JPS6028125Y2 - 電解コンデンサの端子 - Google Patents

電解コンデンサの端子

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JPS6028125Y2
JPS6028125Y2 JP2225280U JP2225280U JPS6028125Y2 JP S6028125 Y2 JPS6028125 Y2 JP S6028125Y2 JP 2225280 U JP2225280 U JP 2225280U JP 2225280 U JP2225280 U JP 2225280U JP S6028125 Y2 JPS6028125 Y2 JP S6028125Y2
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JP
Japan
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external terminal
capacitor
electrolytic capacitor
common external
electrolytic
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Application number
JP2225280U
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JPS56123542U (ja
Inventor
善重 池田
Original Assignee
ニチコン株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は電解コンデンサの端子に関するものである。
一般に電解コンデンサは第1図に示すようにアルミニウ
ムなどよりなる陽極用電極箔および陰極用電極箔に各々
引出リード板1,2をかしめなどにより接続せしめた後
、電解紙を介して巻回してコンデンサ素子3を形成する
次いで該コンデンサ素子3に電解液を含浸せしめたのち
、あらかじめ外部端子4,5を装着した封口板6に該コ
ンデンサ素子3より導出した引出リード板1,2をかし
めなどにより接続し、アルミニウム、樹脂などで形成さ
れたコンデンサケース7に挿入し、素子用定材8により
コンデンサ素子3を固定せしめ、コンデンサケース7の
開口部を巻締め密封していた。
最近の電子回路、特にオーディオ関係などにおいては、
回路電位を0(ゼロ)Vとして■(プラス)電位と○(
マイナス)電位を設定した■−■側と[F]−〇側のコ
ンデンサが必要とされる回路設計が多くなっており、こ
のような回路設計に対してはコンデンサが2個または4
個必要で、各コンデンサを各々基板に取付けているが、
工数低減のためコンデンサを一体化した2電源用電解コ
ンデンサが近年開発され実用化されている。
この2電源用電解コンデンサの構造を大別すると2通り
あり、そのひとつは同軸円周上に絶縁物を介して2素子
を巻取って一体に形成する方法で、他のひとつは2個の
コンデンサ素子を別々の室に入れて一体化したものがあ
る。
しかし、引出リード板1,2を接続した陽極用電極箔お
よび陰極用電極箔に電解紙を介して巻回したコンデンサ
素子3を第2図に示すように2つの室を有するコンデン
サケース9に素子固定材10を注入後挿入し、該コンデ
ンサ素子3の引出リード板1,2と封口板11の外部端
子4,5とをあらかじめ接続し、封口板11をケース9
に嵌合して密封し、同一ケース内に2個の電解コンデン
サ素子3を有する構造としたものが、2電源用電解コン
デンサとして使用されている。
回路設計上、従来第3図に示すように0(ゼロ)電位と
なる外部端子4′と5とをリード線12aなどで接続し
て使用していたが、最近は第4図に示すようにO(ゼロ
)電位となる外部端子5と4′を同一端子で、かつ[F
]端子を有する形状の共通外部端子12bが使用されて
いる。
一般にオーディオ技術において、コンデンサ、抵抗など
の部品の種類によって音質が変ることばすでに公知の事
実である。
さらに第3図に示す接続方法と第4図に示す接続方法と
では音質的に著しく異なり、かつ第3図に示す接続方法
の方が歪感がなく自然な原音に近い音質が得られている
この原因として微小電流の流れる方向を調査した。
その結果、第3図に示す接続方法においては、外部端子
4−コンデンサ素子−外部端子5−[F]部と流れるも
のと、[F]部−外部端子4′−コンデンサ素子−外部
端子5′と流れるものが同時に発生していることがわか
る。
しかしながら、第4図における2電源用電解コンデンサ
の共通外部端子12bにおいては、このような電流の流
れが明確に区別されておらず、[F]部に流れてくる電
流と[F]部より流れていく電流が端子全体を無秩序に
交差するため、当然各種の歪が発生して音質の劣化の原
因となっているものと考えられる。
なお、第5図は第4図の共通外部端子12bの斜視図で
ある。
しかし第3図に示す方法は工数的に時間がかかったり、
リード線のインダクタンスなどがやはり音質的に悪影響
を及ぼしていた。
本考案は上記の欠点を改良するために考案されたもので
、これを第6図および第7図に示す実施例について説明
すれば、第6図は本考案の2電源用電解コンデンサの共
通外部端子25の斜視図、第7図は本考案の2電源用電
解コンデンサの要部断面図である。
本考案の電解コンデンサ用の端子は、第5図に示す従来
の共通外部端子を第6図に示すように各電解コンデンサ
素子の引出リード板とが共通外部端子の同一面上で接続
され、そしてコンデンサ素子間の共通外部端子は切欠部
28を有し、橋梁されるように形成されている。
このように形成された第6図の共通外部端子25および
単独外部端子24.24’を各々封目板26に装着して
なる該端子24,24’、25と陽極用電極箔および陰
極用電極箔に各々引出リード板21.22とをかしめな
どにより接続せしめたのち、電解紙を介して巻回してな
るコンデンサ素子23の引出リード板21.22とをか
しめなどにより接続し、アルミニウム、樹脂などで形成
されたコンデンサケース27にコンデンサ素子23を挿
入し、かつ封口板26をケース開口端部に嵌合して巻締
、溶着などの方法により密封して、第7図に示す電解コ
ンデンサを製作する。
以上のようにして形成された電解コンデンサは最近の電
子回路、特にオーディオ関係などにおいて、回路電位を
O(ゼロ)Vとして■電位とe電位を設定した回路設計
に適したもので、その電流は単独外部端子24−コンデ
ンサ素子23−共通外部端子25−[F]部と流れ、[
F]部−共通外部端子25−コンデンサ素子23−単独
外部端子24′との流れが明確になり、音質的にもまた
接続方法によるインダクタンスなどもなく、歪感のない
原音に近い再生音が得られ、さらにコスト的にも材料分
の減少により安価となるなどの工業的ならびに実用的に
有益なものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の電解コンデンサの断面図、第2図は従来
の2電源用電解コンデンサの一実施例の断面図、第3図
および第4図は従来の2電源用電解コンデンサの要部断
面図、第5図は第4図に示す2電源用電解コンデンサに
用いられた従来の共通外部端子の斜視図、第6図は本考
案の共通外部端子の斜視図、第7図は本考案の共通外部
端子を用いた2電源用電解コンデンサの要部断面図であ
る。 21.22:引出リード板、23:電解コンデンサ素子
、24.24’:単独外部端子、25:共通外部端子、
26:封口板、27:コンデンサケース、28:共通外
部端子の切欠部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 2 ’fl源用’R8’4コンデンサの一方のコンデン
    サ素子より引き出した陽極リード板と他方のコンデンサ
    素子より引出した陰極リード板とを接続する共通外部端
    子において、上記共通外部端子は上記リード板と接続す
    る個所を除いて封目板と接触する部分に切欠部を設けた
    ことを特徴とする電解コンデンサの端子。
JP2225280U 1980-02-21 1980-02-21 電解コンデンサの端子 Expired JPS6028125Y2 (ja)

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JPS56123542U JPS56123542U (ja) 1981-09-19
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