JPS60258912A - コンデンサ - Google Patents
コンデンサInfo
- Publication number
- JPS60258912A JPS60258912A JP11447984A JP11447984A JPS60258912A JP S60258912 A JPS60258912 A JP S60258912A JP 11447984 A JP11447984 A JP 11447984A JP 11447984 A JP11447984 A JP 11447984A JP S60258912 A JPS60258912 A JP S60258912A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- phenethylcumene
- polypropylene film
- dioctyl phthalate
- weight
- relationship
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
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- Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)
- Organic Insulating Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、コンデンサとくに金属化ポリプロピレンフィ
ルムコンデンサに関する。
ルムコンデンサに関する。
(従来例の構成とその問題点)
金属化ポリプロピレンフィルムコンデンサの特徴は誘電
体として絶縁耐圧のすぐれたポリプロピレンフィルムを
用い、又金属膜が極めて薄く、自己回復特性を有する両
面金属化紙を用いているため、高電位傾度の絶縁設計が
できる点にある。又−1= 両面金属化紙との巻回になっているため絶縁油は両面金
属化紙表面の凹凸によって生ずる空隙に沿って含浸され
る為、ポリプロピレンフィルムと電極紙間の空隙部を容
量に浸すことができ、含浸性が極めて良好である。しか
しポリプロピレンフィルムは絶縁油を浸漬したとき膨潤
が大きく、ポリプロピレンフィルムと金属化紙の電極間
の油層の厚みが薄くなり、油の含浸性が悪くなる。又含
浸性は絶縁油の粘度に関係し、粘度が高い程含浸性が悪
くなる。この現象はポリプロピレンフィルムに体する膨
潤性の大きい油、又粘度の高い油程影響が大きい。この
ことがコンデンサのコロナ放電開始電圧の著しい低下の
原因となっている。
体として絶縁耐圧のすぐれたポリプロピレンフィルムを
用い、又金属膜が極めて薄く、自己回復特性を有する両
面金属化紙を用いているため、高電位傾度の絶縁設計が
できる点にある。又−1= 両面金属化紙との巻回になっているため絶縁油は両面金
属化紙表面の凹凸によって生ずる空隙に沿って含浸され
る為、ポリプロピレンフィルムと電極紙間の空隙部を容
量に浸すことができ、含浸性が極めて良好である。しか
しポリプロピレンフィルムは絶縁油を浸漬したとき膨潤
が大きく、ポリプロピレンフィルムと金属化紙の電極間
の油層の厚みが薄くなり、油の含浸性が悪くなる。又含
浸性は絶縁油の粘度に関係し、粘度が高い程含浸性が悪
くなる。この現象はポリプロピレンフィルムに体する膨
潤性の大きい油、又粘度の高い油程影響が大きい。この
ことがコンデンサのコロナ放電開始電圧の著しい低下の
原因となっている。
(発明の目的)
本発明は上記従来例の問題点を解決し、コンデンサのコ
ロナ開始電圧、寿命特性の改善を図ることを目的とする
。
ロナ開始電圧、寿命特性の改善を図ることを目的とする
。
(発明の構成)
本発明によるコンデンサは両面金属化紙からなる電極と
ポリプロピレンの誘電体とを積層して巻2− 回された素子の両面にメタリコンを施した素子にフタル
酸ジオクチル90〜50重量%とフェネチルクメン10
〜50重量%混入してなる混合絶縁油を含浸したことを
特徴とし、ポリプロピレンフィルムの膨潤による油層路
を改善すると共に油の粘度、即ち含浸性を改善するもの
である。これによりコンデンサのコロナ開始電圧、寿命
特性の改善を図ることが可能になった。なお、上記フェ
ネチルクメンの化学構造式は次のとおりである。
ポリプロピレンの誘電体とを積層して巻2− 回された素子の両面にメタリコンを施した素子にフタル
酸ジオクチル90〜50重量%とフェネチルクメン10
〜50重量%混入してなる混合絶縁油を含浸したことを
特徴とし、ポリプロピレンフィルムの膨潤による油層路
を改善すると共に油の粘度、即ち含浸性を改善するもの
である。これによりコンデンサのコロナ開始電圧、寿命
特性の改善を図ることが可能になった。なお、上記フェ
ネチルクメンの化学構造式は次のとおりである。
(実施例の説明)
本発明の実施例を下記に示す。
第1図に金属化ポリプロピレンフィルムコンデ′ ンサ
に於いて、周囲温度20℃、印加電圧110v/μ、土 7 印加時間24時間経過後のコロナ開始電圧とフタル
酸ジオクチルに対するフェネチルクメン重量%の一3= 関係を示す。第1図よりフタル酸ジオクチルに対するフ
ェネチルクメン重量%が0〜10.50〜100の範囲
ではコロナ開始電圧の低下が著しい。
に於いて、周囲温度20℃、印加電圧110v/μ、土 7 印加時間24時間経過後のコロナ開始電圧とフタル
酸ジオクチルに対するフェネチルクメン重量%の一3= 関係を示す。第1図よりフタル酸ジオクチルに対するフ
ェネチルクメン重量%が0〜10.50〜100の範囲
ではコロナ開始電圧の低下が著しい。
第2図にフタル酸ジオクチルに対するフェネチルクメン
重量%とポリプロピレンフィルム膨潤率の関係を示す。
重量%とポリプロピレンフィルム膨潤率の関係を示す。
第3図にフタル酸ジオクチルに対するフェネチルクメン
重量%と粘度の関係を示す。
重量%と粘度の関係を示す。
第1図および第2図に示すように、フタル酸ジオクチル
に対するフェネチルクメン重量%が50〜100ではポ
リプロピレンフィルムの膨潤率が大きくなりポリプロピ
レンフィルムと金属化紙の電極の油層の厚みが薄くなり
、油の含浸性が悪くなり、コロナ開始電圧が著しく低下
している。又第1図および第3図に示すようにフタル酸
ジオクチルに対するフェネチルクメン重量%がO〜10
では油の粘度が高くなって、含浸性が悪くなりコロナ開
始電圧が著しく低下している。
に対するフェネチルクメン重量%が50〜100ではポ
リプロピレンフィルムの膨潤率が大きくなりポリプロピ
レンフィルムと金属化紙の電極の油層の厚みが薄くなり
、油の含浸性が悪くなり、コロナ開始電圧が著しく低下
している。又第1図および第3図に示すようにフタル酸
ジオクチルに対するフェネチルクメン重量%がO〜10
では油の粘度が高くなって、含浸性が悪くなりコロナ開
始電圧が著しく低下している。
第4図に試料A(従来品、32μF、アルキルベンゼン
)、試料B(32μF、フタル酸ジオクチル100重量
%、フェネチルクメン0重量%)、試料4− C(32μF、フタル酸ジオクチル95重量%フェネチ
ルクメン5重量%、混合絶縁油)、試料D(82PF、
フタル酸ジオクチル70重量%、フェネチルクメン30
重量%、混合絶縁油)、試験条件、−5cfc8時間放
置、100’C78v/μm6時間電圧印加、のヒート
サイクル通電の寿命試験の5サイクル後のコロナ放電発
生数(500pc以上)と電圧の関係を示す。 第5図
に、そのときの残存率とヒートサイクルの関係を示す。
)、試料B(32μF、フタル酸ジオクチル100重量
%、フェネチルクメン0重量%)、試料4− C(32μF、フタル酸ジオクチル95重量%フェネチ
ルクメン5重量%、混合絶縁油)、試料D(82PF、
フタル酸ジオクチル70重量%、フェネチルクメン30
重量%、混合絶縁油)、試験条件、−5cfc8時間放
置、100’C78v/μm6時間電圧印加、のヒート
サイクル通電の寿命試験の5サイクル後のコロナ放電発
生数(500pc以上)と電圧の関係を示す。 第5図
に、そのときの残存率とヒートサイクルの関係を示す。
第4図および第5図に示すようにフタル酸ジオクチルに
フェネチルクメンを混入することにより、寿命特性が著
しく向上することがわかる。
フェネチルクメンを混入することにより、寿命特性が著
しく向上することがわかる。
(発明の効果)
以上から明らかなように、本発明は金属化ポリプロピレ
ンフィルムコンデンサにフタル酸ジオクチル90〜50
重量%、フェネチルクメン10〜50重量%を混入した
混合絶縁油を含浸することによりコンデンサのコロナ特
性、寿命特性を著しく改善するものであり、産業上大き
な効果が得られるものである。
ンフィルムコンデンサにフタル酸ジオクチル90〜50
重量%、フェネチルクメン10〜50重量%を混入した
混合絶縁油を含浸することによりコンデンサのコロナ特
性、寿命特性を著しく改善するものであり、産業上大き
な効果が得られるものである。
5−
第1図はコロナ開始電圧−フタル酸ジオクチルに対する
フェネチルクメン重量%の関係を示す図である。第2図
はポリプロピレンフィルム膨潤率−フタル酸ジオクチル
に対するフェネチルクメン重量%の関係を示す図である
。第3図は粘度−フタル酸ジオクチルに対するフェネチ
ルクメン重量%の関係を示す図である。第4図はコロナ
放電発生数−電圧の関係を示す図である。第5図は残存
率−ヒートサイクルの関係を示す図である。 特許出願人 松下電器産業株式会社 〔を/ツリ箋1遂慶’J(Jθ〔 手続補正書(自発) 収入印紙金顕 円 昭和60年3月18日 特許庁長官 志 賀 学殿 ■・事件の表示 特願昭59−114479号2、発
明 の名称 コンデンサ 3、補正をする者 事件との関係 出願人 住 所 大阪府門真市大字門真1006番地名 称 (
582)松下電器産業株式会社代表者 山 下 俊 彦 4、代理人〒105 5、補正により増加する発明の数 0 6、補正の対象 明細書の発明の詳細な説明の欄および
図面7 補正の内容 (1)明細書第4頁第5行「ポリ
プロピレンフィルム膨潤率」を「22μmポリプロピレ
ンフィルムの厚み方向の膨潤率」と訂正する。 第2図 第3図 フダル餓ジ朽邦し+<mb九1省レグメツf量 %c0
−
フェネチルクメン重量%の関係を示す図である。第2図
はポリプロピレンフィルム膨潤率−フタル酸ジオクチル
に対するフェネチルクメン重量%の関係を示す図である
。第3図は粘度−フタル酸ジオクチルに対するフェネチ
ルクメン重量%の関係を示す図である。第4図はコロナ
放電発生数−電圧の関係を示す図である。第5図は残存
率−ヒートサイクルの関係を示す図である。 特許出願人 松下電器産業株式会社 〔を/ツリ箋1遂慶’J(Jθ〔 手続補正書(自発) 収入印紙金顕 円 昭和60年3月18日 特許庁長官 志 賀 学殿 ■・事件の表示 特願昭59−114479号2、発
明 の名称 コンデンサ 3、補正をする者 事件との関係 出願人 住 所 大阪府門真市大字門真1006番地名 称 (
582)松下電器産業株式会社代表者 山 下 俊 彦 4、代理人〒105 5、補正により増加する発明の数 0 6、補正の対象 明細書の発明の詳細な説明の欄および
図面7 補正の内容 (1)明細書第4頁第5行「ポリ
プロピレンフィルム膨潤率」を「22μmポリプロピレ
ンフィルムの厚み方向の膨潤率」と訂正する。 第2図 第3図 フダル餓ジ朽邦し+<mb九1省レグメツf量 %c0
−
Claims (1)
- 両面金属化紙からなる電極とポリプロピレンフィルムと
を積層して巻回された素子の両面にメタリコンを施した
素子にフタル酸ジオクチル90〜50重量%とフェネチ
ルクメン10〜50重量%混入してなる混合絶縁油を含
浸したことを特徴とするコンデンサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11447984A JPS60258912A (ja) | 1984-06-06 | 1984-06-06 | コンデンサ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11447984A JPS60258912A (ja) | 1984-06-06 | 1984-06-06 | コンデンサ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60258912A true JPS60258912A (ja) | 1985-12-20 |
JPH0473603B2 JPH0473603B2 (ja) | 1992-11-24 |
Family
ID=14638768
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11447984A Granted JPS60258912A (ja) | 1984-06-06 | 1984-06-06 | コンデンサ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60258912A (ja) |
-
1984
- 1984-06-06 JP JP11447984A patent/JPS60258912A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0473603B2 (ja) | 1992-11-24 |
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