JPS6030896A - 極低温配管のシ−ルド構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は、極低温液化ガス移送管に係り、特に液体水素
、液体ヘリウム用移送管の移送効率向上に好適な、液体
窒素などによる外部侵入熱シールド構造に関するもので
ある− 〔発明の背景〕 従来技術による極低温配管のシールド構造を第１図、第
２図により説明する。

第１図において、極低温液化ガス６は例えば液体水素、
液体ヘリウムなどであり、その移送管１は外部とは外管
３との間の真空空間５によって断熱されている。

しかしながら、外部温度との熱の授受では、輻射による
侵入熱量により移送液化ガスが蒸発、気化し、移送損失
が大きいため、中間部にシールド管４を設け、これにシ
ールド冷却管２を併設して、液体窒素などの冷媒７を流
して外部よりの侵入熱量を吸収する構造が採用されてい
る。

第１図に示した従来技術の例においては、シールド冷却
管２をシールド管４の一部に空洞を設けて挿入、配設す
るが、本構造では、シールド冷却管２とシールド管４の
空洞部の接触面積が有効にとれず、接触熱抵抗が大きく
なって冷媒の効果が十二分に生かされない欠点があった
。

第２図は、シールド冷却管２をシールド管４の外周にス
パイラル状に巻付けた例である。本例では、シールド冷
却管２の巻付作業、また、シールド管４へのハンダ付は
作業などに多大な工数を必要とし、組立手順も複雑にな
るという欠点があった。

〔発明の目的〕

本発明の目的は、シールド管への冷媒熱の有効利用と、
製作手順を簡易化した極低温配管のシールド構造を提供
することにある。

〔発明の概要〕

本発明は、極低温液化ガスを移送する移送管と外管との
間にシールド管およびシールド管な冷却するシールド冷
却管を設けた極低温配管において、シールド管を分割構
造としてその一端側に多層断熱材を介して移送管を挾持
し、他端側にシールド冷却管を直接接触により挾持する
ことにより、極低温配管のシールド構造を簡単にして、
製作１組立手順を簡略化したものである。

以下、本発明の一実施例を第３図により説明する。第３
図において、第１図、第２図と同一部材は同一符号で示
し、説明な省略する。

極低温液化ガス６を移送する移堺管１の外周には、高性
能の多層断熱材８を巻付け、その最外周には伝熱性が良
好で輻射率の小さい材料、例えばアルミニウム箔９が巻
付けられている０外部よりの侵入熱を吸収、防止するシ
ールド管４は分割構造（本実施例では半割構造）として
、一般配管での管クランプの如４その一端側に移送管１
を挾持せしめ、シールド管４を低温に保持するための冷
媒７を通すシールド冷却管２は裸管のままとし、一般の
管クランプの如曵シールド管４の他端側に挾持して取付
ボルト１０で締着する。このシールド管４の固着、装着
は、本実施例の如（ボルト締めでもよいし、クランプ、
ワイヤー、蝶番などで取付けても構わない。

本実施例によれば、シールド管４を分割構造としてその
一端側に多層断熱材８を巻付けた移送管ｌを挾持すると
共に、他端側にシールド冷却管２を直接接触により挾持
するようにしたものであるから、極低温配管の製作１組
立手順が簡単になると共に、シールド管４とシールド冷
却管２とを面圧をかけて接触させることができ、熱抵抗
を小さくしてシールド冷却管２内の冷媒によりシールド
管４を有効に冷却することができる。また、移送管ｌに
巻付けた多層断熱材８の最外層部に、熱伝導率が高−輻
射率が小さい材料、例えばアルミニウム箔を設けること
により、多層断熱材８外周温度を均一化させることがで
き、かつ、シールド管４の軸方向２周方向の切れ目にお
ける断熱材の温度上昇を防止することができ、全体とし
てのシールド効果を向上させることができる。

〔発明の効果〕

本発明は以上述べたように、極低温液化ガスを移送する
移送管と外管との間を真空断熱し、前記移送管と外管と
の間に輻射による熱侵入な吸収するシールド管および内
部に冷媒を流通させてシールド管を冷却するシールド冷
却管を設けた極低温配管において、前記シールド管を分
割構造とし、その一端側に多層断熱材を介して移送管を
挾持し、他端側にシールド冷却管を直接接触により挾持
したものであるから、極低温配管のシールド構造を簡単
にすることができ、製作９組立手順七簡略化することが
できると共に、製作コストを低減することができ、シー
ルド効果を向上させることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図、第２図は従来の極低温配管のシールド構造を示
す縦断面図、第３図は本発明の一実施例を示す極低温配
管のシールド構造の縦断面図である。 １・・・・・・極低温液化ガスの移送管、２・・・・・
・シールド冷却管、３・・・・・・外管、４・・・・・
・シールド管、５・・・真空空間、６・・・・・・極低
温液化ガス、７・・・・・・冷媒、８・・・・・・多層
断熱材、９・・・・・・アル１ニウム箔、１０・・・才
１図 才２図 ′ｆ３図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、　極低温液化ガスを移送する移送管と外管との間を
   真空断熱し、前記移送管と外管との間に輻射による熱侵
   入を吸収するシールド管および内部に冷媒を流通させて
   シールド管を冷却するシールド冷却管を設けた極低温配
   管において、前記シールド管を分割構造とし、その一端
   側に多層断熱材を介して移送管を挾持し、他端側にシー
   ルド冷却管を直接接触により挾持してなることを特徴と
   する極低温配管のシールド構造、２、　前記移送管に多
   層断熱材を巻付け、該多層断熱材外層部に熱伝導率が高
   曵幅射率が小さい材料を巻付けた特許請求の範囲第１項
   記載の極低温配管のシールド構造。