JPH048492Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH048492Y2
JPH048492Y2 JP1981111269U JP11126981U JPH048492Y2 JP H048492 Y2 JPH048492 Y2 JP H048492Y2 JP 1981111269 U JP1981111269 U JP 1981111269U JP 11126981 U JP11126981 U JP 11126981U JP H048492 Y2 JPH048492 Y2 JP H048492Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cassette
lever
recording
head stand
state
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1981111269U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5817643U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP11126981U priority Critical patent/JPS5817643U/ja
Publication of JPS5817643U publication Critical patent/JPS5817643U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH048492Y2 publication Critical patent/JPH048492Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、挿入排出に際してカセツトが一方向
とそれに直角な方向へ移動する型のカセツトデツ
キにおける誤録音防止装置に関する。
録気テープカセツトは第1図に示すように爪1
2,14があり、これを折つて除去すれば録音釦
が押せない、または録音釦は押せてもテープが走
行しない、あるいは回路が録音状態にならない等
のことになり、いずれにしても録音不可となつ
て、カセツトに既に録音されている内容が再録音
により破壊されるのを阻止するようにしている。
この第1図で10はカセツト、16,18は開口
で、この開口にカセツトデツキのリール軸が突出
し、カセツト内のリールの孔と噛合う。20は透
明カバーで覆われたテープ覗き窓、22,24は
カセツトデツキのキヤプスタン軸が突出す孔であ
る。第2図は孔12,14の有無を検出する機構
でaは爪あり、bは爪なしの状態を示し、cの場
合はカセツト10が挿入されてREC(録音)の状
態にあるときフツク状のレバー26の先端が爪1
2または14に当つて回動を阻止され、録音可と
なるが、(b)の場合は爪がないのでレバー26は図
示の如く回動し、録音不可となる。
ホーム用などの一般のカセツトデツキではカセ
ツトは一方向に移動させて挿入し、逆方向に移動
させて排出するが、車載用カセツトデツキでは第
3図実線矢印で示すようにカセツトを一方向に挿
入し、然る後それとは直角な方向に移動させてプ
レイ(再生)またはREC状態にし、点線矢印で
示すようにそれとは逆方向に移動させて排出す
る。この際カセツト10が録音防止のため爪12
(14についても同様)が折除されてレバー26
が爪部の孔に食い込んでいるとカセツト排出動
作、本例では上昇動作が該レバーにより阻止さ
れ、円滑に行なわれなくなる。
本考案はかゝる点を改善しようとするものであ
り、特徴とする所はカセツトが一方に移送され、
次いで該方向と直角の方向に移動して挿入完了状
態となり、磁気ヘツド台が該挿入完了状態時の位
置よりカセツト側へ前進して録音再生状態となる
カセツトデツキの誤録音防止装置において、前記
磁気ヘツド台を前記カセツトに対して前進又は後
退させるプランジヤと、該ヘツド台に取付けられ
たピンと係合可能で、ヘツド台が前記前進を行な
うとき該ヘツド台のピンにより所定位置から前記
前進方向へ駆動されると共に、該ヘツド台が後退
して録音再生状態でなくなるとき前記所定位置へ
復帰する第1のレバーと、カセツトの後部側面側
にバネ付勢されてり、前記ヘツド台が後退して前
記第1のレバーが前記所定位置にあるときは、該
第1のレバーと係合して該バネ力によるカセツト
の後部側面側への移動が阻止され、そして該第1
のレバーが前記ヘツド台の前進により駆動される
とき前記移動阻止が解除されて、カセツトの後部
側面に設けられた誤録音防止用の爪が無ければ先
端が該爪部の凹所へ嵌入し、該爪があれば先端が
該爪に当接して移動阻止される第2のレバーと、
該第2のレバーの移動状態によりスイツチング状
態が切換わりこのスイツチング状態によつて録音
の可否を感知するスイツチとを備えることにあ
る。次に実施例を参照しながらこれを詳細に説明
する。
第4図はカセツト10の挿入とヘツド台の動き
を示す図である。a図に示すようにカセツト10
が矢印方向に挿入され、矢印方向への挿入完了位
置で停止し然るのち下方へ落下してb図の状態と
なる。こゝで28は磁気ヘツド、30はヘツド
台、32,34はキヤプスタン軸、36,38は
ピンチローラである。本例のカセツトデツキはオ
ートリバース型であるので、キヤプスタン軸およ
びピンチローラは正転用、逆転用に各1組ある。
第7図はこの部分機構の一例をやゝ詳細に示す図
である。60はキヤプスタンモータで図示しない
ゴムベルトおよびフライホイール、切替機構など
を介してキヤプスタン32または34を駆動す
る。62,64はカセツト支持台で、常時バネ6
6により逆八字型に開いており、カセツト(図示
しない)をその両側辺部で挿入方向に沿う水平状
態に支持する。カセツトが完全に挿入されると図
示しないバネ板がカセツトを押し、これにより支
持台62,64は水平状態にまで開いてカセツト
を降下させる。このときカセツト10の孔22,
24にキヤプスタン軸32,34が嵌入する。ま
たこのときリール軸68,70がカセツト10の
孔16,18へ嵌入する。更に、磁気ヘツドを動
作可状態として選曲などを行なうため、図示しな
い機構によりヘツド台30が若干前進する。これ
が第4図bに示すFF(早送り)、REW(巻戻し)
状態である。リール軸68,70は、巻戻し側は
フリーであるが巻取り側は駆動され、72がその
駆動モータである。
第4図bのFF,REW状態から、ヘツド台30
が更に前進して第4図cのプレイ(又は録音)状
態になる。第4図a,b,cのa,b,cはピン
40とキヤプスタン軸32,34との間隔を示
し、a,b,cと変るにつれて順次該間隔が小に
なることを示す。このヘツド台の前進は第7図で
は電磁石74、レバー76が行なう。即ち電磁石
74が付勢されるとレバー76が軸76aを中心
にして時計方向に回動し、溝76b、ピン30a
によりヘツド台30を矢印方向に前進させる。ヘ
ツド台30にはT型レバー78が回動可能に取付
けられており、またピンチロール36,38はア
ーム(図示しない)を介してヘツド台30に取付
けられており、ヘツド台30が前進するときT型
レバー30は共に前進しかつ正転、逆転のいずれ
が選択されているかに応じて時計方向又は反時計
方向に回動し(この制御機構は図示していない)、
ピンチローラ36または38をキヤプスタン軸3
2または34に押付ける。周知のように磁気テー
プはコこれらの間に挟まれ、キヤプスタン軸によ
り定速駆動される。
本考案ではこのヘツド台30の移動を利用して
誤録音防止用レバー26の制御を行なう。即ち第
4図に示すようにヘツド台30にピン40を植設
し、このピンに嵌合する溝を先端に有するレバー
42を設ける。レバー42の平面図を第5図a
に、側面図を同図(b)に示す。レバー42は図示の
如く短冊状であるが複数個所で折曲されており、
カセツトデツキの基板44の上面に沿つて水平に
走る部分42a、下面に沿つて水平に走る部分4
2b、上面上方を水平に走る部分42c、下面下
方へ垂直に延びる部分42dを有する。部分42
a,42b,には長溝が設けられ、基板44に植
設されたピン52,54が該長溝に嵌合してレバ
ー42の運動の案内を行なう。基板44には開口
44aがあり、レバー42はこの部分を通つて基
板上、下面へ出る。レバー42の垂直部分には
やゝ大きい溝42eがあり、この部分に誤録音防
止用レバー26のピン48が遊嵌する。レバー4
2はバネ56により常時矢印F1方向へ押されて
おり、ピン52,54がこの方向の運動のストツ
パとなる。第6図に示すように誤録音防止用レバ
ー26にもバネ50が取付けられ、軸46を中心
に常時反時計方向の回動力を受けるが、該方向の
運動はピン48がレバー42の溝42eの右端に
当接することにより制限される。
動作を説明するカセツト挿入前は第4図(a)に示
すようにレバー42の先端はヘツド台のピン40
から離れている。第5図aの40′はこの状態の
ピン40を示す。カセツト10が挿入され、ヘツ
ド台30が若干前進して第4図bのFF,REW状
態になると、ピン40はレバー42の先端の溝に
嵌合するが、レバー42を押したりはせず、該レ
バーは以前の所定位置の状態を保つ。ヘツド台3
0が更に前進して第4図cのプレイ(録音)状態
になると、レバー42はピン40により押され、
バネ56に抗して矢印F2方向へ移動する。しか
し誤録音防止用レバー26はバネ50により同じ
矢印F2方向へ引張られているので該レバー42
の運動により第6図aの直立状態から、カセツト
10に爪12(または14)がなければ同図bの
状態に回動する。また爪があれば該爪によりこの
回動は阻止されて第6図cに示すように直立状態
を保つ。但しレバー42は矢印F2方向へ移動し
たから、ピン48と溝42eの右端との当接は解
除され、ピン48は該溝の左方部へ移動する。第
6図b,cのレバー26の状態の差が図示しない
スイツチにより感知され、第6図bの状態なら録
音不可、同図cの状態なら録音可とする。
カセツトの排出は第4図cの状態からbの状態
へ戻り、更にaの状態に戻つてこのa図の状態で
行なわれる。第4図bの状態でレバー42は最初
の状態へ戻るから、誤録音防止用レバー26も第
6図aの直立した最初の状態へ戻り、この状態で
はレバー26はカセツト10と接触していないか
ら、該レバー26がカセツトの排出即ち上昇及び
デツキ外への水平移動に支障を与えることはな
い。
誤録音防止用レバー26とその操作レバー42
との係合は溝42eとピン48に依る遊びを持つ
係合の代りに、単なる回転軸による遊びなしの枢
着でもよい。この場合はレバー26を可撓性にし
て爪12,14がある場合は彎曲するようにさ
せ、爪有り無しを検出するスイツチはその彎曲を
検出できる位置に設ければよい。
以上説明したように本考案によればプランジヤ
によるヘツド台のカセツト側への前進、後退の駆
動力を利用して誤録音防止用のレバーを録音再生
状態(ヘツド台がカセツト側へ全ストローク前進
した状態)以外ではカセツトから離しておくの
で、誤録音防止用のレバーのカセツトに対する近
接・離間動作を素早く行うことができ、即ち応答
性が良好で、且つ排出操作に何ら支障がなく、ま
たそのための機構もピンとレバーからなる簡単な
もので済む。また、ヘツド台の前進、後退を利用
しているため、カセツトが録音再生又はFF,
REW等の何れの状態から排出操作されてもヘツ
ド台の後退に伴つて誤録音防止用のレバーはカセ
ツト排出動作前に必ずカセツトから離れ、カセツ
ト動作のタイミングずれによる支障もない利点が
得られる。さらに、一般的にヘツド台の駆動する
プランジヤは駆動力が大きいため、誤録音防止用
のレバー及びピンがヘツド台の前進、後退という
本来の機能に対して大きな負荷となることもな
い。
【図面の簡単な説明】
第1図はカセツトの斜視図、第2図は誤録音防
止用レバーの動作説明図、第3図はカセツトの挿
入排出時の運動を示す説明図である。第4図〜第
6図は本考案の実施例を示す図で、第4図および
第6図は動作説明図、第5図はレバー部の概略平
面図および側面図、第7図はカセツトデツキの一
例の要部平面図である。 図面で10はカセツト、28は磁気ヘツド、3
0はヘツド台、40はピン、42は第1のレバ
ー、12,14は誤録音防止用爪、26は第2図
のレバーである。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 カセツトが一方向に移送され、次いで該方向と
    は直角の方向に移動して挿入完了状態となり、磁
    気ヘツド台が該挿入完了状態時の位置よりカセツ
    ト側へ前進して録音再生状態となるカセツトデツ
    キの誤録音防止装置において、 前記磁気ヘツド台を前記カセツトに対して前進
    又は後退させるプランジヤと、該ヘツド台に取付
    けられたピンと係合可能で、ヘツド台が前記前進
    を行なうとき該ヘツド台のピンにより所定位置か
    ら前記前進方向へ駆動されると共に、該ヘツド台
    が後退して録音再生状態でなくなるとき前記所定
    位置へ復帰する第1のレバーと、 カセツトの後部側面側にバネ付勢されており、
    前記ヘツド台が後退して前記第1のレバーが前記
    所定位置にあるときは、該第1のレバーと係合し
    て該バネ力によるカセツトの後部側面側への移動
    が阻止され、そして該第1のレバーが前記ヘツド
    台の前進により駆動されるとき前記移動阻止が解
    除されて、カセツトの後部側面に設けられた誤録
    防止用の爪が無ければ先端が該爪部の凹所へ嵌入
    し、該爪があれば先端が該爪に当接して移動阻止
    される第2のレバーと、 該第2のレバーの移動状態によりスイツチング
    状態が切換わりこのスイツチング状態によつて録
    音の可否を感知するスイツチとを備えることを特
    徴とするカセツトデツキの誤録音防止装置。
JP11126981U 1981-07-27 1981-07-27 誤録音防止装置 Granted JPS5817643U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11126981U JPS5817643U (ja) 1981-07-27 1981-07-27 誤録音防止装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11126981U JPS5817643U (ja) 1981-07-27 1981-07-27 誤録音防止装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5817643U JPS5817643U (ja) 1983-02-03
JPH048492Y2 true JPH048492Y2 (ja) 1992-03-04

Family

ID=29905609

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11126981U Granted JPS5817643U (ja) 1981-07-27 1981-07-27 誤録音防止装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5817643U (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59164952U (ja) * 1983-04-18 1984-11-05 ナカミチ株式会社 カセツトの誤消去防止装置

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5928525Y2 (ja) * 1979-04-18 1984-08-17 三洋電機株式会社 テ−プレコ−ダ−の誤録音防止機構

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5817643U (ja) 1983-02-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3987486A (en) Magnetic tape cassette player with head positioning and ejection structure
JPH0477385B2 (ja)
US4071860A (en) Cassette tape recorder
JPS5946055B2 (ja) 記録再生装置
US5396381A (en) Apparatus for identifying a type of tape cassette inserted into a tape recorder
JPH048492Y2 (ja)
GB2173940A (en) Multiple cassette tape recorder
US4698705A (en) Tape double-cassette recorder
US5006941A (en) Reversible drive mechanism for a tape recording apparatus
KR900002233B1 (ko) 테이프 레코더의 모드 절환장치
US4807058A (en) Tape recorder including device to prevent improper operation of recording operation
JPH054101Y2 (ja)
JP2667843B2 (ja) テープレコーダ
JPH0516644Y2 (ja)
JPS5810779B2 (ja) ロクオンサイセイキノ ソウサボタンソウチ
JPS6125076Y2 (ja)
JPH021700Y2 (ja)
JPS5843824B2 (ja) テ−プレコ−ダ
JPS581890Y2 (ja) テ−プレコ−ダ
JPS609940Y2 (ja) テープレコーダの自動切換装置
KR900002234B1 (ko) 더빙용 테이프 레코더
JPH0135304Y2 (ja)
JPS5814435Y2 (ja) テ−プレコ−ダの操作モ−ド切換装置
JPS5942383B2 (ja) テ−プレコ−ダの動作切換装置
JPS5853712Y2 (ja) テ−プレコ−ダの操作装置