JPS6030577B2 - 安全ベルト巻取装置 - Google Patents

安全ベルト巻取装置

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JPS6030577B2
JPS6030577B2 JP57022025A JP2202582A JPS6030577B2 JP S6030577 B2 JPS6030577 B2 JP S6030577B2 JP 57022025 A JP57022025 A JP 57022025A JP 2202582 A JP2202582 A JP 2202582A JP S6030577 B2 JPS6030577 B2 JP S6030577B2
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JP
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belt
motor
output
signal
torque
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重一郎 高田
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TAKADA KOJO KK
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    • B60R22/34Belt retractors, e.g. reels
    • B60R22/46Reels with means to tension the belt in an emergency by forced winding up
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B60R22/46Reels with means to tension the belt in an emergency by forced winding up
    • B60R2022/4666Reels with means to tension the belt in an emergency by forced winding up characterised by electric actuators

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、車両等に備え付けられる安全ベルトの巻取装
置に関するものである。
従来の車両用の安全ベルトに用いる巻取装直にあっては
、ベルト巻取用シャフトの一端に巻戻し用スプリング(
以下リターンスプリングともいう)が取付けられており
、引き出されたベルトをこのスプリングのばね力により
巻取るようにしている。
このようなりターンスプリングは、ベルトが引き出され
た状態で常に安全ベルトに張力が作用するようになって
いるため、例えば運転者が安全ベルトを締めた後平常の
運転姿勢を保持した状態で運転者に圧迫感を与えること
になる。このため、一旦安全ベルトを締めて運転姿勢を
保持した状態では前記リターンスプリングによる安全ベ
ルトへの張力を一時的に緩和する(以下レデュースとも
いう)機構を備えた安全ベルト巻取装魔が必要になる。
本発明は前記要請に応えるためになされたものであり、
安全ベルトの巻取りを主としてモータ駆動により行なう
ことによって、運転者の運転姿勢に応じて常に最適な状
態で安全ベルトの張力(以下テンションともいう)を保
持すると共に、それに加えて緊急時にベルトに瞬間的に
強い張力を与えることができる安全ベルト巻取装贋を提
供することを目的とするものである。
以下実施例により本発明を具体的に説明する。
第1図は本発明安全ベルト巻取装置の一実施例を示す概
略分解斜視図であり、第2図は同組立側面図である。同
図において1は断面コ字状を成すフレームであり適宜の
手段により車床又はシート0に固定されるものである。
このフレームーの両側板IA,IB間には挿入孔ICを
介してシャフト2が回転自在に支持されており、このシ
ャフト2には安全ベルト3の一端が止着されて巻取り可
能になっている。この結果、矢印×方向がベルト引出し
時回転方向、逆方向Yが巻取り時回転方向となる。又、
シヤフト2は−方の側板IAの外方(図示左方)に向っ
て突出しており、突出先端部には後述するシャフト駆動
ギャを固定するための方形状の欧合突部2Aが設けられ
ている。IDは後述するモータ軸の挿入孔である。更に
上記側板IAの側面には前記シャフト2の挿入孔4Aと
後述する駆動ギヤの藤部を挿適するための挿通孔4Bと
を備えたりテーナ4が設けられている。又、このリテー
ナ4には後述するギャ保持プレート敬付用の取付孔4C
,4Cが設けられている。5はギャ保持プレートであり
、断面凸形状を成し、両端部に取付孔5C,5Cが設け
られていると共に、中間部盛り上り部には後述する減速
ギャ保持用の孔5A,58が設けられている。
そして「 このギャ保持プレート6は両端の取付孔5C
,5Cを介して前記リテーナ4の取付孔4C,4Cにね
じ止め等の適宜手段によって取付けられている。前記フ
レーム側板IAとりテーナ4の挿通孔ID,4Bには駆
動ギャ6の軸部6Aが回敷自在に挿通され、この鞠部6
Aには固着孔が設けられており、この固着孔にはコ字状
フレーム1の内底面に取付けられるモータ7の回転軸7
Aが挿通園定されている。このモータ7はリ−ド線78
を介して詳細を後述する制御回路ブロック12に接続さ
れている。前記ギャ保持プレート5には減速ギャ機構8
が取付けられている。この減速ギャ機構8は、前記駆動
ギャ6の歯部6Bに噛合する第1減速ギャ8Aと、この
第1減速ギャ8Aに同軸的に固着された第2減速ギャ8
Bと、この第2減速ギャ8Bに噛合する第3減速ギャ8
Cと、この第33減速ギャ8Cに同軸的に固着された第
4減速ギャ80と、前記第1及び第2の減速ギャを保持
プレート5の取付孔6B‘こ回動自在に取付けた回動ピ
ン88と、前記第3、第4の減速ギャを保持プレート5
の取付孔5Aに回動自在に取付けた回敷ピ4ン8Fと、
両回動ピン8E,8Fを回動自在に連結した連結プレー
ト8Gとによって構成されている。シャフト2の突出先
端部の磯合突部2Aには競合孔9Aを介してシャフト駆
動ギャ9が鉄合されており、このシャフト駆動ギャ9は
前記減速機構8の第4の減速ギャ80に噛合している。
又、前記フレーム側板IBから外方(図示右側)に突出
するシャフト2の先端にはパルサー20が固着されてい
る。このパルサ−20は例えば第3図に示すようにベル
ト巻取用シャフト2に固着される円板状の基板(例えば
ェポキシ樹脂)20Aの表面に導電箔パターン(例えば
銅箔)20Bを付着したものであり、この鋼箔は内周部
の円形接地部21B、これに連結されて放射状に外周に
延びる中間部21A、更に中間部から段差部を介して延
在する外延部21Bの領域を有し、各鏡或に対応する位
置に例えばフレーム1に固定される接点8,A,Bが配
置されている(第2図「第3図参照)。尚t各接点から
は図示しないリード線が延びており、そのリード線の先
端は前記制御回路ブロック12に接続されている。この
パルサー20と接点E,A,Bとによってシャフト回転
方向検出部材が構成される。尚、フレーム側板IBの外
方には車両の衝突時等の緊急時に動作する慣性感応装置
(以下Gセンサともいう)22が取付けられている。こ
のGセンサ22は例えば振り子の変位によってスイッチ
を閉じて電気信号を制御回路へ送出するようになってい
る。第4図は本発明の他の実施例装置の構造を示す概略
分解斜視図であり、第5図はその要部の組立部分断面図
である。
嵐図において前記実施例と同等の部材については同一符
号を付してその詳細な説明を省略する。この装置の前記
実施例のものと異なる部分は、シャフト2の先端に〜
3本のピン30Aを介して3個の遊星ギャ31A〜31
Cが取付けられた円板状のキャリア板30を固着し、側
板IAに前記遊星ギャに噛合する内歯ギャ32を固定す
ると共に「前記遊星ギャ31A〜31Cに共通に噛合す
る太陽ギャ33を設けト前記内歯ギャ32に偏平形状の
モータ7′を固定し、このモータ7′のモータ軸7A′
に前記太陽ギャ33を懐合固定した点である。第6図は
本発明の更に他の実施例装置の構造を示す概略分解斜視
図であり、第7図はその要部の組立部分断面図である。
この装置はモータ収納孔2A′を有するシャフト2′を
フレーム側板IA,IB間に挿入支持し、このモータ挿
入孔2A′の端部に前記第4図に示したキャリア30と
同等の構成を有するキャリア30′の突出部を接合固定
し、遊星ギャ31A〜31Cと太陽ギャ33とを噛合さ
せた状態でこれらを覆う様に遊星ギャに噛合するカップ
形状の内歯ギヤ32′をフレーム側板IAに固定すると
共に、シャフト2′の他端フランジ部に前記パルサ−2
0を固着した後、前記太陽ギャ33に軸7Aを固着した
小型モータ7を前記モータ収納孔2A′内に挿入した状
態で前記モータ7を取付けたブラケツト34をフレーム
側板IBに固定してなるものである。 Z次に
第8図を参照して前記制御回路ブロック12の内容を説
明する。この制御回路ブロック(単に制御回路ともいう
)12は前記パルサー20の各接点出力バルサーA、パ
ルサ−Bを入力してその位相を検知する位相検知回路1
3と、パルサーZA出力と位相検知回路13の2出力C
,Dをゲートしてそれぞれ2つの出力E,Fを発生する
2個のアンドゲートAND,,AND2と巻取側(W)
パルス処理回路14A、引出し側(D)パルス処理回路
14Bと、Dパルス処理回路14Bの出力にタイムラグ
を持たせるタイムラグ回路15と、このタイムラグ回路
15の出力を記憶する第1の記憶回路16と、Dパルス
処理回路14Bの出力を反転するインバータIN,と、
前記安全ベルト3の先端に設けられた図示しないトング
とバックルとの係合状態によって動作するバックルスイ
ッチSW,の出力信号が変化する毎にパルスを出力する
遷移検出回路17と、この遷移検出回路17の出力を記
憶する第2の記憶回路18と、各記憶回路16,18の
出力Wパルス処理回路14Aの出力を3入力とするオア
ゲートOR,と・このオアゲートOR,、前記ィンバー
タIN,と各出力を2入力とするアンドゲートAND3
と、インバータIN,の出力と図示しないィグニッショ
ンスィツチからの信号とを2入力とするアンドゲートA
ND4と、前記バックルスイッチSW,からの信号と前
記Gセンサ22からの信号とを2入力とするアンドゲー
トAND5と、前記モータ7,7′に第1の電流制限回
路19Aを介して直列接続されたトランジスタTr,と
、同じくモータ7,7′に第2の電流制限回路198を
介して直列接続されたトランジスタTr2と、同じくモ
ータ7,7′に接続されたトランジスタTr3とを有し
、前記各アンドゲートAND3〜AND5の出力によっ
て前記各トランジスタTr,〜Tr3を駆動するように
機成されている。ここで電流制限回路19A,19Bは
それぞれトランジスタTr,に流れる電流1,がトラン
ジスタTr2に流れる電流らよりも大きくなるように設
定されており、これらは共にトランジスタTr3に流れ
る電流13よりも小さくなるように制限されている。即
ち、L>1,>12の関係が成立し、従ってモ−夕7,
7′のトルクが変化するようになっている。そして、前
記電流1,を含む電流(電流1,のみ又は電流1,十1
2)がモータ7,7′に流れた際に、モータ7,7′に
生ずるトルクを第1のトルクとする。また、前記電流1
2のみがモータ7,7′に流れた際に、モータ7,7′
に生ずるトルクを第2のトルクとする。同様に、前記更
新五3を含む電流(電流ものみ又は電流L+L)がモー
タ7,7′に流れた際に、モータ7,7′に生ずるトル
クを第3トルクとする。これらのトルクの関係は、第3
のトルク>第1のトルク>第2のトルクとなっている。
尚、前記トランジスタTr,は後述するようにベルト装
着時に導通され、乗員に適度なテンションを与えるべく
モータ7,7′を前記第2のトルクで駆動する。前記ト
ランジスタTr2は少なくともベルト装着直後にスラッ
クが生じた際及びベルトを格納する際に導通され、モー
タ7,7′を前記第1のトルクで駆動する。また、前記
トランジスタTr3は衝突等の緊急時に導通され、モー
タ7,7′を最大トルクである第3のトルクで駆動する
。前記位相検知回路13は例えば第9図に示すように前
記パルサー20用の接点A,Bからの出力を反転するイ
ンバータm2,IN3と、D型フリツプフロツプFF,
とによって構成されている。
そして、前述のパルサー20と接点E,A,8が第10
図のような関係にあるとき、時計方向(CW)の回転時
には第11図a示すような各出力A,B,A,B,Qが
得られ巻取り方向回転(Winding,W)を検知し
、反時計万向(CCW)の回転時に第11図bに示すよ
うな出力が得られ引出し方向の回転(D的wer,D)
を検知するようになっている。
前記遷移検出回路17は例えば第12図に示すように電
源VccとバックルスイッチSW,の出力日とを2入力
する第1の排他論理ゲートEXOR,と、電源Vccと
第1の排他論理ゲートEXOR,の出力1を時定数回路
(蚤抗尽とコンデンサCoとからなる)を介して得られ
た出力Jとを2入力とする第2の排他論理ゲートEXO
R2と、この第2の排他論理ゲートEXOR2の出力K
と前記バックルスイッチSW,の出力日とを2入力とす
る第3の排他論理ゲ−トEXOR3とによって構成され
ており、バックルスイッチSW2の信号日が変化する毎
に第13図に示すような所定幅Tをもつパルス状出力L
を発生する。
この所定幅Tは時定数回路の設定の仕方によって任意に
調整できるものである。次に第14図の制限動作トルク
の説明図をも参照して前記構成装置の作用を説明する。
先ず、乗員が車両内のシートに着座してイグニツション
をオン状態にすると制御回路12内のィンバータIN,
の出力が「H」レベルとなっているのでこのときのアン
ドゲートAND4の出力によってトランジスタTt2が
オンとなり、モータ7,7′に制限電流12が流れるた
め、ベルト3は巻取り方向に前記第2のトルクを受ける
ことになり、ベルトの垂れ下り等が防止される。
次に、乗員がベルト装着のためにベルト3を引き出すと
、このとき、パルサー20は時計方向(CW)に回転す
ることになるのでパルサーA出力が先に発生し、その後
一部ラップした状態でパルサーB出力が生ずる(第11
図aの状態)ので、第8図に示した制御回路12内の位
相検知回路13はC=「HレD=「L」の出力を発生す
るのでアンドゲートAND2のパルス出力FによってD
側パルス処理回路14Bが動作しrH」レベル出力を発
生する。
この「H」レベル出力はインバータIN,によって「L
」レベルに反転されるのでトランジスタTr,を制御す
るアンドゲ−トAND3の出力G及びトランジスタT【
2を制御するアンドゲートAND4の出力が共に「L」
レベルとなり、このトランジスタTr,,Tr2を「オ
フJ にするのでモータ7が回転駆動されることはなく
、空転状態となりベルト引出しが円滑に行なわれる(第
14図1)。次に乗員が安全ベルト3を所望の長さ引出
した4段階で図示しないバックルにトングを係合すると
バックルスイッチSW,が「オン」となり、この瞬間に
遷移検出回路17から第13図に示すようなパルス状出
力Lが発生し、これが第2の記憶回路18に記憶される
ため、記憶出力ぐH」レベル)がオアゲートOR,に入
力され、オアゲートOR,の出力が「HJレベルとなる
そして一且バックルにトングが係合された段階で乗員が
安全ベルト3から手を離すと安全ベルトに緩み(スラツ
グ)が生ずることになる。この段階でベルト巻敬用シャ
フト2がベルト巻取方向に回転し始めるので、前記パル
サー20もベルト巻取方向に回転し、第11図bのA,
Bに示すようなパルス出力を発生する。この結果、位相
検出回路13の出力はC=「L」,D=「H」となり、
アンドゲートAND,からパルス状出力Eが発生しW側
パルス処理回路14Aから「H」レベル出力が発生する
。一方○側パルス処理回路14Bの出力はrL」レベル
に立下り、この立下り状態がタイムラグ回路15を介し
て第1の記憶回路16に記憶される。このときオアゲー
トOR,の出力は「H」レベルとなっており、かつイン
バータIN,の出力が「H」レベルであるためアンドゲ
ートAND3の出力Gが「H」レベルとなりトランジス
タTr,が導適する。これと同時にトランジスタTらも
導通するのでモータ7,7′が制限篭流1,と制限電流
12とによって前記第1のトルクで回転駆動される。従
ってモータ7,7′の回転により安全ベルト3のスラツ
グが迅速に吸収されることになる(第14図2の状態)
。スラッグが吸収されて安全ベルト3が乗員にフィット
した状態(ベルト装着完了状態)となるとW側パルス処
理回路14Aがオフになり、その出力が「H」から「L
」に立下るので第1及び第2の記憶回路16,18がク
リアされ、アンドゲートAND3のゲートを閉じるので
モータ7,7′は制限電流らのみによって駆動される(
第14図4の状態)。
ここで、制限電流12によって駆動されたときモータ7
,7′の前記第2のトルクを例えば5k9f・肌程度と
なるように設定しておけば乗員に適度なテンションを付
与することになる。安全ベルトの装着が完了した段階で
乗員が前煩姿勢等をとったときには安全ベルト3が引出
されるので前述のように2つのアンドゲートAND3,
AND4が共にゲ−トを閉じ、モータ駆動が行なわれず
、モータ7,7′が空転し、乗員が元の位置に復帰した
ときには先ずアンドゲートAND4のゲートが開き、モ
ータ7,7′に制限電流らが流れて前記第2のトルクで
ベルトの巻込みが行なわれ、ベルト3に生じたスラッグ
分が吸収される(第14図5,6)。装着状態から離脱
するためにバックルを解放すると、バックルスイッチS
W,の出力によって遷移検出回路17からのパルス状の
出力が生じ、第2の記憶回路18から「H」レベル出力
が生じ、このときD側パルス処理回路14Bの出力は「
L」レベルとなっているのでアンドゲートAND3,A
ND4のゲートが共に開き、モータ7,7′が回Z転駆
動されて安全ベルト3が前記第2のトルクよりも大きな
前記第1のトルクで巻込まれる。
このとき、安全ベルト3がシート等に引掛かったような
場合にはW側パルス処理回路14Aの出力が「L」レベ
ルに立下がることになるのでモータ7,7′は制限電流
12のみによって前記第2のトルクで駆動される。安全
ベルト3の引掛かりの原因が取除かれるとW側パルス処
理回路14Aの出力が「H」レベルとなりモータ7,7
′が前記第2のトルクよりも大きな前記第1のトルクで
回転し、前述のようにしてベルトが格納される(第14
図7の状態)。安全ベルト3の格納が完了し、ベルトの
動きが止まるとW側パルス処理回路14Aの出力が「H
」から「L」に立下るのでアンドゲートAND3のゲー
トが閉じモータ7,7′が制限電流12のみによって前
記第2のトルクで駆動され、ィグニツションスイツチを
オフとすることによってモータ7,7′の回転が停止し
、非使用状態となる(第14図8,9)。
次に乗員が安全ベルト3を装着した状態で車両が衝突事
故を起した場合等の緊急時にあってはこの瞬間にGセン
サ22が動作して信号を発生するので、制御回路12内
のアンドゲートANAから出力が発生し、駆動用トラン
ジスタTもが導通し、モータ7,7′に大蟹流13が流
れ、モータが前記第3のトルクで高速回転するので安全
ベルト3のテンションが急激に高められる。
このときの前記第3のトルクを例えば30〜45k9・
f側程度に設定しておくことによつり乗員の安全は確保
される(第14図10)。このとき他のトランジスタT
て2も導適しているのでモータ7,7′に流れる電流は
12十13となり第3のトルクは更に高められることに
なる。一般に衝突事故発生後に車両が梓止するとGセン
サ22が元の状態に戻る(リセット)ので、乗員はバッ
クルからトングを外すことにより容易に離脱することが
できるが、Gセンサ22が元に復帰しない場合を考えて
バックルスイッチSW,の信号経路又はGセンサ22か
らの信号経路のいずれかにリセット用ボタンを設けてお
けば使用の際のトラブルを防止することができる。以上
の動作説明において、安全ベルトを装着するためにベル
トを引出し、バックルにトングを係合する迄に若干の時
間を要した場合(つまり、ベルト引出しが完了して所定
時間経過したとき)には第1の記憶回路16の出力が「
H」レベルとなってモータ7,7′が前記第1のトルク
で駆動されベルト巻込み動作が行なわれるが、巻込み開
始して所定時間(即ちW側パルス処理回路14Aの動作
設定時間)後に、このW側パルス処理回路14Aの出力
が「H」から「L」に立下るのでモータ7,7′は制限
電流12のみによって前記第2のトルクで駆動されるこ
とになるので以後の引出し動作には何ら影響を与えない
。本発明は前記実施例に限定されず、種々の変形実施が
可能である。
第15図は本発明を構成する制御回路の他の実施例を示
すものである。
この回路は前記バルサー20‘こ代えてシャフトの回転
によって間欠的にパルス状出力を発生するパルサー20
′を設け、このパルサー20′の後段にパルサーからの
パルス出力を検知した場合に「H」レベル出力を発生し
、パルスが入力されないときには「L」レベル0出力を
発生するパルス処理回路31を設け、このパルス処理回
路31の出力と前記イグニツションスイツチSW2の出
力とを2入力とする/アゲートNORoを設け、このノ
アゲートNO凡の出力によって、前記モータ7,7′に
電流制限回路34B夕と共に直列接続されたダーリント
ン接続のトランジスタTr5を駆動すると共に、前記バ
ックルスイッチSW,の出力側にィンバータINoを介
して第1と第2のワンショット回路32,33を並列接
続し、各ワンショツト回路32,33の出力を2入力と
するオアゲートORoを設け、このオアゲート0〜の出
力によって前記モータ7,7′の接地側に電流制限回路
34Aを介して接続されたダーリントン接続のトランジ
スタTr4を駆動するようになっている。そして、Gセ
ンサからの出力とインバータINoからの出力とを2入
力とするノアゲ−トNOR,が設けられており、このノ
アゲートNOR,の出力によってモータ7,7′に接続
されたダーリントン接続のトランジスタTr6を駆動す
るように構成されている。尚、前記電流制限回燐34B
の外部にはトルク調整抵抗VRが設けられている。この
ような実施例回路の動作は次の通りである。
バックルスイッチがオン状態になっていないでイグニツ
ションスイツチSW2がオンとなれば、トランジスタT
r5がオンとなりモータ7,7′には制限電流らが流れ
て弱い第2のトルクでベルト巻取方向に回転することに
なり、車の走行中の振動等によってベルトがずり落ちる
心配はなく、又、イグニツシヨンスイツチSW2がオフ
のときにはモータの回転は行なわれないが、車は停止し
ているのでベルトがずり落ちることはない。
乗員がベルト装着のためにベルトを引出そうとするとパ
ルサー20′からパルス出力が生じ、パルス処理回路3
」から「H」レベル出力が発生するのでトランジスタT
もがオフになりモータ7,7′の回転を停止させ、空転
状態となるのでベルトは容易に引き出せる。
次にバックルにトングを係合(ラツチ)すると、第2の
ワンショツト回路33がトリガされ、トランジスタTL
がオンとなり、電流1,がモータ7,7′に流れるため
装着のために引出されたベルトのスラッグ分は強い第1
のトルクで巻取られる。
ワンショツト回路33からの出力が発生している間だけ
モータ7,7′が回転し、スラッグ分の吸収が行なわれ
、巻取りが終了すると、パルス処理回路31の出力がr
L」レベルとなっているのでトランジスタTh5がオン
になりモータ7,7′に制限電流らが流れてモータ7,
7′は第2のトルクで駆動され、ベルトには弱いテンシ
ョンが与えられる。この回転が乗員に圧迫感を与えない
ような値に設定されていることは前記実施例の場合と同
様である。ここで、乗員が前額等の姿勢をとることによ
ってベルトが引出されると、パルサ−20′の出力によ
ってパルス処理回路31からrH」レベル出力が発生す
るのでトランジスタTr5はオフになりモータ7,7′
に駆動電流を流さないのでモータ7,7′は空転状態と
なり、秦員の動きは制約されることはない。尚、前記ベ
ルト装着時のテンションは電流制限回路34Bに設けら
れているトルク調整抵抗VRによって可変できるのでが
好みに応じて調整できる。次に離脱のためにバックルか
らトングを解離すると第1のワンショツト回路32がト
リガされてトランジスタTLがオンになるのでモータ7
,7′に所定時間駆動電流1,が流れベルトを前記第1
のトルクで迅速に者取る。
この場合の所定時間を例えば1現物こ設定しておけばベ
ルトは確実に巻取られ、かつモー夕が焼損するようなこ
とはない。又、ベルトがシート等に引っ掛かりモータが
停止して完全に巻取られないような状態が発生したとき
であっても、第1のヮンショット回路32の動作終了後
においてもトランジスタTr5がオンとなり、モー夕に
は制限電流12が流れているのでモータは第2のトルク
で駆動され、引っ掛かりの状態が取り除かれれば、ベル
トの格納は確実に行なわれる。更に、車両の衝突等の緊
急状態が生じたときにはGセンサを動作し、ノアゲート
NOR,の出力によりトランジスタTr6が駆動されて
モータ7,7′に大電流13が流れるのでモ−外ま第3
のトルクで駆動されてベルトに大きなテンションがかか
り、乗員の保護が図れる。
このようにして上述の実施例の場合と同等の作用と効果
が得られる。又、前記制御回路12内のモータ駆動系の
構成を第16図のようにしてもよい。即ち、モータ7を
接地側に配置して電源+Vとの間に電流制限回路19A
と第1の駆動用トランジスタTr,を直列接続すると共
に、同じく電流制限回路198とトランジスタTr2の
直列回路を並列に接続し、第3の駆動用トランジスタT
r3のェミッタをモータ7,7′側に接続し、コレクタ
をDC−DCコンバータ23の出力電源+V,側に接続
する。このDC−DCコンバータ23は電源+V(例え
ば1沙)を昇圧して出力するものであり、コンデンサC
oによって安定化されている。この結果第3の駆動用ト
ランジスタTr3には駆動用トランジスタTr,,Tて
2に流れる電流1,,12よりも大きな電流13を流す
ことができ、目的を達成できる。以上詳述した本発明に
よれば安全ベルトの装着時にはモータを第2のトルクで
駆動して弱いテンションのみをベルトに与えるだけなの
で乗員はべルトによる圧迫力を感じることなく快適な運
転を行なうことができると共に、少なくともベルト装着
直後にスラッグが生じた際及びベルトを格納する際には
モータを第1のトルクで駆動してスラツグの除去及びベ
ルトの巻き取りを迅速に行い、さらに、緊急時にはモー
タを第3のトルクで駆動して高トルクのテンションを与
えて乗員の安全を図ることができる。
また、安全ベルトの巻取りを主としてモータによって行
なうことができるので動作の迅速化が図れ、操作性に優
れたものとなる。更に、制御回路は主としてパルサーの
回転時出力とバックルスイッチの動作出力だけで動作さ
せるようにしているので回路構成が簡単であり、動作が
単純なので回路設計も容易である。また、モ−夕は空転
状態と正回転状態だけを利用するため低価格の製品を使
用することができ、全体としても装置の低価格化を達成
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明装置の一実施例を示す分解斜視図、第2
図は同要部組立側面図、第3図は同実施例に用いられる
パルサーの正面図、第4図及び第5図は本発明の他の実
施例装置の構造を示す概略分解斜視図及び組立部分断面
図、第6図及び第7図は本発明の更に他の実施例の構造
を示す概略分解斜視図及び組立部分断面図、第8図は本
発明の実施例装置における制御回路の一例を示すブロッ
ク図、第9図は同制御回路に用いられる位相検知回路の
一例を示すブロック図、第10図はパルサ‐と接点との
関係を示す説明図、第11図a,bは位相検知回路の動
作説明のためのタイムチャート、第12図は前記制御回
路に用いられる遷移検出回路の一例を示す回路図、第1
3図はその動作説明のためのタイムチャート、第14図
は実施例装置の作用説明のための動作トルク図、第15
図、第16図は本発明の他の実施例の制御回路図である
。 1・・・・・・コ字状フレーム、IA,IB・・・・・
・側板、2……シャフト、3……安全ベルト、7,7′
…・・・モータ、8・・・・・・減速機構、12・・・
・・様。 御回路ブロック、13・・・・・・位相検知回路、14
A,148・・・・・・パルス処理回路、15・・・・
・・タイムラグ回路、16,18・・・・・・記憶回路
、17・・・・・・遷移検出回路、20,20′・・・
・・・パルサ−、.SW,…・・・バックルスイッチ、
SW2・・・・・・イグニツシヨンスイツチ。第5図図 船 図 寸 球 第2図 第3図 図 〇 船 図 ぬ 船 第7図 第9図 第10図 第11図 第12図 第13図 第14図 第15図 第16図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 コ字状フレームの両側板間に介設したベルト巻取用
    シヤフトに一端が止着された安全ベルトを引出し及び巻
    取り自在に格納すると共に、引出された安全ベルトをバ
    ツクルとトングとの係合により装着して使用する安全ベ
    ルト巻取装置において、前記フレーム側板に取付けられ
    たモータと、該モータの回転を前記ベルト巻取用シヤフ
    トに伝達する動力伝達機構と、前記ベルト巻取用シヤフ
    トの回転状態を検出して信号を発生するシヤフト回転方
    向検出部材と、前記バツクルとトングとの係合状態を検
    出してその状態が変化する毎に信号を発生するバツクル
    スイツチ手段と、車両の緊急時に検出信号を発生する慣
    性感応装置と、少なくともバツクルスイツチ手段からの
    信号を入力する毎に前記モータを第1のトルクでベルト
    巻取方向に回転駆動し、前記シヤフト回転方向検出部材
    からベルト引出し方向回転信号が出力されたときには前
    記モータを空転状態とし、前記シヤフト回転方向検出部
    材及びバツクルスイツチ手段のいずれからも信号が発生
    していないときにはモータを前記第1のトルクより低い
    第2のトルクでベルト巻取方向に回転駆動すると共に、
    バツクルスイツチ手段からの信号と慣性感応装置からの
    信号とが入力されたときには前記第1、第2のトルクよ
    りも高い第3のトルクでモータを高速回転させる如き制
    御を行なう制御回路とを設けたことを特徴とする安全ベ
    ルト巻取装置。
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