JPS6013058Y2 - 記録再生装置 - Google Patents

記録再生装置

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Publication number
JPS6013058Y2
JPS6013058Y2 JP2596976U JP2596976U JPS6013058Y2 JP S6013058 Y2 JPS6013058 Y2 JP S6013058Y2 JP 2596976 U JP2596976 U JP 2596976U JP 2596976 U JP2596976 U JP 2596976U JP S6013058 Y2 JPS6013058 Y2 JP S6013058Y2
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JP
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recording
lever
pause
dubbing
tape
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JP2596976U
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JPS52117921U (ja
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淳 渡辺
晃 中山
守康 田原
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ソニー株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は夫々独立に動作する複数の記録再生装置を例え
ば単一の筐体内に収納した装置に関するものであり、特
にテープレコーダのダビング装置に適用するのに最適な
ものである。
従来例えばテープレコーダにおいて、記録及び再生動作
は単一の機器についてのみなされ他のテープレコーダと
の連動は行われなかった。
近年に至り単一の筐体内に複数のテープレコーダを収納
し、第1のテープレコーダの再生信号を第2のテープレ
コーダで同時に録音し、ダビングや編集等の操作を行な
えるようにしたダビング装置が開発されている。
なおこの種ダビング装置で1つの操作機構を操作状態に
切換えることによって両記録再生装置のテープ駆動用モ
ータに電源を供給すると同時に、一方を再生動作させ、
他方を録音動作させるようにしたものが考えられている
この種装置によれば、ワンタッチ操作で両記録再生装置
を同時に動作させることが出来て、高い操作性を発揮す
る。
しかしながらこの反面、電源インピータンスが低くない
電源(特にバッテリー劣化時等)でテープレコーダのモ
ータを駆動した場合には、モータが起動時から定速回転
に至るまでに数秒の時間(立上り時間)が必要となるた
めに、起動時から即時録音、再生動作を開始してもテー
プが所定速度に立上るに至っていない間にこの録音、再
生動作が開始されることになって、正常な録音、再生を
行なえないと言った不都合を生じる。
本考案は上述の如き欠陥を是正すべく考案されたもので
あって、前記複数の記録再生装置の少なくとも2台につ
いてこれらのテープ駆動用モータへの電源供給と同時に
記録、再生動作状態に切換えるための共通操作機構と、
この共通操作機構に連動され上記モータが定速回転に至
るまでの間テープ走行を一時停止させておくポーズ機構
と、このポーズ機構のロック解除機構とを夫々設け、共
通操作機構を操作状態に切換えることによって、記録、
再生のポーズ状態に保持させ、上記モータが定速回転に
立上った後にポーズが解除されることによって記録、再
生動作を開始させるようにしたものである。
このように構成することによって、ダビング操作等をワ
ンタッチ操作で極めて楽に行なえるにも拘わらず、録音
、再生の動作を常に正常な状態で行なえ、録音、再生特
性の非常に良好なものが得られる。
次に本考案をテープレコーダに適用した一実施例を第1
図〜第9図にもとづき説明する。
先ず全体の構造を述べる。
第1図に示す如く、基板1上には第1のテープレコーダ
丁1、第2のテープレコーダT2及びダビング操作部り
が並設されている。
次いで第1のテープレコーダT1の構造について述べる
が、この第1のテープレコーダ丁1は通常再生機能のみ
を有し、録音機能を有していないものである。
これに対し後述する第2のテープレコーダT2は再生及
び録音の両方の機能を有している。
Mlはテープの駆動用モータであり、2a、2bは一対
のリール台、3はカセット、4はカセット3内に収納さ
れた磁気テープ(以下単にテープと称する)を示し、5
はキャプスタン、6はピンチローラである。
そしてヘッド基板7上の所定位置には消去ヘッド8及び
再生ヘッド9が取付けられ、同時にバネ材10も固定ピ
ン11によって取付けられている。
このバネ材10の一端はヘッド基板7に形成された切起
部7aに係止され、その他端はピンチローラ取付具6a
の一端に係止されている。
またヘッド基板7の端部には長孔12が設けられ、この
長孔12内には再生釦13の下端13aが遊動出来るよ
うになっている。
また14はエジェクト釦、15はレビュー兼用の巻戻し
釦、16はキュー兼用の早送り釦、17は停止釦である
次いで第2のテープレコーダT2について述べれば、鳩
はテープ駆動用のモータであり、22a、22bは一対
のリール台、23はカセット、24はカセット23内に
収納された磁気テープ(以下単にテープと称する)を示
し、25はキャプスタン、26はピンチローラである。
そしてヘッド基板27上の所定位置には消去ヘッド28
及び記録再生ヘッド29が取付けられ、同時にバネ材3
0も固定ピン31によって取付けられている。
このバネ材30の一端はヘッド基板27に形成された切
起部27aに係止され、その他端はピンチローラ取付具
26aの一端に係止されている。
またヘッド基板27の端部には長孔32が設けられ、こ
の長孔32内を再生釦33の下端33aが遊動出来るよ
うになっている。
また34はエジェクト釦、35はレビュー兼用の巻戻し
釦、36はレビュー兼用の早送り釦、37は停止釦、3
8は記録釦である。
次にダビング操作部りの構造について説明する。
ダビング釦40はスライド板41に一体的に設けられた
ものあり、このダビング釦40を操作することによりス
ライド板41が矢印A方向に往動するように構成され、
且つトグルバネ42によって往復動位置に固定されるよ
うになっている。
そしてスライド板41のほぼ中央部には、長方形の開口
部43が設けられ、この開口部43を挿通して後述する
スタート釦44が基板1に取付けられている。
またスライド板41の下側面にはガイドピン45.46
が植設され、これらガイドピン45.46は基板1に設
けられたガイド孔47,48内を挿通し、スライド板4
1が左右方向に位置ずれしないようになっている。
さらにスライド板41にはガイド孔49が設けられ、こ
のガイド孔49には基板1に取付けられたピン50が挿
通し、スライド板41の位置ずれを防止するようになっ
ている。
なおこのピン50はレバー55が回動する場合の気侭と
なるように構成され、このレバー55はスライド板41
からは浮き上った状態でピン50に回動自在に取付けら
れている。
そしてレバー55の一端は切下げられゴム等の緩衝部材
56が被嵌されたストッパ一部57が設けられ、このス
トッパ一部57とピン50とのほぼ中央部左側面には、
スライド板41に形成された突起41aを係止するため
の係止部58が設けられている。
またレバー55の他端には切欠部59が設けられ、この
切欠部59とピン50まで片側面はゆるいカーブで湾曲
し他の側面は折曲げられていてバネ53が係止されてい
る。
なおレバー55は常にバネ53によって時計方向に回動
するように引張られている。
次いでスタート釦44の構造について説明すれば、これ
には定速表示ランプPLが設けられていて、ダビング状
態に切換えられたとき各モータM19M2が定速回転に
なったことを表示するようになっている。
即ち第3図に示すようにスタート釦44の中心部には光
透過部60が設けられ、このスタート釦44は金属板等
のケース44aによって覆われ、上面の一部44bのみ
が開口されている。
従って定速表示ランプPLが点灯するとスタート釦44
の上面からこれを確認することが出来る。
一方、スタート釦44はL型金具61に取付けられてい
て、このL型金具61の垂直部には係止孔62が設けら
れレバー63の一端63aが係止している。
またこのレバー63の他端63bは、基板1に設けられ
た開口部64を挿通してレバー65の一端に当接してい
る。
なおこのレバー65はバネ66によって常に矢印B方向
に付勢されているため、レバー63を介してスタート釦
44を上方に押し上げている。
次に第1のテープレコーダ丁、及び第2のテープレコー
ダT2の連動機構について説明する。
前述したヘッド基板7の一端には切下げ部7bが形成さ
れ、これには支点ピン70によって回動自在に取付けら
れたレバー71の一端71aが当接している。
またこのレバー71の他端はバネ72によって基板1に
係止されているため、このレバー71はバネ72の引張
力によって常に反時計方向に付勢されている。
一方ヘッド基板27の一端には切下げ部27bが形成さ
れ、これには支点ピン74によって回動自在に取付けら
れたレバー75の一端75aが当接している。
またこのレバー75の他端はピン77によってダビング
レバー80及びポーズ解除レバー81に枢着され、その
他端は右方向に延長されてほぼL字型に形成され、先端
75bにはピン76が設けられている。
そしてこのピン76は前述したスライド板41の一端4
1aと、レバー55の湾曲面とに当接している。
なおダビングレバー80の下側にはポーズレバー82が
矢印C方向ニ移動自在に設けられていて、このポーズレ
バー82の左端には係止ピン83が設けられている。
そしてポーズ解除レバー81に形成された係止部81a
がこの係止ピン83に係止している。
一方このポーズ解除レバー81の一端は、第3図に示す
ようにL字状に折曲げられていて、この折曲部81bに
レバー65が当接してポーズ解除レバー81が時計方向
に回動したとき、係止ピン83と係止部81aとの係合
が外れるようになっている。
なおポーズ解除レバー81はバネ84によって反時計方
向に付勢され、ポーズレバー82はバネ85によって矢
印C方向に付勢されている。
なおバネ85の一端を係止しているピン68及び前述し
たピン73は、夫々ダビングレバー80ポーズレバー8
2に設けられたガイド孔87,8Bを挿通し、これらの
位置ずれを防止するようになっている。
次に高速ダビング動作に切換えるための各種スイッチ機
構について説明する。
スイッチS1は再生釦13、巻戻し釦15、早送り釦1
6の何れが押されてもオン状態になり、モータM1に電
源電圧を供給するように構成されている。
またスイッチS0は停止釦17が押された場合にはオフ
状態になるように構成されている。
これと同様にスイッチS2は再生釦33、巻戻し釦35
、早送り釦36及び記録釦38の何れが押されてもオン
状態になり、モータM2に電源電圧を供給するように構
成されている。
またこのスイッチS2は係止部37が押されたときオフ
状態になるよう構成されている。
スイッチS3はダビング動作に切換えられたときオン状
態になり、前述した定速表示ランプPLに電源電圧を供
給するためのものである。
次いで高速ダビング操作時のモータ速度切換スイッチS
、とこの時の録音、再生切換スイッチ亀との駆動機構を
第6図及び第7図について述べる。
なお第6図は説明の便宜上基板1を省略したものである
75は回動部材でありその一端に設けられた折曲部75
bには支点ピン100によって回動自在に取付けられた
L形状のレバー101の一端カ当接している。
またこのレバー101の他端101aはスライド板10
2に設けられたピン103に当接している。
なおこのスライド板102は往復動自在に取付けられた
ものであり、その−側面にはL形板104が固定され、
更にその先端には弾性を有する押圧板105a、105
bが取付けられ、スイッチS1.S5をオン・オフ状態
に切換えるようになっている。
一方スライド板102の他端は、第2のスライド板10
6の折曲部106aに当接しているため、スラ、fド板
102がレバー101によって矢印F方向に押動される
と、スライド板106も同方向に移動する。
なおスライド板106は前述した記録釦38によっても
矢印下方向に移動するように構成されている。
即ち、記録釦38の下端38aは支点ピン107によっ
て時計方向に回動するL形状のレバー108に当接し、
このレバー108の他端108aはピン109を介して
スライド板106の一端に枢着されている。
なおスライド板102には長孔102aが設けられてい
るため、記録釦38が押されたときスライド板106の
みが矢印F方向に移動されるようになっている。
また前記スライド板106にはL形板110が固定され
、これには弾性を有する押圧板111a、1llbが固
定されていてスイッチS6.S7をオン・オフ状態に切
換えるようになっている。
なおスイッチS6は例えば録音時のイコライザー周波数
を切換えるためのものであり、スイッチS7はモータM
2を定速回転に切換えるためのものである。
次にダビング動作につき説明する。
なおこのダビング動作とはテープレコーダT1のテープ
4に録音された信号を再生しながら、同時にこの再生信
号をテープレコーダ丁。
のテープ24に録音する動作を言うのであるが、この際
両テープ4,24は通常の走行速度の4倍速で走行され
、いわゆる高速度ダビングが行なわれる。
先ずダビング動作開始以前においは、当然の事ながら各
リール台2a、2b及び22a、22b上にカセット3
,23がセットされている。
そしてカセット23の誤消去防止爪23a、23bは折
り取られておらずテープ24は録音可能状態となってい
るが、この誤消去防止爪23a、23bとこれに基き動
作する誤消去防止機構については後述するものである。
ダビング釦40を矢印A方向に引くとこれと一体になっ
てスライド板41も矢印A方向に移動する。
そしてピン76がスライド板41の端面によって押動さ
れるため、レバ−75ci支点ピン74を中心にして反
時計方向に回動し、その一端にピン77によって枢着さ
れたダビングレバー80を矢印C方向に押動させる。
これにともない回動部材71も支点ピン70を中心にし
てバネ72の引張力に逆って反時計方向に回動するよう
になる。
この状態からひきつづいてスライド板41を矢印A方向
に移動させると、やがてピン76がレバー55の切欠部
59に係止する。
このときヘッド基板7は回動部材71によってテープ4
方向に押動され、消去ヘッド8、記録再生ヘッド9はと
もにテープ4に当接するようになる。
またこれと同様にヘッド基板27はレバー−75によっ
てテープ4方向に押動され、消去ヘッド8、記録再生ヘ
ッド9はともにテープ4に当接するようになる。
そしてスイッチS1.S2はともにオン状態になり、各
モータM工9M2に電源電圧が供給される。
これと同時にスライド板102,106が矢印F方向に
移動し、スイッチS4〜S6がオン状態となりモータM
□9M2は4倍速にて回転するようになる。
更にテープレコーダT1の再生アンプ(図示せず)の出
力信号はスイッチS5の動作によりテープレコーダT2
の録音アンプ(図示せず)に供給されダビング開始状態
となる。
なおこのときスイッチS6によりイコライザー周波数も
切換えられる。
しかるにこの時点ではポーズレバー82が係止ピン83
の作用によってダビングレバー80と同様に矢印C方向
に移動している。
このためにポーズレバー80に形成された2つの突起8
2a、82bによってポーズ動作レバー78. 79力
時計方向に回動する。
この結果両FWDアイドラー112.113が各リール
台2b、22bから離されると同時に、両ピンチローラ
5,25が両キャプスタン6.26に対して離間された
状態を保持され、いわゆるポーズ状態となる。
次いでポーズ解除動作について第8A図及び第8B図に
基き説明する。
なお第8A図に示すモータMは前述したモータM1.
M2のいずれであっても良く、スイッチS3はスライド
板41と連動してオン状態になり、スイッチS4はダビ
ング状態の場合に限りオン状態になるものである。
第8A図に示す回路において、電源スィッチS□、S2
がオン状態になされると同時に、サーボ回路115から
トランジスタTR□(以下単にTR1と称する)のベー
スに所定の制御信号が供給される。
そして既述の如くダビング状態に切換えられた場合には
、各スイッチS1.S3.S4がオン状態になり、TR
1のコレクタに十B電源電圧が供給される。
このためモータMが回転を開始してTR□のコレクダ電
圧が、第8B図の点P□で示すように急激に低くなり、
この結果ダイオードD□の両端電圧に差が生じ、このダ
イオードD1は導通状態となる。
従って抵抗RエダイオードD1゜TR1を介して十B1
電源ラインからアース間に電流が流れることになり、抵
抗R□の電圧降下によって、ダイオードD1.D2の各
アノード電圧が低下する。
この為TR2はベース電圧が供給されないのでオフ状態
となり、定速表示ランプPLは点灯しない。
しかるにモータMが定速状態になると、これを流れる電
流も少なくなり、従ってTR,のコレクタ電圧も上昇す
る。
そしてダイオードD□を介して流れる電流も減少するか
ら、抵抗R1による電圧降下分も少なくなる。
従ってダイオードD1. D2のアノード電圧も上昇腰
第8B図点P2の時点でダイオードD2を介してTR2
のベースにベース電流が供給される。
この結果、定速表示ランプPLはモータMが定速回転に
なると同時に点灯することになり、この状態でテープ4
,24を駆動するようにすれは、極めて良好な記録、再
生を行なうことが出来る。
なお上述の如く定速表示ランプPLが点灯すると、その
光は第3図に示す如くスタート釦44内に設けられた光
透過部60を透過して、前記スタート釦44の上部から
確認することが出来る。
しかして上記の如く定速表示ランプPLの点灯を確認し
た後スタート釦44を押すと、第3図に示す如く前記ス
タート釦44の一端に係止されているレバー63が、支
点67を中心にして時計方向に回動し、その一端63a
によってレバー65をバネ66に抗して矢印B方向の逆
方向に押動する。
そして前記レバー65の一端は、基板1の下側からポー
ズ解除レバー81を、第2図及び第3図の仮想線に示す
如く時計方向に回動させる。
この結果係止部81aに係止していた係止ピン83が外
れて、ポーズレバー82は第2図仮想線で示す位置に復
動するようになる。
そして各ポーズ作動レバー78.79が第2図実線の位
置から仮想線の位置に復動し、ポーズ状態が解除される
ことになる。
これにより両ピンチローラ5,25が第2図仮想線の如
く両キャプスタン6.26に圧着され、またこれと同時
にFWDアイドラー112.113も第2図仮想線の如
く両リール台2b、22bに圧着される。
以上によりテープ4,24が同時に第2図右方向に前述
した4倍速状態で走行され、一方のテープ4に予め記録
されている信号が、他方のテープ24に同時に記録され
るようになって、いわゆる高速ダビングが行なわれる。
なお第8A図に示す回路において定速表示ランフPLに
プランジャーPを並列接続すれば、この定速表示ランプ
PLで点灯すると同時に、プランジャーPが動作してポ
ーズ解除レバー81を押動させることもできる。
この場合にはスタート釦44を押す必要がなく、モータ
M□2M2が定速回転になると同時に、ポーズ状態が解
除され自動的にダビング動作となり、甚だ便利である。
一方上述したダビング動作を解除するにはスライド板4
1を元の位置に復動させれば良い。
このときスライド板41の側面に形成された突起41a
によって、レバー55の係止部58が蹴られてこのレバ
ー55が反時計方向に回動する。
この際、切欠部59に係止されていた係止ピン76の係
止が外れ、次いでスライド板41の一端に当接した状態
で第1図に示す位置迄復動する。
これと同時に回動部材71.75が反時計方向に回動し
、従ってヘッド基板7,27は夫々バネ19゜39の引
張力によって夫々元の位置に復動腰スイッチS1.S2
もオフ状態となりモータM19M2も回転を停止する。
なおダビング動作の解除はテープ4またはテープ24の
いずれか一方のテープエンドが検出された場合にも自動
的に行われる。
例えば一方のテープ4のテープエンドが検出された場合
について述べると、シャフトオフ機構90が動作してシ
ャフトオフレバー92が矢印X方向に引かれる。
このためL形状のレバー94が反時計方向に回動し、こ
れにともないスライド杆95を矢印E方向に押動してそ
の先端部分でレバー55を反時計方向に回動させる。
これにより切欠部59に係止していたビン76が外れる
ことになり、ヘッド基板7,27等はスライド板41が
復動された場合と同様に動作して、ダビング動作は解除
されることになる。
次に誤消去防止機構について説明する。
誤消去防止機構は検出爪117とこれを一方向に引張る
バネ118、及びL形状のレバー119、連結ロッド1
20と作動レバー121とによつて構成されている。
なお前記作動レバー121のほぼ中心位置は支点ピン1
22によって基板1に回動自在に取付けられ、その一端
はフック状の係止部131aが形成されていて、スライ
ド板41の一端を係止出来るようになっている。
先ず誤消去防止爪23aが折取られていない場合には、
検出爪117は誤消去防止爪23aの側面に当接した状
態となっている。
このためにレバー119も第1図仮想線の位置から実線
の位置に回動し、連結ロッド120を矢印G方向に押動
するようになる。
この結果作動レバー121が時計方向に回動するから前
記係止部121aはスライド板41を係止せず、前述の
如くスライド板41を矢印A方向に移動させてダビング
動作にすることが出来る。
一方、誤消去防止爪23aが折取られている場合には、
検出爪117は誤消去防止爪23aを検出せずにバネ1
18によって第1図仮想線のようにカセット23内に挿
入される。
このために作動レバー121の係止部121aがスライ
ド板41に係止して、このスライド板41を矢印A方向
に移動させることが出来なくなり、従ってダビング動作
は行われずテープ24の録音信号も消去されなくなる。
この様に誤消去防止機構とダビング機構とを連結するこ
とにより、ダビング動作時に誤って大切な録音信号を消
去することを防止し、これとともに誤消去防止爪23a
が折取られていない場合には、常に正確なダビング動作
が行われるようになる。
本考案は上述の如く、複数の記録再生装置の少なくとも
2台についてこれらのテープ駆動用モータに電源を供給
してから、これらテープ駆動用モータが夫々定速度回転
に立上った後に、複数の記録再生装置を記録、再生動作
状態に切換えるようにしたものであるから、夫々テープ
駆動用モータが定速度回転状態になり、テープが所定の
定速度状態で走行される以前の不完全な状態でダビング
動作が行われることがない。
従って記録、再生等の各モードは常に定速回転時にのみ
行われることになり、音質上極めて好ましい記録、再生
が行われる。
またダビング動作への切換えはワンタッチで行われるた
め、操作が非常に簡単であり、しかもその動作は常に正
確である。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第8B図は本考案の一実施例を示すものであり
、第1図は全体の構成を示す平面図、第2図はダビング
操作時の平面図、第3図は第1図の■−■線拡犬断面図
、第4図は第1図のIV−IV線拡大断面図J第5図は
第1図の■−■線拡大断面図、第6図はダビング操作時
の各スイッチ切換動作を説明するための要部の平面図、
第7図は第6図の■−■線断面図、第8A図はポーズ状
態をなすための回路図、第8B図は回路動作を説明する
ための波形図である。 なお図面に用いられる符号においては、7はヘッド基板
、27はヘッド基板、40はダビング釦、41はスライ
ド板、44はスタート釦、80はダビングレバー、81
はポーズ解除レバー、82はポーズレバーである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 夫々独立に操作する複数の記録再生装置を具備した装置
    において、上記複数の記録再生装置の少なくとも2台に
    ついてこれらのテープ駆動用モータへの電源供給と同時
    に記録、再生動作状態に切換えるための共通操作機構と
    、この共通操作機構に連動され上記モータが定速回転に
    至るまでの間テープ走行を一時停止させておくポーズ機
    構と、このポーズ機構のロック解除機構とを夫々設け、
    共通操作機構を操作状態に切換えることによって、記録
    、再生のポーズ状態に保持させ、上記モータが定速回転
    に立上った後にポーズが解除されることによって記録、
    再生動作を開始させるようにしたこを特徴とする記録再
    生装置。
JP2596976U 1976-03-03 1976-03-03 記録再生装置 Expired JPS6013058Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2596976U JPS6013058Y2 (ja) 1976-03-03 1976-03-03 記録再生装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2596976U JPS6013058Y2 (ja) 1976-03-03 1976-03-03 記録再生装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS52117921U JPS52117921U (ja) 1977-09-07
JPS6013058Y2 true JPS6013058Y2 (ja) 1985-04-26

Family

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2596976U Expired JPS6013058Y2 (ja) 1976-03-03 1976-03-03 記録再生装置

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JP (1) JPS6013058Y2 (ja)

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Publication number Publication date
JPS52117921U (ja) 1977-09-07

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