JPS6028785Y2 - 開閉扉付換気窓 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、一般の家屋における床下基礎の換気又は家
屋壁面に取付けて家屋内の通風換気に用いる開閉扉付換
気窓に関するものである。

一般にこの種の換気窓は、基礎に用いる換気体は、金属
板に換気孔を形成した一重の換気体を換気口にセメント
等で固定したものである。

また、家屋の壁面から屋根裏及び天井裏等の空気を換気
するものでは、裏面に貫通孔を設け、この貫通孔に透視
できる筒体又は鎧戸状の換気体を取付けするものである
。

即ち、前者の基礎に取付ける換気体及び後者の壁面に施
工する換気体は、共に、屋外から見える位置に設置する
ものであるか、現在何等改善かなされず。

体裁が悪く意匠的にも優れたものとは認められず、且つ
、両者共に暴風雨等の際には、屋外より屋内に雨水が自
由に浸入し、内部が腐蝕する原因となるものである。

従って、換気体の重要な要件としては、外部から見て大
変に体裁が好いこと、風雨の時には雨水が絶対に屋内に
浸入するのを防ぐこと、容易に破損しないことが必要で
ある。

そこで、この考案は上記の欠点を改良し、更に重要な要
件を満足せしめるためのものであって、合成樹脂製等の
構成材料を以って方形状に構成され、その外周に取付縁
を有し、内部に空間部を設ける如く外側換気板及び内側
換気板により表裏二重にした換気窓本体を形成する。

その換気窓本体には、その表裏の内外換気板に各各多数
の通風口を穿設せしめる。

次に該外側換気板の前面に開閉扉を開閉自在に建付けせ
しめたものである。

従って、暴風雨等の際には事前に開閉扉を閉塞せしめて
、屋内に雨水が浸入するのを極力防止でき、且つ 内外
二重になっているので全体が強靭化され、外部からの侵
入物を確実に排除される等の特性を遠戚するものである
。

この考案の１実施例を図面について説明すると、合成樹
脂製等の各種構成材料よりなる換気窓本体１は、方形状
等の各種形状に形成され、換気窓本体１には外周に取付
縁枠２，２・・・を形成すると共に、表裏が二重となる
外側換気板３と内側換気板４とを以って内部に空間部１
０を設ける如く１体に構成せしめる。

次に該外側換気板３及び内側換気板４には、各々多数の
各種形状よりなる通風口５，５・・・を多数穿設せしめ
である。

更に、外側換気板３の前面には、開閉扉６，６を観音開
き状に開閉自在に建付けせしめである。

この開閉扉６，６には正面側に把手８，８を設けると共
に、所要位置に回動部７．７を各形成せしめである。

符号９は、該開閉扉６，６を取付ける枢着部を示す。

１４は、該内外換気体３，４を所要間隔に保持する接続
柱を示したものである。

この考案は上記の構成よりなり、今この用法を説明する
と、第５図に示す如く、家屋１１の壁面１２又は基礎１
３の所要位置に換気窓本体１が嵌装又は装着できる開口
部を形成腰換気窓本体１を釘又は接着剤等の固着手段を
以って取付けし、必要に応じて開閉扉６，６を自由な位
置に開閉して使用すれば所期の目的は遠戚されるもので
ある。

次に第６図に示す実施例は、合成樹脂のフロー成形を以
って内外二重の換気窓本体１を形成する場合、予め、形
成する通風口５，５・・・となる部分を膨出部１５．１
５・・・として形成腰その膨出部１５．１５の先端面を
点線１６．１６の如く切除する事によって通風口５，５
・・・を形成する事例を示したものである。

この考案によれば、家屋の基礎及び壁面に設けた開口部
に容易に取付施工でき、床下、天井裏等の湿気、臭気を
通風口より効率よく排出すると共に、暴風雨等の時には
開閉扉を予め閉塞せしめれば、雨水は絶対に屋内に浸入
する事がない優れた効果がある。

更に、この考案による換気窓本体は、外周に取付縁枠を
、表裏に外側換気板と内側換気板との二重構造としたの
で、著しく強靭化され破損等の憂れいがなく、例えば内
外換気板のいづれかが破損した場合でも、各種動物等の
出入及び塵埃の侵入を防止できる実利的な効果と、該内
外換気板とに穿設する多数の通風口を任意の各種形状に
変形すれば、各々美しい模様及び図柄となって、従来に
散見されない綺麗な換気窓を製作することができる。

また、外側換気板の前面に開閉扉を開閉自在に建付けせ
しめであるので、必要に応じて自由に開放及び閉鎖でき
ると云う従来にない便利な効果と、外側より開閉操作で
きるので唯人でも操作が容易にできる効果がある。

更に開閉扉は寒冷地等における冬期に、該開閉扉を閉め
て暖房効率を良くするとう優れた効果もある。

なお、この換気窓本体は、合成樹脂製でも容易に成型で
き、従って多量生産が可能で安価に提供できるし、雨水
に当っても腐蝕する事なく半永久的に使用可能であり、
着色等も自由であるから、各種の自由な色柄を選定でき
るため、バラエティに富んだ製品を得る等の多大な効果
がある。

【図面の簡単な説明】

図面はこの考案の１実施例を示すもので、第１図はこの
考案の閉塞した斜面図、第２図は同じく扉を開放した斜
面図、第３図は第１図Ａ−Ａ線の横断平面図、第４図は
開閉扉の背面斜面図、第５図は家屋に装設した例の正面
図、第６図は換気窓本体を形成する場合の縦断面図であ
る。 符号１は換気窓本体、２は取付縁枠、３は外側換気板、
４は内側換気板、５は通風口、６は開閉扉、１０は空間
部である。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 合成樹脂製よりなる換気窓本体１は、方形状等の各種形
   状に形成され、その正面には観音開き状に開閉する把手
   ８，８を設けた開閉扉６，６を開閉自在に建付けした開
   閉扉付換気窓に於いて、前記換気窓本体１には、外周縁
   に二重となる取付縁枠２，２・・・・・・を形成すると
   共に、表裏面が二重となる外側換気板３と内側換気板４
   とを以て内部に空間部１０を形成し、前記外側換気板３
   及び内側換気板４には、相対する内部に所要間隔を保持
   する数個の接続柱１４．１４・・・・・・を形成し、且
   つ該外側換気板３及び内側換気板４には、数個の膨出部
   １５．１５・・・・・・を設けると共に該膨出部１５゜
   １５・・・・・・を切除して数個の通風口５，５・・・
   ・・・を形成した事を特徴とする開閉扉付換気窓。