JPS6027797Y2 - 内燃機関のシリンダブロツク - Google Patents

内燃機関のシリンダブロツク

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Publication number
JPS6027797Y2
JPS6027797Y2 JP1980066865U JP6686580U JPS6027797Y2 JP S6027797 Y2 JPS6027797 Y2 JP S6027797Y2 JP 1980066865 U JP1980066865 U JP 1980066865U JP 6686580 U JP6686580 U JP 6686580U JP S6027797 Y2 JPS6027797 Y2 JP S6027797Y2
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JP
Japan
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cylinder liner
cooling water
water chamber
neck
cylinder
Prior art date
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Expired
Application number
JP1980066865U
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English (en)
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JPS56167751U (ja
Inventor
広 苅田
Original Assignee
ヤンマーディーゼル株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by ヤンマーディーゼル株式会社 filed Critical ヤンマーディーゼル株式会社
Priority to JP1980066865U priority Critical patent/JPS6027797Y2/ja
Publication of JPS56167751U publication Critical patent/JPS56167751U/ja
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Publication of JPS6027797Y2 publication Critical patent/JPS6027797Y2/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、シリンダライナの振動を抑制すると共に、シ
リンダライナの上下方向の温度分布を均一にするための
内燃機関のシリンダブロックの改良に関するものである
第1図に示すディーゼル機関のように、シリンダブロッ
ク4により、シリンダライナ1の首部1aと下部の09
77部1bとの2点でシリンダライナ1を支持腰それら
首部1aと0977部1bとの間に冷却水室3を形成す
ると、シリンダライナ1の自由スパンが長くなるため振
動が大きくなる。
また、シリンダライナ1の上下方向に対し、その首部1
aと0977部1bとの間に形成される冷却水室3で均
一にシリンダライナ1の外周を冷却しているが、熱発生
量の多いシリンダライナ1の上半分の部分では、縦軸に
シリンダライナ1の長さ方向1を表し、横軸にその温度
T (℃)を表わした第2図の温度線図tに示すように
、その上部に高温度が生じるために、シリンダライナ1
の変形を生じやすく、それに伴いピストン6のピストリ
ング5のシリンダライナ1面への追従性が悪化し、その
ディーゼル機関のオイル消費量及びブローパイ量が増加
する等の種々の不具合が発生する。
なお、第1図で矢印Aで示すのは冷却水入口であり、矢
印Bで示すのは冷却水出口であり、また、7で示すのは
シリンダヘッド8に設けられた予燃焼室、9は連接棒で
ある。
そこで、本考案は前記従来の不具合を解消するために、
シリンダライナの振動を抑制すると共に、シリンダライ
ナの上下方向の温度分布を均一にすることを目的として
なされたものである。
即ち、本考案は、シリンダライナの首部及び下部を支持
し、かつ、該シリンダライナの外周との間に冷却水室を
形成したシリンダブロックにおいて、該シリンダライナ
の首部と下部との間のほぼ中央部外周を支持する環状の
リブ部材を設けると共に、該リブ部材によりシリンダラ
イナの首部及び下部間の冷却水室を上部と下部とに分割
し、上部の冷却水室に冷却水の入口及び出口を設け、か
つ、上部と下部の冷却水室をリブ部材を貫通する連絡口
で連絡せしめることにより構成される。
ここで、本考案のごとく、シリンダライナの中間部を支
持する部材を設けたシリンダブロックは従来の2サイク
ル機関において見ることができるが、それらの支持部材
は、2サイクル機関の吸・排気孔をその支持部材自身、
またはその近傍に形成するために形成されたものであり
、本考案のリブ部材とは全く違う目的のものであり、ま
た、実公昭47−26724の考案に係る2サイクル機
関用のシリンダライナにおいては、そのシリンダライナ
のパツキングランド部とジャケット部との連けい部分に
合成樹脂製被覆に連結されたパツキンを挿着してパツキ
ングランド部に対する機械的衝撃を緩和するようにして
いるが、この考案も上記本考案の目的とは本質的に異っ
たものである。
また、実公昭33−1101の考案に示されているシリ
ンダブロックのシリンダライナ嵌合部も通常の嵌合部で
あり、本考案のごとくシリンダブロックにシリンダライ
ナに対する支持用リブ部材を増設してシリンダライナの
振動の抵減をはかる目的のものではない。
以下第3図を参照して本考案の実施例を説明するが、こ
の実施例におけるディーゼル機関は第1図の従来例とほ
ぼ同様の構成からなり同じ部品は同じ部品番号で示して
いる。
まず、このシリンダブロック4はシリンダライナ1の首
部1aとその下部であるOリング部1bとを支持し、そ
れら首部1aとOリング部1bとの間に冷却水室3を形
成しており、更にシリンダライナ1の首部1aとOリン
グ部1bとの間のほぼ中央部外周を支持する環状のリブ
部材10を設けており、シリンダライナ1を中間支持す
ることによりシリンダライナ1の振動の低減をはかつて
いる。
その結果、冷却水室3は上記リブ部材10でC及びDで
示す2つの部分に分割されることになるが、矢印Aで示
す冷却水入口及び矢印Bで示す冷却水出口を首部1a及
びリブ部材10間からなるCで示す上部の冷却水室3に
設けており、上記Cで示す上部の冷却水室3を集中的に
冷却し、Dで示す下部の冷却水室3は、上部と下部の冷
却水室3間に設けた連絡口11を通して対流による冷却
のみとして過冷却をさけ、このことにより、シリンダラ
イナ1の上下方向の温度分布の均一化をはかつている。
本考案によれば、シリンダライナの首部と下部との間の
ほぼ中央部外周を支持する環状のリブ部材を設けたので
、該リブ部材でシリンダライナを中間支持することによ
り、シリンダライナの自由スパンを短くしてシリンダラ
イナの振動を抑制することができ、しかも該シリンダラ
イナを、その首部及び下部からの距離がほぼ等しいリブ
部材で支持するようにしたので、その振動抑制効果を一
層向上させることができる。
また、そのリブ部材により分割された上部の冷却水室に
冷却水の入口及び出口を設けたので、その上部の冷却水
室を冷却水により優先的に冷却して、シリンダライナの
上部を集中的に冷却することができ、また上部と下部の
冷却水室をリブ部材を貫通する連絡口で連絡したので、
下部の冷却水室は連絡口を通しての対流による冷却のみ
となって過冷却を防止することができる。
従って、シリンダライナの上下方向の温度分布の均一化
をはかることができ、シリンダライナの変形を防止する
ことができる。
また、その結果、ピストンリングのシリンダライナ面へ
の追従性を良く腰その内燃機関のオイル消費量及びブロ
ーパイ量を低減させることができる等の効果がある。
なお本考案は、主としてウエットライナを採用した4サ
イクル内燃機関に対して有効に適用するこができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のディーゼル機関のシリンダブロックの要
部縦断面図、第2図は第1図のシリンダライナの上下方
向のライナ温度線図、第3図は本考案の実施例における
ディーゼル機関のシリンダブロックの要部縦断面図であ
る。 1・・・・・・シリンダライナ、1a・・・・・・首部
、1b・・・・・・Oリング部、3・・・・・・水室、
4・・・・・・シリンダブロック、10・・・・・・リ
ブ部材、11・・・・・・連絡口、A・・・・・・冷却
水入口、B・・・・・・冷却水出口。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. シリンダライナの首部及び下部を支持し、かつ、該シリ
    ンダライナの外周との間に冷却水室を形成したシリンダ
    ブロックにおいて、該シリンダライナの首部と下部との
    間のほぼ中央部外周を支持する環状のリブ部材を設ける
    と共に、該リブ部材によりシリンダライナの首部及び下
    部間の冷却水室を上部と下部とに分割し、上部の冷却水
    室に冷却水の入口及び出口を設け、かつ、上部と下部の
    冷却水室をリブ部材を貫通する連絡口で連絡せしめてな
    る内燃機関のシリンダブロック。
JP1980066865U 1980-05-15 1980-05-15 内燃機関のシリンダブロツク Expired JPS6027797Y2 (ja)

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JP1980066865U JPS6027797Y2 (ja) 1980-05-15 1980-05-15 内燃機関のシリンダブロツク

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Publications (2)

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JPS56167751U JPS56167751U (ja) 1981-12-11
JPS6027797Y2 true JPS6027797Y2 (ja) 1985-08-22

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ID=29660913

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5466721A (en) * 1977-11-07 1979-05-29 Nippon Electric Kagoshima Ltd Method of driving multiidigit display tube

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5466721A (en) * 1977-11-07 1979-05-29 Nippon Electric Kagoshima Ltd Method of driving multiidigit display tube

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JPS56167751U (ja) 1981-12-11

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