JPS6027669A - 赤外線輻射コーティング組成物 - Google Patents
赤外線輻射コーティング組成物Info
- Publication number
- JPS6027669A JPS6027669A JP13698983A JP13698983A JPS6027669A JP S6027669 A JPS6027669 A JP S6027669A JP 13698983 A JP13698983 A JP 13698983A JP 13698983 A JP13698983 A JP 13698983A JP S6027669 A JPS6027669 A JP S6027669A
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- Japan
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- coating
- radiation
- radiation coating
- infrared
- composite oxide
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は、暖房・調理などで、輻射加熱を利用する分野
において、加熱体よりの輻射について、赤外線輻射効果
を付与するだめのコーティングに関するもので、加熱体
表面に適用するためのものである。
において、加熱体よりの輻射について、赤外線輻射効果
を付与するだめのコーティングに関するもので、加熱体
表面に適用するためのものである。
従来例の構成とその問題点
従来、この種のコーティングとして、TiO2、ZrO
2、A l 203などの赤外線輻射材料をガラスフリ
ットなどの耐熱性結合剤中に分散させた被覆が知られて
いるが、これは、200μ77傳度の被覆の厚みが必要
であり、内部に応力歪みが残留してヒートショックに弱
い問題点があった。また、600℃以上の温度にすると
被覆が溶融するだめ、600℃以上の高温では使用でき
なかった。
2、A l 203などの赤外線輻射材料をガラスフリ
ットなどの耐熱性結合剤中に分散させた被覆が知られて
いるが、これは、200μ77傳度の被覆の厚みが必要
であり、内部に応力歪みが残留してヒートショックに弱
い問題点があった。また、600℃以上の温度にすると
被覆が溶融するだめ、600℃以上の高温では使用でき
なかった。
また、フリズマ溶射により、赤外線輻射材料の被覆を形
成する方法があるが、基材との熱膨張率とを合わせるた
めの被覆層を下層に形成する必要があり、その被覆の形
成工程が極めて複雑であった。また、被覆は焼結してい
ないだめ、非常にポーラスで金属基材に適用した場合に
は、金属が腐食して、短期間で使用に耐えなくなってし
まう場合かあった。またフリズマ溶射の場合にも、被覆
の厚みは200μi上となり、ヒートショック等に弱い
問題点があった。
成する方法があるが、基材との熱膨張率とを合わせるた
めの被覆層を下層に形成する必要があり、その被覆の形
成工程が極めて複雑であった。また、被覆は焼結してい
ないだめ、非常にポーラスで金属基材に適用した場合に
は、金属が腐食して、短期間で使用に耐えなくなってし
まう場合かあった。またフリズマ溶射の場合にも、被覆
の厚みは200μi上となり、ヒートショック等に弱い
問題点があった。
また、これ等の従来技術においては、輻射強度の波長選
択性は余り考慮されておらず、6μm以下の波長では輻
射強度が小さく、6μm以・上の遠赤外線波長域では、
輻射強度が大きくなる遠赤外線選択輻射効果は、はとん
ど付与されていなかった。
択性は余り考慮されておらず、6μm以下の波長では輻
射強度が小さく、6μm以・上の遠赤外線波長域では、
輻射強度が大きくなる遠赤外線選択輻射効果は、はとん
ど付与されていなかった。
発明の目的
本発明はかかる従来の問題点を解消するもので10〜5
0μmの薄膜にて、高効、率、赤外、線輻射能を付与す
るものである。また、薄膜であるため、金網バーナの炎
孔部、セラミックバーナの炎孔部など複雑な形状にも適
用が可能で目詰まりを起こしたりする懸念がなく、適用
範囲が広い。
0μmの薄膜にて、高効、率、赤外、線輻射能を付与す
るものである。また、薄膜であるため、金網バーナの炎
孔部、セラミックバーナの炎孔部など複雑な形状にも適
用が可能で目詰まりを起こしたりする懸念がなく、適用
範囲が広い。
また900°C〜10oO°Cの高温の加熱面への適用
が可能である。またヒートショックに強く、各種基材へ
の適用が可能である。
が可能である。またヒートショックに強く、各種基材へ
の適用が可能である。
被覆形成はスプレーにて塗布焼成するのみでよく製造工
程が簡単であ′る。
程が簡単であ′る。
以上の効果を有する被覆を提供することを目的とするも
のである。
のである。
発明の構成
この目的を達成するために本発明は、ポリボロシロキサ
ン樹脂を主成分とする有機ケイ素重合体およびPr、F
e1V1Ni、coの群から選定した1種以上の元素の
酸化物とZ r S io3との複合酸化物および耐熱
性充填剤を含む被覆の硬化体層を加熱体表面に形成する
。
ン樹脂を主成分とする有機ケイ素重合体およびPr、F
e1V1Ni、coの群から選定した1種以上の元素の
酸化物とZ r S io3との複合酸化物および耐熱
性充填剤を含む被覆の硬化体層を加熱体表面に形成する
。
この構成によって、10〜50μmの薄膜であっても約
6μ祇下の近赤外線域では輻射強度が小さく6μ緋上の
遠赤外線域では輻射強度が大きい選択輻射が得られる。
6μ祇下の近赤外線域では輻射強度が小さく6μ緋上の
遠赤外線域では輻射強度が大きい選択輻射が得られる。
ポリボロシロキサン樹脂を主成分さする有機ケイ素重合
体は、″セミ無機ポリマー〃としての特性を有し、室温
状態では、有機高分子と同様の性状で、塗料化等の操作
性の面で優れている。加熱するとその有機分は分解して
、Si、C,Bを骨格として、セラミック化する。完全
なセラミック化は、600℃にて行なわれる。したがっ
て、Pr。
体は、″セミ無機ポリマー〃としての特性を有し、室温
状態では、有機高分子と同様の性状で、塗料化等の操作
性の面で優れている。加熱するとその有機分は分解して
、Si、C,Bを骨格として、セラミック化する。完全
なセラミック化は、600℃にて行なわれる。したがっ
て、Pr。
Fe1V、Ni1Coの群から選定した1種以上の酸化
物とZ r S i 03との複合酸化物は、比較的容
易に塗料化分散させることが可能である。この様にして
調整した塗料をスプレーにて塗布すれば、各種基材上に
、極めて容易に被覆を形成することができる。
物とZ r S i 03との複合酸化物は、比較的容
易に塗料化分散させることが可能である。この様にして
調整した塗料をスプレーにて塗布すれば、各種基材上に
、極めて容易に被覆を形成することができる。
この様にして形成したコーティングは、完全にセラミッ
ク化しているため、各種基材との良好な密着性と、90
0〜1000℃までの十分な耐熱性を有している。
ク化しているため、各種基材との良好な密着性と、90
0〜1000℃までの十分な耐熱性を有している。
実施例の説明
ポリボロシロキサンを主成分とする有機ケイ素重合体と
して、昭和電線電纜−の[無機ポリマ刊(SMP−32
)を用いた。これは のような構造のポlルマーを主成分とするものである。
して、昭和電線電纜−の[無機ポリマ刊(SMP−32
)を用いた。これは のような構造のポlルマーを主成分とするものである。
このバインダーは、6oO℃でセラミック化して安定化
するが、その間の熱分解にょシ、初期の%の重量が失な
われ、残渣はほぼ%の重量となる。
するが、その間の熱分解にょシ、初期の%の重量が失な
われ、残渣はほぼ%の重量となる。
P rlFe、V、Nt、coの群から選定した1種以
上の元素の酸化物とジルコン(ZrS・103)との複
合酸化物の有機グイ素重合体中への分散は、アトライク
を用いて約20時間分散混合させることにより行なった
。溶剤として、N−メチルピロリドン、希釈剤として、
トルエンヲ用いた。
上の元素の酸化物とジルコン(ZrS・103)との複
合酸化物の有機グイ素重合体中への分散は、アトライク
を用いて約20時間分散混合させることにより行なった
。溶剤として、N−メチルピロリドン、希釈剤として、
トルエンヲ用いた。
表1の複合酸化物系を用いて上記条件にて、塗料を調合
した。塗料の構成は、各複合酸化物を100重量部、有
機ケイ素重合体(rsMp−32J )100重量部、
トルエンを100重量部の配合とした。
した。塗料の構成は、各複合酸化物を100重量部、有
機ケイ素重合体(rsMp−32J )100重量部、
トルエンを100重量部の配合とした。
これ等のジルコンの複合酸化物は、通常は陶磁器の着色
剤として用いられるが、粒径が荒<10μ祇上の粒径に
て用いられている。
剤として用いられるが、粒径が荒<10μ祇上の粒径に
て用いられている。
本発明においては、0.5〜5μmの粒径範囲にて用い
るのが望ましいことから、いずれも市販品を粉砕して、
1〜5μmの粒径範囲にして用いた。
るのが望ましいことから、いずれも市販品を粉砕して、
1〜5μmの粒径範囲にして用いた。
市販品の10μm以上のものをそのまま用いた場合には
、塗膜はポーラスになシ、密着性が非常に悪い状態とな
り、爪でこすると剥れる様な状態になる。
、塗膜はポーラスになシ、密着性が非常に悪い状態とな
り、爪でこすると剥れる様な状態になる。
赤外線輻射の効率を向上させる観点から、塗膜厚に注目
すると、塗膜厚が厚い方が、赤外線吸収率が増加し、高
放射となる。この点、従来の技術は、50μ祇上の膜厚
にて塗布して用いるものであり、その光学的特性に関し
て、被覆表面の特性が主として関係していた。
すると、塗膜厚が厚い方が、赤外線吸収率が増加し、高
放射となる。この点、従来の技術は、50μ祇上の膜厚
にて塗布して用いるものであり、その光学的特性に関し
て、被覆表面の特性が主として関係していた。
本発明はこの点、被覆の厚みが50pm以上で、主とし
て5〜20μmという薄膜下で用いるので、選択された
波長の光の透過が十分起こり得るため基材の反射特性が
、被覆系の光学的特性に関与し得る。
て5〜20μmという薄膜下で用いるので、選択された
波長の光の透過が十分起こり得るため基材の反射特性が
、被覆系の光学的特性に関与し得る。
表1の各試料について、ステンレス基材(18Cr−3
%Aj’鋼)上に10μmの膜厚にて塗布した後300
℃で30分、600℃にて5分焼成して作成したサンプ
ルの赤外線分光輻射特性の評価結果を図に示す。図にお
いて、1〜5は、表1の各複合酸化物を含有し、6は、
ステンレス基材のみの分光輻射特性である。いずれも、
選択輻射性、あるいは、黒体的な高効率輻射性が認めら
れる。
%Aj’鋼)上に10μmの膜厚にて塗布した後300
℃で30分、600℃にて5分焼成して作成したサンプ
ルの赤外線分光輻射特性の評価結果を図に示す。図にお
いて、1〜5は、表1の各複合酸化物を含有し、6は、
ステンレス基材のみの分光輻射特性である。いずれも、
選択輻射性、あるいは、黒体的な高効率輻射性が認めら
れる。
10μmレベルのコーティング系としては、従来にない
高効率輻射であると考えられる。Prを含む系は、とく
に遠赤外線の選択輻射特性が優れている。またNiを含
む系、は、波長依存性の少ない黒体的な輻射挙動を示し
ている。
高効率輻射であると考えられる。Prを含む系は、とく
に遠赤外線の選択輻射特性が優れている。またNiを含
む系、は、波長依存性の少ない黒体的な輻射挙動を示し
ている。
Z r S i O3との複合酸化物と有機ケイ素重合
体の600℃加熱残渣に対する配合比として12/1o
〜45/ の配合比が良い。配合比が45/1oを越え
る0 と塗膜はポーラスになり、密着性が極端に悪くなる。逆
に配合比が1210以下となると、塗料相の中で複合酸
化物が移動し易くなり、被覆にむらか発生したりして、
外観上見苦しい表面状態となる。
体の600℃加熱残渣に対する配合比として12/1o
〜45/ の配合比が良い。配合比が45/1oを越え
る0 と塗膜はポーラスになり、密着性が極端に悪くなる。逆
に配合比が1210以下となると、塗料相の中で複合酸
化物が移動し易くなり、被覆にむらか発生したりして、
外観上見苦しい表面状態となる。
塗膜物性と、赤外線輻射特性の観点から、最良の性能が
得られる配合条件は24/ 〜307.oの範0 囲である。
得られる配合条件は24/ 〜307.oの範0 囲である。
発明の効果
以上のように本発明のコーティングは
(1)5〜50μm(特に10μm付近)と極めて薄膜
にて赤外線高輻射能を付与することができる。
にて赤外線高輻射能を付与することができる。
(2)薄膜であるため、ヒートショックに強く、100
0℃レベルの高温下での使用に耐え得る。
0℃レベルの高温下での使用に耐え得る。
(3)1種の複合酸化物で着色化と赤外線輻射効率の向
上が達成可能であり、その輻射パターンを用途に応じて
選定し得る。
上が達成可能であり、その輻射パターンを用途に応じて
選定し得る。
(41スプレーにてコーティングの形成が可能であり金
網状金属上から、セラミックハニカム等の多くの基材、
複雑な形状物に適用可能で、薄膜であるため、その基材
の形状、物性を余り変化させることがなく適用範囲が広
い。
網状金属上から、セラミックハニカム等の多くの基材、
複雑な形状物に適用可能で、薄膜であるため、その基材
の形状、物性を余り変化させることがなく適用範囲が広
い。
などの効果を有する。
図は、本発明の′コーティングの分光輻射特性図である
。 代理人の氏名 弁理士 中 尾 敏 男 ほか1名液
1(7m夕 ) :!Jt、 数 (Cm−リ
。 代理人の氏名 弁理士 中 尾 敏 男 ほか1名液
1(7m夕 ) :!Jt、 数 (Cm−リ
Claims (1)
- (1)ポリボロシロキサン樹脂を主成分とする有機ケイ
素重合体と、Pr、Fe、V、Ni、Coの群から選定
した1種以上の元素の酸化物Zr5i03との複合酸化
物と、耐熱性充填剤とからなる硬化体を加熱体表面上に
形成してなる赤外線輻射コーティング。 (21Z r S i○3との複合酸化物のポリボロシ
ロキサン樹脂を主成分とする有機ケイ素重合体の600
℃加熱残渣に対する配合比が重量比で12/1oから4
5、/、。にて配合した特許請求の範囲第1項記載の赤
外線輻射コーティング。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13698983A JPS6027669A (ja) | 1983-07-26 | 1983-07-26 | 赤外線輻射コーティング組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13698983A JPS6027669A (ja) | 1983-07-26 | 1983-07-26 | 赤外線輻射コーティング組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6027669A true JPS6027669A (ja) | 1985-02-12 |
JPH0134957B2 JPH0134957B2 (ja) | 1989-07-21 |
Family
ID=15188174
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13698983A Granted JPS6027669A (ja) | 1983-07-26 | 1983-07-26 | 赤外線輻射コーティング組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6027669A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0455265U (ja) * | 1990-09-17 | 1992-05-12 |
-
1983
- 1983-07-26 JP JP13698983A patent/JPS6027669A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0134957B2 (ja) | 1989-07-21 |
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