JPS6025700Y2 - 磁気カ−ドのダビング装置 - Google Patents

磁気カ−ドのダビング装置

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JPS6025700Y2
JPS6025700Y2 JP9358478U JP9358478U JPS6025700Y2 JP S6025700 Y2 JPS6025700 Y2 JP S6025700Y2 JP 9358478 U JP9358478 U JP 9358478U JP 9358478 U JP9358478 U JP 9358478U JP S6025700 Y2 JPS6025700 Y2 JP S6025700Y2
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card
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magnetic
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JP9358478U
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純吾 辻
正俊 蓮尾
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ソニー株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は例えは児童生徒の語学練習用に最適な磁気カー
ドのダビング装置に関するものである。
従来から磁気カードを使用し、これをキャプスタンにて
駆動させてカード走行溝内で走行させ、その磁気カード
に予め記録されている音声信号等の記録内容を再生ヘッ
ドにて再生するように構威しである再生専用の磁気カー
ド装置がある。
しかしながら例えば2枚の磁気カードを使用して、これ
らを同時に走行させながら、一方の磁気カードの記録内
容を他方の磁気カードに同時に記録出来るようにした磁
気カードのダビング装置は未だ開発されていない。
ところでカセットチープレコータ等と異なり、この種磁
気カード装置には誤消去防止機能がない。
従って磁気カードのダビング装置においては記録済みの
磁気カードを誤消去してしまわないように充分風をつけ
る必要がある。
本考案は上述の如き実状に鑑み考案されたものであって
、例えば第3図に示されるように一対のカード走行溝に
段差を設けることによって、磁気カードのダビング装置
時に、記録済みの磁気カード(後述する実施例でのマス
ターカード)を誤消去してしまうようなことを操作者の
視覚によって容易に防止することができるようにして、
操作者が安心して使い得るような、非常に使い易い磁気
カードのダビング装置を提供しようとするものである。
また本案の実施例によればシャーシの加工コストが低く
、かつまたモータ等の設置に関するスペースファクター
の非常に良い磁気カードのダビング装置を提供すること
が出来る。
以下本考案を適用した磁気カード記録再生装置のダビン
グ機の実施例を説明する。
先ず本装置の外観形状は第1図に示されており、本装置
は電池使用のポータプル機に構成されている。
そして本装置ではマスターカード1とスレーブカード2
との2種類の磁気カードを使い分けることが出来る。
なお両カード1,2は長方形状をなしていて、これらの
片面(又は両面)には、これらの下端から所定高さ位置
に沿って磁気テープla、2aが貼りつけられている。
そしてマスターカード1の磁気テープ1a部分には音声
信号が予め録音されていて、このマスターカード1に再
生専用に使用される録音済みカードに構成されている。
またスレーブカード2の磁気テープ2Aには音声信号が
記録されておらず、このスレーブカード2は操作者によ
って音声信号を録音腰再生することが出来るように構成
されている。
更にまたマスターカード1には録音内容に合せて絵、文
字等が予め印刷されているが、スレーブカード2にはこ
のような印刷はなされておらず、操作者によって自由に
書き込むことが出来るような無地ものになっている。
ところで本装置のキャビネット4の上面パネル5は操作
者の手元側で低くなるように所定の角度に傾斜されてい
る。
そしてその上面パネル5の傾斜上部側には一対のカード
走行溝6,7が互に平行状に設けられている。
なおこの際再カード走行溝6,7はキャビネット4を左
右方向に横断する状態で設けられている。
そして操作者の手元側に配置されたカード走行溝6はマ
スターカード1及び又はスレーブカード2の再生用に構
成され、反対側のカード走行溝7はスレーブカード2の
録音用に構成されている。
また上面パネル5の傾斜下部側には電源スィッチつまみ
9、録音−再生切換スイッチつまみ10、録音モードに
おけるスース切換スイッチつまみ11、録音時の音量調
整ボリュームつまみ12、再生時の音量調整ボリューム
つまみ13等のつまみ類や、バッテリーチェック兼用の
録音レベルメータ14等が適宜配置で設けられている。
そしてこれらによっていわゆる操作部15が構成されて
いる。
そしてこの操作部15にはスピーカ16も配置されてい
る。
なお録音−再生切換スイッチはブツシュ・ブツシュ方式
のスイッチに構成されている。
またソース切換スイッチ11は録音モードのソースがカ
ード、マイクロホン、ライン(マイク以外の外部入力)
の何れかであるかを選択する為のものである。
従ってそのソース切換スイッチつままみ11はカード位
置、マイクロホン位置、ライン位置の3位置に切換えら
れるように構成されていて、カード位置がマスターカー
ド1に録音されている音声信号をスレーブカード2に録
音する為のいわゆるダビングモード位置となる。
なおその他マイク位置がマイクロホン録音位置、ライン
位置がライン録音位置となる。
また両音量調整ボリューム12.13は共にスライドボ
リュームに構成されている。
またキャビネット4の一側面18にはマイクロホン用ジ
ャック19、マイクロホンのリモートコントロール用ジ
ャック20、イヤホン用ジャック21が設けられている
更にキャビネット4の背面22にはライン入力用ジャッ
ク23、ライン出力用ジャック24、補助用の直流電源
用ジャック25等が設けられている。
更にまたキャビネット4の底面26には出し入れ自在の
運搬用把手29が設けられている。
なお本装置ではマスターカード1及びスレーブカード2
を各カード走行溝6,7にこれらの右側から挿入して、
これら各カード走行溝6,7に沿ってこれら左側に走行
させて、その走行中において所望の再生、録音を行うも
のである。
そしてこの際マスターカード1及びスレーブカード2は
各カード走行溝6,7に挿入された時にスタート位置を
それぞれ規制され、これらが常に所定のスタート位置か
らカード開始されることによって再生、録音の頭出しが
常に正確になされるように構成されている。
なお27.28は両カード走行溝6.7のほぼ中央位置
附近に設けられたスタート位置表示マークである。
次に本装置にカード走行駆動系を第2図〜第6D図によ
って説明する。
先ずキャビネット4内にはシャーシ30が組込まれてい
る。
そして前記両カード走行溝6,7を構成する一対のカー
ド走行ガイド31.32がこのシャーシ30上に取付け
られている。
この際第4図に示されるようにシャーシ30は水平に構
成され、−万両カード走行溝6,7の溝底を構成する両
カード走行ガイド31.32の水平基準面33.34に
は前記上面パネル5の傾斜に沿って段差h□が設けられ
ている。
なお両カード走行溝6゜7の溝深さh2は互に等しく構
成されている。
そして両カード走行ガイド31.32のほぼ中央部には
それぞれ切欠部35.36が設けられている。
そして第3図に示されるように一方の切欠部35部分に
はキ、ヤツプスタン37と再生ヘッド38とがカード走
行溝6のセンターを挟んで互に対向する状態で配置され
ている。
また他方の切欠部36部分にはキャップスタン39と録
音ヘッド40及びガイドローラ41と消去ヘッド42と
がカード走行溝7のセンターを挟んでそれぞれ互に対向
する状態で配置されている。
ところで両キャップスタン37.39はシャーシ30上
に垂直状をなして軸支されている。
そしてこれら両キャップスタン37.38の下端にはそ
れぞれフライホイール44.45が固着され、シャーシ
30に軸支された減速軸46に固着の減速フライホイー
ル47と両フライホイール44゜45との間にはベルト
78が巻き掛けられている。
またシャーシ30上に取付けられたモータ49のモータ
軸50と減速フライホイール47との間にもベルト51
が巻き掛けられている。
従ってモータ49が作動されることによって、モータ軸
50−ベルト5l−fR速ラフライホイール4フベルト
48一両フライホイール44.45を介して両キャップ
スタン37.39が第2図で時計方向に回転駆動される
ように構成されている。
なお両キャップスタン37.39は周面にゴムが貼りつ
けられたゴムローラに構成されている。
またこの際両キャップスタン37.39に対して減速軸
46はほぼ二等辺三角形の頂点の位置に配置されている
従ってベルト48はほぼ二等辺三角形状に巻き掛けられ
ている。
これによれば両フライホイール44.45に対するベル
ト48のラップアングルがほぼ均等になり、モータ49
から両キャップスタン37.39へ回転トルクの伝達を
ほぼ均等に行える。
但しこの際磁気カード45の直径をフライホイール44
の直径より例えは2%程度小さく構成して、再生側のキ
ャップスタン37に対して録音側のキャップスタン45
の回転周速度を例えば2%程度速く回転駆動するように
構成されている。
また第5図に示されるようにモータ49は両カード走行
ガイド31.32に配されてシャーシ30上に取付けら
れている。
一方前記再生ヘッド38は高さ調整板53を介してヘッ
ド基板54上に取付けられ、また前記録音ヘッド40は
高さ調整板55を介してヘッド基板54上に取付けられ
、更にまた前記消去ヘッド42は直接ヘッド基板56上
に取付けられている。
そして両ヘッド基板54.56はそれぞれ支点軸57.
58を介してシャーシ30上に回転自在に取付けられて
いる。
そしてまたこれら両ヘッド基板54,56の一端54
a、 56 b測子で、シャーシ30の下側部にはス
ライド杆59が摺動自在に取付けられている。
なおこのスライド杆59はその一端側でシャーシ30の
下側部に取付けられたヘッド圧着プランジャー(ヘッド
圧着用のプランジャーソレノイドの略称)60の往復動
杆61に連結されている。
ところで両ヘッド基板54.56の一端54 a、
56 aにはそれぞれ調整ネジ62.63が取付けられ
、またその四端54a、56aとシャーシ30に設けら
れたバネ受65との間にはそれぞれヘッド圧着バネ66
.67が架は渡されている。
そしてこれら両ヘッド圧着バネ66.67のバネ力によ
って両調整ネジ62.63がスライド杆59上に固着さ
れた一対の当接片68,69に押圧されている。
従ってスライド杆59の摺動に追従して両ヘッド基板5
4゜56が両支点軸57.58を中心に第2図で時計方
向又は反時計方向に回動操作されるように構成されてい
る。
なおスライド杆59の第4図で右方向への摺動位置を規
制するストッパー70がシャーシ30に固着されていて
、このストッパー70によるスライド杆59の摺動位置
規制により、両ヘッド基板54.56の第2図で時計方
向の回動角が規制されるように構成されている。
なお両ヘッド基板54.56の第2図で時計方向又は反
時計方向への回動によって両キャップスタン37゜39
に対して両ヘッド38.40が圧着又は離間されるが、
その圧着状態でも、これら両ヘッド38.40は両キャ
ップスタン37.39に接触されることはなく、これら
両者の間には磁気カードの厚さより若干中さな隙間が保
持される。
そしてその隙間は両調整ネジ66.67によって調整さ
れる。
また前記両切天部35.36部分にはマスターカード1
及びスレーブカード2のスタート位置を規制する為の一
対のゲート72.73が設けられてる。
これら両ゲート72.73は両キャップスタン37.3
9のセンターに対して第2図で左側に若干偏倚した位置
に、各カード走行溝6,7をその巾方向に横断する状態
で配置されている。
そしてこれら両ゲート72.73はシャーシ30上に摺
動自在に取付けられたスライド杆74の両端上に取付け
られている。
そしてまたそのスライド杆74の一側部でシャーシ30
上に取付けられたゲートIatflプランジジャー(ゲ
ート開駆動用のプランジャーソレノイドの略称)75の
往復動杆76とスライド杆74とが変換リンク77を介
して連動されている。
なお変換リンク77は支点軸78を介してシャーシ30
上に回動自在に取付けられている。
また往復動杆76は戻しバネ79によって第2図で右側
に摺動附勢されていて、これに関連してスライド杆74
が第2図で下方側に摺動附勢されている。
ところで前記両プランジャー60.75はそれぞれ自己
保持型のプランジャーにて構成されていて、電気信号ト
リガーによってこれらの往復動杆61,76が押し出さ
れ、或いは引き込まれるように動作するものであり、こ
れらの駆動に要する消費力は非常に少ないものになって
いる。
また両カード走行ガイド31,32の一側部にはマスタ
ーカード1及びスレーブカード2の挿入を検出する為の
一対のカード検出レバー81,82が配置されている。
これら両カード検出レバー81.82はそれぞれシャー
シ30上に取付けられた支持板83.84上に支点軸8
5.86を介して回動自在に取付けられている。
そしてこれらの先端81a、82aは前記両切天部35
.36部分で両キャップスタン37.39のセンター近
傍部分に、各カード走行溝6,7の山内に挿入された状
態で配置されている。
またこれら両カード検出レバー81.82の一側部で両
支持板83゜84には一対のカード検出レバー88.8
9が取付けられている。
この際これら両カード検出スイッチ88.89はマイク
ロスイッチにて構成されていて、これらのアクチュエー
タ88at89aが両カード検出レバー81.82を押
し、これら両レバー81.82がそれぞれ支点軸85.
86を中心に第2図で反時計方向に回動附勢されている
なお両支持板83.84に設けられた孔91.92内に
挿入された両カード検出レバー81.82の突起93.
94によってこれら両カード検出レバー81.82の上
記反時計方向の回動が制限されている。
また第6A図〜第6D図に示されるように両カード走行
溝6,7の溝巾W1が前記両切尖部35.36の両側部
では小山の溝巾W2に縮められている。
また前記がイドローラ41はシャーシ30上に支点軸9
6を介して回動自在に取付けられた支持レバー97に枢
着されている。
そしてこの支持レバー77は戻しバネ98によって第2
図で反時計方向に回動附勢され、その戻しバネ98のバ
ネ力によってガイドローラ41が前記消去ヘッド42に
押圧されている。
また本装置においては前記再生ヘッド38による再生ト
ラック巾に対して、前記録音ヘッド40による録音トラ
ック巾を例えば2倍程度以上大きく構成している。
更にこの際録音トラックの上部側に偏倚した位置を再生
するように、再生ヘッド38及び録音ヘッド40のトラ
ック巾及び高さが規定されている。
次に本装置の使用法を順次説明する。
〔マスターカード1による再生〕 この場合は先ず録音−再生切換スイッチつまみ10を再
生状態に切換える。
なおこの場合ソース切換スイッチつまみ10は何れの位
置であっても良く、また電源スィッチつまみ9はオン状
態に切換えられているものとする。
次に第6A図の如くマスターカード1を一方のカード走
行溝6内にその右側端から挿入し、第6B図の如くその
マスターカード1の先端をゲート72に当接する。
この際そのカード挿入に伴って先ずそのマスターカード
1の先端がカード検出レバー81の先端81aに接触し
てこれを押す為、この検出レバーが時計方向に回動され
て、カード検出スイッチ88のアクチュエータ88aが
押され、このスイッチ88がオン状態に切換えられる。
これによりモータ49が作動開始され、モータ49にて
キャップスタン37が時計方向に回転駆動される。
そしてマスターカード1の先端がゲート72に当接され
て、その挿入位置が規制された時、そのマスターカード
1の先端はキャップスタン37と再生ヘッド38との開
位置に達する。
そして所定時間経過後で、キャップスタン37の回転速
度が所定の速度に立上った時点で、先ずゲート開駆動プ
ランジャー75に電気信号のトリガーが供給されて、そ
の往復動柩76が戻しバネ79に抗して引き込まれる。
これにより変換リンク77を介して名うイド杆74が第
2図で上方側に摺動されて、ゲート72がカード走行溝
6の一側部に抜き出されて、これが開かれる。
次にこれに引き続いてヘッド圧着プランジャー60に電
気信号のトリガーが供給されて、その往復動杆76が押
し出される。
これによりスライド杆59が第4図で右方向に摺動され
て、ストッパー70に当接される。
この結果ヘッド基板54がヘッド圧着バネ66を介して
第2図で時計方向に回動される。
そして第6C図の如くヘッド圧着バネ66のバネ力によ
って再生ヘッド38がマスターカード1の磁気テープ1
a部分に圧着され、キャップスタン37と再生ヘッド3
8との間でマスターカード1の両側から弾性的に挟み込
まれる。
するとその瞬間にキャップスタン1の回転力にてマスタ
ーカード1が移送されて、このマスターカード1がカー
ド走行溝6内をその左側に向けて一定速度で走行される
そしてこのカード走行中にマスターカード1に録音され
ている電気信号が再生される。
なお第6D図の如くマスターカード1の後端がキャップ
スタン37と再生ヘッド38との間からその左側に抜は
出ることによって、キャップスタン37によるカード移
送が停止されて、マスターカード1が停止し、上記再生
が終了する。
そしてこれとはS′同時にカード検出レバー81が当初
の状態に復動して、カード検出スイッチ88がオフ状態
に切換えられる。
これによりモータ49が停止され、またゲート開駆動プ
ランジャー75に電気信号のトリガーが供給されること
によって、その往復動杆76が押し出されて、ゲート7
2が再びカード走行溝6を横断する位置へ復動されて、
これが閉じられる。
以上によりマスターカード1による一連の再生動作が終
了する。
なおこの場合は他方のカード検出スイッチ89による制
御動作が行われないように構成されているので、マスタ
ーカード1又はスレーブカード2を他方のカード走行溝
7内に誤挿入したとしても、このカード走行溝7内での
前述したカード走行動作は行われないように構成されて
いる。
〔カードダビング〕
この場合は先ず録音−再生切換スイッチつまみ10を録
音状態に切換え、ソース切換スイッチつまみ11をカー
ド位置に切換える。
なお電源スィッチつまみ9はオン状態に切換えられてい
るものとする。
次に前述同様にマスターカード1を一方のカード走行溝
6内にその右側端から挿入して、その先端をゲート72
に当接する。
またこれと同様にスレーブカード2を他方のカード走行
溝7内にやはりその右側端から挿入して、その先端をゲ
ート73に当接する。
なおこの際カード挿入順序は上記の逆であっても良い。
以上によりマスターカード1とスレーブカード2とが共
にスタート位置に規制(並べられる)される。
そしてこれら両カード1,2を両カード検出レバー81
.82が共に検出して、両カード検出スイッチ88.8
9が共にオン状態に切換えられることによって前述同様
にモータ47が作動を開始し、両キャップスタン37.
39が回転駆動される。
そしてこれに引き続いて前述同様にゲート開駆動プラン
ジャー75が動作され、スライド杆74によって両ゲー
ト72.73が共に開かれる。
またこれに引き続いて前述同様にヘッド圧着プランジャ
ー60が動作され、スライド杆59の摺動に関連して両
ヘッド基板54.56が第2図で時計方向に回動される
ことによって、前述同様マスターカード1の磁気テープ
1a部分に再生ヘッド38が圧着されると同時に、スレ
ーブカード2の磁気テープ2a部分に録音ヘッド40と
消去ヘッド42とが圧着される。
なえこの際ガイドローラ41はヘッド部分42てスレー
ブカード2を支える。
以上により両カード1,2は両カード走行満6.7内に
同時に走行されて、マスターカード1の録声信号が再生
されると同時に、その録声信号がそのままスレーブカー
ド2に録音されて、いわゆるダビングが行われる。
なおこのダビングの終了に伴い両カード1,2の走行は
同時に停止する。
ところで上記ダビング時において、マスターカード1に
は再生ヘッド38が接触されるだけであるが、スレーブ
カード2には録音ヘッド40と消去ヘッド42との2つ
の磁気ヘッドが接触される。
その上録音トラック巾を再生トラック巾の2倍以上に設
定しているので、マスターカード1に対する再生ヘッド
38の接触面積より、スレーブカード2に対する録音ヘ
ッド40の接触面積の方が大きい。
従ってカード走行時の走行負荷は音声信号2側で大、マ
スターカード1側で小となる。
この為両キャップスタン37.39の回転周速度を同じ
に構成した場合には両カード1,2の走行速度に差が生
じ、上記走行負荷の差相当分だけ、スレーブカード2に
走行遅れを生じることになる。
なおこのようにスレーブカード2に走行遅れを生じると
、その分たけその磁気テープ2aの長さを有効に使用出
来なくなる。
しかるに本装置においては第2図に示されるように、両
キャップスクン37.39を1つのモータ49て駆動す
るようにして、両キャップスタン37.39の回転の同
期を完全にとり、かつ両キャップスタン37.39と減
速軸46との間にベルト48をはS′二等辺三角形状に
巻き掛けて、モータ49から両キャップスクン37.3
9への駆動力伝達を均等に行うように構成し、更にまた
この状態で例えはフライホイール45の直径をフライホ
イール44の直径よりはS′2%程度小さくして、キャ
ップスタン39の回転周速度をキャップスタン38の回
転速度よりはS′2%程度速くした。
従って両キャップスクン37.39によって両カート」
、2に完全に同期した駆動力を常に均等に伝達させ得る
状態で、スレーブカード2側をマスターカード1側より
はS゛2%2%程度行駆動することが出来るので、前述
した走行負荷によるスレーブカード2側の走行遅れを効
果的にキャンセルして、両カード1,2を実質的に同一
速度で走行させることが出来るように構成されている。
なおキャップスタン39の回転周速度をキャップスタン
37の回転周速度より速くする方法としては、例えば両
フライホイール44.45の直径を同じにし、両キャッ
プスタン39.37の直径に差をもたせる方法もある。
また本装置においては前述したダビング時において、両
ゲート72.73によって両カード1゜2のスタート位
置を規制した状態で、これら両カード1,2を同時に走
行開始させるように構成しているので、このダビング時
における再生、録音の頭出しを常に正確に行うことが出
来るように構成されている。
〔スレーブカード2による録音及び再生〕この場合は先
ず録音−再生切換スイッチつまみ10を録音状態に切換
え、ソース切換スイッチつまみ11を録音すべきソース
に合せてマイクロホン位置又はライン位置の何れかに切
換える。
なお電源スィッチつまみ9はオン状態に切換えられてい
るものとする。
次に前述同様にスレーブカード2を他方のカード走行溝
7内に挿入する。
これにより前述同様にスレーブカード2が他方のカード
走行溝7内を走行されてマイクロホン又はラインからの
録音がなされる。
なおこの場合は上記録音後に、その録音済みのスレーブ
カード2を一方のカード走行溝6内に前述同様に挿入す
ると、そのスレーブカード2はこのカード走行溝6内で
前述同様に走行されて、そのスレーブカード2の音声信
号を直ちに再生することが出来るようになっている。
ところで本装置においては各カード走行溝6゜7内での
カード走行時に、各カード1,2の下端縁を自重にて各
カード走行溝6,7の水平基準面33.34に接触させ
て走行させることにより、各カード1,2の磁気テープ
la、2a部分に対する再生トラック及び録音トラック
の高さを規制している。
従って各カード1,2の走行時に、これらの下端縁が各
水平基準面33.34から浮き上がるような、いわゆる
カード浮きが生じた場合には、上記再生トラック及び録
音トラックの高さに変動が生じることになる。
しかるに本装置においては、再生ヘッド38による再生
トラック巾に対して、録音ヘッド40による録音トラッ
ク巾を例えば2倍以上大きく構成腰かつ録音トラックの
上部側に偏倚した位置を再生するように、再生ヘッド3
8及び録音ヘッド40のトラック巾及び高さを規定して
いる。
従って前述したスレーブカード2による録音時及び再生
時において前記カード浮きによる変動が生じたとしても
、再生ヘッド38は常に録音トラック中肉を正確に走査
することが出来るように構成されている。
ところで以上述べたダビング機では、例えばダビング時
にマスターカード1を録音側のカード走行溝7内に誤挿
入するようなことがあると、消去ヘッド42によってそ
のマスターカード1の磁気テープ1a部分に予め録音さ
れている音声信号を誤消去してしまうことになる。
しかるに本考案においては第3図に示されるように、再
生用のカード走行溝6に対して後方側に配された録音側
のカード走行溝7を段差h□によって、再生側のカード
走行溝6より高く構成した。
なお両カード走行溝6,7の溝深さh2は互に等しいか
ら、両カード走行溝6,7内に挿入された磁気カードの
上面パネル5の上方への突出量h3は互に等しい。
従って本考案はこのように構成したので、前述したダビ
ング時に、録音側のカード走行溝7内にマスターカード
1を誤挿入したような場合には、前記段差h1によりそ
の後方側に誤挿入されたマスターカード1を操作者が容
易に発見(直視)することが出来て、前記誤消去を未然
に防止することが出来る。
即ち前述したようにマスターカード1には予め絵、文字
等が印刷されているが、スレーブカード2は通常無地で
ある。
従ってこれらのカードの違いを前記段差によって操作者
が容易に見分けることが出来るのである。
なお両カード走行溝6,7に段差h1を設ける方法とち
て、シャーシ30を例えばZ形に加工することも考えら
れるが、そうした場合には、シャーシ30の加工工数が
増え、コスト高になったり、シャーシ30の上部空間の
有効利用が出来なくなって、スペースファクターが悪く
なる。
しかるに本考案では、シャーシ30を水平にし、両カー
ド走行ガイド31.32によって前記段差り、を設ける
ように構成したので、シャーシ30の加工が容易で、低
コストであるばかりか、シャーシ30の上部に大きな空
間を作り得て、スペースファクターが非常に良い。
そして本考案ではモータ49を水平なシャーシ30上で
、両カード走行ガイド31.32の間の空間を有効に利
用して配置している。
本考案は上述の如く少なくとも2枚の磁気カードを用い
て、これらを同時に走行させながら、一方の磁気カード
に記録されている記録内容を他方の磁気カードに同時に
記録出来るようにした磁気カードのダビング装置を新し
く提供することが出来るものである。
しかして本考案はこの種ダビング機において、記録側カ
ード走行溝を再生側カード走行溝の後方側に配し、かつ
記録側カード走行溝を再生側カード走行溝より高くして
構成したので、磁気カードのダビング時に、後方側であ
る記録側である記録側カード走行溝内に記録済みの磁気
カード(実施例で云うマスターカード)を誤挿入した場
合、前記両カード走行溝の高さの差によって、その誤挿
入された磁気カードを操作者が容易に発見することが出
来る。
従ってその磁気カードの誤消去を容易に防止することが
出来て、操作者が安心して使い得るような、非常に使い
易い磁気カードのダビング装置を提供することが出来る
また本考案において実施例に記載したように、一対のカ
ード走行溝をそれぞれカード走行ガイドにて構成し、か
つこれら一対のカード走行ガイドを水平状に設けたシャ
ーシ上に取付け、更にこれら両カード走行溝ガイドの間
で水平なシャーシ上にキャップスタン駆動用のモータを
配置させるように構成した場合には、例えば両カード走
行溝に段差を設ける為に、シャーシをZ形等に加工する
ものに比べて、シャーシの加工コストを低くすることが
出来る上に、シャーシ上の空間を有効に利用してモータ
を有効に配置出来る等、モータ等の設置に関するスペー
スファクターが非常に良いものとなる。
【図面の簡単な説明】
第1〜6D図は本考案の実施例を示すもので、第1図は
全体の外観斜視図、第2図は内部機構の平面図、第3図
は第2図の■−■線断面図、第4図は第2図のIV−I
VV線断面図第5図は第2図のV−V線断面図、第6A
図は磁気カード挿入前の状態を示す平面図、第6B図は
磁気カードがゲートに当る状態を示す平面図、第6C図
は磁気カードが走行中の状態を示す平面図、第6D図は
動作終了時の状態を示す平面図である。 また図面に用いられた符号において、1・・・・・・マ
スターカード、2・・・・・・スレーブカード、6・・
・・・・再生用カード走行溝、7・・・・・・録音用カ
ード走行溝、30・・・・・・シャーシ、31,32・
・・・・・カード走行ガイド、33,34・・・・・・
水平基準面、37.39・・・・・・キャップスタン、
38・・・・・・再生ヘッド、40・・・・・・録音ヘ
ッド、42・・・・・・消去ヘッド、49・・・・・・
モータ、である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 少なくとも一対の磁気カードを使用し、これらの磁気カ
    ードをそれぞれ走行駆動する為の少なくとも一対のキャ
    プスタン及びカード走行溝を具備し、一方のカード走行
    溝側には再生ヘッドを設けてこのカード走行溝を再生用
    に構威し、他方のカード走行溝には記録ヘッドと消去ヘ
    ッドとを設けてこのカード走行溝を記録用に構威し、こ
    れら両カード走行荷内に前記両磁気カードをそれぞれ挿
    入して、これら両磁気カードを前記両キャプスタンにて
    同時に走行させることによって、一方の磁気カードの記
    録内容を他方の磁気カードに記録させるようになし、前
    記記録側カード走行溝を前記再生側カード走行溝の後方
    側に配置し、かつ記録側カード走行溝を再生側カード走
    行溝より高くした磁気カードのダビング装置。
JP9358478U 1978-07-07 1978-07-07 磁気カ−ドのダビング装置 Expired JPS6025700Y2 (ja)

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