JPS6030478Y2 - 遠心式フアン用羽根車 - Google Patents

遠心式フアン用羽根車

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Publication number
JPS6030478Y2
JPS6030478Y2 JP8813479U JP8813479U JPS6030478Y2 JP S6030478 Y2 JPS6030478 Y2 JP S6030478Y2 JP 8813479 U JP8813479 U JP 8813479U JP 8813479 U JP8813479 U JP 8813479U JP S6030478 Y2 JPS6030478 Y2 JP S6030478Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
impeller
ring
central
centrifugal fan
stay
Prior art date
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Expired
Application number
JP8813479U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS566991U (ja
Inventor
寿夫 小松
Original Assignee
ダイキン工業株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by ダイキン工業株式会社 filed Critical ダイキン工業株式会社
Priority to JP8813479U priority Critical patent/JPS6030478Y2/ja
Publication of JPS566991U publication Critical patent/JPS566991U/ja
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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、遠心式ファン用羽根車に用いられるエンドリ
ングの改良に関する。
周知のように、遠心式ファンはケーシング内で羽根車を
回転せしめて流体に遠心力を与えることにより、流体を
羽根車の両側から吸い込む一方、羽根車の羽根の間を通
って外周に吐き出すようになっている。
ところで、羽根車は、環状の羽根板を支えるため、少な
くとも一対のステーを有するエンドリングを両側部に備
えているが、この両側部は空気吸込口となるため前記ス
テーは吸い込み抵抗の太きな原因となっている。
本考案は、この種の遠心式ファン用羽根車のエンドリン
グを改良して流体の吸い込み抵抗を低減し、ファン効率
を向上させようとするものである。
上記目的を達成するための本考案の要旨とするところは
、環状の羽根板と回転軸用ボスと2個のエンドリングと
からなり、前記各エンドリングが、前記羽根板の周縁に
直接固定される外周リング状部と、前記回転軸用ボスが
固定される中央リング状部と、前記回転軸用ボスが固定
される中央リング状部と、前記外周リング状部と、中央
リング状部の間で径方向に延在して両者を連結する複数
のステーとで形成された遠心式ファン用羽根車において
、前記各ステーを中央平板部と両側折曲板部とからなる
断面コの字形部材によって形成し、前記両側折曲板部が
回転軸の軸方向と平行になるように位置させるとともに
、前記中央平板部に径方向沿いに軸方向に貫通する長孔
を形成したことを特徴とする遠心式ファン用羽根車に存
する。
以下に、本考案を実施例について具体的に説明する。
第1〜3図は第1実施例を示している。
第1゜2図に示す如く、羽根車1はケーシング11内に
収納されて回転軸Oの回りを矢印X方向に回転するよう
になっている。
図中、2は多数の羽根数の羽根3,3が周囲方向に沿っ
て形成された環状の羽根板、12a、12bは上記羽根
板2をその両側より支えるエンドリング、10は図示し
ない回転軸が挿入、固定されるボスである。
上記各エンドリング12a、12bは夫夫、羽根板2の
周縁に固定される外周リング状部4と、上記ボス10が
固定される中央リング状部5と、上記外周リング状部4
と中央リング状部5の間で径方向に延在して両者を連結
する複数のステー6.6.・・・・・・よりなる。
上記各ステー6は、第3図に示すように、断面コの字状
に形成するとともに、その主面、すなわち中央平板部7
aに径方向つまりステーの長手方向に伸びる長孔7を形
成している。
中央平板部7aに対する一対の側面すなわち両側折曲板
部8゜8は回転軸Oの軸方向と平行で夫々リブの機能を
もつ。
上記構成において、羽根車1がケーシング11内で回転
すると、流体の流れは矢印Yの方向、つまり、羽根車1
の両側からエンドリング12a。
12bのステー6.6並びにステー6.6の長孔7を通
り、さらに羽根板2の各羽根3,3を通って外周方向に
空気が流れる。
従来公知の羽根車においては、各エンドリングに上記の
如き長孔が設けられておらず、各ステー、は流体の吸い
込み抵抗の大きな原因となっていたが、この実施例によ
れば流体の吸い込みは抵抗は大巾に軽減される。
第6図は、上記従来のものとこの実施合のものとの性能
を比較した実験例を示している。
両者の諸元は同一で下記の通りである。
(諸 元) 羽根車の直径l;400TrIM1長孔の長さ:14−
1羽根車の巾w;200rrr!It1長孔の巾;15
m第6図から明らかなように、この実施例のものは従来
のものに比較して定風量当りの吐出口における静圧が大
きく、シたがって、エンドリング12a、12bの各ス
テー6に長孔7を設けたことによって、大巾に吸い込み
抵抗が減少し、吸込量が増大していることが分かる。
上記第1実施例はエンドリング12a、12bの各ステ
ー6に単に長孔7を設けたにすぎないものであるが、第
4,5図の第2実施例に示すように各ステー6に、羽根
車1の回転方向Xにおける前方側に向って開くように外
側方向に屈曲せしめた切り起し片9を形成してもよい。
この切り起し片9が主面7aに対してなす角度αは50
°程度が好ましい。
この第2実施例によれば、羽根車1が回転する際、空気
が切り起し片9によって、切り起し片9の形成の結果で
きる長孔7bを介して内側にかき込まれるので、この場
合も第1実施例と同程度のを能を発揮する。
以上の説明より明らかなように、本考案に係る遠心式フ
ァン用羽根車は、エンドリングの各ステーに径方向沿い
に軸方向に貫通する長孔を設けるという簡単な構成で、
流体の吸い込み抵抗を従来のものに比較して飛躍的に減
少させることができ、遠心式ファンのファン効率の向上
を図ることができる。
また、本考案は、ステー自体の巾寸法を小さくすること
によって流体の吸い込み抵抗を小さくするのではなく、
ステー自体の巾寸法は従来のものと変えることなく、長
孔を設けることによって流体の吸い込み抵抗を減少させ
るものであるから、ステーの断面係数は断面積の割には
大きく、しかも、上記ステーを断面コの字形としてその
両側折曲板部を補強リブとして構成しているので、ステ
ーの強度は実用上十分耐え得るものである。
また、ステーの上記両側折曲板部は、長孔を有する中央
平板部に対して直角、すなわち回転軸の軸方向と平行で
あるので、吸込空気に旋回成分が存在しても、この旋回
成分は前記折曲板部のガイド作用によって回転軸と同方
向に流れることとなり、したがって、上記両側折曲板部
は吸込空気に対し、それほど抵抗とはならない利点があ
る。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図は第1実施例に係
る遠心式ファンの羽根車の中央断面図、第2図は第1図
の矢視P方向に見た半正面図、第3図は第2図■−■線
断面図、第4図は第2実施例の遠心式ファンの羽根車の
第2図に対応する半正面図、第5図は第4図■−V線断
面図、第6図は第1実施例のものと実施例のもののファ
ン性能の比較実験結果を示すグラフである。 1・・・・・・羽根車、2・・・・・・羽根板、3・・
・・・・羽根、4・・・・・・外周リング状部、5・・
・・・・中央リング状部、6・・・・・・ステー、7,
7b・・・・・・長孔、7a・・・・・・中央平板部、
訃・・・・・両側折曲板部、10・・・・・・ボス、1
1・・・・・・ケーシング、 12a。 12b・・・・・・エンドリン グ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 環状の羽根板2と回転軸用ボス10と2個のエンドリン
    グ12a、12bとからなり、前記各エンドリング12
    a、12bが、前記羽根板2の周縁に直接固定される外
    周リング状部4,4と、前記回転軸用ボス10が固定さ
    れる中央リング状部5.5と、前記外周リング状部4,
    4と中央リング状部5,5の間で径方向に延在して両者
    を連結する複数のステー6・・・・・・とで形成された
    遠心式ファン用羽根車において、前記各ステー6を中央
    平板部7aと両側折曲板部8,8とからなる断面コの字
    形部材によって形成し、前記両側折曲板部8.8が回転
    軸Oの軸方向と平行になるように位置させるとともに、
    前記中央平板部7aに径方向沿いに軸方向に貫通する長
    孔7,7bを形成したことを特徴とする遠心式ファン用
    羽根車。
JP8813479U 1979-06-26 1979-06-26 遠心式フアン用羽根車 Expired JPS6030478Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP8813479U JPS6030478Y2 (ja) 1979-06-26 1979-06-26 遠心式フアン用羽根車

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JP8813479U JPS6030478Y2 (ja) 1979-06-26 1979-06-26 遠心式フアン用羽根車

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS566991U JPS566991U (ja) 1981-01-21
JPS6030478Y2 true JPS6030478Y2 (ja) 1985-09-12

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ID=29321328

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JP8813479U Expired JPS6030478Y2 (ja) 1979-06-26 1979-06-26 遠心式フアン用羽根車

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JPS566991U (ja) 1981-01-21

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