JPS60258230A - ポリイミド樹脂成形品の製法 - Google Patents

ポリイミド樹脂成形品の製法

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JPS60258230A
JPS60258230A JP11518084A JP11518084A JPS60258230A JP S60258230 A JPS60258230 A JP S60258230A JP 11518084 A JP11518084 A JP 11518084A JP 11518084 A JP11518084 A JP 11518084A JP S60258230 A JPS60258230 A JP S60258230A
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bis
tertiary amine
molded
polyimide resin
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Atsumi Hirata
平田 篤臣
Takayuki Nakamura
隆行 中村
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Polymers With Sulfur, Phosphorus Or Metals In The Main Chain (AREA)
  • Macromolecular Compounds Obtained By Forming Nitrogen-Containing Linkages In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 この発明は、ポリイミド樹脂成形品の製法に関する。
〔背景技術〕
電気、電子分野や航空機、自動車分野等において、これ
まで金属等が使用されていた部品の軽量化が進められ、
金属に代えてプラスチックスが用いられるようになった
。このようなプラスチックスのうちでは、耐熱性、特に
長期耐熱老化性等にすぐれたポリイミド樹脂が注目され
ている。しかしながら、ポリイミド樹脂は、優れた緒特
性を持つ反面、加工性に難点があった。このことをつぎ
に説明する。
ポリイミド樹脂等の熱硬化性樹脂は、一般に反応過程が
A、B、Cの三つのステージであられされ、従来のポリ
イミド樹脂成形品の製法においては、Bステージの樹脂
からなる成形材料を金型内に入れてCステージ化を行い
、硬化を完了させるようにしている。ポリイミド樹脂は
、AステージからBステージに至る時間およびBステー
ジがらCステージに至るまでの時間が長過ぎるので、こ
れらの時間を短縮するため、硬化触媒が使用される。た
とえば、特公昭52−5959号公報記載の発明では、
強酸を硬化触媒として加えることによって反応成分が装
置中に滞留する時間を短くするようにし、特公昭58−
56375号公報記載の発明では、パーオキサイドを同
じ目的で使用するようにしている。しかしながら、これ
らの硬化触媒を用いると、効果が強すぎて、Aステージ
がらBステージに至るまでの時間が極端に短くなるため
、反応条件の許容制御幅が狭(なって制御が困難となり
、得られる成形材料の品質のバラツキが大きなものとな
る欠点があった。そのため、成形材料から成形品をつく
る場合に、成形材料の品質に応じて成形条件の変更を頻
繁に行わなければならなかった。さらに、これらの硬化
触媒を用いると、成形材料の寿命が短くなるといった、
製造上および取扱い加工上の問題も生じていた。
〔発明の目的〕
この発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、
簡単な操作で速(成形品を得ることのできるポリイミド
樹脂成形品の製法を提供することを目的としている。
〔発明の開示〕
前記のような目的を達成するため、発明者らは研究を重
ねた。その結果、原材料の混合溶融物を直接金型に入れ
て成形することとして、成形材料化の工程を無くするよ
うにすにばよいということを見い出した。そして、その
ようにするには、硬化触媒として3級アミンを用いる必
要があるということを見い出し、ここにこの発明を完成
した。
したがって、この発明は、下記の式(1)であられされ
るN −N’−ビスイミド、下記の式(■)であられさ
れるジアミン、および3級アミンを含む混合物を、溶融
後ただちに賦形して成形品を得るポリイミド樹脂成形品
の製法をその要旨としている。
(以 下 余 白) (式中、Dは炭素−炭素間の二重結合を含む2価の基を
表し、Aは2価の有機基を表す。
H2N B NH2(II) (式中、Bは少なくとも′2個の炭素原子を有する2価
の有機基である) 以下に、この発明の詳細な説明する。
N−N’−ビスイミド(不飽和ビス−イミド)をあられ
す式(1)中のAは、少なくとも1個の芳香族基を有す
る2価の有機基となっているのが最も好ましい。
この発明において使用することのできる式(I)の好ま
しいN −N’ ビス−イミドには、次のものが挙げら
れる。マレイン酸N −N’ −エチレン−ビス−イミ
ド、マ)イン酸N −N’ −へキ号メチレン−ビス−
イミド、マレイン酸N −N’ 〜メタフェニレンービ
スーイミド、マレインMN −N′−バラフ呈ニレンー
ビスーイミド、マレイン酸N−N’−4・4′−゛ジフ
ェニルメタンービスーイミド(N −N’メチレンビス
(N−フェニルマレイミド)とも言うン、マレイン酸N
−N’−4・4′−ジフェニルエーテル−ビス−イミド
、マレイン酸N−N’−4・4′−ジフェニルスルフォ
ン−ビス−イミド、マレイン@N−N’−4・4′−ジ
シクロヘキシルメタン−ビス−イミド、マレイン酸N 
−N’ −α・α′ −4・4′ −ジメチレンシクロ
ヘキサン−ビス−イミド、マレイン酸N −N’−メタ
キシリレン−ビス−イミド、およびマレイン酸N −N
’ −ジフェニルシクロヘキサン−ビス−イミド。
使用することのできる式(II)のジアミンの実例には
次のものがある。4・4′〜ジアミノジシクロ−キシル
メタン、1・4′−ジアミノシクロ ”ヘキサン、2・
6−ジアミツビリジン、メタフェニレンジアミン、パラ
フェニレンジアミン、4・4′−ジアミノ−ジフェニル
メタン、2・2−ビス−(4−アミノフェニル)プロパ
ン、ヘンジジン、4・4′−ジアミノフェニルオキ号イ
ド、4・4′−ジアミノジフェニルサルファイド、4・
4′−ジアミノジフェニルスルフォン、ビス−(4−ア
ミノフェニル)ジフェニルメタン、ビス−(4−アミノ
フェニル)メチルフォスフインオキサイド、ビス−(3
−アミノフェニル)メチルフォスフインオキサイド、ビ
ス−(4−アミノフェニル)−フェニルフォスフインオ
キサイド、ビス−(4−アミノフェニル)フエニラミン
、■・5−ジアミノナフタレン、メタキシリレンジアミ
ン、バラキシリレンジアミン、1・1−ビス−(バラア
ミノフェニル)フタランおよびヘキサメチレンジアミン
3級アミンは、p)110.85以上の固型物を用いる
のが好ましい。pHがl O,85未満のものでは触媒
能が充分でない傾向にあり、液体のものでは、一般に触
媒の使用量が少ないうえに、普通は他の原材料が粉体で
あるので、原材料混合物(成形される前の材料)に均一
に分散させることが困難になる(IJ向にあるからであ
る。なお、ここであげた3級アミンのpHは、水1βに
0.05モルを熔解させたときの値である。
使用することのできる3級アミンには次のものがある。
トリエチレンジアミン、N −N −N’ ・N′−テ
トラメチルエチレンジアミン、N−N・N′ ・N′テ
トラメチルプロピレンジアミン、N・N −N’ ・N
′テトラメチル−1・3−ブタンジアミン、N −N 
−N’ ・N′テトラメチルヘキサメチレンジアミン、
N−ペンタメチルジエチレントリアミンおよびN−へキ
サメチルトリエチレンテトラミン。
N−N’−ビスイミド、ジアミンおよび3級アミンのほ
か、原材料として充填剤を用いるのが普通である。充填
剤としては、粉末シリカ等、従来、樹脂成形品製造用と
して用いられているものが用いられる。このほか、ガラ
ス繊維等の補強繊維、その他が必要に応じて用いられる
。 この発明にかかる成形品の製法は、たとえば、つぎ
のようにして実施される。まず、N −N’−ビスイミ
ドおよびジアミンの単量体原材料、3級アミン(硬イb
stx)、え工およヶ2、い4oい、□い、。 )−他
の原材料を均一に分散混合させる。この混合物(粉体)
を射出成形機等に送り込み、射出成形機等で単量体原材
料を溶融させつつ単量体原材料と充填剤とをよくなじま
せる。つぎに、得られた溶融物を所定の金型に入れて(
溶融に射出成形機を用いた場合は射出して)、成形品を
得る。
前記のように、この発明にかかる成形品の製法では、原
材料より成形材料をつくる工程(樹脂のBステージ化の
工程)がない。そのため、成形時に成形条件を頻繁に変
えなければならないというような問題がなくなるととも
に製造工程の大幅の合理化が達成され、簡単な操作で速
く成形品を得ることができるようになっている。
つぎに、実施例および比較例について説明する(実施例
1) N −N’ 〜4・4′−ジフェニルメタンビスマレイ
ミド(マレイン酸N・N′−4・4′ −ジフェニルメ
タン−ビス−イミド)160g、4・4′−ジアミノジ
フェニルメタン40g、)リエチレンジアミン1.4g
、粉末シリカ40g、ガラス繊維140g; ステアリ
ン酸亜鉛6gおよびカーボンブラック4gを、ナウター
ミキサ−で均一に混合した。ただし、粉末シリカおよび
ガラス繊維は予めアミノシリコンで処理しておいた。こ
のあと、得られた混合物を射出成形機で溶融均一化し、
テストピース金型に射出して成形品を得た。
(比較例1) トリエチレンジアミンの使用量を0.8gに変更したほ
かは、実施例1と同じ配合で原材料を100℃の熱ロー
ルにより成形材料化した。得られた成形材料(粉砕品)
を射出成形機で溶融均一化したのち、テストピース金型
に射出して成形品を得た。
(実施例2) N−N’−4・4′−ジフェニルメタンビスマレイミド
160g、4・4′−ジアミノジフェニルメタン40g
、’N−ペンタメチルジエチレントリアミン1.og、
粉末シリカ40g、ガラス繊維140g、ステアリン酸
亜鉛6gおよびカーボンブラック4gをナウターミキサ
−で均一に混合した。ただし、粉末シリカおよびガラス
繊維は予めアミノシリコンで処理しておいた。このあと
、得られた混合物を射出成形機で溶融均一化し、テスト
ピース金型に射出して成形品を得た。
(比較例2) N −N −N’ ・N″・N”−ペンタメチルジエチ
レントリアミンの使用量を016gに変更したほかは、
実施例2と同じ配合で原材料を100℃の熱ロールによ
り成形材料化した。得られた成形材料く粉砕品)を射出
成形により成形して成形品を得た。
(実施例3) N−N’−4・4′−ジフェニルメタンビスマレイミド
160g、4・4′−ジアミノジフェニルメタン40g
、)リエチレンジアミン1.4g。
ポリテトラフルオロエチレン樹脂50g、カーボン繊維
60g、ステアリン酸亜鉛4gおよびカーボンブラック
4gをナウターミキサ−で均一に混合したのち、射出成
形機で溶融均一化し、テストピース金型に射出して成形
品を得た。
(比較例3) トリエチレンジアミンの使用量を0.6g、 ステアリ
ン酸亜鉛の使用量を2.5gにそれぞれ変更したほかば
実施例3と同じ配合で原材料を120℃の熱ロールによ
り成形材料化した。得られた成形材料(粉砕品)を射出
成形して成形品を得た。
実施例1〜3では、成形材料をつくる工程がないので、
原材料の成形材料化を行った比較例1〜3に比べ成形品
製造を簡単かつ速く行うことかできた。
実施例1〜3および比較例1〜3で得られた成形品につ
き、200℃で8時間のアフターキュア処理を行ったあ
と、性能評価を行った。結果を第1表に示す。ただし、
摩耗量および熱変形温度は下記の条件でテストし、両者
以外はJTS K6911によった。
摩耗量: I =0.22kg・+n−5ec 2面圧
(kg/c+ll) 5. 10. 20周速(m/分
)25.50 ’: テストピース 25mmX 25mmX 10mm上記
テスト処理のトータル量 熱変形温度: ASTM D648 (18,5kgf/cd) (以下余白) 第1表より、実施例1〜3で得られた成形品の性能は、
比較例1〜3で得られたものと同等であることがわかる
〔発明の効果〕
この発明にかかるポリイミド樹脂成形品の製法は、N 
−N’−ビスイミド、ジアミンおよび3級アミンを含む
溶融物を賦形して成形品を得るようにするので、簡単な
操作で速く成形品を得ることができる。
代理人 弁理士 松 本 武 彦

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)下記の式(I)であられされるN−N’−ビスイ
    ミド、下記の式(n)であられされるジアミン、および
    3級アミンを含む混合物を、溶融後ただちに賦形して成
    形品を得るポリイミド樹脂成形品の製法。 (式中、Dは炭素−炭素間の二重結合を含む2価の基を
    表し、Aは2価の有機基を表す。)H2N−B−NH2
    (II) (式中、Bは少なくとも2個の炭素原子を有する2価の
    有機基である)
  2. (2)3級アミンが、pH10,85以上の固型物であ
    る特許請求の範囲第1項記載のポリイミド樹脂成形品の
    製法。
JP11518084A 1984-06-04 1984-06-04 ポリイミド樹脂成形品の製法 Granted JPS60258230A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS525959A (en) * 1975-07-04 1977-01-18 Hitachi Ltd Method of destroying abominability of organic waste liquid
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