JPS6212590B2 - - Google Patents

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JPS6212590B2
JPS6212590B2 JP8276078A JP8276078A JPS6212590B2 JP S6212590 B2 JPS6212590 B2 JP S6212590B2 JP 8276078 A JP8276078 A JP 8276078A JP 8276078 A JP8276078 A JP 8276078A JP S6212590 B2 JPS6212590 B2 JP S6212590B2
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JP
Japan
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card
recording
running
head
switch
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JP8276078A
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JPS5512504A (en
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Masatoshi Hasuo
Jungo Tsuji
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Publication of JPS5512504A publication Critical patent/JPS5512504A/ja
Publication of JPS6212590B2 publication Critical patent/JPS6212590B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B25/00Apparatus characterised by the shape of record carrier employed but not specific to the method of recording or reproducing, e.g. dictating apparatus; Combinations of such apparatus
    • G11B25/04Apparatus characterised by the shape of record carrier employed but not specific to the method of recording or reproducing, e.g. dictating apparatus; Combinations of such apparatus using flat record carriers, e.g. disc, card

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は磁気カード装置に関し、特に磁気カー
ドのダビングを行えるようにしたものである。
従来より英会話等の教育用機器として、磁気カ
ードを用いたカードレコーダが知られている。斯
種カードレコーダでは、ボール紙等から成るカー
ドの一面に英会話等を記録したテープが貼着さ
れ、その余白及び裏面に記録内容に応じた絵、文
章等が印刷されて成る磁気カードを用いるように
している。このカードをキヤビネツトの表面に形
成されたカード走行溝に差し込んで所定方向に走
行させることによつて、再生を行うようにしてい
る。また無信号のテープが貼着された白紙のカー
ドに所望の信号を記録し、後でカードに絵、文字
等を自分で描くような使い方もできるようにして
いる。
而して、従来のカードレコーダでは、一つのカ
ード走行溝が設けられ、この走行溝に録音ヘツ
ド、再生ヘツド等が配されており、この走行溝に
録音済みのカードまたは未録音のカードを挿入し
て録音または再生を行うようにしている。このた
め録音済みのカードの複製を得ることができず、
その場合はカードレコーダを二台用意する必要が
あつた。特にカードレコーダを集団学習等に用い
るような場合は、同一内容が記録されたカードを
何枚も必要とすることがあり、このような場合に
非常に不便であつた。
本発明は上記の実状に鑑み、特に使用者の側で
カードのダビングを行えるようにした斯種カード
レコーダを提供するものである。
以下本発明を適用した磁気カード記録再生装置
のダビング機の実施例を説明する。
先ず本装置の外観形状は第1図に示されてお
り、本装置は電池使用のポータブル機に構成され
ている。そして本装置ではマスターカード1とス
レーブカード2との2種類の磁気カードを使い分
けることが出来る。なお上記両カード1,2は長
方形状をなしていて、これらの片面(又は両面)
には、これらの下端から所定高さ位置に沿つて磁
気テープ1a,2aが貼りつけられている。そし
てマスターカード1の磁気テープ1a部分には音
声信号が予め録音されていて、このマスターカー
ド1は再生専用に使用される録音済みカードに構
成されている。またスレーブカード2の磁気テー
プ2aには音声信号が記録されておらず、このス
レーブカード2は操作者によつて音声信号を録音
し、再生することが出来るように構成されてい
る。更にまたマスターカード1には録音内容に合
せて絵、文字等が予め印刷されているが、スレー
ブカード2にはこのような印刷はなされておら
ず、操作者によつて自由に書き込むことが出来る
ような無地ものになつている。
ところで本装置のキヤビネツト4の上面パネル
5は操作者の手元側で低くなるように所定の角度
に傾斜されている。そしてその上面パネル5の傾
斜上部側には一対のカード走行溝6,7が互に平
行状に設けられている。なおこの際再カード走行
溝6,7はキヤビネツト4を左右方向に横断する
状態で設けられている。そして操作者の手元側に
配置されたカード走行溝6はマスターカード1及
び/又はスレーブカード2の再生用に構成され、
反対側のカード走行溝7はスレーブカード2の録
音用に構成されている。
また上面パネル5の傾斜下部側には電源スイツ
チつまみ9、録音―再生切換スイツチつまみ1
0、録音モードにおけるソース切換スイツチつま
み11、録音時の音量調整ボリユームつまみ1
2、再生時の音量調整ボリユームつまみ13等の
つまみ類や、バツテリーチエツク兼用の録音レベ
ルメータ14等が適宜配置で設けられている。そ
してこれらによつていわゆる操作部15が構成さ
れている。そしてこの操作部15にはスピーカ1
6も配置されている。なお録音―再生切換スイツ
チはプツシユ・プツシユ方式のスイツチに構成さ
れている。またソース切換スイツチ11は録音モ
ードのソースがカード、マイクホン、ライン(マ
イク以外の外部入力)の何れかであるかを選択す
る為のものである。従つてそのソース切換スイツ
チつまみ11はカード位置、マイクロホン位置、
ライン位置の3位置に切換えられるように構成さ
れていて、カード位置がマスターカード1に録音
されている音声信号をスレーブカード2に録音す
る為のいわゆるダビングモード位置となる。なお
その他マイク位置がマイクロホン録音位置、ライ
ン位置がライン録音位置となる。また両音量調整
ボリユーム12,13は共にスライドボリユーム
に構成されている。またキヤビネツト4の一側面
18にはマイクロホン用ジヤツク19、マイクロ
ホンのリモートコントロール用ジヤツク20、イ
ヤーホン用ジヤツク21が設けられている。更に
キヤビネツト4の背面22にはライン入力用ジヤ
ツク23、ライン出力用ジヤツク24、補助用の
直流電源用ジヤツク25等が設けられている。更
にまたキヤビネツト4の底面26には出し入れ自
在の運搬用把手29が設けられている。
なお本装置ではマスターカード1及びスレーブ
カード2を各カード走行溝6,7にこれらの右側
から挿入して、これら各カード走行溝6,7に沿
つてこれらの左側に走行させて、その走行中にお
いて所望の再生、録音を行うものである。そして
この際マスターカード1及びスレーブカード2は
各カード走行溝6,7に挿入された時にスタート
位置をそれぞれ規制され、これらが常に所定のス
タート位置から走行開始されることによつて再
生、録音の頭出しが常に正確になされるように構
成されている。なお27,28は両カード走行溝
6,7のほゞ中央位置附近に設けられたスタート
位置表示マークである。
次に本装置のカード走行駆動系を第2図〜第6
D図によつて説明する。
先ずキヤビネツト4内にはシヤーシ30が組込
まれている。そして前記両カード走行溝6,7を
構成する一対のカード走行ガイド31,32がこ
のシヤーシ30上に取付けられている。この際第
4図に示されるようにシヤーシ30は水平に構成
され、一方両ガード走行溝6,7の溝底を構成す
る両ガード走行ガイド31,32の水平基準面3
3,34には前記上面パネル5の傾斜に沿つて段
差h1が設けられている。なお両カード走行溝6,
7の溝深さk2は互に等しく構成されている。
そして両カード走行ガイド31,32のほゞ中
央部にはそれぞれ切欠部35,36が設けられて
いる。そして第3図に示されるように一方の切欠
部35部分にはキヤプスタン37と再生ヘツド3
8とがカード走行溝6のセンターを挾んで互に対
向する状態で配置されている。また他方の切欠部
36部分にはキヤプスタン39と録音ヘツド40
及びガイドローラ41と消去ヘツド42とがカー
ド走行溝7のセンターを挾んでそれぞれ互に対向
する状態で配置されている。
ところで両キヤプスタン37,39はシヤーシ
30上に垂直状をなして軸支されている。そして
これら両キヤプスタン37,39の下端にはそれ
ぞれフライホイール44,45が固着され、シヤ
ーシ30に軸支された減速軸46に固着の減速フ
ライホイール47と両フライホイール44,45
との間にはベルト48が巻き掛けられている。ま
たシヤーシ30上に取付けられたモータ49のモ
ータ軸50と減速フライホイール47との間にも
ベルト51が巻き掛けられている。従つてモータ
49が作動されることによつて、モータ軸50―
ベルト51―減速ライホイール47―ベルト48
―両フライホイール44,45を介して両キヤプ
スタン37,39が第2図で時計方向に回転駆動
されるように構成されている。なお両キヤプスタ
ン37,39は周面にゴムが貼りつけられたゴム
ローラに構成されている。
またこの際両キヤプスタン37,39に対して
減速軸46はほゞ二等辺三角形の頂点の位置に配
置されている。従つてベルト48はほゞ二等辺三
角形状に巻き掛けられている。これによれば両フ
ライホイール44,45に対するベルト48のラ
ツプアングルがほゞ均等になり、モータ49から
両キヤプスタン37,39への回転トルクの伝達
をほゞ均等に行える。但しこの際フライホイール
45の直径をフライホイール44の直径より例え
ば2%程度小さく構成して、再生側のキヤプスタ
ン37に対して録音側のキヤプスタン45の回転
周速度を例えば2%程度速く回転駆動するように
構成されている。
また第5図に示されるようにモータ49は両カ
ード走行ガイド31,32間に配されてシヤーシ
30上に取付けられている。
一方前記再生ヘツド38は高さ調整板53を介
してヘツド基板54上に取付けられ、また前記録
音ヘツド40は高さ調整板55を介してヘツド基
板54上に取付けられ、更にまた前記消去ヘツド
42は直接ヘツド基板56上に取付けられてい
る。そして両ヘツド基板54,56はそれぞれ支
点軸57,58を介してシヤーシ30上に回転自
在に取付けられている。そしてまたこれら両ヘツ
ド基板54,56の一端54a,56a側下で、
シヤーシ30の下側部にはスライド杆59が摺動
自在に取付けられている。なおこのスライド杆5
9はその一端側でシヤーシ30の下側部に取付け
られたヘツド圧着プランジヤー(ヘツド圧着用の
プランジヤーソレノイドの略称)60の往復動杆
61に連結されている。ところで両ヘツド基板5
4,56の一端54a,56aにはそれぞれ調整
ネジ62,63が取付けられ、またその一端54
a,56aとシヤーシ30に設けられたバネ受6
4,65との間にはそれぞれヘツド圧着バネ6
6,67が架け渡されている。そしてこれら両ヘ
ツド圧着バネ66,67のバネ力によつて両調整
ネジ62,63がスライド杆59上に固着された
一対の当接片68,69に押圧されている。従つ
てスライド杆59の摺動に追従して両ヘツド基板
54,56が両支点軸57,58を中心に第2図
で時計方向又は反時計方向に回動操作されるよう
に構成されている。なおスライド杆59の第4図
で右方向への摺動位置を規制するストツパー70
がシヤーシ30に固着されていて、このストツパ
ー70によるスライド杆59の摺動位置規制によ
り、両ヘツド基板54,56の第2図で時計方向
の回動角が規制されるように構成されている。な
お両ヘツド基板54,56の第2図で時計方向又
は反時計方向への回動によつて両キヤプスタン3
7,39に対して両ヘツド38,40が圧着又は
離間されるが、その圧着状態でも、これら両ヘツ
ド38,40は両キヤプスタン37,39に接触
されることはなく、これら両者の間には磁気カー
ドの厚さより若干小さな隙間が保持される。そし
てその隙間は両調整ネジ66,67によつて調整
される。
また前記両切欠部35,36部分にはマスター
カード1及びスレーブカード2のスタート位置を
規制する為の一対のゲート72,73が設けられ
ている。これら両ゲート72,73は両キヤプス
タン37,39のセンターに対して第2図で左側
に若干偏倚した位置に、各カード走行溝6,7を
その巾方向に横断する状態で配置されている。そ
してこれら両ゲート72,73はシヤーシ30上
に摺動自在に取付けられたスライド杆74の両端
上に取付けられている。そしてまたそのスライド
杆74の一側部でシヤシ30上に取付けられたゲ
ート開駆動プランジヤーソレノイドの略称)75
の往復動杆76とスライド杆74とが変換リンク
77を介して連動されている。なお変換リンク7
7は支点軸78を介してシヤーシ30上に回動自
在に取付けられている。また往復動杆76は戻し
バネ79によつて第2図で右側に摺動附勢されて
いて、これに関連してスライド杆74が第2図で
下方側に摺動附勢されている。ところで前記両プ
ランジヤー60,75はそれぞれ自己保持型のプ
ランジヤーにて構成されていて、電気信号トリガ
ーによつてこれらの往復動杆61,76が押し出
され、或いは引き込まれるように動作するもので
あり、これらの駆動に要する消費電力は非常に少
ないものになつている。
また両カード走行ガイド31,32の一側部に
はマスターカード1及びスレーブカード2の挿入
を検出する為の一対のカード検出レバー81,8
2が配置されている。これら両カード検出レバー
81,82はそれぞれシヤーシ30上に取付けら
れた支持板83,84上に支点軸85,86を介
して回動自在に取付けられている。そしてこれら
の先端81a,82aは前記両切欠部35,36
部分で両キヤプスタン37,39のセンター近傍
部分に、各ガード走行溝6,7の巾内に挿入され
た状態で配置されている。またこれら両カード検
出レバー81,82の一側部で両支持板83,8
4には一対のカード検出スイツチ88,89が取
付けられている。この際これら両カード検出スイ
ツチ88,89はマイクロスイツチにて構成され
ていて、これらのアクチユエータ88a,89a
が両カード検出レバー81,82を押し、これら
両レバー81,82がそれぞれ支点軸85,86
を中心に第2図で反時計方向に回動附勢されてい
る。なお両支持板83,84に設けられた孔9
1,92内に挿入された両カード検出レバー8
1,82の突起93,94によつてこれら両カー
ド検出レバー81,82の上記反時計方向の回動
が制限されている。
また第6A図〜第6D図に示されるように両カ
ード走行溝6,7の溝巾W1が前記両切欠部3
5,36の両側部では小巾の溝巾W2に縮められ
ている。
また前記ガイドローラ41はシヤーシ30上に
支点軸96を介して回動自在に取付けられた支持
レバー97に枢着されている。そしてこの支持レ
バー97は戻しバネ98によつて第2図で反時計
方向に回動附勢され、その戻しバネ98のバネ力
によつてガイドローラ41が前記消去ヘツド42
に押圧されている。
また本装置においては前記再生ヘツド38によ
る再生トラツク巾に対して、前記録音ヘツド40
による録音トラツク巾を例えば2倍程度以上大き
く構成している。更にこの際録音トラツクの上部
側に偏倚した位置を再生するように、再生ヘツド
38及び録音ヘツド40のトラツク巾及び高さが
規定されている。
次に本装置の使用法を順次説明する。
〔マスターカード1による再生〕 この場合は先ず録音―再生切換スイツチつまみ
10を再生状態に切換える。なおこの場合ソース
切換スイツチつまみ10は何れの位置であつても
良く、また電源スイツチつまみ4は第2状態に切
換えられているものとする。
次に第6A図の如くマスターカード1を一方の
カード走行溝6内にその右側端から挿入し、第6
B図の如くそのマスターカード1の先端をゲート
72に当接する。この際そのカード挿入に伴つて
先ずそのマスターカード1の先端がカード検出レ
バー81の先端81aに接触してそれを押す為、
この検出レバー81が時計方向に回動されて、カ
ード検出スイツチ88のアクチユエータ88aが
押され、このスイツチ88がオン状態に切換えら
れる。これによりモータ49が作動開始され、モ
ータ49にてキヤプスタン37が時計方向に回転
駆動される。そしてマスターカード1の先端がゲ
ート72に当接されて、その挿入位置が規制され
た時、そのマスターカード1の先端はキヤプスタ
ン37と再生ヘツド38との間位置に達する。
そして所定時間経過後で、キヤプスタン37の
回転速度が所定の速度に立上つた時点で、先ずゲ
ート開駆動プランジヤー75に電気信号のトリガ
ー供給されて、その往復動杆76が戻しバネ79
に抗して引き込まれる。これにより変換リンク7
7を介してスライド杆74が第2図で上方側に摺
動されて、ゲート72がカード走行溝6の一側部
に抜き出されて、これが開かれる。
次にこれに引き続いてヘツド圧着プランジヤー
60に電気信号のトリガーが供給されて、その往
復動杆76が押し出される。これによりスライド
杆59が第4図で右方向に摺動されて、ストツパ
ー70に当接される。この結果ヘツド基板54が
ヘツド圧着バネ66を介して第2図で時計方向に
回動される。そして第6C図の如くヘツド圧着バ
ネ66のバネ力によつて再生ヘツド38がマスタ
ーカード1の磁気テープ1a部屋に圧着され、キ
ヤプスタン37と再生ヘツド38との間でマスタ
ーカード1が両側から弾性的に挾み込まれる。
するとその瞬間にキヤプスタン1の回転力にて
マスターカード1が移送されて、このマスターカ
ード1がカード走行溝6内をその左側に向けて一
定速度で走行される。そしてこのカード走行中に
マスターカード1に録音されている音声信号が再
生される。
なお第6D図の如くマスターカード1の後端が
キヤプスタン37と再生ヘツド38との間からそ
の左側に抜け出ることによつて、キヤプスタン3
7によるカード移送が停止されて、マスターカー
ド1が停止し、上記再生が終了する。そしてこれ
とほゞ同時にカード検出レバー81が当初の状態
に復動して、カード検出スイツチ88がオフ状態
に切換えられる。これによりモータ49が停止さ
れ、またゲート開駆動プランジヤー75に電気信
号のトリガーが供給されることによつて、その往
復動杆76が押し出されて、ゲート72が再びカ
ード走行溝6を横断する位置へ復動されて、これ
が閉じられる。
以上によりマスターカード1による一連の再生
動作が終了する。
なおこの場合は他方のカード検出スイツチ89
による制御動作が行われないように構成されてい
るので、マスターカード1又はスレーブカード2
を他方のカード走行溝7内に誤挿入したとして
も、このカード走行溝7内での前述したカード走
行動作は行われないように構成されている。
〔カードダービング〕
この場合は先ず録音―再生切換スイツチつまみ
10を録音状態に切換え、ソース切換スイツチつ
まみ11をカード位置に切換える。なお電源スイ
ツチつまみ9はオン状態に切換えられているもの
とする。
次に前述同様にマスターカード1を一方のカー
ド走行溝6内にその右側端から挿入して、その先
端をゲート72に当接する。またこれと同様にス
レーブカード2を他方のカード走行溝7内にやは
りその右側端から挿入して、その先端をゲート7
3に当接する。なおこの際カード挿入順序は上記
の逆であつても良い。
以上によりマスターカード1とスレーブカード
2とが共にスタート位置に規制(並べられる)さ
れる。そしてこれら両カード1,2を両カード検
出レバー81,82が共に検出して、両カード検
出スイツチ88,89が共にオン状態に切換えら
れることによつて、前述同様にモータ49が作動
を開始し、両キヤプスタン37,39が回転駆動
される。そしてこれに引き続いて前述同様にゲー
ト開駆動プランジヤー75が動作され、スライド
杆74によつて両ゲート72,73が共に開かれ
る。またこれに引き続いて前述同様にヘツド圧着
プランジヤー60が動作され、スライド杆59の
摺動に関連して両ヘツド基板54,56が第2図
で時計方向に回動されることによつて、前述同様
マスターカード1の磁気テープ1a部分に再生ヘ
ツド38が圧着されると同時に、スレーブカード
2の磁気テープ2a部分に録音ヘツド42とが圧
着される。なおこの際ガイドローラ41は消去ヘ
ツド42部分でスレーブカード2を支える。以上
により両カード1,2は両カード走行溝6,7内
を同時に走行されて、マスターカード1の録声信
号が再生されると同時に、その録音信号がその
まゝスレーブカード2に録音されて、いわゆるダ
ビングが行われる。なおこのダビングの終了に伴
い両カード1,2の走行は同時に停止する。
ところで上記ダビング時において、マスターカ
ード1には再生ヘツド38が接触されるだけであ
るが、スレーブカード2には録音ヘツド40と消
去ヘツド42との2つの磁気ヘツドが接触され
る。その上録音トラツク巾を再生トラツク巾の2
倍以上に設定しているので、マスターカード1に
対する再生ヘツド38の接触面積より、スレーブ
カード2に対する録音ヘツド40の接触面積の方
が大きい。
従つてカード走行時の走行負荷はスレーブカー
ド2側で大、マスターカード1側で小となる。こ
の為両キヤプスタン37,39の回転周速度を同
じに構成した場合には、両カード1,2の走行速
度に差が生じ、上記走行負荷の差相当分だけ、ス
レーブカード2に走行遅れを生じることになる。
なおこのようにスレーブカード2に走行遅れを生
じると、その分だけその磁気テープ2aの長さを
有効に使用出来なくなる。
しかるに本装置においては第2図に示されるよ
うに、両キヤプスタン37,39を1つのモータ
49で駆動するようにして、両キヤプスタン3
7,39の回転の同期を完全にとり、かつ両キヤ
プスタン37,39と減速軸46との間にベルト
48をほゞ二等辺三角形状に巻き掛けて、モータ
49から両キヤプスタン37,39への駆動力伝
達を均等に行うように構成し、更にまたこの状態
で例えばフライホイール45の直径をフライホイ
ール44の直径よりほゞ2%程度小さくして、キ
ヤプスタン39の回転周速度をキヤプスタン38
の回転周速度よりほゞ2%程度速くした。
従つて両キヤプスタン37,39によつて両カ
ード1,2に完全に同期した駆動力を常に均等に
伝達させ得る状態で、スレーブカード2側をマス
ターカード1側よりほゞ2%程度速く走行駆動す
ることが出来るので、前述した走行負荷によるス
レーブカード2側の走行遅れを効果的にキヤンセ
ルして、両カード1,2を実質的に同一速度で走
行させることが出来るように構成されている。
なおキヤプスタン39の回転周速度をキヤプス
タン37の回転周速度より速くなる方法として
は、例えば両フライホイール44,45の直径を
同じにし、両キヤプスタン39,37の直径に差
をもたせる方法もある。
また本装置においては前述したダビング時にお
いて、両ゲート72,73によつて両カード1,
2のスタート位置を規制した状態で、これら両カ
ード1,2を同時に走行開始させるように構成し
てよいので、このダビング時における再生、録音
の頭出しを常に正確に行うことが出来るように構
成されている。
〔スレーブカード2による録音及び再生〕 この場合は先ず録音―再生切換スイツチつまみ
10を録音状態に切換え、ソース切換スイツチつ
まみ11を録音すべきソースに合せてマイクロホ
ン位置又はライン位置の何れかに切換える。なお
電源スイツチつまみ9はオン状態に切換えられて
いるものとする。
次に前述同様にスレーブカード2を他方のカー
ド走行溝7内に挿入する。これにより前述同様に
スレーブカード2が他方のカード走行溝7内を走
行されてマイクロホン又はラインからの録音がな
される。
なおこの場合は上記録音後に、その録音済みの
スレーブカード2を一方のカード走行溝6内に前
述同様に挿入すると、そのスレーブカード2はこ
のカード走行溝6内で前述同様に走行されて、そ
のスレーブカード2の音声信号を直ちに再生する
ことが出来るようになつている。
ところで本装置においては各カード走行溝6,
7内でのカード走行時に、各カード1,2の下端
縁を自重にて各カード走行溝6,7の水平基準面
33,34に接触させて走行させることにより、
各カード1,2の磁気テープ1a,2a部分に対
する再生トラツク及び録音トラツクの高さを規制
している。従つて各カード1,2の走行時に、こ
れらの下端縁が各水平基準面33,34から浮き
上がるような、いわゆるカード浮きが生じた場合
には、上記再生トラツク及び録音トラツクの高さ
に変動が生じないことになる。
しかるに本装置においては、再生ヘツド38に
よる再生トラツク巾に対して、録音ヘツド40に
よる録音トラツク巾を例えば2倍程度以上大きく
構成し、かつ録音トラツクの上部側に偏倚した位
置を再生するように、再生ヘツド38及び録音ヘ
ツド40のトラツク巾及び高さを規定している。
従つて前述したスレーブカード2による録音時
及び再生時において前記カード浮きによる変動が
生じたとしても、再生ヘツド38は常に録音トラ
ツク巾内を正確に走査することが出来るように構
成されている。
ところで以上述べたダビング機では、例えばダ
ビング時にマスターカー1を録音側のカード走行
溝7内に誤挿入するようなことがあると、消去ヘ
ツド42によつてそのマスターカード1の磁気テ
ープ1a部分に予め録音されている音声信号を誤
消去してしまうことになる。
しかるに本実施例においては第3図に示される
ように、再生用のカード走行溝6に対して後方側
に配された録音側のカード走行溝7を段差h1によ
つて、再生側のカード走行溝6より高く構成し
た。なお両カード走行溝6,7の溝深さh2は互に
等しいから、両カード走行溝6,7内に挿入され
た磁気カードの上面パネル5の上方への突出量h3
は互に等しい。
従つて本実施例はこのように構成したので、前
述したダビング時に、録音側のカード走行溝7内
にマスターカード1を誤挿入したような場合に
は、前記段差h1によりその後方側に誤挿入された
マスターカード1を操作者が容易に発見(直視)
することができて、前記誤消去を未然に防止する
ことが出来る。即ち前述したようにマスターカー
ド1には予め絵、文字等が印刷されているが、ス
レーブカード2は通常無地である。従つてこれら
のカードの違いを前記段差によつて操作者が容易
に見分けることが出来るのである。
なお両カード走行溝6,7に段差h1を設ける方
法として、シヤーシ30を例えばZ形に加工する
ことも考えられるが、そうした場合には、シヤー
シ30の加工工数が増え、コスト高になつたり、
シヤーシ30の上部空間の有効利用が出来なくな
つて、スペースフアクターが悪くなる。
しかるに本発明では、シヤーシ30を水平に
し、両カード走行ガイド31,32によつて前記
段差h1を設けるように構成したので、シヤーシ3
0の加工が容易で、低コストであるばかりか、シ
ヤーシ30の上部に大きな空間を作り得て、スペ
ースフアクターが非常に良い。そして本実施例で
は、モータ49を水平なシヤーシ30上で、両カ
ーード走行ガイド31,32の間の空間を有効に
利用して配置している。
次に以上述べたダビング機に使用される両カー
ド1,2には反り、曲り等が著しく、その反り、
曲り等がカード走行に著しく悪影響を及ぼし、そ
の走行時におけるワウ・フラツターが非常に大き
なものになつている。また前記反り、曲り等は磁
気テープ1a,2aに対する磁気ヘツド38,4
0,42に対する磁気ヘツド38,40,42の
当り(接触)にも著しく悪影響を及ぼしている。
従つて例えばテープレコーダ等に比べて再生又は
記録精度が非常に低いものとなり易い。特にダビ
ング機では前記ワウ・フラツターが問題となり、
正確なダビングを行えない。
しかるに本発明においては第6A図〜第6D図
に示されるように、カード走行溝6,7の溝巾
W1を、キヤプスタン及び磁気ヘツドの両側で小
巾の溝巾W2に実質的に狭く構成した。
従つて本発明はこのように構成したので、両カ
ード1,2の走行時に、両カード走行溝6,7の
キヤプスタン及び磁気ヘツドの両側に設けられた
小巾の溝巾W2部分間で、両カード1,2の反
り、曲り等を矯正させるようにして、両カード
1,2を両カード走行溝6,7内に沿つて走行さ
せることが出来る。これによりカード走行時にお
けるワウ・フラツターを極力小さくすることが出
来て、両カード1,2の走行を極めて安定させる
ことが出来る。そしてまた両カード1,2の磁気
テープ1a,2aに対する磁気ヘツド38,4
0,42の当りをも良くすることが出来る。この
結果再生、記録の精度を著しく向上させることが
出来て、常に正確なダビングを行える。なおキヤ
プスタン及び磁気ヘツドの両側近傍部分を除い
て、両カード走行溝6,7の溝巾W1は大きいか
ら、両カード1,2に及ぼす走行負荷は小さい。
従つて両カード1,2の走行駆動に要するトルク
は小さくて済み、モータ49は小型なもので良
い。
次に上述した各使用法における動作を自動的に
行わせるための、システムコントロール回路(以
下単にシスコンと称する)の実施例を第7図につ
いて説明する。
本実施例によるシスコンは主として次の動作を
行わせるものである。
(1) 走行溝6,7の一方にカードが挿入される
と、カード検出スイツチ88,89の一方が閉
ざされてモータ49が駆動される。モータ49
の立上り時間(例えば0.8秒)の経過後、プラ
ンジヤ75が動作されてゲート72,73が開
く。次に所定時間(例えば0.3秒、スイツチ8
8,89が閉ざされてからは0.8+0.3=1.1秒)
経過後、プランジヤ60が動作されてヘツド基
板54,56が移動して、ヘツド38,40の
一方がキヤプスタン37,39の一方にカード
を介して圧着する。これによりカードが走行し
て、記録又は再生が行われる。カードがキヤプ
スタンとヘツドとの間を脱けると、スイツチ8
8,89の一方が用いてモータ49が停止する
と共に、プランジヤ60,75が再び動作し
て、ヘツド基板及びゲートが元の位置に復帰す
る。
(2) ダビングを行うときは、走行溝6,7の両方
にカード1,2が挿入されて、スイツチ88,
89の両方が閉ざされた状態で、ゲート72,
73の両方が開かれることにより、カード1,
2が同時に走行を開始する。
(3) 外部からの信号をリモートコントロールで記
録するときは、ジヤツク20にリモコンスイツ
チのプラグを挿し込むことにより行われる。
次に第7図の主な回路構成を述べる。
この回路の電源は例えば6Vの電池100から
得るようにしている。カード挿入検出回路101
は、主としてトランジスタQ1,Q2、スイツチ8
8,89、スイツチ10,11及びダイオード1
02,103等で構成されている。スイツチ10
は第1図の録音―再生切換えつまみ10のスイツ
チであり、スイツチ11は第1図のソース切換え
つまみ1のスイツチである。この検出回路101
の検出信号はダイオード102,103の接続点
からトランジスタQ3のコレクタに加えられるよ
うに成されている。このトランジスタQ3はリモ
ートコントロール切換え用のスイツチングトラン
ジスタである。ジヤツク20には、リモコンスイ
ツチ104が設けられた例えばマイクロホンのプ
ラグが挿し込まれる。このジヤツク20は上記プ
ラグが挿し込まれないときは、その接点20aと
20bとが接していて、トランジスタQ3をオフ
にしているが、プラグが挿し込まれると、接点2
0aと20bとが離れてトランジスタQ3をオン
するように成されている。そしてこのオン状態で
スイツチ104を閉ざすとトランジスタQ3がオ
フとなるように成されている。プランジヤ60,
75は自己保持型のものが用いられている。この
型のものでは、その往復動杆をバネにより突出方
向に付勢すると共に、この往復動杆61,76
(第2図参照)を内部に設けたマグネツトにより
上記バネに抗して吸着するようにしている。例え
ば初めの状態で往復動杆をマグネツトで引き込ん
でおき、この状態でコイルに例えば0.1秒間のト
リガー電流を加えると、これによつて発生した磁
力により往復動杆が上記マグネツトから引き離さ
れて上記バネにより突出される。またこの状態で
コイルに上記と逆相のトリガー電流を加えると、
これによつて発生した磁力により、往復動杆がバ
ネに抗して引き込まれ、再びマグネツトに吸着さ
れる。このようなプランジヤを用いれば動作時に
極く短時間トリガー電流を流すだけでよいので、
電池100を長持させることができる。尚、プラ
ンジヤ75は初め状態は往復動杆76は突出して
おり、プランジヤ60は、初めの状態は往復動杆
61は引き込まれている。これらのプランジヤ6
0,75にトリガー電流を加えるためにトランジ
スタQ8〜Q11が設けられている。
トランジスタQ8,Q9はヘツド基板駆動回路1
05により動作され、この駆動回路105はトラ
ンジスタQ4,Q5及びQ7の動作に基いて駆動され
るように成されている。トランジスタQ5のコレ
クタには、前述の1.1秒の時定数を得るための抵
抗106及びコンデンサ107から成る遅延回路
108が接続されている。またトランジスタ
Q10,Q11はゲート駆動回路109で動作され、
この駆動回路109はトランジスタQ6で動作さ
れるように成されている。このトランジスタQ6
のコレクタには前述の0.8秒の時定数を得るため
の抵抗110及びコンデンサ111から成る遅延
回路112が接続されている。
モータ49はトランジスタQ14により駆動さ
れ、このトランジスタQ14のベーースにはサーボ
回路113から制御電圧が加えられるように成さ
れている。このモータ49の回転速度はFG(周
波数発電機)114で検出され、サーボ回路11
3がこの検出出力に応じた大きさの制御電圧を出
力することによつて、モータ49の速度が一定に
制御されるように成されている。またトランジス
タQ14はトランジスタQ12,Q13によつてオン・オ
フ制御が成され、トランジスタQ12は検出回路1
01の検出信号によつて動作されるように成され
ている。
次に上記構成による動作を使用モード別に述べ
る。
〔再生モード〕
スイツチ10はPB側に閉ざされる。スイツチ
11はCARD,MIC,LINEの何れの位置でもよ
い。この状態で走行溝6にマスターカード1また
は録音済みのスレーブカード2が挿入されると、
スイツチ88が閉ざされる。これによつてトラン
ジスタQ1がオフになり、そのコレクタ電圧が上
昇する。このときジヤツク20の接点20aと2
0bとが接しているためトランジスタQ3はオフ
となつている。従つて上記コレクタ電圧はダイオ
ード102から抵抗115を通じてトランジスタ
Q12に加えられ、このトランジスタQ12がオンと
なる。これによつてトランジスタQ13がオフとな
り、サーボ回路113からの制御電圧がトランジ
スタQ14に加えられて、モータ49が駆動され、
さらにキヤプスタン37,39が回転される。こ
れと共に、上記コレクタ電圧はトランジスタQ4
に加えられて、このトランジスタQ4がオンとな
る。この結果トランジスタQ5がオンからオフに
なると共に、コンデンサ107,111がトラン
ジスタQ4を通じて瞬時に放電し、このため,
点の電位が急激に下降する。コンデンサ10
7,111は放電後直ちに夫々抵抗106,11
0を通じて上記放電前の充電状態とは逆極性で充
電され始め、,点の電位は上昇して行く。そ
して先ず0.8秒を経た時点で、点の電位が充分
上昇してトランジスタQ6がオンとなる。これに
よつてゲート駆動回路109が動作され、その出
力によつてトランジスタQ10がオン、トランジス
タQ11がオフとなる。上記トランジスタQ10のオ
ンによつてプランジヤ75にコンデンサ116を
通じて例えば0.1秒間トリガー電流I1が流れる。
これによつてゲート72,73が開かれる。次に
この時点からさらに0.3秒が経過するとの電圧
が充分に上昇してトランジスタQ7がオンとな
る。これによつてヘツド基板駆動回路105が動
作され、その出力によつてトランジスタQ8がオ
ン、トランジスタQ9がオフとなる。そしてトラ
ンジスタQ8のオンによつてプランジヤ60にコ
ンデンサ118を介してトリガー電流I2が流れ、
これによつてヘツド基板54,56が移動し、再
生ヘツド38がカードを介してキヤプスタン37
に圧着され、カードが走行を開始して再生が行わ
れる。再生が終了してカードがキヤプスタン37
と再生ヘツド38との間を脱け出すと、スイツチ
88が開かれる。これによつてトランジスタ
Q1,Q4〜Q14は全て状態が反転する。即ち、トラ
ンジスタQ13がオンとなることによりトランジス
タQ14がオフとなつてモータ49が停止する。ま
たトランジスタQ9及びQ11がオンとなることによ
つて、コンデンサ116,118が放電してプラ
ンジヤ60,75には夫々前記I1,I2とは逆方向
の上記放電によるトリガー電流I′1,I′2が流れ、
これによつてゲート72,73及びヘツド基板5
4,56が元の位置に復帰する。
上述した再生モード即ちスイツチ10がPB側
に閉ざされている時に、誤つて録音側の走行溝7
にカードが挿入された場合は、スイツチ89が閉
ざされるが、トランジスタQ2のコレクタがスイ
ツチ10によりアースに落されているので、トラ
ンジスタQ4,Q12はオンにはならず誤動作が防止
される。またトランジスタQ5は、スイツチ8
8,89が閉ざされているときにオン状態とされ
ることによつて、コンデンサ107,110を予
め充電するために設けられるものである。このた
めにこのトランジスタQ5のコレクタと点とか
逆流防止ダイオード117により接続されてい
る。
〔録音モード〕
スイツチ10がREC側に閉ざされると共にス
イツチ11をMIC又はLINE接点に閉ざす。この
状態で走行溝7にスレーブカード2を挿入すると
スイツチ89が閉ざされる。これによつてトラン
ジスタQ2がオフとなつて、そのコレクタ電圧が
上昇する。この電圧はダイオード103を通じて
トランジスタQ4,Q12に加えられてこれらのトラ
ンジスタQ4,Q12をオンにする。この結果上記再
生モードについて既述したのと同様の動作が行わ
れる。即ち先ずモータ49が駆動され、その0.8
秒後にプランジヤ75にトリガー電流I1が流れ
て、ゲート72,73が開かれ、次に0.3秒後に
プランジヤ60にトリガー電流I2が流れてヘツド
基板54,56が移動される。これによつて録音
ヘツド40がカード2を介してキヤプスタン39
に圧着され、カードが走行を開始する。そしてマ
イクロホン又は他のソースからの録音が行われ
る。録音が終了してカードがキヤプスタン39と
ヘツド40との間を脱け出すとスイツチ89が開
かれ、トランジスタQ2,Q4〜Q14が全て反転して
元の状態に復帰する。この元の状態において、走
行溝7からカード2を抜いて、走行溝6に挿入す
ると、スイツチ88が閉ざされてトランジスタ
Q1がオフとなる。これによつて再生モードと同
じ動作が成され、上述した録音モードで録音され
た内容が再生され、録音が正しく行われたか否か
を確認することができる。従つてスイツチ11が
CARDの位置以外にあるときは、スイツチ10の
切換え如何に抱らず実質的に再生モードが設定さ
れることになる。
〔ダビングモード〕
スイツチ11をCARDの位置に切換えると共
に、スイツチ10をREC側に閉ざす。これによ
つてトランジスタQ1,Q2の各コレクタは直接接
続される。この状態で走行溝6にマスターカード
1を挿入すると共に、走行溝7にスレーブカード
2を挿入する。これによつてスイツチ88,89
が共に閉ざされて、トランジスタQ1,Q2が共に
オフとなつて、それらのコレクタ電圧が上昇す
る。この電圧はダイオード102,103の中点
からトランジスタQ4,Q12に加えられて、これら
をオンと成し、この結果前述と同様の動作が行わ
れる。即ち、モータ49が駆動されてキヤプスタ
ン37,39が回転し、次にヘツド基板54,5
6が移動すると、再生ヘツド38及び録音ヘツド
40が夫々カード2及び1を介してキヤプスタン
39,37に圧着する。次にゲート72,73が
同時に開かれて、カード1,2が同時に走行を開
始し、ダビングが行われる。そしてカード1から
再生された信号が録音ヘツド40を介してカード
2に記録される。このダビングモードでは、走行
溝6,7の両方にカードが挿入されて、トランジ
スタQ1,Q2の両方がオフにならない限りカード
は走行できないようにしている。
〔リモートコントロールの場合〕
例えばリモコンスイツチ104が設けられたマ
イクロホンを使つて録音を行う場合は、スイツチ
10をREC側に閉ざし、スイツチ11をMICの
位置に切換える。次にマイクロホンのコードのプ
ラグをジヤツク20に挿し込む。これによつて接
点20aと20bとが離れるため、トランジスタ
Q3がオンとなる。次に走行溝7にスレーブカー
ド2を挿入すると、スイツチ89が閉ざされて、
トランジスタQ1がオフとなり、コレクタ電圧が
上昇するが、トランジスタQ3がオンとなつてい
るために、トランジスタQ4,Q12はオンになら
ず、待機状態となる。この待機状態で所望のとき
にスイツチ104を閉ざすと、接点20aと20
bとが接続され、これによつてトランジスタQ3
がオフとなる。この結果上記コレクタ電圧によつ
てトランジスタQ4,Q12がオンとなつて録音が開
始される。尚、スイツチ104をマイクロホン以
外のリモコン装置に設けるようにすれば、スイツ
チ11がCARD及びLINEの位置にあるときにも
リモートコントロールにより録音を行うことがで
き、さらに再生時にもリモートコントロールを行
うことができる。
本発明は、磁気カードの再生用走行溝と、記録
用走行溝と、これらの走行溝の所定位置に夫々挿
入された磁気カードの一端部が当接され、且つ上
記二つの走行溝を開閉するためのゲート部材と、
上記所定位置に磁気カードが夫々挿入されたこと
を検出する検出手段とを設け、上記検出手段の検
出信号に基いて、上記ゲート部材を開くと共に上
記磁気カードを同時に走行させ、上記再生用走行
溝に配された再生ヘツドで一方の磁気カードから
再生された信号を、上記記録用走行溝に配された
記録ヘツドで他方の磁気カードに記録するように
したことを特徴とする磁気カード装置に係るもの
である。
従つて本発明によれば、カードレコーダの使用
者側で磁気カードのダビングを行うことができる
ようになる。またゲート部材を設けて、これに2
枚の磁気カードを当接させて位置規制が成された
状態からスタートさせるようにしているので、2
枚の磁気カードの走行差がなく、従つて信号が一
部欠除して記録されたりするようなことがなく、
正確なダビングを行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1〜6D図は本発明の実施例を示すもので、
第1図は全体の外観斜視図、第2図は内部機構の
平面図、第3図は第2図の―線断面図、第4
図は第2図の―線断面図、第5図は第2図の
―線断面図、第6A図は磁気カード挿入前の
状態を示す平面図、第6B図は磁気カードがゲー
トに当る状態を示す平面図、第6C図は磁気カー
ドが走行中の状態を示す平面図、第6D図は動作
終了時の状態を示す平面図、第7図はシステムコ
ントロール回路の実施例を示す回路図である。 なお図面に用いられている符号において、1…
…マスターカード、2……スレーブカード、6…
…再生用のカード走行溝、7……録音用のカード
走行溝、37,39……キヤプスタン、38……
再生ヘツド、40……録音ヘツド、72,73…
…ゲート、75……ゲート開駆動プランジヤー、
88,89……カード検出スイツチ、101……
カード挿入検出回路、109……ゲート駆動回路
である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 磁気カードの再生用走行溝と、記録用走行溝
    と、これらの走行溝の所定位置に夫々挿入された
    磁気カードの一端部が当接され、且つ上記二つの
    走行溝を開閉するためのゲート部材と、上記所定
    位置に磁気カードが夫々挿入されたことを検出す
    る検出手段とを設け、上記検出手段の検出信号に
    基いて、上記ゲート部材を開くと共に上記磁気カ
    ードを同時に走行させ、上記再生用走行溝に配さ
    れた再生ヘツドで一方の磁気カードから再生され
    た信号を、上記記録用走行溝に配された記録ヘツ
    ドで他方の磁気カードに記録するようにしたこと
    を特徴とする磁気カード装置。
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