JPS602923B2 - 模様付き鋼板の製造法 - Google Patents
模様付き鋼板の製造法Info
- Publication number
- JPS602923B2 JPS602923B2 JP13084376A JP13084376A JPS602923B2 JP S602923 B2 JPS602923 B2 JP S602923B2 JP 13084376 A JP13084376 A JP 13084376A JP 13084376 A JP13084376 A JP 13084376A JP S602923 B2 JPS602923 B2 JP S602923B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rolling
- steel plate
- pattern
- roll
- cold
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Metal Rolling (AREA)
- Reduction Rolling/Reduction Stand/Operation Of Reduction Machine (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
建材用あるいは缶用として厚さ0.3側以下の冷延鋼板
にメッキを施し、更に塗装あるいは印刷をして実装した
材料の需要は莫大である。
にメッキを施し、更に塗装あるいは印刷をして実装した
材料の需要は莫大である。
本発明はこのような厚さ0.3肋以下の冷延鋼板に立体
的で光沢差のある模様を付加する方法に関する。従来、
調質圧延機スタンドあるし、は冷間圧延機の最終スタン
ドに凹凸模様を有するロールを組込んで冷延鋼板を圧延
し、ロール表面の模様を転写する方法が提案されており
、また光沢差による模様を付した鋼板の製造方法として
は、従来、前記スタンド‘こ表面組度差による模様を有
するロールを組込んで冷延鋼板を圧延しロール表面の模
様を転写する方法が提案されてきた。しかしながら上記
凹凸模様を圧延転写する方法は直径500〜600側の
大径ロールによるものであり、凹凸模様を付したロール
の場合には通常ロールより2〜5割も圧延荷重が高くな
るので、厚さ0.3側以下の極薄鋼板に無潤滑圧延(潤
滑圧延に比し光沢がまさる)で鮮明な凹凸模様を付加す
ることは不可館であった。
的で光沢差のある模様を付加する方法に関する。従来、
調質圧延機スタンドあるし、は冷間圧延機の最終スタン
ドに凹凸模様を有するロールを組込んで冷延鋼板を圧延
し、ロール表面の模様を転写する方法が提案されており
、また光沢差による模様を付した鋼板の製造方法として
は、従来、前記スタンド‘こ表面組度差による模様を有
するロールを組込んで冷延鋼板を圧延しロール表面の模
様を転写する方法が提案されてきた。しかしながら上記
凹凸模様を圧延転写する方法は直径500〜600側の
大径ロールによるものであり、凹凸模様を付したロール
の場合には通常ロールより2〜5割も圧延荷重が高くな
るので、厚さ0.3側以下の極薄鋼板に無潤滑圧延(潤
滑圧延に比し光沢がまさる)で鮮明な凹凸模様を付加す
ることは不可館であった。
また、上記の粗度差模様を付加することは可能ではある
が、立体感を伴わず、不鮮明で模様として不満足である
という欠点があった。本発明はこのような欠点を除くも
ので、厚さ0.3脚以下の冷延鋼板に立体模様を圧延転
写する方法において、表面の凹部の深さが鋼板の厚さの
5〜20%の凹凸模様を有し、かつ凹部と凸部との粗度
差を$以上とした直径が40〜3仇肌のロールで鋼板に
模様を連続的に圧延転写することを特徴とする。
が、立体感を伴わず、不鮮明で模様として不満足である
という欠点があった。本発明はこのような欠点を除くも
ので、厚さ0.3脚以下の冷延鋼板に立体模様を圧延転
写する方法において、表面の凹部の深さが鋼板の厚さの
5〜20%の凹凸模様を有し、かつ凹部と凸部との粗度
差を$以上とした直径が40〜3仇肌のロールで鋼板に
模様を連続的に圧延転写することを特徴とする。
即ち、本発明者らは4段圧延機あるいは2段圧延機の上
下ワークロールの少なくとも一方のロールに、深さ0.
04〜0.6帆の模様を付加し、無潤滑で厚さ0.2〜
0.3肌の鋼板に各種圧延荷重にて模様転写圧延を行い
、圧延荷重と圧下率(伸率)模様深さを実測した。
下ワークロールの少なくとも一方のロールに、深さ0.
04〜0.6帆の模様を付加し、無潤滑で厚さ0.2〜
0.3肌の鋼板に各種圧延荷重にて模様転写圧延を行い
、圧延荷重と圧下率(伸率)模様深さを実測した。
この時のワークロール径は4段圧延機では20仇岬0、
2段圧延機では45仇収◇であつた。さて、任意のロー
ル径に対する荷重、圧下率線図を求めるために、上記圧
延データ(荷重、庄下率)を解析し、ロールに模様を付
与した場合の相当摩擦係数を数値解析により逆算し、こ
の摩擦係数を用いて、極薄冷延鋼板に各種直径のロール
で模様を圧延転写する場合の荷重‐圧下率線図を作成し
、この荷重‐圧下率線図より、各板厚、ロール蚤の組合
せでは、いくらまで伸ばすことが出来るか(圧延可能伸
率)を求めて第1図を得た。
2段圧延機では45仇収◇であつた。さて、任意のロー
ル径に対する荷重、圧下率線図を求めるために、上記圧
延データ(荷重、庄下率)を解析し、ロールに模様を付
与した場合の相当摩擦係数を数値解析により逆算し、こ
の摩擦係数を用いて、極薄冷延鋼板に各種直径のロール
で模様を圧延転写する場合の荷重‐圧下率線図を作成し
、この荷重‐圧下率線図より、各板厚、ロール蚤の組合
せでは、いくらまで伸ばすことが出来るか(圧延可能伸
率)を求めて第1図を得た。
なお板厚が薄くなってくると、大径のワ−クロールでは
ロールの偏平変形の方が大きくなり、それ以上ロールギ
ャップを絞め込んでも伸率が大きくならないという、圧
延可能圧下率が存することは技術者間には公知の事実で
ある。本発明者らの経験によれば深さ0.07柳程度以
下の凹凸模様を鮮明に圧延転写するには、少くとも4%
上の伸び率を付与する圧延を施す必要があるが、このよ
うな圧延を厚さ0.3側以下の冷延鋼板に付与するため
にはロール直径を300側以下とすべきことが第1図か
ら知見される。本発明者らはさらに実験により適当な凹
部深さ、鮮明度増大方法を見出した。これらに関し、以
下実施例により説明する。実施例 1直径25仇舷×中
50仇吻のロール表面に、凹部の深さ0.0125側〜
0.075側、一辺の長さ1仇吻の凹凸碁盤目模様をつ
け、これを試験圧延機に組込み、厚さ0.25帆×中3
0仇奴×長さ50仇吻の低炭素冷延鋼板に模様を圧延転
写し、絞り込みおよび被断のトラブル発生頻度を調査し
たところ第2図の結果を得た。
ロールの偏平変形の方が大きくなり、それ以上ロールギ
ャップを絞め込んでも伸率が大きくならないという、圧
延可能圧下率が存することは技術者間には公知の事実で
ある。本発明者らの経験によれば深さ0.07柳程度以
下の凹凸模様を鮮明に圧延転写するには、少くとも4%
上の伸び率を付与する圧延を施す必要があるが、このよ
うな圧延を厚さ0.3側以下の冷延鋼板に付与するため
にはロール直径を300側以下とすべきことが第1図か
ら知見される。本発明者らはさらに実験により適当な凹
部深さ、鮮明度増大方法を見出した。これらに関し、以
下実施例により説明する。実施例 1直径25仇舷×中
50仇吻のロール表面に、凹部の深さ0.0125側〜
0.075側、一辺の長さ1仇吻の凹凸碁盤目模様をつ
け、これを試験圧延機に組込み、厚さ0.25帆×中3
0仇奴×長さ50仇吻の低炭素冷延鋼板に模様を圧延転
写し、絞り込みおよび被断のトラブル発生頻度を調査し
たところ第2図の結果を得た。
この結果から凹部の深さを板塵の20%以下にすると絞
り込み、破断のトラブルを防止できることがわかる。こ
のように凹部深さを制限する場合には模様が不鮮明にな
るのを防施する手段として凹部と凸部として$以上の組
度差をつけることが有効であることを本発明者は見出し
た。実施例 2 直径60雌のロールに深さ0.04働凸部表面粕度$、
凹部表面組度1$の模様を付加し、該ロールをゼンジマ
ーミルにワークロールとして組込み、厚さ0.25肋の
冷延鋼板を伸び率4%で圧延した。
り込み、破断のトラブルを防止できることがわかる。こ
のように凹部深さを制限する場合には模様が不鮮明にな
るのを防施する手段として凹部と凸部として$以上の組
度差をつけることが有効であることを本発明者は見出し
た。実施例 2 直径60雌のロールに深さ0.04働凸部表面粕度$、
凹部表面組度1$の模様を付加し、該ロールをゼンジマ
ーミルにワークロールとして組込み、厚さ0.25肋の
冷延鋼板を伸び率4%で圧延した。
参考写真はかくして得られた模様付鋼板の表面写真であ
り、従来得られなかった鮮明な立体模様付きの鋼板が得
られた。ロール直径を30Q岬以下とする理由は既に述
べたが、4物岬以下にすることはロールの強度上実際的
でないので好ましくない。またロール表面の凹凸模様の
凹部深さを鋼板の厚さの20%以下にする理由は実施例
1第2図で述べたが、5%以下は模様が不鮮明となるの
で好ましくない。更に、ロール表面の凹部と凸部の粗度
差を$以上としたのは、$以下では凹凸模様の鮮明度を
高める効果がないことによる。なお本発明の実施は、模
様付加のための専用ラインで行ってもよいが、冷間圧延
機出側、テンパーミル出側、あるいはメッキライン入側
などに本発明に係るロールを組込むスタンドを設けて行
うのがコスト低減上望ましい。
り、従来得られなかった鮮明な立体模様付きの鋼板が得
られた。ロール直径を30Q岬以下とする理由は既に述
べたが、4物岬以下にすることはロールの強度上実際的
でないので好ましくない。またロール表面の凹凸模様の
凹部深さを鋼板の厚さの20%以下にする理由は実施例
1第2図で述べたが、5%以下は模様が不鮮明となるの
で好ましくない。更に、ロール表面の凹部と凸部の粗度
差を$以上としたのは、$以下では凹凸模様の鮮明度を
高める効果がないことによる。なお本発明の実施は、模
様付加のための専用ラインで行ってもよいが、冷間圧延
機出側、テンパーミル出側、あるいはメッキライン入側
などに本発明に係るロールを組込むスタンドを設けて行
うのがコスト低減上望ましい。
以上無潤滑圧延を前提に本発明の説明を行ってきたが、
本発明が潤滑圧延でも適用できるのは当然である。即ち
潤滑が良ければ上記圧延が可能であり、模様の圧延転写
は出来るわけであるが、模様の鮮明度という点では無潤
滑圧延に比較して劣るので、伸率の得にくい極薄板や硬
質材を除いては無潤滑圧延が望ましいわけである。
本発明が潤滑圧延でも適用できるのは当然である。即ち
潤滑が良ければ上記圧延が可能であり、模様の圧延転写
は出来るわけであるが、模様の鮮明度という点では無潤
滑圧延に比較して劣るので、伸率の得にくい極薄板や硬
質材を除いては無潤滑圧延が望ましいわけである。
第1図は各種厚さの冷延鋼板に模様を圧延転写する場合
のロール直径と圧延可能伸び率との関係図で、機軸はロ
ール径(肋)、縦軸は圧延可能伸び率(%)を示す。 第2図は鋼板表面凹部深さとトラブル発生頻度で、機軸
は鋼板表面凹部深さの鋼板厚さに対する割合(%)、縦
軸は試験に供した全試験用冷延鋼板に対する絞り込み及
び被断のトラブルが発生した試験用冷延鋼板の割合(%
)を示す。第1図 第2図
のロール直径と圧延可能伸び率との関係図で、機軸はロ
ール径(肋)、縦軸は圧延可能伸び率(%)を示す。 第2図は鋼板表面凹部深さとトラブル発生頻度で、機軸
は鋼板表面凹部深さの鋼板厚さに対する割合(%)、縦
軸は試験に供した全試験用冷延鋼板に対する絞り込み及
び被断のトラブルが発生した試験用冷延鋼板の割合(%
)を示す。第1図 第2図
Claims (1)
- 1 厚さ0.3mm以下の冷延鋼板に立体模様を圧延転
写する方法において、表面の凹部の深さが鋼板の厚さの
5〜20%の凹凸模様を有し、かつ凹部と凸部との粗度
差を5^S以上とした直径が40〜300mmのロール
で鋼板に模様を連続的に圧延転写することを特徴とする
模様付き鋼板の製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13084376A JPS602923B2 (ja) | 1976-10-30 | 1976-10-30 | 模様付き鋼板の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13084376A JPS602923B2 (ja) | 1976-10-30 | 1976-10-30 | 模様付き鋼板の製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5355455A JPS5355455A (en) | 1978-05-19 |
JPS602923B2 true JPS602923B2 (ja) | 1985-01-24 |
Family
ID=15043986
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13084376A Expired JPS602923B2 (ja) | 1976-10-30 | 1976-10-30 | 模様付き鋼板の製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS602923B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS54160543A (en) * | 1978-06-10 | 1979-12-19 | Nisshin Steel Co Ltd | Embossed steel plate and production thereof |
JPS6268635A (ja) * | 1985-09-20 | 1987-03-28 | Naniwa Seitei Kk | 海底光ケ−プルの耐圧層を構成する金属分割個片の製造方法 |
DE102014226970A1 (de) * | 2014-11-28 | 2016-06-02 | Sms Group Gmbh | Oberflächentexturierung von Umformungswerkzeugen |
-
1976
- 1976-10-30 JP JP13084376A patent/JPS602923B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5355455A (en) | 1978-05-19 |
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