JPS60276Y2 - 印刷機における版胴天地調整装置 - Google Patents

印刷機における版胴天地調整装置

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JPS60276Y2
JPS60276Y2 JP5439778U JP5439778U JPS60276Y2 JP S60276 Y2 JPS60276 Y2 JP S60276Y2 JP 5439778 U JP5439778 U JP 5439778U JP 5439778 U JP5439778 U JP 5439778U JP S60276 Y2 JPS60276 Y2 JP S60276Y2
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plate cylinder
lever
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cylinder
printing
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JP5439778U
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JPS54157602U (ja
Inventor
隆男 鎌田
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小森印刷機械株式会社
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【考案の詳細な説明】 本考案は印刷機において、版胴を回転させることにより
ウェブの長手方向における印刷位置を調整する版胴天地
調整装置に関するものである。
両面印刷においては、表裏両面の印刷位置が正しくそろ
っていて折畳んた際に各ベージの印刷位置が一致するこ
とが必要てあり、また多色印刷においては各色版が正し
い位置に刷り重なることが要である。
これは印刷技術上きわめて重要なことてあって、このた
めに印刷作業に当っては精密な印刷位置の調整が行なわ
れる。
そこて先す両面多色刷輪転印刷機の印刷ユニットの概要
を第1図によって説明すると、全体を符号1で示す印刷
ユ斗ットには、走行するウェブ2を挾んではS゛同じロ
ーラ配列を有する上下2組の印刷ローラ群3および4が
配設されている。
そして各印刷ローラ群3,4は、印刷用版面を取付けた
版胴5と、インキ壺6内の印刷インキを導き出す壺ロー
ラ7と、この印刷インキを版胴5に着けるための多数の
移しローラ8、練ローラ9、振ローラ10および着ロー
ラ11と、水壷12内の水を導き出す水元ローラ13と
、この水を水用の振ローラ10を介して版胴5に着ける
水着はローラ14と、版胴5ならひにウェブ2に対接し
て回転し版面の画線のインキを移してこれをウェブ2に
印刷するゴム胴15とによって構成されている。
そしてこのように構成された上下の印刷ローラ群3.4
のゴム胴15の間をウェブ2が走行し、その両面に印刷
が施されるが、さらに多色刷の場合にはこのような印刷
ユニット1が各色毎に複数組並設されていて順次に重ね
刷りされる。
そして、前述したような印刷位置の調整は、版胴5を移
動させてこれとゴム胴15を介するウェブ2との相対位
置を調整することによってなされるが、この調整には、
版胴5を軸方向に移動させる横調整と、版胴5を回動さ
せて円周方向に移動させる天地調整とがある。
このうちの天地調整を行なうための版胴5の回動は、版
胴5の端軸上の版胴歯車とゴム胴の端軸上のゴム胴歯車
との噛合をわすかに位相をずらせてやることによってな
されるものてあってこの調整は印刷中に迅速確実に行な
わなけれはならない。
また版胴歯車は、さらに中間歯車を介して原動歯車を噛
合っており、これらの歯車群は版胴5とゴム胴15とを
回転駆動する動力伝導歯車を兼ねている。
したがって版胴歯車とコl、胴歯車との噛合位相をすら
せるためには、中間歯車の軸芯位置を移動させてやる必
要があるのて、その歯車軸を移動自在にしなければなら
ないか、移動調整後にこの軸がわずかでも移動すると、
印刷中に天地調整が狂うなど種々の印刷障害が発生する
ので、これを確実に固定しなけれはならない。
本考案は以上のような点に鑑みなされたものて、版胴を
回転駆動する原動歯車、中間歯車よ5よひ版胴りも車を
はS゛−直線上に配設するとともに、中間歯車を回動自
在に支持するレバーを偏心軸の回動によって原動歯車軸
を中心にして回動させることによって版胴を回動調整I
−得るようにし、かつレバーを回動調整後にクランプ装
置によって固定することく構成することにより、版胴調
整を迅速かつ確実にするとともに、版胴J4整後におけ
る中間出車の移動による版面天地方向の狂いを防止し7
、また確実な動力伝達を行い得るようにした印刷機に↓
5ける版胴天地調整装置を提供するものである。
以下、ぞの構成等を図に示す実H1例により詳細に説明
−4る。
第2図ないし第4図は本考案に係る版胴天地調整装置を
示し、第2図はその正面図、第3図は第2図を展開して
示す紺ケ(11而図、第4図は動作説明図である。
本実施例は本考案を両[Lj型型輪用印刷機実箔した例
を示ずものて、ローラの配置等は第1図に示ずものと同
じであるからぞの説明を省略する。
これらの図において、機台7レーム21に取付けられた
軸受22には−L下−・対の版胴5と二1ム胴15とが
その外周部をそれぞれ対接させて回動自在に軸支されて
いる。
モしてこれらの各脚5.15の端軸上には版目I」1も
゛車23と:Jl、胴南車24とがぞれそれ軸着されて
いる。
ぞして版胴5とコl、胴15とは同径てあり、まブー版
胴歯車23と二1ム胴歯車24とは同山数てあって互に
噛合っているが、上下のコl、胴南屯24は噛合しない
よう軸力向にすらせて設けられている。
なお、第2図においては、説明の都合上版胴5とコt、
胴15との外傑が異なるように表わされている。
一方、前記機台フレー1.21に固定して突設された歯
車軸25には原動歯車26か軸着されており、また、機
台フレーt、21に回動自在に軸支された原動歯車軸2
7には、原動歯車28が回動自在に軸装されている。
そしてこのうち下側の原動歯車28が原動側であって原
動歯車軸27は図示しない駆動装置により回転駆動され
、その回転が原動歯車28から原動歯車26に伝達され
る。
そ(7てこれら歯車軸25および原動歯車軸27にはそ
れぞれ菱形状に形成された1/パー29がその一側面を
前記機台フレームに密接させて枢支されている。
さらにこのレバー29に取付けられた中間歯車軸30に
は、前記版胴歯車23と原動歯車26.28とに噛合す
る中間歯車31か回動自在に軸装されている。
そしてこれら一連の歯車23゜31.26および23,
31,28は、それぞれはS′−直線上に位置するごと
くその歯数ならひに軸の位置が設定されている。
さらにレバー29には長孔32が穿設されており、前記
機台フレーl、21には、この長孔32に対応する位置
に偏心軸33が回動自在に軸支されている。
そしてこの偏心軸33は軸支部33aと、この軸支部に
対して第3図にtで示すことく偏心されガイドピース3
4を介して前記レバー29の長孔32に係入された偏心
部33bとによって一体的に形成されている。
また、この偏心軸33は減速機付きモータ35によって
回動してレバー29を歯車M25および原動歯車軸27
を中心にして揺動させる。
さらに前SLレバー29に対応して機台ツレ−1,21
に取付けられたフラケット36にはクランプ装置の一例
として示す油圧シリング37が装着されてよ5す、その
進退自在なシリンタヘッド38の先端はレバー29の表
面に対向している。
そして油r■Hシリンタ37は、モータ35の回1転に
よりレバー29か揺動するときには、シリンクー\ツM
38 ヲ吸引してレバー29の固定を解き、モータ3
5が停止しているときには、シリンダ・\ツト38をレ
バー 29へ圧着させてレバー29を固定する。
以上のことく構成された印刷機にオjいては、上下のコ
t、胴15の間ヘラニブ2を通して印刷作業を開始する
前または印刷中に版胴の天地調整か行なわれる。
いま上部の版胴5の調整を行う場合について説明すると
先す油圧シリング37を電気信号によって作動させてシ
リンタヘッド38を吸引させ、レバー29の固定を解除
する。
そして減速機付きモータ35を回転させると、偏心軸3
3がきわめて緩やかに回動するが、この偏心軸33の偏
心部33bがレバー29の長孔32にガイドピース34
を介して係入されているので、その偏心作用によってレ
バー29は歯車軸25を中心にして揺動する。
このレバー29の揺動によって中間歯車31は原動歯車
26の周囲を公転するとともに、原動歯車26との噛合
によって自転する。
そしてこの公転と自転によって版胴歯車23が回転する
いまこの回転運動を第4図によってさらに詳述すると、
図においてレバー29をf点を中心にして反時計方向に
角度θ1回動させると中間歯車31は原動歯車26の周
囲を反時計方向に公転してその中心はC1からC2へと
移動する。
同時に中間歯車31は角度θ2だけ反時計方向に自転す
る。
そして中間歯車31の公転によって版胴歯車23のピッ
チ円周上の一点は図にaで示すだけ移動し、また自転に
よって時計方向に回動してそのピッチ円周上の一点はb
で示すだけ移動する。
いま原@歯車26の中心fから中間歯車と版胴歯車23
の切点までの距離をr、中間歯車31の半径をrl、原
動歯車26の半径をr2、レバー29をθ1回動させた
ときに版胴歯車23のピッチ円周上の一点が移動する量
をXとすると次の数式が成立する。
x==a+b すなわちレバー29の回動角に比例して版胴歯車23が
移動する。
またレバー29をθ1回動させるための偏心軸33の偏
心量をe、偏心軸33め中心と原動歯車26の中心fと
の距離をdとするとe=dtanθユである。
そして版胴歯車23の回転によってこれと同軸の版胴5
か回転し、したかつてゴム胴15も回転してウェブ2な
らひに下部のゴム胴15との相対位置か変るのて版胴天
地調整が完了する。
以上説明した版胴天地調整においては、版胴5の版胴歯
車23と上部ゴム胴15のゴム胴歯車24とが噛合った
ま)回動するので版銅5と上部ゴム胴15との相対的回
転角度が調整前と調整後とで変化していないが、これは
変化させてはならないものである。
なぜかなれば、版胴天地調整は版胴5とゴム胴15との
間で行なうか、あるいはゴム胴15とウェブとの2との
間で行なうかのいずれかであるが、本考案では後者によ
って目的を遠戚したので、このあとでまた版胴5とゴム
胴15との相対的回転角度を調整することになると、版
胴天地調整の意味がなくなるからである。
また、版胴5と上部ゴム胴15とを回動させて天地調整
を行なった結果、上部ゴム胴15と下部ゴム胴15との
間にはウェブを介してスリップが発生することになるが
、このスリップがすなわち天地調整そのものであって、
スリップが発生しないと天地調整にならない。
たSし、上下のゴム胴15間にはウェブ2が存在するの
で、天地調整中の短時間のみ印刷がすれて損紙が発生す
るが、短時間てあって問題はなく、調整完了後は正しい
印刷見当が得られる。
さらに、第4図は説明を理解し易いように角度θ等を犬
きくとって示したので、調整後、歯車23,31の噛合
が極端に浅くなるように示されているが、実際の調整は
きわめて微小であって歯車23,31の噛合に影響する
ことがない。
版胴調整が終ると、油圧シリング゛37をシリンダヘッ
ド38がレバー29を押す方向に作動させレバー29を
機台フレーム21に押圧して固定する。
そして印刷作業が開始または続行されるが、印刷中はレ
バー29が機台フレーム21に強固に固定されているの
で、中間歯車31が振動したり移動したりすることがな
いので、一旦調整された版胴5の天地位置が狂うことが
ないし、また確実な動力伝達がなされる。
また、あらかじめ電気回路て油圧シリンダ37がシリン
ダヘッド38を吸引してレバー29の固定を解除してい
るときのみ減速機付きモータ35を作動させるようにし
ておけは、モータ35が過負荷によって焼損することが
ない。
なお、本実施例においてはクランプ装置として油圧シリ
ングを用いたが、版胴調整用のモータや機台の原動機等
の電気回路に組入れて目動化する場合には油圧シリンダ
やエアシリンダ等が適当であるが、手動調整の場合には
ポルトなどねじ式のクランプ装置を用いてもよい。
また本実施例ては本考案を両面型輪転印刷機に実施した
が、片面型輪転印刷機や枚葉印刷機にも実施することが
できる。
以上の説明により明らかなように、本考案によれは、印
刷機において、版胴を回転駆動する原動歯車、中間歯車
および版胴歯車をは>”−直線上に配設し、中間歯車を
回動自在に支持するレバーを設けてこれを偏心軸の回動
によって原動歯車軸を中心にして回動させることによっ
て版胴を天地方向に回動調整し得るようにし、また調整
後にレバーをクランプ装置によって機台フレー1、に固
定するごとく構成することにより、版胴天地調整が偏心
軸を回動さぜるだけて印刷中においてもきわめて迅速か
つ確実に実施できるとともに、印刷作業中はレバーが固
定されていて中間歯車が振動したり移動したりすること
がないのて、負荷変動があっても版胴の天地方向位置が
狂うことがない等各種の印刷障害を防止することができ
、また版胴を回転駆動する動力伝達が確実に行なわれる
【図面の簡単な説明】
第1図は両面多色刷輪転印刷機の印刷ユニットを示す概
要図、第2図ないし第4図は本考案に係る印刷機におけ
る版胴天地調整装置を示し、第2図はその正面図、第3
図は第2図を展開して示す縦断面図、第4図は動作説明
図である。 5・・・・・・版胴、21・・・・・・機台フレーム、
23・・・・・・版胴歯車、25・・・・・・歯車軸、
26.28・・・・・・原動歯車、27・・・・・・原
動歯車軸 29・・・・・・レバー、31・・・・・・
中間歯車、32・・・・・・長孔、33・・・・・・偏
心軸、33a・・・・・・・・・軸支部、33b・・・
・・・偏心部、37・・・・・・油圧シリンダ、38・
・・・・・シリンダヘッド。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 原動歯車の回転を中間歯車を介して版胴歯車に伝達する
    回転伝達装置を備えた印刷機において、前記原動歯車と
    中間歯車と版胴歯車とをはS゛−直線上に配設するとと
    もに、−側面を機台フレームに密接させて前記原動歯車
    の回転軸に枢支され前記中間歯車を回動自在に支持する
    レバーと、前記機台フレームに回動自在に軸支されこの
    軸支部に対して偏心する偏心部を前記レバーの長孔に係
    入させて回動して前記レバーを回動調節する偏心軸と、
    前記レバーの非回動時にこれを押圧して前記機台フレー
    ムに圧着固定するクリップ装置とを設けたことを特徴と
    する印刷機における版胴天地調整装置。
JP5439778U 1978-04-24 1978-04-24 印刷機における版胴天地調整装置 Expired JPS60276Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPS54157602U JPS54157602U (ja) 1979-11-02
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