JPS6028093Y2 - 永久磁石構造体 - Google Patents

永久磁石構造体

Info

Publication number
JPS6028093Y2
JPS6028093Y2 JP6822482U JP6822482U JPS6028093Y2 JP S6028093 Y2 JPS6028093 Y2 JP S6028093Y2 JP 6822482 U JP6822482 U JP 6822482U JP 6822482 U JP6822482 U JP 6822482U JP S6028093 Y2 JPS6028093 Y2 JP S6028093Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnet
magnetic
approximately
permanent magnet
magnet structure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP6822482U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS58170808U (ja
Inventor
邦夫 奥村
泰夫 福山
敦雄 田中
Original Assignee
山内ゴム工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 山内ゴム工業株式会社 filed Critical 山内ゴム工業株式会社
Priority to JP6822482U priority Critical patent/JPS6028093Y2/ja
Publication of JPS58170808U publication Critical patent/JPS58170808U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6028093Y2 publication Critical patent/JPS6028093Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Magnetic Brush Developing In Electrophotography (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は永久磁石構造体に関し、さらに詳しくは、複
数個の短尺焼結磁石体と1個の薄板状複合磁石体とを組
合わせて長尺一体の磁石体としてなる永久磁石構造体に
関する。
複写機、ファクシミリ、プリンター等の静電記録装置に
おける磁気ブラシ現像用ロールには、長さ200m以上
の長尺一体の焼結磁石体が広く用いられている。
しかじ長尺一体の焼結磁石体は製造が容易ではなく高価
であるという難点がある。
そこで製造しやすく価格の安い長さ150mm以下の短
尺の焼結磁石体を複数個密着して一列に結合して長尺の
磁石体を脅威することが考えられるが、この場合、次の
ような問題がある。
(i) 複数個の短尺焼結磁石体の隣接する磁極が同
極のときには互いに反撥しあうが、その反撥力に抗して
結合を保つにはどうするか? (ii) 複数個の短尺焼結磁石体の継ぎ目において
磁力が低下してフラットな磁界が得られないが、フラッ
トな磁界を得るにはどうするか? この考案は上記問題を解消することを目的としてなされ
たものである。
すなわち、この考案は、長尺の樋状フレーム内に複数個
の長さ15mm〜150Trr!nの直方体状の短尺焼
結磁石体を密着して一列にかつ同極の磁極面をそろえて
保持すると共に、少なくとも一方の磁極面を全面的に一
体に覆うようにそれら磁極面に弾性のある薄板状複合磁
石体を着設し、長尺一体の磁石体としたことを特徴とす
る永久磁石構造体を提供する。
上記長尺の樋状フレームとは、長さ約20owIL以上
で通常断面はぼU字形状の樋のごとき形状のフレームを
意味腰抜数個の短尺焼結磁石体を一体に保持するもので
ある。
素材としては、アルミニウム、プラスチック、FRPl
しんちゅう、銅などのごとき非磁性体、もしくは鉄、ニ
ッケル、コバルトあるいはこれらの2種以上の合金など
のごとき磁性体が使用可能だが、磁力を遠方へとどかせ
うるという観点から非磁性体素材が好適に使用される。
上記短尺焼結磁石体とは、長さ約1577+771〜約
150簡の従来公知の焼結磁石体である。
フレーム内に一列に並べたとき、隣接する短尺焼結磁石
体相互間に反撥力が働くので、まず未着磁の短尺焼結磁
石体をフレーム内に並べ、フレームに接着するかフレー
ムで強く挾持したのち着磁するのが製造上好適である。
あるいは予め着磁する際に、まず長さ方向に着磁したの
ち上下方向に着磁し、上下方向の磁極は各短尺焼結磁石
体で同方向にそろえかつ長さ方向の磁極は異極同士隣接
させてフレーム間に長さ方向に一列に並べるようにする
と、上下方向の磁極の反撥力に打勝って各短尺焼結磁石
体が互いに吸引しあうので製造上好適である。
上記薄板状複合磁石体とは、換言すればシート状のいわ
ゆるゴム磁石体であって、強磁体粉末がゴムや合成樹脂
などのバインダーで一体化されたものである。
強磁性体粉末は、たとえばバリウムフェライト、ストロ
ンチウムフェライト、鉛フェライト、カルシウムフェラ
イトなどが使用される。
強磁性体粉末の粒径は通常0.5〜10ミクロンである
取扱い容易性、複数個の短尺焼結磁石体の各磁極面への
密着性などの観点から、弾性に富む複合磁石体が望まし
く、そこでバインダーとしては、ゴム系すなわち天然ゴ
ムやブチルゴム、クロロプレンゴム、ニトリルゴム、ス
チレンゴム、シリコンゴム、EPT、多硫化物系ゴム(
商品名チオコール)、クロロスルホン化ポリエチレン(
商品名ハイパロン)などの合成ゴムを用いるか、ポリ塩
化ビニル、塩素化ポリエチレン、ポリイソブチレン、エ
チレン−酢酸ビニル共重合体などの合成樹脂糸を用いる
のが好ましい。
強磁性体粉末とバインダーとは大体90: 10 (w
t%)くらいで混合され、公知の方法で製造される。
着磁は、短尺焼結磁石体の磁極面上に着設される前に着
磁されてもよく、また着設したのち短尺焼結磁石体と同
時着磁するようにしてもよい。
上記薄板状複合磁石体は、少なくとも外部に仕事を行う
作用位置に近い側の磁極面を全面的に一体に覆うものと
する。
上記のようにしてなるこの考案の永久磁石構造体は、樋
状フレームにより複数個の短尺焼結磁石体が強固に保持
されており、かつ薄板状複合磁石体により磁力がフラッ
ト化されているので、長尺一体の焼結磁石体の代替品と
して好適に使用でき、格段に経済的である。
この考案の永久磁石構造体は、従来長尺一体の焼結磁石
体が使用されているほとんどの用途で使用できる。
具体的にはたとえば複写機、ファクシミリ、プリンタ等
の静電記録装置における磁気ブラシ現像用ロールのマグ
ネットとして、あるいは磁気切符、磁気キャッシュカー
ド等の記録用磁性シートの消磁用マグネットとして使用
できる。
以下、実施例に基いて、この考案をさらに説明する。
ただ腰これによりこの考案が限定されるものではない。
実施例 1 第1図に1で示される構成である。
フレーム2は厚さ約1rIrIrLのアルミニウム製で
、内側のi2aの深さは約12mm、幅は約12mm、
長さは約300mmである。
短尺焼結磁石体3,3・・・の1つの寸法は、高さ約1
211rIn1幅約127ra1長さ約6−で、これら
が5個並べられている。
短尺焼結磁石体3,3・・・間の継ぎ目3a、3a・・
・の間隙寸法gは約0.1771111である。
この間隙寸法gは短尺焼結磁石体3,3・・・のカット
などにより必然的に生じるものであり、これが大きいほ
ど継ぎ目3a*3a・・・における磁力の低下が大きく
なり、フラットな磁界が得られなくなる。
焼結磁石体3,3・・・は、それらの底面でフレーム2
に接着されたのち着磁されるものであり、それらの磁気
的特性は、Br = 400ガウス、IHC= 36Q
Q エルステッド、BHmaX=3.5である。
複合磁石体4は、厚さ約2rIrIn、幅約12TIr
IrL、長さ約300171711の異方性ゴム磁石で
、その磁気的特性は、Br = 2500ガウス、IH
C=3100エルステッド、BHmax = 1.5で
ある。
この複合磁石体4も前記焼結磁石体3,3・・・もいず
れも上面がN極、下面がS極である。
第2図イはこの磁石構造体1の上面から1mm上方にお
ける磁界の強さを表わす図であり、第2図口は磁石構造
体1の縦断面図で、第2図イの位置関係を示すものであ
る。
破線で示されるG1は、複合磁石体4がない場合の磁界
の強さで、継ぎ目3a、3a・・・に対応する位置での
磁界の強さH2は約800ガウス、それ以外の部分での
磁界の強さHlは約1150ガウスである。
実線で示されるG2は、複合磁石体4がある場合の磁界
の強さで、継ぎ目3a、3a・・・に対応する位置での
磁界の強さ史は約1000ガウス、それ以外の部分での
磁界の強さH3は約1100ガウスである。
この結果より明らかに、この考案の実施例の磁石構造体
1がフラットな磁界を形成している。
実施例 2 第3図に示す12および13b=13cがこの考案の永
久磁石構造体であり、ゴム磁石13a。
13d、13eと共に合成樹脂製保持層14によってロ
ール軸11の周囲に固設されている。
これら永久磁石構造体129 13b’t 13c、
ゴム磁石13a、13d、13e、保持層14、ロール
軸11が一体的にマグネットロール17を構成している
このマグネットロール17の外周にスリーブ18が装着
されて磁気ブラシ現像用ロール10が構成されている。
永久磁石構造体12は、複合磁石体が厚さ約1胴、幅約
121rr!n1長さ約300wnである外は前記磁石
構造体1と同様の構成である。
永久磁石構造体13b、13cは、フレームの寸法が深
さ約6wIt、幅約6rrrIIt1長さ約300wI
tであり、短尺焼結磁石体として約6 mm X約6悶
×約30圏のものをw個用い、複合磁石体が厚さ約1m
7!、幅約6mm、長さ約300rIurLである外は
前記磁石構造体1と同様である。
なお、ロール軸11は、鉄製で、直径約8TIr!n1
長さ約334rIFMである。
保持層14は、RIMウレタンフオーム(発泡倍率2.
5fffl)製で、外径約47朋、長さ約300mmで
ある。
歪吸収用凹溝15は、断面U字形の溝、深さ約8.51
r!n1幅約28rrrIn、長さ約300rtvnで
ある。
比較例 1 第4図イに前記実施例の磁石構造体1による磁力線図を
示し、第4図口に前記磁石構造体1における複合磁石体
4を強磁性体の鋼材であるspc材に置換えた磁石構造
体5の磁力線図を示す。
複合磁石体4に比べてspc材6は透磁率μが約100
00倍も大きいので、磁力線を遠方へ到達させることが
困難である。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の永久磁石構造体の一実施例の分解斜
視図、第2図は第1図に示す永久磁石構造体の上面約1
wnの位置にこける磁界の強さの特性図、第3図はこの
考案の永久磁石構造体を用いてなる磁気ブラシ現像用ロ
ールの切り欠き斜視図、第4図イは第1図に示す永久磁
石構造体の磁力線を示す図、第4図口は第1図に示す永
久磁石構造体の複合磁石体をspc材に置換した場合の
磁力線を示す図である。 1・・・・・・永久磁石構造体、2・・・・・・フレー
ム、3・・・・・・短尺焼結磁石体、4・・・・・・複
合磁石体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 長尺の樋状フレーム内に複数個の長さ15mm〜150
    m直方体状の短尺焼結磁石体を密着して一列にかつ同極
    の磁極面をそろえて保持すると共に、少なくとも一方の
    磁極面を全面的に一体に覆うようにそれら磁極面に弾性
    のある薄板状複合磁石体を着設し、長尺一体の磁石体と
    したことを特徴とする永久磁石構造体。
JP6822482U 1982-05-10 1982-05-10 永久磁石構造体 Expired JPS6028093Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6822482U JPS6028093Y2 (ja) 1982-05-10 1982-05-10 永久磁石構造体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6822482U JPS6028093Y2 (ja) 1982-05-10 1982-05-10 永久磁石構造体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58170808U JPS58170808U (ja) 1983-11-15
JPS6028093Y2 true JPS6028093Y2 (ja) 1985-08-26

Family

ID=30078011

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6822482U Expired JPS6028093Y2 (ja) 1982-05-10 1982-05-10 永久磁石構造体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6028093Y2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005283996A (ja) * 2004-03-30 2005-10-13 Namiki Precision Jewel Co Ltd 光アイソレータ
JP5550885B2 (ja) * 2009-11-12 2014-07-16 高橋 謙三 溶解炉システム
JP2012256084A (ja) * 2012-10-02 2012-12-27 Ricoh Co Ltd 磁界発生部材及びその製造方法、磁性粒子担持体、現像装置、プロセスカートリッジ、並びに、画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS58170808U (ja) 1983-11-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO1993021643A1 (en) Magnetized material having enhanced magnetic pull strength and a process and apparatus for the multipolar magnetization of the material
US4459500A (en) Magnetic field pole assembly
JPS6028093Y2 (ja) 永久磁石構造体
US20100322460A1 (en) Magnetic circuit and audio equipment
JP3822561B2 (ja) 表示機構並びに壁表装機構
JP2001230118A (ja) 着磁装置およびプリンタ
WO2001035426A1 (fr) Galet magnetique
JP3799994B2 (ja) マグネットローラ
JP2003188012A (ja) 往復運動装置用磁石及びそれを用いた往復運動装置
JP4032706B2 (ja) マグネットローラの製造方法及び該製造方法により作製してなるマグネットローラ
JP2992538B2 (ja) 液体を磁気で処理するための装置
JP2001068337A (ja) 可撓性硬質磁性シートの着磁方法
JP4438197B2 (ja) 現像剤用シール磁石
JP3309855B1 (ja) 磁気吸着シートの着磁方法および着磁装置
JP3564374B2 (ja) マグネットローラ
JP2019075418A (ja) 多極着磁装置及びそれを用いた着磁方法
JPH0329079Y2 (ja)
JPS5813009B2 (ja) マグネット装置
JP3417420B2 (ja) 乾式電子写真装置に用いるマグネットロール
JP3265876B2 (ja) マグネットロール
JPH05142947A (ja) マグネツトローラーおよびその製造方法
JP2001143923A (ja) マグネットローラの製造方法及びマグネットピースの製造方法
JP2003118294A6 (ja) 表示装置
GB950278A (en) Improvements in or relating to holding magnets
JPH06253516A (ja) 小型モータ