JPS6026366Y2 - 冷蔵庫 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、野菜容器を回転自在にできるようにした冷
蔵庫の改良に関する。

従来、回転式野菜容器を内蔵した冷蔵庫においては、機
械室、すなわち、外箱底部の圧縮機を収納する空間が外
箱全幅を占めていた。

これに対応して、貯蔵室底部に全幅の段部が形成され、
野菜容器の奥行が規制され、内容容積が削減されていた
。

この考案は、上記従来の欠点を除去するためになされた
もので、回転可能の野菜容器をほぼ扇形にすることによ
り、圧縮機とこれを収納する機械室の位置を片寄らせる
ことができ、それにともない機械室の無効容積を減少で
きる冷蔵庫を提供することを目的とする。

以下、この考案の冷蔵庫の実施例について図面に基づき
説明する。

第１図はその一実施例の下部の側断面図である。

第２図は第１図の■−■線に沿って切断して示す断面図
あり、第３図は第２図のｌｌｌ−Ｉｎ線に沿って切断し
て示す断面図である。

この第１図ないし第３図において、１は冷蔵庫本体であ
る。

冷蔵庫本体１の前面には扉２が開閉自在に設けられてい
る。

また、３は冷蔵庫本体１の外箱を示腰４は内箱を示す。

内箱４内において、野菜容器５が配設されている。

野菜容器５の上部にはその蓋となるガラス棚６が設けら
れている。

上記野菜容器５は第２図より明らかなように、平面形状
がほぼ扇形に形成されており、そのかなめ部５ａは冷蔵
庫本体１の内箱４の底部に支持軸７により、矢印Ａ１あ
るいはその逆方向に回動自在に枢支されている。

そして矢印Ａ１方向に野菜容器５を回動させることによ
り、貯蔵室外、すなわち、内箱４外に引き出せるように
なっている。

このように、野菜容器５をほぼ扇形に形成することによ
り、内箱４の底部も野菜容器５の形状に合わせて、ガラ
ス棚６より下の部分は扇形の形状となっている。

ガラス棚６より上部は通常の冷蔵庫本体と同様に、内箱
４は矩形状になっている。

また、野菜容器５のかなめ部５ａと対角をなす位置の隅
角部には機械室９が設けられている。

機械室９の平面形状は第２図より明らかなように三角形
状になっている。

そして、３図より明らかなように、野菜容器５の底面は
機械室９のほぼ中位の高さになっている。

機械室９内には圧縮機８が収納されている。

圧縮機８としては、特に、高圧シェルタイブまたは外部
防振構造のものが使用され、外径が細い円筒形のものを
縦に設置することが配置上効果的である。

なお、１０は外箱３の背面に設けられた凝縮器である。

以上のように、この考案によれば、回転可能の野菜容器
をほぼ扇形にしたので、圧縮機を収納する機械室を内箱
の隅角部に片寄らせることができる。

これにともない、機械室の無効容積を減少でき、ひいて
は収納容積を拡大できる利点を有するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの考案の冷蔵庫の一実施例の下部の側断面図
、第２図は第１図における■−■線に沿って切断して示
す断面図、第３図は第２図における■−■線に沿って切
断して示す断面図である。 １・・・・・・冷蔵庫本体、２・・・・・・扉、３・・
・・・・外箱、４・・・・・・内箱、５・・・・・・野
菜容器、５ａ・・・・・・かなめ部、６・・・・・・ガ
ラス棚、７・・・・・・支持軸、８・・・・・・圧縮機
、９・・・・・・機械室、１０・・・・・・凝縮機。 なお、図中同一符号は同一または相当部分を示す。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 貯蔵室の底部においてかなめ部が前面にくるようにほぼ
   扇形に形成されかつこのかなめ部が枢支された回転自在
   の野菜容器を内蔵し、外箱底部において上記野菜容器の
   かなめ部と対向する隅角部にほぼ三角形状の機械室を設
   け、この機械室に圧縮機を設置してなることを特徴とす
   る冷蔵庫。