JPS6031430Y2 - 直流電動機の制御装置 - Google Patents

直流電動機の制御装置

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JPS6031430Y2
JPS6031430Y2 JP1983000093U JP9383U JPS6031430Y2 JP S6031430 Y2 JPS6031430 Y2 JP S6031430Y2 JP 1983000093 U JP1983000093 U JP 1983000093U JP 9383 U JP9383 U JP 9383U JP S6031430 Y2 JPS6031430 Y2 JP S6031430Y2
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JP
Japan
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circuit
switching
current
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control circuit
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JP1983000093U
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JPS58127897U (ja
Inventor
輝夫 中川
一浩 杉
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株式会社東芝
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【考案の詳細な説明】 この考案は直流電動機のトルク方向を界磁電流の切換に
て行なう静止レナード制御に係り、特に切換後の電流の
急峻な立ちあがりを防ぐようにした直流電動機の制御装
置に関する。
この種従来の直流電動機の制御装置について第1図のブ
ロック図を参照して説明する。
図において10は速度基準で、この速度基準10と、速
度発電機11から得られる直流電動機12の速度帰還信
号13との偏差信号を積分動作する速度制御回路14に
印加し、この速度制御回路14の出力信号を電流基準切
換回路15を介して電流比率制限回路16に印加し、こ
の電流比率制限回路16の出力を、アナログスイッチ1
7と電流制御回路18を順次介して電圧制限回路19に
印加する。
アナログスイッチ17と電流制御回路18との接続点に
速度制御回路14からの積分量残留偏差を打ち消す放電
電圧を出すコンデンサ29を接続し、このコンデンサ2
9に並列にアナログスイッチ30を接続し、このアナロ
グスイッチ30の閉成により放電により放電を行い電機
子の突入電流をおさえている。
電圧制限回路19は制御整流器20の出力を電流制御回
路18の出力に応じて制御する。
電動機12の電流を電流検出器21で検出し、アナログ
スイッチ17を介して電流制御回路18に電流帰還信号
として印加するとともに後述する正逆トルク切換ロジッ
ク回路(以下単にロジック回路と称す)22に印加する
一方界磁巻線23は制御整流器24および制御整流器2
5のいずれか一方によって付勢され、これら制御整流器
24.25は界磁制御回路32に界磁電流基準26と電
流検出器27からの電流帰還信号28を印加する。
電流検出器27の出力信号をロジック回路22に印加し
、さらにロジック回路22に速度制御回路14の出力信
号を印加する。
しかしてこのロジック回路22は電機子電流が零になっ
た条件で動作している制御整流器24または25を絞り
、界磁電流が零になった条件で動作している制御整流器
24または25のゲートをしゃ断し、所定の時間後手動
作側の制御整流器24または25を生かす指令を与える
とともにアナログスイッチ17および30の開閉制御を
行なう。
このように構成されたものにおいて、いまアナログスイ
ッチ17が閉、30が閉でまた制御整流器24が動作し
、界磁巻線23が正方向に励磁されている状態で、トル
クの方向を逆にする指令、すなわち速度基準10を低下
させると電機子電流りは零となる。
この指令で制御整流器24は絞られる。
次いでアナログスイッチ17は開、30は開となり制御
整流器20の位相はマイナス側に偏倚する。
さらに界磁電流が零の条件で制御整流器24のゲートし
ゃ断が行なわれ、制御整流器25のゲートしゃ断解除及
び絞りが解除され制御整流器25が動作開始し、逆方向
の界磁電流が次第に増大していく。
そして界磁電流値が弱め界磁の一定値■fTに達した時
点、アナログスイッチ30を閉路し、位相絞りを解除し
て再びアナログスイッチ17を閉路して電機子側の制御
整流器24を生かす。
ところでこのような構成のものにおいて、直流電動機1
2は整流の問題で電流の立ちあがり時間が制限される。
このため従来制御中は電流比率を制限することで、電流
の立ちあがりを押さえる電流比率制限回路16が電流基
準切換回路15とアナログスイッチ17との間に挿入さ
れているが、界磁切換後の電流の急峻な立ちあがりを確
実に押えることはできない。
この理由として次の2つのことが考えられる。
すなわち第1の理由としては、界磁切換時間が長く、か
つ速度制御回路14に入力された速度偏差が切換期間中
に積分され、速度制御回路14が飽和するような値を有
している。
この積分された値は界磁切換指令に入る前の極性とは反
対であるが、前述の界磁切換方式では電機子電流は1方
向であり、電流基準切換回路15により電流基準を切換
えているため、界磁切換指令御を生かしたときには、常
に位相進み方向の電圧がかかることになる。
従ってこのままでは電流の立ちあがりは急峻となる。
次に第2の理由として界磁切換により直流電動機12の
逆起電力は+Eから−Eに変化し、切換後の最初の点弧
パルスの位相としては逆起電力−Eに対応した値すなわ
ち−Eより速度偏差の比例分に対応した電圧だけ進んだ
値になっていなければならない。
従って制御を生かす直前の最終段出力は直流電動機12
の逆起電力−Eに対応した負の電圧になっていることが
望しく、この値が適正でないと電流が突入する可能性が
ある。
前述の第1の理由にもとづく問題点を解決するため、従
来界磁切換中に電流制御回路18に最終段出力が絞られ
るような電圧をかけておけば、速度制御回路14の積分
器のコンデンサは充電された進み方向の電圧を打消すこ
とになる。
アナログスイッチ30を閉じ制御を生かす時に、コンデ
ンサ29の放電電圧は速度制御回路14からの逆極性の
電圧を打ち消すことになり、その偏差がコンデンサが放
電する間膜終段出力にかかり点弧位相としては1気に進
むことはない。
しかしながら第1図の回路では、本質的に界磁切換後に
直流電動機の逆起電力より速度偏差の比例分に対応した
電圧だけ進んだ値が最終段出力にかかるわけではなく界
磁切換後の電流は安定しない。
またこの方法以外に、界磁切換中に速度制御回路14を
アナログスイッチで短絡し、積分量を放電して界磁切換
後の残留偏差電圧を零にすることが考えられる。
しかしながらこの方法では界磁切換中の速度制御回路の
出力は速度制御回路に対して並列に接続されるアナログ
スイッチの順方向の電圧降下例えば数mVであり、この
出力が正逆トルク切換指令として使われると、切換指令
が発振してしまうため別の正逆トルク切換検出回路を設
けねばならない。
前述の第2の理由にもとづく問題点を解決するため従来
電流制御回路18に並列にアナログスイッチ32を設け
、界磁切換中に直流電動機12の逆起電力を入力として
、この電圧を電流制御回路18を通して1対1に最終段
出力に伝えるいわゆる電圧メモリ方式がとられている。
この考案はこのような事情にかんがみてなされたもので
、電流基準に対する界磁切換後の残留偏差電圧を確実に
零にすることにより、電流の立ちあがりを安定した状態
にできる直流電動機の制御装置を提供することを目的と
する。
以下この考案の一実施例について第2図のブロック図を
参照して説明する。
ここでは第1図と異る部分についてのみ説明する。
すなわち、この考案は速度制御回路14′と電流基準切
換回路15との間に、界磁切換後速度制御回路14′の
残留偏差電圧を零にする残留偏差零回路36を挿入する
さらに速度制御回路14′に、アナログスイッチ37と
界磁切換中にバンド電圧をもたせる正逆ロジック発振防
止回路38との直列回路を並列に接続しである。
さらに正逆ロジック発振防止回路38と速度制御回路1
4′との接続点とロジック回路22との間に、正逆トル
ク切換回路39が挿入されている。
第3図はこの具体的な回路を示すもので、速度制御回路
14′は速度制御増幅器14’−1に並列に、抵抗14
’−3とコンデンサ14’−4と軍制用ボリューム14
’−2との直列回路が接続され、入力端子に抵抗14’
−5,14’−6が挿入されている。
正逆ロジック発振防止回路38はダイオードが逆並列に
接続されており、界磁切換中速度制御増幅器14’−1
の出力電圧にバンドをもたせるものである。
正逆トルク切換検出回路39は正逆トルク検出増幅器3
9−1の一方の入力端子と出力端子に並列にダイオード
39−2が接続され、正逆トルク検出増幅器39−1の
他方の入力端子と出力端子に、抵抗39−3とダイオー
ド39−4との直列回路からなる正帰還回路が並列に接
続されている。
この正帰還回路はわずかなマイナス入力で“1”になり
、マイナス側からプラス側へ行く場合すなわち1′から
“0“になるためにはプラスの一定電圧が必要である。
ツェナーダイオード39−2には固定抵抗39−5を介
して軍制ボリューム39−6が接続され、正逆トルク検
出増幅器39−1の入力端子には抵抗39−7を介して
速度制御回路37に接続され、この速度制御回路37の
出力端子にはダイオード36−L 36−2が逆並列
に接続されている。
このダイオード36−1.36−2は界磁切換後残留偏
差電圧を打ち消すものである。
このような構成のものにおいて速度制御回路14′の出
力である速度偏差は次段電流マイナ−電制御の電流基準
であるとともに正逆トルク切換指令でもある。
すなわち界磁切換後の速度制御回路14′の残留偏差量
を零にするためにはアナログスイッチ37により界磁切
換中に速度制御回路14′を短絡してやればよいが、界
磁切換中の速度制御回路14′の出力が零であると、ロ
ジック回路22の出力が発振してしまう。
このためこの考案ではアナログスイッチ37に直列にダ
イオードを逆並列接続したロジック発振防止回路38に
より、速度制御回路14′の出力にバンド幅をもたせで
ある。
しかしこのままの構成では界磁切換後、マイナー電流制
御としては常に速度制御回路のロジック発振防止回路3
8のダイオードの順方向電圧降下が0.6Vの残留偏差
電圧をもっことになり、この値が電流の急峻な立ちあが
りの原因となる。
そこでこの考案では次段電流基準切換回路15の入力に
、速度制御回路14′の残留偏差電圧を打消す残留偏差
零回路36を設け、これにより界磁切換後の適正なマイ
ナー電流制御を行なうことができる。
以上述べたようにこの考案によれば速度制御回路の出力
のみで、電流基準及び正逆トルク検出増幅器の入力信号
を兼用しても界磁切換後の残留偏差電圧が零になり、か
つこのとき安定な電流の立ちあがりが実現できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の直流電動機の制御装置のブロック図、第
2図はこの考案による直流電動機制御装置の一実施例を
示すブロック図、第3図は同実施例の要部を具体的に示
す回路図である。 10・・・・・・速度基準、11・・・・・・速度発電
機、12・・・・・・直流電動機、13・・・・・・速
度帰還信号、14′・・・・・・速度制御回路、15・
・・・・・電流基準切換回路、16・・・・・・電流比
率制限器、18・・・・・・電流制御回路、19・・・
・・・電圧制限回路、20.24.25・・・・・・制
御整流器、22・・・・・・ロジック回路、23・・・
・・・界磁巻線、21.27・・・・・・電流検出器、
17,30.32,33・・・・・・アナログスイッチ
、36・・・・・・残留偏差零回路、38・・・・・・
正逆ロジック発振防止回路、39・・・・・・正逆トル
ク切換検出回路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. トルク方向を界磁電流の方向に切換えによって行なうよ
    うにした静止レオナード装置において、速度基準と速度
    帰還信号との速度偏差信号に応じて次段の電流マイナー
    制御回路の電流基準とする速度制御回路と、界磁切換後
    前記速度制御回路を短絡する第1の開閉要素と、界磁切
    換中にバンド幅をもたせ前記速度制御回路の短絡によっ
    て生ずる切換ロジック回路の発振を防止する回路と、ト
    ルク方向の切換時に電機子電流が零となった条件で動作
    状態にある界磁側の制御整流器の位相を絞り、かつ界磁
    電流が零となった条件で前記制御整流器のゲートしゃ断
    を行うとともに不動作状態の界磁側の他の制御整流器を
    生かす指令を与える界磁制御回路と、界磁切換中に第2
    の開閉要素の動作により直流電動機の逆起電力を1対1
    の比で最終段出力に与えて界磁電流が弱め界磁の一定値
    に達した時点で電機子側の制御整流器を生かす電機子制
    御回路とからなる直流電動機の制御装置。
JP1983000093U 1983-01-06 1983-01-06 直流電動機の制御装置 Expired JPS6031430Y2 (ja)

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JPS58127897U JPS58127897U (ja) 1983-08-30
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