JPS6028617Y2 - 芯材と表布とを一体に成形するための型刃装置 - Google Patents

芯材と表布とを一体に成形するための型刃装置

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Publication number
JPS6028617Y2
JPS6028617Y2 JP6845280U JP6845280U JPS6028617Y2 JP S6028617 Y2 JPS6028617 Y2 JP S6028617Y2 JP 6845280 U JP6845280 U JP 6845280U JP 6845280 U JP6845280 U JP 6845280U JP S6028617 Y2 JPS6028617 Y2 JP S6028617Y2
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JP
Japan
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substrate
outer fabric
blade
mold
mold blade
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Expired
Application number
JP6845280U
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JPS56168343U (ja
Inventor
重明 栗原
Original Assignee
井上エムテ−ピ−株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、クッション性のある芯体表面に布等の表布
を一体に成形する装置に関し、特には凹凸部を有する面
の表布に規則正しい折目を作出すことができる型刃装置
に関する。
例えば自動車用座席シートのようなりッション芯体の表
面に表布を一体に接合した製品を成形する方法として、
可撓性発泡ポリウレタンからなる芯体の接合面に無水ポ
リウレタン発泡生成材料をあらかじめ塗布腰これに該発
泡生成材料が発泡反応を起すに十分な水分を導入しつつ
表布を接触させるとともに、型装置によって加熱加圧し
て所定の凹凸形状を付与することは、特公昭55−11
84号公報に記載されているように公知である。
そして、この成形の際に用いられる型装置には一般にプ
レス型が用いられるのであるが、型自体には単にベニヤ
板等の板面に型刃とよばれる金属板を突設したものが使
用されることが多い。
すなわち芯体自体がクッション性を有するので、部分的
に型刃によって押圧して成形すれば、製品には所定の曲
面状の凹凸形状が付与されることができるのである。
ところで、座席シートの背もたれ部のように、凹凸部を
格子状に形成するような場合があるが、このような場合
に凹部が交差する部分において表布がよじれたり、ある
いは不規則に折重ねられて製品の外観を著しく損ねるこ
とがある。
このような外観上の欠点を回避するために、成形前に手
作業によって表布のセツティングを注意深く行なうこと
が推奨されている。
しかしながら、一つ一つ手作業によって表布のセツティ
ングを注意深く行なうことは、それ自体作業の効率を大
きく妨げるのみならず、表布の材質によっては必ずしも
指定通りの方向性をもって折重ねられるとは限らないも
のもあるし、また芯材の形状、材質にも大きく左右され
る。
この考案は、このような凹凸部の形成が交差状になされ
る製品を得る場合において、該交差部における表布の折
重ねを規則正しく迅速にかつ安全に行なうことができる
型刃装置を提供しようとするものである。
以下添付の図面に従ってこの考案の詳細を説明すると、
第1図はこの考案に係る型刃装置10の一実施例を示す
分解斜視図である。
同図からも明らかなように、この考案の型刃装置10は
、その一面側に第2押圧型刃12が突設された第2基板
11と、該第2押圧型刃12と同一面側に第1押圧型刃
16が突設された第1基板15よりなるものであって、
第2押圧型刃12と第1押圧型刃16とは互いに交差す
るうな方向性を有している。
図のように2方向をもつ型刃の場合、同一方向をもつ型
刃どうじがそれぞれ第1基板、第2基板に装着されるの
が一般的である。
第1基板15はその板面に第2押圧型刃12が突出でき
るような切欠17が設けられており、かつ第1基板15
および第2基板11は一定の圧力によって重合すること
ができるように各隅部のスプリング14.14を介して
重設されている。
図中13は位置決めピンを示す。
なお、この場合における第1基板15と第2基板11と
の重合のための手段としては、実施例に示したスプリン
グ14のほか、シリンダ装置、もしくはクランプ装置等
によることができる。
上記のように構成された型刃装置10は、第2図に示す
ようにプレス型の下型盤9に載置され、表布6および所
定形状の芯体7,7・・・がセツティングされる。
この際、前記したように芯体7と表布6の接合面には無
水ポリウレタン発泡生成材料が塗布され、成形に際して
は該接合面に発泡反応を起すに十分な水分が導入される
生成材料のセツティングの後に、型盤8,9は閉じられ
加熱加圧される。
第3図および第4図はこの成形時における第2図のA−
A断面図である。
すなわち第3図は型盤8と第1押圧型刃16が当接する
第1段階を示すものであって、このとき表布6は図のよ
うに第1押圧型刃16部分に盛り上り部6aを有する。
次に、さらに押圧されると、第1基板15と第2基板1
1とはスプリング14を介して重設されているものであ
るから、第2基板11が第1基板15に重合せしめられ
第2押圧型刃12が第1基板の切欠17より第1基板1
5面に突出して第2段階となる。
このとき第1押圧型刃16と第2押圧型刃12の交差部
における表布6のたるみ部分は第4図のように袋状に押
込まれ、折目づけられる。
そしてこの状態で表布6と芯材7の成形ならびに接合が
行なわれる。
第5図は、成形後の製品の平面図であるが、凹部の交差
部Cには図示したような一定形状の折目が規則正しく成
形される。
第6図はそのB−B断面図を示し、第7図番図はこの型
刃装置を用いない従来装置によったものの交差部の表布
端面図を示す。
従来の一枚板の上面に交差状の型刃を突設したものを用
いた場合には、交差部の折目が必ずしも同一形状にあら
れれるとは限らず、また折目も不規則となり、しわが生
じ外観を損ねる嫌いがあった。
この考案に係る型刃装置によれば、交差部の表布は、2
段階に押圧されるので正確にかつ規則正しい折目が作出
される。
この考案によれば、従来のように表布のセツティングに
時間をかけて注意深く行なう必要がなく、極めて簡単か
つ連続的に成形を行なうことができるようになり、工程
の簡略化ならびに効率化に大きく寄与するとともに、製
品の外観を大幅に高め、その商品価値を一層向上させる
ことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係る型刃装置の一実施例を示す分解
斜視図、第2図はその成形前の配置を示す正面図、第3
図および第4図は第2図のA−A線における成形時の断
面図、第5図は成形品の平面図、第6図はそのB−B断
面図、第7図番図は従来の交差部の表布の状態を示す端
面図である。 6・・・・・・表布、7・・・・・・芯体、10・・・
・・・型刃装置、11・・・・・・第2基板、12・・
・・・・第2押圧型刃、13・・・・・ピン、14・・
・・・・スプリング、15・・・・・・第1基板、16
・・・・・・第1押圧型刃、17・・・・・・切欠。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. その−面側に第2押圧型刃12が突設された第2基板1
    1と、該第2押圧型刃12と同一面側にあってかつそれ
    と交差する方向を有する第1押圧型刃16が突設された
    第1基板15とからなり、第1基板15には前記第2押
    圧型刃12が第1基板15上面に突出できるように切欠
    17が設けられ、第1基板15および第2基板11は一
    定の圧力によって重合することができるように重設され
    ていることを特徴とする芯材と表布とを一体に成形する
    ための型刃装置。
JP6845280U 1980-05-19 1980-05-19 芯材と表布とを一体に成形するための型刃装置 Expired JPS6028617Y2 (ja)

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JP6845280U JPS6028617Y2 (ja) 1980-05-19 1980-05-19 芯材と表布とを一体に成形するための型刃装置

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JPS56168343U JPS56168343U (ja) 1981-12-12
JPS6028617Y2 true JPS6028617Y2 (ja) 1985-08-30

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ID=29662391

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