JPS6026262Y2 - 流動床式焼却炉 - Google Patents

流動床式焼却炉

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Publication number
JPS6026262Y2
JPS6026262Y2 JP17322579U JP17322579U JPS6026262Y2 JP S6026262 Y2 JPS6026262 Y2 JP S6026262Y2 JP 17322579 U JP17322579 U JP 17322579U JP 17322579 U JP17322579 U JP 17322579U JP S6026262 Y2 JPS6026262 Y2 JP S6026262Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fluidized bed
incinerator
waste
hopper
inlet
Prior art date
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Expired
Application number
JP17322579U
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English (en)
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JPS5689530U (ja
Inventor
秀郎 石原
玉市 蔵前
Original Assignee
株式会社荏原製作所
珠洲市
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Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社荏原製作所, 珠洲市 filed Critical 株式会社荏原製作所
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Publication of JPS5689530U publication Critical patent/JPS5689530U/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は都市ごみのように粗大な固形物を含む扱い物を
焼却するに適した流動床式焼却炉に関するものである。
流動床式焼却炉は通常1m内外の層高の熱い砂の流動層
を用いて廃棄物を焼却しているが、安定した流動状態を
維持するためには扱い物の粒径(即ち大きさ)を成る程
度制限しなけれはならない。
都市ごみなどの廃棄物用の通常の流動床式焼却炉にあっ
ては、その最大粒径は約30(byaと云われている。
この粒径は一般家庭から排出される粗大ごみ(自転車、
机、寝台など)を除く通常のごみの大きさとほぼ等しい
即ち、粗大ごみと一般のごみとの分別集取が実施されて
いる場合、一般のごみだけからなる廃棄物はそのままの
状態で流動床式焼却炉で焼却処理ができる。
ところで、都市ごみを流動層の上方から炉内へ供給した
場合、紙、プラスチック等の高発熱量の物質は流動層の
上部或いはフリーボード部において燃焼を完了してしま
いこの際発生する熱は流動媒体へ十分伝達されず、流動
層の温度が十分に昇温しない。
従って流動層の上方から廃棄物を供給する方式を用いる
場合は流動層を加熱する助燃バーナーを設ける必要があ
る。
この理由によって通常の流動床式焼却炉では流動層の下
部へ廃棄物を供給することが行なわれている。
この場合、流動層の下部は大気よりも圧力が高いので炉
内の高温のガスが供給機構を介して炉外へ流出しないよ
うにマテリアルシールを形成できるスクリューフィーダ
、ロータリーバルブ、二重ダンパ等によることが多い。
これらの供給機構は高温ガスの流出を確実に防止するこ
とができるが、その機能を発揮するためには廃棄物を一
定の粒径以下にしなければならない、その粒径は一般に
50〜8oTIrInである。
即ち、流動床式焼却炉が約300771711の粒径の
ものまで焼却することができるにもかかわらず、供給機
構に適切なものがないことから廃棄物を50〜80叫の
粒径にまで破砕してから焼却に供しているのが実情であ
る。
本考案の目的は比較的粒径の大きな廃棄物などの扱い物
を破砕することなく流動層の下部に供給できる供給機構
を備えた流動床式焼却炉を提供することにある。
本考案は焼却炉本体とホッパとより戒り、前記焼却炉本
体は、上部に排気出口、底部に流動用空気分散機構、扱
い物入口、不燃物出口を備え、前記ホッパは、前記扱い
物入口にて前記焼却炉本体と連通して配設され、かつ、
上部に扱い物受入口と排気路が備えられ、底部に前記扱
い物入口に向けて扱い物を移送する扱い物移送機構を備
え、かつ前記ホッパの水平断面積は下部よりも上部が小
なるよう形成されていることを特徴とする流動床式焼却
炉である。
本考案の流動床式焼却炉を実施例につき図面に基いて説
明する。
第1図において、1は流動床式焼却炉、2はフリーボー
ド、3は流動層である。
流動化ファン5によって圧縮された空気はダクト6、ウ
ィンドボックス4を経て流動層3へ供給される。
7は不燃物排出口である。流動層3を矢印イの方向に旋
回すると良好な焼却が行えるので流動化空気の一部をダ
クト6から分岐し、旋回用空気ダクト15を介して流動
層3の側面から供給することもできる。
燃焼ガスはフリーボード2を通過し排気出口20に接続
する煙道8より炉外へ排出される。
一方廃棄物は、開閉蓋14を開けて廃棄物受入口16か
ら廃棄物ホッパ9へ投入される。
廃棄物ホッパ9は下方へいくに従ってその水平断面が大
きくくなっており、投入された廃棄物10が容易に下方
へ移動し易く又上方へ押し上げられないようになってい
る。
廃棄物ホッパ9の底部には廃棄物移送機構として複数の
回転ローラ11が備えられ、この回転ローラ11は矢印
口の方向へ各々回転するようになっている。
この回転ローラ11によって移送された廃棄物は、同じ
く廃棄物ホッパ9の下部に設けられて流動層3の下部へ
連通せる扱い物入口としての廃棄物供給口12を介して
流動層3の下部へ供給される。
従って、紙、プラスチック等の軽い物質であっても、流
動層3の内部で焼え尽すのでその際に発生する多量の熱
は効果的に流動層の昇温に寄存することになる。
又、本実施例にあっては廃棄物ホッパ9の高さが非常に
高く、フリーボード2の上部にさて達しているので、そ
の間に充填された廃棄物10の厚みによって炉内の圧力
シールができ、開閉蓋14の開放時にあっても、炉内の
高温ガガスが炉外へ流出することはなく、又、廃棄物ホ
ッパ9の上部に煙道に連らなる排気ダクト13が接続さ
れ、開閉M14が開かれるとバルブ17を開いて吸引排
気を行なうようになっているので廃棄物ホッパ9内で発
生した臭気ガスも炉外に流出するこことはない。
廃棄物ホッパ9内の廃棄物の収容高さは、廃棄物供給口
12の高さの3〜2o@、好ましうは5〜1皓程度とす
るのがよい。
さらに本実施例は従来のようにスクリューフィーダやロ
ータリーバルブ等のように圧力シールをしつつ廃棄物を
流動層の下部に供給するものではないので廃棄物の粒径
が大きくても、その供給には何ら支障をきたすことはな
く、流動床式焼却炉の焼却可能な最大の粒径まで十分に
供給することができる。
従って、従来のように都市ごみ等の廃棄物を焼却処理す
る流動床式焼却設備には必らず設けらていた破砕工程を
省略することができ廃棄物の焼却にかかる運転費用及び
設備費を軽減することができる。
さらに、本実施例の廃棄物ホッパ9は前述の如く極めて
高くまた容量も大きいので大量の廃棄物を収容すること
ができ、開閉蓋を閉じた状態で固定し、バルブ17を若
干開放するか全閉するかすると、長時間廃棄物を受入れ
なくても継続して焼却を行なうことができ、夜間、少数
の操作員によって運転が行なえる等の利点が生じる。
なお、回転ローラ11のかわりに第2図に示すように油
圧シリンダー19等によって駆動されるプッシャー18
を用いることもできる。
本考案は焼却炉本体とホッパとより戒り、前記焼却炉本
体は、上部に排気出口、底部に流動用空気分散機構、扱
い物入口、不燃物出口を備え、前記ホッパは、前記扱い
物入口にて前記焼却炉本体と連通して配設され、かつ、
上部に扱い物受入口と排気路が備えられ、底部に前記扱
い物入口に向けて扱い物を移送する扱い物移送機構を備
え、かつ前記ホッパの水平断面積は下部よりも上部が小
なるよう形成されていることにより、比較的大きな寸法
の扱い物も支障なく炉内に供給することができ、扱い物
を予め細かく破砕する必要がなく、従って特に細かい破
砕のための破砕装置及び工程を不要とすることを可能と
する流動床式焼却炉を提供することができ、実用上極め
て大なる効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は、本考案のそれぞれ異なる実施例の
断面説明図である。 1・・・・・・流動床式焼却炉、2・・・・・・フリー
ボード、3・・・・・・流動層、4・・・・・・ウィン
ドボックス、5・・・・・・流動化ファン、6・・・・
・・ダクト、7・・・・・・不燃物排出口、8・・・・
・・煙道、9・・・・・・廃棄物ホッパ、10・・・・
・・廃棄物、11・・・・・・回転ローラ、12・・・
・・・廃棄物供給口、13・・・・・・排気ダクト、1
4・・・・・・開閉蓋、15・・・・・・旋回用空気ダ
クト、16・・・・・・廃棄物受入口、17・・・・・
・バルブ、18・・・・・・ブツシャ−19・・・・・
・油圧シリング−20・・・・・・排気出口。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 焼却炉本体とホッパとより戊り、前記焼却炉本体は
    、上部に排気出口、底部に流動用空気分散機構、扱い物
    入口、不燃物出口を備え、前記ホッパは、前記扱い物入
    口にて前記焼却炉本体と連通して配設され、かつ、上部
    に扱い物受入口と排気路が備えられ、底部に前記扱い物
    入口に向けて扱い物を移送する扱い物移送機構を備え、
    かつ前記ホッパの水平断面積は下部よりも上部が小なる
    よう形成されていることを特徴とする流動床式焼却炉。 2 前記ホッパが、扱い物収容高さが前記扱い物入口の
    高さの3〜2o@である実用新案登録請求の範囲第1項
    記載の流動床式焼却炉。 3 前記扱い物移送機構が複数の回転ローラである実用
    新案登録請求の範囲第1項記載の流動床式焼却炉。 4 前記扱い物移送機構がブツシャ−である実用新案登
    録請求の範囲第1項記載の流動床式焼却炉。
JP17322579U 1979-12-14 1979-12-14 流動床式焼却炉 Expired JPS6026262Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP17322579U JPS6026262Y2 (ja) 1979-12-14 1979-12-14 流動床式焼却炉

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JP17322579U JPS6026262Y2 (ja) 1979-12-14 1979-12-14 流動床式焼却炉

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5689530U JPS5689530U (ja) 1981-07-17
JPS6026262Y2 true JPS6026262Y2 (ja) 1985-08-07

Family

ID=29684010

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JP17322579U Expired JPS6026262Y2 (ja) 1979-12-14 1979-12-14 流動床式焼却炉

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS61205720A (ja) * 1985-03-08 1986-09-11 Kobe Steel Ltd 横型流動床焼却炉

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JPS5689530U (ja) 1981-07-17

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