JPS60260644A - 帯電防止効果を有する着色ポリエステル樹脂組成物 - Google Patents

帯電防止効果を有する着色ポリエステル樹脂組成物

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JPS60260644A
JPS60260644A JP11539384A JP11539384A JPS60260644A JP S60260644 A JPS60260644 A JP S60260644A JP 11539384 A JP11539384 A JP 11539384A JP 11539384 A JP11539384 A JP 11539384A JP S60260644 A JPS60260644 A JP S60260644A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polyethylene terephthalate
parts
terephthalate resin
salt
antistatic effect
Prior art date
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Pending
Application number
JP11539384A
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English (en)
Inventor
Yoriyuki Ooyama
大山 順之
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NIPPON PIGUMENTO KK
Original Assignee
NIPPON PIGUMENTO KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (1) 本発明は各種容器類等の素材として一般に利用されてい
るポリエチレンテレフタレート樹脂の着色組成物に係り
、特に帯電防止効果の改善された着色ポリエステル樹脂
組成物に関する。
本発明が対象とするポリエチレンテレフタレート樹脂は
、透明度、ガスバリヤ−性、表面光沢性等の緒特性を有
するため、近年その用途が拡大されており、特にブロー
成形による酒類ボトルや化粧品容器、洗剤等の容器とし
て広範にわたり使用に供されている。
また、これらポリエチレンテレフタレート樹脂からなる
包装材料は、意匠上の観点から形状、着色等種々工夫が
なされている。
このように、ポリエチレンテレフタレート樹脂は食品、
化粧品等の分野において実際に使用に供されているわけ
であるが、商品として中味が充填され店頭において陳列
された場合、容器に塵埃が付着し、ポリエチレンテレフ
タレート樹脂特有の透明性を物理的に阻害して商品価値
を著しく低下させるという不具合がある。
(2) しかしながら、この問題は従来端んど顧みられてこなか
った。これは、ポリエチレンテレフタレート樹脂、特に
これを使ったブローボトルについて具体的に帯電防止性
を賦与する方法が確立されておらず、実用に適する方法
が見い出されてぃなかったためである。
本発明者はこの重要な問題に着目し、帯電防止効果をポ
リエチレンテレフタレート樹脂に賦与すべく数多くの研
究開発を行ったところ、特定の界面活性剤をポリエチレ
ンテレフタレート樹脂に適用することにより、優れた帯
電防止効果を有するポリエチレンテレフタレート樹脂組
成物の得られることを見い出し本発明を完成するに至っ
た。
本発明を詳述すれば、第一の発明は、n−アルキルスル
フォネート(Na塩)またはこれと同効剤を、ポリエチ
レンテレフタレート樹脂100部に対して0.5乃至4
.0部(重量部)添加したことを特徴とするポリエチレ
ンテレフタレート樹脂の着色組成物であり、また第二の
発明は、n−アルキルスルフォネート(Na塩)または
これと同効剤を、(3) ポリエチレンテレフタレート樹脂100部に対して0.
5乃至4.0部(重量部)およびステアリン酸金属塩ま
たはエチレンビスステアリン酸アミドを0.1乃至2.
0部(重量部)添加したことを特徴とするポリエチレン
テレフタレート樹脂の着色組成物である。
なお、本発明でいうn−アルキルスルフォネート(Na
塩〉とは、アルキル(C+o ” Coo )スルフオ
ン酸Na塩を意味するものであり、また、これの同効剤
としては、アルキルベンゼン((jl 〜C20)スル
フォン酸塩(Na塩)、アルキルナフタリンスルフォン
酸塩(Na塩)等がある。また、本発明でいうポリエス
テル樹脂とは、通常酸成分の80モル%以上、好ましく
は90モル%以上がテレフタル酸であり、グリコール成
分の80モル%以上、好ましくは90モル%以上がエチ
レングリコールであるポリエステルを意味し、残部の他
の酸成分としてイソフタル酸、ジフェニルエーテル、4
゜4′−ジカルボン酸、デカン1,10−ジカルボンM
゛7’)e7rLゞs?79″″’r+L )jl=l
Flz 、 、il ” (4) フタル酸、また他のグリコール成分としてプロピレング
リコール、1.4−ブタンジオール、ネオペンチルグリ
コール、ジエチレングリコール、1゜6−ヘキジレング
リコール、シクロヘキサンジメタツール、2.2−ビス
(4−ヒドロキシフェニル)プロパン、2,2−ビス(
4−ヒドロキシエトキシフェニル)プロパン、またはオ
キシ酸としてP−オキシ安息香酸、P−ヒドロエトキシ
安息香酸等を含有するポリエステルを意味する。
特に好ましい含有成分は、イソフタル酸、および/また
はネオペンチルグリコールである。
本発明で使用するポリエステル樹脂の固有粘度は0.6
乃至2.0であり、好ましくは0.7乃至1.5である
。固有粘度が0.6未満のときは成形品の機械的性能が
劣り、また2、0を超えるときは溶融成形が困難となり
外観の優れた成形品が得られない。
なお、ここでいう固有粘度とはフェノール/テトラクロ
ロエタン=60/40重量比の混合溶媒を使用し、30
℃で測定された極限粘度である。
n−アルキルスルフォネート(Na塩)の添加上限(5
) 値を4.0重量部としたのは、この数値を超える添加量
では混線加工時および成形時に著しい分子量の低下をき
たし成形が困難となることが判明したからであり、また
下限値を0.5重量部としたのは、この数値未満の配合
量では有効な帯電防止効果が賦与できないことが実験の
結果もたらされたからである。
次いで、ステアリン酸金属塩またはエチレンビスステア
リン酸アミドの添加重量部を0.1乃至2.0としたの
は、0.1部未満ではn−アルキルスルフォネート(N
a塩)の分散に効果がなく、また2、0部を超えると成
形に支障をきたし、さらに成形品の機械的性能が劣るこ
とが判ったからである。
本発明の着色組成物を得るに際しては、特公昭5B−3
497号にみられる透明酸化鉄(茶色顔料)や特開昭5
6−49750号にみられる酸化チタン、群青、カーボ
ンブラック等の無機顔料およびアンスラキノン系、ペリ
レン系、フタロシアニン系等の280℃以上の耐熱安定
性を有する有機顔料及び染料が好適に用いられる。また
、必要に応(6) じて抗酸化剤や紫外線吸収剤、離型剤その他滑剤等を併
用してもよい。
なお、本発明によりポリエチレンテレフタレート樹脂に
n−アルキルスルフォネート(Na塩)を0゜5乃至4
.0重量部の割合で添加するとパール状光沢(真珠状表
面光沢)が発現し、半透明色では意匠上きわめて有用で
ある。また、意匠上パール光沢を必要としない場合には
着色剤の添加濃度を高くすることで隠蔽することもでき
る。
酸化チタンを着色剤として使用した場合の実施例を次に
示す。
実施例1 固有粘度0.72のポリエチレンテレフタレート樹脂1
00iにn−アルキルスルフォネート(Na塩)3.0
重量部、酸化チタン(T量0x)2.0重量部、ステア
リン酸カルシウム0.5重量部をそれぞれ添加し、シリ
ンダ一温度280℃の射出成形機により重量40gの円
筒状有底パリソンを成形し、次いで該パリソンを90℃
〜100℃に再加熱した後、2軸延伸ブローを行い、内
容積がBで胴部の平(7) 均肉厚が0.35mのボトルを得た。このボトルの胴部
につき帯電防止効果を成形3日後に測定したとこる次に
示す結果が得られた。
なお、上記の1表1、「裏」はボトルの表側および内側
における測定結果をそれぞれ示すものである。
この帯電防止効果は成形6ケ月後も有効であり、経時的
影響を受けないことが確認された。
実施例2 固有粘度0.70のポリエチレンテレフタレート樹5、
( (8) 脂100部に対し、n−アルキルスルフォネート(Na
塩)を2.0重量部添加し、実施例1と同様に行ってボ
トルを得た。
このボトルの胴部につき、成形1週間後に帯電防止効果
を測定したところ、表面固有抵抗(Ω)は6.3 X 
10”、 6.7 X 10′1であった。従って、充
分なる帯電防止効果のあることが確認された。さらにこ
のボトルは表面にパール状光沢を有し意匠上優れている
ことが確認された。
比較例 実施例1と同様特性のポリエチレンテレフタレート樹脂
に酸化チタン(Ti02)を2.0重量部添加し、実施
例1と同様にしてボトルを得た。
このボトルの胴部につき、成形1週間後に帯電防止効果
を測定したところ、表面固有抵抗(Ω)は8.0 X 
10”であり、全く帯電防止効果を有していなかった。
さらに、ボトルの外観に関しても真珠状の表面光沢は何
等認められなかった。
以上のように、本発明によって帯電防止効果が改善され
、しかも真珠状の光沢をもったポリエチ(9) レンテレフタレート樹脂の着色組成物を提供することが
できた。
特許出願人 日本ピグメント株式会社 (10)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1) n−アルキルスルフォネート(Na塩)または
    これと同効剤を、ポリエチレンテレフタレート樹脂10
    0部に対して0.5乃至4.0部(重量部)添加したこ
    とを特徴とするポリエチレンテレフタレート樹脂の着色
    組成物。
  2. (2)n−アルキルスルフォネート(Na塩)またはこ
    れと同効剤を、ポリエチレンテレフタレート樹脂100
    部に対して0.5乃至4.0部(重量部)およびステア
    リン酸金属塩またはエチレンビスステアリン酸アミドを
    0.1乃至2.0部(重量部)添加したことを特徴とす
    るポリエチレンテレフタレート樹脂の着色組成物。
JP11539384A 1984-06-07 1984-06-07 帯電防止効果を有する着色ポリエステル樹脂組成物 Pending JPS60260644A (ja)

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JP11539384A JPS60260644A (ja) 1984-06-07 1984-06-07 帯電防止効果を有する着色ポリエステル樹脂組成物

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JP11539384A JPS60260644A (ja) 1984-06-07 1984-06-07 帯電防止効果を有する着色ポリエステル樹脂組成物

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JPS60260644A true JPS60260644A (ja) 1985-12-23

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ID=14661439

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JP11539384A Pending JPS60260644A (ja) 1984-06-07 1984-06-07 帯電防止効果を有する着色ポリエステル樹脂組成物

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5991186A (ja) * 1982-11-15 1984-05-25 San Aroo Kagaku Kk 帯電防止剤

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5991186A (ja) * 1982-11-15 1984-05-25 San Aroo Kagaku Kk 帯電防止剤

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