JPS602648B2 - マルチプレクシング駆動用液晶表示装置 - Google Patents
マルチプレクシング駆動用液晶表示装置Info
- Publication number
- JPS602648B2 JPS602648B2 JP52048512A JP4851277A JPS602648B2 JP S602648 B2 JPS602648 B2 JP S602648B2 JP 52048512 A JP52048512 A JP 52048512A JP 4851277 A JP4851277 A JP 4851277A JP S602648 B2 JPS602648 B2 JP S602648B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- liquid crystal
- display device
- crystal display
- multiplexing drive
- crystal molecules
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Liquid Crystal (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は一対の電極板の間にネマチック液晶をねじれた
構造になるように封入した液晶表示装置に関するもので
あり、更に詳しくはスレッショルド特性を改良したマル
チプレクシング駆動用液晶表示装置に関するものである
。
構造になるように封入した液晶表示装置に関するもので
あり、更に詳しくはスレッショルド特性を改良したマル
チプレクシング駆動用液晶表示装置に関するものである
。
一般に液晶表示素子の駆動を行う場合には、回路部、リ
ード線、コネクター部分を簡素化、小型化するためにマ
ルチプレクシング駆動が望ましい。
ード線、コネクター部分を簡素化、小型化するためにマ
ルチプレクシング駆動が望ましい。
本発明の対象であるネマチック液晶をねじれた構造にな
るように一対の電極板の間に封入した液晶表示装置にお
いても、マルチプレクシング駆動を行なえることは表示
装置の有効利用上非常に重要なことである。
るように一対の電極板の間に封入した液晶表示装置にお
いても、マルチプレクシング駆動を行なえることは表示
装置の有効利用上非常に重要なことである。
しかしながら、ねじれた構造のネマチック液晶表示装置
の原理的な欠点として、視角範囲が液晶分子の立ち上り
方向によって限定されるため、その対策として観察者の
方向に最も見易い視角範囲を設定する工夫が行なわれて
いる。
の原理的な欠点として、視角範囲が液晶分子の立ち上り
方向によって限定されるため、その対策として観察者の
方向に最も見易い視角範囲を設定する工夫が行なわれて
いる。
例えば特轍昭47一4129び号、公報図面第3図には
初期配向方位が観察者方向から両方向にそれぞれ約45
0の方向に配向させた例がある。か)る液晶表示装置に
おいて、電極板と平行に横配向されたネマチック液晶は
、電圧印加に伴って基板に対して垂直に配向させられる
。
初期配向方位が観察者方向から両方向にそれぞれ約45
0の方向に配向させた例がある。か)る液晶表示装置に
おいて、電極板と平行に横配向されたネマチック液晶は
、電圧印加に伴って基板に対して垂直に配向させられる
。
十分に垂直に配向する電圧をもって飽和電圧とするがマ
ルチブレクシング駆動においては、クロストークを防止
するために十分な飽和電圧を印加することはできない。
すなわちマルチプレクシング駆動においては、液晶分子
が垂直方向にまで達することができず、初期の一対の電
極板の配向方向の中間方向に液晶分子のほとんどが向く
ことによりこの方向に最も見易い点が存在することにな
る。
ルチブレクシング駆動においては、クロストークを防止
するために十分な飽和電圧を印加することはできない。
すなわちマルチプレクシング駆動においては、液晶分子
が垂直方向にまで達することができず、初期の一対の電
極板の配向方向の中間方向に液晶分子のほとんどが向く
ことによりこの方向に最も見易い点が存在することにな
る。
この最も見易い方向を観察者側に向けることによって、
3桁程度のマルチプレクシング駆動は可能となるが、マ
ルチプレクシング駆動の特徴を生かすために、更に多桁
の4〜8桁のマルチプレクシング駆動用液晶表示装置の
要求は大きい。多桁のマルチプレクシング駆動を可能に
するためにはスレッショルドが急峻であることが必要と
なる。例えば表示装置の点灯の場合、第1図に示すよう
に光学変化が90%あった場合を点灯電圧Vonとし、
クロスト−クの光学変化10%を非点灯電圧VoHとす
ると、駆動する電圧はVonとVoffの電圧範囲内で
あり、このVonとVoffの電圧差が大きい程、即ち
、スレッショルドが急峻である程(実線より破線の方が
)多桁のマルチプレクシング駆動が可能となる。
3桁程度のマルチプレクシング駆動は可能となるが、マ
ルチプレクシング駆動の特徴を生かすために、更に多桁
の4〜8桁のマルチプレクシング駆動用液晶表示装置の
要求は大きい。多桁のマルチプレクシング駆動を可能に
するためにはスレッショルドが急峻であることが必要と
なる。例えば表示装置の点灯の場合、第1図に示すよう
に光学変化が90%あった場合を点灯電圧Vonとし、
クロスト−クの光学変化10%を非点灯電圧VoHとす
ると、駆動する電圧はVonとVoffの電圧範囲内で
あり、このVonとVoffの電圧差が大きい程、即ち
、スレッショルドが急峻である程(実線より破線の方が
)多桁のマルチプレクシング駆動が可能となる。
本発明における目的は、このスレッショルドを急峻にす
ることによって多桁のマルチプレクシング駆動を可能に
した液晶表示装置を提供するにある。
ることによって多桁のマルチプレクシング駆動を可能に
した液晶表示装置を提供するにある。
即ち、本発明は一対の電極板の間に封入するネマチック
液晶分子の初期配向方位を表示装置によって定まる観察
者方向から両方向にそれぞれ47o〜530の間に配向
させ、かつ液晶分子のねじれ方向が観察者側を向くよう
にコレステリツク液晶を添加することによりスレッショ
ルド特性を改良したマルチプレクシング駆動液晶表示装
置を提供するものである。
液晶分子の初期配向方位を表示装置によって定まる観察
者方向から両方向にそれぞれ47o〜530の間に配向
させ、かつ液晶分子のねじれ方向が観察者側を向くよう
にコレステリツク液晶を添加することによりスレッショ
ルド特性を改良したマルチプレクシング駆動液晶表示装
置を提供するものである。
本発明にあって液晶分子の初期配向方位とは、電圧をか
けない状態で液晶分子の長藤が向いた方向をさし、この
方向は第2図において表示パネルの観察者が通常見る方
向vから裏面電極板でxoの角度をもったR方向にラビ
ング法又は斜め蒸着法等により配向させられ、表面電極
板では観察者方向vから逆方向にxoの角度をもったF
方向に配向させる。
けない状態で液晶分子の長藤が向いた方向をさし、この
方向は第2図において表示パネルの観察者が通常見る方
向vから裏面電極板でxoの角度をもったR方向にラビ
ング法又は斜め蒸着法等により配向させられ、表面電極
板では観察者方向vから逆方向にxoの角度をもったF
方向に配向させる。
このとき、x。として470 〜530の間から選択す
る。例えばx。として500を選択した場合、第3図に
示すように液晶分子の初期配向方位はR方向及びF方向
であるが、分子の変形エネルギーは観察者側のa方向よ
りも角度の小さいb方向の方が大きく、結果として電極
坂間でねじれ方向はb方向となり、視角範囲は観察方向
に向かなくなる。しかしか)る状態においてa方向に分
子のねじれ方向があるコレステリック液晶を添加するこ
とによりネマチツク液晶のねじれ方向を観察者側に向け
ることができる。添加するコレステリツク液晶の量とし
てはねじれ方向をb方向からa方向に変えるのに必要な
最低限度が望ましく、具体的にはxの角度によってこと
なるが、x=47〜53oの範囲においてはコレステリ
ック液晶の添加量は0.05〜0.2%とするのが良い
。本発明にあってxを470〜530に限定する理由は
xを47以上にして、コレステリック液晶を添加してね
じれ方向を自然のねじれ方向と逆の方向にすることによ
り、電圧印加時における液晶分子の立ち上りが急峻にな
る、即ちスレッショルド特性が改良され、多桁のマルチ
プレクシング駆動が可能になるためである。一方xが大
きくなると偏光板の偏光軸がクロス状態からズレてくる
ため表示装置としたときコントラストが低下してくるた
めであり、スレッショルド特性の改良と偏光板の偏光軸
がズレることによるコントラストの低下をバランスする
範囲としてxは53。以内とする。以上説明したように
、本発明はスレッショルド特性が著しく改良されるため
、特に電卓等の多桁のマルチプレクシング駆動用液晶表
示装置として最適なものである。
る。例えばx。として500を選択した場合、第3図に
示すように液晶分子の初期配向方位はR方向及びF方向
であるが、分子の変形エネルギーは観察者側のa方向よ
りも角度の小さいb方向の方が大きく、結果として電極
坂間でねじれ方向はb方向となり、視角範囲は観察方向
に向かなくなる。しかしか)る状態においてa方向に分
子のねじれ方向があるコレステリック液晶を添加するこ
とによりネマチツク液晶のねじれ方向を観察者側に向け
ることができる。添加するコレステリツク液晶の量とし
てはねじれ方向をb方向からa方向に変えるのに必要な
最低限度が望ましく、具体的にはxの角度によってこと
なるが、x=47〜53oの範囲においてはコレステリ
ック液晶の添加量は0.05〜0.2%とするのが良い
。本発明にあってxを470〜530に限定する理由は
xを47以上にして、コレステリック液晶を添加してね
じれ方向を自然のねじれ方向と逆の方向にすることによ
り、電圧印加時における液晶分子の立ち上りが急峻にな
る、即ちスレッショルド特性が改良され、多桁のマルチ
プレクシング駆動が可能になるためである。一方xが大
きくなると偏光板の偏光軸がクロス状態からズレてくる
ため表示装置としたときコントラストが低下してくるた
めであり、スレッショルド特性の改良と偏光板の偏光軸
がズレることによるコントラストの低下をバランスする
範囲としてxは53。以内とする。以上説明したように
、本発明はスレッショルド特性が著しく改良されるため
、特に電卓等の多桁のマルチプレクシング駆動用液晶表
示装置として最適なものである。
第1図はスレッショルド特性を説明するための、印加電
圧と光学変化の関係を示すグラフである。 第2図は液晶分子の初期配向方位を説明する図である。
第3図は液晶分子のねじれ方向を説明する図である。ブ
′図 矛2図 外3図
圧と光学変化の関係を示すグラフである。 第2図は液晶分子の初期配向方位を説明する図である。
第3図は液晶分子のねじれ方向を説明する図である。ブ
′図 矛2図 外3図
Claims (1)
- 1 一対の電極板の間にネマチツク液晶をねじれた構造
になるように封入したマルチプレクシング駆動用液晶表
示装置において、液晶分子の初期配向方位が観察者方向
から両方向にそれぞれ47°〜53°の間にあり、かつ
、液晶分子のねじれ方向が観察者側を向くようにコレス
テリツク液晶を添加し、更に電極板の外側に偏光軸が初
期配向した液晶分子の長軸と直交又は平行になる様に偏
光板を配置したことを特徴とするスレツシヨルド特性を
改良したマルチプレクシング駆動用液晶表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP52048512A JPS602648B2 (ja) | 1977-04-28 | 1977-04-28 | マルチプレクシング駆動用液晶表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP52048512A JPS602648B2 (ja) | 1977-04-28 | 1977-04-28 | マルチプレクシング駆動用液晶表示装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS53134458A JPS53134458A (en) | 1978-11-24 |
JPS602648B2 true JPS602648B2 (ja) | 1985-01-23 |
Family
ID=12805413
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP52048512A Expired JPS602648B2 (ja) | 1977-04-28 | 1977-04-28 | マルチプレクシング駆動用液晶表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS602648B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61287554A (ja) * | 1985-06-11 | 1986-12-17 | ヴアヴイン・ベスロ−テム・ヴエンノツトシヤツプ | 容器用蓋と蓋を備えた容器からなる包装 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CH664027A5 (de) * | 1983-07-12 | 1988-01-29 | Bbc Brown Boveri & Cie | Fluessigkristallanzeige. |
-
1977
- 1977-04-28 JP JP52048512A patent/JPS602648B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61287554A (ja) * | 1985-06-11 | 1986-12-17 | ヴアヴイン・ベスロ−テム・ヴエンノツトシヤツプ | 容器用蓋と蓋を備えた容器からなる包装 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS53134458A (en) | 1978-11-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5018839A (en) | Liquid crystal display device | |
EP0453033B1 (en) | Display device | |
US4786147A (en) | Nematic liquid cell weakly doped by a chiral solute and of the type having electrically controlled birefringence | |
JPH086025A (ja) | 液晶電気光学装置、それを用いた投射型表示システムおよび液晶電気光学装置の駆動方法 | |
EP0874264A3 (en) | Reflective type liquid crystal display device | |
JPWO2010137217A1 (ja) | 液晶パネルおよび液晶表示装置 | |
GB1462978A (en) | Optical apparatus | |
EP0350063A3 (en) | Liquid crystal display device | |
JPH02176625A (ja) | 液晶表示装置 | |
CA2122339A1 (en) | Twisted Ferroelectric Liquid Crystal Modulator | |
US20150160492A1 (en) | Display device and display system | |
CN108919584B (zh) | 一种显示装置 | |
KR100502103B1 (ko) | 액정 표시 장치 | |
US20040190109A1 (en) | Light modulator with bi-directional drive | |
JPS602648B2 (ja) | マルチプレクシング駆動用液晶表示装置 | |
CN112859398A (zh) | 一种显示系统及其控制方法 | |
JPS59202433A (ja) | 電界効果型液晶表示素子 | |
KR920018510A (ko) | 액정표시장치 및 그 사용방법 | |
US6933999B2 (en) | Liquid crystal display device | |
GB1390521A (en) | Liquid-crystal non-linear light modulators using electric and magnetic fields | |
KR100599952B1 (ko) | 응답 속도가 개선된 고개구율 및 고투과율 액정 표시 장치 | |
JPS63274921A (ja) | 液晶立体デイスプレイ装置 | |
JPH06281927A (ja) | 液晶表示装置 | |
KR100212287B1 (ko) | 요오드화칼륨 수용액을 이용한 표시 장치 | |
JPS6294828A (ja) | 強誘電性液晶装置 |