JPS6030070B2 - ネジ無し端子装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はネジ締めによることなくバネ圧のみにて電線を
秋持しようとするネジ無し端子装置に係る。

この種ネジ無し端子装置としては電線の抜け止に対し鋭
角にて喰い込むバネ材の鎖錠片にて成したものが存在す
る。

而してこの種のものは鎖錠片が鋭角的に電線に喰い込む
ものであって、電線挿入時でもそのバネ圧が１００％作
用し、挿入に強い力が必要であった。

又、これは外部に何の変哲もないことから、その電線接
続の確認ができなかった。本発明は上記の様な点に鑑み
て成したものであって、即ち電線挿入が容易で、且つそ
の接続完了が外部から判別できるようにしたものである
。

以下本発明を一実施例として掲げた図面に基いて説明す
ると、Ｔは電線、１は絶縁物製器体で、端子収納室２を
有し、且つ上壁３には上窓４を、又側壁５には藤孔６と
を有する。７は収納室２に位置した端子板、８は端子板
７に対嶋する押えバネで、端子板７との間で電線Ｔを侠
持するバネ部９と、このバネ部９のバネ圧に伴って上方
向に復元されると共に横方向に弾圧される上体部１川こ
て成されている。

而して、具体的には第１図に示す如く横Ｍ型としてバネ
部９と上体部１０とを一体に形成したもの、又、第３図
の如く別体としたものいずれでもよい。而してこの上体
部１川ま横方向への飛び出し機能を有するものであって
、例えば第１図、第２図の如く上体部１０に側バネ片１
１を形成し、藤孔６に係合するもの、又、第３図の如く
別体として横移行のボタン１２をバネ１３にて押圧して
いる。尚、第３図はバネ部９とは別に平板１４としても
よい。次に本発明ネジ無し端子装置の電線接続順序を説
明すると、第１図は電線Ｔを挿入した状態であって、こ
れより上窓４よりドライバーを差込み、上体部１０を押
し下げる。

而して一定の押し下げによって上体部１０が横孔６に飛
び出して係止し、電線Ｔの挟特を維持するものであり、
而もその飛び出しは横孔６より出る。従って電線Ｔは一
定バネ圧にて挟持される。本発明は上記の如く端子板７
との間で電線Ｔを挟持するバネ部９とこのバネ部に伴っ
て上方向に復元される上体部１０とで成し、而も上体部
１０は横方向への飛び出して器体１の横孔６に係止する
ようにしたことから、電線Ｔは一定位置、即ち一定バネ
圧にて扱特でき、従って、ネジ締めによる締め具合によ
る個人差を無くし、而も、電線挿入時はバネ圧が極めて
弱いから挿入が容易で、且つ横孔６よりその接続確認を
飛び出した上体部１０１こて判別できる効果がある。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案ネジ無し端子装置の一実施例を示し、第１
図は断面図、第２図は電線接続完了図、第３図は異なる
実施例図である。 １・・…・器体、２・・…・室、３・・・・・・上壁、
４…・・・上窓、５・・・・・・側壁、６・・・・・・
横孔、７・…・・端子板、８・・・・・・押えバネ、９
・・・・・・バネ部、１０・・・・・・上体部、Ｔ・・
・・・・電線。 第１図 第２図 第３図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 上面に電線が載る端子板と、この端子板の上部に端
   子板との間で電線を挾持するバネ部を位置させ、このバ
   ネ部の上部にバネ部のバネ圧に伴つて上方向に復元され
   ると共に横方向に弾圧された上体部を位置させた押えバ
   ネと、この押えバネ及び前記端子板を包囲すると共に、
   前記上体部に対応する上窓及びこの上体部が中程で横方
   向に飛び出し係止する横孔を設けた絶縁物製器体とでな
   るネジ無し端子装置。