JPS60263086A - 工業炉の炉体構築構造 - Google Patents

工業炉の炉体構築構造

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JPS60263086A
JPS60263086A JP11865684A JP11865684A JPS60263086A JP S60263086 A JPS60263086 A JP S60263086A JP 11865684 A JP11865684 A JP 11865684A JP 11865684 A JP11865684 A JP 11865684A JP S60263086 A JPS60263086 A JP S60263086A
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JP
Japan
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furnace
steel plates
furnace body
frame member
steel plate
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JP11865684A
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良一 小川
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Kawasaki Heavy Industries Ltd
Kawasaki Motors Ltd
Original Assignee
Kawasaki Heavy Industries Ltd
Kawasaki Jukogyo KK
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Publication date
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  • Furnace Housings, Linings, Walls, And Ceilings (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は工業炉の炉体構築構造に関し、詳しくは、稼働
中に生じる炉体鋼板の熱膨張を吸収できるようにした炉
体構造に関する。これは、スラブなどの加熱炉やストリ
ップ熱処理炉などの工業炉の構築技術分野で利用される
ものである。
〔従来技術〕
炉内温度を比較的高温にして稼働するスラブ加熱炉やブ
ルーム加熱炉、炉内温度を比較的低温にして稼働するス
トリップ熱処理炉などの工業炉における従来の炉体構築
構造では、第2図(a)。
(b)に示すように、フレーム部材である側柱lや炉床
梁2に炉側壁などを形成するケーシング鋼板(以下、鋼
板という)3a〜3Cや鋼板3dが摺動可能にボルト装
着されると共に、その内面に耐火材4のライニングが施
されて炉室5が形成される。そのため、耐火材4自体に
ポーラス性を有することや、図示しない耐火材4の目地
、さらには耐火材4に入ったクラック6などを通って、
矢印7,8方向に炉内ガスの漏出や、外気の侵入がみら
れるので熱損失が大きくなる。したがって、燃料消費量
が多くなり、いわゆる炉の原単位が悪化し、ランニング
コストの高騰を来たす。そこで、第3図(a)、(b)
に示すように前記炉室5を形成する鋼板3aや3bの外
面と側柱lの内面とをシール溶接することでガスタイト
炉体構築構造となし、熱損失を抑制したものがある。こ
れは、第3図(b)に示すようにフレーム部材である、
例えば側柱9Bに炉側壁などの鋼板10a、10bの端
部がシール溶接されて、気密性が保持されようになって
いる。そのため、第3図(a)に示すように基礎11に
基礎ボルトで固定された基礎台12が設けられ、この基
礎台12上の例えば炉の装入口側の側柱9Aが常時固定
状態となるように、その下面9aが基礎台12の上面1
2aでボルトなどで固着される一方、炉の稼働に伴う鋼
板]Oa〜10dの熱膨張を他の各側柱9B〜9Eの移
動によって吸収させ得るように、それらの下面9b〜9
eが基礎台12上で摺動するようになっている。
ところで、このような構造のストリップ熱処理炉では、
鋼板102〜10dとこれに対向する他方側の各鋼板と
の間に、ストリップ通板用の図示しない複数本のローラ
が軸承されている。通富、炉内温度は1200°C程度
以下の比較的低温であるが、炉長が100〜150メー
トルもあるので、固定された側柱から離れるにしたがっ
て熱膨張による各部の変位量は無視できず、しかも対向
する鋼板間の不均一な膨張量に基づき上述のローラ軸芯
に狂いが生じ、ストリップ通板時に蛇行や振動が生しス
トリップ処理装置の操業に支障を来す問題がある。
一方、圧延ラインにおけるブルームやスラブの加熱炉に
、このガスタイト炉体構築構造を適用した場合には、上
述の熱処理炉と違って、炉内温度が最高1350℃程度
と高温であり、炉長が最大50メ一トル程度であっても
、炉幅が熱処理炉に比し非常に大きく、かつ、耐火材も
厚くなることから、その炉内温度の高温化に伴って増大
する鋼板の熱膨張量が、炉体の重量化・大型化による基
礎台12上でのスムーズな摺動の困難化、その不均一性
の助長などにより十分に吸収されず、炉体の破損を招く
問題がある。また、上述のように、加熱炉の炉幅は熱処
理炉のそれに比し非常に大きく、約5倍以上のものが通
當であり、天井部鋼板をアーチ状にすることにより、そ
の熱膨張を吸収している。
このガスタイト炉体構築構造を炉体熱損失のかなりの割
合を占める天井部よりの炉内ガス漏出を防止するため、
炉幅10メ一トル程度の加熱炉天井部に適応することは
、炉体構築上および耐火材構造上極めて困難である。さ
らに、ガスタイト構造の炉体が長手方向に伸縮すること
になるので炉の装入口と装入用ブツシャおよび抽出口と
抽出口エキストラツクの相対位置関係が安定しなくなり
、炉の自動化運転の実現が阻害される問題がある。
〔発明の目的〕
本発明は上述の問題を解決するためになされたもので、
その目的は、熱処理炉や加熱炉における炉体の熱膨張を
吸収して気密性の向上によるランニングコストの低減を
図り、また、炉内に通板用や搬送用のローラを設置した
場合にローラの芯撮れや振動を防止し、ストリップの通
板精度を高めると共に、加熱炉においては熱膨張による
炉体の破損防止ならびに炉体とその前後機器との相対位
置関係を常時正規の状態に維持する炉体構築構造を提供
することである。
〔発明の構成〕
本発明の工業炉の炉体構築構造の特徴を第1図(a)〜
(c)を参照して説明すると、炉床21、炉側壁22お
よび天井壁24を形成する各鋼板25A、25Bの対向
端部近傍26の各外面25a。
25bとフレーム部材27の内面27aとの間に、挿入
部材28A、28Bが対向して配設され、各挿入部材2
8A、28Bの一端が対向端部近傍26でシール溶接さ
れると共に、その他端がフレーム部材27に摺動可能に
装着され、各鋼板25A。
25Bの端部25m、25nは、その端部近傍でシール
溶接された司撓性部材37を介して気密的に接合されて
いることである。
(実施例〕 以下、本発明をその実施例に基づいて詳細に説明する。
第1図(a)、(b)に示すように、基礎1つ上に設置
された炉体20の炉床21、炉側壁22および天井壁2
4は鋼板で形成され、例えば、炉側壁22の一部を形成
する鋼板25A、25Bでは、その対向端部近傍26の
各外面25a、25bと、フレーム部材27である側柱
の内面27aとの間に一対の挿入部材28A、28Bが
対向して配設されている。フレーム部材27は基礎19
に図示しない基礎ボルトによって固定され、他のフレー
ム部材29〜31である天井梁、炉床梁、炉側梁などと
共に、炉体20の骨格を形成している。上述の対向する
各挿入部材28A、28Bの一端は、鋼板25A、25
Bの対向端部近傍26の外面25a、25bにシール溶
接されている。
そして、その挿入部材の各他端とこれに対向するフレー
ム部材27の内面側に位置するフランジ部27bとには
バカ穴33が穿設され、鋼板25A。
25Bがボルト32を介して矢印34.35方向に摺動
可能に装着されている。その結果、炉室36の炉内温度
の上昇に伴う鋼板25A、25Bの熱膨張や炉内温度の
降下に伴う収縮によって、対向する挿入部材28A、2
8Bをその装着保持の状態で相互に移動させることでき
るようになっている。また、鋼板25A、25Bの対向
する端部25m、25nは、その対向端部近傍26でシ
ール溶接されたステンレス鋼製などの可撓性部材37を
介して気密的に接合され、炉内高温ガスの漏出や外気の
侵入を完全にシールするガスタイトな構造となっている
。なお、炉室36の一部を構成する鋼板25A、25B
の内面および可撓性部材37の内面には、例えばプラス
チック耐火材、耐火レンガ、バンクアップ断熱材などか
らなる多層の耐火材382〜38Cか相互に滑り自在に
装着されている。そのため、その各層や鋼板の熱膨張量
が異なっても、それぞれの破損が回避されると共に、鋼
板j5A、25Bを炉内の高温より保護して炉体20を
安定的に保持するよう配慮されている。ところで、第1
図(C)に示すように、天井壁24および図示しない炉
床も上述の炉側壁22と全く同様に構成され、炉室36
はガスタイトに形成されている。
このように構成された実施例によれば、炉の稼働に伴っ
て炉体の各鋼板に生じる熱膨張を、次のようにして各フ
レーム部材位置で各可撓性部材を介して吸収すことがで
きる。
工業炉であるストリップ熱処理炉、ブル−ムやスラブの
加熱炉が稼働すると、その炉内温度が上昇すると共に、
炉内圧力が大気圧より若干変動する。上述の多層の耐火
材382〜38Cを介して炉内温度が対向する両鋼板2
5A、25Bに伝達されるので、鋼板25Aおよび25
Bは膨張する。
その際、鋼板と一体化された挿入部材28A、28Bが
フレーム部材27である側柱においてRty穴33に挿
入されたボルト32を介して摺動自在となっているので
、第1図(b)に示すように鋼板25Aは矢印34方向
に鋼板25Bは矢印35方向に伸長して、熱膨張が許容
される。そして、鋼板25A、25Bの対向端部近傍2
6でシール溶接されている可撓性部材37が破線のよう
に変形するのみで、鋼板間の気密性が損なわれることは
ない。なお、耐火材382〜38Cもそれぞれに膨張す
るが相互に滑り自在となっているので、耐火効果が低下
することもない。なお、この炉側壁22の鋼板25A、
25Bの」−下方向の膨張は上述した長手方向と同様に
して、第1図(c)の23に示す如く、また、炉床21
および天井壁24についてもそれぞれ鋼板の膨張量が吸
収され、炉内ガスの漏出や外気の侵入が防止される。
第1図(d)、(e)は変形例であって、前者では可撓
性部材37が蛇腹状に形成され、後者では対向端部近傍
26で両鋼板25A、25Bにシール溶接された可撓性
部材37が、これらの外面方向に突出するよう装着され
ている点が異なる。
このように装着された可視性部材37によっても、前述
と同様に作用させかつ所望の効果を得ることができる。
〔発明の効果〕
本発明は上述の実施例の説明から判るように、それぞれ
のフレーム部材の内面とそれに対応する各鋼板外面との
間に、対向する1対の挿入部材が介在され、この挿入部
材がフレーム部材と摺動可能にボルトなどで装着される
と共に鋼板の外面とはシール溶接され、鋼板間に可撓性
部材がシール溶接されて炉室の気密性が保持されている
ので、炉体を構成する各鋼板の熱膨張を各フレーム部材
位置で吸収でき、かつ、炉室の高温ガスの漏出や外気の
浸入が防止され、炉稼働に伴う燃料の消費を減少させて
その原単位を低下させ、ランニングコストの低減を図る
ことができる。さらに、炉室に低温の外気が侵入しない
ので、炉内の耐火材の熱ショックが防止されその寿命の
延長を可能にすることができる。さらに、炉体の骨格を
形成するフレーム部材の側柱によって天井梁を支持する
と共に鋼板による天井壁の形成が実現できるので、耐火
材のみにより構築された従来の天井壁よりもその個所に
おける気密性を著しく向上させることができる。
加えて、ストリップ熱処理炉の場合には、通板用ローラ
の軸芯狂いやストリップの蛇行および振動が回避される
。また、圧延ラインにおける加熱炉の場合では、ブルー
ムやスラブの進行方向の炉体長を一定に保持することが
できるので、炉とその前後機器との相対位置を正規の状
態に維持することができ、それらの運転の自動化を容易
とすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)は本発明の工業炉の炉体構築構造の外面図
、第1図(b)は同図(a)のn−n線断面拡大図、第
1図(C)は同図(a)のm−m線断面拡大図、第1図
(d)、(e)は可撓性部材の変形装着例、第2図(a
)は従来の炉体構築構造の外面図、第2図(b)は同図
(a)の■−■線断面拡大図、第3図(a)は従来のガ
スタイト炉体構築構造の外面図、第3図(b)は同図(
a)のV−V線断面拡大図である。 20−炉体、21−炉床、22−炉側壁、24−天井壁
、25 A、、25 B−11板、25a。 25b−外面、25m、25n一端部、26一対向端部
近傍、27.29〜31−フレーム部材、27 a −
内面、28A、28B−挿入部材、37−・−可撓性部
材。 特許出願人 川崎重工業株式会社 第1図ra) /20 第1図(b)″ 第1図(e) 第1図(d) 第2図(a) 第2図(b)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)炉体を構成する鋼板がフレーム部材により支持さ
    れている炉体構築構造において、炉床、炉側壁および天
    井壁などを形成する各鋼板の対向端部近傍の各外面と前
    記フレーム部材の内面との間に、挿入部材が対向して配
    設され、各挿入部材の一端が前記対向端部近傍でシール
    溶接されると共に、その他端が前記フレーム部材に摺動
    可能に装着され、 前記各鋼板の端部は、その端部近傍でシール溶接された
    可撓性部材を介して気密的に接合されていることを特徴
    とする工業炉の炉体構築構造。
JP11865684A 1984-06-09 1984-06-09 工業炉の炉体構築構造 Pending JPS60263086A (ja)

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