JPS6028222Y2 - 生鮮食料品のスリツタ− - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は生鮮食料品のスリッターに関する。

一般に生いかの如に軟体動物から定間隔に切断する所謂
いかさしを熟練を要腰板前の腕の見せどころともいわれ
、それでも短時間に大量の需要に応じられないのが実状
である。

従って、スーパーの如き一般大衆の需要に応じて直ちに
提供することは困難とされていた。

本考案の目的は円板状カッターが任意厚さのライナーを
介してシャフトに多数取付けられ、該円板状カッター間
には押えパーがそれぞれ嵌挿され、該押えパーを押上け
た状態でエンドレスベルト上の生いかが通過すると、該
生いかは所定幅の紐状に切断されると同時に原状をくず
さない整列した状態で送り瞬出される生鮮食料品のスリ
ッターを提供することにある。

本考案の他の目的はエンドレスベルトが保護されると同
時に被加工食品の表面に異物が付方防止のために耐摩耗
性にとむマナ板が併用される生鮮食料品のスリッターを
提供することにある。

本考案の他の目的は不銹鋼の線材からなる押えパーの一
端にリンクが形成されており、該リンクを介してホルダ
ーに遊嵌され、そして、該押えパーの他端が円板状カッ
ター間に嵌挿され、該パーの自重により被加工食品が押
圧及び案内される生鮮食料品のスリッターを提供するこ
とにある。

以下図に基いて本考案の好適例につにて説明する。

１０は棒部材全体を示すものであって、該棒部材全体１
０は、所要サイズの１字状アングルが溶接あるいはボル
ト付けの如き手段をもって略長方形状に構成され、これ
により前端枠部材１１、後端枠部材１２、上下端枠部材
１３．１４および側枠部材１５が形成される。

１６は略口型状の支持枠部材全体を示すものであって、
該支持枠部材１６は左右の短枠部材１７．１７が左右上
端枠部材１３．１３にそれぞれの下端を取付け、左右長
枠部材１８．１８は左右上端枠部材１３．１３並びに両
側枠部材１５，１５にそれぞれ取付け、これら同長短枠
部材１７Ｒ１８の上端面にそれぞれ保持枠部材１９．１
９が取付けられる。

該長短枠部材１７．１８にはガイド部材（図示せず）を
介してベアリングユニット２０が嵌合され、該ベアリン
グユニット２０は上下動できるようにバンドル付きホル
ト２１が保持枠部材１９のナツト２２に螺合され、後記
カッタ２６とエンドレスベルト３２間の隙間調整が容易
にできる。

該ベアリングユニット２０．２０のベアリングユニット
２３．２３にはシャフト２４のジャーナルが軸支されて
いる。

該シャフト２４には任意厚さのライナ２５，２５と円板
状カッター２６．２６・・・が交互に嵌合され、両端力
釦ツクナツト２７．２８にて緊締される。

該シャフト２４の軸心に平行し、短枠部材１７．１７に
配設されたホルダー２９に押えバー３０の一端のリンク
３１が遊嵌され、他端３１′は稍彎曲して前記円板状カ
ッター２６．２６間に嵌挿されている。

３２はエンドレスベルトで、該エンドレスベルトはヘッ
ドプリー３３とテールプリー３４に巻き掛けられている
。

該テールプリー３４は後端枠部材１２に取付けられたベ
アリングユニット３５，３５．に軸支されており、そし
て該ベアリングユニット３５，３５を前進若しくは後退
されることによりエンドレスベルト３２の緩み度合が調
整される。

前記ヘッドプリー３３は前端枠部材１１のフランジ部に
取付けられたベアリングユニット３６゜３６に軸受けさ
れている。

該ヘッドプリー３３の一方軸端にはチェーンスフロケッ
ト３７が取付けられており、該チェーンスプロケット３
７に噛合うエンドレスチェーン３８の下方はモードル３
９のスプリット４０に噛合されている。

４１はシャフト２４の一端に取付けたチェーンスプロケ
ットで、該スプロケット４１に噛合うエンドレスチェー
ン４２の下方は無段変速機４３のチェーンスプロケット
４４に噛合されている。

４５はエンドレスベルト３２に負荷がかかったさい支持
するベルト支持ローラで、該ベルト支持ローラ４５はエ
ンドレスベルト３２の往きの部分の下部に配設されるべ
く前記長枠部材１８．１８に張設したブラケット４６．
４６に回動自在に軸支され、かつ軸支持ローラ４５の軸
心は円板状カッター２６，２６・・・・・・の軸心に平
行に位置する。

４７はキャリヤローラで、該キャリヤローラ４７のジャ
ーナルが左右の側枠部材１５，１５に取付けたブラケッ
ト４８．４８に支持されている。

４９は耐摩耗性にとむ合成樹脂、合皮ゴムの如き可塑性
材料からなるマナ板で、該マナ板４９に被加工食料品５
０がおかれる。

符号５１はガイドブレード、５２はキャスター作用につ
いて述べる。

スイッチオンによりエンドレスベルト３２は略１０ｒｒ
Ｌ／分前後のスピードで走行され、これに対し円板状カ
ッター２６は略８ｍ１分〜２８瓶／分のスピードでもっ
て回転する。

被加工食品、例えば生いか５０とは次のように予め下ご
しらえする。

ます生いかが裁割され、しかるのち耳、足が内臓と続い
て表皮が取り除かれて、スルメ状に形成される。

第２図に示すように、該生いか５０はマナ板４９におか
れ、次いて走行中のエンドレスベルト３２におくと該ベ
ルト３２と共に前進する。

該生いか５０の表に多数の線状の押えバー３０で押圧さ
れた状態で、かつ回転中の円板状カッター２６．２６・
・・と支持ローラ４５間を通過することによってライナ
ー２５の厚みに相当する巾の糸状に切断されると同時に
押えバー３０．３０・・・によって切断された後、生い
か５０の巻き上げされるのが防止され、そのま）の状態
（乱さない）を、ヘラてもってすくい上げ、パックまた
は皿に移し代える。

以上のように生いかをマナ板におき、これを本考案スリ
ッターのエンドレスベルトにのせるのみで、いかさしが
簡単に作ることができるのである、要するに押えバーの
一端がホルダーに遊嵌され、他端が梢彎曲腰回転中の円
板状カッター間に嵌挿された状態にあるから、切断され
た糸状の生いかには自重のみが作用し、ブレーキが作用
されないところに特徴がある。

さた、走行するエンドレスベルトと回転中のカツターと
のスピードには相対的関連性があり、カッタースピード
に対しエンドレスベルトスピードを上記せるように低速
にするのが最も好しい。

また、本考案スリッターにおいて、生いかをマナ板にお
き、しかるのち、該マナ板をエンドレスベルトにおく代
りに耐摩耗性にとむエンドレスベルトに直接おくことも
勿論可能である。

また、生いかのいかさしについて説明されているが、本
考案の生鮮食料品のスリッターは生いかに限定されるこ
となく、例えばほたて貝類の如きのものをさしみにする
場合は、該複数の貝類を左右より保持するマナ板を使用
することによって簡単にさしみにすることができる。

さた、まぐろの如きものをさしみにする場合は、マナ板
にまぐろの切り身をおき、これをベルトにのせるのみで
、さしみが簡単に作ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案スリッターの正面図、第２図は本考案ス
リッターの作動状態を示す一部省略正面図、第３図は要
部断面拡大図、第４図は第１図よりエンドレスベルトを
外した右側面図である。 １０・・・・・・枠部材、２４・・・・・・シャフト、
２５・・・・・・ライナ、２６・・・・・・カッター
２９・・・・・・ホルダー３０・・・・・・押えパー
３２・・・・・・エンドレスベルト、３３．３４・・・
・・・プーリ。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 任意厚さのライナー２５を介して複数の円板状カッター
   ２６．２６・・・がシャフト２４に取付けられ、該シャ
   フト２４の軸心に平行してホルダー２９が配設されると
   ともに該ホルダー２９に係止される押えパー３０の一端
   にはリンク３１が形成され該リンク３１を介して前記ホ
   ルダー２９に遊嵌され、該押えパー３０の他端３１′が
   前記円板状カッター２６間に嵌挿され、該押えパー３０
   の自重により被加工食品が案内され、該押えパー３０の
   下方にはエンドレスベルト３２がプリー３３゜３４を介
   して配設され、該エンドレスベルト３２の往きの部分の
   下部に配設されるベルト支持ローラ４５は長枠部材１８
   ．１８に張設されたブラケット４６．４６に回転自在に
   軸支され、かつ前記円板状カッター２６の軸心に平行に
   位置することを特徴とする生鮮食料品のスリッター