番目の文に記述した複数通りの比
較は信号への位相を信号Bの位相と比較することについ
て述べているのではないし、また信号Xの位相と信号Y
の位相との比較のことを言っているのでもない。そこで
述べられているのは「信号Bと組合わされた信号へ」と
[信号yと組合わされた信号9x」−との間の位相差を
見つけ出すということなのである。これを行なうには、
実際に行なわれる位相測定はA:X、^:Y、B:X、
およびB:Yである。今後、これらを簡単に八に、AV
などと云うことにする。これらの位相測定を行なう理由
は以下の適切な箇所で詳細に説明することにする。2つ
前の節で言及した付加回路はこれらの位相差を示すタイ
ミングデータを得、マイクロプロセッサはこのデータを
高精度の絶対角度測定値に変える。
る。角度情報は4つの方形波信号のうちの選ばれた組の
各信号の間のある法(modulus )のいろいろな
位相差の中に他の組の残りの各信号との関連で含まれて
いる。これら4つの信号を、たとえばA、B、X、およ
びYと名付けると、信号へと信号Bとは同じ周波数にな
り、たとえば入力ステータに対応する。また信号Xと信
号Yば同じ周波数だが、この周波数は信号A、Bとは同
じでない方が望ましい。信号A、 Bば基準ステータに
対応する。この節の2番目の文に記述した複数通りの比
較は信号への位相を信号Bの位相と比較することについ
て述べているのではないし、また信号Xの位相と信号Y
の位相との比較のことを言っているのでもない。そこで
述べられているのは「信号Bと組合わされた信号へ」と
[信号yと組合わされた信号9x」−との間の位相差を
見つけ出すということなのである。これを行なうには、
実際に行なわれる位相測定はA:X、^:Y、B:X、
およびB:Yである。今後、これらを簡単に八に、AV
などと云うことにする。これらの位相測定を行なう理由
は以下の適切な箇所で詳細に説明することにする。2つ
前の節で言及した付加回路はこれらの位相差を示すタイ
ミングデータを得、マイクロプロセッサはこのデータを
高精度の絶対角度測定値に変える。
第1図に示すように、機械部分1は比較的簡素な構成に
することができる。一つの実際の実施例においては機械
部分1は直径が約114.3 mm (約4゜5インチ
)、高さが約57.15n+m (約2.25インチ)
である。
することができる。一つの実際の実施例においては機械
部分1は直径が約114.3 mm (約4゜5インチ
)、高さが約57.15n+m (約2.25インチ)
である。
次に第2図を参照すると、角度変換装置の機械部分1が
一部分分解して示されている。回転可能ハウジングであ
る入力スタータ3ば取外されており且つ上下がひっくり
返されている。ロータ軸4は見えない軸受で静止ベース
である基準ステータ2の底に確実に軸受けされている。
一部分分解して示されている。回転可能ハウジングであ
る入力スタータ3ば取外されており且つ上下がひっくり
返されている。ロータ軸4は見えない軸受で静止ベース
である基準ステータ2の底に確実に軸受けされている。
ロータ軸4はその軸の周りに回転自由であるが、軸の延
長方向への力に対しては固定されている。一対の軸受(
このうち上部軸受12だけが見える)によりロータ軸4
に軸受けされているのは、モーフ駆動され透磁性歯付の
2つの環状部材である基準ロータ6である。この2つの
環状部材は好ましくは透磁率の低いスペーサ19によっ
てしっかりと取付けられ且つ分離されている。基準ロー
タ5.入力ロータ6は各々スペーサー19にねし止めさ
れ互いに相対的シこ動けない。これらは一体としてロー
タ軸4の周りに回転できるだけである。基準ローフ5.
入力ロータ6の歯の位相精度は角度変換装置の精度に)
王とんど影響しないことが以下で説明される様に実証さ
れているので、標準在庫品の鋼製歯車を用いて差支えな
い。
長方向への力に対しては固定されている。一対の軸受(
このうち上部軸受12だけが見える)によりロータ軸4
に軸受けされているのは、モーフ駆動され透磁性歯付の
2つの環状部材である基準ロータ6である。この2つの
環状部材は好ましくは透磁率の低いスペーサ19によっ
てしっかりと取付けられ且つ分離されている。基準ロー
タ5.入力ロータ6は各々スペーサー19にねし止めさ
れ互いに相対的シこ動けない。これらは一体としてロー
タ軸4の周りに回転できるだけである。基準ローフ5.
入力ロータ6の歯の位相精度は角度変換装置の精度に)
王とんど影響しないことが以下で説明される様に実証さ
れているので、標準在庫品の鋼製歯車を用いて差支えな
い。
基準ロータ5と入力ロータ6とは印刷回路板7の下にあ
る静止ベースである基準ステータ2の凹所の中に配置さ
れている本図では見えないモータで駆動される。ここに
示した構成に好ましいモ−夕は直流のホール効果整流3
相モータでその回転速度は毎秒3回転に電気的に調整さ
れている。(少なくとも毎秒2から10回転までの速さ
が実用的と思われる。回転速度の低下につれて磁気セン
サからの信号振幅も低下するということで上述の下限が
定まる。一方上限の方は低価格のマイクロプロセッサの
処理能力および可搬モータの消費電力の点から今のとこ
ろ毎秒10回転に抑えられている。
る静止ベースである基準ステータ2の凹所の中に配置さ
れている本図では見えないモータで駆動される。ここに
示した構成に好ましいモ−夕は直流のホール効果整流3
相モータでその回転速度は毎秒3回転に電気的に調整さ
れている。(少なくとも毎秒2から10回転までの速さ
が実用的と思われる。回転速度の低下につれて磁気セン
サからの信号振幅も低下するということで上述の下限が
定まる。一方上限の方は低価格のマイクロプロセッサの
処理能力および可搬モータの消費電力の点から今のとこ
ろ毎秒10回転に抑えられている。
原理的には、ロータの回転速度はもし希望するならば、
かなり大きくすることができるはずである。
かなり大きくすることができるはずである。
)モータの界磁巻線は前述の凹部の内部に固定されてい
るが、電機子は基準ロータ5.の下側に固定された磁気
リングに取付けされている永久磁石から構成されている
。
るが、電機子は基準ロータ5.の下側に固定された磁気
リングに取付けされている永久磁石から構成されている
。
一対の独立した自己バイアス式磁気センサである基準セ
ンサ8,9ば基準ロータ5の周りに直径の反対側に対向
して配置されている。基fio−夕5が回転するにつれ
て、互いに独立した基準センサ8.9ば夫々のセンサと
そのすぐ傍の歯車の歯とで形成される関連する磁気回路
のりラフタンスの時間的変化を検知する。基準センサ8
,9の各々が発生する信号は夫々整形されて前述の4つ
の方形波のうちの2つ(先に記したにとY)になる。
ンサ8,9ば基準ロータ5の周りに直径の反対側に対向
して配置されている。基fio−夕5が回転するにつれ
て、互いに独立した基準センサ8.9ば夫々のセンサと
そのすぐ傍の歯車の歯とで形成される関連する磁気回路
のりラフタンスの時間的変化を検知する。基準センサ8
,9の各々が発生する信号は夫々整形されて前述の4つ
の方形波のうちの2つ(先に記したにとY)になる。
他の組の独立の自己バイアス式磁気センサである入力セ
ンサ10.11ば回転可能なハウジングである入力ステ
ーク3の下側に配置されている。入力センサio、 u
も入力ロータ6の回転によるリラクタンスの時間的変化
に応答して別々の信号を発生ずる。この別々の信号はそ
れぞれ方形波に整形されるが、これが残りの2つの方形
波信号(前述の八とB)である。
ンサ10.11ば回転可能なハウジングである入力ステ
ーク3の下側に配置されている。入力センサio、 u
も入力ロータ6の回転によるリラクタンスの時間的変化
に応答して別々の信号を発生ずる。この別々の信号はそ
れぞれ方形波に整形されるが、これが残りの2つの方形
波信号(前述の八とB)である。
印刷回路板7は、モータ速度制御回路のほかに、増幅器
と、4つの磁気センサ8〜11からの一般に正弦波状の
出力をその関連する方形波信号A、B、XおよびYに変
換するゼロ交叉検出器とを備えている。
と、4つの磁気センサ8〜11からの一般に正弦波状の
出力をその関連する方形波信号A、B、XおよびYに変
換するゼロ交叉検出器とを備えている。
組立てたとき、回転可能な入力ステータ3はロータ軸4
に錠止され、ロータ軸4は前述のように静止ヘースであ
る基準ステーク2の底部にあるロータの下の(見えない
)軸受で回転を確実に支えられている。ロータ軸4は回
転する人力ステータ3の回転の安定な軸となり、これを
介して入力角度が加えられる。大力ステータ3は更にリ
テーナ16で所定位置に保持されている一連の玉軸受1
5によって基準ステータ2に支持されている。焼入研磨
した軸受表面13.14ば夫々介在する玉軸受15が運
行するレース(race)を形成する・これにより・ロ
ータ軸4の安定軸の周りになめらかな且つ低摩擦の回転
をするように入力ステータ3を基準ステータ2上にしっ
かりと支持する。本軸受構成はセオドライ1−の望遠鏡
を角度変換装置の直上に取付けることができるようにす
るためである。
に錠止され、ロータ軸4は前述のように静止ヘースであ
る基準ステーク2の底部にあるロータの下の(見えない
)軸受で回転を確実に支えられている。ロータ軸4は回
転する人力ステータ3の回転の安定な軸となり、これを
介して入力角度が加えられる。大力ステータ3は更にリ
テーナ16で所定位置に保持されている一連の玉軸受1
5によって基準ステータ2に支持されている。焼入研磨
した軸受表面13.14ば夫々介在する玉軸受15が運
行するレース(race)を形成する・これにより・ロ
ータ軸4の安定軸の周りになめらかな且つ低摩擦の回転
をするように入力ステータ3を基準ステータ2上にしっ
かりと支持する。本軸受構成はセオドライ1−の望遠鏡
を角度変換装置の直上に取付けることができるようにす
るためである。
他の機械的構成も可能である。たとえば、ロータ軸4を
基準ステータにしっかりと取付け、他方、入力ステータ
をロータ軸に軸受で支持してもよい。
基準ステータにしっかりと取付け、他方、入力ステータ
をロータ軸に軸受で支持してもよい。
入力ステータ3ばどんな入力角度を変換することになっ
ても自由に回転できなければならない。
ても自由に回転できなければならない。
この目的のため、回転可能ハウジングである入力ステー
タ3の下側にある4個の円形スリップリング17が4組
の弾性接点18と対応して配置されている。弾性接点1
8は入力センサ10.11からの信号を印刷回路板7に
伝える。したがってこの人力ステータ3においては入力
角度の方向と大きさとに関する制限はない。
タ3の下側にある4個の円形スリップリング17が4組
の弾性接点18と対応して配置されている。弾性接点1
8は入力センサ10.11からの信号を印刷回路板7に
伝える。したがってこの人力ステータ3においては入力
角度の方向と大きさとに関する制限はない。
角度が入力されることにより、人力ロータ6についての
入力センサ10.11からの信号と基準ロータ5につい
ての基準センサ8,9からの信号との間に、入力角度に
対応する位相差が発生される。何故こうなのかを見るた
め、入力ステータ3ば入力センサ10.11が夫々基準
センサ8,9の直上に配置されるような位置になってい
ると仮定する。また、入力及び基準ロータ5と6には同
じ歯車を用い、かつロータ軸方向から見れば両歯車の歯
がぴったり重なっている様に取付けられていると仮定す
る。
入力センサ10.11からの信号と基準ロータ5につい
ての基準センサ8,9からの信号との間に、入力角度に
対応する位相差が発生される。何故こうなのかを見るた
め、入力ステータ3ば入力センサ10.11が夫々基準
センサ8,9の直上に配置されるような位置になってい
ると仮定する。また、入力及び基準ロータ5と6には同
じ歯車を用い、かつロータ軸方向から見れば両歯車の歯
がぴったり重なっている様に取付けられていると仮定す
る。
この寧ろ制限的条件のもとでは、対応する信号の組が同
時に発生ずるため、基準センサ信号と入力センサ信号と
の間には位相差が無いことになる。
時に発生ずるため、基準センサ信号と入力センサ信号と
の間には位相差が無いことになる。
ロータにn個の歯があると仮定すれば、たとえば360
/n度の機械的角度が入力されたどきにおいても、前述
の空間的配置によって両方で同時に信号が発生ずるため
、入力、基準センサ信号の間に電気的位相ずれば発生し
ないことになる。すなわち、n個の歯は360/n機械
度の機械的な法(III。
/n度の機械的角度が入力されたどきにおいても、前述
の空間的配置によって両方で同時に信号が発生ずるため
、入力、基準センサ信号の間に電気的位相ずれば発生し
ないことになる。すなわち、n個の歯は360/n機械
度の機械的な法(III。
dulus )を有する信号(つまり、この法について
の剰余信号)を発生する。この機械的な法の範囲内で(
ずなわぢロータが1X360/n度から(i+1 )
X360 /n度まで回転する間に)センサ出力ば36
0電気度の完全なサイクルを示す(つまりセンサの出力
信号の位相は360度回る)。もし機械的入力が360
/n度の×であれば、センサの出力信号には360のA
すなわち90度の位相ずれが得られることになる。
の剰余信号)を発生する。この機械的な法の範囲内で(
ずなわぢロータが1X360/n度から(i+1 )
X360 /n度まで回転する間に)センサ出力ば36
0電気度の完全なサイクルを示す(つまりセンサの出力
信号の位相は360度回る)。もし機械的入力が360
/n度の×であれば、センサの出力信号には360のA
すなわち90度の位相ずれが得られることになる。
機械的な1回転毎にセンサ出力信号の方では位相が丁度
n回回るから、電気的位相差は便宜的に「精」の測定値
とも言える。入力角度には「精」のサイクルがいくつ含
まれているかを示す「粗」の値と「精」の値とを結合す
れば入力角が測定できる。粗の値は普通は楕の測定にお
いて位相が丁度1回分回ったことを監視することに応答
して今記憶されている粗の値をインクリメントすること
により得るか(いわゆる増分法)、直接に測定するか(
いわゆる絶対法)のいずれかでなければならない。以下
に詳しく検討する好ましい位相測定技法はこの粗/精の
概念と両立し、また増分および絶対の測定法の概観と両
立するものである。しかしながら、本発明の利点を最大
限に利用すると、測定の結果がそのまま最終的「答」と
なるため、本測定結果は明確に粗と精の成分に分離する
ことはできない。従って粗と精という概念は不必要とな
る。ある意味で、これらの概念はなお存在する。
n回回るから、電気的位相差は便宜的に「精」の測定値
とも言える。入力角度には「精」のサイクルがいくつ含
まれているかを示す「粗」の値と「精」の値とを結合す
れば入力角が測定できる。粗の値は普通は楕の測定にお
いて位相が丁度1回分回ったことを監視することに応答
して今記憶されている粗の値をインクリメントすること
により得るか(いわゆる増分法)、直接に測定するか(
いわゆる絶対法)のいずれかでなければならない。以下
に詳しく検討する好ましい位相測定技法はこの粗/精の
概念と両立し、また増分および絶対の測定法の概観と両
立するものである。しかしながら、本発明の利点を最大
限に利用すると、測定の結果がそのまま最終的「答」と
なるため、本測定結果は明確に粗と精の成分に分離する
ことはできない。従って粗と精という概念は不必要とな
る。ある意味で、これらの概念はなお存在する。
たとえば歯車の歯が規則正しく配置されている場合には
、「粗」と「精」とはその本来の意味と幾分似通ったも
のを持っている。(本発明においては、粗と精の概念が
その旧来の意味を持つためには、各ロータの極の数が等
しくなければならないと思われる)。しかし先に述べた
とおり、これらはロータが満足しなくてもよい不必要な
条件である。両ロークに用いられる歯車の歯数が互いに
等しくなかったり、あるいは歯が不規則に配置されてい
る場合には、「粗」と「精」とにはむしろ特殊な意味が
でてくる。このことについては位相測定技法を説明する
部分の終りで更に詳しく論することにする。
、「粗」と「精」とはその本来の意味と幾分似通ったも
のを持っている。(本発明においては、粗と精の概念が
その旧来の意味を持つためには、各ロータの極の数が等
しくなければならないと思われる)。しかし先に述べた
とおり、これらはロータが満足しなくてもよい不必要な
条件である。両ロークに用いられる歯車の歯数が互いに
等しくなかったり、あるいは歯が不規則に配置されてい
る場合には、「粗」と「精」とにはむしろ特殊な意味が
でてくる。このことについては位相測定技法を説明する
部分の終りで更に詳しく論することにする。
本発明にかかる位相測定技法の好ましい使用法では各ロ
ータの1回転毎につき1回出現するハード的なマークを
発生する手段を備えている必要がある。これは各ロータ
上のある極を「絶対基準極」として識別することに等し
い。しかしながら、また、ここに説明する技法が柔軟で
あることの例として、位相測定自身が、「完全な」答を
なお必要としながら「精密な」答だけを発生するならば
、増分測定法を使用する(入力ロータの11回転につき
1回」のマークを省略できる)が2つの[1回転につき
1回jのマークを別個の粗測定を行なうために使用する
かすることになる。この後の二つのいずれかの場合には
ロータ回転子5に(P=Qでないかぎり)置かれた1回
転1回のマークが本測定にあたって基準ロータ5のため
の基準極情報を提供する。ソフト的な1回転1回のマー
クついては他の所で説明する。マークの必要性はいずれ
にせよ同じである。異なっているのは主としてそのマー
クの発生の仕方である。(ここに書かれているように、
これらの注意は以後のいろいろな章に現れるそれら、の
支持項目とは切り離されており、完全にはそれと認識さ
れないかもしれない。
ータの1回転毎につき1回出現するハード的なマークを
発生する手段を備えている必要がある。これは各ロータ
上のある極を「絶対基準極」として識別することに等し
い。しかしながら、また、ここに説明する技法が柔軟で
あることの例として、位相測定自身が、「完全な」答を
なお必要としながら「精密な」答だけを発生するならば
、増分測定法を使用する(入力ロータの11回転につき
1回」のマークを省略できる)が2つの[1回転につき
1回jのマークを別個の粗測定を行なうために使用する
かすることになる。この後の二つのいずれかの場合には
ロータ回転子5に(P=Qでないかぎり)置かれた1回
転1回のマークが本測定にあたって基準ロータ5のため
の基準極情報を提供する。ソフト的な1回転1回のマー
クついては他の所で説明する。マークの必要性はいずれ
にせよ同じである。異なっているのは主としてそのマー
クの発生の仕方である。(ここに書かれているように、
これらの注意は以後のいろいろな章に現れるそれら、の
支持項目とは切り離されており、完全にはそれと認識さ
れないかもしれない。
これらは単に事柄を述べるためと本発明の位相測定技法
の柔軟さとを説明するために記述しであるのである。) 別々の1回転につき1回のマークを用いれば、精測定と
関連させることのできる粗測定を行なって絶対の(すな
わち増分式ではない)角度測定値を発生する手段を供給
する。このような粗測定は位相比較でも行なわれる。し
かしながら、その位相を測定すべき夫々の信号にはR械
的回転あたり1電気サイクルだけしかないから、電気的
位相の360度は入力ロータ3が丁度360度だけ機械
回転したことに対応する。更に、2つの1回転1回マー
ク間の粗位相測定値をめる際に、ロータ回転あたりn個
の精サイクルをクロックとして使用することができる。
の柔軟さとを説明するために記述しであるのである。) 別々の1回転につき1回のマークを用いれば、精測定と
関連させることのできる粗測定を行なって絶対の(すな
わち増分式ではない)角度測定値を発生する手段を供給
する。このような粗測定は位相比較でも行なわれる。し
かしながら、その位相を測定すべき夫々の信号にはR械
的回転あたり1電気サイクルだけしかないから、電気的
位相の360度は入力ロータ3が丁度360度だけ機械
回転したことに対応する。更に、2つの1回転1回マー
ク間の粗位相測定値をめる際に、ロータ回転あたりn個
の精サイクルをクロックとして使用することができる。
これによって粗測定のモータ速変度化の影響がかなり軽
減される。ハード的に1回転1回の信号を発生するため
入力、基準ロータに夫々個別にセンサを備えるかわりに
、入力、基準ロータから夫々歯を1つ取除くだけでこの
信号を容易に得ることができる。第2図で、歯20と2
1が夫々基準ロータ5.入力ロータ6から取除かれてい
る。マイクロプロセッサは1回転1回のマークはども長
い周期を認識できるとともに、無くなったサイクルから
それが実際にそこにあった場合どうなっていたかについ
ての高精度の推定をすることができる。
減される。ハード的に1回転1回の信号を発生するため
入力、基準ロータに夫々個別にセンサを備えるかわりに
、入力、基準ロータから夫々歯を1つ取除くだけでこの
信号を容易に得ることができる。第2図で、歯20と2
1が夫々基準ロータ5.入力ロータ6から取除かれてい
る。マイクロプロセッサは1回転1回のマークはども長
い周期を認識できるとともに、無くなったサイクルから
それが実際にそこにあった場合どうなっていたかについ
ての高精度の推定をすることができる。
1回転1回のマークの他に考えられる使用法は丁度1回
転分のデータを集めるための時間間隔を指示することで
ある。丁度1回転分のデータは本発明の位相測定技法に
おいて重要である。しかしながら、このような方法では
、このような時間間隔の開始時点が制限され(つまり、
1回転1回マークの検出時点しか開始時点になれない)
、測定の進行をかなり遅(する。プロセッサが利用でき
、且つロータ極数が変らないのであるから、丁度1回転
分のデータを集める好ましい方法はサイクルを数えるこ
とである。このようにして位相測定は任意の極がいずれ
のセンサーを通過した時点で開始することができる。
転分のデータを集めるための時間間隔を指示することで
ある。丁度1回転分のデータは本発明の位相測定技法に
おいて重要である。しかしながら、このような方法では
、このような時間間隔の開始時点が制限され(つまり、
1回転1回マークの検出時点しか開始時点になれない)
、測定の進行をかなり遅(する。プロセッサが利用でき
、且つロータ極数が変らないのであるから、丁度1回転
分のデータを集める好ましい方法はサイクルを数えるこ
とである。このようにして位相測定は任意の極がいずれ
のセンサーを通過した時点で開始することができる。
センサーの偏心(および、モータの傾きなどのような他
の条件)から生ずる誤差は、先行技術による装置のよう
に、複数の入力センサ出力のアナログ和および複数の基
準センサ出力のアナログ和をその位相比較前に作らない
ごとによって益々減少できる。その代り、信号は分離さ
れたままになっており、各独立のセンサがらの位相情報
はそれら信号のタイミングに厳密に関係する測定によっ
て探される。これによって位相だけに基づく偏心補正が
できる。前にも述べたとおり、従来の技術においては、
複数の信号の代数的加算を行なう際、必然的に大振幅信
号の位相が小振幅の信号の位相情報を抑圧してしまって
いた。本発明においてはこの欠点はない。このことが重
要である理由は、偏心が存在すれば同時に信号振幅のが
なりな(しかも非線形の)変動をも引き起すからである
。
の条件)から生ずる誤差は、先行技術による装置のよう
に、複数の入力センサ出力のアナログ和および複数の基
準センサ出力のアナログ和をその位相比較前に作らない
ごとによって益々減少できる。その代り、信号は分離さ
れたままになっており、各独立のセンサがらの位相情報
はそれら信号のタイミングに厳密に関係する測定によっ
て探される。これによって位相だけに基づく偏心補正が
できる。前にも述べたとおり、従来の技術においては、
複数の信号の代数的加算を行なう際、必然的に大振幅信
号の位相が小振幅の信号の位相情報を抑圧してしまって
いた。本発明においてはこの欠点はない。このことが重
要である理由は、偏心が存在すれば同時に信号振幅のが
なりな(しかも非線形の)変動をも引き起すからである
。
最初に位相を測定し次にその結果を平均する技法は、他
の方法よりは、一般に「1周1回」誤差、「1周2回」
誤差などとして知られている種類の他の種類の誤差を減
らす上にも有利である。1周1回誤差は入力角度の周期
関数である測定角度中の誤差であり360人力度の周期
を有している。1周2回誤差は180人力度の周期を有
している(入力の1回転中に誤差関数が2度繰返す)。
の方法よりは、一般に「1周1回」誤差、「1周2回」
誤差などとして知られている種類の他の種類の誤差を減
らす上にも有利である。1周1回誤差は入力角度の周期
関数である測定角度中の誤差であり360人力度の周期
を有している。1周2回誤差は180人力度の周期を有
している(入力の1回転中に誤差関数が2度繰返す)。
1周1回誤差を減小するには平均化と共に直径の反対側
にセンサを配置するのが良い。1周2回誤差を減小する
には平均化と共に直径の反対側に配置したセンサを90
度ずらして2対配置するのが良い。これらのおよび関連
する技法の有効性は最初に位相を測定中しその後で平均
することでかなり向上させることができる。
にセンサを配置するのが良い。1周2回誤差を減小する
には平均化と共に直径の反対側に配置したセンサを90
度ずらして2対配置するのが良い。これらのおよび関連
する技法の有効性は最初に位相を測定中しその後で平均
することでかなり向上させることができる。
最後に入力、基準センサ間のクロストークは変換装置の
精度にかなり影響することがある。この影響はロータが
丁度整数回だけ回転する期間にわたり測定すると共に、
入力ロータ5の歯車を基準ロータ6の歯数と等しくない
ように適当に選定することによりほとんど全く除くこと
ができる。
精度にかなり影響することがある。この影響はロータが
丁度整数回だけ回転する期間にわたり測定すると共に、
入力ロータ5の歯車を基準ロータ6の歯数と等しくない
ように適当に選定することによりほとんど全く除くこと
ができる。
前記の特徴は従来の位相比較回路で実行することは困難
であるかまたは不可能であることが明らかである。しか
しながら、以下に詳細に説明する様な、マイクロプロセ
ッサベースの装置を用いれば、効果的に且つ能率よく実
行される。ここにおいて、マイクロプロセッサは記憶装
置の中にセンサからの4つの方形波信号の遷移方向およ
びその生起時刻の表を作・る。この表は4つの信号のい
ずれかが遷移することにより起動される割込処理ルーチ
ンにより作られる。割込状態でないときには、マイクロ
プロセッサは、測定要求があれば直ちに、既に表の中に
あるデータの処理を開始することができる。表を循環式
にすることができるから、十分古いデータは自動的に新
しいデータで書き変えられる。
であるかまたは不可能であることが明らかである。しか
しながら、以下に詳細に説明する様な、マイクロプロセ
ッサベースの装置を用いれば、効果的に且つ能率よく実
行される。ここにおいて、マイクロプロセッサは記憶装
置の中にセンサからの4つの方形波信号の遷移方向およ
びその生起時刻の表を作・る。この表は4つの信号のい
ずれかが遷移することにより起動される割込処理ルーチ
ンにより作られる。割込状態でないときには、マイクロ
プロセッサは、測定要求があれば直ちに、既に表の中に
あるデータの処理を開始することができる。表を循環式
にすることができるから、十分古いデータは自動的に新
しいデータで書き変えられる。
角度変換装置のブロック図
第瀬ないし第3C図は前記の特徴を備えた角度変換装置
の簡略ブロック図である。第3八図ないし第30図中の
構成要素のうちで第1図及び第2図中に対応するものが
ある場合は、物理的外見は多少異なっていても、第1図
及び第2図中の対応する参照符号をそのまま用いる。
の簡略ブロック図である。第3八図ないし第30図中の
構成要素のうちで第1図及び第2図中に対応するものが
ある場合は、物理的外見は多少異なっていても、第1図
及び第2図中の対応する参照符号をそのまま用いる。
まず第3八図を参照すると、基準ロータ5と入力ロータ
6は、軸22が第2図のロータ軸4に対応する軸に関し
て回転するように取付けされている。
6は、軸22が第2図のロータ軸4に対応する軸に関し
て回転するように取付けされている。
説明を簡単かつ容易にするため第2図でもっと複雑にな
っているロータ取付部と駆動機構は、ここに示すものと
置き換えである。軸が22である回転軸を駆動するモー
タおよびその回転軸を支える軸受ば共に図示しない。し
かしながら、ここで描いで作られる。
っているロータ取付部と駆動機構は、ここに示すものと
置き換えである。軸が22である回転軸を駆動するモー
タおよびその回転軸を支える軸受ば共に図示しない。し
かしながら、ここで描いで作られる。
入力ロータ6の極数は成る整数0であり、基準ロータ5
の極数は、他の整数Pである。実際の実施例では0は1
20であり、Pば144である。しかし、見やすくする
ため本図では回転子5と6と極数はずっと少なく描いで
ある。このため、これによって欠除極20.21を明瞭
に示すことができる。
の極数は、他の整数Pである。実際の実施例では0は1
20であり、Pば144である。しかし、見やすくする
ため本図では回転子5と6と極数はずっと少なく描いで
ある。このため、これによって欠除極20.21を明瞭
に示すことができる。
ここに説明する好ましい実施例の場合のように、1回転
1回の標示マークとして欠除極(たとえば、歯を除去し
た歯車)を用いるときは、物理的な歯数は夫々(P−1
)、個、(Q−1)個しかないが、それでもなお2個の
極およびQ個の極と言う表現を用いる。勿論、その意味
は(P−1)個及び(ト1)個の「実際の極」と2個の
「名目上の極」とがあることであり、後者はその不存在
によって独立に検知することができる。換言すれば、欠
除極を極として数えるということである。もちろん必ず
しもこのように考える必要はなく、たとえば、本実施例
における極数Q=119およびp=143であるとして
構造を特徴づけ、欠除極を極としては解釈しないことも
また容易に可能である。つまり、この別の解釈において
は、欠除極を2つの極の間に丁度入る全く別の1回転1
回の標示マークと考えることになる。以後の説明に照ら
してこれら二つの方法は、最終解析において、同じ事柄
を同等に見ている二つの方法であることが明らかになる
。
1回の標示マークとして欠除極(たとえば、歯を除去し
た歯車)を用いるときは、物理的な歯数は夫々(P−1
)、個、(Q−1)個しかないが、それでもなお2個の
極およびQ個の極と言う表現を用いる。勿論、その意味
は(P−1)個及び(ト1)個の「実際の極」と2個の
「名目上の極」とがあることであり、後者はその不存在
によって独立に検知することができる。換言すれば、欠
除極を極として数えるということである。もちろん必ず
しもこのように考える必要はなく、たとえば、本実施例
における極数Q=119およびp=143であるとして
構造を特徴づけ、欠除極を極としては解釈しないことも
また容易に可能である。つまり、この別の解釈において
は、欠除極を2つの極の間に丁度入る全く別の1回転1
回の標示マークと考えることになる。以後の説明に照ら
してこれら二つの方法は、最終解析において、同じ事柄
を同等に見ている二つの方法であることが明らかになる
。
基準センサ8.9は基準ロータ5に関して直径の反対側
に位置している。各基準センサば磁石23゜24、透磁
性極片25.26及び検知巻線27.28を有している
。基準センサ8,9は基準ステータ2の一部であり、固
定された位置に置かれている。
に位置している。各基準センサば磁石23゜24、透磁
性極片25.26及び検知巻線27.28を有している
。基準センサ8,9は基準ステータ2の一部であり、固
定された位置に置かれている。
入力センサ10.11は同じ構造であり、入力ロータ6
に対して直径の反対側に配置されている。これら入力セ
ンサ10.11は人力ステータ3の一部であり、入力角
度の方向と大きさとに応じて一体となって動く。
に対して直径の反対側に配置されている。これら入力セ
ンサ10.11は人力ステータ3の一部であり、入力角
度の方向と大きさとに応じて一体となって動く。
独立した基準、入力センサ8ないし11の各々ば、その
出力が他のセンサの出力に代数的に加算されることばな
く、別々に対応するデータを与える。
出力が他のセンサの出力に代数的に加算されることばな
く、別々に対応するデータを与える。
この様にするため、独立した基準、入力センサ8ないし
11は増幅器29ないし32に夫々1つずつ結合してい
る。増幅器29ないし32の出力は夫々ゼロ交叉検出器
33ないし36に夫々1つずつ結合している。
11は増幅器29ないし32に夫々1つずつ結合してい
る。増幅器29ないし32の出力は夫々ゼロ交叉検出器
33ないし36に夫々1つずつ結合している。
後の説明の便宜のため、入力ステータ3上のセンサ10
,11に関連する信号及びデータに夫々A、 Bという
名を付け、基準ステータ2上の基準センサ8.9に関連
する信号及びデータには夫々X、 Yという名を付ける
。^、 B、 X、及びyは一般に関連する信号経路の
情報内容を言うものであって、その経路上の特別な点で
の信号の特別な電気的形式を指すものではない。
,11に関連する信号及びデータに夫々A、 Bという
名を付け、基準ステータ2上の基準センサ8.9に関連
する信号及びデータには夫々X、 Yという名を付ける
。^、 B、 X、及びyは一般に関連する信号経路の
情報内容を言うものであって、その経路上の特別な点で
の信号の特別な電気的形式を指すものではない。
第3B図を参照するに、データ^、 B、 X、及びY
は夫々遅延回路37ないし40の対応する1つに送られ
る。遅延回路37ないし40を実現する方法自体は重要
ではない。これらはある仕様を満たしさえずればいろい
ろな方法で実現することができる。この仕様としては第
1次段の回路において遅延信号と非遅延信号とを比較す
ることにより信号遷移を検知ことができるのに充分な遅
延を与えなければならないということである。第2に、
各遷移が確実に検出できる様にするため、遅延は遅らさ
れる信号の周期の2未満でなければならないということ
である。そして第3に、遷移のタイミングがあるクロッ
クによって量子化されるならば、遅延量はそのクロック
周期の2以下でなければならないということである。第
3の仕様は2つの連続する遷移が量子化されたとき、こ
れらが異なる状態として分離される様にすることにより
、これらが単一の検出結果に埋れることがないようにす
るものである。第3B図についてこのことを具体的に示
せば、これは2つの連続する遷移があってもその各々に
ついてEVENTと呼ばれる信号1つずつ別個に出され
るということを意味する。このような遅延を実現するに
はいろいろな手法があり、それらを提案することもでき
るが、第3B図に示す回路は簡単かつ好都合に上の仕事
を満足している。以下では4個の同一な遅延回路37な
いし40のうちの1つを代表としてとり上げて説明する
。
は夫々遅延回路37ないし40の対応する1つに送られ
る。遅延回路37ないし40を実現する方法自体は重要
ではない。これらはある仕様を満たしさえずればいろい
ろな方法で実現することができる。この仕様としては第
1次段の回路において遅延信号と非遅延信号とを比較す
ることにより信号遷移を検知ことができるのに充分な遅
延を与えなければならないということである。第2に、
各遷移が確実に検出できる様にするため、遅延は遅らさ
れる信号の周期の2未満でなければならないということ
である。そして第3に、遷移のタイミングがあるクロッ
クによって量子化されるならば、遅延量はそのクロック
周期の2以下でなければならないということである。第
3の仕様は2つの連続する遷移が量子化されたとき、こ
れらが異なる状態として分離される様にすることにより
、これらが単一の検出結果に埋れることがないようにす
るものである。第3B図についてこのことを具体的に示
せば、これは2つの連続する遷移があってもその各々に
ついてEVENTと呼ばれる信号1つずつ別個に出され
るということを意味する。このような遅延を実現するに
はいろいろな手法があり、それらを提案することもでき
るが、第3B図に示す回路は簡単かつ好都合に上の仕事
を満足している。以下では4個の同一な遅延回路37な
いし40のうちの1つを代表としてとり上げて説明する
。
遅延回路37には2個のD型ラッチ41と42とがある
。D型ラッチ41のD入力ばゼロ交叉検出器36の出力
に接続されている。クロック信号回路45から発生され
る互いに逆極性のクロック信号CLK43゜CLK44
の前縁でD入力に現在ある信号への値がラッチされD型
ラッチ41のQ信号に現れる。口出力はD型ラッチ42
のD人カへ与えられ、今度はクロック信号市44によっ
て計時される。クロック信号CLK44の前縁でクロッ
ク信号CIJ 43の半周期遅れで、D型ラッチ41に
ランチされた値がD型ラッチ42にランチされ、その口
出力に現れる。クロック信号CLK 43のなお半周期
後に、他の(そして、前回と異なっている。かもしれな
い)信号への量子化サンプルがD型ランチ41にランチ
される。信号への遷移は、クロック信号CLK 43の
半周期分だけ離れた2つの0出力の値が異なるという事
態として現れる。
。D型ラッチ41のD入力ばゼロ交叉検出器36の出力
に接続されている。クロック信号回路45から発生され
る互いに逆極性のクロック信号CLK43゜CLK44
の前縁でD入力に現在ある信号への値がラッチされD型
ラッチ41のQ信号に現れる。口出力はD型ラッチ42
のD人カへ与えられ、今度はクロック信号市44によっ
て計時される。クロック信号CLK44の前縁でクロッ
ク信号CIJ 43の半周期遅れで、D型ラッチ41に
ランチされた値がD型ラッチ42にランチされ、その口
出力に現れる。クロック信号CLK 43のなお半周期
後に、他の(そして、前回と異なっている。かもしれな
い)信号への量子化サンプルがD型ランチ41にランチ
される。信号への遷移は、クロック信号CLK 43の
半周期分だけ離れた2つの0出力の値が異なるという事
態として現れる。
遅延回路37ないし4oに対して夫々XORゲート46
ないし49が1つずつ対応している。たとえば、信号へ
については、XORゲート46ば遅延回路37の二つの
口出力に接続される。信号Aの遷移がたび毎にXOI?
ORゲート50に量子化された値Anが前に量子化され
たA n−1に等しくない半周期を検出する。このよう
な差を検出すると対応する信号ΔAが発生される。他の
信号ΔB、ΔX、ΔY、及びΔYは夫々XORゲート4
7ないし49で発生される。
ないし49が1つずつ対応している。たとえば、信号へ
については、XORゲート46ば遅延回路37の二つの
口出力に接続される。信号Aの遷移がたび毎にXOI?
ORゲート50に量子化された値Anが前に量子化され
たA n−1に等しくない半周期を検出する。このよう
な差を検出すると対応する信号ΔAが発生される。他の
信号ΔB、ΔX、ΔY、及びΔYは夫々XORゲート4
7ないし49で発生される。
ORゲート50にば信号ΔAないしΔYが入力され、信
号A、 B、 X、およびyのいずれがが正または負の
方向の遷移をしたことを表わす信号であるEVENT5
1を発生する。EVENT 51のパルス幅はCLK
43の周期の2である。上に述べた遷移方向およびその
時刻の表用のデータは次に述べる回路で集められる。
号A、 B、 X、およびyのいずれがが正または負の
方向の遷移をしたことを表わす信号であるEVENT5
1を発生する。EVENT 51のパルス幅はCLK
43の周期の2である。上に述べた遷移方向およびその
時刻の表用のデータは次に述べる回路で集められる。
先に述べたクロック信号45の周波数は500KHzで
ある。500KIIzの信号C1,K 43ばまた時間
の進行を示す情報を提供する12ビツトのカウンタ52
に与えられる。500KHz及び12ビツトという値は
成る程度任意に選べる。便利さ、費用、および性能等か
らこれらの値がほぼ定まってくる。他の周波数および他
のビット数も確かに可能である。
ある。500KIIzの信号C1,K 43ばまた時間
の進行を示す情報を提供する12ビツトのカウンタ52
に与えられる。500KHz及び12ビツトという値は
成る程度任意に選べる。便利さ、費用、および性能等か
らこれらの値がほぼ定まってくる。他の周波数および他
のビット数も確かに可能である。
信号EVENT 51が発生ずる毎に、その前縁におけ
ル時刻および状態のデータが数個の一時ラッチのうちの
一つに記憶される。新データカウンタ53ばどの一時ラ
ッチに記憶されるかを指示する。信号EVENTの後縁
で新データカウンタ53が進歩される。
ル時刻および状態のデータが数個の一時ラッチのうちの
一つに記憶される。新データカウンタ53ばどの一時ラ
ッチに記憶されるかを指示する。信号EVENTの後縁
で新データカウンタ53が進歩される。
新データカウンタ53ば、今の例ではoll、2.3.
0 、 、、、、、と数える。新データカウンタ53は
その計数値Nをデコーダ/マルチプレクサ54に与え、
時刻及び状態データの一時的なラッチ先として、4個の
一時ランチの次の(Nの計数に続く)ものを選択する。
0 、 、、、、、と数える。新データカウンタ53は
その計数値Nをデコーダ/マルチプレクサ54に与え、
時刻及び状態データの一時的なラッチ先として、4個の
一時ランチの次の(Nの計数に続く)ものを選択する。
状態データは遅延回路37ないし40からのX n−1
からAn−1までの信号である。この4ビツトの情報は
最近の遷移の直前における信号A、 B、 X、および
、Yの各々の値を表しており、EVENTの前縁でラッ
チされる。これらをその以前捕捉され貯えられている以
前の信号と比較することにより、最近のものの1回前の
遷移の性質がわかる。今の信号のEVENTの生起の原
因となった最近の遷移の性質は信号EVENTの次の発
生時に明らかになる。以下同様である。
からAn−1までの信号である。この4ビツトの情報は
最近の遷移の直前における信号A、 B、 X、および
、Yの各々の値を表しており、EVENTの前縁でラッ
チされる。これらをその以前捕捉され貯えられている以
前の信号と比較することにより、最近のものの1回前の
遷移の性質がわかる。今の信号のEVENTの生起の原
因となった最近の遷移の性質は信号EVENTの次の発
生時に明らかになる。以下同様である。
信号EVENTが発生し一時ラッチ55ないし58のう
ちの次に記憶が行なわれるものが選択されるごとに、X
n−1からA n−1についての状態データが、カウン
ター52の現在の計数値と共に、その選択された一時ラ
ンチに貯えれらる。
ちの次に記憶が行なわれるものが選択されるごとに、X
n−1からA n−1についての状態データが、カウン
ター52の現在の計数値と共に、その選択された一時ラ
ンチに貯えれらる。
新データカウンタ53の歩進計数値Nは今や、やばりO
21,2,3、O,、、、、、と計算する割込キャッチ
アップカウンタ59の計数値Iとは等しくない。これに
より比較回路60がカウンター53.59のN、I出力
に結合された比較回路60ば両者の計数値が不一致であ
ることを意味する信号N≠Iを発生する。信号N≠■は
マイクロプロセッサ61の割込要求入力に加えれらる。
21,2,3、O,、、、、、と計算する割込キャッチ
アップカウンタ59の計数値Iとは等しくない。これに
より比較回路60がカウンター53.59のN、I出力
に結合された比較回路60ば両者の計数値が不一致であ
ることを意味する信号N≠Iを発生する。信号N≠■は
マイクロプロセッサ61の割込要求入力に加えれらる。
これはマイクロプロセッサ61に表に加えるべき追加デ
ータがあることを知らせる。するとマイクロプロセッサ
61は割込サービスルーチン(ISR)を実行して一時
ランチから新しいデータを検索してそれを表に入れる。
ータがあることを知らせる。するとマイクロプロセッサ
61は割込サービスルーチン(ISR)を実行して一時
ランチから新しいデータを検索してそれを表に入れる。
詳細は使用する夫々のマイクロプロセッサにより異なる
が、行われる事柄の一般的説明はこのとおりである。I
SRは割込キャソチアンプカウンク59を歩進させる。
が、行われる事柄の一般的説明はこのとおりである。I
SRは割込キャソチアンプカウンク59を歩進させる。
歩進した計数値Iはデコーダ/マルチプレクサ62に加
えられる。デコーダ/マルチプレクサ62ば次に、状態
および時間のデータをマイクロプロセッサに送るランチ
としての一時うソチ55ないし58の次の計数値を(I
の計数値の順に)選択する。
えられる。デコーダ/マルチプレクサ62ば次に、状態
および時間のデータをマイクロプロセッサに送るランチ
としての一時うソチ55ないし58の次の計数値を(I
の計数値の順に)選択する。
このようにして、新しいデータが貯えられたとき割込要
求が発生する。状態および時間の情報は、マイクロプロ
セッサが決して5遷移以上遅れない限り、マイクロプロ
セッサがデータを記憶装置に貯えることができるように
なるまで一時ラッチにより記憶される。この機構により
A、 B、χ、およびYの任意のまたはすべての信号が
各遷移で変化することができ、連続する量子化遷移を捕
えることができる。
求が発生する。状態および時間の情報は、マイクロプロ
セッサが決して5遷移以上遅れない限り、マイクロプロ
セッサがデータを記憶装置に貯えることができるように
なるまで一時ラッチにより記憶される。この機構により
A、 B、χ、およびYの任意のまたはすべての信号が
各遷移で変化することができ、連続する量子化遷移を捕
えることができる。
第3C図は簡単化された表とともに、マイクロプロセッ
サ61が状態及び時間のデータを記憶するために何を行
なうかを示している。第1に、割込制御下で、マイクロ
プロセッサはランダムアクセス記憶装置63の中に状態
遷移とその関連時刻との表を作り上げる。実際の構成は
第3C図に簡単に示すことができるよりははるかで、こ
複雑であり、成る特徴については具体的な構成ごとに異
なることがあるけれども、本図は一般的考え方を適切に
示している。状態データは遷移の性質をつきとめるため
に検討され、それの記号的標示の幾つかが準備され記憶
される。関連する時刻も記憶される。ここに述べる好ま
しい実施例ではマイクロプロセッサは12ビツトの50
0KIIzの時間情報(1カウントにつき2μsecで
4096カウント、すなわちカウンターを一杯にするの
に8,192μsec )を、ある時刻T。
サ61が状態及び時間のデータを記憶するために何を行
なうかを示している。第1に、割込制御下で、マイクロ
プロセッサはランダムアクセス記憶装置63の中に状態
遷移とその関連時刻との表を作り上げる。実際の構成は
第3C図に簡単に示すことができるよりははるかで、こ
複雑であり、成る特徴については具体的な構成ごとに異
なることがあるけれども、本図は一般的考え方を適切に
示している。状態データは遷移の性質をつきとめるため
に検討され、それの記号的標示の幾つかが準備され記憶
される。関連する時刻も記憶される。ここに述べる好ま
しい実施例ではマイクロプロセッサは12ビツトの50
0KIIzの時間情報(1カウントにつき2μsecで
4096カウント、すなわちカウンターを一杯にするの
に8,192μsec )を、ある時刻T。
で始まる絶対時間軸上の点に変換する。時刻T’。
がいつ始まるかは特別に重要であるというわけではない
が、測定の開始点と一致されるのが便利である。(これ
は測定要求を受け取ると単に記憶装置内に既に記憶しで
あるデータを使うかわりに、回転で起きる他のデータを
待っていることを意味する。両方法とも同様にうまく動
作する。)この目的のため、カウンタ52は必要に応じ
て簡単に動作し最大値からゼロに戻ることができる。フ
ァームウェアはカウント値がゼロに戻ったことで値が急
に低下したことを検出し必要な4096カウンクを加え
戻して正しい計数値を発生ずる。修正された計数値は次
に、でき上っている絶対時間スケール上に得られた前の
値に加えられる。これが今度は新しい値となり、処理が
続行される。この動作は毎秒3回転、且つ1回転あたり
120枚の歯で行なわれるので、多くとも(ロータの回
転方向の大力ステータの回転と歯車の歯形の非対称との
他に、他の歯車の存在をも無視して、相続く正の遷移の
間は2,778μsecある。絶対時間スケールの開始
と再開始は実行にあたり便利な事柄である。
が、測定の開始点と一致されるのが便利である。(これ
は測定要求を受け取ると単に記憶装置内に既に記憶しで
あるデータを使うかわりに、回転で起きる他のデータを
待っていることを意味する。両方法とも同様にうまく動
作する。)この目的のため、カウンタ52は必要に応じ
て簡単に動作し最大値からゼロに戻ることができる。フ
ァームウェアはカウント値がゼロに戻ったことで値が急
に低下したことを検出し必要な4096カウンクを加え
戻して正しい計数値を発生ずる。修正された計数値は次
に、でき上っている絶対時間スケール上に得られた前の
値に加えられる。これが今度は新しい値となり、処理が
続行される。この動作は毎秒3回転、且つ1回転あたり
120枚の歯で行なわれるので、多くとも(ロータの回
転方向の大力ステータの回転と歯車の歯形の非対称との
他に、他の歯車の存在をも無視して、相続く正の遷移の
間は2,778μsecある。絶対時間スケールの開始
と再開始は実行にあたり便利な事柄である。
マイクロプロセッサは新しい正の遷移のデータを表に付
加しつづける。負の遷移に関するデータは単に無視され
る。表は性格上循環的に構成されているのだから、1回
転以上古いデータが入っている古い部分は新しいデータ
を貯えるために使用される。マイクロプロセッサは欠け
た歯を注視し、何からの手段により後に位置ぎめし易い
ようにそれらにフラグを立てておくか、あるいは好まし
くは、欠けた歯が来たときそのロータに関連するファー
ムウェアの極カウンタを再スタートさせる。
加しつづける。負の遷移に関するデータは単に無視され
る。表は性格上循環的に構成されているのだから、1回
転以上古いデータが入っている古い部分は新しいデータ
を貯えるために使用される。マイクロプロセッサは欠け
た歯を注視し、何からの手段により後に位置ぎめし易い
ようにそれらにフラグを立てておくか、あるいは好まし
くは、欠けた歯が来たときそのロータに関連するファー
ムウェアの極カウンタを再スタートさせる。
以下の説明では、これらのカウンタの計数値をP#(基
準ロータについて)およびQ#(入力ロータについて)
と呼ぶ。記号P#と0#とはロータ毎に極カウンタが唯
1つあることを意味している。
準ロータについて)およびQ#(入力ロータについて)
と呼ぶ。記号P#と0#とはロータ毎に極カウンタが唯
1つあることを意味している。
実現形態によっては、このようにしてもよいし、あるい
は好ましくはセンサごとに極カウンタを置くのが良い。
は好ましくはセンサごとに極カウンタを置くのが良い。
この点については後に論する。
欠けた歯の検出はその周期が異常に長いことから(すな
わら、歯の検出間隔が大きくあくことから)検出される
。欠除した遷移を示す簡単で満足な方法は、それがある
べき場所にそれを置くことである。たとえば、その正の
遷移を隣接する正の遷移の中点に置く。平均化のような
、−N精巧な方法も可能である。
わら、歯の検出間隔が大きくあくことから)検出される
。欠除した遷移を示す簡単で満足な方法は、それがある
べき場所にそれを置くことである。たとえば、その正の
遷移を隣接する正の遷移の中点に置く。平均化のような
、−N精巧な方法も可能である。
使用システムが角度測定を必要とするときは、測定要求
信号を発生ずる。これもマイクロプロセッサに割込を起
す。これによりマイクロプロセツサが表の中のデータの
処理を、最も早(人っているものから始める。これはロ
ータの以前の完全な1回転分のデータについて続けられ
る。必要な完全回転(full revolution
)は表中に貯えられている遷移を数えて検出される。
信号を発生ずる。これもマイクロプロセッサに割込を起
す。これによりマイクロプロセツサが表の中のデータの
処理を、最も早(人っているものから始める。これはロ
ータの以前の完全な1回転分のデータについて続けられ
る。必要な完全回転(full revolution
)は表中に貯えられている遷移を数えて検出される。
一旦測定値に関する計算が完了すると答が記憶装置に置
かれ測定完了信号が使用システムに送られる。代りに、
測定要求信号の生起に続く新しい回転に関連するデータ
を集め、そのデータを処理して角度をめることも望まし
い。丁度今終った回転のデータを使用するかあるいは測
定完了信号の直後のデータを使用するかの選択は実際の
装置の設計上の問題である。
かれ測定完了信号が使用システムに送られる。代りに、
測定要求信号の生起に続く新しい回転に関連するデータ
を集め、そのデータを処理して角度をめることも望まし
い。丁度今終った回転のデータを使用するかあるいは測
定完了信号の直後のデータを使用するかの選択は実際の
装置の設計上の問題である。
前の半回軸分のデータを測定要求信号を受け取ると直ち
に保持し続く半回転で起きるデータと組合わせて答を出
すようにすることも望ましし)ことである。この様にす
れば、入力角度が成る最大値より少ない一定の割込で変
化している場合でもこの変化の影響が相殺されることも
わかる。従って答は測定要求信号が発せられた頃の入力
角度の値を表わす本質的に正確な答になる。
に保持し続く半回転で起きるデータと組合わせて答を出
すようにすることも望ましし)ことである。この様にす
れば、入力角度が成る最大値より少ない一定の割込で変
化している場合でもこの変化の影響が相殺されることも
わかる。従って答は測定要求信号が発せられた頃の入力
角度の値を表わす本質的に正確な答になる。
表の中に状態および時間のデータを構成するG1ろいろ
変ったしかし同等な方法はそのデータがどのように使用
されるかの説明が進につれて明らかになるであろう。
変ったしかし同等な方法はそのデータがどのように使用
されるかの説明が進につれて明らかになるであろう。
位相測定技法
第4図ないし9C図は入力ロータ及び基準ロータを関連
する各々一つの入力センサ及び基準センサと共に理想化
して表わした概要図である。これらの図は単一位相測定
AX、 AV、 BX、 BYがどのように行なわれる
かを説明する上に有用である。
する各々一つの入力センサ及び基準センサと共に理想化
して表わした概要図である。これらの図は単一位相測定
AX、 AV、 BX、 BYがどのように行なわれる
かを説明する上に有用である。
第4図ないし第9C図の構造は磁気センサの前の回転し
て通り過ぎる高透磁率の極に限られない。
て通り過ぎる高透磁率の極に限られない。
本発明の位相測定技法は、同じ周期を持つ2つの「標示
」間の位相測定に使用することができる。
」間の位相測定に使用することができる。
ここでこの2つの標示に必要な条件としては、各標示内
で既知の回数の事象が生起し、各事象の標示内の生起位
置は周期毎に変動しないことだけである。この技法はま
た標示内の事象の間の間隔が一様でないことにも影響さ
れない。
で既知の回数の事象が生起し、各事象の標示内の生起位
置は周期毎に変動しないことだけである。この技法はま
た標示内の事象の間の間隔が一様でないことにも影響さ
れない。
すなわち、ロータは光センサと協動する溝付円板または
他の光学的エンコーダでよいし、あるいは変位の関数と
して、または現在の例では磁気センサ付の歯車として、
その値が周期的に変るコンデンサでもよいが、そのよう
に発生した信号の位相は本技法によって容易に測定する
ことができる。
他の光学的エンコーダでよいし、あるいは変位の関数と
して、または現在の例では磁気センサ付の歯車として、
その値が周期的に変るコンデンサでもよいが、そのよう
に発生した信号の位相は本技法によって容易に測定する
ことができる。
1回転あたり(あるいは単位時間あたり)発生する信号
の変化の数はロータ間で同じである必要はなく、またロ
ータからの信号の個々のザイクルの周期が一定である必
要もない。特に、角度変換器の歯車に関して考察してい
る例題について、本発明の位相測定技法は、原理上およ
び実用上、歯車の歯の配列誤差に鈍感である。
の変化の数はロータ間で同じである必要はなく、またロ
ータからの信号の個々のザイクルの周期が一定である必
要もない。特に、角度変換器の歯車に関して考察してい
る例題について、本発明の位相測定技法は、原理上およ
び実用上、歯車の歯の配列誤差に鈍感である。
次に第4図を参照すると、基準ロータ5と入力ロータ6
とが概略的に描かれている。各ロータレと1つずつのセ
ンサ(すなわぢ基準センサ8と入力センサ10)が設け
られている。直径の反対側にある第2のセンサは本発明
のこの特徴を説明する上で簡略にするため省いである。
とが概略的に描かれている。各ロータレと1つずつのセ
ンサ(すなわぢ基準センサ8と入力センサ10)が設け
られている。直径の反対側にある第2のセンサは本発明
のこの特徴を説明する上で簡略にするため省いである。
第2のセンサの発生する信号の位相は図示した個々の一
つのセーンサについて説明したと同じ一般的仕方で同時
に測定される。これらは同じ回転中に測定されるが、そ
れ自身の値P#と0#とを持っている。4つのセンサに
ついて位相がどのように測定され次いで偏心の影響を除
くため組合わされるかについては以後の章で論する。今
のところは、第4図の理想化した概略構造には偏心は無
いと仮定する。
つのセーンサについて説明したと同じ一般的仕方で同時
に測定される。これらは同じ回転中に測定されるが、そ
れ自身の値P#と0#とを持っている。4つのセンサに
ついて位相がどのように測定され次いで偏心の影響を除
くため組合わされるかについては以後の章で論する。今
のところは、第4図の理想化した概略構造には偏心は無
いと仮定する。
P、Qを夫々基準ロータおよび入力ロータ上の極(歯車
の個々の歯)の数であるとし、またRを回転子が1回転
を完了するに要する時間の長さとすれば、人力ロータが
経験する角度は(ラジアンで)下の式filで与えられ
る。
の個々の歯)の数であるとし、またRを回転子が1回転
を完了するに要する時間の長さとすれば、人力ロータが
経験する角度は(ラジアンで)下の式filで与えられ
る。
式(1)の導出法、解釈等については以下で鮮明こ述べ
るが、ここでもこの式の中で用いられている記号等につ
いて多少説明する。式(1)でΣTo; とΣTP。
るが、ここでもこの式の中で用いられている記号等につ
いて多少説明する。式(1)でΣTo; とΣTP。
とば関係するセンサからの信号の連続する前縁のての0
個の連続遷移の合計であり、ΣTP は基準センサにつ
いてのP個の連続遷移の合計である。
個の連続遷移の合計であり、ΣTP は基準センサにつ
いてのP個の連続遷移の合計である。
時間Rは式(11を使用する毎に同じである必要はない
。その都度の時間Rの値は夫々の位相測定を行なうとき
に測定することができる。この時間Rの測定は、たとえ
ば、基準センサ出力中のPサイクル離れている2つの事
象の各生起時刻を比較したり、または入力センサ出力中
のQサイクル離れている2つの事象の各生起時刻を比較
して容易に行なうことができる。P#9口#は各ロータ
についてどこで加算が始まったかを、各々の固定の基準
点から数えたもので、ある。P#の範囲はOからP−1
までであり、Q#は0から0−1までである。各ロータ
の基準点は便宜的にその欠けた極としてよい。項甲ば夫
々のロータの形、その極配列に関する特定の不正確さな
どにより決る成る定数であって、夫々の個々の変換器に
関する信号対につき1回だけめられなければならないも
のであ。項甲ばθの関数ではない。もし式〈1)の位相
測定技法を使用して、逐次的に得られた結果からはじめ
の結果を差引いて個々の測定結果を得る等の手法を用い
て初期設定から逐次的な角度変位をめる場合には、甲の
値を知る必要さえない。すなわち、はすべて相殺されて
、結果としてθのいろいろな値の差だけが残る。
。その都度の時間Rの値は夫々の位相測定を行なうとき
に測定することができる。この時間Rの測定は、たとえ
ば、基準センサ出力中のPサイクル離れている2つの事
象の各生起時刻を比較したり、または入力センサ出力中
のQサイクル離れている2つの事象の各生起時刻を比較
して容易に行なうことができる。P#9口#は各ロータ
についてどこで加算が始まったかを、各々の固定の基準
点から数えたもので、ある。P#の範囲はOからP−1
までであり、Q#は0から0−1までである。各ロータ
の基準点は便宜的にその欠けた極としてよい。項甲ば夫
々のロータの形、その極配列に関する特定の不正確さな
どにより決る成る定数であって、夫々の個々の変換器に
関する信号対につき1回だけめられなければならないも
のであ。項甲ばθの関数ではない。もし式〈1)の位相
測定技法を使用して、逐次的に得られた結果からはじめ
の結果を差引いて個々の測定結果を得る等の手法を用い
て初期設定から逐次的な角度変位をめる場合には、甲の
値を知る必要さえない。すなわち、はすべて相殺されて
、結果としてθのいろいろな値の差だけが残る。
合計を作りP#およびQ#の値をめる規則がある。入力
角度を測定する要求はロータの回転に関係する任意の時
刻で起り得る。加算は基準ロータから得られた任意の前
縁、たとえば測定要求に続く最初の前縁で開始すること
ができる。(すべての測定は代りに後縁を用いて行なう
ことができる。)欠除の推定位置で開始するか否かは実
際の装置を作る上での設計上の問題である。設計者は夫
々のシステムで最良のものを選択して差し支えない。
角度を測定する要求はロータの回転に関係する任意の時
刻で起り得る。加算は基準ロータから得られた任意の前
縁、たとえば測定要求に続く最初の前縁で開始すること
ができる。(すべての測定は代りに後縁を用いて行なう
ことができる。)欠除の推定位置で開始するか否かは実
際の装置を作る上での設計上の問題である。設計者は夫
々のシステムで最良のものを選択して差し支えない。
基準ロータ5のいずれかの極を現在の開始種(P (I
!の極の1番目の極)として、成るT。−Qを時刻の基
準として測定を始めて、P個の連続する時刻の合計を互
いに加え合わせる。簡単に第4図を参照するに、P、が
開始種であり。且つP、がセンサを通過した時刻が0で
あるとすれば(一時的な便宜上の仮定)、TP;の所定
の合計は下の式(2)に示す時間間隔の合計と同じにな
る。
!の極の1番目の極)として、成るT。−Qを時刻の基
準として測定を始めて、P個の連続する時刻の合計を互
いに加え合わせる。簡単に第4図を参照するに、P、が
開始種であり。且つP、がセンサを通過した時刻が0で
あるとすれば(一時的な便宜上の仮定)、TP;の所定
の合計は下の式(2)に示す時間間隔の合計と同じにな
る。
暑
(21X TPi = (1)+CJ十m)−t(J”
Yn十Y’l)t □、−t(1千り寸・−寸汀う III 論を進める前に、Σ記号の使用に関して注意す
るのが順序である。たとえば式(2)について、上下限
1. yがTPlに現れる添字の数値ではないというこ
とは多少不便である。勿論、意味するところは1からy
までの間隔を定義するのに必要な特定の値から始めて、
imodPの対応するP個の値を取るということである
。これらの式および以後の式は、勿論、完全に従来の記
法を用いて表現することができる。しかし、そうするこ
とはそれに対応して情報内容が増えないで記号の量だけ
が増加することになると思われる。正しく理解すれば、
Σ記号についてここに取った記法により、明確でしかも
比較的簡単且つそれ自身本来の役割を良好に果す記述的
記号ができ上がる。Δθ及びΔφエア。の記号を導入す
る場合は特にそうである。これらの構成には任意の大き
さの間隔が含まれており、またこれらは和の中に含まれ
てはいるが、これらが常にimodPの値で満足に表わ
されているわけではない。
Yn十Y’l)t □、−t(1千り寸・−寸汀う III 論を進める前に、Σ記号の使用に関して注意す
るのが順序である。たとえば式(2)について、上下限
1. yがTPlに現れる添字の数値ではないというこ
とは多少不便である。勿論、意味するところは1からy
までの間隔を定義するのに必要な特定の値から始めて、
imodPの対応するP個の値を取るということである
。これらの式および以後の式は、勿論、完全に従来の記
法を用いて表現することができる。しかし、そうするこ
とはそれに対応して情報内容が増えないで記号の量だけ
が増加することになると思われる。正しく理解すれば、
Σ記号についてここに取った記法により、明確でしかも
比較的簡単且つそれ自身本来の役割を良好に果す記述的
記号ができ上がる。Δθ及びΔφエア。の記号を導入す
る場合は特にそうである。これらの構成には任意の大き
さの間隔が含まれており、またこれらは和の中に含まれ
てはいるが、これらが常にimodPの値で満足に表わ
されているわけではない。
(2)式を各時間間隔1+ m+ n+0.−8y毎に
まとめると、以下の様に表現される。
まとめると、以下の様に表現される。
・・・ 十)
また、TQ、の加算も同様にして以下の様に表現される
。
。
°パ十よ
ここで、「加算は時刻ゼロから始まる」という仮定をし
ても上述の式は一般性を失うことがない。
ても上述の式は一般性を失うことがない。
またこの仮定により以下の説明における式を簡単にする
便宜がある。式11)についてだけ見れば、0でない時
刻から加算を始めたとしてもその効果は自分自身で相殺
されるので、このような「0に等しい初期時刻」という
仮定は必要としない。これがどのようにおこるかについ
ては、説明が進むうちに指摘される。
便宜がある。式11)についてだけ見れば、0でない時
刻から加算を始めたとしてもその効果は自分自身で相殺
されるので、このような「0に等しい初期時刻」という
仮定は必要としない。これがどのようにおこるかについ
ては、説明が進むうちに指摘される。
第4図および式(2)と(3)とにおいて記号1. m
、 n。
、 n。
=−−−V+ Zは基準ロータの極の間の増分時間(時
間間隔)を表わす。回転速度が一定であると仮定すると
、ロータ上の極が等角度で配置されている場合に限って
時間1+ ml 、、、、zば等しくなる。基準ロータ
も入力ロータも高精度位相測定を可能にするため特別に
高い精度で極を配置する必要はないことをここで強調し
ておく。原理的には、基準ロタについての時間間隔1.
m、 n、、、、 zは入力ロータの対応する時間間
隔a、 b、 c、、、、、にとともに、ロータ上の極
の間隔の異なる任意の配置を表わすことができる。実際
上は、時間間隔1 + Ill + n l + −、
。
間間隔)を表わす。回転速度が一定であると仮定すると
、ロータ上の極が等角度で配置されている場合に限って
時間1+ ml 、、、、zば等しくなる。基準ロータ
も入力ロータも高精度位相測定を可能にするため特別に
高い精度で極を配置する必要はないことをここで強調し
ておく。原理的には、基準ロタについての時間間隔1.
m、 n、、、、 zは入力ロータの対応する時間間
隔a、 b、 c、、、、、にとともに、ロータ上の極
の間隔の異なる任意の配置を表わすことができる。実際
上は、時間間隔1 + Ill + n l + −、
。
2は時間間隔a、 b、 c、、、、、にと同様等しく
なる傾向がある。このようにしたい充分な理由がある。
なる傾向がある。このようにしたい充分な理由がある。
このような規則性があれば欠除極を確実に検出し、セン
サでの不適当・な過渡減少(undue transi
ent)を防止し、クロストークを抑制するに役立つ。
サでの不適当・な過渡減少(undue transi
ent)を防止し、クロストークを抑制するに役立つ。
しかし他には、このような均一性がないからと言って原
理上位相測定の精度が低下しない。以下の吟味を通じて
、時間間隔1+ IIl+ n+−、Zおよびa、 b
。
理上位相測定の精度が低下しない。以下の吟味を通じて
、時間間隔1+ IIl+ n+−、Zおよびa、 b
。
c、、、、、にば個別の数として取扱い、またけっして
等間隔に配置された極を表わすものとは仮定しない。
等間隔に配置された極を表わすものとは仮定しない。
入カスータロの時刻の加算は基準ロータ5の場合と丁度
同じ時刻に始まる。一般には、この開始時刻は入力ロー
タ6から得られる遷移に一致して始まるものではないが
、極配置と入力角度との関数であり、また一致して始ま
ることがある。いずれにしても、同じ一般規則が適用さ
れる。開始時刻から始めて、入力ロータ6の次の0個の
極の時刻が加算される。再び第4図を参照するに、基準
ロータ5と同様、入力ロータ6の極の間の増分時間、つ
まり時間間隔がaI bl Cf、−、、にと表示され
ている。代表的には、和の第1項はaI bl C1,
+++にのうちの一つの時間間隔の一部分である。その
割合がどれ程であるかは部分的には、入力ステータ3の
回転角、すなわち入力角度によって決まり、以後の説明
ではその1部分をその使い方によってΔθまたはΔφと
呼ぶことにする。
同じ時刻に始まる。一般には、この開始時刻は入力ロー
タ6から得られる遷移に一致して始まるものではないが
、極配置と入力角度との関数であり、また一致して始ま
ることがある。いずれにしても、同じ一般規則が適用さ
れる。開始時刻から始めて、入力ロータ6の次の0個の
極の時刻が加算される。再び第4図を参照するに、基準
ロータ5と同様、入力ロータ6の極の間の増分時間、つ
まり時間間隔がaI bl Cf、−、、にと表示され
ている。代表的には、和の第1項はaI bl C1,
+++にのうちの一つの時間間隔の一部分である。その
割合がどれ程であるかは部分的には、入力ステータ3の
回転角、すなわち入力角度によって決まり、以後の説明
ではその1部分をその使い方によってΔθまたはΔφと
呼ぶことにする。
たとえば、第5図において、大力ステータ3の入力セン
サが、加算の開始時点において極0からΔθだけ手前に
あったとすれば、入力ロータ6についての合計は (5) ” −−9△e十(θ−1)aI(Q−2L)
If ・−t−3となる。
サが、加算の開始時点において極0からΔθだけ手前に
あったとすれば、入力ロータ6についての合計は (5) ” −−9△e十(θ−1)aI(Q−2L)
If ・−t−3となる。
夫々の合計において、時間間隔a+ b、 C+9.−
8V+2のうちの一つ及び時間間隔1+ ml n+1
.=Jr kの一つは現れないことがわかる。すなわぢ
、たとえば 配TPiにはmが含まれておらず、 −見して、これは丁度ひとまわり分について合計するこ
とによって加算を完結し切っておらず、有用な情報が捨
てられているかの如く見える。しかしながら、各種に関
係する時刻は清快用されている。基準ロータではある一
つの極についての時刻は(一時的に)そのロータ上の残
りの極に対する基準としての他に、入力ロータ上のすべ
ての極についての基準として採られている。欠除極につ
いての「欠けた」時刻を算入するには二つの極の「二重
使用」を伴う。更に、ここに与えた規則には式(5)か
ら見ることができる望ましい性質がある。
8V+2のうちの一つ及び時間間隔1+ ml n+1
.=Jr kの一つは現れないことがわかる。すなわぢ
、たとえば 配TPiにはmが含まれておらず、 −見して、これは丁度ひとまわり分について合計するこ
とによって加算を完結し切っておらず、有用な情報が捨
てられているかの如く見える。しかしながら、各種に関
係する時刻は清快用されている。基準ロータではある一
つの極についての時刻は(一時的に)そのロータ上の残
りの極に対する基準としての他に、入力ロータ上のすべ
ての極についての基準として採られている。欠除極につ
いての「欠けた」時刻を算入するには二つの極の「二重
使用」を伴う。更に、ここに与えた規則には式(5)か
ら見ることができる望ましい性質がある。
すなわち、Δθ項の計数は、Q+1あるいはQ−1では
なく丁度口である。何故これが有用であるかは説明が進
むにつれて明らかにされる。
なく丁度口である。何故これが有用であるかは説明が進
むにつれて明らかにされる。
最後に(式(11の)P#、Q#の項は各ロータの絶対
基準極が通過してから、加算が始まった時刻までに、各
ローフ上の極が幾つ通過したかに注目することにより決
る。絶対基準極り便宜的に普通の極または欠除極でよい
。たとえば、P、、Q、が夫々基準ロータおよび入力ロ
ータについての絶対基準極であるとすれば、P#はP、
が開始種のとき0であり、P、が開始種のとき1であり
、P3が開始種のとき2であり、以下同様となる。同様
にして、P#は01がP側、つまり基準側の開始からの
最初の0極であるときOであり、02が最初の極のとき
1であり、0うが最初のとき2であり、以下同様となる
。任意の特定の測定に対するP#と口#との値は記憶装
置に記憶された遷移と時刻とのデータを検査することに
よりマイクロプロセッサ61で容易に決定される。
基準極が通過してから、加算が始まった時刻までに、各
ローフ上の極が幾つ通過したかに注目することにより決
る。絶対基準極り便宜的に普通の極または欠除極でよい
。たとえば、P、、Q、が夫々基準ロータおよび入力ロ
ータについての絶対基準極であるとすれば、P#はP、
が開始種のとき0であり、P、が開始種のとき1であり
、P3が開始種のとき2であり、以下同様となる。同様
にして、P#は01がP側、つまり基準側の開始からの
最初の0極であるときOであり、02が最初の極のとき
1であり、0うが最初のとき2であり、以下同様となる
。任意の特定の測定に対するP#と口#との値は記憶装
置に記憶された遷移と時刻とのデータを検査することに
よりマイクロプロセッサ61で容易に決定される。
次に第4図に戻ると、第4図に示すものから始まる一連
の可能な場合を解析することにより、式(1)が所要の
結果を生ずることがわかる。
の可能な場合を解析することにより、式(1)が所要の
結果を生ずることがわかる。
第4図ばP 1llilの極を有する基準ロータ5と0
個の極を有する入力ロータ6を概要図で示している。
個の極を有する入力ロータ6を概要図で示している。
二つのロータは回転のため共通の軸に取付けられている
。基準ロータ5のP個の極はP1+ %+ P3.−9
.Pであり、時間Rに1回転の速度の一定の角速度で基
準センサを通過して回転するとき、時間間隔1. m、
n、、、、、zを生ずる角変位で区分されている。入
力ロータ6の0個の極は口、1口□、 Q3.、、、Q
θである。これについての時間間隔はa、blCl、+
+。
。基準ロータ5のP個の極はP1+ %+ P3.−9
.Pであり、時間Rに1回転の速度の一定の角速度で基
準センサを通過して回転するとき、時間間隔1. m、
n、、、、、zを生ずる角変位で区分されている。入
力ロータ6の0個の極は口、1口□、 Q3.、、、Q
θである。これについての時間間隔はa、blCl、+
+。
kである。
第4図は幾分簡略化されてはいるもの、入力角が0度の
場合を表わすものとしてよい。これは入力ステータ3上
の入力センサー0の位置について見れば入力ステーク3
が0度のとき基準ステータ2の丁度上にあり、またこの
ような条件下でP、と0゜とが夫々関連するセンサを同
時に通過する(すなわち、Tp、 = Tg、 )とい
うことである。この様に仮定してもよいということば以
下の説明が進むうちにわかることなのだが、簡単に言え
ば、次の様になる。すなわぢこれらの仮定が成立しない
としても、結局は個々の答に成る一定のオフセットがか
かってくるだけなのである。しかし、わかるとおり、と
にかく、答には成る一定のオフセントがある。オフセン
トが具体的に何であるかは問題ではなく、オフセットを
二つの部分に分けなくてもよいことで説明が簡単になる
。実際には、センサが0度で互いに他の直上にあるか否
かということ、あるいは「0度」でTPlがTθ、に等
しいか否かということに注意を払う必要はない。
場合を表わすものとしてよい。これは入力ステータ3上
の入力センサー0の位置について見れば入力ステーク3
が0度のとき基準ステータ2の丁度上にあり、またこの
ような条件下でP、と0゜とが夫々関連するセンサを同
時に通過する(すなわち、Tp、 = Tg、 )とい
うことである。この様に仮定してもよいということば以
下の説明が進むうちにわかることなのだが、簡単に言え
ば、次の様になる。すなわぢこれらの仮定が成立しない
としても、結局は個々の答に成る一定のオフセットがか
かってくるだけなのである。しかし、わかるとおり、と
にかく、答には成る一定のオフセントがある。オフセン
トが具体的に何であるかは問題ではなく、オフセットを
二つの部分に分けなくてもよいことで説明が簡単になる
。実際には、センサが0度で互いに他の直上にあるか否
かということ、あるいは「0度」でTPlがTθ、に等
しいか否かということに注意を払う必要はない。
しかしながら、これらの仮定をして、T P、のわずか
先に起った測定の要求に続いて得られる式(6b)およ
び式(7)に示す差異を考える。
先に起った測定の要求に続いて得られる式(6b)およ
び式(7)に示す差異を考える。
これらの式に戻る前に、式(6b)の導出法を説明して
おくのが順序である。まず始めに、式(6b)が正しい
等式であることは明らかであるが、先行する何物からこ
の式が導かれたかについては言及しない。(式(6b)
が等式であることを示すには左辺に式(3)及び式(3
)”を適用すれば良い)。式(6b)が等式であること
は証明できるが、それでもなお式(6b)の左辺の各項
が何処から来たかを尋ねるのが公正である。その答はそ
れが考察に便利で都合がよいということであり、それ以
外の何物でもない。それは経験により得られたものであ
り、本発明の位相測定技法に質問を投げかける便利な場
所として役立つ。成る意味で、単に次のような質問をし
ていることになる:「この差〔すなわち、式(6b)の
左辺の各項〕を作ったと仮定せよ。それでどうなるか」
と。答としては、一つには得られた式は再構成すること
によりθに関する式を作ることができるということであ
り、最後にこの差は式(1)に現れる量に計数0が掛っ
たもので極の生起の平均時刻から基準ロータ5の極の生
起の平均時刻を減じたとき得られる時刻の差と考えてよ
い。後程、このような生起とその差との平均時刻につい
て多いに言及しなければならなくなるだろう。しかし、
暫くは、式(6b)を調べると何が得られるかについて
再度議論しなければならない。
おくのが順序である。まず始めに、式(6b)が正しい
等式であることは明らかであるが、先行する何物からこ
の式が導かれたかについては言及しない。(式(6b)
が等式であることを示すには左辺に式(3)及び式(3
)”を適用すれば良い)。式(6b)が等式であること
は証明できるが、それでもなお式(6b)の左辺の各項
が何処から来たかを尋ねるのが公正である。その答はそ
れが考察に便利で都合がよいということであり、それ以
外の何物でもない。それは経験により得られたものであ
り、本発明の位相測定技法に質問を投げかける便利な場
所として役立つ。成る意味で、単に次のような質問をし
ていることになる:「この差〔すなわち、式(6b)の
左辺の各項〕を作ったと仮定せよ。それでどうなるか」
と。答としては、一つには得られた式は再構成すること
によりθに関する式を作ることができるということであ
り、最後にこの差は式(1)に現れる量に計数0が掛っ
たもので極の生起の平均時刻から基準ロータ5の極の生
起の平均時刻を減じたとき得られる時刻の差と考えてよ
い。後程、このような生起とその差との平均時刻につい
て多いに言及しなければならなくなるだろう。しかし、
暫くは、式(6b)を調べると何が得られるかについて
再度議論しなければならない。
(7) −ψ
よく考えてみると、極が等間隔であるという束縛がない
から、ψは(回転時間Rが一定と仮定して)ロータによ
って決る成る定数になっていることがわかるであろう。
から、ψは(回転時間Rが一定と仮定して)ロータによ
って決る成る定数になっていることがわかるであろう。
ψの値は大きく見積って一方の端が−QR,他が+OR
の間の範囲にあるが、具体的な値を予見することばでき
ない。一般に、信号対AX、 AY、 BXおよびBY
の位相測定をすれば各々にそれ自身別個のψの値がある
。それにも拘わらず、ψは有用であり、これについて再
び言及する機会があるだろう。なお、第4図に示した例
ではP#5口#はともにゼロであることに注意されたい
。
の間の範囲にあるが、具体的な値を予見することばでき
ない。一般に、信号対AX、 AY、 BXおよびBY
の位相測定をすれば各々にそれ自身別個のψの値がある
。それにも拘わらず、ψは有用であり、これについて再
び言及する機会があるだろう。なお、第4図に示した例
ではP#5口#はともにゼロであることに注意されたい
。
今度は第5図を参照すると、第4図に比較して変更され
ているのは、入力ステータ3を正の小さな角度θだけ回
転させたという点である。第4図について説明したよう
に、加算をTPlから始める。
ているのは、入力ステータ3を正の小さな角度θだけ回
転させたという点である。第4図について説明したよう
に、加算をTPlから始める。
角度θは十分小さいと仮定するので、TQ+は入力ステ
ータ3についてのT。後に検出される最初の遷移である
。すなわち最初の遷移ばTQQではなくまたT に先立
って起る遷移のいずれでもない。
ータ3についてのT。後に検出される最初の遷移である
。すなわち最初の遷移ばTQQではなくまたT に先立
って起る遷移のいずれでもない。
測定した和の間で式(6b)と同じ差を作るものとしよ
う。すなわち、 QO)、 =QΔθ+ψ 故に、 項肝 ばψに関する他の定数であることに注意のこと。
う。すなわち、 QO)、 =QΔθ+ψ 故に、 項肝 ばψに関する他の定数であることに注意のこと。
したがって次のように書く。
この記法を用いて(12)式を書き直せば、すOに等し
いことに注意されたい。
いことに注意されたい。
さて続いて第6図に示した状態を考える。ここでP#は
1に等しく0#ばOのままである。ここでの問題は「こ
の条下でθに関する公式は如何?」ということである。
1に等しく0#ばOのままである。ここでの問題は「こ
の条下でθに関する公式は如何?」ということである。
ロータをこのような状態にするためには極P2、QQお
よび[]う−、を配置し直すと共に、明瞭に細分できる
ようにθを大きくしなければならない。このように変更
しても証明の妥当性あるいは厳密さには一切影響しない
。というのも、P#を0から1にするためには何かを変
えなければならないからである。このような自由な変形
は実際の変換器のばあいに問題を生じない。というのは
その極が固定されいてい動き回らないからである。そし
て最後に、(そして第4図ないし第9C図のすべてに関
して)ロータをセンサの前を横切って実際に回転させる
のではなく、対応する分だけセンサを静止しているロー
タのまわりに位相をずらして示しである。これは一般に
描きやすいばかりでなく、「前後の」重ね合わせを楽に
すると共に、一般に図をたどるのが簡単且つ容易になる
。
よび[]う−、を配置し直すと共に、明瞭に細分できる
ようにθを大きくしなければならない。このように変更
しても証明の妥当性あるいは厳密さには一切影響しない
。というのも、P#を0から1にするためには何かを変
えなければならないからである。このような自由な変形
は実際の変換器のばあいに問題を生じない。というのは
その極が固定されいてい動き回らないからである。そし
て最後に、(そして第4図ないし第9C図のすべてに関
して)ロータをセンサの前を横切って実際に回転させる
のではなく、対応する分だけセンサを静止しているロー
タのまわりに位相をずらして示しである。これは一般に
描きやすいばかりでなく、「前後の」重ね合わせを楽に
すると共に、一般に図をたどるのが簡単且つ容易になる
。
さて、本題に帰って、第6図に示されている特定の場合
について測定した和についての前と同様の差について考
える。
について測定した和についての前と同様の差について考
える。
第6図に示すΔφ−Δθ−1を代入すると、(16)=
Q(Δθ−fl) + (Q −1) a + (Q
−2) b(18) = Q A (9+ ΣT、、−
’A(L+mすa十−+′i!+CP−〇、i)+(1
1’−1)“(−+P +・−・寸)コ 1 ところが、1十m +n +、、、、+Zは1回の回転
1時間計に等しいから、 ( (19) −11ΔB −F芥子、、、−?丁Pi(2
0) =QΔθ−贅十た 式(15)の左辺と式(20)から下式が得られる。
1式(22)と式(14)とを比較すると同じでないこ
とがわかる。式(22)は括弧内に1/Pを含んでいる
がこれは式(14)には無いものである。この二組の状
況の差は(14)ではP#がOに等しくEIQ(22)
でば1に等しいことである。下に追加栓付する二つの特
定な場合から得られる式についてP#、Q#および差の
関係が強く暗示される。最多の一般化した例題からこの
関係が確認され、式1式% 次に第7図に示す状況を考える。P#ば0のままで0#
が1に等しい状態を作り出すためθを非着に大きな正の
値(またはわずかに負)とした。
Q(Δθ−fl) + (Q −1) a + (Q
−2) b(18) = Q A (9+ ΣT、、−
’A(L+mすa十−+′i!+CP−〇、i)+(1
1’−1)“(−+P +・−・寸)コ 1 ところが、1十m +n +、、、、+Zは1回の回転
1時間計に等しいから、 ( (19) −11ΔB −F芥子、、、−?丁Pi(2
0) =QΔθ−贅十た 式(15)の左辺と式(20)から下式が得られる。
1式(22)と式(14)とを比較すると同じでないこ
とがわかる。式(22)は括弧内に1/Pを含んでいる
がこれは式(14)には無いものである。この二組の状
況の差は(14)ではP#がOに等しくEIQ(22)
でば1に等しいことである。下に追加栓付する二つの特
定な場合から得られる式についてP#、Q#および差の
関係が強く暗示される。最多の一般化した例題からこの
関係が確認され、式1式% 次に第7図に示す状況を考える。P#ば0のままで0#
が1に等しい状態を作り出すためθを非着に大きな正の
値(またはわずかに負)とした。
以前の説明と同し差から式の導出を始める。
こころが、第7図においてΔθ+Δφ=a及びΔθ−R
−Δθが成立するから、R−A fl + A φ=1
すなわちΔφ−Δθ+a−Rが得られる。これ斜式(2
3)に代入することにより下式を得る。
−Δθが成立するから、R−A fl + A φ=1
すなわちΔφ−Δθ+a−Rが得られる。これ斜式(2
3)に代入することにより下式を得る。
(24) −〇 (Δθ十へ−R) + (Q−1)
b+(25) =Q Δθ+Qa+ (Q −1) b
+ (Q −2)Q(26) =Q Δθ+a +b
+c + 、、、fk +ところが式(19)の上に
示したようにa +b +c寸、−+にはロータが丁度
1回転する時間Rであること(2B) =QΔθ+R(
1−Q)+ψ式(23)の左辺と式(28)をΔθにつ
いて解けば、すなわち、 +1は、括弧の外の2πを乗すると、答を2πラジアン
、すなわち丁度1回転だけ増す効果がある。
b+(25) =Q Δθ+Qa+ (Q −1) b
+ (Q −2)Q(26) =Q Δθ+a +b
+c + 、、、fk +ところが式(19)の上に
示したようにa +b +c寸、−+にはロータが丁度
1回転する時間Rであること(2B) =QΔθ+R(
1−Q)+ψ式(23)の左辺と式(28)をΔθにつ
いて解けば、すなわち、 +1は、括弧の外の2πを乗すると、答を2πラジアン
、すなわち丁度1回転だけ増す効果がある。
θとθ+2πとは等価な答であるから、−丁を車前と同
様、式(31)は式(14)またば式(22)と同じで
はない。
様、式(31)は式(14)またば式(22)と同じで
はない。
今度はP#と口#とが共にOでない場合を考える。これ
らが夫々1に等しいときどうなるかを考えよう。このよ
・うな状況を第8図に示しである。
らが夫々1に等しいときどうなるかを考えよう。このよ
・うな状況を第8図に示しである。
前のように進める。式(33)は第8図に示すΔφを代
入する。
入する。
(35) =aΔθ+R−墾十件
故に次式を得る。
今度は式(14) 、(22) 、(31)および(3
6)を比較する。式(14)の括弧内に(+0−0)/
Rが入っていると考えると、次の各項目及びその関連(
7)P#および口#の値を挙げることができる。
6)を比較する。式(14)の括弧内に(+0−0)/
Rが入っていると考えると、次の各項目及びその関連(
7)P#および口#の値を挙げることができる。
(14)から 十〇−OP#=OQ#=0(22)から
+11−o P#=1 [1#=0(31) カラ十
〇−′/AP #=OQ #=1(36)から 十%−
fA、P#=I Q#=1これらの結果を調べるとP
#/P −Q #/Qを括弧内の右側の各項の代りに一
般的に使用できることが暗示される。更に厳密に証明を
行えば全くそのとおりであることが示される。
+11−o P#=1 [1#=0(31) カラ十
〇−′/AP #=OQ #=1(36)から 十%−
fA、P#=I Q#=1これらの結果を調べるとP
#/P −Q #/Qを括弧内の右側の各項の代りに一
般的に使用できることが暗示される。更に厳密に証明を
行えば全くそのとおりであることが示される。
P#およびO#の値が、夫々Pおよび0より小さい任意
の0でない値としよう。この状態を小さな正の入力角φ
に関して第9八図に示しである。入力ステータ上のセン
サはロータの回転方向に基準ステータ上のセンサから角
φだけ進ませて示されているから角φだけは正である。
の0でない値としよう。この状態を小さな正の入力角φ
に関して第9八図に示しである。入力ステータ上のセン
サはロータの回転方向に基準ステータ上のセンサから角
φだけ進ませて示されているから角φだけは正である。
正(1)は等価単極(single equivale
nt pole )の生起の平均時刻の概念に照らして
理解することができる。入力ステータをロータの直軸方
向に動かすと入力ロータの等価単極に時間遅れが生じ、
基準ロータの等価単極の時刻を減すると、ロータの回転
時間Rの間で、正で且つ入力角に比例して時間差が増大
する。
nt pole )の生起の平均時刻の概念に照らして
理解することができる。入力ステータをロータの直軸方
向に動かすと入力ロータの等価単極に時間遅れが生じ、
基準ロータの等価単極の時刻を減すると、ロータの回転
時間Rの間で、正で且つ入力角に比例して時間差が増大
する。
便宜のため、φ−0のときT1.とTQ、とは一致して
いるとも仮定する。すなわぢ、Plと01とは回転子上
に垂直に配列されている。こうすると説明をたどり易く
なるが、証明の終りに、弐工1)にはこのうような仮定
が必要ないことがわかるであろうLいろいろな項目をそ
の添字に基づいて演算ができるように記述する必要があ
るが、第9八図ないし第9C図に使用した記号は第4図
ないし第8図に使用したものとはいくらか違っている。
いるとも仮定する。すなわぢ、Plと01とは回転子上
に垂直に配列されている。こうすると説明をたどり易く
なるが、証明の終りに、弐工1)にはこのうような仮定
が必要ないことがわかるであろうLいろいろな項目をそ
の添字に基づいて演算ができるように記述する必要があ
るが、第9八図ないし第9C図に使用した記号は第4図
ないし第8図に使用したものとはいくらか違っている。
Q +[li!の極を有する入力ロータ6についての時
間間隔a、 bl C1、、、、にはここにおいてはy
、ないしy5の名が付いている。同様に、1個の極を有
する基準ロータらについての時間間隔j、 m、 n、
、、、、、 zはX、ないしX。
間間隔a、 bl C1、、、、にはここにおいてはy
、ないしy5の名が付いている。同様に、1個の極を有
する基準ロータらについての時間間隔j、 m、 n、
、、、、、 zはX、ないしX。
の名がついている。
P#の値をJ、0#の値をKとしよう。JとKは夫々に
、およびy、についての−っの添字の中の該当する値と
して使用される。またJ、にはΔφに関する二重添字と
しても使用される。項Δφ7.よ は与えられたJおよ
びKの値に関して得られる6戸を示す。成る入力φに対
する個々の和の一般化した形を式(37)と(38)と
に示す。式(39)において前と同じ差ができる。
、およびy、についての−っの添字の中の該当する値と
して使用される。またJ、にはΔφに関する二重添字と
しても使用される。項Δφ7.よ は与えられたJおよ
びKの値に関して得られる6戸を示す。成る入力φに対
する個々の和の一般化した形を式(37)と(38)と
に示す。式(39)において前と同じ差ができる。
子−千に7−(仁−;)’lr+・・” ’:に−tは
式(39)にも適用される。式(6b)と式(39)と
は記号の違いを除けば同じものである。)さて式(39
)に行なうことができるΔφ の置換を考える。間もな
く明らかになる理由により、Δφ7.3 をΔφ0.。
式(39)にも適用される。式(6b)と式(39)と
は記号の違いを除けば同じものである。)さて式(39
)に行なうことができるΔφ の置換を考える。間もな
く明らかになる理由により、Δφ7.3 をΔφ0.。
の項に置換することに関心がある。
第9八図を調べることにより、且つ第6図がひめすわず
かな重ね合ねの助けを借りて、次の置換を得ることがで
きる。
かな重ね合ねの助けを借りて、次の置換を得ることがで
きる。
(40)Δφi−t、+c =Δφ’It K +xア
このような置換を物理的解釈すれば、TQ、の合計につ
いては、入力ロータ6上の同じ一連の極口が使用される
が、加算の開始のため基準ロータ5からの局所基準(r
ocal referance )はこの置換によりそ
のロータ上で1極分だけ時間的に手前へずらされたとい
うことである。これは基準ステータ上のセンサの再位置
決めに対応させてもよいが、実際の変換器で期待できる
ものではない。一層有用な解釈はロータとセンサとの物
理的関係は変えずにおいて、一方、時刻および状態遷移
の表の中のデータを加算する仕方を調節することである
。
このような置換を物理的解釈すれば、TQ、の合計につ
いては、入力ロータ6上の同じ一連の極口が使用される
が、加算の開始のため基準ロータ5からの局所基準(r
ocal referance )はこの置換によりそ
のロータ上で1極分だけ時間的に手前へずらされたとい
うことである。これは基準ステータ上のセンサの再位置
決めに対応させてもよいが、実際の変換器で期待できる
ものではない。一層有用な解釈はロータとセンサとの物
理的関係は変えずにおいて、一方、時刻および状態遷移
の表の中のデータを加算する仕方を調節することである
。
すなわち、ΣTP、とΣT9.とは時間的により少しし
か重ならないということである。
か重ならないということである。
いずれにしても式(40)の特定の置換ば、Kが既に0
でJが1でないかぎり、十分なものであるとは言えない
。式(41a)〜(41b )は基準ローフ5上で極を
もつとスキップした場合にこの置換がどうなるかを示し
ている。
でJが1でないかぎり、十分なものであるとは言えない
。式(41a)〜(41b )は基準ローフ5上で極を
もつとスキップした場合にこの置換がどうなるかを示し
ている。
(410L) Δ φ)−2,14−Δ φy−1,ド
′士 ズーブーlこの右辺に式(40)を代入して、 (41b ) Δφff−Z、に一Δφ77.L +メ
ツ寸’:ty−7かくて、Jを0にまで減らした場合の
一般的置換は明らかに次のようになる。
′士 ズーブーlこの右辺に式(40)を代入して、 (41b ) Δφff−Z、に一Δφ77.L +メ
ツ寸’:ty−7かくて、Jを0にまで減らした場合の
一般的置換は明らかに次のようになる。
(42°)Δφ =Δφニー7、k −Δφ5,14“
工J+7・−・t −′−tx(+、に すなわち、 (42b)Δφ71..−Δφ’+1−−1.−エff
−1−、−C。
工J+7・−・t −′−tx(+、に すなわち、 (42b)Δφ71..−Δφ’+1−−1.−エff
−1−、−C。
次にKを0に減らすにはどんな置換が利用できるかを考
える。第9B図を参照するに、Jに対して与えられた値
により飄の加算を開始すべき回転における時刻を決定す
るが、どの極0、をTP、の生起に続く「最初」の極と
認めるべきかはKの値による。普通「最初」は「時間的
に次」を意味し、Jは周囲条件に依存するKの値を強制
的に定める。
える。第9B図を参照するに、Jに対して与えられた値
により飄の加算を開始すべき回転における時刻を決定す
るが、どの極0、をTP、の生起に続く「最初」の極と
認めるべきかはKの値による。普通「最初」は「時間的
に次」を意味し、Jは周囲条件に依存するKの値を強制
的に定める。
置換を進めるため、その規則を保留し、Kの値を0に固
定し、同じJに対してことなるΔφを与えることによっ
てプワセスを逆にする。
定し、同じJに対してことなるΔφを与えることによっ
てプワセスを逆にする。
式(42b )と同様に、Δも9.4とΔφア、。との
関係を探す。成るT 後の次のT でΣTQ、を開始ず
p−J Q。
関係を探す。成るT 後の次のT でΣTQ、を開始ず
p−J Q。
ると言う規則を述べたが、この下では量Δφy、Dば多
少抽象的になる様に思われる。この規則によれば、任意
の入力角度に対してJが実効的にKを決定できるように
なり、Kは与えられたJに対してときどきOになること
があるが、普通の場合ばそ′うばならない。ここでの直
接の質問は「任意のJについてKを0にさせることば何
を意味するか?」である。この質問は答えやすく、少な
(とも所要の置換を進める目的については、加算につい
て述べられた規則が過度に限定的であることを理解すれ
ば、Δφj、Oの抽象性がかなり除かれる。(これはこ
の規則が実際問題として厳しすぎるということではない
。この規則の効果ば、ΣTσ1とΣTP;とをロータの
できる限り同一の回転から発生させることである。この
ことはモーターの速度変化により発生する悪影響を最小
にするから望ましいことである。) Δφ7,0 への第1歩として、もっと自由な加算規則
の例として、更に実際、有用であるということからも、
先ずΔφ7、。の概念の検討から始める。
少抽象的になる様に思われる。この規則によれば、任意
の入力角度に対してJが実効的にKを決定できるように
なり、Kは与えられたJに対してときどきOになること
があるが、普通の場合ばそ′うばならない。ここでの直
接の質問は「任意のJについてKを0にさせることば何
を意味するか?」である。この質問は答えやすく、少な
(とも所要の置換を進める目的については、加算につい
て述べられた規則が過度に限定的であることを理解すれ
ば、Δφj、Oの抽象性がかなり除かれる。(これはこ
の規則が実際問題として厳しすぎるということではない
。この規則の効果ば、ΣTσ1とΣTP;とをロータの
できる限り同一の回転から発生させることである。この
ことはモーターの速度変化により発生する悪影響を最小
にするから望ましいことである。) Δφ7,0 への第1歩として、もっと自由な加算規則
の例として、更に実際、有用であるということからも、
先ずΔφ7、。の概念の検討から始める。
このことはおそらくわかりやすく、またΔφ7,0を理
解する上で有用であろう。Δφい がJPTや、とJQ
よ、(J、 Kはスキップされた極の数である、という
ことを思い出されたい)との間の普通の時間間隔である
とすれば、T、 はT11.に先行するがT。い、ばT
27゜、には先行しない場合、Δφ7r Oは(43)
Δφ71 ’ −Δφ工、7+弘1 +・・・・士酒
となる。
解する上で有用であろう。Δφい がJPTや、とJQ
よ、(J、 Kはスキップされた極の数である、という
ことを思い出されたい)との間の普通の時間間隔である
とすれば、T、 はT11.に先行するがT。い、ばT
27゜、には先行しない場合、Δφ7r Oは(43)
Δφ71 ’ −Δφ工、7+弘1 +・・・・士酒
となる。
この物理的解釈は簡単であって、Ta%+、からT〜ま
でを「次」としては見ないで、その代りT、。
でを「次」としては見ないで、その代りT、。
をじつと待つということである。KをQの値まで上げる
ことばさておき、この唯一の効果はΣT、。
ことばさておき、この唯一の効果はΣT、。
とΣT、1両開始時点の間隔増加することである。
しかし、量Δφ はなおTP7ff+ で始まり、T。
グ、α
合とは異なる。この極のスキップにより、0#を値Qに
まで上げることを目指しているのである。
まで上げることを目指しているのである。
これば、極が0個しかないので、普通は決してひとりで
には起らないことである。つまり、0#は普通は高々Q
−1までの値しかとらない。それにもかかわらず、Q#
が口になれば(これはΔφ”+Qを発生することになる
)、何が起るかを熟慮することができるし、このような
Δφア、よとΔφ5゜の探索との関係を検討することが
できる。
には起らないことである。つまり、0#は普通は高々Q
−1までの値しかとらない。それにもかかわらず、Q#
が口になれば(これはΔφ”+Qを発生することになる
)、何が起るかを熟慮することができるし、このような
Δφア、よとΔφ5゜の探索との関係を検討することが
できる。
Δφy、oを図示する上で困難が起りそうである。
というのは、古い規則のもとでは、Δφ5.。なる量は
[開始する前に終っている」測定を考えることを要求し
ているように思われるからである。しかしここで考察中
のΔφい型の量は単に始まりと終りを有する時間間隔を
表わすだけである。古い規則のもとでは、添字Jははじ
まりを定義し、雷に時間的に後になる添字Jが常に間隔
の終りを定義する様になっている。Δφ7.。の概念は
なおはじまりと終りとを有する時間間隔であるが、今だ
けはに側の添字(すなわち2番目の添字)が始まりを定
義し、J側のが終りを定義する。時間間隔の大きさの絶
対値を問題にする限りでは、こうしても二つのうちの早
い方を「開始」、後の方を「停止」としても何らかの差
異も生じない。ロータはやはり同じ方向に回転しており
、時間間隔の正の増分がやはり測定されることになる(
しかしながら、将来の符号変化に関して、「基準のゼロ
点」を心に留めておかなければならない)。同様に、測
定の過程で幾つかの極をスキップしたとしても何らの害
もない。
[開始する前に終っている」測定を考えることを要求し
ているように思われるからである。しかしここで考察中
のΔφい型の量は単に始まりと終りを有する時間間隔を
表わすだけである。古い規則のもとでは、添字Jははじ
まりを定義し、雷に時間的に後になる添字Jが常に間隔
の終りを定義する様になっている。Δφ7.。の概念は
なおはじまりと終りとを有する時間間隔であるが、今だ
けはに側の添字(すなわち2番目の添字)が始まりを定
義し、J側のが終りを定義する。時間間隔の大きさの絶
対値を問題にする限りでは、こうしても二つのうちの早
い方を「開始」、後の方を「停止」としても何らかの差
異も生じない。ロータはやはり同じ方向に回転しており
、時間間隔の正の増分がやはり測定されることになる(
しかしながら、将来の符号変化に関して、「基準のゼロ
点」を心に留めておかなければならない)。同様に、測
定の過程で幾つかの極をスキップしたとしても何らの害
もない。
次の仮設的状況がΔφ7,1)を理解する上で役に立つ
。第3A図ないし第3C図に関連して記した様に、入力
ロータ6と入力ステータ3のセンサとの関係の最近の履
歴を保存しておく成る手段があるとする。TP が起る
と、何時極O7が入カステータセv+1 ンサを通過したかを見つけるために履歴をチェ7クし、
これを時間間隔の開始時刻として使用する。
。第3A図ないし第3C図に関連して記した様に、入力
ロータ6と入力ステータ3のセンサとの関係の最近の履
歴を保存しておく成る手段があるとする。TP が起る
と、何時極O7が入カステータセv+1 ンサを通過したかを見つけるために履歴をチェ7クし、
これを時間間隔の開始時刻として使用する。
TP が起った時刻は時間間隔を終らせるが、また加算
のために仮定したゼロ点でもあるとともに、実際の角度
情報を運ぶΔφ型の時間間隔のための仮想ゼロ点でもあ
る。したがってΔφ5.い を正と考えるとすれば、Δ
φ□、0 は負の値である。これらは互いにT、、、、
の反対側にある。簡単な減算から間隔Δφ7.o の値
が見つかる。実際にこれを行なわないが、このようなΔ
φi、oを負にしたものにΔφ”+K を加えて組合わ
せるとこのような最近の履歴に頼らずにすぐれて測定可
能な他の何物かに等しくなる。すなわち、 (44a)−Δφ1D+Δφ、、=y、+y、→−、、
+y。
のために仮定したゼロ点でもあるとともに、実際の角度
情報を運ぶΔφ型の時間間隔のための仮想ゼロ点でもあ
る。したがってΔφ5.い を正と考えるとすれば、Δ
φ□、0 は負の値である。これらは互いにT、、、、
の反対側にある。簡単な減算から間隔Δφ7.o の値
が見つかる。実際にこれを行なわないが、このようなΔ
φi、oを負にしたものにΔφ”+K を加えて組合わ
せるとこのような最近の履歴に頼らずにすぐれて測定可
能な他の何物かに等しくなる。すなわち、 (44a)−Δφ1D+Δφ、、=y、+y、→−、、
+y。
Δφユ。を理解する上で他の助けがある。考察中のもの
のような回転系は本質的に法(modulo)の性質を
有する。成る意味では、0の値と0の値を有するKの間
には意味のある差異はほとんど無い。それはすなわち以
下の様に説明される二〇0番目極がセンサに達すると、
それをUと数えるか0と数えるかを決定しなければなら
ない。もしqを選ぶとすれば、T が間隔に対する「停
止」信依秋 号となり、先の万 が「開始」信号となる。もしOの方
を選べば、それは「開始」信号となり次のT〜爪すなわ
ち、’rP7..の2番目の生起)が「開始」となる。
のような回転系は本質的に法(modulo)の性質を
有する。成る意味では、0の値と0の値を有するKの間
には意味のある差異はほとんど無い。それはすなわち以
下の様に説明される二〇0番目極がセンサに達すると、
それをUと数えるか0と数えるかを決定しなければなら
ない。もしqを選ぶとすれば、T が間隔に対する「停
止」信依秋 号となり、先の万 が「開始」信号となる。もしOの方
を選べば、それは「開始」信号となり次のT〜爪すなわ
ち、’rP7..の2番目の生起)が「開始」となる。
しかしいずれの場合でも円周上の同じニフの点へとBと
を考えているのである。ただ一方の場合には八からBへ
測定しており、他の場合にはBから八へ測定しているか
、あるいは同じことであるが、^からBではあるが逆回
り方向に測定している。丁度、同じ方向のこれら二つの
測定値の和は丁度−周分になるから、 (44b) −<Δφ9゜)+Δφ72.−R式(43
)および(44b)を出発点にとれば、式(44a)は
式(43)から式(44b)を差引くことによって得ら
れることに注意されたい。
を考えているのである。ただ一方の場合には八からBへ
測定しており、他の場合にはBから八へ測定しているか
、あるいは同じことであるが、^からBではあるが逆回
り方向に測定している。丁度、同じ方向のこれら二つの
測定値の和は丁度−周分になるから、 (44b) −<Δφ9゜)+Δφ72.−R式(43
)および(44b)を出発点にとれば、式(44a)は
式(43)から式(44b)を差引くことによって得ら
れることに注意されたい。
式(44a )について移項を行なうことにより、Δφ
7.に: をΔφ7,0 で表現した所望の結果を得る
ことができる。すなわち、 (45)Δφ71.c=yk+yk−2+960.+y
l+Δφよ、。
7.に: をΔφ7,0 で表現した所望の結果を得る
ことができる。すなわち、 (45)Δφ71.c=yk+yk−2+960.+y
l+Δφよ、。
式(44a)から生ずる一Δφ1.o を物理的に解釈
すれば、Y、からYkまでの和を作るためには、実際に
測定した時間間隔Δφ71.にその値−Δφj、6を加
えなければならないということである。TQ。
すれば、Y、からYkまでの和を作るためには、実際に
測定した時間間隔Δφ71.にその値−Δφj、6を加
えなければならないということである。TQ。
についての新しい和が、基準センサがx:J’ Xff
−1、などだけ後ろ向きにJが0になるまでスリップす
ることにより測定されるという様な同じ意味での直接の
測定を行なうことはできないが、たしかにΔφy、o
を熟慮することができる。そこでΔφ6.にとΔφア1
.との両者について考える(もっともどちらも実際には
測定しないが)。
−1、などだけ後ろ向きにJが0になるまでスリップす
ることにより測定されるという様な同じ意味での直接の
測定を行なうことはできないが、たしかにΔφy、o
を熟慮することができる。そこでΔφ6.にとΔφア1
.との両者について考える(もっともどちらも実際には
測定しないが)。
この点で、式(42b)を式(39)に代入し、第6図
に関する式(16)ないし式(22)についてのやり方
にしたがって、この代入の結果を変形していくことがで
きる。これからΔφ5.k とΔφ0.よとに関する方
程式が作られ、これに式(45)を代入することができ
る。更に式の変形を続けるとΔφ11.とΔφ0,0
とに関する方程式が作られる。
に関する式(16)ないし式(22)についてのやり方
にしたがって、この代入の結果を変形していくことがで
きる。これからΔφ5.k とΔφ0.よとに関する方
程式が作られ、これに式(45)を代入することができ
る。更に式の変形を続けるとΔφ11.とΔφ0,0
とに関する方程式が作られる。
これが実際、直接の目的である。同様な仕方で代入の順
序を逆にするこができる。すなわち、まず最初にKを0
にし、次にJを0にする。これは単に上に示した手順を
実際に行なうことによって証明できる。更には簡潔さと
おそらくは一層エレガントな証明を望むために、二つの
代入を組合わせてもよい。こうすれば計数の量がほとん
ど半分になる。これが今から進めようとしている方法な
のである。
序を逆にするこができる。すなわち、まず最初にKを0
にし、次にJを0にする。これは単に上に示した手順を
実際に行なうことによって証明できる。更には簡潔さと
おそらくは一層エレガントな証明を望むために、二つの
代入を組合わせてもよい。こうすれば計数の量がほとん
ど半分になる。これが今から進めようとしている方法な
のである。
さて、ここで第9C図を参照すると、Δψ0+0 と名
付けられた時間間隔は単に先行して起るTP、とその後
のT51との間の時間差に等しい。一旦結合軸上の各ロ
ータの向きが与えられると、Δφ0.。
付けられた時間間隔は単に先行して起るTP、とその後
のT51との間の時間差に等しい。一旦結合軸上の各ロ
ータの向きが与えられると、Δφ0.。
は厳密に入力角度の関数であることに注意されたい。ま
たΔφ7.。はP#と0#とが共に0のとき丁度人力角
度から期待されるものである。視察により次のように書
ける。
たΔφ7.。はP#と0#とが共に0のとき丁度人力角
度から期待されるものである。視察により次のように書
ける。
(46a)ΔφO+0−Δφア2.+Δφo、に″′Δ
φO,ト今度は式(46a)に式(46b)と(46c
)とを代入する。
φO,ト今度は式(46a)に式(46b)と(46c
)とを代入する。
(46b)Δψ、、kI−1Δφ、、、 + X7+
X、−、−i−、、、+ Xl(式(42a )から) (46b)−Δφ7.o=y、+y2+800.+y、
−Δψユ、8(式(44a)から) Δφff1k について解いて簡単にすると結果はり4
7) Δφ工、=y、 +y、 十〇・ +y&−x、
−X・ −・・・・・−x、4−Δψ0.・式(47
)はまた、下記の状況を表わす第9C図と同様な図(図
示せず)を視察することによっても得られる。すなわち
、基準センサと入力センサとの間の角度変位は基準セン
サが加算が始まったときのiPと丁度反対になるまで基
準センサと入力「 センサとをロータの回転軸の周りに一体として回転させ
た場合でも一定に保たれる。TP、が起ってからT9、
が起るまで極01が回転する角度はψ。、0モある。
X、−、−i−、、、+ Xl(式(42a )から) (46b)−Δφ7.o=y、+y2+800.+y、
−Δψユ、8(式(44a)から) Δφff1k について解いて簡単にすると結果はり4
7) Δφ工、=y、 +y、 十〇・ +y&−x、
−X・ −・・・・・−x、4−Δψ0.・式(47
)はまた、下記の状況を表わす第9C図と同様な図(図
示せず)を視察することによっても得られる。すなわち
、基準センサと入力センサとの間の角度変位は基準セン
サが加算が始まったときのiPと丁度反対になるまで基
準センサと入力「 センサとをロータの回転軸の周りに一体として回転させ
た場合でも一定に保たれる。TP、が起ってからT9、
が起るまで極01が回転する角度はψ。、0モある。
式(47)はすべてを1つに複合した「殺し屋」的置換
である。この式はP#、Q#のあらゆる値についてのΔ
φユ、8 をΔφ。、0 に関係付ける。今f丁:l+
7+ +(pナク゛−zB2中−7−tQ+vz、−、+Px
、 〕第6図ないし第8図に関連する式について行なっ
たと同様y項とX項とから「Rを減算」しよう。
である。この式はP#、Q#のあらゆる値についてのΔ
φユ、8 をΔφ。、0 に関係付ける。今f丁:l+
7+ +(pナク゛−zB2中−7−tQ+vz、−、+Px
、 〕第6図ないし第8図に関連する式について行なっ
たと同様y項とX項とから「Rを減算」しよう。
Rはχ、からX、までの(x、およびンを含む)すべて
も等しいことを想起しよう。式(4Bb)中のy項を考
える。すべてのyが存在し且つ最小の計数がKであるこ
とに注意する。明らかに、K個のRをy項から引き去る
ことにより、見慣れた形の和を残すことができる。同様
に、X項は最小計数としてJを有するすべてのに、を含
んでいる。よって、5個のRをこれらの項から引き去る
ことによって、もう1つの見慣れた形の合計を残すこと
ができる。
も等しいことを想起しよう。式(4Bb)中のy項を考
える。すべてのyが存在し且つ最小の計数がKであるこ
とに注意する。明らかに、K個のRをy項から引き去る
ことにより、見慣れた形の和を残すことができる。同様
に、X項は最小計数としてJを有するすべてのに、を含
んでいる。よって、5個のRをこれらの項から引き去る
ことによって、もう1つの見慣れた形の合計を残すこと
ができる。
下の表1と■とは夫々KRとJRとの減算を表の形で示
したものである。
したものである。
A−+
表1.KRと ΣT、、とに分離したy項ンf
それ故明らかに
φ について解くと、
式(48e)の右辺の左側の括弧の中の項は、記号の種
類の相違だけを無視すれば、丁度式(1)の括弧の中の
項である。2πと式(48e)の右側の括弧の中の項と
の積は式(1)の定数ゝPを定義する。
類の相違だけを無視すれば、丁度式(1)の括弧の中の
項である。2πと式(48e)の右側の括弧の中の項と
の積は式(1)の定数ゝPを定義する。
上記の式(48e)の右辺の右側の積が実際に式+11
の甲の値になるということをここで示す。式(13)に
式(7)を代入すると、 それ故、式(49a)の記号に式(49b)ないし式(
49c)の記号を代入して良い。これを行なっ式(49
d)は式(48e)の右辺の右側部分が実際に正しく式
(11と同等であることを示している。
の甲の値になるということをここで示す。式(13)に
式(7)を代入すると、 それ故、式(49a)の記号に式(49b)ないし式(
49c)の記号を代入して良い。これを行なっ式(49
d)は式(48e)の右辺の右側部分が実際に正しく式
(11と同等であることを示している。
以上で示した様に、我々は式(1)を導き、また式(1
)で得られる角θの性質をその過程で明らかにした。更
に平を正確に定義した。角θはφ。、0であることを示
したが、これは簡単に言えば、関連するP#とQ#とが
Oでない限り加算を決して始めない場合に得られる角度
である。勿論、その場合にはP#およびQ#(Jおよび
K)に任意の値を与えることができることに比べればも
っと厳しい規則が必要であろう。式(1)と(413e
)との利点はこのような厳しい規則が必要ないというこ
とである。
)で得られる角θの性質をその過程で明らかにした。更
に平を正確に定義した。角θはφ。、0であることを示
したが、これは簡単に言えば、関連するP#とQ#とが
Oでない限り加算を決して始めない場合に得られる角度
である。勿論、その場合にはP#およびQ#(Jおよび
K)に任意の値を与えることができることに比べればも
っと厳しい規則が必要であろう。式(1)と(413e
)との利点はこのような厳しい規則が必要ないというこ
とである。
甲の定義は本質的にはOに等しいφ。、0 が入力角度
であるとき得られる残留オフセントである。りの場合の
Σ−1である。0度入力でΔθが0に等しいと言うこと
は言い換えればTPlがT。1と一致しているというこ
とである。しかし、式+11も式(48e)も「0度」
入力に際してTp、がTGLlに一致することを要求し
ていない。というのは平は使用者が「0度」であること
を望んでいる入力値でTPl とT。1との間にどんな
任意の状態が得られても正確に基準を提供することがで
きるからである。
であるとき得られる残留オフセントである。りの場合の
Σ−1である。0度入力でΔθが0に等しいと言うこと
は言い換えればTPlがT。1と一致しているというこ
とである。しかし、式+11も式(48e)も「0度」
入力に際してTp、がTGLlに一致することを要求し
ていない。というのは平は使用者が「0度」であること
を望んでいる入力値でTPl とT。1との間にどんな
任意の状態が得られても正確に基準を提供することがで
きるからである。
これには入力ステータの「0」位置を任意に定義するこ
とばかりでなく軸上で接されたロータ間の相互の位置関
係を任意に設定することも含まれている。このようなT
P、 と指、との一致は証明の初めに行なった簡略化の
ための仮定の一つであったことを想起されたい。今やこ
の特別な仮定は不必要であることを示すことができる。
とばかりでなく軸上で接されたロータ間の相互の位置関
係を任意に設定することも含まれている。このようなT
P、 と指、との一致は証明の初めに行なった簡略化の
ための仮定の一つであったことを想起されたい。今やこ
の特別な仮定は不必要であることを示すことができる。
何故これがそうなるかを見るため、ステータの「0」位
置またはP、のQ、に対する向きには無関係に、身、と
−とが一致する機械的入力値が一つ存在することを観察
する。それが便利ならこの様な入力条件を0度とみなす
か、あるいはそれを0度とすべきではない場合には成る
任意の値αとみなす。後者を選択したとしてもその唯一
の影響は測定番カした結果にαのオフセットが入って来
ることだけである。
置またはP、のQ、に対する向きには無関係に、身、と
−とが一致する機械的入力値が一つ存在することを観察
する。それが便利ならこの様な入力条件を0度とみなす
か、あるいはそれを0度とすべきではない場合には成る
任意の値αとみなす。後者を選択したとしてもその唯一
の影響は測定番カした結果にαのオフセットが入って来
ることだけである。
オフセットαΦ量は、機械的入力が変化するときT、と
−vl、とが同時に生起する点を監視することによって
確かに見つけ出すことを可能であるが、厳密にわかる必
要はない。このようなTP と−との同時性を生ずる機
械的入力角と角度がゼロであるとしたい機械的入力角と
の差がαである。αを直接見つけ出すことを避けるため
機械的入力を「0」、「10」等といった任意の基準値
0勺に設定することが時々ある。それで測定によりθr
ejの基本値を見つけるために−!の項を含まない修正
した式(1)を使用する。しかしその値は以下の様に表
わされる。
−vl、とが同時に生起する点を監視することによって
確かに見つけ出すことを可能であるが、厳密にわかる必
要はない。このようなTP と−との同時性を生ずる機
械的入力角と角度がゼロであるとしたい機械的入力角と
の差がαである。αを直接見つけ出すことを避けるため
機械的入力を「0」、「10」等といった任意の基準値
0勺に設定することが時々ある。それで測定によりθr
ejの基本値を見つけるために−!の項を含まない修正
した式(1)を使用する。しかしその値は以下の様に表
わされる。
(50) θ、好=α−甲I d、La 1勿論、αと
平、h、/ の実際の値は未知であり、その差θ、f
だけが(測定と修正された式(1)とにより)既知であ
る。
平、h、/ の実際の値は未知であり、その差θ、f
だけが(測定と修正された式(1)とにより)既知であ
る。
次にθr−す のその元の値から値の量γだけ機械的入
力角を増して+9.ewにした結果を考える。ここで行
ないたいことはγを見出すことである。ただしθn、w
はその値を得ることができる測定可能な量である。
力角を増して+9.ewにした結果を考える。ここで行
ないたいことはγを見出すことである。ただしθn、w
はその値を得ることができる測定可能な量である。
(52)r=θn#d (α−%J )式(50)を上
式の右辺に適用して下式を得る。
式の右辺に適用して下式を得る。
(53)y=〜1−θ呻
すなわち、γはθ鍔を基準として測った入力値であって
、θrefO値は任意である。α及び’i’1deaL
の実際の値は決して厳密にわかる必要はないということ
に気付かれたい。また上述の議論から、下記の如く式(
1)を式(1)゛および(l)1に書き直すことができ
る。
、θrefO値は任意である。α及び’i’1deaL
の実際の値は決して厳密にわかる必要はないということ
に気付かれたい。また上述の議論から、下記の如く式(
1)を式(1)゛および(l)1に書き直すことができ
る。
式(1)゛のθは式(48e)に関連して説明したよう
に必ずしもφ2.。 に等しい必要はなく、ψ。、。
に必ずしもφ2.。 に等しい必要はなく、ψ。、。
とは成る定数だけ異なっても良い。この両者が等しいか
否かは「0度」を表わすために選んだ条件に依って決る
。その条件が「0度」においてTQlとT1.とが一致
するということであればθは実際にφ。、、 に等しく
なる。これは式(49)の平の定義からおよび式(1)
または(l)゛の「0度」条件の効果から起る。式(1
)の場合、括弧内の項はそのとき甲の値を有し、!−甲
は0である。式(1)”の場合、「0度」でθ7°とし
て得られる値はこれまた甲であり、それで式(1)′は
!が既知である式(1)と全く同じ働きをする。しかし
、「θが0度に等しい」ということがT、、 IJ<T
Q、に一致する条件でなければ、θはφ に両「ゼロ条
件」の差の値である、6.0 定数オフセントを加算あるいは減算したものになる。し
かし、いずれにしても、θの変化分はφ0.。
否かは「0度」を表わすために選んだ条件に依って決る
。その条件が「0度」においてTQlとT1.とが一致
するということであればθは実際にφ。、、 に等しく
なる。これは式(49)の平の定義からおよび式(1)
または(l)゛の「0度」条件の効果から起る。式(1
)の場合、括弧内の項はそのとき甲の値を有し、!−甲
は0である。式(1)”の場合、「0度」でθ7°とし
て得られる値はこれまた甲であり、それで式(1)′は
!が既知である式(1)と全く同じ働きをする。しかし
、「θが0度に等しい」ということがT、、 IJ<T
Q、に一致する条件でなければ、θはφ に両「ゼロ条
件」の差の値である、6.0 定数オフセントを加算あるいは減算したものになる。し
かし、いずれにしても、θの変化分はφ0.。
の変化分に等しい。
当該分野に精通している者であれば、上に説明した性質
を利用する幾つかの方法が可能であることがわかるだろ
う。その方法は、一旦実際にαとvti/aa/とを見
出す(所与の固定された構成についてただ一度だけ見出
す、あるいは電源投入時のような、要求のあったときに
それらを見出すことから電源投入時に初めにθl’(j
だけを見出して各角度を新しいθ’raf からの異
なる0−、wへの変位として測定することまでに亘って
いる。これらは与えられた用途にとって最も意味のある
ものを選ぶという基準によって決定すべき設計上の問題
である。
を利用する幾つかの方法が可能であることがわかるだろ
う。その方法は、一旦実際にαとvti/aa/とを見
出す(所与の固定された構成についてただ一度だけ見出
す、あるいは電源投入時のような、要求のあったときに
それらを見出すことから電源投入時に初めにθl’(j
だけを見出して各角度を新しいθ’raf からの異
なる0−、wへの変位として測定することまでに亘って
いる。これらは与えられた用途にとって最も意味のある
ものを選ぶという基準によって決定すべき設計上の問題
である。
甲が見付かり使用されるか否か、0度とみなされる条件
、極がロータ上にどの様に配置されているかなどによっ
て、式(1)あるいは弐(11”でさえもが時により負
の答を出す可能性がある。このような負の答が得られて
も、その負の値に単に正の一周分の角を加えることによ
り容易に正の値を得ることができるから、何ら問題には
ならない。
、極がロータ上にどの様に配置されているかなどによっ
て、式(1)あるいは弐(11”でさえもが時により負
の答を出す可能性がある。このような負の答が得られて
も、その負の値に単に正の一周分の角を加えることによ
り容易に正の値を得ることができるから、何ら問題には
ならない。
今度は式(11に戻り、先の証明のはしめに行なったも
う一つの簡略化のための仮定を再び検討することにしよ
う。第4図ないし第8図を参照して、式(2)と(3)
とにおいては、「時刻が0に等しい1時点から開始する
と仮定したことを想起されたい。
う一つの簡略化のための仮定を再び検討することにしよ
う。第4図ないし第8図を参照して、式(2)と(3)
とにおいては、「時刻が0に等しい1時点から開始する
と仮定したことを想起されたい。
このことは、第9八図ないし第9C図にあてはめて考え
れば、T、がOに等しいと仮定することと同しである。
れば、T、がOに等しいと仮定することと同しである。
今度は、T、1 はOでないとして、どの様な結果が得
られるかを検討することにしよう。ミ舅を成る0でない
値βとし、これが式(48e)に及ぼす影響を考える。
られるかを検討することにしよう。ミ舅を成る0でない
値βとし、これが式(48e)に及ぼす影響を考える。
その結論は弐(11にも適用できる。なんとなれば、こ
れらの式は等価だからである。
れらの式は等価だからである。
これまでの説明はすべて時間間隔(a+ b+ C+、
−01,およびI H1+11 n)++++あるいは
yt + y21 V7 + ”0.およびXl、に1
1 X3+−0−)を使って表現してきた。式(2)と
(3)とは、これらの時間間隔の終結時刻を合計するこ
と(式(1)でのように)と時間間隔を合計すること(
こちらの方が説明上好都合である)との関係を示してい
る。βは時間間隔のいずれかに対する増分ではなく (
つまり、これらの時間間隔の値は不変のままである)、
T、、の合計についてであろうとT1.の合計について
であろうと、各時間間隔の終結時刻の測定値の共通の増
分であるということを記憶しておくことは重要である。
−01,およびI H1+11 n)++++あるいは
yt + y21 V7 + ”0.およびXl、に1
1 X3+−0−)を使って表現してきた。式(2)と
(3)とは、これらの時間間隔の終結時刻を合計するこ
と(式(1)でのように)と時間間隔を合計すること(
こちらの方が説明上好都合である)との関係を示してい
る。βは時間間隔のいずれかに対する増分ではなく (
つまり、これらの時間間隔の値は不変のままである)、
T、、の合計についてであろうとT1.の合計について
であろうと、各時間間隔の終結時刻の測定値の共通の増
分であるということを記憶しておくことは重要である。
式(1)で行ったように、T9、について0個のこのよ
うな項の合計がとられ、TP、については、1個の項の
合計がとられる。0個のT。1は夫々βだけ増加するか
ら、その合計はQβだけ増加する。同様に、T、の合計
はPβだけ増加する。いろいろなT1.がどんな順序に
なっているかは問題ではないし、またいろいろなr、1
がどんな順序で加算されるかも問題ではない。すなわ
ち、合計が成るΔφのために式(48e)の右辺の左側
の括弧内にあるうと、甲として右側の括弧内にあろうと
、ΣTe1はおのおの0βだけ増加し、ΣTPiは各々
Pβだけ増加する。各組の括弧内では θ であるから、β≠0は自己相殺の条件であることは明ら
かである。
うな項の合計がとられ、TP、については、1個の項の
合計がとられる。0個のT。1は夫々βだけ増加するか
ら、その合計はQβだけ増加する。同様に、T、の合計
はPβだけ増加する。いろいろなT1.がどんな順序に
なっているかは問題ではないし、またいろいろなr、1
がどんな順序で加算されるかも問題ではない。すなわ
ち、合計が成るΔφのために式(48e)の右辺の左側
の括弧内にあるうと、甲として右側の括弧内にあろうと
、ΣTe1はおのおの0βだけ増加し、ΣTPiは各々
Pβだけ増加する。各組の括弧内では θ であるから、β≠0は自己相殺の条件であることは明ら
かである。
最後に、式(2)と(3)とを考慮して且つ簡略化のた
めの仮定に関する先の注意に照らして、式(1)の意味
を強調したい。式Tl)が導入されたとき、そしてそれ
がここで繰返されるとき、弐(11は1個の連続する遷
移時刻と0個の遷移時刻との和を必要とするということ
を指摘した。何段にもわたって、時間間隔を中心に据え
ての説明を行なって来たので、不用意な読者はことによ
ったら答を出すためには一連の多数回の減算を行なって
各時間間隔を実際に見つけ出す必要があるという誤った
印象を受けるかもしれない。しかし、実際はそうではな
い。
めの仮定に関する先の注意に照らして、式(1)の意味
を強調したい。式Tl)が導入されたとき、そしてそれ
がここで繰返されるとき、弐(11は1個の連続する遷
移時刻と0個の遷移時刻との和を必要とするということ
を指摘した。何段にもわたって、時間間隔を中心に据え
ての説明を行なって来たので、不用意な読者はことによ
ったら答を出すためには一連の多数回の減算を行なって
各時間間隔を実際に見つけ出す必要があるという誤った
印象を受けるかもしれない。しかし、実際はそうではな
い。
説明や証明に時間間隔を用いるのは便利である。
というのも時間間隔はロータ上の極の配置に対応するか
らである。しかし、先に指摘した通り、式(2)および
式(3)は時間間隔を式(1)に必要な合計に関係付け
る。これらの合計は単に連続する0個の(。
らである。しかし、先に指摘した通り、式(2)および
式(3)は時間間隔を式(1)に必要な合計に関係付け
る。これらの合計は単に連続する0個の(。
を加算し、更に単に連続する1個のTPl’を加算する
ことによって正確に得られる。これらの合計を作るのに
減算は必要がない。加えられるTPlの第1番目はOで
ある必要がなく、またTPl、とT8;とが一致しなけ
ればならないこともない。測定が行なわれる際には、か
くして作り上げられた合計に対して、小数回の減算およ
び乗算のような他の演算を行なうだけでよいのである。
ことによって正確に得られる。これらの合計を作るのに
減算は必要がない。加えられるTPlの第1番目はOで
ある必要がなく、またTPl、とT8;とが一致しなけ
ればならないこともない。測定が行なわれる際には、か
くして作り上げられた合計に対して、小数回の減算およ
び乗算のような他の演算を行なうだけでよいのである。
ここにおいて式(1)および式(48e)の「意味」を
検討することは有用と思われる。これらを上でまさに導
いたことはまちがいないし、また事実これらの式により
うまく測定できることは明らかであっても、[何故それ
が本当にうまくいくか」について何かごまかされた様な
気がするかもしれない。「何故それが本当にうまくいく
か」ということの基礎はある基本原理が存在する。その
原理を取出して手短かに説明することは役に立つと思う
。
検討することは有用と思われる。これらを上でまさに導
いたことはまちがいないし、また事実これらの式により
うまく測定できることは明らかであっても、[何故それ
が本当にうまくいくか」について何かごまかされた様な
気がするかもしれない。「何故それが本当にうまくいく
か」ということの基礎はある基本原理が存在する。その
原理を取出して手短かに説明することは役に立つと思う
。
これをわかった上で、次に角度θを見出す成る方程式の
解釈を提供しよう。
解釈を提供しよう。
第10図に示す回転している4極のロータを考える。時
間Rでロータが丁度1回転する間にT、がらT4までの
各時刻にセンサは信号を発生する。
間Rでロータが丁度1回転する間にT、がらT4までの
各時刻にセンサは信号を発生する。
最初の例のように、極間の時間間隔をa、 b、 c、
およびdとする。aないしdについての唯一の制限は、
これらの合計がRになるということである。
およびdとする。aないしdについての唯一の制限は、
これらの合計がRになるということである。
特に、これらが等しいとは仮定しない。従って以下の式
もしくは条件(i>ないしく vi )が成立する。
もしくは条件(i>ないしく vi )が成立する。
(i ) T1= TI 、このT1 はゼロであるか
あるいは先行するある時刻T0 =Qを起点として測ら
れる。
あるいは先行するある時刻T0 =Qを起点として測ら
れる。
(u ) T2 −T 、+a
(iii) T3 =71 +a +b(iv) T4
−TI +a +b +c(v) R=a +b +c
+d ここにおいて下に示す式(vi )は「極の平均時刻」
を見出すため、4つの連続する遷移時刻を平均した結果
、すなわち「等価単極」の生起時刻を示している。
−TI +a +b +c(v) R=a +b +c
+d ここにおいて下に示す式(vi )は「極の平均時刻」
を見出すため、4つの連続する遷移時刻を平均した結果
、すなわち「等価単極」の生起時刻を示している。
この平均化または等価時刻は極番号1で加算を開始した
ことに関するものであるということを理解することは重
要である。今「極番号2」で始まる(平均を開始する上
でraJの遅れ)4つの連続する時刻を平均した場合、
平均時刻あるいは新しい等価単極にどんな変化があるで
あろうか?」ということを考えてみる。ここまでの説明
を読んだ上で、新しい等価単極の生起時刻は時間間隔「
a」だけ遅れるであろうと予期するのは誠にもっともで
ある。しかしながら、これは正に丁度極間の平均時間間
隔となるからである。以下の式(yiii )ないし式
(x)に新しい値を示す。
ことに関するものであるということを理解することは重
要である。今「極番号2」で始まる(平均を開始する上
でraJの遅れ)4つの連続する時刻を平均した場合、
平均時刻あるいは新しい等価単極にどんな変化があるで
あろうか?」ということを考えてみる。ここまでの説明
を読んだ上で、新しい等価単極の生起時刻は時間間隔「
a」だけ遅れるであろうと予期するのは誠にもっともで
ある。しかしながら、これは正に丁度極間の平均時間間
隔となるからである。以下の式(yiii )ないし式
(x)に新しい値を示す。
(T +a+b + c ) +<T%−a+1+ +
c 十d) (viii ) = 4T+ →−4a+ 3b+ 2
c+ d(ix) −4T) +3a+2b+c +R
式(xi)に示す様に、これら2つの値(すなわち式(
vi )と式(xi))の違いは1回転時間の丁度A、
すなわちR/4である。2つの極がスキップされたとす
ればその差は1回転の2/4になることがわかるであろ
う。更に、4つではなく5つの極があるとすれば、今度
の場合の対応する差は夫々1回転の115および215
になる。ここで得られることはP #/Pおよび口#1
0と呼んだものについての法則の概要であることは明白
である。この法則の大事な点は、0個の極のあいだの0
個の任意の時間間隔a+ b+ C+−、、’、kにつ
いて、これらの合計がRであることを除き個々には知ら
れていなくても、極生起の平均時刻を決定する加算を始
めるまでに極を1つスキップする毎に、平均時刻は正確
に17口だけ増加するということである。これは興味の
あるしかもおそらくは予期しない結果であり、それは任
意の且つ未知の大きさくスキップされた量)をその大き
さが予めはっきりしており且つ既知のものく補正の大き
さ)と関係付ける。
c 十d) (viii ) = 4T+ →−4a+ 3b+ 2
c+ d(ix) −4T) +3a+2b+c +R
式(xi)に示す様に、これら2つの値(すなわち式(
vi )と式(xi))の違いは1回転時間の丁度A、
すなわちR/4である。2つの極がスキップされたとす
ればその差は1回転の2/4になることがわかるであろ
う。更に、4つではなく5つの極があるとすれば、今度
の場合の対応する差は夫々1回転の115および215
になる。ここで得られることはP #/Pおよび口#1
0と呼んだものについての法則の概要であることは明白
である。この法則の大事な点は、0個の極のあいだの0
個の任意の時間間隔a+ b+ C+−、、’、kにつ
いて、これらの合計がRであることを除き個々には知ら
れていなくても、極生起の平均時刻を決定する加算を始
めるまでに極を1つスキップする毎に、平均時刻は正確
に17口だけ増加するということである。これは興味の
あるしかもおそらくは予期しない結果であり、それは任
意の且つ未知の大きさくスキップされた量)をその大き
さが予めはっきりしており且つ既知のものく補正の大き
さ)と関係付ける。
この補正の原理は、連続した生起時刻を1回転を超す時
間に亘り平均する場合にも等しく適用される。今度はこ
の可能性に関して若干説明しよう。
間に亘り平均する場合にも等しく適用される。今度はこ
の可能性に関して若干説明しよう。
n回の回転について平均をとるものとし、かつスキップ
された極の数はロータ上の極の数より少ないものと考え
よう。この場合、式(vi )及び式(4に 4ル すなわち、回転数はスキ・ツブされた極の数に関する補
正の大きさには影響しない。これは4極の回転子に関す
る特定の例であるが、−膜化された原理はロータ上に任
意の複数個の極がある場合に成立することは明白である
。ロータ上の極数よりも少ない個数の極をスキップする
という上記の必要条件は好ましい実施例に関連してP#
および0#をめるために与えられた規則と矛盾しない。
された極の数はロータ上の極の数より少ないものと考え
よう。この場合、式(vi )及び式(4に 4ル すなわち、回転数はスキ・ツブされた極の数に関する補
正の大きさには影響しない。これは4極の回転子に関す
る特定の例であるが、−膜化された原理はロータ上に任
意の複数個の極がある場合に成立することは明白である
。ロータ上の極数よりも少ない個数の極をスキップする
という上記の必要条件は好ましい実施例に関連してP#
および0#をめるために与えられた規則と矛盾しない。
というのも複数回転の測定を行なわなければならない場
合には、P#により、Q#が強制的に定まり、この2つ
の値は最初の回転中に得られるからである。したがって
その差は多くとも1回転に満たない。
合には、P#により、Q#が強制的に定まり、この2つ
の値は最初の回転中に得られるからである。したがって
その差は多くとも1回転に満たない。
本来、式+11の他の事項はn回の回転の測定に対して
は変化する。合計ΣT防レしnQで割られ、合計ΣTP
IはnPで割られることになるが、この二つの商の差は
やはりRで割られることになる。また補正項(P #/
P )−’ (Q #/Q )は同じままになる。
は変化する。合計ΣT防レしnQで割られ、合計ΣTP
IはnPで割られることになるが、この二つの商の差は
やはりRで割られることになる。また補正項(P #/
P )−’ (Q #/Q )は同じままになる。
複数回転の他の可能性は手短かに考察する価値がある。
普通のP個および0個の極について夫々の合計に対して
ロータをn回転しなければならないと考えよう。更にこ
の合計は同じ回転内で始まる保障はないとしよう(モー
ター速度の変動は考えない)。ここでは一方のロータに
ついてn回の回転は、他方のロータのn回の回転とほと
んど共通部分く時間的オーバラップ)がないこともあり
うる。つまりこの場合は合計をとる時間帯はほぼ20回
にまでなり得る。)もしこれに固執するのであれば、こ
れを行なう方法は、一つの「超回転」に関し、各ロータ
を夫々nPおよびnQの極を有する「超ロータ」として
取り扱うことになる。この取扱いのもとでは、P#、Q
#はPおよびQより大きくなることができ、ただPの代
りにnPを、Qの代りにnQを、そしてHの代りにnR
を用いることを除いては、測定は既に述べたいずれかの
式を用いて容易に行われる。わずかばかりの余分な手間
としては、実際の1回転1回のマークのn番目ごとのマ
ークを[超1回転1回マーク」と認めることである。
ロータをn回転しなければならないと考えよう。更にこ
の合計は同じ回転内で始まる保障はないとしよう(モー
ター速度の変動は考えない)。ここでは一方のロータに
ついてn回の回転は、他方のロータのn回の回転とほと
んど共通部分く時間的オーバラップ)がないこともあり
うる。つまりこの場合は合計をとる時間帯はほぼ20回
にまでなり得る。)もしこれに固執するのであれば、こ
れを行なう方法は、一つの「超回転」に関し、各ロータ
を夫々nPおよびnQの極を有する「超ロータ」として
取り扱うことになる。この取扱いのもとでは、P#、Q
#はPおよびQより大きくなることができ、ただPの代
りにnPを、Qの代りにnQを、そしてHの代りにnR
を用いることを除いては、測定は既に述べたいずれかの
式を用いて容易に行われる。わずかばかりの余分な手間
としては、実際の1回転1回のマークのn番目ごとのマ
ークを[超1回転1回マーク」と認めることである。
上記複数回転方式のいずれによっても、二つ以上全体測
定を平均したい場合にある種の効用がある。夫々1回転
の測定をn回行なう代りに、n回転の測定を1回で行な
うことができることになる。
定を平均したい場合にある種の効用がある。夫々1回転
の測定をn回行なう代りに、n回転の測定を1回で行な
うことができることになる。
こちらの方が大量のメモリを必要とすることになるが、
おそらくは測定が早くなり、0または360°に非常に
近接している答を組合せる際の困難さがかなり少なくな
る。
おそらくは測定が早くなり、0または360°に非常に
近接している答を組合せる際の困難さがかなり少なくな
る。
説明を簡単にするため、第10図の原理のもっと公式的
な説明はここでは提示しない。しかし、この証明はさし
て困難ではなく、第6図、第9A図、または第9B図お
よびこれらに関係する本文は証明の基礎と解釈すること
ができることに注意しなければならない。疑いもなく何
度にも亘)てこの原理のいろいな変形を証明してきた。
な説明はここでは提示しない。しかし、この証明はさし
て困難ではなく、第6図、第9A図、または第9B図お
よびこれらに関係する本文は証明の基礎と解釈すること
ができることに注意しなければならない。疑いもなく何
度にも亘)てこの原理のいろいな変形を証明してきた。
本説明の目標は位相角の公式、すなわち式(1)がどう
して「本当にうまくいくか」の解釈をすることであると
いうことを想起すれば、第10図およびこれに関連する
原理を例示した目的は単に、明確に見てとれるある種の
有用な原理を作ることである。こうしてから今やその解
釈に進むことにする。
して「本当にうまくいくか」の解釈をすることであると
いうことを想起すれば、第10図およびこれに関連する
原理を例示した目的は単に、明確に見てとれるある種の
有用な原理を作ることである。こうしてから今やその解
釈に進むことにする。
おそらく解釈を始めるもっとも容易な地点は式(48d
)であろう。この式で、時間Δφ、0 は4つの他の時
刻および2つの補正項(JR/ PおよびKR/Q、す
なわちP #/PとQ #/Q )についての差に等し
いとされた。この式から出発するのが好ましい理由は先
ず、単位の大部分は元々の測定の単位である時刻だから
であり、更にはすべての項は、算術的手間を減らすが量
の間の構造的関係を不明瞭にしあるいは吸収する「簡略
化のための」再編成をされることなく厳密に提示されて
いるからでもある。式(48d)は下に示す式(55)
の様に書きなおすことができる。
)であろう。この式で、時間Δφ、0 は4つの他の時
刻および2つの補正項(JR/ PおよびKR/Q、す
なわちP #/PとQ #/Q )についての差に等し
いとされた。この式から出発するのが好ましい理由は先
ず、単位の大部分は元々の測定の単位である時刻だから
であり、更にはすべての項は、算術的手間を減らすが量
の間の構造的関係を不明瞭にしあるいは吸収する「簡略
化のための」再編成をされることなく厳密に提示されて
いるからでもある。式(48d)は下に示す式(55)
の様に書きなおすことができる。
反映したQ極の第2の平均時、&りであり、3個および
に個の極をスキップした後から平均をとり始めたもので
ある。(B)項はに個の極をスキップしたことにより平
均時刻にもたらされた変化を補正するものである。(C
)項はP極の第2の平均時刻であり、角度はゼロで、J
IIIの極をスキップした後から平均をとり始めたも
のである。(D)項は3個の極をスキ・ノブしたことに
より平均時刻にもたらされた変化を補正するものである
。([4)項は角度がゼロの場合のQ極の第1の平均時
刻であり、この平均はP極の先頭が検出されたときに始
められる。(F)項は角度がゼロの場合のP極の第1の
平均時刻であり、この平均はP個の先頭が検出されたと
きに始められる。
に個の極をスキップした後から平均をとり始めたもので
ある。(B)項はに個の極をスキップしたことにより平
均時刻にもたらされた変化を補正するものである。(C
)項はP極の第2の平均時刻であり、角度はゼロで、J
IIIの極をスキップした後から平均をとり始めたも
のである。(D)項は3個の極をスキ・ノブしたことに
より平均時刻にもたらされた変化を補正するものである
。([4)項は角度がゼロの場合のQ極の第1の平均時
刻であり、この平均はP極の先頭が検出されたときに始
められる。(F)項は角度がゼロの場合のP極の第1の
平均時刻であり、この平均はP個の先頭が検出されたと
きに始められる。
(1)項は入力角を反映したP極の等価単極の第2の平
均時刻をO極の先頭からのものに補正した結果である。
均時刻をO極の先頭からのものに補正した結果である。
なお、3個の極をスキップすることは、本来的には、K
個の極をスキップさせることになるということ以外には
上記量に影響を与えない。そして、ここで行なわれた補
正の目的はこの影響を除去することである。(n)項は
角度ゼロの場合のP極の等価単極の第2の平均時刻をP
極の先頭からのものに補正した結果である。(■)項は
P極の等価単極と0極の等価単極との間の差である固定
的な基準値であり、真の角度ゼロの条件を表わしている
。ただし、他の箇所で述べている様に、差をとることに
よりこの項が打ち消される場合には、この項の実際の値
をめる必要はない。普通はこの項σ値はめられない。
個の極をスキップさせることになるということ以外には
上記量に影響を与えない。そして、ここで行なわれた補
正の目的はこの影響を除去することである。(n)項は
角度ゼロの場合のP極の等価単極の第2の平均時刻をP
極の先頭からのものに補正した結果である。(■)項は
P極の等価単極と0極の等価単極との間の差である固定
的な基準値であり、真の角度ゼロの条件を表わしている
。ただし、他の箇所で述べている様に、差をとることに
よりこの項が打ち消される場合には、この項の実際の値
をめる必要はない。普通はこの項σ値はめられない。
(イ)項はP極の平均時刻と入力角を反映した0極の新
しい平均時刻との間の変更された差である。この差は入
力角のもう一方の境界を表わす初期基準差と比べられる
。すなわちトランスデユーサの現在位置から入力角を引
いたものである。初期基準差は固定的な基準値でもよい
し、または単に以前の測定の結果(たとえば、この差の
測定の様な)でもよい。
しい平均時刻との間の変更された差である。この差は入
力角のもう一方の境界を表わす初期基準差と比べられる
。すなわちトランスデユーサの現在位置から入力角を引
いたものである。初期基準差は固定的な基準値でもよい
し、または単に以前の測定の結果(たとえば、この差の
測定の様な)でもよい。
すなわち、(八)〜(D)項の測定は同一の回転期間中
に行なわれるが、甲、すなわち(I[[)項の測定とは
多くの場合具った回転期間中に行なわれる。また、(D
I)項は甲を表わしているが、もしこの測定が実際に行
なわれるとしたならば、本項中の(IE)項および(F
)項の測定は同一の回転期間中に行なわれる。
に行なわれるが、甲、すなわち(I[[)項の測定とは
多くの場合具った回転期間中に行なわれる。また、(D
I)項は甲を表わしているが、もしこの測定が実際に行
なわれるとしたならば、本項中の(IE)項および(F
)項の測定は同一の回転期間中に行なわれる。
上の説明から引出し得る結論は、左側の2つの括弧間の
差は新しい角度に関して測定された差であるということ
である。この差の値から差引かなければならない量は、
その角を測るときの基準点となる基準状態について、は
じめに測定しておいた差の値である。基準状態は甲でも
よいし、あるいは再定義可能なゼロ角度状態に対応する
ある選ばれた状態において測定−された差の値であって
もよい。!および式(1)についてのはじめに与えた説
明との他に、′I′iJ、叉、α、および式(50)か
ら式(53)まで、および特に式(11”と(lピに関
連する説明を参照されたい。
差は新しい角度に関して測定された差であるということ
である。この差の値から差引かなければならない量は、
その角を測るときの基準点となる基準状態について、は
じめに測定しておいた差の値である。基準状態は甲でも
よいし、あるいは再定義可能なゼロ角度状態に対応する
ある選ばれた状態において測定−された差の値であって
もよい。!および式(1)についてのはじめに与えた説
明との他に、′I′iJ、叉、α、および式(50)か
ら式(53)まで、および特に式(11”と(lピに関
連する説明を参照されたい。
上記の測定された差は、P極の平均時刻についてのQ極
の生起の平均時刻である。この2つの平均は本質的に同
じ1回転についてとられる。両平均時刻はその夫々のロ
ータ上にある開始極についてとられている。この点から
見て、基準ロータとそのセンサは、入力ロータの回転中
の平均時刻のため時間間隔を測定する安定な基準点とな
る。夫々のロータの形状および入力ロータの位置に従っ
て、Jに与えれた値がKの値を本質的に定めてしまうこ
とに注目されたい。一旦Δφydc とΔφM、NがQ
#=0とした値に調節されてしまえば、峙△lx<とΔ
φM、N とはある意味で比例している。つまり時間Δ
φJ、0 とΔφM、N とは2つのP極Jと■との間
の時間間隔だけ異なっている。(測定ごとにRが変動す
るならばどの回転かということを問題にすることは正し
い。このことは以下に式(56)により説明する)。換
言すれば、基準ロータは2つの測定に対して異なる基準
点を提供する。
の生起の平均時刻である。この2つの平均は本質的に同
じ1回転についてとられる。両平均時刻はその夫々のロ
ータ上にある開始極についてとられている。この点から
見て、基準ロータとそのセンサは、入力ロータの回転中
の平均時刻のため時間間隔を測定する安定な基準点とな
る。夫々のロータの形状および入力ロータの位置に従っ
て、Jに与えれた値がKの値を本質的に定めてしまうこ
とに注目されたい。一旦Δφydc とΔφM、NがQ
#=0とした値に調節されてしまえば、峙△lx<とΔ
φM、N とはある意味で比例している。つまり時間Δ
φJ、0 とΔφM、N とは2つのP極Jと■との間
の時間間隔だけ異なっている。(測定ごとにRが変動す
るならばどの回転かということを問題にすることは正し
い。このことは以下に式(56)により説明する)。換
言すれば、基準ロータは2つの測定に対して異なる基準
点を提供する。
この差の正確な量はJとiをゼロにすることにより見つ
かる。この過程ではJとNと(この事に関してはKおよ
びNも共に)はことなる速度であってもよい異なる回転
の部分を自由に表わせる。
かる。この過程ではJとNと(この事に関してはKおよ
びNも共に)はことなる速度であってもよい異なる回転
の部分を自由に表わせる。
もし式(55)の右側の括弧内の項(これらは甲に対応
する)を無視するなら、式(1)式(1) ”は平が減
算により抹消される場合を取り扱っているということを
想起すれば、式(1)”を式(55)に照らして解釈す
ることは困難ではない。唯一の差異は式をRで除し、次
いで多少の変形を加えることにより、八〇を見出すこと
がらθを見出すことに変換することである。Rで除すこ
とは特に望ましい。
する)を無視するなら、式(1)式(1) ”は平が減
算により抹消される場合を取り扱っているということを
想起すれば、式(1)”を式(55)に照らして解釈す
ることは困難ではない。唯一の差異は式をRで除し、次
いで多少の変形を加えることにより、八〇を見出すこと
がらθを見出すことに変換することである。Rで除すこ
とは特に望ましい。
というのはこれによりいろいろに変化し得る回転速度を
正規化(normalize ) (、、て、特定の時
間とは異なり、1回転中のある割合を表わすP #/P
と0#/Qとが得られるからである。また、これよによ
り、式+11におけるように2πを乗すると結果はラジ
アンで表わした角度となり、もはや1回転についての割
合ではなくなる。式(11”は夫々任意の開始極に関係
する2個の等単極間の1回転についての割合を示すと言
ってもよい。こさば次に油述の原理にしたがっである固
定開始種に関係するように調節される。減数としてのT
Pンの合計は大きすぎてまだはじめの開始点までは調節
し戻されていないので、P #/Pが加え戻される。ま
た0#/Qが差引かれる、というのも減らされたキTe
iの和はその量だけ大き過ぎて開始したので、まだはじ
めの開始点までは調節し戻されていないからである。
正規化(normalize ) (、、て、特定の時
間とは異なり、1回転中のある割合を表わすP #/P
と0#/Qとが得られるからである。また、これよによ
り、式+11におけるように2πを乗すると結果はラジ
アンで表わした角度となり、もはや1回転についての割
合ではなくなる。式(11”は夫々任意の開始極に関係
する2個の等単極間の1回転についての割合を示すと言
ってもよい。こさば次に油述の原理にしたがっである固
定開始種に関係するように調節される。減数としてのT
Pンの合計は大きすぎてまだはじめの開始点までは調節
し戻されていないので、P #/Pが加え戻される。ま
た0#/Qが差引かれる、というのも減らされたキTe
iの和はその量だけ大き過ぎて開始したので、まだはじ
めの開始点までは調節し戻されていないからである。
基準ロータとその合計とが「0基準」としてどのように
働くかに関しての一層の洞察が式(56)を検討するこ
とから得られる。
働くかに関しての一層の洞察が式(56)を検討するこ
とから得られる。
(α’) CF−t’) σ)(に)に)6間)(−Y
−一′ −一−rノ イ)(Y2 (−−v−−−〕(−一)7−ノ′ (ロ)(′/9 式(56)において、まずl)項は入力角を反映したQ
極の第2の平均時刻であり、3個及びに個の極をスキッ
プした後から平均をとりはじめたものであってかつある
第2のT。を基準とした値である。(II)はに個の極
をスキップしたことにより平均時刻にもたらされた変化
を補正するものである。(J)項は0極の第1の平均時
刻であり、角度はゼロの場合である。この平均は0極の
先頭からはじめられかつある第1のT。を基準とした値
である。(K)項は角度ゼロの場合のP極の第2の平均
時刻である。この平均は3個の極をスキップした後から
はじめられかつある第2のToを基準とした値である。
−一′ −一−rノ イ)(Y2 (−−v−−−〕(−一)7−ノ′ (ロ)(′/9 式(56)において、まずl)項は入力角を反映したQ
極の第2の平均時刻であり、3個及びに個の極をスキッ
プした後から平均をとりはじめたものであってかつある
第2のT。を基準とした値である。(II)はに個の極
をスキップしたことにより平均時刻にもたらされた変化
を補正するものである。(J)項は0極の第1の平均時
刻であり、角度はゼロの場合である。この平均は0極の
先頭からはじめられかつある第1のT。を基準とした値
である。(K)項は角度ゼロの場合のP極の第2の平均
時刻である。この平均は3個の極をスキップした後から
はじめられかつある第2のToを基準とした値である。
(L)項は3個の極をスキップしたことにより平均時に
もたらされた変化を補正するものである。(M)項は角
度ゼロの場合のP極の第1の平均時刻であり、P極の先
頭からはじめ平均時刻をP極の先頭を基準とした値に補
正したものである。これはこの差について3個のP極を
スキップしたことによる効果(ここで3個のスキップの
影響はに個のスキップをおこさせることだけである)を
打ち消す。この平均時刻は第20T。
もたらされた変化を補正するものである。(M)項は角
度ゼロの場合のP極の第1の平均時刻であり、P極の先
頭からはじめ平均時刻をP極の先頭を基準とした値に補
正したものである。これはこの差について3個のP極を
スキップしたことによる効果(ここで3個のスキップの
影響はに個のスキップをおこさせることだけである)を
打ち消す。この平均時刻は第20T。
を基準にしたものである。(V)項は角度ゼロについて
のP極の第2の平均時刻である。この値はP極の先頭を
基準に補正されているが、第2のToを基準としている
。なお(M)項と(V)項は一般に異なった値を持つ。
のP極の第2の平均時刻である。この値はP極の先頭を
基準に補正されているが、第2のToを基準としている
。なお(M)項と(V)項は一般に異なった値を持つ。
それは、合計毎に異なったT、を与えるために行うタイ
マのりセントによるものであり、またモータスピードの
変動のためでもある。
マのりセントによるものであり、またモータスピードの
変動のためでもある。
(ロ)項は入力角によるQ極の平均時刻の変化を示すが
、また2つのT。間のオフセントも含んでいる。(ハ)
項は第1.第2の10間のオフセントである。入力角に
基づく変化はない。というのは基準ステークは動かない
からである。
、また2つのT。間のオフセントも含んでいる。(ハ)
項は第1.第2の10間のオフセントである。入力角に
基づく変化はない。というのは基準ステークは動かない
からである。
かくして式(56)は厳密に入力角のみによる0極の平
均時刻の変化を表わしている。注釈の多くは同じである
が、式(48d、−)の項の組分けは異なっている。す
なわちTP;に関するすべての項はまとめられて差を作
っている。m1述の原理によれば、式(56)の右側の
括弧内の量は各々の合計が同じToを基準としている場
合にはOになる。すなわち、「新しいが誠節されたJ
TP;の合計は[古いJ T、;鳩の合計に等しい。明
らかに、この式ではToiだけが「角度情報」を作り出
しており、この情報は、基準センサが動かないとすれば
、我々が期待しているものである。
均時刻の変化を表わしている。注釈の多くは同じである
が、式(48d、−)の項の組分けは異なっている。す
なわちTP;に関するすべての項はまとめられて差を作
っている。m1述の原理によれば、式(56)の右側の
括弧内の量は各々の合計が同じToを基準としている場
合にはOになる。すなわち、「新しいが誠節されたJ
TP;の合計は[古いJ T、;鳩の合計に等しい。明
らかに、この式ではToiだけが「角度情報」を作り出
しており、この情報は、基準センサが動かないとすれば
、我々が期待しているものである。
それでは何故TP1について細々とした検削を行なうの
か?その答は、少なくとも部分的には、理想的な変換器
においてさえも右側の括弧の中の項の値は、少なくとも
二つの理由で、一般にはOにはならないということであ
る。第1の理由は2つの合計が同じTO=Oを基準とし
て得られたとしてもこれらはなお異なる時間に行なわれ
、したがって生起の平均時刻にOでない差を生じる(勿
論、同じことは左側の括弧内についても当てはまる)。
か?その答は、少なくとも部分的には、理想的な変換器
においてさえも右側の括弧の中の項の値は、少なくとも
二つの理由で、一般にはOにはならないということであ
る。第1の理由は2つの合計が同じTO=Oを基準とし
て得られたとしてもこれらはなお異なる時間に行なわれ
、したがって生起の平均時刻にOでない差を生じる(勿
論、同じことは左側の括弧内についても当てはまる)。
しかし、右側の括弧内の項の差が「たまたま」ゼロにな
ることはある、というのはどんなりロングでも任意に与
えられた時刻T0=0からの単調に増加する時間をいつ
までも計時していることばできないからである。クロッ
クはある時点で(クロックのレジスタが保持し得る最高
値までカウントしたこと等により)リセソl−されなけ
ればならないから、右側の括弧内の2つの合計はクロッ
クの同一のT。−0を基準として得られたものではおそ
らくなくなる。このように条件が変化することにより同
じでないはずの合計同志が等しくなる場合が現れる。(
同しことは左側の括弧内の合計についても言える)。こ
の様な事態はしかしながら問題とはならない。それは、
2組の括弧が夫々任意の別々の1の間の同じ差を含んで
いるからであり、またその結果、(56)式を見ればわ
かる様に、その「同じ差」同志の差をとることになるか
らである。この差同志の差をつくることこそが、2つの
ΣTP1を見つけ出す主な理由である。これにより2つ
のΣTθ、の間の差のオフセントを見出しこれを取除く
ことができる。第2の理由は、第1の理由の場合と同様
な誤差キャンセルを行なうためだが、別の誤差原因につ
いて考えている。合計が異なってくるのは、モータ速度
やクロックレートがわずかに異なることから生ずる。こ
れらの合計が異なるため、左側の括弧に除去しなければ
ならない測定可能なオフセントが生ずるが、このオフセ
ントは右側の括弧内にも共通に生ずることになる。
ることはある、というのはどんなりロングでも任意に与
えられた時刻T0=0からの単調に増加する時間をいつ
までも計時していることばできないからである。クロッ
クはある時点で(クロックのレジスタが保持し得る最高
値までカウントしたこと等により)リセソl−されなけ
ればならないから、右側の括弧内の2つの合計はクロッ
クの同一のT。−0を基準として得られたものではおそ
らくなくなる。このように条件が変化することにより同
じでないはずの合計同志が等しくなる場合が現れる。(
同しことは左側の括弧内の合計についても言える)。こ
の様な事態はしかしながら問題とはならない。それは、
2組の括弧が夫々任意の別々の1の間の同じ差を含んで
いるからであり、またその結果、(56)式を見ればわ
かる様に、その「同じ差」同志の差をとることになるか
らである。この差同志の差をつくることこそが、2つの
ΣTP1を見つけ出す主な理由である。これにより2つ
のΣTθ、の間の差のオフセントを見出しこれを取除く
ことができる。第2の理由は、第1の理由の場合と同様
な誤差キャンセルを行なうためだが、別の誤差原因につ
いて考えている。合計が異なってくるのは、モータ速度
やクロックレートがわずかに異なることから生ずる。こ
れらの合計が異なるため、左側の括弧に除去しなければ
ならない測定可能なオフセントが生ずるが、このオフセ
ントは右側の括弧内にも共通に生ずることになる。
これらのでき事(異なる時刻での測定、クロックのリセ
ット、モータ速度やクロックレートの変化)のどれ一つ
として心配する必要がないことがわかる。これは式(5
6)を考察すれば容易にわかる。つまり本計算の差動的
性質から、これらの影響による定常状態偏倚に起因する
オフセットがキャンセルされるのである。勿論、位相測
定が行なわれている時間中の回転の途中でクロックをリ
セットしないよう注意しても良い。
ット、モータ速度やクロックレートの変化)のどれ一つ
として心配する必要がないことがわかる。これは式(5
6)を考察すれば容易にわかる。つまり本計算の差動的
性質から、これらの影響による定常状態偏倚に起因する
オフセットがキャンセルされるのである。勿論、位相測
定が行なわれている時間中の回転の途中でクロックをリ
セットしないよう注意しても良い。
以下に、式(1)の2つの解釈を示す。ここにおいては
、第3八図ないし第3C図の構造および測定の規則、上
記の原理、および等価単極の概念を仮定している。
、第3八図ないし第3C図の構造および測定の規則、上
記の原理、および等価単極の概念を仮定している。
上の形で表現した式(1)において、まず01>項は入
力角とQ#個の極をスキップしたことによる、Q極が1
つ現れる平均時刻である(Q#個の極のスキップ自体は
、現在の入力角においてP#個の極をスキップすること
に起因する)。この時刻ば0極の等価単極が現れる時刻
である。(N)項はP#個のP極をスキップしたことに
よるP極が1つ現れる平均時刻である。この時刻はP極
の等価単極が現れる時刻である。(0)項は1回転に要
する時間である。(P)項はTPlを基準とした値であ
って、P#個のP極をスキ・7プしたことによる等酒種
間隔の減少の、1回転に対する割合である。なんとなれ
ばこのスキップはTR・の合計平均を増加させたが、T
ojの合計には対応した変化をもたらさなか−たからで
ある。(0)項はThを基準とした値であって、口#個
の極をスキップしたことによる等酒種間隔の増加の、1
回転に対する割合である。なんとなれば、このスキップ
は七−の合計平均を増加させたが、Tplの合計には対
応した変化をもたらさなかったからである。(R)項は
等酒種間の当初の基準角における残余(residua
l)間隔である。この値は実際にめてもめなくとも良い
。普通はめることはせず、θの2つの異なる測定の共通
モード成分として打消される。
力角とQ#個の極をスキップしたことによる、Q極が1
つ現れる平均時刻である(Q#個の極のスキップ自体は
、現在の入力角においてP#個の極をスキップすること
に起因する)。この時刻ば0極の等価単極が現れる時刻
である。(N)項はP#個のP極をスキップしたことに
よるP極が1つ現れる平均時刻である。この時刻はP極
の等価単極が現れる時刻である。(0)項は1回転に要
する時間である。(P)項はTPlを基準とした値であ
って、P#個のP極をスキ・7プしたことによる等酒種
間隔の減少の、1回転に対する割合である。なんとなれ
ばこのスキップはTR・の合計平均を増加させたが、T
ojの合計には対応した変化をもたらさなか−たからで
ある。(0)項はThを基準とした値であって、口#個
の極をスキップしたことによる等酒種間隔の増加の、1
回転に対する割合である。なんとなれば、このスキップ
は七−の合計平均を増加させたが、Tplの合計には対
応した変化をもたらさなかったからである。(R)項は
等酒種間の当初の基準角における残余(residua
l)間隔である。この値は実際にめてもめなくとも良い
。普通はめることはせず、θの2つの異なる測定の共通
モード成分として打消される。
(Vl)項は入力角を与える以前から存在した(つまり
TF、≠TO7)時間間隔に起因し、また入力角自体(
これはO極の等価車極が現れるのを遅らせる)に起因し
、また極をスキップすること(つまり、TPTとT。1
を待たずに合計を開始すること)にも起因する。
TF、≠TO7)時間間隔に起因し、また入力角自体(
これはO極の等価車極が現れるのを遅らせる)に起因し
、また極をスキップすること(つまり、TPTとT。1
を待たずに合計を開始すること)にも起因する。
(ニ)項はロータの回転に対する割合として表わされた
時間間隔である。
時間間隔である。
体2
上の形で表現された式(1)において、(S)項は最初
の時間間隔、入力角および0#個のO極をスキップした
ことを反映させ、更にP#個のP極をスキップしたこと
についての補正を行なって得られた、1回転に対する割
合である。
の時間間隔、入力角および0#個のO極をスキップした
ことを反映させ、更にP#個のP極をスキップしたこと
についての補正を行なって得られた、1回転に対する割
合である。
(■)項は最初の時間間隔と入力角のみによる、1回転
に対する割合である。つまり、仮に最初の極が現れたと
き、TPlおよびTa1に夫々の合計をかいししていた
ら測定されていたであろう値が得られる様に補正したの
である。
に対する割合である。つまり、仮に最初の極が現れたと
き、TPlおよびTa1に夫々の合計をかいししていた
ら測定されていたであろう値が得られる様に補正したの
である。
(ホ)項はTPlとTa1に夫々の合計を開始させるこ
とを基準として、入力角のみの1回転に対する割合であ
る。ここで甲は式<11の様に、値をめて減算しても良
いし、あるいは式(1)゛や式(1)”の様に、入力角
の2つの異なる値についての測定値の減算により打消し
ても良い。
とを基準として、入力角のみの1回転に対する割合であ
る。ここで甲は式<11の様に、値をめて減算しても良
いし、あるいは式(1)゛や式(1)”の様に、入力角
の2つの異なる値についての測定値の減算により打消し
ても良い。
弐(11全体としては、TP、とT。7間の最初の差を
基準とし、入力角を反映した2つの等側車極間のロータ
の回転をラジアンで表現したものになっている。
基準とし、入力角を反映した2つの等側車極間のロータ
の回転をラジアンで表現したものになっている。
今や式(])11式11’、および式(11”は実際に
正しいことがわかった。また、各ロータの極数が互いに
等しい必要もないし、また極がロータに一様等間隔に配
置されている必要も全くないことがわかる。上の証明に
より、明らかに極は任意に配置できることが明白にわか
る。実際問題として、ロータ上の極がかなり一様に配置
されることはありそうなことであり、これはセンサの応
答を最適化して過度状態を抑制しクロストークが存在す
る場合これを抑制するのに役立てるために望ましいこと
である。このような一様性によって、ロータ上の絶対位
置を標示するのに役立ち、またP#およびQ#を常に把
握しておくための基礎として役立つ欠除極の確実な検出
ができるようにもなる。しかしながら、ロータの絶対位
置の検出は他の手段(たとえば、各歯車に永久的に取付
け、特定の極と関連付けられたインジケーターと、これ
を検出する別個の1回転1回センサをi&−する)によ
っても達成することができる。このような手段によれば
、原理上、ロータ上の位置決めは(クコストークの無い
システムでは)全く任意でよいことになる。
正しいことがわかった。また、各ロータの極数が互いに
等しい必要もないし、また極がロータに一様等間隔に配
置されている必要も全くないことがわかる。上の証明に
より、明らかに極は任意に配置できることが明白にわか
る。実際問題として、ロータ上の極がかなり一様に配置
されることはありそうなことであり、これはセンサの応
答を最適化して過度状態を抑制しクロストークが存在す
る場合これを抑制するのに役立てるために望ましいこと
である。このような一様性によって、ロータ上の絶対位
置を標示するのに役立ち、またP#およびQ#を常に把
握しておくための基礎として役立つ欠除極の確実な検出
ができるようにもなる。しかしながら、ロータの絶対位
置の検出は他の手段(たとえば、各歯車に永久的に取付
け、特定の極と関連付けられたインジケーターと、これ
を検出する別個の1回転1回センサをi&−する)によ
っても達成することができる。このような手段によれば
、原理上、ロータ上の位置決めは(クコストークの無い
システムでは)全く任意でよいことになる。
要するに、他にそうする良い理由が無いかぎり、極を故
意にでたらめに配置することは特には奨めないが、本発
明による位相測定技法によれば精度が極配置の精度で制
限されない位相測定が可能である。他の因子によっては
なお、とにかく、本質的に規則正しい極配置をしなげれ
ばならないかもしれない。
意にでたらめに配置することは特には奨めないが、本発
明による位相測定技法によれば精度が極配置の精度で制
限されない位相測定が可能である。他の因子によっては
なお、とにかく、本質的に規則正しい極配置をしなげれ
ばならないかもしれない。
装置依存の定数゛Pを取扱うということだけを条件とし
て、式(1)、(11’、および(1)”は「粗」でも
なく「−精」でもないが、おそらく時間測定の精度と安
定性と同程度の高精度を有する統合された高分解能の解
である絶対的な答を与える。これを実現するには、タイ
ムベースとゼロ交叉検出器が用いられるだろう。測定の
差動的性質のため、タイムベースはただ短期安定性が良
好であればよい。
て、式(1)、(11’、および(1)”は「粗」でも
なく「−精」でもないが、おそらく時間測定の精度と安
定性と同程度の高精度を有する統合された高分解能の解
である絶対的な答を与える。これを実現するには、タイ
ムベースとゼロ交叉検出器が用いられるだろう。測定の
差動的性質のため、タイムベースはただ短期安定性が良
好であればよい。
異なる時間に行なわれた測定値間のJゎで長期安定性の
欠如による成分は「コモンモード」効果によって相殺さ
れる。全体として角度変換装置の精度に影響することの
ある機械的因子が存在するが、これらの幾つかについて
は以降の別の章で説明することにする。しかしこれらの
因子は概ね式(1)または式(1) ”の原理に妨害を
与えることによって、精度に悪い影響を与えることはな
い。
欠如による成分は「コモンモード」効果によって相殺さ
れる。全体として角度変換装置の精度に影響することの
ある機械的因子が存在するが、これらの幾つかについて
は以降の別の章で説明することにする。しかしこれらの
因子は概ね式(1)または式(1) ”の原理に妨害を
与えることによって、精度に悪い影響を与えることはな
い。
式(1)および式(L) ”によって与えられる統合し
た答は、各ロータに付けられた多数の極の「平均化」、
すなわちこの多数の極により与えられる寄与のため高分
解能の答となる。この意味で、あたかも2つの単極ロー
タがあって、各センサからの信号の遷移を非常な自信を
以てつきとめることにより決定することができるように
見える。
た答は、各ロータに付けられた多数の極の「平均化」、
すなわちこの多数の極により与えられる寄与のため高分
解能の答となる。この意味で、あたかも2つの単極ロー
タがあって、各センサからの信号の遷移を非常な自信を
以てつきとめることにより決定することができるように
見える。
この目的のため、極範囲とモータ速度とをわずかに変動
させれば、これらの変動が少なくとも擬似ランダム性の
ものであるかぎり、分解能の増大に実際に役立つであろ
う。周知のとおり、このような「摂動」は一定数の極に
集められる算術データの精度を増すことができる。
させれば、これらの変動が少なくとも擬似ランダム性の
ものであるかぎり、分解能の増大に実際に役立つであろ
う。周知のとおり、このような「摂動」は一定数の極に
集められる算術データの精度を増すことができる。
式(1)と式(1) ”における統合された答には、極
が本質的に規則的に配置されているときでさえも、容易
に認め得る「粗」と「楕」との成分は入っていない。合
計の項は答の精部を表わすように見え、−万頃P #/
P〜0#/Qは粗部を表わすように一見考えられる。こ
のわなに落ちる容易な道は、規則性は和に関する商の差
にモジュロ的性質を与えるように見れるから、規則正し
く配置した極ではどの極から合計を始′めるかは問題で
はないと誤って結論することである。
が本質的に規則的に配置されているときでさえも、容易
に認め得る「粗」と「楕」との成分は入っていない。合
計の項は答の精部を表わすように見え、−万頃P #/
P〜0#/Qは粗部を表わすように一見考えられる。こ
のわなに落ちる容易な道は、規則性は和に関する商の差
にモジュロ的性質を与えるように見れるから、規則正し
く配置した極ではどの極から合計を始′めるかは問題で
はないと誤って結論することである。
しかしこのような解釈では原因の類似性は効果の類似性
に先行すると誤って結論することになる。
に先行すると誤って結論することになる。
ロータが規則正しく配置された極を備えていればP#お
よび0#を決定する同じ事柄が成る異なる位相測定技法
で測定した結果の粗部分をも決定するということは正し
い。しかしこれは「o#付きP#」と「粗」とは同じ事
柄であることを意味しない。このことが起こるのは、単
に、それらを異なるものとして示す条件が手に入らない
があるいは正しく認められないということにすぎない。
よび0#を決定する同じ事柄が成る異なる位相測定技法
で測定した結果の粗部分をも決定するということは正し
い。しかしこれは「o#付きP#」と「粗」とは同じ事
柄であることを意味しない。このことが起こるのは、単
に、それらを異なるものとして示す条件が手に入らない
があるいは正しく認められないということにすぎない。
このような解釈を正しいとするにはPをQに等しくさせ
なければならず極の間隔が規則正しくなければならない
ことがわかる。
なければならず極の間隔が規則正しくなければならない
ことがわかる。
極端な場合を簡単に考察すれば、合計の項が原理上、単
に答の楕部分ではなく、一方P #/P 。
に答の楕部分ではなく、一方P #/P 。
0#/Qも、原理上、単に粗部分にすぎないのではない
ということがよくわかるにちがいない。極端な例として
、各ロータ上の極のすべてが回転子の円周の小さな部分
に集められたと想像しよう。
ということがよくわかるにちがいない。極端な例として
、各ロータ上の極のすべてが回転子の円周の小さな部分
に集められたと想像しよう。
このような状態下で入力角度を等しく増大させたときP
#乙Pと0#10は等しく変化しない。「入力円」のわ
ずかな部分についてP #/PやQ#/Qにかなりな変
化があるが、残りの大きな部分に関しては変化しない。
#乙Pと0#10は等しく変化しない。「入力円」のわ
ずかな部分についてP #/PやQ#/Qにかなりな変
化があるが、残りの大きな部分に関しては変化しない。
しかるに「粗の成分」は規則正しく変化する入力にした
がって規則正しく変化しなければならない。同様な不一
致は加算の挙動と「精の成分」との間にも存在する。
がって規則正しく変化しなければならない。同様な不一
致は加算の挙動と「精の成分」との間にも存在する。
更に、原理に照らして且つ何故割合の補正(fract
ional adjustment )をはじめから行
なうかをよく考えてみれば、平均値は平均をとる処理が
始まった場所に対して修正されていることがわかる。し
かしロータ上の何処で加算が始まるかは回転中何時測定
が行なわれるかの関数でもあり、ただ単に入力角度によ
り入力ステークが何処にあるかだけではない。しかし「
粗」と「精」とは確かに入力固定子が何処にあるかだけ
の関数である。
ional adjustment )をはじめから行
なうかをよく考えてみれば、平均値は平均をとる処理が
始まった場所に対して修正されていることがわかる。し
かしロータ上の何処で加算が始まるかは回転中何時測定
が行なわれるかの関数でもあり、ただ単に入力角度によ
り入力ステークが何処にあるかだけではない。しかし「
粗」と「精」とは確かに入力固定子が何処にあるかだけ
の関数である。
「何時」ということがどうして角度を変えることができ
ようか7式(1) 、 +11 ’および(1じに関す
るかぎり、粗および精という概念は、統合された結果と
いう考えのためには、以上説明した様に捨て去ってしま
うのが最も良いように思われる。
ようか7式(1) 、 +11 ’および(1じに関す
るかぎり、粗および精という概念は、統合された結果と
いう考えのためには、以上説明した様に捨て去ってしま
うのが最も良いように思われる。
しかし、式(1)は答の「楕」の部分だけを生ずる下記
の他の式(57)の基礎である。式(57)で得られる
答は別の粗測定で補足することができるか、あるいは答
の精の部分が完全な1回転分になったとき粗の部分を蓄
積するという、完全に増分的なシステムの中で使用する
ことができる。式(57)は式(57) ’と(57)
”の基礎であり、これは式(1)”、 (lビの式(1
)に対する関係と相イ以な関係となっている。
の他の式(57)の基礎である。式(57)で得られる
答は別の粗測定で補足することができるか、あるいは答
の精の部分が完全な1回転分になったとき粗の部分を蓄
積するという、完全に増分的なシステムの中で使用する
ことができる。式(57)は式(57) ’と(57)
”の基礎であり、これは式(1)”、 (lビの式(1
)に対する関係と相イ以な関係となっている。
式(57)は次のようにして式(1)から得られる。
まず、弐(11にOを乗じてロータの1回転あたり0回
分「回る」答を作る。次に答の中の2πの倍数は単に整
数回の回転の計数(ラジアンで表わされる)を答の粗の
部分に付加するだけであることがわかる。これにより、
得られたθ看neが今やモジュロ量であることを理解し
て、乗算された式(]、)の右辺中の要素から成る項を
除くことができるようになる。
分「回る」答を作る。次に答の中の2πの倍数は単に整
数回の回転の計数(ラジアンで表わされる)を答の粗の
部分に付加するだけであることがわかる。これにより、
得られたθ看neが今やモジュロ量であることを理解し
て、乗算された式(]、)の右辺中の要素から成る項を
除くことができるようになる。
上の導出過程において、式(58d )中の差P#−〇
#は整数回転の計数と言う粗の答(夫々2πラジアンの
量で表わされる)だけに寄与することに注目して式(5
8e )を得る。
#は整数回転の計数と言う粗の答(夫々2πラジアンの
量で表わされる)だけに寄与することに注目して式(5
8e )を得る。
式(57)は二つの方法で使用することができる。
第1に、増分的システム(incremental s
ystem)を構成する簡易な方法となる。このような
システムでは粗測定は行なわれず、実際の最終値は精の
け数が「1回転する」につれて「楕」用の法の値(2π
)だけ答を上下して調節することによって維持される。
ystem)を構成する簡易な方法となる。このような
システムでは粗測定は行なわれず、実際の最終値は精の
け数が「1回転する」につれて「楕」用の法の値(2π
)だけ答を上下して調節することによって維持される。
このよなシステムでは入力ロータすなわち0ロータには
絶対基準極を備える必要はない。式(57)には0#が
現れていないことに注意されたい。また粗測定を行なわ
ないから、この目的のためにはそれは必要がない。した
がって入力ロータ上の欠除極は無くてよいことになる。
絶対基準極を備える必要はない。式(57)には0#が
現れていないことに注意されたい。また粗測定を行なわ
ないから、この目的のためにはそれは必要がない。した
がって入力ロータ上の欠除極は無くてよいことになる。
第2に、式(57)は「粗」の答を得るための別個の測
定を行なうシステムで、「精」の答を作る部分に使用す
ることができる。このようなシステムではやはりQ#は
必要ないが、入力ロータ上に成る種の1回転1回のマー
クは必要と思われる。
定を行なうシステムで、「精」の答を作る部分に使用す
ることができる。このようなシステムではやはりQ#は
必要ないが、入力ロータ上に成る種の1回転1回のマー
クは必要と思われる。
このマークは欠除極の形態でも、または別個のマークと
それに関連したセンサとの組合わせの形態をとってもよ
い。いずれにしても、入力ロータ上の極が入力ステーク
のセンサを通過するのを位相粗測定のクロック信号とし
て使用することは有益である。その理由は、ロータの角
速度の変化に対する測定の不感性を高めることである。
それに関連したセンサとの組合わせの形態をとってもよ
い。いずれにしても、入力ロータ上の極が入力ステーク
のセンサを通過するのを位相粗測定のクロック信号とし
て使用することは有益である。その理由は、ロータの角
速度の変化に対する測定の不感性を高めることである。
大体において、このようなシステムは式(1) 、 (
11’ 、および+11”に基づくものと実質的に同等
であるが、余分なオーバーヘッドを有している。この種
のシステムは、しかし、実際に作られて極めて良く動作
している。
11’ 、および+11”に基づくものと実質的に同等
であるが、余分なオーバーヘッドを有している。この種
のシステムは、しかし、実際に作られて極めて良く動作
している。
最後に、式(1)と(57)とのRは、測定の都度のR
の実際に生ずる値を当該測定に使用するかぎり、Hの値
が測定が変っても一定である必要はない。
の実際に生ずる値を当該測定に使用するかぎり、Hの値
が測定が変っても一定である必要はない。
これは合計をとる際使用される夫々の丁度1回転に要す
る時間を測定することによって容易に保障される。つま
り、i値を1つ任意に定め、1つのT からその次のT
までの時間(TpH間の時間p; p; でもよい)を測定すればそれがRとなる。モータの速度
変動がかなりある場合には二つを平均してRの値をめる
ことが望ましい。
る時間を測定することによって容易に保障される。つま
り、i値を1つ任意に定め、1つのT からその次のT
までの時間(TpH間の時間p; p; でもよい)を測定すればそれがRとなる。モータの速度
変動がかなりある場合には二つを平均してRの値をめる
ことが望ましい。
角度測定
次に第3八図ないし第3C図に示す角度変換装置に戻っ
て、入力角度を示す値を作る第3八図のロータとセンサ
とによって作り出される信号A、 B、 X、およびY
に位相測定技法がどのように適用されるかを考える。
て、入力角度を示す値を作る第3八図のロータとセンサ
とによって作り出される信号A、 B、 X、およびY
に位相測定技法がどのように適用されるかを考える。
はじめに、基本位相測定技法の説明の場合の2つのセン
サおよび2つの信号とは違って、4個のセンサと4個の
信号とがある。にもかかわらす所望の最終結果は同じで
ある。一方でBと[結合しiJAと他方でYと「結合し
た」Xとの位相の差が探そうとするものである。八とB
およびX(!:Yとの「結合」によって平均化がなされ
、偏心誤差だけでなく成る種の他の誤差をも減らすこと
ができる。しかしながら、「平均化」という言葉はここ
では平均位相をめることを言い、これは信号の瞬時値が
アナログ加算で平均されるときに得られるものとは必ず
しも同じではない。
サおよび2つの信号とは違って、4個のセンサと4個の
信号とがある。にもかかわらす所望の最終結果は同じで
ある。一方でBと[結合しiJAと他方でYと「結合し
た」Xとの位相の差が探そうとするものである。八とB
およびX(!:Yとの「結合」によって平均化がなされ
、偏心誤差だけでなく成る種の他の誤差をも減らすこと
ができる。しかしながら、「平均化」という言葉はここ
では平均位相をめることを言い、これは信号の瞬時値が
アナログ加算で平均されるときに得られるものとは必ず
しも同じではない。
ここで考察している偏心の種類は、入力ステータの回転
の中心がロータの回転軸22上にない場合のものである
。なかんずく、このような偏心によって入力センサの各
々と入力ロータとの結合度が変動する。この場合この変
動は入力角度の関数である。その結果、センサ自身から
生ずる信号振幅に差が現れる。この信号振幅の差がある
ため、直接アナログ平均化を行なった平均位相を有する
信号を作り出すことが妨げられる。これを要約して言え
ば以下のようになる。すなわち、信号を平均化して次に
位相を測るのではなく、最初に位相を測定し、次に平均
するという方法が必要になる。
の中心がロータの回転軸22上にない場合のものである
。なかんずく、このような偏心によって入力センサの各
々と入力ロータとの結合度が変動する。この場合この変
動は入力角度の関数である。その結果、センサ自身から
生ずる信号振幅に差が現れる。この信号振幅の差がある
ため、直接アナログ平均化を行なった平均位相を有する
信号を作り出すことが妨げられる。これを要約して言え
ば以下のようになる。すなわち、信号を平均化して次に
位相を測るのではなく、最初に位相を測定し、次に平均
するという方法が必要になる。
入カセンサへが1個だけあると想像しよう。先に記した
位相測定技法が位相AXおよびAYを測定するのに使え
る。AX位相に対する角度はAY位相に対する角度はΔ
Y位相に対す角度とは理想的には正確に半円周(πラジ
アンすなわち180度)異なっている。この差を考慮に
入れる(たとえば、180度分のオフセントにしたがっ
て補正する)と、これら二つの角度を平均することがで
きる。位相BXとBYとに対応する結果はBが唯一つの
入力センサである場合に得られる。しかし夫々の場合得
られる平均化した答は同じ入力角度に対応し、したがっ
てこれらはセンサXとセンサyとの間の半円周の差を考
慮すれば平均することができる。この差は^XおよびB
Xについての基準XからAYおよびBYについての基準
yへのオフセントになる。すなわち、八XからBYまで
のいろいろな位相についての角度がはじめにその半円周
分の差にって補正されるとす1 4 すなわち、平均値を平均するか、または4個のすべての
測定値を直接平均することができる。
位相測定技法が位相AXおよびAYを測定するのに使え
る。AX位相に対する角度はAY位相に対する角度はΔ
Y位相に対す角度とは理想的には正確に半円周(πラジ
アンすなわち180度)異なっている。この差を考慮に
入れる(たとえば、180度分のオフセントにしたがっ
て補正する)と、これら二つの角度を平均することがで
きる。位相BXとBYとに対応する結果はBが唯一つの
入力センサである場合に得られる。しかし夫々の場合得
られる平均化した答は同じ入力角度に対応し、したがっ
てこれらはセンサXとセンサyとの間の半円周の差を考
慮すれば平均することができる。この差は^XおよびB
Xについての基準XからAYおよびBYについての基準
yへのオフセントになる。すなわち、八XからBYまで
のいろいろな位相についての角度がはじめにその半円周
分の差にって補正されるとす1 4 すなわち、平均値を平均するか、または4個のすべての
測定値を直接平均することができる。
ら
上の形の平均化は式(1)または(1)”からの結合し
た答に対して、あるいは式(57)または(57)”か
らの精の角度に対して行なうことができる。精の角度を
使用する場合には粗角度と組合わ一仕る前に平均しなけ
ればならない。これはそれ自身同様の平均となる。第3
八図ないし第3C図の構成についての好ましい実施例で
は平均化は式(59a)の右辺に示す様にして行なわれ
る。
た答に対して、あるいは式(57)または(57)”か
らの精の角度に対して行なうことができる。精の角度を
使用する場合には粗角度と組合わ一仕る前に平均しなけ
ればならない。これはそれ自身同様の平均となる。第3
八図ないし第3C図の構成についての好ましい実施例で
は平均化は式(59a)の右辺に示す様にして行なわれ
る。
さて直径の反対側に配置された独立のセンサが正確に直
径の反対側にないことが起り得る。これが所望の偏心補
正に及ぼす影響の程度は特にきびしくはない。顕著な誤
差を生ずるには1゛から2°のこのような配置誤差がな
ければならない。しかしながら、センサ間のオフセット
がわかっていれば、正確に直径の反対側に配置されてい
てもいなくても、式(59a)〜(59G)に関連して
説明した平均化に関して複数の独立センサを使用するこ
とができる。
径の反対側にないことが起り得る。これが所望の偏心補
正に及ぼす影響の程度は特にきびしくはない。顕著な誤
差を生ずるには1゛から2°のこのような配置誤差がな
ければならない。しかしながら、センサ間のオフセット
がわかっていれば、正確に直径の反対側に配置されてい
てもいなくても、式(59a)〜(59G)に関連して
説明した平均化に関して複数の独立センサを使用するこ
とができる。
式(11の厳密な解釈に基づく平均した統合解を与える
システムでは、すなわち、平が明確にめられる場合には
、直径の反対側に配置されていないセンサから得られる
結果は正確に半円周だけ離れ7はいない。第3A図を参
照するに、位相AXの結果をめ次に位相BXをめる場合
、これは大力ステータを第2の測定の前に動かすことに
より、^センサを丁度Bセンサーがあったところまでも
ってくることと同じである。偏心の影響を別にすればこ
れら2)の測定方法は全く同等である。別の考え方をす
れば、AXとBXとが共に基準ロータとXセンサとで決
る同じ基準状態から測るということである。同じ注意が
AYとBYとについても適用される。
システムでは、すなわち、平が明確にめられる場合には
、直径の反対側に配置されていないセンサから得られる
結果は正確に半円周だけ離れ7はいない。第3A図を参
照するに、位相AXの結果をめ次に位相BXをめる場合
、これは大力ステータを第2の測定の前に動かすことに
より、^センサを丁度Bセンサーがあったところまでも
ってくることと同じである。偏心の影響を別にすればこ
れら2)の測定方法は全く同等である。別の考え方をす
れば、AXとBXとが共に基準ロータとXセンサとで決
る同じ基準状態から測るということである。同じ注意が
AYとBYとについても適用される。
AXとBXとのセンサ配置によるオフセントが、たとえ
ば、BXから取除かれ、またAYとBYとの間のセンサ
ー配置のオフセントが、たとえば、BYから取除かれ、
更にまたAXとAVとの間のセンサー配置のオフセント
がAYおよび既に一旦調節したBYから取除かれると、
4つのすべての位相は先に説明したように平均すること
ができる。今述べた補正は結局他の夫々の位相の基準と
して八χを使用することになる。センサ配置のオフセッ
トは夫々の新しいBX。
ば、BXから取除かれ、またAYとBYとの間のセンサ
ー配置のオフセントが、たとえば、BYから取除かれ、
更にまたAXとAVとの間のセンサー配置のオフセント
がAYおよび既に一旦調節したBYから取除かれると、
4つのすべての位相は先に説明したように平均すること
ができる。今述べた補正は結局他の夫々の位相の基準と
して八χを使用することになる。センサ配置のオフセッ
トは夫々の新しいBX。
AV、およびBYの各々について正確に除くことができ
るし、あるいはそれらの測定値に対して甲の値に組み入
れることができる。4つの位相測定値の各々にはそれ自
身の定数甲があり、またセンサ配置のオフセントも一定
である。従って、これらは結合することができる。
るし、あるいはそれらの測定値に対して甲の値に組み入
れることができる。4つの位相測定値の各々にはそれ自
身の定数甲があり、またセンサ配置のオフセントも一定
である。従って、これらは結合することができる。
統合された答についてのもっと便利な方法は、式(1)
”および式(1)”に基づいた測定を基礎どすることで
ある。このアプローチを用いれば、センサ配置のオフセ
ントが偏心補正を満足させるに十分なほど180度に近
いかぎり、オフセットがどれ位であるかを正確に知る必
要はない。問題とされる特定の位相値AiXは成る基準
値へ。Xからの変化として実際に測定され、一方BiX
はBOXに関して測定される。そして以下同様に測定さ
れる。AOXとB(IXとの間の元のオフセントは残存
するが、A+X−A、Xは、測定の差動的性質によって
、原理上はBiX −B、Xと直接平均することができ
る。(原理上は平均できるが実際にはできない。次節を
参照。
”および式(1)”に基づいた測定を基礎どすることで
ある。このアプローチを用いれば、センサ配置のオフセ
ントが偏心補正を満足させるに十分なほど180度に近
いかぎり、オフセットがどれ位であるかを正確に知る必
要はない。問題とされる特定の位相値AiXは成る基準
値へ。Xからの変化として実際に測定され、一方BiX
はBOXに関して測定される。そして以下同様に測定さ
れる。AOXとB(IXとの間の元のオフセントは残存
するが、A+X−A、Xは、測定の差動的性質によって
、原理上はBiX −B、Xと直接平均することができ
る。(原理上は平均できるが実際にはできない。次節を
参照。
)同様にAiY−八、YとBiY −[1,Yも平均で
きる。
きる。
更に、これらは夫々入力角度の同じ変化を表わしている
ものであるから、この二つの平均値は平均できる。本質
的に、平の個々具体的な値を知る必要がないと同種の理
由によってセンサ配置のオフセントの具体的な値を知る
必要もない。これらは減算によってキャンセルされる。
ものであるから、この二つの平均値は平均できる。本質
的に、平の個々具体的な値を知る必要がないと同種の理
由によってセンサ配置のオフセントの具体的な値を知る
必要もない。これらは減算によってキャンセルされる。
しかし、状況はこれまで述べてきたよりもいささか複雑
である。統合された答も精の角度も共にモジュロ数であ
り、また周知のとおり法の値の近くにある数を平均する
ときは特別な注意を払わなければならない。ここにおい
て、法の値は電気角360度に対応する成る値である。
である。統合された答も精の角度も共にモジュロ数であ
り、また周知のとおり法の値の近くにある数を平均する
ときは特別な注意を払わなければならない。ここにおい
て、法の値は電気角360度に対応する成る値である。
先行技術の成るシステムでは、平均すべき角値に電気角
180度に対応する値を加えまたは減じ、平均化し、次
いで加えた値を除去することによりこの問題を解決した
。本実施例における方法に関する問題は、法の値の近く
の一対の値を180度だけ変えればその一対を面倒な領
域の外に追い出せるが他の組が面倒な領域に入ってくる
ということである。180度を加えるという方法に固執
するとすれば、選択したいくつかの値に180度を加え
、その結果から180度の適切な分数を除去することが
できる。たとえば、4つの値のうちの一つだけが変る場
合、180度のχ、すなわち45度を平均から減する。
180度に対応する値を加えまたは減じ、平均化し、次
いで加えた値を除去することによりこの問題を解決した
。本実施例における方法に関する問題は、法の値の近く
の一対の値を180度だけ変えればその一対を面倒な領
域の外に追い出せるが他の組が面倒な領域に入ってくる
ということである。180度を加えるという方法に固執
するとすれば、選択したいくつかの値に180度を加え
、その結果から180度の適切な分数を除去することが
できる。たとえば、4つの値のうちの一つだけが変る場
合、180度のχ、すなわち45度を平均から減する。
この方法はかなりな労力を伴うものであり、平均を行な
うたびにかなりな程度の判定とフラグの設定とが必要に
なる。
うたびにかなりな程度の判定とフラグの設定とが必要に
なる。
他の、より1viiな方法も少なくとも同様にうまくい
く。この方法はいろいろな位相AX、^Y、 BX。
く。この方法はいろいろな位相AX、^Y、 BX。
およびBYの間のオフセントを観察することである。
これは位相の一つ、たとえばAXを、基本として取り上
げ、次の[平均可能性オフセット(averagabi
li tyoffset Jを作ることにより行なわれ
る。
げ、次の[平均可能性オフセット(averagabi
li tyoffset Jを作ることにより行なわれ
る。
(60a) O,−へX−へX
(60b ) 02= AY−AX
(60c ) 03= BX−AX
(60d ’) 04=BY−AX
これらの平均可能オフセットは、センサ配置に関連して
上に述べたものと同様、変換器を任意の位置に回した状
態で測定してよい。これらは相対測定値だからである。
上に述べたものと同様、変換器を任意の位置に回した状
態で測定してよい。これらは相対測定値だからである。
また、これらは定数であるから、1回だけ測定すればよ
い。
い。
平均可能オフセントを使用することにより、測定された
位相を次のように修正することができる。
位相を次のように修正することができる。
(61a ) AX’ = (A×’−Or)mod3
bo・(61b)^Y”= (A’y’−o□)moo
d 3g。。
bo・(61b)^Y”= (A’y’−o□)moo
d 3g。。
(61c ) ISX’ =ζf3X−D、、)−36
メ(61d ) BY’ = (/BY−04)mod
や、。。
メ(61d ) BY’ = (/BY−04)mod
や、。。
これら修正された位相は通禽の仕方で(つまり、通常の
方法で180度の加算を先に行なってよいということ)
、すべての項を調節するかあるいは全く調節を行なわな
いで、平均することができる。
方法で180度の加算を先に行なってよいということ)
、すべての項を調節するかあるいは全く調節を行なわな
いで、平均することができる。
上に使用した「偏心」という語は関連する他の種類の誤
差の原因を示唆している。すなわち偏心して取付けられ
たロータに関する誤差のことである。この誤差は、信号
振幅の変動がロータの極とセンサ間の間隔の変化で生ず
るにもかかわらず、センサから見ると極の配置が不完全
なロータの様に見える。振幅の変化それ自体は、測定の
性質が位相だけに限られているため、誤差を起しはしな
い。また位相測定技法は、原理上、極配置誤差に免疫性
がある゛から、偏心して取付けられたロータの場合測定
に誤差は入ってこない。
差の原因を示唆している。すなわち偏心して取付けられ
たロータに関する誤差のことである。この誤差は、信号
振幅の変動がロータの極とセンサ間の間隔の変化で生ず
るにもかかわらず、センサから見ると極の配置が不完全
なロータの様に見える。振幅の変化それ自体は、測定の
性質が位相だけに限られているため、誤差を起しはしな
い。また位相測定技法は、原理上、極配置誤差に免疫性
がある゛から、偏心して取付けられたロータの場合測定
に誤差は入ってこない。
クロストークの減少
今度はクロストークの問題を説明しよう。この影響を除
くこは、何故入力ロータと基準ロータとが異なる数の極
を備えなければならないかの第1の理由である。また、
個々のクロストークの起原は各種実施例でことなること
はあるが、正味の結果は一般に同じであるから、第3八
図ないし第3C図に関連して示す特定の実施例について
クロストークの性質を調べることは有用である。
くこは、何故入力ロータと基準ロータとが異なる数の極
を備えなければならないかの第1の理由である。また、
個々のクロストークの起原は各種実施例でことなること
はあるが、正味の結果は一般に同じであるから、第3八
図ないし第3C図に関連して示す特定の実施例について
クロストークの性質を調べることは有用である。
クロストークの最終結果は第3八図ないし第3C図に示
したと同様の構成だが歯車は夫々同数の歯を備えている
。装置で見られたそこでの答には、角度で120秒もの
周期誤差が存在していた。誤差の大きさは入力ステータ
の位置の関数である。誤差の値は入力と基準のステータ
のセンサが整列した(alfgned >とき最大であ
った。これら極端な値の間では誤差に入力ステークの位
置の関数として、振幅の変化する多くのサイクルを有す
る波形となった。続いて行なった実験では、この誤差の
原因は全く磁気的クロストークであることがわかった。
したと同様の構成だが歯車は夫々同数の歯を備えている
。装置で見られたそこでの答には、角度で120秒もの
周期誤差が存在していた。誤差の大きさは入力ステータ
の位置の関数である。誤差の値は入力と基準のステータ
のセンサが整列した(alfgned >とき最大であ
った。これら極端な値の間では誤差に入力ステークの位
置の関数として、振幅の変化する多くのサイクルを有す
る波形となった。続いて行なった実験では、この誤差の
原因は全く磁気的クロストークであることがわかった。
というのは基準磁気回路と入力磁気回路との間に高透磁
率金属のシールドを入ると変換器内のほとんどすべての
観察できる誤差が除かれたからである。
率金属のシールドを入ると変換器内のほとんどすべての
観察できる誤差が除かれたからである。
シールドはしばしば言うに易く行なうに難い。
考える手間がかかり、重量が増えるだけでなく、シール
ドは芯合せと修理の期間に有難くない複雑さを示すこと
がある。ここではほぼ等間隔に配置した異なる数の極を
備えるロータを用いたとき先に述べた位相測定技法は、
あらゆる実用目的に対して、クロストークによりもたら
された誤差を免かれることを示そう。本発明の好ましい
実施例ではロータ間またはステータ間のシールドを省い
ても悪い影響は認められず、しかもなお角度で秒の精度
と分解能を達成した。クロストークに対する同様な不感
性が得られるためには、クロストークの影響がセンサか
らの信号の成る位相歪に相似しており且つこのような位
相歪が下に述べる一定の判定基準に合致しているだけで
よい。すなわち、磁気を使った装置においても、静電的
および光学的装置中のクロスI・−りに対すると同等の
不感性が得られることを防げている様な磁気固有のもの
、事情等はない。クロストーク機構が実際のロータ間ま
たはステータ間の干渉に限定される必要もない。クロス
トークの物理的位置としては敏感な部品または導体が相
互に十分近接している場所ならどこでもよい。
ドは芯合せと修理の期間に有難くない複雑さを示すこと
がある。ここではほぼ等間隔に配置した異なる数の極を
備えるロータを用いたとき先に述べた位相測定技法は、
あらゆる実用目的に対して、クロストークによりもたら
された誤差を免かれることを示そう。本発明の好ましい
実施例ではロータ間またはステータ間のシールドを省い
ても悪い影響は認められず、しかもなお角度で秒の精度
と分解能を達成した。クロストークに対する同様な不感
性が得られるためには、クロストークの影響がセンサか
らの信号の成る位相歪に相似しており且つこのような位
相歪が下に述べる一定の判定基準に合致しているだけで
よい。すなわち、磁気を使った装置においても、静電的
および光学的装置中のクロスI・−りに対すると同等の
不感性が得られることを防げている様な磁気固有のもの
、事情等はない。クロストーク機構が実際のロータ間ま
たはステータ間の干渉に限定される必要もない。クロス
トークの物理的位置としては敏感な部品または導体が相
互に十分近接している場所ならどこでもよい。
なお、考察中の磁気を使った装置のクロストークの機構
を更に手短かに検討することは有用である。第3Δ図の
磁気センサである基準センサ8を考える。磁石23に対
する主磁気回路は磁極片25を通って歯車5に、次いで
空気中を戻って磁石23の他端に達している。他の戻り
通路はロータ5から空気を通ってロータ6に、そこから
入力センサ10を通って、ケースに、次いで基準センサ
8に戻る。
を更に手短かに検討することは有用である。第3Δ図の
磁気センサである基準センサ8を考える。磁石23に対
する主磁気回路は磁極片25を通って歯車5に、次いで
空気中を戻って磁石23の他端に達している。他の戻り
通路はロータ5から空気を通ってロータ6に、そこから
入力センサ10を通って、ケースに、次いで基準センサ
8に戻る。
同様な戻り通路は入力センサ11を通るものが、基準セ
ンサ9を通るものとともに存在する。明らかにこれらの
他の戻り通路は遠いロータの極が関連する遠いセンサに
近ずくことによって影響を受ける。すなわち、夫々の他
の戻り通路の個々の影響はロータの極が基準センサ8に
どれだけ近いかには一般に無関係な何物かに依存してい
る。入力センサio、 11の場合には「何物」は(基
準センサとロータに関するかぎり)入力ロータ上に任意
に配置された極と結合した入力ステータの位置である。
ンサ9を通るものとともに存在する。明らかにこれらの
他の戻り通路は遠いロータの極が関連する遠いセンサに
近ずくことによって影響を受ける。すなわち、夫々の他
の戻り通路の個々の影響はロータの極が基準センサ8に
どれだけ近いかには一般に無関係な何物かに依存してい
る。入力センサio、 11の場合には「何物」は(基
準センサとロータに関するかぎり)入力ロータ上に任意
に配置された極と結合した入力ステータの位置である。
基準センサ9の場合でさえ、センサ8に対する他の戻り
通路の影響は、基準センサ8側でどんな状態になってい
るかには必ずしも強く関係しない。
通路の影響は、基準センサ8側でどんな状態になってい
るかには必ずしも強く関係しない。
基準ロータ5の極が理想的に配置されており且つ歯車が
完全に丸い、等々の場合にはその影響は常に同じであり
、無視することができる。ロータの円周の周囲の極の配
置間隔に任意の差があれば、対応する任意の影響が基準
センサ9により基準センサ8に与えられる。しかし、こ
の場合でさえ、1回転にわたるこのようなりロストーク
の効果ば一定であって決して変らない。その効果は単に
幾らかの一定のオフセフ+・である。したがって、各セ
ンサが他のセンサの夫々から本質的に任意に影響されて
も、同じロータ上のセンサ間でのクロストークよりは、
主としてロータ間クロストークの効果に注目することに
なろう。他の戻り通路の影゛響を簡単に互いに相殺する
ためにこれら各種の個々の影響に頼ることはできない。
完全に丸い、等々の場合にはその影響は常に同じであり
、無視することができる。ロータの円周の周囲の極の配
置間隔に任意の差があれば、対応する任意の影響が基準
センサ9により基準センサ8に与えられる。しかし、こ
の場合でさえ、1回転にわたるこのようなりロストーク
の効果ば一定であって決して変らない。その効果は単に
幾らかの一定のオフセフ+・である。したがって、各セ
ンサが他のセンサの夫々から本質的に任意に影響されて
も、同じロータ上のセンサ間でのクロストークよりは、
主としてロータ間クロストークの効果に注目することに
なろう。他の戻り通路の影゛響を簡単に互いに相殺する
ためにこれら各種の個々の影響に頼ることはできない。
すなわち、これらは、少なくとも瞬間的には、「合計し
てゼロに」はならず、クロストークが存在する。与えら
れた信号へからXまでに関する観察のレベルでは、夫々
異なった数の極を有するロータを用いた場合に起ること
は、クロスし−クの影響の位相相歪により、いろいろな
ゼロ交叉のうちあるものはそれらが起るはずのときより
早く起り、他のものはそれらが起るはずのときよりおく
れで起るということである。しかしこの位相歪によって
もゼロ交叉の数は変らない。それはクロスト−りの大き
さはかなり小さく、たとえば−40dB程度だからであ
る。
てゼロに」はならず、クロストークが存在する。与えら
れた信号へからXまでに関する観察のレベルでは、夫々
異なった数の極を有するロータを用いた場合に起ること
は、クロスし−クの影響の位相相歪により、いろいろな
ゼロ交叉のうちあるものはそれらが起るはずのときより
早く起り、他のものはそれらが起るはずのときよりおく
れで起るということである。しかしこの位相歪によって
もゼロ交叉の数は変らない。それはクロスト−りの大き
さはかなり小さく、たとえば−40dB程度だからであ
る。
このようなロータ間のクロスト−りの影響により、動的
に変化する極の配置誤差が入ってきたかのように見える
。すなわち、ロータ上の見掛けの極位置が入力角度の関
数であるかのように見える。もしロータ間クロストーク
が1回転に関して、「対称的」であるか、あるいはほと
んどそうであるならば、一定の極位置の見掛けの変化は
他の見掛けの極位置の対応する逆の変化により相殺され
、クロストークの正味の効果は非常に小さくなるであろ
う。すべての実用目的に対して、このようなりロストー
クの効果の相殺は、説明された実施例の場合におこって
いる。
に変化する極の配置誤差が入ってきたかのように見える
。すなわち、ロータ上の見掛けの極位置が入力角度の関
数であるかのように見える。もしロータ間クロストーク
が1回転に関して、「対称的」であるか、あるいはほと
んどそうであるならば、一定の極位置の見掛けの変化は
他の見掛けの極位置の対応する逆の変化により相殺され
、クロストークの正味の効果は非常に小さくなるであろ
う。すべての実用目的に対して、このようなりロストー
クの効果の相殺は、説明された実施例の場合におこって
いる。
lには、式([)ないし式(57)のいろいろなψ、甲
は手元にある特定のロータ上の特定の極配置に関係する
(任意の)定数であると説明した。θの最初の測定に対
して平の一つの値をもとめることはできず、第2の測定
に対して顕著に異なる値を得ることができず、2つのθ
の差は正確に2つの測定の間に経験した角度であると期
待することはできない。また甲が実質的に定数でなけれ
ば常に常数甲を差引いて個々のθを単独にめることもで
きない。
は手元にある特定のロータ上の特定の極配置に関係する
(任意の)定数であると説明した。θの最初の測定に対
して平の一つの値をもとめることはできず、第2の測定
に対して顕著に異なる値を得ることができず、2つのθ
の差は正確に2つの測定の間に経験した角度であると期
待することはできない。また甲が実質的に定数でなけれ
ば常に常数甲を差引いて個々のθを単独にめることもで
きない。
式(11ないし式(57)の中のいろいろなψと平とは
、ロータ間クロストークが見掛は上はロータ上の極のグ
イナミソクな誤配置として現れるとしても、仮定したと
おり本質的に定数である。限界内ではそれらは実際に真
に定数である。この限界の状況の性質は、提示した実施
例におけるゼロ交差の有限サンプリングとは反対に連続
である。しかし、後者は前者の適切な近似を構成する。
、ロータ間クロストークが見掛は上はロータ上の極のグ
イナミソクな誤配置として現れるとしても、仮定したと
おり本質的に定数である。限界内ではそれらは実際に真
に定数である。この限界の状況の性質は、提示した実施
例におけるゼロ交差の有限サンプリングとは反対に連続
である。しかし、後者は前者の適切な近似を構成する。
何故これがそうであるかを見るには、再び式(2)で作
った合計の性質を考える。式(2)の括弧内の項の各々
はクロスト−りが無い場合について正しく示されている
と考えよう。クロスト−りがある場合には次のように書
くことができる。
った合計の性質を考える。式(2)の括弧内の項の各々
はクロスト−りが無い場合について正しく示されている
と考えよう。クロスト−りがある場合には次のように書
くことができる。
から生した位相歪で発生したゼロ交叉時刻の変化である
。量IZ m’+−301,y’は(増分時間で表現さ
れた)ロータ上の極の間の新しい角度変位である。
。量IZ m’+−301,y’は(増分時間で表現さ
れた)ロータ上の極の間の新しい角度変位である。
しかし上式の右側の項は単に
(63(、> i qp、、 = ト瘍壬ll
すなわち、今問題にしている2つの合計(すなわちTP
、についての合計とTP1についての合計)はいろいろ
なδ、の合計が0ならば相等しい。同様な議論がTdl
について成立する。いろいろなの合計が1回転に亘って
小さくなければならないという条件は、位相測定技法が
クロストークに鈍感でなければならない場合、クロスト
ークが満足しなければならない必須の基準である。この
基準が満たされればこのような不感性は保証される。
、についての合計とTP1についての合計)はいろいろ
なδ、の合計が0ならば相等しい。同様な議論がTdl
について成立する。いろいろなの合計が1回転に亘って
小さくなければならないという条件は、位相測定技法が
クロストークに鈍感でなければならない場合、クロスト
ークが満足しなければならない必須の基準である。この
基準が満たされればこのような不感性は保証される。
というのはTP、およびTriに関する合計はクロスト
−りが入ったときそのクロスト−り前の値から著しくは
変らないからである。かくして、甲の値は同じままにな
り、正しい答が得られる。 さて2つのロータの有する
極の数が互いに異なるときいろいろなδi の合計が何
故はぼゼロになるのかを考える。以下の説明では人力ロ
ータ/ステーク° からのクロスト−りが基準ロータ/
ステークに及ばず影響を考える。この目的のため、干渉
信号は、クロストーク経路を通って減衰してから、基準
センサで大きさ1の振幅を有し、一方基準センサで生じ
た本来測定されるべき信号の狐幅は1より4倍大きいと
考えるのが便利である。これと対応して、入力センサに
おける基準ロータ/ステータのクロスト一りについて考
察するという説明も存在する。しかし、どちらについて
も同じ様な説明になるため、話を簡潔にしたい都合上、
2番目の説明は省略する。
−りが入ったときそのクロスト−り前の値から著しくは
変らないからである。かくして、甲の値は同じままにな
り、正しい答が得られる。 さて2つのロータの有する
極の数が互いに異なるときいろいろなδi の合計が何
故はぼゼロになるのかを考える。以下の説明では人力ロ
ータ/ステーク° からのクロスト−りが基準ロータ/
ステークに及ばず影響を考える。この目的のため、干渉
信号は、クロストーク経路を通って減衰してから、基準
センサで大きさ1の振幅を有し、一方基準センサで生じ
た本来測定されるべき信号の狐幅は1より4倍大きいと
考えるのが便利である。これと対応して、入力センサに
おける基準ロータ/ステータのクロスト一りについて考
察するという説明も存在する。しかし、どちらについて
も同じ様な説明になるため、話を簡潔にしたい都合上、
2番目の説明は省略する。
入力ロータ/ステータからの干渉信号を(66) −5
in (2yC,輸/;2t ) (r Q信号」)と
しよう。
in (2yC,輸/;2t ) (r Q信号」)と
しよう。
同様に、基準ロータ/ステークがらの主信号は(67)
y =Asin(2ycurp5) (rP倍信号)
P信号はU信号が成る平均周期nごとにqサイクルを経
験するとき同じ長さの時間R中に成る平均周期mごとに
Pサイクルを経験する。したがって、 (68) Pi =Qm =R Pとqとの比を既約な分数の形で考えるのが便利である
。
y =Asin(2ycurp5) (rP倍信号)
P信号はU信号が成る平均周期nごとにqサイクルを経
験するとき同じ長さの時間R中に成る平均周期mごとに
Pサイクルを経験する。したがって、 (68) Pi =Qm =R Pとqとの比を既約な分数の形で考えるのが便利である
。
P”/Q’を既約な分数とし、かつ整数P゛および口゛
のいずれも1に等しくないとする。
のいずれも1に等しくないとする。
さて、いろいろなδ−が実際に0になる成る状況が存在
する。P信号とq信号とが少なくとも一つの共通のゼロ
交叉を有すると想像する。ゼロ交叉の一致は、両方とも
正に向かうときか、両方とも負に向かうときか、あるい
はその混合で起る。
する。P信号とq信号とが少なくとも一つの共通のゼロ
交叉を有すると想像する。ゼロ交叉の一致は、両方とも
正に向かうときか、両方とも負に向かうときか、あるい
はその混合で起る。
このような場合に得られる信号間の和(または差)、す
なわち合成信号はその周期Rの中点に関して次のような
形態で対称であることを(たとえば、重ねた波形の視察
により)示すことができる。すなわち、中点の一方のゼ
ロ交叉の位置のどんな変している。(なおここではロー
タ上の極はほぼ等間隔に配置されていると仮定している
)。 両信号を合成したとき、上述の各々の反対方向の
変化はたがいに打消し合う。等しいが反対の対称が共通
のゼロ交叉を経験する二つの対称波形の代数和の対称的
性質から直ちに出てくる。このような共通ゼロ交叉の周
期はmおよびnの小さい方の%である。ここにおける変
i器磁気クロスト−りめ場合、この周期性は入力ステー
タが位置を変えるとき経験され、クロストーク誤差の振
動的性質の原因となる。
なわち合成信号はその周期Rの中点に関して次のような
形態で対称であることを(たとえば、重ねた波形の視察
により)示すことができる。すなわち、中点の一方のゼ
ロ交叉の位置のどんな変している。(なおここではロー
タ上の極はほぼ等間隔に配置されていると仮定している
)。 両信号を合成したとき、上述の各々の反対方向の
変化はたがいに打消し合う。等しいが反対の対称が共通
のゼロ交叉を経験する二つの対称波形の代数和の対称的
性質から直ちに出てくる。このような共通ゼロ交叉の周
期はmおよびnの小さい方の%である。ここにおける変
i器磁気クロスト−りめ場合、この周期性は入力ステー
タが位置を変えるとき経験され、クロストーク誤差の振
動的性質の原因となる。
しかし、一般には主信号とタロスト−り信号とは共通の
ゼロ交叉を有していない。このような共通のゼロ交差が
無いと二つの信号の和はその周期の中点に関して、対称
でなくなり、ゼロ交差に′i、1する擾乱は、大きさは
等しいが反対方向の対と組合わせることができなくなる
。これらの場合には、δlの和は実際にOでない。そこ
でこの様な状況にき換えるのが便利である。
ゼロ交叉を有していない。このような共通のゼロ交差が
無いと二つの信号の和はその周期の中点に関して、対称
でなくなり、ゼロ交差に′i、1する擾乱は、大きさは
等しいが反対方向の対と組合わせることができなくなる
。これらの場合には、δlの和は実際にOでない。そこ
でこの様な状況にき換えるのが便利である。
(70) y = sin (27I−wdt十≠)こ
こでφはP信号と共通ゼロ交差がない点の0信号の位相
を表わす。
こでφはP信号と共通ゼロ交差がない点の0信号の位相
を表わす。
このようなφの一例を第11図に示す。図に示すとおり
、φはP信号が時刻t1で正に向かうゼロ交叉をすると
きq信号が最大になるような値である(このようなA周
分のQ信号の差は成る意味で手近な最悪の場合と思われ
る。この状況は、両者のゼロ交叉が一致する場合から1
最も遠い」。しかし、他の意味ではそれはφの成る異な
る値がδiと、δ1 の近似値とする以下で明らかにな
る他の量εl との差の絶対値を最大にする場合がもし
れない。)0信号はtl で正のピーク値1になるから
tl の前の成る時刻L1−δ「 でP、δ2つの信号
の和がゼロになる。δi の実際の値を表わすのは一般
には難しく以下で示すδ1 をδ1 の合理的な近似値
とする。下の式(71)に示す関係は、両信号の合成の
結果得られるゼロ交叉の近傍でP信号の傾斜が実質的に
一定ならば妥当である。この妥当性の条件はすなわち0
信号の最大(頃斜がP信号の最大傾斜と比べて小さけれ
ば、ということであるが、これはP信号の振幅が0信号
よりはるかに大きいという条件から出てくるものである
。0信号のピーク値が実際のt:〜61 の前に起るか
後に起るかによって、δ1 は時には関連するδ1 よ
り大きくなり、時には小さくなる。
、φはP信号が時刻t1で正に向かうゼロ交叉をすると
きq信号が最大になるような値である(このようなA周
分のQ信号の差は成る意味で手近な最悪の場合と思われ
る。この状況は、両者のゼロ交叉が一致する場合から1
最も遠い」。しかし、他の意味ではそれはφの成る異な
る値がδiと、δ1 の近似値とする以下で明らかにな
る他の量εl との差の絶対値を最大にする場合がもし
れない。)0信号はtl で正のピーク値1になるから
tl の前の成る時刻L1−δ「 でP、δ2つの信号
の和がゼロになる。δi の実際の値を表わすのは一般
には難しく以下で示すδ1 をδ1 の合理的な近似値
とする。下の式(71)に示す関係は、両信号の合成の
結果得られるゼロ交叉の近傍でP信号の傾斜が実質的に
一定ならば妥当である。この妥当性の条件はすなわち0
信号の最大(頃斜がP信号の最大傾斜と比べて小さけれ
ば、ということであるが、これはP信号の振幅が0信号
よりはるかに大きいという条件から出てくるものである
。0信号のピーク値が実際のt:〜61 の前に起るか
後に起るかによって、δ1 は時には関連するδ1 よ
り大きくなり、時には小さくなる。
ε「 は以下の様にしそ定められる。第11図に示す通
り、t1近傍のP信号をほぼ直線と見なし、その傾斜を
2通りの方法によってめる。第1の方法は、P信号のt
lにおける微係数として傾斜を得る。第2の方法は、P
、Q両信号を加えてゼロになる点からP信号単独でゼロ
になる点まで(時間軸ではt[−δ1 からtiまで)
を直線と見なしてその傾の傾斜としてP信号の領をめる
。なお、ここでδi は十分小さいので、ti−δi
の近傍ではO信号をほぼ定数と見なせる(なんとなれば
0信号はt;で最大値をとるから)ことを用いて、tl
’−δi におけるO信号の値をtiにおける値で近似
する。かくして得られた2つの傾斜の値を等しいと 。
り、t1近傍のP信号をほぼ直線と見なし、その傾斜を
2通りの方法によってめる。第1の方法は、P信号のt
lにおける微係数として傾斜を得る。第2の方法は、P
、Q両信号を加えてゼロになる点からP信号単独でゼロ
になる点まで(時間軸ではt[−δ1 からtiまで)
を直線と見なしてその傾の傾斜としてP信号の領をめる
。なお、ここでδi は十分小さいので、ti−δi
の近傍ではO信号をほぼ定数と見なせる(なんとなれば
0信号はt;で最大値をとるから)ことを用いて、tl
’−δi におけるO信号の値をtiにおける値で近似
する。かくして得られた2つの傾斜の値を等しいと 。
おいてこれをδ1 で解けば、δ1 の近似式、ε;が
以下のごとく得られる。
以下のごとく得られる。
すなわち、第1の方法による傾斜は
第2の方法による傾斜は
t=2πPtiで傾き正がゼ
ロ交叉するから)
ε の合計で61′ の合計を近似することにする。
(72)Σεj 雪ΣδI
これはすべて見かけほど悪くない。式(71)の中央の
式の分母は成る定数である。分子の正弦関数のアーギュ
メントは、式(72)の合計に使用される場合は、異な
った値はP゛通りしかない。これらのP゛個の値は、得
られる合計のQ’/Qの部分を構成する連続するところ
の0信号のQ゛サイクル期間中に時間的に等間隔に配置
されている。すなわち、P信号のゼロ交叉であるいろい
ろなP゛個のtlは0信号の0゛個の連続サイクルの間
でサンプルされるP’lllの標本なのである。各標本
は対応するδを近似するεを生ずる。しかし各εはP信
号のゼロ交差点でO信号の値に分割される成る定数であ
る。このことから単位正弦波のQ′個の連続サイクルの
間で、等間隔に配置されたP゛個の時間間隔毎にサンプ
ルされた振幅を加算することがら得られるものは何かと
いう考えが出てくる。
式の分母は成る定数である。分子の正弦関数のアーギュ
メントは、式(72)の合計に使用される場合は、異な
った値はP゛通りしかない。これらのP゛個の値は、得
られる合計のQ’/Qの部分を構成する連続するところ
の0信号のQ゛サイクル期間中に時間的に等間隔に配置
されている。すなわち、P信号のゼロ交叉であるいろい
ろなP゛個のtlは0信号の0゛個の連続サイクルの間
でサンプルされるP’lllの標本なのである。各標本
は対応するδを近似するεを生ずる。しかし各εはP信
号のゼロ交差点でO信号の値に分割される成る定数であ
る。このことから単位正弦波のQ′個の連続サイクルの
間で、等間隔に配置されたP゛個の時間間隔毎にサンプ
ルされた振幅を加算することがら得られるものは何かと
いう考えが出てくる。
当該状況を第12図に描いである。便宜上、P=144
およびQ=120の場合を表わすように描いである。こ
れからP’=6およびQ’−5が得られる。
およびQ=120の場合を表わすように描いである。こ
れからP’=6およびQ’−5が得られる。
すなわち、入力センサ信号の5ザイクルごとに基準セン
サ信号の6サイクルがある。更にロータが1回転する毎
にこのような対応の事象が24回出現する。各事象は同
じなので(回転子上に極が規則正しく配列されていると
仮定して)、このような事象1つだけの間に何が起るが
を検削する必要がある。
サ信号の6サイクルがある。更にロータが1回転する毎
にこのような対応の事象が24回出現する。各事象は同
じなので(回転子上に極が規則正しく配列されていると
仮定して)、このような事象1つだけの間に何が起るが
を検削する必要がある。
第12図は0信号の振幅のP′個の連続し且つ等間隔の
サンプルをどの様にして0信号の単一サイクル中にマン
ピングできるかを示している。これをより詳細に説明す
れば、先ず時間間隔0〜P゛・m−ロ”・nにおけるサ
ンプリング時刻の集合Sは明らかにS = (o、 m
、 2m、、、、、、 (P’ −1) ・m )これ
は上記時間間隔をP゛等分る点であるからSは以下の様
に表現できる。
サンプルをどの様にして0信号の単一サイクル中にマン
ピングできるかを示している。これをより詳細に説明す
れば、先ず時間間隔0〜P゛・m−ロ”・nにおけるサ
ンプリング時刻の集合Sは明らかにS = (o、 m
、 2m、、、、、、 (P’ −1) ・m )これ
は上記時間間隔をP゛等分る点であるからSは以下の様
に表現できる。
S = (α/ p’X Q’ ・n l otは0か
らP゛−1までの整数)これらのサンプリング時点を0
信号上で考えた場合、Q信号は周期がnであるから、各
サンプリング時点(αXP’)XQ”×nをnの適当な
整数倍の時間だけ平行移動させることにより時間間隔0
〜nでのサンプリングを行なう様にしても、サンプリン
グの結果は同じになる。この意味でSに等価なサンプリ
ング時点の集合S゛は以下の様に表現できる。
らP゛−1までの整数)これらのサンプリング時点を0
信号上で考えた場合、Q信号は周期がnであるから、各
サンプリング時点(αXP’)XQ”×nをnの適当な
整数倍の時間だけ平行移動させることにより時間間隔0
〜nでのサンプリングを行なう様にしても、サンプリン
グの結果は同じになる。この意味でSに等価なサンプリ
ング時点の集合S゛は以下の様に表現できる。
S’= (x mod、、l xG 5)−(n×β/
P゛1βeNP/) ただし、 N −= ((Q’xO) mod P’+ (Q’X
I ) mod P’+(Q’X2 ) mod P’
+ 、、、、+QQ(P’−1) mod P’)とこ
ろがP“とQ”とは互いに素であるから、よく知られて
いる様にNP′は0からP′−1までの整数の集合とな
る。
P゛1βeNP/) ただし、 N −= ((Q’xO) mod P’+ (Q’X
I ) mod P’+(Q’X2 ) mod P’
+ 、、、、+QQ(P’−1) mod P’)とこ
ろがP“とQ”とは互いに素であるから、よく知られて
いる様にNP′は0からP′−1までの整数の集合とな
る。
故に、
S’= (0、n /P’、 2n/P’、、、、、(
P’−1) n /P’1この単一サイクル中へのマ・
ノビングにより圧縮された標本間の時間間隔は上記S゛
かられかる様にやはり一様である。したがって、P’X
1/P’の間隔でサンプリングされた正弦関数が得ら
れる。このような標本の和は常に0であることが知られ
てlI)今までの証明は[クロストークの効果を除くに
はクロストークの振幅を減らせ」という同語反復以上の
ことを示唆している。81′ の合計と61゛ の合計
との差は主信号と干渉信号との振幅比に関係するが、こ
れらの合計に両合計間の差の割合はサンプル数が増加す
るにつれて小さくなる。すなわち、クロストークで生じ
た位相歪を連続の場合で考えると、位相の乱れは、必ず
しも対称的ではないが、周期的(回転毎に1回繰り返す
)であり、平均されて周期ごとに0になる。次にこの考
え方のもっと厳密な検討の概要を述べる。
P’−1) n /P’1この単一サイクル中へのマ・
ノビングにより圧縮された標本間の時間間隔は上記S゛
かられかる様にやはり一様である。したがって、P’X
1/P’の間隔でサンプリングされた正弦関数が得ら
れる。このような標本の和は常に0であることが知られ
てlI)今までの証明は[クロストークの効果を除くに
はクロストークの振幅を減らせ」という同語反復以上の
ことを示唆している。81′ の合計と61゛ の合計
との差は主信号と干渉信号との振幅比に関係するが、こ
れらの合計に両合計間の差の割合はサンプル数が増加す
るにつれて小さくなる。すなわち、クロストークで生じ
た位相歪を連続の場合で考えると、位相の乱れは、必ず
しも対称的ではないが、周期的(回転毎に1回繰り返す
)であり、平均されて周期ごとに0になる。次にこの考
え方のもっと厳密な検討の概要を述べる。
式(67)と(70)とを結びつけるに魁よ、各々の正
弦関数のアーギュメントが異なるノ々ラメータで表わさ
れているかぎり難しい。しかし式(’IQ) uま次の
ように書き直せる。
弦関数のアーギュメントが異なるノ々ラメータで表わさ
れているかぎり難しい。しかし式(’IQ) uま次の
ように書き直せる。
(74) y = srn [zytwPt rk−1
’)zLm +φ)]正弦関数のアーギュメント中の2
つの項を人々以下の様におく。
’)zLm +φ)]正弦関数のアーギュメント中の2
つの項を人々以下の様におく。
(75) X = 2ycrpt
<76) Z =(Q−p)2yr、ur−t−+φX
はLに成る周波数を掛けたものZ(よ■等間Gこより変
る位相と考えることができる。
はLに成る周波数を掛けたものZ(よ■等間Gこより変
る位相と考えることができる。
これらを(67)と(70)とに代入し二つの式を加え
合わせると、 (77) As1hX+S;hα十Z)= BsrrL
(Xすσつただし、 (78) [1=/”r冨叩万粱慝三丁 および(79
)σ4線−1(。5□オハ) 式(77)の右辺はクロストークに起因する位相の歪ん
だ信号である。ここでσΦ値の連続的な変化は本装置の
動きによる歪である。式(79)はこの変化を示してい
る。式(79)にZを代入すると、次式が得られる。
合わせると、 (77) As1hX+S;hα十Z)= BsrrL
(Xすσつただし、 (78) [1=/”r冨叩万粱慝三丁 および(79
)σ4線−1(。5□オハ) 式(77)の右辺はクロストークに起因する位相の歪ん
だ信号である。ここでσΦ値の連続的な変化は本装置の
動きによる歪である。式(79)はこの変化を示してい
る。式(79)にZを代入すると、次式が得られる。
式(80)は半波対称の周期奇関数を示しておりその周
期は1 / (Q−P )ωである。したがって、式(
80)を1周期に亘って積分すれば結果はOになる。
期は1 / (Q−P )ωである。したがって、式(
80)を1周期に亘って積分すれば結果はOになる。
さて、式(80)の周期が1 / (Q−P )ωであ
るということはP(l!ilの極とQ (Ililの極
が夫々に関連するセンサの前を通過する同じ時間間隔の
間に、(0−P)個の極に対応する信号の1周期が存在
するということである。しかし、この時間間隔は丁度1
回転分の時間かあるいは1回転分の時間の整数分の1で
ある。したがって1回転中には式(80)の周期が整数
回入っているから、式(80)の1回転に亘る積分も0
になる。
るということはP(l!ilの極とQ (Ililの極
が夫々に関連するセンサの前を通過する同じ時間間隔の
間に、(0−P)個の極に対応する信号の1周期が存在
するということである。しかし、この時間間隔は丁度1
回転分の時間かあるいは1回転分の時間の整数分の1で
ある。したがって1回転中には式(80)の周期が整数
回入っているから、式(80)の1回転に亘る積分も0
になる。
式(80)のσの値は、しかしながら、有限回数だけサ
ンプリングされる。また、更に、このサンプリングは、
サンプリングが位相の歪んだ信号のゼロ交叉点で行なわ
れるので、原理上、正確に等間隔ではない。しかし、サ
ンプル数が増加するにつれて、[サンプリングの密度」
が全時間間隔を通じて実質的に一定な場合のみ、サンプ
リングが等間隔に行なわれるか否かには関係なく、サン
プリングは連続の場合の積分をもっとよく近似するとい
うことが明らかである。
ンプリングされる。また、更に、このサンプリングは、
サンプリングが位相の歪んだ信号のゼロ交叉点で行なわ
れるので、原理上、正確に等間隔ではない。しかし、サ
ンプル数が増加するにつれて、[サンプリングの密度」
が全時間間隔を通じて実質的に一定な場合のみ、サンプ
リングが等間隔に行なわれるか否かには関係なく、サン
プリングは連続の場合の積分をもっとよく近似するとい
うことが明らかである。
第1に低しヘルクロスト一り下ではサンプリング間隔が
等しくなる傾向にあり(ゼロ交叉の位置での位相歪が少
ない)、σを表わす関数(式(80)の形が正弦関数に
近付く。たとえば、高りロスト−クレヘル(A−2)時
のσの時間変化を表わす第13図(八)と低クロストー
クレベル(A=10)時のσの時間変化を表わす第13
図(C)は波形を比較する。第13図(A > 6波形
半波対称を示しているけれども、半サイクルそれ自身は
その中点に関して対称ではないから、等間隔の標本でさ
えも合計して0になることを期待することはできない。
等しくなる傾向にあり(ゼロ交叉の位置での位相歪が少
ない)、σを表わす関数(式(80)の形が正弦関数に
近付く。たとえば、高りロスト−クレヘル(A−2)時
のσの時間変化を表わす第13図(八)と低クロストー
クレベル(A=10)時のσの時間変化を表わす第13
図(C)は波形を比較する。第13図(A > 6波形
半波対称を示しているけれども、半サイクルそれ自身は
その中点に関して対称ではないから、等間隔の標本でさ
えも合計して0になることを期待することはできない。
このことは等間隔にサンプリングされた値からいろいろ
と任意のペアを取出してみれば最も容易にわかる。これ
とは対照的に、第13図(C)の波形は、振幅がかなり
小さいにもかかわらず、はとんど正弦状である。よって
ほぼ等間隔のサンプリングを行なえば、合計はほとんど
Oになる。第13図(八)と第13図(C)との差異は
、式(67)の八として選んだ値が異なることを反映し
ている。これがσを表わず関数(式(80))の形にど
のように影響するかに注意されたい。
と任意のペアを取出してみれば最も容易にわかる。これ
とは対照的に、第13図(C)の波形は、振幅がかなり
小さいにもかかわらず、はとんど正弦状である。よって
ほぼ等間隔のサンプリングを行なえば、合計はほとんど
Oになる。第13図(八)と第13図(C)との差異は
、式(67)の八として選んだ値が異なることを反映し
ている。これがσを表わず関数(式(80))の形にど
のように影響するかに注意されたい。
要約すれば、クロストークの大きさが低いか中程度なら
ばサンプリングによる近似は非常に効果がある。サンプ
リングによる近似の積度ばプリングのポインl−数を増
すことによって更に高められる。これを容易に行なうこ
とのできる方法が少なくとも2つある。第1の方法は、
サンプリングを行なう点をP信号の正に向うゼロ交叉の
点だけではなく、全ゼロ交叉点において行なうことであ
る。
ばサンプリングによる近似は非常に効果がある。サンプ
リングによる近似の積度ばプリングのポインl−数を増
すことによって更に高められる。これを容易に行なうこ
とのできる方法が少なくとも2つある。第1の方法は、
サンプリングを行なう点をP信号の正に向うゼロ交叉の
点だけではなく、全ゼロ交叉点において行なうことであ
る。
第2の方法としては、P”−Q′を同じに保ちなからP
’、Q’の夫々を増加させることである。そしてよく考
えてみると、クロスト−りの基本レヘルが異常に高い場
合でさえも充分サンプリング密度を高くすれば(たとえ
ばP゛とO゛とを充分に大きくすれば)低I/ベルから
中程度のレヘルのクロスト−りで得られた利点を失わな
いようにできる。たとえば、八−2,P’=6.口゛=
5の場合のクロストークが混入した信号の位相歪α、振
幅Bs1n(2π(r)l。
’、Q’の夫々を増加させることである。そしてよく考
えてみると、クロスト−りの基本レヘルが異常に高い場
合でさえも充分サンプリング密度を高くすれば(たとえ
ばP゛とO゛とを充分に大きくすれば)低I/ベルから
中程度のレヘルのクロスト−りで得られた利点を失わな
いようにできる。たとえば、八−2,P’=6.口゛=
5の場合のクロストークが混入した信号の位相歪α、振
幅Bs1n(2π(r)l。
pt+α)をそれぞれ示す第13図(^)と第13図(
B)とを参照されたい。ここでは主信号と干渉信号との
比は2対1に過ぎず、σ関数の形は丸味のある鋸歯状で
ある。しかし第13図(A)の丸味のある鋸歯状波の1
回転に亘る積分はやはり0であり、有限のサンプリング
もサンプリングポイント数を充分に多くすればこの積分
をいくらでも近似することができる。
B)とを参照されたい。ここでは主信号と干渉信号との
比は2対1に過ぎず、σ関数の形は丸味のある鋸歯状で
ある。しかし第13図(A)の丸味のある鋸歯状波の1
回転に亘る積分はやはり0であり、有限のサンプリング
もサンプリングポイント数を充分に多くすればこの積分
をいくらでも近似することができる。
P#および0#についての1回転1回の検知絶対基準マ
ークをセンサからの波形に対して設けることができる方
法は多数ある。たとえば歯車あるいはロータの間隔に検
知が可能な非一様性を持たせることができる。こうすれ
ば1回転する毎にそれに対応する1同品周期的変動がセ
ンサからの信号に生ずる。このような非一様性は多様な
手段によって可能であって、たとえば極の間隔を単調に
増加させること、正常の極よりも幅広の極を設けること
、2つの極の間隔を正常の間隔よりわずかに狭くあるい
は広くすること、および既に説明した様に、欠除極を設
けることなどにより実現できる。位相測定技法に関する
かぎり、およびクロスト−りの影響を無視するかぎり、
これらの非一様性はその実現に際し、特別に正確である
必要はない。位相測定技法それ自身は、結局、極配置誤
差には鈍感である。
ークをセンサからの波形に対して設けることができる方
法は多数ある。たとえば歯車あるいはロータの間隔に検
知が可能な非一様性を持たせることができる。こうすれ
ば1回転する毎にそれに対応する1同品周期的変動がセ
ンサからの信号に生ずる。このような非一様性は多様な
手段によって可能であって、たとえば極の間隔を単調に
増加させること、正常の極よりも幅広の極を設けること
、2つの極の間隔を正常の間隔よりわずかに狭くあるい
は広くすること、および既に説明した様に、欠除極を設
けることなどにより実現できる。位相測定技法に関する
かぎり、およびクロスト−りの影響を無視するかぎり、
これらの非一様性はその実現に際し、特別に正確である
必要はない。位相測定技法それ自身は、結局、極配置誤
差には鈍感である。
極とそれに関連する検知機構の性質によっては、1回転
1回マークのために設けられた非一様性を他から識別す
るために使用する技法に影響が及ぶことがある。たとえ
ばロータ上に交互に設けられた透明・不透明の両領域を
光学的に検知することを考えよう。おそらくそうである
ように、光束が極めてよく平行になっているかあるいは
センサのるはずである。たとえば、欠除極の検知にあた
っては、もし極が存在すれば出ていたであろう正常な波
形部分が削除されて現れるだけであろう。検知における
このような「忠実さ」は、それに到達するには一眉の手
間が必要ではあるが、磁気的および容量的検知機構の場
合には可能である。たとえば、磁極が磁石のN極および
S極から延在している磁気センサばその空隙を歯車の歯
の山に沿う縁の線の先端の上および下に取ることができ
、最も近い歯が通過したために起る磁束の変化を最大に
できると共に隣接する由と交番磁束通路とがセンサの出
力信号に影響する程度を最小にすることができる。それ
がどのように行なわれようと、要点は、法部で述べる状
況とは対照的に、検知にこのような忠実さがあれば非一
様性を認識し、く必要なら)欠除極位置を推定するかあ
るいはデータ処理上の便宜のため非一様性を「ならず」
という作業でのある種の複雑さが回避できるということ
である。たとえば、極が欠けている場合、ゼロ交叉検出
器からのサイクルは、副次的な乱れを起さずに単に消失
するだけである。同じ方向の連続するゼロ交叉間の周期
が長くなることに気づくと共に、その中途に「置き換え
用のもの」を挿入することになるであろう。
1回マークのために設けられた非一様性を他から識別す
るために使用する技法に影響が及ぶことがある。たとえ
ばロータ上に交互に設けられた透明・不透明の両領域を
光学的に検知することを考えよう。おそらくそうである
ように、光束が極めてよく平行になっているかあるいは
センサのるはずである。たとえば、欠除極の検知にあた
っては、もし極が存在すれば出ていたであろう正常な波
形部分が削除されて現れるだけであろう。検知における
このような「忠実さ」は、それに到達するには一眉の手
間が必要ではあるが、磁気的および容量的検知機構の場
合には可能である。たとえば、磁極が磁石のN極および
S極から延在している磁気センサばその空隙を歯車の歯
の山に沿う縁の線の先端の上および下に取ることができ
、最も近い歯が通過したために起る磁束の変化を最大に
できると共に隣接する由と交番磁束通路とがセンサの出
力信号に影響する程度を最小にすることができる。それ
がどのように行なわれようと、要点は、法部で述べる状
況とは対照的に、検知にこのような忠実さがあれば非一
様性を認識し、く必要なら)欠除極位置を推定するかあ
るいはデータ処理上の便宜のため非一様性を「ならず」
という作業でのある種の複雑さが回避できるということ
である。たとえば、極が欠けている場合、ゼロ交叉検出
器からのサイクルは、副次的な乱れを起さずに単に消失
するだけである。同じ方向の連続するゼロ交叉間の周期
が長くなることに気づくと共に、その中途に「置き換え
用のもの」を挿入することになるであろう。
既述の特定の磁気応用の実施例においては磁気センサは
「狭い視野」を備えていない。
「狭い視野」を備えていない。
再び第3八図を参照すると、たとえば、磁力線が歯車5
に最も近い端にあるvi、極25をばなれるとすぐ、こ
の磁力線は歯車に向ってあらゆる方向に拡がる。
に最も近い端にあるvi、極25をばなれるとすぐ、こ
の磁力線は歯車に向ってあらゆる方向に拡がる。
磁束通路リラクタンスにかなりな程度に影響を与えるも
のとしては、歯車上で磁極25に最も真正面に対伺して
いる歯の両側にある他の歯もあげられる。すなわち、歯
が欠けていればセンサをその前後に通過する歯の検知に
影響が出る。このすJ果は欠除歯があるべき場所に関し
て対称であり、磁気イクルを発生ずる。このようにして
、サイクルが欠けるだけでなく、他のあるサイクルはそ
の遷移が本来あるべき位置からずれる様になる。
のとしては、歯車上で磁極25に最も真正面に対伺して
いる歯の両側にある他の歯もあげられる。すなわち、歯
が欠けていればセンサをその前後に通過する歯の検知に
影響が出る。このすJ果は欠除歯があるべき場所に関し
て対称であり、磁気イクルを発生ずる。このようにして
、サイクルが欠けるだけでなく、他のあるサイクルはそ
の遷移が本来あるべき位置からずれる様になる。
更に状況をまとめれば、すべてのセンサが、極の前進端
と出会ったとき富に同極性の遷移を起すように製作され
取付けられていると考えるのは不都合であるかもしれな
い。従って、あるセンサにとっては正の遷移であるもの
が他方のセンサにとってはまさは対応してもよい。しか
しセンサ間で極性が異なっていても、システムとしては
一方向のゼロ交叉だけについて動作することが望ましい
。
と出会ったとき富に同極性の遷移を起すように製作され
取付けられていると考えるのは不都合であるかもしれな
い。従って、あるセンサにとっては正の遷移であるもの
が他方のセンサにとってはまさは対応してもよい。しか
しセンサ間で極性が異なっていても、システムとしては
一方向のゼロ交叉だけについて動作することが望ましい
。
このようにセンサの極性が入り混っていれば、異なる極
性のセンサの間の欠除歯に近い位置に見掛けのずれが生
じ、これに伴い欠けた歯を「埋める」手順が変化する。
性のセンサの間の欠除歯に近い位置に見掛けのずれが生
じ、これに伴い欠けた歯を「埋める」手順が変化する。
見掛けのずれは無視することができる。第1に、関連し
たロータの残りの部分に対するこの様なセンサによる表
現は同じ量だけずれる。第2にP#またはO#の値はそ
の同じロータについての他のP#またばQ ’ffの値
と比較され、るパということは決してない。この値は別
のロータについてのQ#またはP#と関連して使用され
るだけである。このずれがどれ程の量になるかは「何時
その情報が利用できるようになるか」の相違であって、
その情報が「何であるか」の相違ではない。たとえこの
ようなセンサを粗の位相測定(すなわち、2つのロータ
の絶対基準マーク間の時間が1回転の何パーセントであ
るかを測定すること)を行なうのに使用しても、見掛け
のずれは得られる答に一定のオフセットを生ずるだけで
ある。このようなオフセットばその不変の値が一旦知れ
れば容易に除かれる。
たロータの残りの部分に対するこの様なセンサによる表
現は同じ量だけずれる。第2にP#またはO#の値はそ
の同じロータについての他のP#またばQ ’ffの値
と比較され、るパということは決してない。この値は別
のロータについてのQ#またはP#と関連して使用され
るだけである。このずれがどれ程の量になるかは「何時
その情報が利用できるようになるか」の相違であって、
その情報が「何であるか」の相違ではない。たとえこの
ようなセンサを粗の位相測定(すなわち、2つのロータ
の絶対基準マーク間の時間が1回転の何パーセントであ
るかを測定すること)を行なうのに使用しても、見掛け
のずれは得られる答に一定のオフセットを生ずるだけで
ある。このようなオフセットばその不変の値が一旦知れ
れば容易に除かれる。
長周期と極性の相違とにより、欠除極のことに関しての
2つの異なる状況を生ずる。これらの状況は第14A図
および第14B図に示すように取扱うことができる。マ
イクロプロセッサ、を用いれば、信号へないしXの夫々
の中の長い周期を認識し、そして与えられた非一様性に
基いてケースエかまたはケース■の極性かを確かめるこ
とは困難でない。この情報はロータが動くにつれて繰返
し確かめられるか、あるいは夫々のセンサについて1回
だけめて永久に符号化される。一旦これらの極性が知れ
ると、第14八図および第14B図に示す一定の関係に
したがって誤差を含んだ遷移点の位置を補正し、また欠
けた遷移を近似することば簡単なことである。
2つの異なる状況を生ずる。これらの状況は第14A図
および第14B図に示すように取扱うことができる。マ
イクロプロセッサ、を用いれば、信号へないしXの夫々
の中の長い周期を認識し、そして与えられた非一様性に
基いてケースエかまたはケース■の極性かを確かめるこ
とは困難でない。この情報はロータが動くにつれて繰返
し確かめられるか、あるいは夫々のセンサについて1回
だけめて永久に符号化される。一旦これらの極性が知れ
ると、第14八図および第14B図に示す一定の関係に
したがって誤差を含んだ遷移点の位置を補正し、また欠
けた遷移を近似することば簡単なことである。
勿論、すべてのセンサがある選択された同一の極性を有
する様にし、常に第14八図と第14B図に示した2種
の状況のどぢらか1つを使用してもよい。しかしながら
、同一の選択された極性を有する様にしておくというよ
うな条件は、組立てまたは修理によって成立しなくなる
ことがある様な条件であると信じている人もいる。この
見解は、極性がどちらであろうとはじめから問題にしな
い場合はうまくいかなくなり様がないということ、およ
び特定方向の極性に頼らないのがよいであろうというこ
とを考えての上で主張されているのである。
する様にし、常に第14八図と第14B図に示した2種
の状況のどぢらか1つを使用してもよい。しかしながら
、同一の選択された極性を有する様にしておくというよ
うな条件は、組立てまたは修理によって成立しなくなる
ことがある様な条件であると信じている人もいる。この
見解は、極性がどちらであろうとはじめから問題にしな
い場合はうまくいかなくなり様がないということ、およ
び特定方向の極性に頼らないのがよいであろうというこ
とを考えての上で主張されているのである。
第2の一般的方法はロータ上の非一様性によって波形に
生ずる認識可能な周期的乱れを全く不要にすることであ
る。代りに、マイクロプロセッサは基準ロータからの信
号の0個のサイクルを繰返す間に入力回転子からの信号
がP個のサイクルを繰返すことを期待している。マイク
ロプロセッサはいろいろなP#および0#の基準となる
擬似絶対基準マークとなる各波形のサイクルを任意に選
択する。選択されたサイクルはPを法とするサイクルお
よび0を法とするサイクルを数えることによって繰返し
認識される。かくして、P#と0#は測定要求を受け取
ったときモジュロの計数がいくらであるかに注目してめ
られる。
生ずる認識可能な周期的乱れを全く不要にすることであ
る。代りに、マイクロプロセッサは基準ロータからの信
号の0個のサイクルを繰返す間に入力回転子からの信号
がP個のサイクルを繰返すことを期待している。マイク
ロプロセッサはいろいろなP#および0#の基準となる
擬似絶対基準マークとなる各波形のサイクルを任意に選
択する。選択されたサイクルはPを法とするサイクルお
よび0を法とするサイクルを数えることによって繰返し
認識される。かくして、P#と0#は測定要求を受け取
ったときモジュロの計数がいくらであるかに注目してめ
られる。
−膜化された位相測定
擬似絶対基準マークを使用することにより、式(1)1
式(57)およびこれらから誘導された諸式の適用範囲
を、一方の信号のP個のサイクルが他の信号の0個のサ
イクルと同じ時間内に起る状況まで一般化できる。これ
にはP=Qの場合、すなわち、信号が位相おくれを生ず
る成る現象にさられれてからそれ自身と比較される場合
が確実に含まれている。このような方式は伝播おくれに
よって対応する位相ずれを生ずる物理的性質(たとえば
距離)を変換するために屡々使用される。
式(57)およびこれらから誘導された諸式の適用範囲
を、一方の信号のP個のサイクルが他の信号の0個のサ
イクルと同じ時間内に起る状況まで一般化できる。これ
にはP=Qの場合、すなわち、信号が位相おくれを生ず
る成る現象にさられれてからそれ自身と比較される場合
が確実に含まれている。このような方式は伝播おくれに
よって対応する位相ずれを生ずる物理的性質(たとえば
距離)を変換するために屡々使用される。
このような用途における以上説明した位相測定技法の利
点は、位相測定の精度が位相がずれて測定される信号の
精度あるいは安定性によらないことである。位相測定に
関して必要なことは、ゼロ交叉により区切られるいろい
ろの時間間隔およびP個のまたは0個のサイクルの時間
とを正確に測定する安定性だけである。これら後者の2
つの時間が等しいことを信頼してよければこれらは同時
に起る必要はなく、全く別々に、一方が他方の直後か成
る遅れの後起ってよいということもわかるであろう、同
様に、これらは一部互いに重なり合ってもよい。
点は、位相測定の精度が位相がずれて測定される信号の
精度あるいは安定性によらないことである。位相測定に
関して必要なことは、ゼロ交叉により区切られるいろい
ろの時間間隔およびP個のまたは0個のサイクルの時間
とを正確に測定する安定性だけである。これら後者の2
つの時間が等しいことを信頼してよければこれらは同時
に起る必要はなく、全く別々に、一方が他方の直後か成
る遅れの後起ってよいということもわかるであろう、同
様に、これらは一部互いに重なり合ってもよい。
角度測定技法
共通の回転軸に取イ]げられた多極入力ロータと多極基
準ロータとは極が関連する入力センサおよび基準センサ
を通過するとき夫々大刀信号および基準信号を発生ずる
。入力センサは共通回転軸のまわりに軌道回転するよう
に軸受tヂされていて、入力ロータの周辺に沿って軌道
運動ができる。基準センサは基準ロータの周辺に隣接す
る位置に固定されている。各ロータ上の1回転1回のマ
ークが各ロータにある一つの極を基準極すなわち指標極
として識別する様に構成してよい。多極がその関連する
センサを通過すると関連する入力信号および基準信号に
サイクルを生ずる。ロータにはその極を特別な高精度で
配置する必要はない。クロスト一りが問題となる場合に
は一方のロータ上の極の数を他方のロータ上の極の数と
異なるようにしてよい。
準ロータとは極が関連する入力センサおよび基準センサ
を通過するとき夫々大刀信号および基準信号を発生ずる
。入力センサは共通回転軸のまわりに軌道回転するよう
に軸受tヂされていて、入力ロータの周辺に沿って軌道
運動ができる。基準センサは基準ロータの周辺に隣接す
る位置に固定されている。各ロータ上の1回転1回のマ
ークが各ロータにある一つの極を基準極すなわち指標極
として識別する様に構成してよい。多極がその関連する
センサを通過すると関連する入力信号および基準信号に
サイクルを生ずる。ロータにはその極を特別な高精度で
配置する必要はない。クロスト一りが問題となる場合に
は一方のロータ上の極の数を他方のロータ上の極の数と
異なるようにしてよい。
入力および基準の信号に含まれている情報器よ、少なく
とも1回転分の遷移時間データが捕えられ記憶装置に記
憶された後で検索される様に構成してよい。指標極の識
別を行なうため、その極を物理的に除去し、この欠除極
により合図(flag)され推定される遷移を記憶装置
に入れるのも便利である。
とも1回転分の遷移時間データが捕えられ記憶装置に記
憶された後で検索される様に構成してよい。指標極の識
別を行なうため、その極を物理的に除去し、この欠除極
により合図(flag)され推定される遷移を記憶装置
に入れるのも便利である。
各ロータが少なくとも1回転する間に、極の発生ずる相
続く時刻の平均を計算し、関連する等価単極が生起する
平均時刻をめる。これらの等価単極の生起の平均時刻は
、次にこれらが実際に一つだけしか極がないロータから
生じたかのように比較される。入力ステータセンサがロ
ータの回転方向に進むと、等側車極間の時間間隔はその
時間間隔が1回転分に到達するまでは増大する。入力ス
テータセンサが更に前進すると等側車極間の一致点を過
ぎ、この点で時間間隔が突然0に落ち再び増大しはじめ
る。測定された時間間隔は入力および基準センサの間の
角度に比例しており、これは入力角度に等しいか、ある
いは入力角度とは定数分の相異があるだけである。測定
された時間間隔は任意の希望する単位で入力角度を表わ
すように目盛られる。既述の例では、測定された時間間
隔はまずその測定された時間間隔をロータの回転時間の
測定値で割って1回転に対す比率として正規化される。
続く時刻の平均を計算し、関連する等価単極が生起する
平均時刻をめる。これらの等価単極の生起の平均時刻は
、次にこれらが実際に一つだけしか極がないロータから
生じたかのように比較される。入力ステータセンサがロ
ータの回転方向に進むと、等側車極間の時間間隔はその
時間間隔が1回転分に到達するまでは増大する。入力ス
テータセンサが更に前進すると等側車極間の一致点を過
ぎ、この点で時間間隔が突然0に落ち再び増大しはじめ
る。測定された時間間隔は入力および基準センサの間の
角度に比例しており、これは入力角度に等しいか、ある
いは入力角度とは定数分の相異があるだけである。測定
された時間間隔は任意の希望する単位で入力角度を表わ
すように目盛られる。既述の例では、測定された時間間
隔はまずその測定された時間間隔をロータの回転時間の
測定値で割って1回転に対す比率として正規化される。
この正規化の結果は次に適切な定数のオフセントだけ増
したり減らしたりすることができる。
したり減らしたりすることができる。
等価単極生起平均時刻の測定は各ロータについて、少な
くともロータの1回転分(あるいは整数回軸分)の間隔
で発生する連続した極の生起時刻の合計を極の数で除し
た値に注目して行なわれる。
くともロータの1回転分(あるいは整数回軸分)の間隔
で発生する連続した極の生起時刻の合計を極の数で除し
た値に注目して行なわれる。
つまり1回転の端数の分については上述の合計は行なわ
れない。また両合計は共通の時刻基準点に関して行なわ
れる。どちらの合計も常に夫々対応する指標極の検出つ
まり生起により開始される(すなわちそれまで待つ)も
のとすれば、生起の平均時刻の差は実際上記の時間間隔
の測定値になる。
れない。また両合計は共通の時刻基準点に関して行なわ
れる。どちらの合計も常に夫々対応する指標極の検出つ
まり生起により開始される(すなわちそれまで待つ)も
のとすれば、生起の平均時刻の差は実際上記の時間間隔
の測定値になる。
これは確かに実現可能であるが、夫々の合計が関連する
回転ができるだけ多くオーハーラ・ツブした方が良いと
いう要請に反することになる。つまり夫々異なる回転に
ついて合計がとられた場合、一つの回転と次の回転との
回転速度のばらつきで、回転時間の両平均値で共通でな
くなり、これらが別々に正規化されないかぎり、比較で
きなくなるからである。このような複雑さを避けるには
、好ましくは、両合計についての回転のオーハーラ・ノ
ブが最大であればよい。この目的のため、指標極のかわ
りに、任意の極が通過する−と直くに合計を開始させる
。しかし、時刻の基準の共通点は保存される。この共通
点はたとえば便宜的に基準信号の連続する遷移の最初と
することができる。
回転ができるだけ多くオーハーラ・ツブした方が良いと
いう要請に反することになる。つまり夫々異なる回転に
ついて合計がとられた場合、一つの回転と次の回転との
回転速度のばらつきで、回転時間の両平均値で共通でな
くなり、これらが別々に正規化されないかぎり、比較で
きなくなるからである。このような複雑さを避けるには
、好ましくは、両合計についての回転のオーハーラ・ノ
ブが最大であればよい。この目的のため、指標極のかわ
りに、任意の極が通過する−と直くに合計を開始させる
。しかし、時刻の基準の共通点は保存される。この共通
点はたとえば便宜的に基準信号の連続する遷移の最初と
することができる。
合計を開始する時点についてのこの柔軟性の見返えりに
、合計が指標極から見てどこから開始されたかを見失わ
ない様にしなければならない。これは関連する指標極が
最後に現れてから各ローフ上でスキップされた極の数を
数えることによって行なうことができる。有用な原理に
よれば、等価単極の生起した時刻の平均測定値を、スキ
ップされた極1つにつき、極間の平均時間間隔で補正す
ることができる。この極間の平均時間間隔は単に1回転
分の時間を極の数で割ったものである。基準ローフ側で
スキップされた極の一つ毎に、基準ロータ上の極間平均
時間間隔を両等価単極の生起の平均値の測定値間の差の
値に加えなければならない。同様にして、入力ロータ例
の極のスキップ毎に入力ロータ極間の平均時間間隔を上
述の差から差し引かなげればならない。このようにして
、入力、基準ロータにおいてスキ・7ブされた極数を数
え、それに基づいて両等価単極の生起時刻間の差の測定
値を平均極間時間間隔とスキップ極数により補正するこ
とにより、合計の開始は実際には任意の極からであるの
だが、指標極から合計を開始した場合の生起時刻間の差
の値を得る。
、合計が指標極から見てどこから開始されたかを見失わ
ない様にしなければならない。これは関連する指標極が
最後に現れてから各ローフ上でスキップされた極の数を
数えることによって行なうことができる。有用な原理に
よれば、等価単極の生起した時刻の平均測定値を、スキ
ップされた極1つにつき、極間の平均時間間隔で補正す
ることができる。この極間の平均時間間隔は単に1回転
分の時間を極の数で割ったものである。基準ローフ側で
スキップされた極の一つ毎に、基準ロータ上の極間平均
時間間隔を両等価単極の生起の平均値の測定値間の差の
値に加えなければならない。同様にして、入力ロータ例
の極のスキップ毎に入力ロータ極間の平均時間間隔を上
述の差から差し引かなげればならない。このようにして
、入力、基準ロータにおいてスキ・7ブされた極数を数
え、それに基づいて両等価単極の生起時刻間の差の測定
値を平均極間時間間隔とスキップ極数により補正するこ
とにより、合計の開始は実際には任意の極からであるの
だが、指標極から合計を開始した場合の生起時刻間の差
の値を得る。
結果には平均化によって与えられた特別な信頼性がすべ
て入っており、その精度は、合計を作るために使用した
時刻測定の精度と同等である。ローフ上の極配置の精度
は、おそらくクロストークのような間接的な影響による
以外は、結果のせいどには全く入ってこない。しかし、
極がほぼ規則的に配置されている場合に限り、両ロータ
の極数が異なる様に選べば事実上クロストークが打ち消
される。この場合でも極を高い精度で配置する必要はな
い。
て入っており、その精度は、合計を作るために使用した
時刻測定の精度と同等である。ローフ上の極配置の精度
は、おそらくクロストークのような間接的な影響による
以外は、結果のせいどには全く入ってこない。しかし、
極がほぼ規則的に配置されている場合に限り、両ロータ
の極数が異なる様に選べば事実上クロストークが打ち消
される。この場合でも極を高い精度で配置する必要はな
い。
得られる結果は統合されたモジュロ解でありその1サイ
クルは入力角度の丁度1回転分、すなわち360度を直
接表わしており、粗あるいは精の成分は無い。したがっ
て粗および精の成分を正しく結びつけるアルゴリズムを
付加する必要はなく、測定値が法の値すなわち「転換点
」に近いときノイズにより誤差が入るのでばないかと疑
う必要はない。
クルは入力角度の丁度1回転分、すなわち360度を直
接表わしており、粗あるいは精の成分は無い。したがっ
て粗および精の成分を正しく結びつけるアルゴリズムを
付加する必要はなく、測定値が法の値すなわち「転換点
」に近いときノイズにより誤差が入るのでばないかと疑
う必要はない。
等側車極間の時間間隔の測定値または補正された測定値
は入力角度の直接標示(勿論、適切なスケーリング)と
することができるし、あるいは成る任意の入力条件に関
係する残り (residual)の時間間隔と比較し
てもよい。この任意の入力条件としては「0度」または
成る未知の値として差支えない。いずれにしても、等価
単極の生起の平均時刻の差の測定値または測定後に補正
された値は、この残りの時間間隔を差し引かれたとき、
現在の入力条件と任意の入力条件との間の掃引角度を表
わしている。この残りの時間間隔は指標極の一致が起っ
たときの等価単極についての両平均時刻がはじめから持
っている差、あるいは単に純粋に任意の入力条件につい
ての別の測定値または測定後に補正された値を表わすこ
とができる。
は入力角度の直接標示(勿論、適切なスケーリング)と
することができるし、あるいは成る任意の入力条件に関
係する残り (residual)の時間間隔と比較し
てもよい。この任意の入力条件としては「0度」または
成る未知の値として差支えない。いずれにしても、等価
単極の生起の平均時刻の差の測定値または測定後に補正
された値は、この残りの時間間隔を差し引かれたとき、
現在の入力条件と任意の入力条件との間の掃引角度を表
わしている。この残りの時間間隔は指標極の一致が起っ
たときの等価単極についての両平均時刻がはじめから持
っている差、あるいは単に純粋に任意の入力条件につい
ての別の測定値または測定後に補正された値を表わすこ
とができる。
上述の測定技法はまた、周波数の比が有理数である(す
なわち、一方の信号の整一数回のサイクルが他方の信号
の別の整数回のサイクルに等しい長さの時間内で起る)
2つの信号間の位相を測定する方法であると考えてもよ
い。上述の方法を、たとえば、一方のP Illのサイ
クルが他方の0個のサイクルに等しい長さの時間内にあ
るような2つの信号間の位相を測定するのに使用する場
合、指標サイクルとして、夫々の波形の任意のサイクル
を用い、その後火々のP番目とO番目とのサイクルを指
標サイクルとして用いるのが便利である。P番目とQ番
目のサイクルは夫々modPおよびmodQにより関係
している信号のサイクルを数えることにより簡単に見分
けられる。
なわち、一方の信号の整一数回のサイクルが他方の信号
の別の整数回のサイクルに等しい長さの時間内で起る)
2つの信号間の位相を測定する方法であると考えてもよ
い。上述の方法を、たとえば、一方のP Illのサイ
クルが他方の0個のサイクルに等しい長さの時間内にあ
るような2つの信号間の位相を測定するのに使用する場
合、指標サイクルとして、夫々の波形の任意のサイクル
を用い、その後火々のP番目とO番目とのサイクルを指
標サイクルとして用いるのが便利である。P番目とQ番
目のサイクルは夫々modPおよびmodQにより関係
している信号のサイクルを数えることにより簡単に見分
けられる。
上述の位相測定技法は直径の反対側に配置された1対の
センサを用いてもよい。好ましい実施例では、入力ステ
ータと基準ステークは共に夫々互いに直径の反対側に配
列した1対のセンサを備えている。4つの位相が測定さ
れる。つまり、一方のステータ上のセンサの各々は他方
のステータ上の2つのセンサと個別の関係に取られるこ
とにより、4通りの組合わせになるのである。かくして
得られた4つの位相測定値は、4つの中の−っを基準と
して固有のオフセフ+・について補正される。
センサを用いてもよい。好ましい実施例では、入力ステ
ータと基準ステークは共に夫々互いに直径の反対側に配
列した1対のセンサを備えている。4つの位相が測定さ
れる。つまり、一方のステータ上のセンサの各々は他方
のステータ上の2つのセンサと個別の関係に取られるこ
とにより、4通りの組合わせになるのである。かくして
得られた4つの位相測定値は、4つの中の−っを基準と
して固有のオフセフ+・について補正される。
基準の位相と残り3つの補正された位相とはその後平均
される。
される。
クロスト−り抑制技法
センサ間のクロストークはロータ上の極の数を特定の仕
方で等しくないように選択して上記の位相測定技法を実
行することによって抑制される。
方で等しくないように選択して上記の位相測定技法を実
行することによって抑制される。
一方のロータの極を2個、他方のロータについては0個
と選定する。分数P/Qの既約型を分数P゛10゛とす
る。ただしP゛と口゛とはいずれも1に等しくないとす
る。勿論、Pと0とはPと0とがいずれも1でない状態
で27口が既に既約になっているように選定してよい。
と選定する。分数P/Qの既約型を分数P゛10゛とす
る。ただしP゛と口゛とはいずれも1に等しくないとす
る。勿論、Pと0とはPと0とがいずれも1でない状態
で27口が既に既約になっているように選定してよい。
この効果は1回転に亘る積分が0になる位相測定誤差関
数を作り出すことである。したがって、整数回の回転に
亘ってクロストーク付信号を充分高密度でサンプリング
すればクロスト−りの影響を任意に望む程度まで自己相
殺させることができる。
数を作り出すことである。したがって、整数回の回転に
亘ってクロストーク付信号を充分高密度でサンプリング
すればクロスト−りの影響を任意に望む程度まで自己相
殺させることができる。
上記の位相測定技法はこの点について好ましい。
なぜなら本技法では整数回に亘って平均を測定すると共
にP、!:Qを任意の値にとることができるからである
。
にP、!:Qを任意の値にとることができるからである
。
周期誤差を補正する方法
人力角度の関数である誤差(偏心誤差等)、およびその
周期が360人力入力角1周1回誤差)または180人
力入力角1周2回誤差)などである誤差関数を有する誤
差の自己相殺作用は、これらの位相を平均する前に関連
する直径反対側センサ間の位相を測定することによって
強められる。好ましい方法では各センサはその位相が基
準にり1して測定される別々の信号を発生ずる。ゼロ交
叉検出と時間測定とは振幅変動に対する感度を下げるの
で好ましい。測定された位相は次に直径反対側センサ同
志で算術平均することができ、次にその結果は、もしこ
のようなものがあれば、他の組の直径反対側センサから
の同様な結果と平均することができる。一般に、「1周
1回」誤差には1組の直径反対側センサが必要であり、
「1周2回」誤差には90°隔てた2対が必要である、
等々。このような平均化前に別々のセンサによって位相
測定を行なうと、2つの信号が位相測定前にアナログ的
に平均されるとき振幅の小さい信号中の位相情報が振幅
の大きな信号によってゆがめられることが無くなる。こ
のような振幅変動は誤差の機構によって導入されること
が多く、アナログ平均位相に現れるゆがみは平均化にも
かかわらず誤差として残る。最初に位相を測定し、次に
平均化を行なえばこのような付随的な振幅変動によって
起る悪影響が除かれ、誤差を一層完全に近い所まで自己
相殺できる。
周期が360人力入力角1周1回誤差)または180人
力入力角1周2回誤差)などである誤差関数を有する誤
差の自己相殺作用は、これらの位相を平均する前に関連
する直径反対側センサ間の位相を測定することによって
強められる。好ましい方法では各センサはその位相が基
準にり1して測定される別々の信号を発生ずる。ゼロ交
叉検出と時間測定とは振幅変動に対する感度を下げるの
で好ましい。測定された位相は次に直径反対側センサ同
志で算術平均することができ、次にその結果は、もしこ
のようなものがあれば、他の組の直径反対側センサから
の同様な結果と平均することができる。一般に、「1周
1回」誤差には1組の直径反対側センサが必要であり、
「1周2回」誤差には90°隔てた2対が必要である、
等々。このような平均化前に別々のセンサによって位相
測定を行なうと、2つの信号が位相測定前にアナログ的
に平均されるとき振幅の小さい信号中の位相情報が振幅
の大きな信号によってゆがめられることが無くなる。こ
のような振幅変動は誤差の機構によって導入されること
が多く、アナログ平均位相に現れるゆがみは平均化にも
かかわらず誤差として残る。最初に位相を測定し、次に
平均化を行なえばこのような付随的な振幅変動によって
起る悪影響が除かれ、誤差を一層完全に近い所まで自己
相殺できる。
第1図は本発明の一実施例の機械部分の斜視図、第2図
は第1図の機械部分の分解図、第3A図ないし第3B図
は本発明の一実施例のブロック図、第4図ないし第10
図は本発明の基本原理の説明図、第11図ないし第13
図はクロストーク誤差補正の説明図、第14A図ないし
第14B図は検出器の極性の相異により欠除歯位置検出
に与えられる影響を説明する図である。 1:機械部分、 2:基準ステータ、 3:入力ステータ、 4:ロータ軸、 5:基準ロータ、 6;人力ロータ、 7:印刷回路基板、 8,9:基準センサ、10、11
:入力センサ、 22:軸、 23.24:磁石、29
、30.31.32:増幅器、 33、34.35.36:ゼロ交叉検出器、37、38
.39.40:遅延回路、 45;クロック信号、52
:カウンタ、 53:新データカウンタ、54、62:
デコーダ/マルチプレクサ、59:割込キャッチアップ
カウンタ、 60:比較回路、 61:マイクロプロセンサ、63:
ランダムアクセス記憶装置。 出願人 横河・ヒユーレノ[・・パ、カード株式会社代
理人 弁理士 長 谷 川 次 男 FIG FIG 5 FIG : FIG 7 FIG 8 FIG 9A FIG 9B FIG 9G ■1983年3月25日■米国(US)[有]4787
60 @1983年3月25日■米国(US)[有]4788
19 @1983年3月25 B +3米国(US)[有]4
78759 0発 明 者 デイリル・ストルト アメリカ合衆国コロラド州ラブ ランド・ダイアナ・ドライブ20 5 手続補正書(ハ) 昭和59年7月11日 1、事件の表示 昭和59年 特許 願第59283号
2、発明の名称 位相測定装置 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 ササ 劫 ケノ ゾウ 代表者 取締役社長 笹 岡 眸 三 4、代理人 住所 東京都 へ王子市 高倉町 9番 1号7、 補
正の内容 (1)明細書第183頁第16行ないし第17行「第3
A図ないし第3B図」を[第3A図ないし第3C図」と
補正する。 (2)第3AEないし第3C図を別紙の通り補正する。
は第1図の機械部分の分解図、第3A図ないし第3B図
は本発明の一実施例のブロック図、第4図ないし第10
図は本発明の基本原理の説明図、第11図ないし第13
図はクロストーク誤差補正の説明図、第14A図ないし
第14B図は検出器の極性の相異により欠除歯位置検出
に与えられる影響を説明する図である。 1:機械部分、 2:基準ステータ、 3:入力ステータ、 4:ロータ軸、 5:基準ロータ、 6;人力ロータ、 7:印刷回路基板、 8,9:基準センサ、10、11
:入力センサ、 22:軸、 23.24:磁石、29
、30.31.32:増幅器、 33、34.35.36:ゼロ交叉検出器、37、38
.39.40:遅延回路、 45;クロック信号、52
:カウンタ、 53:新データカウンタ、54、62:
デコーダ/マルチプレクサ、59:割込キャッチアップ
カウンタ、 60:比較回路、 61:マイクロプロセンサ、63:
ランダムアクセス記憶装置。 出願人 横河・ヒユーレノ[・・パ、カード株式会社代
理人 弁理士 長 谷 川 次 男 FIG FIG 5 FIG : FIG 7 FIG 8 FIG 9A FIG 9B FIG 9G ■1983年3月25日■米国(US)[有]4787
60 @1983年3月25日■米国(US)[有]4788
19 @1983年3月25 B +3米国(US)[有]4
78759 0発 明 者 デイリル・ストルト アメリカ合衆国コロラド州ラブ ランド・ダイアナ・ドライブ20 5 手続補正書(ハ) 昭和59年7月11日 1、事件の表示 昭和59年 特許 願第59283号
2、発明の名称 位相測定装置 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 ササ 劫 ケノ ゾウ 代表者 取締役社長 笹 岡 眸 三 4、代理人 住所 東京都 へ王子市 高倉町 9番 1号7、 補
正の内容 (1)明細書第183頁第16行ないし第17行「第3
A図ないし第3B図」を[第3A図ないし第3C図」と
補正する。 (2)第3AEないし第3C図を別紙の通り補正する。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 (1)1周期内に2個の特徴点を識別し得る第1信号を
発生する第1手段と、 前記1周期内にQ個の特徴点を識別し得る第2信号を発
生する第2手段と、 前記第1信号の特徴点の生起時刻の合計を整数回の前記
周期にわたって測定する第3手段と、前記第2信号の特
徴点の生起時刻の合計を整数回の前記周期にわたって測
定する第4手段と、前記測定された2つの合計に基いて
前記第1信号と第2信号との間の位相を得る第5手段と
を設けてなる位相測定装置。 (2、特許請求の範囲第1項記載の位相測定装置におい
て、 前記第1信号の2個の特徴点中の1つを第1基準点とし
前記第3手段において合計をとられた時刻の最初のもの
に対応する前記特徴点が該第1基準点から何個前れてい
るかを示す数P#を得る第6手段を設け、 前記第5手段は更に前記数P#に基いて前記位相を得る ことを特徴とする位相測定装置。 (3)特許請求の範囲第2項記載の位相測定装置におい
て、 前記第2信号のQ個の特徴点中の1つを第2基準点とし
前記第4手段において合計をとられた時刻の最初のもの
に対応する前記特徴点が該第2基準点から何個前れてい
るかを示す数Q#を得る第7手段を設け、 前記第5手段は更に数Q#に基いて前記位相を得る ことを特徴とする位相測定装置。 (4)特許請求の範囲第1項記載の位相測定装置におい
て、 前記第1手段は複数の極を周囲に有する第10−タと該
第10−タの周囲に設けられ該極の通過を検出して前記
第1信号を発生ずる少なくとも1つのセンサとを有し、 前記第2手段は前記第10−タと共通回転する様に取付
けられているとともに複数の極を周囲に有する第20−
夕と該第20−クの周囲に回動可能に設けられ該極の通
過を検出して前記第2信号を発生する少なくとも1つの
センサとを有し、更に前記$1および第20−タを回転
させる手段を設けた ことを特徴とする位相測定装置。 (5)特許請求の範囲第4項記載の位相測定装置におい
て、 前記第1信号および第2信号のゼロ交叉検出結果に基い
て前記2個およびQ個の特徴点を夫々識別する ことを特徴とする位相測定装置。 (6)特許請求の範囲第4項記載の位相測定装置におい
て、 前記第1及び第2手段の少なくとも一方は複数の前記セ
ンサを有し、 前記第5手段は前記第1および第2信号の各組合わせに
基いて得られた複数の位相を平均する手段を有する ことを特徴とする位相測定装置。 (7)特許請求の範囲第1項記載の位相測定装置におい
て、 前記第1信号および/または第2信号上で識別し得る特
徴点のうちP−N個および/またはQ−M個のものの間
の間隔は識別し得る不規則性を有し該不規則性に基いて
残りN個および/またはM個の特徴点を識別する こ止を□特徴とする位相測定装置。 (8)特許請求の範囲第4項記載の位相測定装置におい
て、 前記第1および/または第20−タは略等間隔に配置さ
れた2個および/またはQ個の歯を有する歯車から各1
個の歯を削除した形の歯車であり、前記2個および/ま
たはQ個の特徴点のうちのP’−1個および/またはQ
−1個の特徴点の間隔の不均一性に基いて残り各1個の
特徴点を識別する ことを特徴とする位相測定装置。 (9)特許請求の範囲第1項記載の位相測定装置におい
て、 前記2個およびQ個の特徴点は夫々前記1周期内で略等
間隔に配置されるとともにPとQが異なる値をとる様に
した ことを特徴とする位相測定装置。
Applications Claiming Priority (10)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US47876083A | 1983-03-25 | 1983-03-25 | |
US47881983A | 1983-03-25 | 1983-03-25 | |
US479046 | 1983-03-25 | ||
US479043 | 1983-03-25 | ||
US478819 | 1983-03-25 | ||
US06/479,046 US4567462A (en) | 1983-03-25 | 1983-03-25 | Method and apparatus for reducing crosstalk effects upon phase measurement |
US06/479,043 US4630033A (en) | 1983-03-25 | 1983-03-25 | Method and apparatus for measuring phase |
US06/478,759 US4533902A (en) | 1983-03-25 | 1983-03-25 | Precision angle transducer using nonprecision rotors |
US478759 | 1983-03-25 | ||
US478760 | 1983-03-25 |
Related Child Applications (2)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6553091A Division JPH04212007A (ja) | 1983-03-25 | 1991-03-06 | 位相測定方法 |
JP6565391A Division JPH04212008A (ja) | 1983-03-25 | 1991-03-06 | 変換器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60315A true JPS60315A (ja) | 1985-01-05 |
JP2645268B2 JP2645268B2 (ja) | 1997-08-25 |
Family
ID=27541721
Family Applications (3)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59059283A Expired - Lifetime JP2645268B2 (ja) | 1983-03-25 | 1984-03-26 | 角度測定用変換機 |
JP6553091A Granted JPH04212007A (ja) | 1983-03-25 | 1991-03-06 | 位相測定方法 |
JP6565391A Granted JPH04212008A (ja) | 1983-03-25 | 1991-03-06 | 変換器 |
Family Applications After (2)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6553091A Granted JPH04212007A (ja) | 1983-03-25 | 1991-03-06 | 位相測定方法 |
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