JPH0253871A - セルフクリーニング塗料 - Google Patents

セルフクリーニング塗料

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JPH0253871A
JPH0253871A JP20575188A JP20575188A JPH0253871A JP H0253871 A JPH0253871 A JP H0253871A JP 20575188 A JP20575188 A JP 20575188A JP 20575188 A JP20575188 A JP 20575188A JP H0253871 A JPH0253871 A JP H0253871A
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JP
Japan
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resin
paint
self
oxides
oxidation catalyst
Prior art date
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Pending
Application number
JP20575188A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Hashimoto
洋 橋本
Kazuhiro Tomita
和博 冨田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SWCC Corp
Original Assignee
Showa Electric Wire and Cable Co
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Publication date
Application filed by Showa Electric Wire and Cable Co filed Critical Showa Electric Wire and Cable Co
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は、熱輻射性に優れかつ自己浄化(セルフクリー
ニング)性を有する塗膜を形成し得る耐熱性塗料に関す
る。
(従来の技術) 一般に電子レンジやガスオーブン等の調理器の内壁面は
、食品から飛散する油脂類等で汚染されやすく、これが
異臭をはなったり酸化変色してこびりついたりすること
が多い。
そのためこれら調理器の内壁面に、油脂類等を完全に酸
化分解して除去する機能を有するセルフクリーニング被
膜としては、従来から、酸化触媒を含有しシリコーン系
の塗料をバインダとする塗膜タイプのものと、ホーロー
質またはガラス質をバインダとするものが用いられてい
る。
(発明が解決しようとする課題) しかしながらシリコーン系塗料をバインダとする塗膜は
、耐熱湯度が最高でも300℃程度であるため、使用温
度が限定され、最近の高温調理化の要請に対応すること
ができなかった。
またホーロー質をバインダとする被膜は、多孔質で表面
にざらつきがあるため、傷がつきやすくまた清掃しにく
いという欠点があった。さらにいずれのタイプの被膜に
おいても、熱輻射性が充分でないという問題があった。
本発明はこれらの問題を解決するためになされたもので
、耐熱性および熱輻射性に優れ、表面平滑でセルフクリ
ーニング効果の高い塗膜を形成することができる塗料を
提供することを目的とする。
〔発明の構成〕
(課題を解決するための手段と作用) 本発明のセルフクリーニング塗料は、(イ)ポリボロシ
ロキサン樹脂、ポリカルボシラン樹脂、ポリシラスチレ
ン樹脂、ポリシラザン樹脂、ポリチタノカルボシラン樹
脂の巾から選ばれた1種または2種以上の有機ケイ素ポ
リマーの溶液に、(ロ)周期律表IB、 VB、 MB
、VIIB、VIII族の元素の酸化物または複合酸化
物の中から選ばれた1種または2種以上の酸化触媒と、
G/→si、 ht、 Zr、 Tis Bの酸化物、
複合酸化物、炭化物、窒化物の中から選ばれた1種また
は2種以上の無機充填剤とを、配合して成ることを特徴
としている。
本発明において、(イ)ポリボロシロキサン樹脂、ポリ
カルボシラン樹脂、ポリシラスチレン樹脂、ポリシラザ
ン樹脂、ポリチタノカルボシラン樹脂は、S l 1T
 I % B等の金属元素とO,N等からなる非炭素骨
格の主鎖に、メチル基、フェニル基等が側鎖として結合
したものであり、いずれも公知のものを使用することが
できる。また必要に応じて、ポリシロキサン(シリコー
ン樹脂)を配合することもできる。
さらにこれらの(イ)有機ケイ素ポリマーを溶解または
分散させる溶剤としては、キシレン、トルエン、ベンゼ
ン、ブタ7−ル、エタノール、N−メチル−2−ピロリ
ドン(NMP ) 、ジメチルアセトアミド、N−N−
ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド等を使用
することができる。
本発明において、(ロ)周期律表IB族、VB族、■B
族、■族の元素の酸化物または複合酸化物の中から選ば
れた酸化触媒としては、V20. 、Mn O,、WO
3、Mo 01 、Oo 01OuO1NiO1Fe、
O。
Mn02−C!uO等があり、これらの中から1種また
は2種以上を選んで使用することができる。そしてこれ
らの(ロ)酸化触媒の配合割合は、塗料の固形分(硬化
体)全体に対して1/10〜3/1の割合とすることが
望ましい。
(ロ)酸化触媒の配合割合が塗料固形分全体のI A 
0未満では、セルフクリーニング効果が現われず、反対
に3倍を越えた場合には、塗膜厚が不均一で厚くなりや
すく、しかも密着性が不充分となるため好ましくない。
本発明において、(ハ)S I N A / SZ r
 N Tr、Bの酸化物、複合酸化物、炭化物、窒化物
は、塗膜の赤外線輻射率向上のために配合する充填剤で
あり、このような充填剤としては、Aノ、03S 1(
)2 、TiC)1 、ZrO2、Zr0t  Ste
w (ZrSt04)、SiO,SigNい]N等があ
る。そしてこれらの09赤外線輻射充填剤の配合割合は
、塗料の固形分全体に対して1/10〜3/1 の割合
とすることが望ましい。(ハ)赤外線輻射充填剤の配合
割合が塗料固形分全体の1/10未満では、赤外線輻射
率向上の効果が現われず、反対に3倍を越えた場合には
、塗膜が厚くなりすぎ塗膜め均一性および密着性が著る
しく低下するため、好ましくない。
本発明に塗料から塗膜を形成するには、金属、セラミッ
ク等からなる基材の上に公知の方法で塗布した後、高温
で焼成する方法が採られるが、焼成にあたっては、配合
された充填剤の融点以上の温度で加熱し、分解物の揮散
によって塗膜が多孔質化するのを防ぐことが望ましい。
(実施例) 以下、本発明の実施例について説明する。
実施例1〜10 ポリボロシロキサン樹脂の50重量%(以下%と示す。
)溶液(溶剤NMP)、ポリカルボシラン樹脂の50%
キシレン溶液、ポリシラスチレン樹脂の50%キシレン
溶液、ポリチタノカルボシラン樹脂の50%キシレン溶
液、ポリシラザン樹脂の50%キシレン溶液、シリコー
ンm料(50%溶剤キシレン)、および酸化触媒と赤外
線輻射充填剤を、それぞれ表に示す割合で配合し、アト
ライタ(三片三池化工機社製)を用いて20時間攪拌混
合した。
また比較のために、前記シリコーン塗料に酸化触媒のみ
を添加混合し、塗料を調製した。
次に、実施例および比較例で得られた塗料を、50X9
0X0.5m111の5US304の基材の上にそれぞ
れ常法によって塗布した後、200℃×10分次いで4
50″C×30分の条件で焼成し塗膜を形成した。
尚、比較例の塗料は200℃×30分の条件で焼成した
このようにして得られた試験片について、以下に示す試
験をそれぞれ行った。
すなわち、硬度については鉛筆ひつかき試験(JIS 
 K 5400 6・14に準拠)を行い、塗膜に傷が
つく鉛筆硬度を調べた。密着性試験は、試験片に100
マスの溝を刻み、その上に粘着テブを接着させてから引
き剥した後、塗膜が残存しているマス目の数を調べるこ
とにより行った。
耐熱性試験は、600°Cの高温雰囲気に試験片を置き
、塗膜にクラックや剥離が発生するまでの時間を測定す
ることにより行った。
また加熱効果試験は、ステンレス製パイプの外周に塗膜
を形成したものを、100Wのヒータで加熱するととも
にパイプの下に水槽を置き、加熱30分後の水の表面濁
度を測定することにより行い、この表面温度上昇分を、
塗膜がなかったときの水の流度上昇を100とした数値
に換算して求めた。
さらに汚染サイクル試験は、塗膜の上にサラダ油を塗り
、これに350℃X50分、加熱次いで10分冷却のサ
イクルをくり返した後、油および塗膜の状態を観察する
ことにより行った。
これらの試験結果を次表下欄に示す。
以下余白 表の試験結果から明らかなように、実施例の塗料を塗布
焼成して得られた塗膜は、表面平滑で優れた耐熱性と密
着性を有し、かつ熱輻射性が高く加熱効果に優れている
。またセルフクリーニング効果が高く、油等の汚染物質
を速かに分解除去する0 これに対し、シリコーン塗料に酸化触媒を配合した比較
例の塗料から形成された塗膜は、耐熱性が低く、高温で
加熱すると短時間でクランク或いは剥離が生じる。また
加熱効果が低く、しかもセルフクリーニング効果が充分
でなく、汚染サイクルをくり返すと膜自体が剥離してし
まう。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明のセルフクリーニング塗料
によれば、耐熱性および密着性に優れかつ熱輻射効率と
セルフクリーニング効果の高い塗膜を形成することがで
きる。
手続補正書 1事件の表示 昭和63年特許願第205751、 発明の名称 セルフクリーニング塗料 3補正をする者 事件との関係  特許出願人 川崎市川崎区小田栄2丁目1番1号 (225)昭和電線電纜株式会社 代表者  松井 善之助 4代理人 川崎市川崎区小田栄2丁目1番1号 昭和電線電纜株式会社内 6補正の対象 明細書の特許請求の範囲及び発明の詳細な説明の各欄。
7補正の内容 (1)特許請求の範囲を別紙の通り訂正する。
〈2)明細書第3頁18行のrlB、VB、VIB。
VIIB、VIII族」をrrb、Va、Via、■a
、■族」と補正する。
(4)明細書第6頁6〜11行の[本発明に〜望ましい
。」を削除する。
以上 [別紙] 特許請求の範囲 1、(イ)ポリボロシロキサン樹脂、ポリカルボシラン
樹脂、ポリシラスチレン樹脂、ポリシラザン樹脂、ポリ
チタノカルボシラン樹脂の中から選ばれた1種または2
種以上の有機ケイ素ポリマーの溶液に、(ロ)周期律表
1b、Va、Vla、■且、■族の元素の酸化物または
複合酸化物の中から選ばれた1種または2種以上の酸化
触媒と、(ハ)Si、A!、Zr、Ti、Bの酸化物、
複合酸化物、炭化物、窒化物の中から選ばれた1種また
は2種以上の無機充填剤とを、配合してなることを特徴
とするセルフクリーニング塗料。
2、(ロ)の酸化触媒および(ハ)の無機充填剤の配合
量が、いずれも塗料の固形分全体の1/10〜3/1の
割合である特許請求の範囲第1項記載のセルフクリーニ
ング塗料。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、(イ)ポリボロシロキサン樹脂、ポリカルボシラン
    樹脂、ポリシラスチレン樹脂、ポリシラザン樹脂、ポリ
    チタノカルボシラン樹脂の中から選ばれた1種または2
    種以上の有機ケイ素ポリマーの溶液に、 (ロ)周期律表 I B、VB、VIB、VIIB、VIII族の元
    素の酸化物または複合酸化物の中から選ばれた1種また
    は2種以上の酸化触媒と、 (ハ)Si、Al、Zr、Ti、Bの酸化物、複合酸化
    物、炭化物、窒化物の中から選ばれた1種または2種以
    上の無機充填剤とを、配合して成ることを特徴とするセ
    ルフクリーニング塗料。 2、(ロ)の酸化触媒および(ハ)の無機充填剤の配合
    量が、いずれも塗料の固形分全体の1/10〜3/1の
    割合である特許請求の範囲第1項記載のセルフクリーニ
    ング塗料。
JP20575188A 1988-08-19 1988-08-19 セルフクリーニング塗料 Pending JPH0253871A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4759562B2 (ja) * 2004-05-25 2011-08-31 白光株式会社 交換可能な先端チップ、同先端チップを備えたはんだ加熱装置および同先端チップの製造方法
US8237091B2 (en) 2002-11-26 2012-08-07 Hakko Corporation Soldering iron with replaceable tip
JP2013064093A (ja) * 2011-09-20 2013-04-11 Nagase Chemtex Corp 赤外線吸収コーティング剤組成物
CN111822306A (zh) * 2020-07-16 2020-10-27 深圳市尤佳环境科技有限公司 不锈钢纳米自洁净涂层及其制备方法

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