JPS60259444A - 木目出し化粧板の製造方法 - Google Patents
木目出し化粧板の製造方法Info
- Publication number
- JPS60259444A JPS60259444A JP27921784A JP27921784A JPS60259444A JP S60259444 A JPS60259444 A JP S60259444A JP 27921784 A JP27921784 A JP 27921784A JP 27921784 A JP27921784 A JP 27921784A JP S60259444 A JPS60259444 A JP S60259444A
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- JP
- Japan
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- wood
- board
- decorative board
- summer
- processing
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- Granted
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- Laminated Bodies (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
産“′楽土の利用分野
この発明は木目出し化粧板、即ち木目条を形成する硬質
の夏材部が板面に浮出した態様の化粧板の製造方法に関
する。
の夏材部が板面に浮出した態様の化粧板の製造方法に関
する。
従来の技術
従来、この種の化粧板は、柔かい春材部に対対的な硬度
差が比較的顕著な針歯樹材を主として用い、それを所要
厚さの挽板のまま、或いは合板等よりなる基材に貼着し
た状態において、板面をワイヤーブラシ等を用いて研削
することにより柔かい春材部の表層部を除去し、残存す
る夏材部を浮出せしめることによって製造される。
差が比較的顕著な針歯樹材を主として用い、それを所要
厚さの挽板のまま、或いは合板等よりなる基材に貼着し
た状態において、板面をワイヤーブラシ等を用いて研削
することにより柔かい春材部の表層部を除去し、残存す
る夏材部を浮出せしめることによって製造される。
発明が解決しようとする問題点
しかし、通常使用される杉、松、栂などの建築用材とし
て用いられる針葉樹材は、一般的に木目が単調なもので
あるため、これを上記のような方法によって木目出しを
行っても、その仕上りは依然として単調なものとならざ
るを得なかった。例えば、第1図(イ)および第2図(
イ)に示すように、板面に夏材部(2)による板目模様
あるいは柾目模様を有する木質原板(A>(B)を用い
工水目出し加工を行った場合、その製品の化粧板(A’
)(B’ )は単に夏材部(2)が春材部(1)の除
去により浮出して太くあられれたものとなるにすぎなく
、その木目模様は実質的にほとんど変化しないために、
外観的に僅かに趣を変えうるにとどまって、依然、木目
の単調さを改善することはできなかった。このため銘木
と呼ばれるような複雑′な木目模様を有する木目出し化
粧板を得ようとする場合には、大木中の限定された一部
から、複雑な木目部分を木取りして使用しなければなら
ず、このような化粧板は畢尭その稀少性のために極めて
高価なものとなる欠点があった。
て用いられる針葉樹材は、一般的に木目が単調なもので
あるため、これを上記のような方法によって木目出しを
行っても、その仕上りは依然として単調なものとならざ
るを得なかった。例えば、第1図(イ)および第2図(
イ)に示すように、板面に夏材部(2)による板目模様
あるいは柾目模様を有する木質原板(A>(B)を用い
工水目出し加工を行った場合、その製品の化粧板(A’
)(B’ )は単に夏材部(2)が春材部(1)の除
去により浮出して太くあられれたものとなるにすぎなく
、その木目模様は実質的にほとんど変化しないために、
外観的に僅かに趣を変えうるにとどまって、依然、木目
の単調さを改善することはできなかった。このため銘木
と呼ばれるような複雑′な木目模様を有する木目出し化
粧板を得ようとする場合には、大木中の限定された一部
から、複雑な木目部分を木取りして使用しなければなら
ず、このような化粧板は畢尭その稀少性のために極めて
高価なものとなる欠点があった。
この発明は、上記銘木に類するような複雑な木目模様を
有する木目出し化粧板を、一般的な単調な木目を有する
原板材料から製造することを可能にしようとするもので
あり、もって独特の意匠性゛に優れた化粧板を安価に提
供しようとするものである。
有する木目出し化粧板を、一般的な単調な木目を有する
原板材料から製造することを可能にしようとするもので
あり、もって独特の意匠性゛に優れた化粧板を安価に提
供しようとするものである。
問題点を解決するための手段
l 而して、この発明は、従来性われているワイヤーブ
ラシ等による木目出し加工を行う前に、木質原板の板面
に、その木目の外観態様を変化させるような多数の線状
四部を形成すること、特に上記板面に鋸歯順次場所を移
しながら間欠的に接触させることにより板面における木
目の方向と直交する方向に無数の鋸目1条からなる線条
凹部を形成する前加工を施すこと、を特徴とするもので
ある。
ラシ等による木目出し加工を行う前に、木質原板の板面
に、その木目の外観態様を変化させるような多数の線状
四部を形成すること、特に上記板面に鋸歯順次場所を移
しながら間欠的に接触させることにより板面における木
目の方向と直交する方向に無数の鋸目1条からなる線条
凹部を形成する前加工を施すこと、を特徴とするもので
ある。
この発明に用いる木質板は、従来の木目出し化粧板と同
様に、例えば松、唐松、杉、栂等、夏材部が堅くかつ外
観的に明瞭で、春材部が軟かい針葉樹材が適しており、
これを挽板のまま、あるいは厚さ0.4〜3.Oram
程度に切削して適宜寸法の合板等の基板に接着して用い
るものである。
様に、例えば松、唐松、杉、栂等、夏材部が堅くかつ外
観的に明瞭で、春材部が軟かい針葉樹材が適しており、
これを挽板のまま、あるいは厚さ0.4〜3.Oram
程度に切削して適宜寸法の合板等の基板に接着して用い
るものである。
この木質原板の板面に多数の凹部を形成せしめる前加工
は、板面に見られる木目の外観態様に変化を与えるため
に行うものであり、特に丸鋸、帯鋸等を用い、これに適
宜振動を与えつつ、その鋸歯を順次間欠的に板面に場所
を移しながら垂直に接触させることにより、板面に無数
の深さ、長さ等の異なる不規則な鋸目よりなる線状凹部
を形成せしめることによって行われるものである。
は、板面に見られる木目の外観態様に変化を与えるため
に行うものであり、特に丸鋸、帯鋸等を用い、これに適
宜振動を与えつつ、その鋸歯を順次間欠的に板面に場所
を移しながら垂直に接触させることにより、板面に無数
の深さ、長さ等の異なる不規則な鋸目よりなる線状凹部
を形成せしめることによって行われるものである。
前加工の後で施す木目出し加工は、従来と同様の方法で
行うものであり、最も一般的には、ワイヤーブラシを用
い、板面を移動させながら研削する方法が好適に用いら
れる。
行うものであり、最も一般的には、ワイヤーブラシを用
い、板面を移動させながら研削する方法が好適に用いら
れる。
なお、化粧板を焼板状に仕上げるため、上記前加工の後
、板面を火焔で焼くこともある。
、板面を火焔で焼くこともある。
実施例
以下、この発明を更にその好適な実施例につき図面に基
づいて説明する。
づいて説明する。
この実施例は、第3図ないし第5図に示すもので、板目
模様を有する木質原板(A>を材料として用いたもので
ある。
模様を有する木質原板(A>を材料として用いたもので
ある。
先ず、該木質原板(A>に対し、前加工として、その板
面に直角に鋸歯を振動させつつ間欠的にかつ順次場所を
移しながら接触させ、もって木目と直交する方向に、深
さ、長さ、幅等の異なる浅い鋸目傷からなる無数の線状
凹部(3)を形成する。このような凹部(3)を形成し
たに不規則に鋸歯によるある程度の幅をもった太い掻き
傷のような線状1部(3)が存在する結果、春材部(1
)と夏材部(2)、との境界部分が不規則な凹凸状を呈
し、夏材部(2)によって認識される木目模様が外観的
に変化されたものとなる。
面に直角に鋸歯を振動させつつ間欠的にかつ順次場所を
移しながら接触させ、もって木目と直交する方向に、深
さ、長さ、幅等の異なる浅い鋸目傷からなる無数の線状
凹部(3)を形成する。このような凹部(3)を形成し
たに不規則に鋸歯によるある程度の幅をもった太い掻き
傷のような線状1部(3)が存在する結果、春材部(1
)と夏材部(2)、との境界部分が不規則な凹凸状を呈
し、夏材部(2)によって認識される木目模様が外観的
に変化されたものとなる。
このような鋸歯による凹部(3)の形成加工は、前述し
たように、鋸歯に適宜振動を与えて板面に間欠的に接触
させながら、板材を移動させることによって行っても良
いし、逆に、鋸歯を固定しておいて、板材を振動させつ
つ送るようにして行っても良い。
たように、鋸歯に適宜振動を与えて板面に間欠的に接触
させながら、板材を移動させることによって行っても良
いし、逆に、鋸歯を固定しておいて、板材を振動させつ
つ送るようにして行っても良い。
次に、上記前加工を施した木質原板(A>に対し、前記
実施例同様にワイヤーブラシ等を用いて木目出し加工を
施す。すると、板面上の軟かい春材部(1)の一部除去
により、硬い夏材部(2)が滓出して所期する木目出し
化粧板(A′)が得られる。この化粧板(A′)は、板
面に多く露出する濃色の夏材部(2)の表面−伏#l/
7’l塊番ホ憬箇匍粒の泪旙べ・あられれたものとなる
に加え、もとの板面上の春材部く1)と夏材部(2)と
の境界線のうち、春材部(1)が夏材部(2)の下にも
ぐり込んでいる境界部分については、第8図に符号(P
l )で示すように木目が極めて出入りの激しい複雑な
境界線を呈するのに対し、逆に夏材部(2)が春材部(
1)の下にもぐり込んでいる境界部分についでは、前加
工によって線状四部(3)の付された春材部が木目出し
加工によってほとんど除去されてしまうために、比較的
滑らかな境界線を呈して、上記の出入の激しい凹凸状の
境界線と強い対照を為し、全体として複雑な美しい木目
模様を表わしたものとなる。
実施例同様にワイヤーブラシ等を用いて木目出し加工を
施す。すると、板面上の軟かい春材部(1)の一部除去
により、硬い夏材部(2)が滓出して所期する木目出し
化粧板(A′)が得られる。この化粧板(A′)は、板
面に多く露出する濃色の夏材部(2)の表面−伏#l/
7’l塊番ホ憬箇匍粒の泪旙べ・あられれたものとなる
に加え、もとの板面上の春材部く1)と夏材部(2)と
の境界線のうち、春材部(1)が夏材部(2)の下にも
ぐり込んでいる境界部分については、第8図に符号(P
l )で示すように木目が極めて出入りの激しい複雑な
境界線を呈するのに対し、逆に夏材部(2)が春材部(
1)の下にもぐり込んでいる境界部分についでは、前加
工によって線状四部(3)の付された春材部が木目出し
加工によってほとんど除去されてしまうために、比較的
滑らかな境界線を呈して、上記の出入の激しい凹凸状の
境界線と強い対照を為し、全体として複雑な美しい木目
模様を表わしたものとなる。
発明の効果
この発明は上述のように、木目を有する木質。
原板の板面に、鋸歯を順次場所を移動しながら間欠的に
接触させることにより、板面における+j 木目の方向
と直交する方向に無数の鋸目条から1′ なる線状凹部を形成する前加工を施したのち、当該板面
をワイヤーブラシ等で研削して軟質の春材部の一部を除
去し硬質の夏材部を浮出せしめる木目出し加工を行うも
のであるから、板目材、柾目材等の木目の単調な原板、
材料を使用しでも、浮出してあられれる夏材部が不規則
にギザギザ状に変形された複雑な木目の外観態様を有す
る木目出し化粧板を得ることができるものであり、安価
な材料を用いて、従来の銘木からなる木目出し化粧板に
類する意匠性に優れた豪華な趣のある化粧板を、簡易な
前加工の付加により安価に製造提供することができるも
のである。
接触させることにより、板面における+j 木目の方向
と直交する方向に無数の鋸目条から1′ なる線状凹部を形成する前加工を施したのち、当該板面
をワイヤーブラシ等で研削して軟質の春材部の一部を除
去し硬質の夏材部を浮出せしめる木目出し加工を行うも
のであるから、板目材、柾目材等の木目の単調な原板、
材料を使用しでも、浮出してあられれる夏材部が不規則
にギザギザ状に変形された複雑な木目の外観態様を有す
る木目出し化粧板を得ることができるものであり、安価
な材料を用いて、従来の銘木からなる木目出し化粧板に
類する意匠性に優れた豪華な趣のある化粧板を、簡易な
前加工の付加により安価に製造提供することができるも
のである。
第1図(イ)(ロ)および第2図(イ)(ロ)は従来の
方法による木目出し化粧板の外観態様を原板材料のそれ
と比較して示すもので、いずれも〈イ)は木質原板の平
面図、(ロ)は加工後の化粧板の平面図である。 第3図ないし第5図はこの発明の実施態様を (示すも
ので、第3図は鋸歯による前加工を施した状態の斜視図
、第4図は第3図rv −rv線の断面図、第5図は製
品の斜視図である。 (A>・・・木質原板、(A′)・・・化粧板、(1)
・・・春材部、(2)・・・夏材部、(3)・・・線状
凹部。 以 上 特許出願人 朝日特殊合板 株式会社 代、理 人 弁理士 清 水 久 義
方法による木目出し化粧板の外観態様を原板材料のそれ
と比較して示すもので、いずれも〈イ)は木質原板の平
面図、(ロ)は加工後の化粧板の平面図である。 第3図ないし第5図はこの発明の実施態様を (示すも
ので、第3図は鋸歯による前加工を施した状態の斜視図
、第4図は第3図rv −rv線の断面図、第5図は製
品の斜視図である。 (A>・・・木質原板、(A′)・・・化粧板、(1)
・・・春材部、(2)・・・夏材部、(3)・・・線状
凹部。 以 上 特許出願人 朝日特殊合板 株式会社 代、理 人 弁理士 清 水 久 義
Claims (1)
- 木目を有する木質原板の板面に、鋸歯を順次場所を移動
しながら間欠的に接触させることにより、板面における
木目の方向と直交する方向に無数の鋸目条からなる線状
凹部を形成する前加工を施したのち、当該板面をワイヤ
ーブラシ等で研削して軟質の春材部の一部を除去し硬質
の夏材部を浮出せしめる木目出し加工を行うことを特徴
とする木目出し化粧板の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27921784A JPS60259444A (ja) | 1984-12-28 | 1984-12-28 | 木目出し化粧板の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27921784A JPS60259444A (ja) | 1984-12-28 | 1984-12-28 | 木目出し化粧板の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60259444A true JPS60259444A (ja) | 1985-12-21 |
JPS6139163B2 JPS6139163B2 (ja) | 1986-09-02 |
Family
ID=17608056
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27921784A Granted JPS60259444A (ja) | 1984-12-28 | 1984-12-28 | 木目出し化粧板の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60259444A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016194211A (ja) * | 2015-03-31 | 2016-11-17 | ニチハ株式会社 | 建築板及びその製造方法 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5756317B2 (ja) | 2011-03-31 | 2015-07-29 | ニチハ株式会社 | 建築板及びその製造方法 |
-
1984
- 1984-12-28 JP JP27921784A patent/JPS60259444A/ja active Granted
Non-Patent Citations (1)
Title |
---|
SWEETS ARCHITECTURAL CATALOG FILE=1973 * |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016194211A (ja) * | 2015-03-31 | 2016-11-17 | ニチハ株式会社 | 建築板及びその製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6139163B2 (ja) | 1986-09-02 |
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