JPS6028937A - 非う蝕性抗体および組成物 - Google Patents

非う蝕性抗体および組成物

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JPS6028937A
JPS6028937A JP58135451A JP13545183A JPS6028937A JP S6028937 A JPS6028937 A JP S6028937A JP 58135451 A JP58135451 A JP 58135451A JP 13545183 A JP13545183 A JP 13545183A JP S6028937 A JPS6028937 A JP S6028937A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はストレプトコッカス・ミュウタンスによって誘
発されるヒトの虫歯を予防または抑制(以下抑制という
)するだめの非う触性抗体およ゛び本抗体を有効成分と
する非う触性組成物に関する。
虫歯(う蝕)は口腔内の細菌によって直接に誘発される
歯の疾患である。各種の虫歯原因菌のなかで、ストレプ
トコッカス・ミュウクンスが最も重要視されている。従
来、たとえばパーシース。
マニュアル・オブ・デターミネイティブ・バクテリオロ
ジー、502頁(1974)は[ミュウタンスと虫歯と
関係があるとされている。ミュウタンスは、ストレプト
コッカス・サリバリウスに似た微生物であるが、詳しく
研究されたことも、サリバリウスと比較されたこともな
かった」と記載している。
しかし今日一般によく知れているように、ミュウタンス
はヒトおよび動物の歯の表面や裂溝内面に付着して、し
よ糖から水溶性および不溶性のデキストラン様多糖体(
以下DP8という)を産生する。
不溶性DP8は歯の表面に付着して、固い粘着性の歯垢
(プラーク)を形成する。口腔内のミュウタンスの多く
はプラーク内に居住して乳酸を産生じ、これが歯を破壊
するといわれている。ミュウタンス以外の虫歯原因菌も
乳酸を産生するけれども、プラーク内のミュウタンスに
よって産生された乳酸は解放されることなく、歯の表面
に濃厚に蓄積される。従って、現在ではミュウタンスは
各種の虫歯原因菌のなかでも最も重要視されている。
ミュウタンスによって誘発されるヒトの虫歯を予防し、
または少なくとも抑制(以下抑制という)するだめの免
疫学的手法は公知であるが、これを次の二つの型に分類
することができる。
(1)虫歯防発能をもつミュウタンスの細胞の全部また
は一部あるいはその抽出物を抗原とする虫歯抑制用ワク
チン。たとえば英国特許1,375,866号は、代表
的な虫歯原因菌として周知の、ミュウタンスNC’M:
 l 044g号株と同一の性質を有する菌株の全菌体
または一部あるいは抽出物を抗原とする虫歯抑制用ワク
チンを開示しているが、実施例に記載された全部のワク
チンは、全菌体を抗原としている。しかし、全菌体ワク
チンを用いてヒトの虫歯を効果的に抑制できたことはま
だ報告されていない。しかも、ミュウタンスの全菌体ワ
クチンを動物に投与したところ、心筋抗原との交叉反応
やアレルギー性疾患のような不利な副作用が認められた
ことが報告されている。
(2) ミュウタンスの全菌体または一部あるいはこれ
らの抽出物を抗原として哺乳動物を免疫することによっ
て、動物の体内に抗体をつくシ、産生された抗体を動物
から採取して、ヒトに投与する方法。本発明はこの種の
抗体に関する。この方法は、上記の不利な副作用をヒト
に及ぼすおそれがなく、しかも抗体の投与法を広い範囲
で選ぶことができる点からみて、虫歯用ワクチンよりも
有利であると思われる。しかし、この種の抗体を含有す
る公知の非う触性組成物(英国特許1,505.513
号)には、次に例示するような問題があるので、ミュウ
タンスによって誘発されるヒトの虫歯の抑制に実用化す
ることは困雛である。
英国特許に開示された非う触性抗体は次の方法で製造さ
れる。
ミュウタンスART (血清学的群a)、BIT (同
b)、1044’l (同C)および6715(同a)
の培養物を一つの透析されたトリプトース培地で培養し
、培養液から細胞を遠心分離し、0.1M燐酸塩緩衝食
塩水で洗浄し、同様の食塩水に細胞を浮遊し、0°Cで
加分加熱することによって不活化し、4種の細胞の最終
濃度5X108個/g/!の抗原液をつくり、この液を
用いて常法により雌牛を免疫し、牛乳をm牛から採取し
、乾燥することによって、乾燥牛乳すなわち免疫グロブ
リンを得る。こうして得られた牛乳免疫グロブリンを飲
むと、口腔内のミュウタンス忙直接に抑制作用を及ばす
と共に、消化器から血液を経て唾液中に分泌される。次
にこの乾燥牛乳を、たとえば(イ)1−5倍の水にうす
めて、うがい剤とするか、(ロ)無糖のガム、キャンデ
ー、アイスクリームのような食品に25チ以上添加する
か、または(ハ)通常の歯みがき剤に25%以上添加す
ると、非う食性組成物が得られる。
ミュウタンスに対する牛乳免疫グロブリンの抑副活性を
調べるために、段階的に希釈(×2)された食塩水に一
定量の乾燥牛乳をそれぞれ加え、各抗体液にホルマリン
で殺したミュウタンス4種のいずれかを加え、凝集値を
測定し、次の結果が得られた。
使用抗原 血清学的群 力 価 AHT a 64 BHT b 1024 10449 0 <2 6715 (1256 次に試験動物としてラットを用い、ミュウタンスの感染
防禦試験も行ない、う食抑制効果を認めた。ただし10
449は、前の測定において力価を検出しなかったので
動物試験から除かれた。
以上の英国特許1505513号の開示には、たとえば
次の問題があり、実用的な非う触性組成物を得ることは
できないと考えられる。
(1) 血清学的群の分類は、ブラツタール分類によっ
ている。すなわちプラツタール等は、ミュウタンスの菌
体抽出物を調べた結果、ミュウタンスをaからgまでの
7つの血清型に分類できることを提案した[ Brat
thall、 odont、 Revy、 、 20 
: 141 (1970)& iMd、、20 :Z3
(1970) i Perch et al、 Act
a、 Path。
Microbiol、 5cand、 5ection
 13. s2 : 357 (1974) ]。
その他の分類も知られている。たとえば佐原誠は、ミュ
ウタンス菌株の抗原の特異性を血清学的に調べ、ミュウ
タンスをヒトI(H■)、ヒトn(HII)およびラッ
ト(R)型に分類できることを提案し、次のように報告
した。
(イ) 大部分(96,3%)のヒト由来のミュウタン
スはヒトI型で、残りはヒ)II型であった。
(ロ) ラット由来のミュウタンスはすべてラット型で
あった。
(ハ) マウスおよびモルモットからミュウタンスを検
出しなかった。
に)ハムスターおよびサル由来のミュウタンスはすべて
ヒト■型であった。
上記のヒ)I、ヒ)IIおよびラット型は、それぞれブ
ラツタール分類による「Q、@1およびf」、「dおよ
びg」および「aおよびb」血清型に対応する菌株であ
る〔口衛誌、四巻、2号、 100−123頁(197
8)’)。
この公知の抗体は、ヒ)I型、血清型Cのミュウタンス
NCTC10449に対して抑制活性を有していないが
、この菌株はヒトの口腔内のり触性ミュウタンスの代表
的菌株であることは周知である。従って、たとえ公知の
抗体がヒトのミュウタンスのわずかな部分を占める67
15 (ヒ)II型、血清型d)に対して多少の抑制効
果をもつとしても、ヒトのミュウタンスの代表的菌株に
対して活性がない以上、ヒトの虫歯の抑制に実用化する
ことはできない。
(2)ミュウタンスの細胞浮遊液を60°C,30分間
加熱することによって不活化している。その結果、菌体
表層の線毛層抗原が実質的に破壊され、菌体抗原のみが
残存する。この点については後記する。
(3)佐原の報告かられかるように、ミュウタンスは顕
著な動物種特異性を有する細菌である。しかし英国特許
は4つの血清型の菌株を混合して無差別に処理している
。各型菌株の最終比率も不明である。ヒト型ミュウタン
スの抑制活性をラットで試験している。血中抗体の力価
とくらべて、牛乳中の抗体の力価は著しく低い。
他方において、ミュウタンスのようなストレプトコツカ
ス属口腔細菌が菌体の細胞壁表層の線毛によって宿主の
歯や口腔粘膜に付着することは公知である( Gibb
ons at al、 Ann、Rev、 Micro
biol、。
29 : 19−44 (1975) )。しかし虫歯
抑制の観点において、上記線毛層抗原と細胞壁内(菌体
内)抗原との抗原活性の差は、これまでほとんど解明さ
れなかった。
本発明は、ミュウタンスの線毛層抗原で哺乳動物を免疫
することによって動物の体内に産生される抗体を動物か
ら回収すると、従来の菌体抗原を用いる場合にくらべて
、著しく高い付着抑制活性を持つ抗体が得られること、
および血清型C1θ、f、およびg型のミュウタンスの
線毛層抗原と血清型d型のミュウタンスの線毛層抗原と
は、これから得られる抗体の付着抑制能に関して特異性
を異にしていることの知見に基づいている。
本発明の目的は、ストレプトコッカス・ミュウタンスに
よって誘発されるヒトの虫歯を予防または抑制するため
の非う触性抗体および本抗体を有効成分とする非う触性
組成物を提供することにある。
本発明により、ヒト型ストレプトコッカス・ミュウタン
スの菌体の細胞壁表層の線毛層から採取された抗原で哺
乳動物を免疫することによって、動物の体内に、対応す
る抗体を産生じ、これを回収する工程からなる、ストレ
プトコッカス・ミュウタンスによって誘発されるヒトの
虫歯を予防または抑制するための非う触性抗体の製法が
提供される。
本発明による抗体を容易に効果的にヒトに投与するため
に、本発明による抗体を有効成分とし、薬理学的に許容
し得る担体壕だは賦形剤と共存させてなる、非う触性組
成物が提供される。
本発明による抗体は工gGを主とする免疫グロブリンで
あって、これをヒトの口腔に投与すると、口腔内のミュ
ウタンスに直接に作用し、また消化器から血液を経て唾
液に分泌される。本抗体は対応するり蝕誘発性ミュウタ
ンス野外株の、歯の表面や裂溝内面への付着を抑制する
作用を有するが、凝集素は産生せず、また野外法自体の
増殖やDPS産生能を抑制しない。従って、これらの野
外法は、歯面に付着(感染)する代りに、唾液中などで
凝集する。これを、たとえば通常の歯みがき剤やうがい
剤等によって口腔から除去することは容易である。ヒト
およびハムスターを用いた試験の結果、本抗体の有効量
を、たとえば数週間連続投与すると、口腔内からミュウ
タンスが消滅することが認められた。
本発明における腺毛層から採取された抗原(以下線毛層
抗原という)とは、ミュウタンスのようなストレプトコ
ツカス属口腔内細菌の細胞壁表層の、線毛状の型特異多
糖体抗原および表層蛋白質または抽出物をいう。本抗原
自体は公知であるが、たとえば上記英I3!I特許1,
505,513号のように、菌体を6(1”Cで加分間
加熱して不活化すると、線毛層抗原は実質的に破壊され
、菌体抗原しか残らない。
得られる抗体の付着抑制活性は抗原物質の付着活性に依
存する。実用的には、う蝕誘発能の高い菌株の線毛層抗
原を採取して、これを用いて哺乳動物を免疫することに
よって、付着抑制活性の高い抗体を得ることができる。
所望の菌株を、たとえば試験管壁付着能の高い菌株を選
別することによって得ることができる。
後記実施例記載の突然変異株ストレプトコッカス・ミュ
ウタンス変異株に−Dp株(血清型C)と四KH2株(
血清型d)とは、通常の野外法(親株)と同様の性状を
有するが、著しく高い伺着能をもつ点が異なっている。
これらはそれぞれ1982年3月5日と1983年7月
n日にFFiRM−BP317号およびFHRN −P
 7166号として微工研に寄託されている菌株である
本発明の方法によって得られる抗体を、線毛層抗原の出
所となる菌株の血清型によって、抗体Iおよび■に分け
ることができる。抗体Iは血清型c、e、fおよびgの
菌株由来抗原から得られたもので、抗体■は血清型dの
菌株由来の抗原から得られたものであって、それぞれ対
応する血清型の野外法の付着能を特異的に抑制する活性
を有していることがわかった。異なった血清型の菌株か
らの抗原を用いることによって、4種類の抗体Iを得る
ことができる。これらを単独または混合して、血清型c
、e、fおよびg型野外株の虫歯誘発の抑制に用いるこ
とができる。前述の佐原誠氏の報告によると、ヒトの大
部分はC1θ、f−jたはg型ミュウタンスの宿主であ
って、d型ミュウタンスの宿主であるヒトはわずかであ
る。従って、抗体Iのみによって、はとんど大部分のヒ
トの宿主のミュウタンスを抑制することができる。しか
し、ヒトの口腔内のミュクタンスの血清型を調べるには
複雑な操作が必要である。しかも抗体I、■を併用して
も各抗体の効果に変りはない。従って、実用的には抗体
l、■を混合して投与するのが有利である。
本発明による抗体はプラスマの形でもよいし、または精
製して抗血清の形としてもよい。これを凍結乾燥して、
低温で長期間保存することも周知である。
本抗体の製法を次に例示する。
本発明に用いられる菌株は野外法でも突然変異株でもよ
い。培養は常法によることができる。すなわち培養は好
気条件下でもよいが好気条件下の培養が適している。使
用培地は天然培地でも合成培地でもよいが、大量生産に
は液体培地が適している。培地のpHは5.6−9.0
、たとえば約7.0で、培養温度は23−40°C1た
とえば37°Cが適している。
酸産生は速やかで、通常は48時間以内に培地のpHは
約4.2に低下し、その彼、菌は増殖しない。本菌株の
培養にストレプトコツカス属細菌用の各種培地を使用す
ることができる。
培養終了稜、遠心処理のような常法により、培養液から
菌体を分離する。この菌体を適当な方法、たとえば0.
1− I M酢酸・酢酸ナトリウム緩衝液(pH6,(
1= 7.8 )、1M塩化ナトリウム・リン酸塩緩衝
液(0,01−0,75M )その他の緩衝液、またこ
れらの緩衝液に非イオン系界面活性剤(トリ)y−X1
00、米国ロームアンドハース社製)のようが適当な界
面活性剤を加えた緩衝液に浮遊させて超音波処理(1,
020kHz、5−20分間程度)をして線毛層を抽出
する。得られた抽出物をたとえば公知のカラム分画法、
等電点沈降法、冷溶媒分画沈降法、膜濃縮法、硫酸アン
モニウム塩析法およびしよ精密度勾配超遠心法などの単
独またけ適宜組合わせによって分画精製する。精製され
た材料を1/75MIJン酸塩緩衝食塩水(pH約6.
2)で含有ゾロティy 140.05−0.5 m9/
ltlになるように希釈調製し、アジュバントとして水
酸化アルミニウムゲルを最終アルミニウム用量0.2m
g/ldになるように加えて抗原を吸着し、所望により
チメロザール0.01% (w/v )のような防腐剤
を加えると免疫用抗原液が得られる。
超音波処理の代りに、純毛層抽出液に60%飽和になる
ように硫安を加えて、かく拌溶解させ、低温たとえば4
°Cで静置すると純毛層が沈降する。
上清を除いた液に0.1M燐酸塩緩衝液(pH8,o;
1M塩化ナトリウムを含む)に濃厚に浮遊させ、低温で
同様の緩衝液で透析して、透析性不純物および硫安を除
き、透析内液を遠心処理して得られた抽出液を、たとえ
ば上記のしよ精密度勾配超遠心法で精製することもでき
る。
抗原液の最終処理において、水酸化アルミニウムの代シ
に等量の70インド完全アジユバントを用いることもで
きる。
免疫動物として、たとえばマウス、ラット、モルモット
、ウサギ、ヤギ、牛、馬等を用いることができる。用量
は動物によって異なるが、通常、小動物では抗原1−5
00μf(蛋白質として)、大動物では0.1−1■を
1回量として、2−5週問おきに3−5回常法によって
免疫する。たとえばウサギの場合、抗原液(蛋白質とし
て100−200μf / me )を等量のフロイン
ト完全アジュバントと混合したものを2−5週問おきに
3−5回投与し、最終免疫後10−14日口重動物から
常法により採血し、免疫グロブリンを含有するプラズマ
を得る。
これをこのままヒトに投与することもできるし、精製し
て抗血清とすることもできる。
本発明による非う触性組成物の担体は、経口投与に適す
る固体、早固体まだは液体であってもよく、たとえば粉
末、シロップ、カプセル、粒状物、乳液、懸濁液、ドロ
ップ、の類であってもよい。
適当な賦形剤の例は、ラクトース、ポテトでん粉、可溶
性でん粉、ステアリン酸マグネシウム等であり、適当な
液状担体の例は、食塩水、グリセリン、アーモンド油、
乳酸菌飲料、ジュース等である。
本発明による組成物は、結合剤、安定剤、乳化剤、懸濁
剤、潤滑剤、防腐剤のような常用の添加物を含んでもよ
い。組成物は、歯みがき剤、うがい剤、キャンデー、ア
イスクリーム、等の形状でもよい。
本発明による抗体の一定量を供給するために、非う触性
組成物を錠剤、アンプル、バッカル、トローチのような
投与単位として成形することができる。各投与単位に含
有される抗体ItたはRの量は、たとえば、各抗体日量
1〜10ゲル内沈降価を投与できるように選ぶことがで
きる。ヒトに投与した試験の結果、たとえば各抗体日量
2−4ゲル内沈降価を数週間連続投与することによって
、口腔内からミュウタンスの消滅が認められた。ハムス
ターに対して本抗体を長期間(6−12ケ月間)大量連
続投与しても、格別の異常のないことが病理学的試験に
よって認められた。
本明細書において抗体の力価は、ゲル内沈降反応による
2ゲル内沈降価によって示した[: Goldman。
J、C,at al、工5olation and c
haracterization ofglial f
ilaments from human brain
、 J、Ce1lBiol、 、 78 : 426 
(1978) :]。
下記実施例および試験例において、培養は特記しない限
り37°Cで嫌気培養した。市販品培地は指定pHで用
いた。
実施例1 ストレプトコッカス・ミュウタンス変異株に−Dp株(
FERM−BP 317 )の作出。
ヒトの歯垢から分離した新鮮なミュウタンス野外株(血
清型C)をドツトヒユーイツトブロス(米国、BBL社
製) 20 tulを用いて37°Cで24時間培養し
、培養液を遠心処理(800Q r、pomo、加分間
)して菌体を分離し、これをl/’i’5MIJン酸塩
緩衝食塩水(pH6,8、各100mA’)で3回遠心
処理(8000r、p、m、、20分間)して洗浄する
。ナイトロジエン・マスタード0.1 %を含有する1
/フ5Mリン酸塩緩衝食塩水(1)H6,8)に生菌数
約100万/鹸になるように菌体を浮遊させ、生菌数0
90チ以上が死滅するまで37°C1l′I:保つ。残
シの生菌をドツトヒユーイツトプロスで上記と同様に培
養し、培養液の1白金耳をTYC寒天平板培地(f3T
OPPEiLAARet am :Archs、0ra
l piol、、 12.1199−1201 (19
67) ]を用いて48時間培養した後、培養物を調時
間室温に静置して、不溶性デキストラン多糖体の産生能
の高いコロニーを分離する。所望により、上記の方法を
くり返して、デキストラン様多糖体産生能の筒い菌株を
純化培養する。
この方法で得られた菌株の付着能の極めて高いことが、
ハムスターへの口腔内投与によって認められた。本菌株
をストレプトコッカス変異株に−Dp株と命名した。
実施例2 実施例1記載の方法に準じて、ヒトの口腔から分離した
血清型dの野外味から、付着能の高いストレプトコッカ
ス・ミュウタンスKH2株(FIM−P7166 )を
人工的に誘導した。
実施例3 抗体の製造 ストレプトコッカス・ミュウタンス変異株K −Dp株
(FIRM−BP317 )を下記組成の種培地500
1および本培地15000 dを用いて、調時間培養し
た。
ポリペプトン1.7%、ポリペプトン5O03%1酵母
エキス0.5 % 、リン酸二カリウム0.25%。
塩化ナトリウム0.5チ、ブドー糖0.25係(pH7
やO−7,8) 培養終了後、培養液[33%飽になるように硫酸アンモ
ニウムを加え、かく拌溶解させ、4°CK 24時間静
置した。この液の上清を除去し、沈降物を遠心処理(8
000r、 p、 Ill、 、730分間)によって
回収し、これをIMりん酸塩緩衝食塩水(750m ;
 0.1M i pH= s、o )に浮遊し、4°C
で毎分1−5回転で72時間かく拌した。緩衝液を遠心
処理(8000r、 p、 m、 / 30分間)して
菌体を除去し、上清に6t)%飽和になるように硫酸ア
ンモニウムを加え、かく拌溶解させた後、4°Cに48
時間静置することによって、線毛層を沈降させた。上清
を除き、沈降部分を遠心分離(8000r、 p、 m
、/ 30分間)して回収した材料を同様のりん酸塩緩
衝食塩水100 dに浮遊させた。浮遊液を透析用セロ
ファンチューブに入れ、4°Cで48時間同様のりん酸
塩緩衝食塩水50001以上を用いて、硫酸アンモニウ
ムが除去されるまで透析した。透析内液を遠心処理(8
000r、 p、 m。
730分間)して透析性不純物を除去し、上清を回収し
た。
上清(300d )を蛋白N含量100ttf/dにな
るように、同様のシん酸塩緩衝食塩水で希釈し、希釈液
200iJをしよ糖密度勾配超遠心分離装置〔日立65
F超遠心機、ゾーナルローターRP 235 T使用;
しよ糖濃度5−3oチi 35000 r、p、m、/
1B時間〕で′処理したところ、しよ糖密度10−12
%付近の分画く比重約1.31−1.35 ”)に所望
の抗原が見出された。その蛋白N量は約33−37μt
/継であった。こうして得られた抽出液を、セロファン
チューブに入れ、ポリビニールピロリドンを用いて11
10量になるまで4°Cで濃縮した。濃縮液を0.75
 Mりん酸塩緩衝食塩水(PH6,2〜6.5)で、蛋
白N含量間−100μf/rdになるように希釈し、希
釈液に等量のフロイント完全アジュバントを加え、免疫
用抗原液とした。こうして得られた液を体重的3kgの
ウサギの背部皮下に常法により1.0−投与して免疫し
、4週問おきに計3回行ない、最終免疫の4週間後に常
法により全採血し、硫酸アンモニウムを33%飽和にな
るように加え、かく拌溶解させ、4°Cに48時間静置
し、沈降した部分を遠心処理(8000r、 I)、 
In、 /20分間)によって回収し、セロファンチュ
ーブに入れ、4°Cで精製水中で硫酸アンモニウムがな
くなるまで透析し、透析内液を常法により濃縮、凍結乾
燥し、抗体I(約85−)を製造した。
実施例4 実施例2の方法で得られたミュウタンス突然変(FER
N−P 7166 ;血清型d)を実施例3記載の方法
に準じて、培養と処理とを行ない抗体■(約85m1 
)を得た。
実施例5以下記載の組成物に含有される抗体として、実
施例3(抗体l)および4(抗体2)記載の抗体の1種
以上を用いることができるが、便宜上1種の抗体の債を
示す。
実施例5 ブドー糖11、抗体0.05耐、可溶性でん粉0.05
2を用いて常法によりバッカルを作った。
実施例6 CMCナトリウム0.21.20チ果糖液20ゴ、エチ
ルパラフィン0.04f、抗体0.1 mJを用いて、
常法によりシロップを作った〇 実施例7 歯みがき剤を次の方法で作った。
リン酸水素カルシウム微粉末60%、グリセリン30%
、CMCナトリウム10%およびパラベン(防腐剤) 
0.25%を混合し、抗体を加え、抗体の力価が前記測
定法で2ゲル内沈降価15Ofになるように調整した。
実施例8 非う触性乳酸菌飲料を次の方法で作った。
固形分10チのスキムミルク液2000 耐を110’
(:’で15分間滅菌後、ラクトバチルス・カセイを常
法により移植し、35−37°Cであ時間培養し、培養
物をかくはんしながら、10チ果糖液を加え、生菌数約
108個/−になるように調製した。混合液に各抗体(
I、■または併用)の力価がゲル内沈降反応による4ゲ
ル内沈降価150dになるように加えた。
ることによシ、非う触性乳酸菌飲料を得た。
試験例 下記試験において、抗体1.IFを併用した組成物を用
いて、ストレプトコッカス・ミュウタンス野外株の付着
抑制能を試験した。試験動物(ゴールデン、ハムスター
)の数は特記しない限シ、各群雌または雄5匹であった
試験例1 生後21100ハムスターを用いて試験した。
第1群と第2群は試験群で、第3群と第4群とは対照群
である。実施例1および2記載のストレプトコッカス・
ミュウタンス変異株K −Dp (FERM−BP31
7 )およびストレプトコッカス・ミュウタンスKH2
(FBRM−P (,177)株をそれぞれトリプトケ
ースソイブロス(米国BBL社製、指定pH)を用いて
37°Cで冴時間培養した。得られた各培養液(生菌数
約108個/1)日量0,1dを用いて、第1群および
第3群の動物にはに−Dp株(血清型C)、第2群およ
び第4群の動物にはK12株(血清型d)を5日間連続
して口腔内に投与し、定着させた。
その後、第1群および第2群の動物の臼歯面を、実施例
7記載の歯みがき剤(抗体I、■含有)、各個体当り0
.1fを用いて、小ブラシで強くみがき、これを1日1
回、14日間続けた。なお試験期間の飼料は、う蝕誘発
飼料ダイエツ) 2000 (船橋農場製)を用い、脱
イオン水と共に自由に摂取させた。ω日間の試験期間中
、各個体の臼歯面から適宜に試料を採取し、TYC寒天
平板培地[5toppe−1aar et al ] 
(15+++A! ; I)H7,2)およびミテス・
サリバリウス寒天平板培地(15d ; PH7,4;
 バシトラシン100μt/ml含有)を用いて37°
Cで72時間培養することにより、歯面への菌の定着を
調べた。
第1群および第2群(試験群)では、本発明による抗体
投与後、菌株の濃度が漸減し、一部の動物では約2−4
週間以内に、残シの動物では約4−7週間以内に口腔内
から菌が消滅した。対照群(第3.4群)では口腔内の
菌濃度の減少は認められなかった。各試験動物を、試験
期間終了後ペンタバルビタールで麻酔孔させ、アゴを摘
出し、オートクレーブ(120−125°C11−2分
間)で処理した後、軟組織を除去し、よく水洗して乾燥
し、歯の標本とした。各試験群の総臼歯のうち、う蝕が
銹発された臼歯数から罹患率およびう触車をめ、第1表
に示す。
第 1 表 群 投与抗体 菌血清型 I I、II c 2 同 d 3 無処置 C 4同 d A :体重増加(平均チ)(試験開始前= 100%)
B :罹患率%(全ハムスター数=ioo%)C:う触
車チ(全臼歯数=100係) 群 1 2 3 4 A 77.2 74.2 77.3 74.0B 20
 0 90 70 C7,506534,2 血清型C型以外のヒトI型ミュウタンスすなわち周知の
標準菌株P−4(e型)、OMZ 175 (f型)お
よびKIR(g型)を別々に用いて、上記と同様の試験
を行なったところ、本抗体■は、これらの菌株の付着能
をC型菌株の場合と同様に抑制することが認められた。
試験例2 実施例7記載の抗体I、■含有歯みがき剤の投与による
成人口腔フローラ中のストレプトコッカス・ミュウタン
ス菌株濃度の変動を次の方法で調べた。
成人10名(男5、女5名)から各3回、口腔から歯垢
を採取し、試験例1記載の方法で培養した他、厚生省弗
化物歯面塗布実施要領の規定に準じて歯垢および歯石沈
着度を調べた結果、10名の口腔内にストレプトコッカ
ス・ミュウタンス(血清型C)の存在を認めた。10名
全員が毎日朝食後と夕食後に上記歯みがき剤を用いて任
意の仕方で歯みがきを実施した。週1回以上、各人の歯
垢を採取して、前記方法と同様にして培養して、ミュウ
タンス菌数の変動を調べた結果、口腔内のミュウタンス
は、3名については約2−3週後、残りの7名について
は約4−7週後、はとんどまたは全く検出されなかった
。エリスロシンで染め出したOH1価は、全員ともに投
与開始前よりも著しく低下した1゜ 試験例2 実施例5記載の抗体I、■を含有するバッカルの投与に
よる成人口腔内のミュウタンス濃度の変動を試験例2記
載の方法に準じて調べた。被検者は成人女子題名であっ
た。そのうち19名はミュウタンス血清型C型、残りの
1名は血清型d型の宿主であった。各人の就寝時にバッ
カル1個を毎日投与し、できる限り長時間口腔内に保有
させた。
約2週間後5名の口腔からミュウタンスを検出しなかっ
た。残りの被験者の口腔内ミュウタンスの濃度は漸減し
、投与開始後約4週間で口腔かられずかのミュウタンス
が検出された。試験開始前のOH1価はバッカルの投与
によt著しく低下した。
バッカルを用いた場合、口腔内における抗体の滞留時間
は歯みがき剤の場合よりも長いので、歯みがき剤の投与
と同等以上の抑制効果が得られるものと認められた。
(自発的)手 続 補 正 書(方式)昭和58年 特
許 願第135451号2、発−の名称 非う触性抗体
および組成物3、 補正をする者 事件よ。関係 特許出願人 住 所 東京都港区白金五丁目9番1号氏 名銘称)北
 里 研 究 所 (社団法人)代表者 吉 岡 勇 
雄 4・ 代 理 人 電話 353−552□(自発的)
手続補正書 昭和58年 特許 願第135451号2 発明の名称
 非う触性抗体および組成物3、 補正をする者 事件との関係 特許出願人 8、補正の内容 明細書を次の通シ傾圧する。
(リ 第1頁5行目以下の特許請求の範囲の記載を別紙
の通り補正する。
(2)第6頁19行、「非う食性組成物」を「非う触性
組成物」に補正する。
(3)第7頁12行、「う食抑制効果」を「う蝕抑制効
果」に補正する。
(4) 第8頁6行、「抗原」の前に「菌体」を加入す
る。
(5) 次の個所に記載された「線毛層」を「線毛成分
」に補正する。
第9頁15行、第10頁9行、同12行、同17行、同
18行、 ′−第12頁 ’ ”19行、第13頁3行、 同16行、第16頁3行 −− および第22頁3行。
(6) 第15頁11行、「約4.2」を「約4.2位
」に補正する。
(7) 第16頁8行、「1/75 M Jを[0,7
5MJに補正する。
(8)同9行、「0.05−0.51R9/mlJを「
l〇−50μI/IILI」に補正する。
(9)同11行、r O,2+ng/ゴ」を「200μ
m/―」に補正する。
(10)第17頁11行、「o4− s■」を「1oo
 −1000μI」に補正する。
(11) 第19頁20行、[1/75MJをj−0,
75MJに補正する。
(12)第20頁3行、「1775MJを「0.75M
Jに補正する。
(14)同13行、「33%飽」を「33チ飽和」に補
正する。
(15) 同17行、「IMりん酸塩緩衝食塩水」を[
1M塩化す) IJウム加O0IMりん酸塩緩衝液」に
補正する。
(16) 同17−18行、「0.1M;」を削除する
(17)第22頁5行、7行および13行、「りん酸塩
緩衝食塩水」を「IM塩化ナトリウム加0.1Mりん酸
塩緩衝液」に補正する。
(18)第23頁18行、「ミュウタンス突然変」を[
突然変異株ストレプトコッカス・ミュウタンスKH2J
に補正する。
(19)第25頁8行、「加えた。」セ「加え」に補正
する。
(20)第30頁1行、「試験例2」を「試験例3」に
補正する。
(21)第11頁7−8行、「表層の線毛層から採取さ
れた抗原」を「表層から採取された線毛成分抗原」に補
正する□ (22)第12頁13−17行、[本発明に・・・・・
・・・・・・、・・抽出物をいう。]を次の通シに補正
する。
「本発明による線毛成分抗原とは、ミュウタンス細胞壁
の表層から突出する線毛状の型特異多糖体抗原および表
層蛋白質から得られた抗原成分のことである。
代表的なヒト型ミュウタンスNCTG 10449株(
血清型C)から単離した本抗原について、フェノール硫
酸法による炭水化物の定量、Hartrae法による蛋
白質の定量、およびフォスフォリラーゼb1子牛血清ア
ルブミン、鶏卵アルブミンおよびキモトリプシノーゲン
Aを参考としてセファデックスG−100(スエーデン
国、ファルマシア・ファイン・ケミカルス社製)による
分子量の測定を行なった結果、本抗原は蛋白質約20チ
と炭水化物約80チとを含む酸性の糖蛋白質の1種であ
って、分子量は約75000と推定された。
次にポリアクリルアミドゲル・ディスク電気泳動法では
陰極側に特徴的な太いバンドが認められた。pH3,5
−10,0のキャリヤー・アムフオライト(スエーデン
国、エルケービー・グロダクター社製)による静電点分
画試験では、pI値は3゜5以下であった。
しよ稠密度勾配超遠心法では、ミュウタンスの線毛成分
抗原はしよ糖密度約10−13%付近の分画から回収さ
れる。ゲル濾過では、2つのピークが現われるが、血清
との反応が陽性である最初のピークから回収される。血
清型の差による分画パターンの差は認められなかった。
しかし、線毛成分抗原の血清型的性状は、各菌株の血清
型によシ相違し、a、b型、Csesfzg型およびd
型に分けられる。
口腔内細菌は、菌種ごとに歯の表面や口腔粘膜等への付
着性を異にしていることは公知であるが、ミュウタンス
の歯面への付着においても、菌体表層の構造が重要であ
る。」 (23)第16頁15行、「線毛層」を「抗原」に補正
する。
(24)同17行、「線毛層」をF線毛成分抗原」に補
正する。
(25)第16頁7行、「精製する。」の後に「所望に
より、抗原液に0.02−0.2 %ホルマリンを加え
て・常法により抗原を不活化してもよい。」を特徴する 特許請求の範囲 (1) ヒト型ストレプトコッカス・ミュウタンス菌株
の細胞壁表層の線毛a+抗原をすし・これで禰乳動物を
免疫することにより、+4乳動物の体内に対応する抗体
を産生じ、これを回収する工程からなる、ストレプトコ
ッカス・ミュウタンスによシ誘発されるヒトの虫歯を抑
制するための非う触性抗体の製造方法。
(2) ヒト型菌株の血清型がC,@Sfまたはg型で
ある特許請求の範囲第1項記載の方法。
(3) ヒト型菌株の血清型がd型である特許請求の範
囲第1項記載の方法。
(4) 菌株が突然変異株である特許請求の範囲第1項
記載の方法。
(5)突然変異株がストレプトコッカス・ミュウタンス
変異株に−Dp株(FERM BP−317>である特
許請求の範囲第4項記載の方法。
(6)突然変異株がストレプトコッカス・ミュウタンス
KH2株(FEBM P−7166)である特許請求の
範囲第4項記載の方法。
(7) ヒト型ストレプトコッカス・ミュクタンス菌株
の細胞壁表層の線毛S+抗原をすし、これで哺乳動物を
免疫することにより咄乳動物の体内に対応する抗体を産
生じ、これを回収し、薬理学的に許容し得る担体オたは
賦形剤と共存させてなる、ストレプトコッカス・ミュウ
タンスにより朽発されるヒトの虫歯を抑制するための非
う触性組成物。
(8) 特許請求の範囲第7項記載の可食性組成物。
(9) 特許請求の範囲第8項記載の乳酸菌飲料。
(]0)特許請求の範囲第8項記載のチューインガム、
キャyデー、アイスクリームまたはシロップ。
(11) 特許請求の範囲第7項記載の歯みがき剤また
はうがい剤。
(12)バッカルまたはトローチとして形成された特許
#i!1水の範囲第7項記載の組成物。
(自発的)手続補正書 昭和59年10月17日 昭和58年 特許 願第135451、発明の名称 非
う触性抗体および組成物3、 補正をする者 事件との関係 特許出願人 住 所 東京都港区白金五丁目9番1号氏 名銘弥)北
里研究所 (社団法人)代表者水之江公 英 4、 代 理 人 − 〒160 電話 353−5521 住 所 東京都新宿区信濃町11番地 (2) 別紙の通り受託証(写)を提出する。
補正の内容 (1)特許請求の範囲の記載を別紙の通り補正する。
(2)第21頁2〜3行、「FERM−P 7166 
Jをr FERM BP−366Jに補正する。
(3)第23頁19行、l’−F’ER,M−P 71
66 JをrFER,MBP−366JK補正する、 (4)第25頁10行、「試験例」の前に次の通り加入
する。
[実施例9 下記の成分のチューインガムを製造した。
成分 重1 ガムベース 2゜ フルクトース 55 レシチン 0.2 コーンシロップ 25 ガムペースを溶解(95℃)し、これにコーンシロップ
、レシチンを加え、5分間80℃で混合して、フルクト
ースとクエン酸を加え充分に練り、60℃に冷却した後
抗体を混合した。これから公知の技術を用いてチューイ
ンガムを形成した。」 (5)第26負2行、rpEaM−p 6]77 Jを
「FE几MBP−366Jに補正する。
(5) 同1o行、「抗体」の前に「等力価の」を加入
する、 (7)第29頁2行、「抗体」の前に1等力価の」を加
入する。
(3)第30頁2行、「抗体」の前に「等力価の」を加
入する。
(9) 同17行、「認められた。」の後に次の通り試
験例4を加入する。
「試験例4 実施例9の方法で得られた抗体■、■を含有するチュー
インガムの投与による成人女子口腔内のミュウタンス濃
度の変動を試験例2記載の方法に遵じて調べた。
ミュウタンス血清型Cの宿主成人女子1o名の各人につ
き毎日夕食後チューインガム5Iを投与し、噛みながら
、できる限り長時間(20分間以上う口腔内に保有させ
た。4名の口腔内のミュウタンスは約2週間抜検出され
なくなり、残りの6名ではミュウタンスの濃度は漸減し
、試験例3における。1ツカルの投与とほぼ同様の結果
であった。」 (]0)第13頁14行、「FFRM−1) 7 ] 
66 jを「FERMBP−366jに補正する。
特許請求の範囲 (1) ヒト型ストレフトコツカス・ミュウタンス菌株
の細胞壁表層の線毛成分抗原を単離し、これで痛乳動物
を免疫することにより、晴゛乳動物の体内に対応する抗
体を産生じ、これを回収する工程からなる1、ストレプ
トコッカス・ミュウタンスにより誘発されるヒトの虫歯
を抑制するための非う触性抗体の装造方法。
(2) ヒト型菌株の血清型がc、e、flたはg型で
ある特許請求の範囲第1項記載の方法。
(3) ヒト型菌株の血清型がd型である特許請求の範
囲第1項記載の方法。
(4) 菌株が突然変異株である特許請求の範囲第1項
記載の方法。
(5)突然変異株がストレプトコッカス・ミュウタンス
変異株K −D p株(PERM BP−317)であ
る特許請求の範囲第4項記載の方法。
(6)突然変異株がストレプトコッカス・ミュウタンス
KH2株(FERM BP−366)である特許請求の
範囲第4項記載の方法。
(71ヒト型ストレプトコッカス・εユウタンス菌株の
細胞壁表層の線毛成分抗原を単離し、これで傭乳動物を
免疫することにより情゛乳動物の体内に対応する抗体を
産生じ、これを回収し、薬理学的に許容し得る担体また
は賦形剤と共存させてなる、ストレプトコッカス・ミュ
ウタンスにより誘発されるヒトの虫歯を抑制するための
非う触性組成物。
(8)@許請求の範囲第7項記載の可食性組成物。
(9)特許請求の範囲第8項記載の乳酸菌飲料。
(10)特許請求の範囲第8項記載のチューインガム、
キャンデー、アイスクリームまたはシロップ。
(11)特許請求の範囲第7項記載の歯与がき剤せたは
うがい剤。
(12) バッカルまたはトローチとして形成された特
許請求の範囲第7項記載の組成物。
(自発的)手続補正書 昭和59年10月24日 昭和58年 特許 願第135451、発明の名称 非
う触性抗体および組成物3 補正をする者 事件との関係 特許出願人 住 所 東京都港区白金五丁目9番1号氏 名(名称)
北里研究所 (社団法人)代表者水之江公 英 4・ 代 理 人 電話 353−55□15、 補正
命令の日付 第11−18−3頁の通り補正しさしかえる。
本発明の目的は、ストレプトコッカス・ミュウタンスに
よって誘発されるヒトの虫歯を予防捷たは抑制するため
の非う触性抗体および本抗体を有効成分とする非う触性
組成物を提供することにある。
本発明により、ヒト型ストレプトコッカス・ミュウタン
ス菌株の細胞壁表層の線毛成分抗原を単離し、これで凶
′乳動物を免疫することによって、動物の体内に対応す
る抗体を産生じ、これを回収する工程からなる、ストレ
プトコッカス・ミュウタンスにより誘発されるヒトの虫
歯を抑制するための非う触性抗体の製造方法が提供され
る。
本発明による抗体を容易に効果的にヒトに投与するため
に、本発明による抗体を有効成分とし、薬理学的に許容
し得る担体捷たは賦形剤と共存させてなる、非う触性組
成物が提供される。
本発明による抗体はIgGを主とする免疫グロブ、−゛
・本 抗体はミュウタンス野外株の、歯の表面や裂溝内面への
付着を抑制する作用を有するが、凝集素は産生ぜず、ま
た野外様自体の増殖やDPS産生能を抑制しない。従っ
て、これらの野外株は、歯面に伺着(感染)する代わり
に、唾液中などで凝集する。抑制された野外株は、もは
やプラーク内に居住しないので、比較的短期間に死滅す
る。これを、たとえば通常の歯みがき剤やうがい剤等に
よって口腔から除去することは容易である。ヒトおよび
ハムスターを用いた試験の結果、本抗体の有効量を、た
とえば数週間連続投力すると、口腔内からミュウタンス
が消滅することが認められた。
本発明による線毛成分抗原とは、ミュウタンス細胞壁の
表層から突出する線毛状構造から単離された抗原成分の
ことである。
代表的なヒト型ミュウタンスNCTG 10449 株
(血清型C)から単離した本抗原について、D−グルコ
ースを基進としたフェノール硫酸性ニヨル炭水化物の定
量、牛血清アルブミンを基漁としたHartree法に
よる蛋白質の定量、およびフォスフォリラーゼb、子牛
血清アルブミン、鶏卵アルブミンおよび中モトリプシノ
ーゲンAを#考としてセファテックス0−100 (ス
エーデン国、ファルマシア・ファイン・ケミカルス社芽
、’! )による分子量の測定を行なった結果、本抗原
は蛋白質的15−25%(例、約20係)と炭水化物的
75−85%’(例、約5ob)とを含む酸性の糖蛋白
質の1種であって、分子量は約6−9X]0’f例、約
75000 )と推定された。
次にポリアクリルアミPゲル・ディスク電気泳動法では
陰極側に%徴的な太いパンPが認められた。PH3,5
−10,0のキャリヤー・アムフォライト(スエーデン
国、エルヶービー・プロダクター社製)による尋電点分
画試鹸では、pI値は3.5以下であった。
しよ糖密度勾配超遠心法では、ミュウタンスの線毛成分
抗原は、しょ糖密度約1o−13%およびしよ糖比重約
1.3−1.4付近の分画がら回収される。
粗抗原液のゲル濾過では、2つのピークが現われるが、
ヒトまたはウザギ血清との反応が陽性である最初のピー
クから回収される。血清型の差による分画/Rターンの
差は認められなかった。
ミュウタンスの基迎株として認められたイングプリット
(血清型c ) 、OMZ176 (同d)、P4(同
e ) 、OMZ 175 (同f)およびKIR(同
g)を用いて同様の試験を行なったが、実質的に同じ結
果が得られた。
本発明により得られる抗体の付着抑制活性は抗原物質の
付着活性に依存する。実用的には、う蝕誘発能の高い菌
株の線毛成分抗原を採取して、これを用いて頭孔動物を
免疫することによって、付着抑制活性の高い抗体を得る
ことができる。所望の菌株を、たとえば試験管壁付着能
の高い菌株を選別することによって得ることができる。
後記実施例記載の突然変異株すなわちストレプトコッカ
ス・ミュウタンス変異株に−Dp株(血清型C)と同K
H2株(血清型d)とは、通常の野外株(親株)と同様
の性状を有するが、著しく高い付着能をもつ点が異なっ
ている。これらはそれぞれ1982年3月5日と198
3年7月23日にFERM−BP 317およびFER
M−BP 366として微工研に寄託されている菌株で
ある。
る 本発明の方法によって得られt抗体を、線毛成分抗原の
出所となる菌株の血清型によって、抗体■および■に分
けることができる。抗体■は血清型eSe、fおよびg
の菌株由来抗原(以下、抗原Iという)から得られたも
ので、抗体■は血清型dの菌株由来の抗原(以下、抗原
■という)から得られたものであって、それぞれ対応す
る血清型の野外株の付着能を特異的に抑制する活性を有
していることがわかった。異なった血清型の菌株からの
抗原Iを用いることによって、4種類の抗体■を得るこ
とができる。これらを単独または混合して本発明の目的
に用いることができる。前述の佐原城代の報告によると
、ヒトの大部分はC1e、fまたはg型ミュウタンスの
宿主であるが、抗体【はd型ミュウタンスも抑制する。
従って、抗体■のみによって全部のヒト型ミュウタンス
を抑制することができる。しかし、ヒトの口腔内ミュウ
タンスの血清型を調べるには複雑な操作が必要である。
しかも抗体■、■を併用しても各抗体の保存性や効果に
変わりはない。従って、実用的には抗体■、■を混合し
て投与するのが有利である。
本発明による抗体はプラズマの形でもよいし、または精
製して抗血清の形としてもよい。これを凍結乾燥して、
低温で長期間保存することも周知である。
本抗体の製法を次に例示する。
本発明に用いられる菌株は野外株でも突然変異株でもよ
い。培養は常法によることができる。すなわち培養は好
気条件下でもよいが嫌気条件下の培養が適している。使
用培地は天然培地でも合成培地でもよいが、大量生産に
は液体培地が適している。培地のpHは5.6−9.0
 、たとえば約7.0で、培養温度は23−39℃、た
とえば37℃が適している。酸産生は速やかで、通常は
24−72時間以内に培地のpHは約4.2位に低下し
、その後、菌は増殖しない。本菌株の培養にストレプト
コツカス属細菌用の各鍾培地を使用することができる。
培養終了稜、遠心処理のような常法により、培養液から
菌体を分離する。この菌体を適当な高張液、たとえば0
.1−1 M酢酸・酢酸ナトリウム緩衝液(pH6,0
−8,0)、1M塩化ナトリウム・リン酸塩緩衝液(0
,01−0,75M )その他の緩衝液、またこれらの
緩衝液に非イオン系界面活性剤(たとえばトリトン−X
 100 ; o、oot −o、C1チ;米国ローム
・アンド・ハース社製)のような適当な界面活性剤を加
えた緩衝液に浮遊させて超音波処理(1O−20kHz
 、 5−20分間程度)をして線毛成分を抽出する。
得られた抽出物をたとえば公知のカラム分画法、等電点
沈降法、冷溶媒分画沈降法、膜濃縮法、硫酸アンモニウ
ム塩析法およびしよ糖密度勾配超遠心法などの単独せた
は適宜組合わせによって分画精製する。精製された材料
を0.5− I Mリン酸塩緩衝食塩水(pH約6−8
)で含有プロティンN 10−50719 / rnl
になるように希釈調製し、アジュバントとして水酸化ア
ルミニウムデルを最終アルミニウム用Jjl 100−
500μI/mlになるように加えて抗原を吸着し、所
望によりチメロサールo、os −0,1(w/v )
のような防腐剤を加えると免疫用抗原液が得られる。
超音波処理の代わりに、抗原抽出液に20−70 %(
例60チ)飽和になるように硫安を加えて、攪拌溶解さ
せ、低温たとえば4℃で静置すると線毛層が沈降する。
上清を除いた液を0.1− I Mリン酸塩緩衝液(p
H8,0; 0.1− I M塩化ナトリウムを含む)
に濃厚に浮遊させ、低温で同様の緩衝液で透析して、透
析性不純物および硫安を除き、透析内液を遠心処理して
得られた抽出液を、たとえば上記のしよ糖密度勾配超遠
心法で精製することもできる。
抗原液の最終処理において、水酸化アルミニウムの代わ
りに静置の70インド完全アジユバントを用いることも
できる。所望により、抗原液を、たとえばホルマリン(
0,2−0,01% )のような適当な不活化剤で処理
し、次に同様の緩衝液を用いて透析することにより、抗
原を不活化することもできる。
免疫動物として、たとえばマウス、ラット、モルモット
、クサイ、ヤギ、牛、馬等を用いることができる。用−
鎗は動物によって異なるが、通常、小動物では抗原TO
−500μl(蛋白質として)、犬U1物では100−
2000μyを1回量として、2−5週問おきに2−5
回常法によって免疫する。たとえばウザギの場合、抗原
液(蛋白質として100−200P11/rrt1. 
) ヲ等量の70インド完全アジユノセントと混合した
ものを2−5週問おきに2−5回投与し、最終免疫後1
0−14日目に動口外ら常法により採血し、免疫グロブ
リンを含有するプラスマを得る。これをこのままヒトに
投与することもできるし、精製して抗血清とすることも
できる。所望により、5−10倍量の抗原液を3−12
日間連続的に経口投与して免疫することもできる。
本発明による非う触性組成物の担体は、経口投与に適す
る固体、半固体または液体であってもよく、たとえば粉
末、シロップ、カプセル、粒状物、乳液、懸濁液、ドロ
ップの類であってもよい。適当な賦形剤の例は、ラクト
ース、ポテトでん粉、可溶性でん粉、ステアリン酸マグ
ネシウム等であり、適洛な液状担体の例は、食塩水、グ
リセリン、アーセノげ油、乳酸菌飲料、ジュース等であ
る。
本発明による組成物は、結合剤、安定剤、乳化剤、懸濁
剤、潤滑剤、防腐剤のような常用の添加物を含んでもよ
い。組成物は、歯みがき剤、うがい剤、キャンデー、チ
ューインガム、アイスクリーム等の形状でもよい。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1) ヒト型ストレプトコッカス・ミュウタンス菌株
    の細胞壁表層の線毛層抗原を採取し、これで哺乳動物を
    免疫することにより、哺乳動物の体内に対応する抗体を
    産生じ、これを回収する工程からなる、ストレプトコッ
    カス・ミュウタンスにより誘発されるヒトの虫歯を抑制
    するための非う触性抗体の製造方法。 (2) ヒト型菌株の血清型がC1θ、fまたはg型で
    ある特許請求の範囲第1項記載の方法。 (3) ヒト型菌株の血清型がd型である特許請求の範
    囲第1項記載の方法。 (4)菌株が突然変異株である特許請求の範囲第1項記
    載の方法。 ある特許請求の範囲第1項記載の方法。 (5)突然変異株がストレプトコッカス・ミュウタンス
    変異株に−Dp株(FERM −BP 317 )であ
    る特許請求の範囲第4項記載の方法。 (6)突然変異株がストレプトコッカス・ミュウタンス
    KH2株(FlnRM −P 7166 )である特許
    請求の範囲第4項記載の方法。 (7) ヒト型ストレプトコッカス・ミュウタンス菌株
    の細胞壁表層の線毛層抗原を採取し、これで哺乳動物を
    免疫することにより唱乳動物の体内忙対応する抗体を産
    生じ、これを回収し、薬理学的に許容し得る担体または
    賦形剤と共存させてなる、ストレプトコッカス・εニラ
    タンスにょジ誘発されるヒトの虫歯を抑制するための非
    う蝕性組放物。 (8)特許請求の範囲第7項記載の可食性組成物。 (9)特許請求の範囲第8項記載の乳酸菌飲料。 aα 特許請求の範囲第8項記載のチューインガム、キ
    ャンデー、アイスクリームまたはシロップ。 (11)特許請求の範囲第7項記載の歯みがき剤またけ
    うがい剤。 鰺 バッカルまたはトローチとして形成された特許請求
    の範囲第7項記載の組成物。
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