JPS6027760Y2 - 航空機整備用足場装置 - Google Patents

航空機整備用足場装置

Info

Publication number
JPS6027760Y2
JPS6027760Y2 JP17774480U JP17774480U JPS6027760Y2 JP S6027760 Y2 JPS6027760 Y2 JP S6027760Y2 JP 17774480 U JP17774480 U JP 17774480U JP 17774480 U JP17774480 U JP 17774480U JP S6027760 Y2 JPS6027760 Y2 JP S6027760Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fuselage
frame structure
tail
structure piece
aircraft
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP17774480U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5799000U (ja
Inventor
尚 石坂
晃 大嶋
啓三 中川
Original Assignee
石川島播磨重工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 石川島播磨重工業株式会社 filed Critical 石川島播磨重工業株式会社
Priority to JP17774480U priority Critical patent/JPS6027760Y2/ja
Publication of JPS5799000U publication Critical patent/JPS5799000U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6027760Y2 publication Critical patent/JPS6027760Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は航空機整備用足場装置に係り、特に雨天時等に
おいても格納庫を必要とすることなく航空機の点検整備
、補修等の作業が行えると共に、航空機に対して簡単に
据付けることができるようにした航空機整備用足場装置
に関する。
一般に航空機を格納したり、或はその重整備を行う場所
として用いられる格納庫は、航空機の大型化に伴い比較
的に大きなものが要求されることから、その建設に際し
ては広い設置スペースを確保しなければならず。
且つ建設コストが嵩む問題がある。
そこで、近年では整備作業だけでも格納庫を使用するこ
とな〈実施できるようにとの要請から、屋外でも作業し
得る航空機整備用足場装置が種々提案されている。
しかし乍ら、この種の従来の足場装置は作業床を多段に
設けて専ら屋内や好天時の屋外における整備用としての
み構成され、屋外環境を考慮されていないため、雨天時
には作業が困難であり、殊に機体の塗装を行う場合には
風による錆落し作業時の錆の飛散や塗料ミストの飛散、
機体へのほこりの付着等の不具合が発生する問題があっ
た。
ところで、これらの問題を解決するには足場装置を収容
し得る格納庫を建設すれば足りるのであるが、この格納
庫を建設するには上述した如き問題があるため、未だ満
足の得られる足場装置が提案されていないのが実情であ
る。
本考案は上記実情に着目してこれを有効に解決すべく創
案されたものである。
本考案の目的は雨天時等の屋外環境に拘らず整備等の作
業を容易に実施することができると共に、格納庫として
も使用することができ、航空機の胴体の長手方向両端側
から簡単に据付けることができ作業性を可及的に向上さ
せ得る航空機整備用足場装置を提供するにある。
以下に本考案の好適一実施例を添付図面に従って詳述す
る。
第1図、第2図に示す如く、1は航空機の首部nから尾
部tまでの胴体Bに沿ってこれを囲繞すべく形成された
枠組構造体である。
この枠組構造体1は首部nを含む胴部すを囲繞する部分
(これを胴部枠組構造体片2という)と尾部tを囲繞す
る部分(これを尾部枠組構造体片3という)とに二分割
されており、次にそれぞれについて説明する。
胴部枠組構造体片2は主翼りを除く首部n及び腹部すを
連続して囲繞収容し得るように枠体状に形成され、内部
に前側2aが閉ざされた胴部収容室4を有している。
胴部枠組構造体片2の後端部である分割端2bには胴部
収容室4の入口5が形成され、この人口5から胴部収容
室4内に胴体Bの前側(首部n及び胴部b)を出入自在
に挿入収容し得るようになっている。
胴部収容室4の対向内側壁部4a、4aには、胴体Bの
長手方向乃至機軸方向に沿った水平の作業床6が垂直高
さ方向に沿って適宜間隔に多段に配設されている(第1
図、第3図参照)。
これらの作業床6は胴部枠組構造体片2に固設された固
定床(図示省略)と、この固定床にこれから胴体B方向
へ水平に出没自在に支持された移動床6aとから成り、
この移動床6aは長手方向に適宜間隔に複数に分割され
てそれぞれ独立して移動し得る起倒式や引出式等の移動
床から構成されており、胴体Bのボデーラインに合わせ
て近接し得るようになっている。
また、胴部枠組構造体片2の後側両側部には分割端2b
から長手力向略中央部まで水平に連続して主翼通過用開
口部7,7が形成され、胴体Bの前側がその主翼りを胴
部枠組構造体片2に接触させることなく胴部収容室4内
に完全に挿入できるように構成されている。
これら主翼通過用開口部の胴部収容室4に対する胴体B
の出入時にその主翼りと胴部枠組構造体片2との接触を
充分回避し得る大きさに設定されている。
更に、胴部枠組構造体片2の外側表面部にはこれを覆う
如くシート材乃至板材等から戒る覆体8が設けられ、風
雨が胴部収容室4内に侵入することを防止している。
このように構成された胴部枠組構造体片2の脚部2cに
は走行輪9が設けられ、もって胴部枠組構造体片2は牽
引車等により牽引されることにより自在に移動できるよ
うになっている。
なお、上記走行輪9は駆動装置を備えた自走式のもので
あっても良い。
一方、尾部枠組構造体片3は水平尾翼桜を除く尾部tを
囲繞収容し得るように形成され、内部に垂直尾翼ちを含
む尾部tを収容する尾部収容室10を有する。
この尾部収容室の後側3aは閉ざされ、尾部枠組構造体
片3の前端部である分割端3bには尾部収容室10の入
口11が形成されており、この人口11から尾部収容室
10内に胴体Bの後側(尾部t)を出入自在に挿入収容
し得るように構成されている。
また尾部収容室10の対向内側壁部10a、10aには
垂直高さ方向に多段に作業床12が配設され、これら作
業床12は前述した如き移動床12aを有しており、垂
直尾翼ち等に近接し得るようになっている(第1図、第
3図参照)。
尾部枠組構造体片3の両側部にはその分割端3bから後
側に水平に連続して水平尾翼通過用開口部13.13が
形成され、胴体Bの後側がその水平尾翼ちを尾部枠組構
造体片3に接触させることなく尾部収容室10内に完全
に挿入できるようになっている。
これら水平尾翼通過用開口部13゜13は尾部収容室1
0に対する胴体B後側の出入時にその水平尾翼t2と尾
部枠組構造体片3との接触を充分に回避し得る大きさに
設定されていることは勿論である。
このように構成された尾部枠組構造体片3の外側表面部
にはこれを覆い風雨の尾部収容室4内への侵入を防止す
るための前述と同様の覆体14が設けられると共に、脚
部3cには移動用の走行輪15が配設されている。
また、尾部枠組構造体片3における水平尾翼通過用開口
部13.13の下側には、外方向に延出して水平尾翼作
業床16.16が形成され、それぞれの開口部13.1
3から延出された水平尾翼t2を上方に臨んで整備点検
等の作業ができるようになっている。
なお、第2図中17は着脱自在に連結される胴部枠組構
造体片2の分割端2bと尾部枠組構造体片3の分割端3
bとの間の連結部を覆うべく尾部枠組構造体片3に設け
られた連結部覆体、第3図中18は水平尾翼t2の上側
を覆うべく尾部枠組構造体片3に形成された水平尾翼覆
体である。
次に上記実施例の作用を述べる。
航空機の胴体Bに対して胴部枠組構造体片2と尾部枠組
構造体片3とを据付けるには、停止している航空機に対
して胴部枠組構造体片2及び尾部枠組構造体片3を移動
しつつ据付ける方法と、エプロン(駐機場)等の適当な
場所に固定設置した胴部枠組構造体片2に対して航空機
を移動しつつ据付けた後、その航空機に対して更に尾部
枠組構造体片3を移動しつつ据付ける方法とがあるが、
ここでは後者について述べる。
先ず、設置された胴部枠組構造体片2の長手方向に航空
機の機軸を合わせ、その首部nを先にして牽引移動させ
つつ胴部枠組構造体片2の分割端2bにある入口5から
胴部収容室4内に導き入れる。
これにより、胴体Bの前側は胴部収容室4内に収容され
ることになる。
その際、胴部枠組構造体片2には主翼通過用開口部7,
7を有しているため、主翼りを接触させることなく胴部
収容室4内に胴体Bの前側を迅速且つ安全に収容させる
ことができる。
次に、尾部tを延出して胴部収容室4内に収容された航
空機の機軸に尾部枠組構造体片3の軸方向を合わせ、そ
の分割端3bを先にして移動させつつ尾部tを入口11
から尾部収容室10内に導き入れる。
もって、胴体Bの後側は尾部収容室10内に収容され、
この場合も尾部枠組構造体片3は水平尾翼通過用開口部
13.13を有しているため、水平尾翼桜を接触させる
ことなく尾部収容室10内に胴体Bの後側を迅速且つ安
全に収容させることができる。
このようにして胴体Bの全体を囲繞すべく胴部及び尾部
枠組構造体片2,3は据付けられることとなり、そして
各作業床6,12にて航空機の整備、点検、補修等の各
種作業が行われる。
このように胴体B全体を包囲し得るため作業を一括して
実施することができ、しかも胴部及び尾部枠組構造体片
2,3は覆体8,14で覆われているため風雨等の屋外
環境に拘らずに作業を容易になし得る。
従って機体の塗装を行う場合にあっても錆や塗料ミスト
等の飛散、はこりの付着等の不具合の発生を充分防止す
ることができる。
一方、作業が終了したら、前述とは逆の手順で航空機を
取除けば良いのであるが、そのままの据付は状態にして
おけば、航空機の格納庫としての機能を発揮し得る。
特に、枠組構造体1は、胴体Bの長手方向における主翼
りと水平尾翼t2との中間部で胴部枠組構造体片2と尾
部枠組構造体片3とに二分割されるように構成されてい
るため、航空機の胴体Bの長手力向両端側から一直線状
に簡単に据付けることができ、作業を迅速容易に且つ安
全に実施できて作業性が向上する。
以上要するに本考案によれば次の如き優れた効果を発揮
する。
(1)覆体を有し、航空機の胴体全体をその長手方向に
沿って収容する構造であるため、格納庫を必要としない
で雨天時等の屋外環境に拘わらず整備等の作業を容易に
実施することができる。
(2)また、設置スペースのかからない移動可能な格納
庫としても使用することができる。
(3)航空機の胴体に対してその長手方向両端から簡単
に据付けることができ、胴体全体に亙って作業床を接近
させて整備等の作業を一括して行なうことができ、作業
性を可及的に向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係る航空機整備用足場装置の一実施例を
示すもので、第1図は平面図、第2図は側面図、第3図
は一部省略正面図である。 図中、1は枠組構造体、2は胴部枠組構造体片、3は尾
部枠組構造体片、2b、3bは分割端、6,12は作業
床、8,14は覆体、7は主翼通過用開口部、13は水
平尾翼通過用開口部、Bは航空機の胴体、nは首部、b
は胴部、tは尾部である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 航空機の胴体をその長手方向に沿って囲繞する枠組構造
    体を形成し、該枠組構造体に胴体に臨む作業床を多段に
    設けると共に枠組構造体の外側にそれを覆う覆体を設け
    、枠組構造体を首部を含む胴部と尾部とを囲繞する部分
    に二分割し、これら胴部及び尾部枠組構造体片に走行輪
    を設けると共こ、胴部枠組構造体片の分割端に連続して
    主翼通過用開口部を形成し、尾部枠組構造体片の分割端
    こ連続して水平尾翼通過用開口部を形成して、上記胴部
    枠組構造体片と尾部枠組構造体片とを胴体こその長手方
    向両端から移動させて据付けるようこ構成したことを特
    徴とする航空機整備用足場装置。
JP17774480U 1980-12-11 1980-12-11 航空機整備用足場装置 Expired JPS6027760Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17774480U JPS6027760Y2 (ja) 1980-12-11 1980-12-11 航空機整備用足場装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17774480U JPS6027760Y2 (ja) 1980-12-11 1980-12-11 航空機整備用足場装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5799000U JPS5799000U (ja) 1982-06-17
JPS6027760Y2 true JPS6027760Y2 (ja) 1985-08-21

Family

ID=29971904

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17774480U Expired JPS6027760Y2 (ja) 1980-12-11 1980-12-11 航空機整備用足場装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6027760Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0628400Y2 (ja) * 1988-02-10 1994-08-03 川崎重工業株式会社 航空機の主翼エンジン整備装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5799000U (ja) 1982-06-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2019172700A1 (ko) 고층건물 유리닦이용 드론
CN204296539U (zh) 一种渣土自卸车
JPS6027760Y2 (ja) 航空機整備用足場装置
US2893066A (en) Sectional trailer house
CN208428979U (zh) 一种安全防护性高的新能源汽车充电装置
US2992709A (en) Airplane hangar
CN212175641U (zh) 一种美化城市环境的清洁效果好的吸尘式清扫车
US3800484A (en) Awning for travel trailers and the like
RU98120862A (ru) Устройство для сушки брикетов влажного фуража цилиндрической формы и/или в форме параллелепипеда
JPH0234809B2 (ja) Shohintenjisha
JPS6027759Y2 (ja) 航空機整備用足場装置
CN214794374U (zh) 一种防水卷材不透水仪
CN204488608U (zh) 一种六个固定讯道和二个无线讯道电视转播车
JPS6032000Y2 (ja) 航空機整備用足場装置
CN207623029U (zh) 火车折棚风挡淋雨试验台
CN106300130A (zh) 自平衡式配电线路杂物清理装置
CN208006963U (zh) 一种可方便转弯的列车车厢
JPH05147430A (ja) 移動車輌におけるキヤビン室空気取込装置
RU2245805C1 (ru) Передвижная ремонтная мастерская
CN220054138U (zh) 一种航拍巡查无人机
CN204095480U (zh) 便携式组合车衣
CN218692221U (zh) 一种可移动的车载式全能型小广告清除机
CN212953922U (zh) 一种轻型移动式洁净起重机
CN211575989U (zh) 一种固定式无人机反制装置
CN117301019B (zh) 一种气动控制煤矿机器人及使用方法