JPS6030338Y2 - 樋体を備えるトツプライト - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は樋体を備えるトップライトに関するもので、ト
ップライト上面に沿って流下した雨水を案内する樋体を
備えるトップライトを提案することを目的とする。

すなわち、本考案は家屋に設けられた上向き開口部の相
対する位置に上端の高さが異なる当木を設け、該当木に
内側に透光板を収納した透光板収納枠体の傾斜して取り
つけるとともに、該透光板収納枠体の傾斜下端部の下方
に透光板収納枠体とは別体の樋体を設け、この樋体の屋
内側の内側縁を、上記透光板収納枠体の傾斜下端部から
垂下形成された垂下縁と高さの低い方の当木との間に納
めて固定しことを特徴とする。

以下、図面によって本考案の実施態様について説明する
。

まず、第１図ａ、 ｂにおいて、符号１はトップライト
を示す。

このトップライト１は山型開口部Ｗに取りつけられてい
る。

山登は家屋の外壁の一部を屋外側にコ字状に突出したも
ので、基壁２と、基壁２の前方に突出した前壁２ａと前
壁２ａの両側の袖壁２ｂとを備え、トップライトの取り
つけ開口部Ｗは基壁２と前壁２ａとに取りつけた当木３
と両袖壁２ｂとから構成されている。

この開口部Ｗ上にトップライト１を固定する。

トップライト１は第１図ａに示すように傾斜上下部の横
枠Ａ、 Ｂと第１図すに示すような傾斜面に沿う縦枠Ｃ
とをを方形に枠組して成る枠体内にガラス板、合成樹脂
板等の透光板４，４′を配設したものである。

上下透光板４は、いずれも框組みし、透光板収納枠体を
所定位置に取りつけた後に下部透光板を透光板収納枠体
内に収納し、さらにその上から上部透光板を配設する。

しかし、トップライトは足場の悪い高所で取りつけるこ
とが多いので、施工に都合が良いように、種々のものが
提案実施されている。

例えば、枠組みと同時に下部透光板も予め透光板収納枠
体内に組み入れてしまうものや、軽量化をはかるために
透光板を一重にするもの、框組みしないもの等である。

これらはいずれも、本考案の要旨を左右するものではな
いので、本考案においてトップライトは図示したものに
限定されないものとする。

上記トップライト１は山型開口部Ｗの基壁２と前壁２ａ
に取りつけられた高さの異なる当木３゜３上に装着され
ている。

そして、トップライト１の傾斜下端部には上部に上部透
光板４の框４ａの外側に張出す張出縁６が形成され、こ
の張出縁６は透光板収納枠体の下部横枠Ｂの上部に設け
られたネジ受は縁７にネジ止めされている。

下部横枠Ｂの下部には垂下縁８が形成され、該垂下縁８
は前壁２ａ上の当木３の外方に設けられている。

次に、上記トップライト１の傾斜下端部の下方には樋体
５が設けられている。

樋体５は屋内側の内側縁５ａと屋外側の外側縁５ｂと底
縁５Ｃとを断面略コ字形に形成したもので、外側縁５ｂ
はトップライト１の昇降としての機能を有するもので、
適宜のデザイン的凹凸面が設けられ、底縁５Ｃの端の端
部には導水孔５ｄが形成されている。

また、内側縁５ａには突条５ａ’、５ａ／が形成され、
樋体５の両端にはキャップ（図示せず）が取りつけられ
ている。

上記樋体５の内側縁５ａは前壁２ａ上の当木３と透光板
収納枠体の垂下縁８との間に納められて前壁２ａにネジ
止めされ、これによって樋体５がトップライト１の傾斜
下端部の下方に固定されている。

また、導水孔５ｄには係止金具１０を介して鎖等の導水
体１１が垂設されている。

上述の構成により、トップライト１上に降った雨水はそ
の傾斜下端部の張出縁６の先端又はその下部の垂下縁８
を伝わって流下するが、樋体５の内側縁５ａは垂下縁８
の屋内側に設けられているため、上記雨水は全て樋体５
内に案内され、導水孔５ｄから導水体１１を伝わって排
出される。

上述のように、樋体５はトップライトの透光板収納枠体
とは別体に構成されているので、トップライトの設置場
所等の条件にもとづき必要に応じて選択的に取りつける
ことができる。

また、雨樋の内側縁はトップライトの透光板収納枠体を
取りつける当木と該透光板収納枠体の垂下縁との間に納
められているので、雨水を良好に樋体内に案内すること
ができる。

【図面の簡単な説明】

第１図ａ、 ｂは本考案に係る樋体をトップライトに取
りつけた一例の側面及び正面の断面図であり、第２図は
上記框体を拡大して示した側面の断面図である。 符号、１・・・・・・トップライト、２・・・・・・基
壁、３・・・・・・取りつけ材、４・・・・・・透光板
、５・・・・・・樋体、６・・・・・・張出縁、７・・
・・・・ネジ受は縁、８・・・・・・垂下縁、１１・・
・・・・導水体。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 家屋に設けられた上向き開口部の相対する位置に上端の
   高さが異なる当木を設け、該当本土に内側に透光板を収
   納した透光板収納枠体を傾斜して取りつけるとともに、
   該透光板収納枠体の傾斜下端部の下方に透光板収納枠体
   とは別体の樋体を設け、この樋体の屋内側の内側縁を上
   記透光板収納枠体の傾斜下端部から垂下形成された垂下
   縁と高さの低い方の当木との間に納めて固定したことを
   特徴とする樋体を備えるトップライト。