JPS6030402Y2 - 内燃機関の摺動型バブルにおけるシ−ル構造 - Google Patents

内燃機関の摺動型バブルにおけるシ−ル構造

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JPS6030402Y2
JPS6030402Y2 JP17122279U JP17122279U JPS6030402Y2 JP S6030402 Y2 JPS6030402 Y2 JP S6030402Y2 JP 17122279 U JP17122279 U JP 17122279U JP 17122279 U JP17122279 U JP 17122279U JP S6030402 Y2 JPS6030402 Y2 JP S6030402Y2
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JP
Japan
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recess
internal combustion
seal structure
valve
combustion engine
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JP17122279U
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Inventor
浦太郎 浅香
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本田技研工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は内燃機関の摺動型バルブにおけるシール構造に
関するものである。
内燃機関の吸・排気弁装置として、きのこ弁穴の弁装置
に代えて回転体により吸・排気通路と燃焼室とを選択的
に連通接続する摺動型バルブは知られている。
この種摺動型バルブは、燃焼室と摺動型バルブの開口部
、バルブ周壁との間のシールを行う必要があり、このた
め摺動型バルブの開口部側、或はこれのハウジング側に
凹部を設け、ここにセラミック、カーボン等のリング状
シール部材を嵌装し、これをウェーブワッシャの如きス
プリングで相手方に弾圧し、且つシール部材の外周には
ピストンリングの如きシールリングを介設し、凹部内壁
とシール部材の外周間をシールしている。
かかるシール構造を採用した場合、燃焼室のガスは凹部
に介装したウェーブワッシャの隙間から凹部内周とシー
ル部材外周間に侵入し、シールリングでこのガスの漏洩
を阻止せんとするが、シールリングはシール部材への組
み付けのため欠円状に成形せざるを得す、このためシー
ルリングの合せ目に隙間が発生し、ここからガスが漏洩
し、高いシール性は得られ難い。
又シールリングを用いるため部品点数が増え、更にはシ
ール部材にシールリング嵌装用のリング状溝を成形する
必要がある等シール部材の構造も複雑化せざるを得ない
本考案者は摺動型バルブのシール構造における上記した
問題点を解決すべく本考案をなしたものである。
本考案の目的は、摺動型バルブの本体の開口部とハウジ
ングの燃焼室の開口部の一方に凹部を設け、この凹部に
摺動自在に嵌装されたシール部材を弾圧部材で相手方に
弾圧押接するようにしたシール構造において、上記シー
ル部材の底と凹部の対面する内底との間に内径方向に開
放された断面略横U字型のリング状弾圧部材を介設し、
このリング状弾圧部材の外径部を境にして連続した上下
の部分の内径端にそれぞれ上下に折曲された折曲部を形
成し、これら折曲部をシール部材の底及び凹部内底に面
接触せしめるとともに、燃焼室のガス圧を弾圧部材のU
字型断面の拡径方向に作用せしめるようにすることによ
って、シール性を向上せしめるとともに、上記シールリ
ングを不要とし、部品点数の減少、シール部材の構造、
成形の簡単化をも図ることができるという利点を有する
内燃機関の摺動型バルブにおけるシール構造を提供する
にある。
次に本考案の好適一実施例を添付図面に従って詳述する
第1図は本考案のシール構造が適用される摺動型バルブ
の一例としてのロータリーバルブ全体の縦断面図で、内
燃機関1のシリンダ2内のピストン3上には燃焼室5を
一部に設けたシリンダヘッドであるローターハウジング
4が設けられ、ハウジング4にはシリンダ2の軸方向と
直交する方向に円筒状のローター収納部6が形成されて
いる。
収納部6内にロータリーバルブ本体7を嵌装し、本体7
は円筒状をなし、内部にインレットマニホールド8の吸
入通路8aと連通接続し、これの一部をなす空間7aと
、エキゾーストマニホールド9の通路9aと連通接続し
、上記空間7aと区画され、且つこれの内部を横断する
如く設けられた排気連絡通路7bとを備え、夫々7ay
7bは本体7の同一円周上に位相をズラせて設けた開ロ
アc、7dで燃焼室5と選択的に連通し、本体7はスプ
ロケット1ezチエン7fでクランクシャフト等により
回転駆動される。
以上のロータリーバルブの燃焼室5との連通接続部のシ
ールは、ハウジング4の燃焼室5の上部に円形の凹部1
0を設け、凹部10内にセラミック、カーボン等で成形
したリング状のシール部材11を嵌装し、シール部材1
1は燃焼室5の上部内径部5a、開ロ部7c、7dと適
合する径の開口部11aを備える。
このシール部材11の底11bと、これと対向する凹部
10の内底部10bとの間に弾圧部材、即ちシールスプ
リング12を介装する。
第3図はこの部分を拡大したもので、シールスプリング
12は断面略横U字型をなし、内向きに開放12aされ
たリング状をなし、バネ鋼等により成形される。
U字型の底をなす部分は外径部12bをなし、この部分
は湾曲し、外径部12bを境にして上下に湾曲しつつ上
下の部分12c、12dが内径方向に延出され、上下の
部分12c。
12dの内径端が夫々上下に折曲され、折曲部12e、
12f端がシール部材の底11bと内部内底10bに接
し、上下の部分12c、12dの拡開弾圧力でシール部
材11を上方へ弾圧し、本体7周にこれを圧接せしめる
かくしてシール部材11をスプリング12で弾圧し、シ
ール作用を行う。
ところで、燃焼時の高圧ガスは開口部5a、凹部10の
空間S1開口部11aに作用し、開口部11aが本体7
周で塞がれているため、空間Sに作用する。
この空間Sは外側の空間S1とスプリング12で区画さ
れ、これの内径上下折曲端12e、12fは底10b、
llbに弾接しているため、ガスの外側空間S1への漏
洩は阻止される。
そしてガス圧は横U字型をなすスプリング12の内径側
にあって上下の部分12c、12dを上下に拡開する方
向に作用し、この結果スプリング12はU字断面が拡開
する方向に加圧され、上下の折曲端12e、12fの面
圧は上昇し、この部分12e、12fの底10b、11
bへの圧接力は高められ、内側空間Sのガスの外側空間
S□への漏洩をガス圧自身の圧力を利用して遮断するこ
ととなり、ガス圧でシール性を一層高めることができる
こととなる。
従ってガス圧はスプリング12で気密に遮断され、シー
ル部材11の外周11cと凹部内周10aとの間のクリ
アランスS2からのガスの漏洩は防止され、凹部内径部
10aとシール部材11の外径部11cとの間にピスト
ンリング類似のシールリングを介装する必要がない。
第4図はシールスプリング112を内・外二重の板材1
12−1,112−2で形成したもので、何れも横U字
型のリング部材112−1,112−2を内・外に重ね
合せ接合し、一体化したもので、その作用は上記と同じ
である。
尚本実施例に従えば、ガス圧を受ける応力的に弱い部分
が二重構造となることにより強度が著しく向上し、耐久
性が向上するとともに、折曲部112−1e、112−
If、112 2e、112−2fが二重構造となり、
底10b、llbとの接触部が二段となり、ラビリンス
作用が働き、シール効果は一層向上する。
第5図はシールスプリング212を上下分割タイプで成
形したものである。
スプリング212は対称形状に成形した上下の部材21
2−1,212−2からなり、夫々は内径部に対称的に
各上下に向く折曲部212−1a、212−2aと、こ
れの外径部に略々フラケットに平行し、外径側で対称的
に上下に傾斜した連続せる中間部212−1b、212
−2bを備え、中間部外径端に接合フランジ212−1
c、212−2cを連続して備え、フランジ端を溶接等
で接合し、断面略横U字型のスプリング212を得る。
その作用、効果は上記と同じであるが、本実施例によれ
ば、最初から横U字型断面に成形することなく二枚の部
材に分割して成形するためプレス成形が容易となり、製
作が容易で精度も得られ易く、スプリングの量産、コス
トダウンの点で好ましいこと、応力の発生する個所であ
る外径湾曲部がフランジ部212−1c、212−2c
の二枚厚の重ね合せ部となり、湾曲した折り曲げ部とな
らないため応力的にも余裕が生じ、強度が向上し、耐久
性が増す。
第6図の実施例は第5図の実施例を二重構造としたもの
で、上の部材は外側の部材312−IAと内側の部材3
12−IBとからなり、下の部材は312−2Aと31
2−2Bとからなり、夫々をフランジ部で接合してスプ
リング312を得、本実施例に従えば第4図と第5図の
実施例の利点を併せ有することとなる。
第7図は変更実施例を示し、バルブ本体7の開ロアc、
?d側に凹部410,410を個々に設け、凹部410
に既述のスプリング412を介してシール部材411を
夫々介装したもので、シール部材411はバルブ本体の
収納部6内壁に弾圧され、シールを行う。
このような形式のものにも本考案は実施し得るものであ
る。
尚、実施例では本考案のシール構造をロータリーバルブ
を例にとって説明したが、ロータリーバルブに限らず、
球面バルブ、その他の摺動型バルブ全てに適用すること
ができる。
以上で明らかな如く本考案によれば、燃焼ガス圧で弥生
部材は拡開し、シール部材と凹部間で弾接部の面圧を高
め、凹部とシール部材間の空間の区画性、気密性を高め
、高いシール効果を得ることができるとともに、ガス圧
を利用して気密性を確実に得ることができるためシール
リングは不要となり、従って部品の減少、シール部材の
構造の簡単化を図ることができる他、バネ自体も断面横
U字型でリング状に成形することにより得られ、溶接接
合品等により簡単に、成形容易に、実用上充分の強度と
耐久性を確保しつつ得ることができる等実用的効果甚大
である。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すもので、第1図はロータ
リーバルブの縦断側面図、第2図は同端面図、第3図は
要部の拡大図、第4図乃至第6図は弾圧部材の変更実施
例の拡大断面図、第7図はシール構造の変更実施例図で
ある。 尚図面中1は内燃機関、7はバルブ、10,410は凹
部、11,411はシール部材、12゜112.212
,312,412は弾圧部材である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 摺動型バルブの本体の開口部とハウジングの燃焼室
    の開口部の一方に凹部を設け、この凹部に摺動自在に嵌
    装されたシール部材を弾圧部材で相手方に弾圧押接する
    ようにしたシール構造において、上記シール部材の底と
    凹部の対面する内底との間に内径方向に開放された断面
    略横U字型のリング状弾圧部材を介設し、このリング状
    弾圧部材は外径部を境にして連続した上下の部分からな
    り、これら上下の部分の内径端はそれぞれ上下に折曲さ
    れ、これら折曲部はシール部材の底及び前記凹部内底に
    面接触すると共に、上記燃焼室の圧力変動により上下に
    拡開することを特徴とする内燃機関の摺動型バルブにお
    けるシール構造。 2 前記弾圧部材は板材で成形され、内・外二重の重ね
    合せ接合体からなる前記実用新案登録請求の範囲第1項
    記載の内燃機関の摺動型バルブにおけるシール構造。 3 前記弾圧部材は二枚の板材で成形され、U字型湾曲
    部である外径部で溶接等により接合一体化された前記実
    用新案登録請求の範囲第1項記載の内燃機関の摺動型バ
    ルブにおけるシール構造。 4 前記弾圧部材は二重に積層された二組の板材で成形
    され、U字型湾曲部である外径部で溶接等により接合一
    体化された前記実用新案登録請求の範囲第1項記載の内
    燃機関の摺動型バルブにおけるシール構造。
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